JP2005218545A - 肩関節固定具 - Google Patents

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基行 堀井
Shunichi Kubo
俊一 久保
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正子 浅野
Michiko Goto
享子 後藤
Keiko Yuhara
恵子 湯原
Tsutomu Sakamoto
勉 坂本
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Abstract

【課題】 上腕の固定状態を保ったまま前腕を装具から着脱することができる肩関節固定具を提供することを課題とする。
【解決手段】 肩あるいは頸に掛けて使用する胸当て部材1の下方に、片腕の前腕を挿通するための筒状の前腕収納部2が開閉可能に設けられているものであって、胸当て部材1には、前記片腕の上腕25を体幹26に固定するための固定ベルト5が取り付られていることを特徴とする、肩関節固定具。また、胸当て部材1には、前腕収納部2を胸当て部材1の上方に吊り上げて固定することができる固定手段3が、吊上状態を調節できる構成で取り付けられていてもよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、外傷や手術などによって肩の関節を固定する必要が生じた際に用いる、肩関節固定具に関するものである。
従来の、肩関節を固定する装具として、例えば特許文献1に記載の肩関節固定具、特許文献2に記載の肩関節固定装具が知られている。
特許文献1に記載の肩関節固定具は、患部側の腕を収納するためのL字状で上縁から一側縁まで開放口を有する袋状のアームホルダーと、該アームホルダーを首に吊り下げるための2本のスリング及び該スリングと固定リングを介して連結されたアームホルダーを胴体に固定するための横固定帯の2つの主な部品にて構成されている。この肩関節固定具の構成によれば、確実に腕の関節を90度に屈曲させた状態に保持することができると共に横固定帯により腕をしっかりと胴体に固定することができる。そのため、整復後の腕の固定に優れる。
また、特許文献2においては、上腕ベルトにより腋の下に挟まれた状態で固定される腋下パッドと、腋の下に前記腋下パッドを固定した状態の上腕を体躯に固定する胸ベルトと、を備えてなることを特徴とする肩関節固定装具であって、前記胸ベルトには、上肢を屈曲した状態で吊り下げることができる前腕吊りベルト、該前腕吊りベルトを体躯に接触させて固定するための前腕固定ベルトが一体または着脱自在に備えられている肩関節固定装具が開示されている。この肩関節固定装具の構成によれば、肩外転角を10〜20゜の範囲内に保持した状態で肩関節を固定することができるとともに、前腕吊りベルトによって肘屈曲角90゜にて上腕を保持することができ、さらに前腕固定ベルトで、前腕を体躯と接触させた状態で確実に固定することができる。
しかしながら、上記した特許文献1の肩関節固定具、および特許文献2の肩関節固定装具は、上腕を体幹に固定したままの状態で前腕の固定・解放を行うことができない。従って、前腕を動す際には上腕も動き、上腕が動くことにより必然的に肩関節にも動きが生じる。そのため、前腕を装具から着脱するに際に、肩関節の固定状態を保つことが困難であるという問題がある。
特開平9−299390号公報 実登3035558号公報
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決するべく、上腕の固定状態を保ったまま前腕を装具から着脱することができ、肩関節の固定をより完全に保つことができる肩関節固定具を提供することを課題とする。
本発明の前記課題は、肩あるいは頸に掛けて使用する胸当て部材の下方部に、片腕の前腕を挿通するための筒状の前腕収納部が開閉可能に設けられているものであって、前記胸当て部材には、前記片腕の上腕を体幹に固定するための固定ベルトが取り付られていることを特徴とする肩関節固定具により解決される。
また、前記胸当て部材には、前腕収納部を胸当て部材の上方に吊り上げて固定することができる固定手段が、吊上状態を調節できる構成で取付けられていることが好ましい。
前記筒状の前腕収納部は、胸当て部材の下方のシートを上方に折り曲げて、開閉可能に形成することによっても設けることができる。
前記シートは、通気性を有するものであることが好ましい。
前記固定手段は、胸当て部材の背面に一端が固着された帯状部材によって前腕収納部を抱え込み、その状態で該帯状部材の他端側を胸当て部材の上方に固定する構成とすることも可能である。
前記帯状部材の表面の少なくとも一部と、胸当て部材の表面の少なくとも一部が面ファスナで構成されており、該面ファスナを接合させることによって前腕収納部を吊り上げた状態に支えることができるとともに、帯状部材と胸当て部材の少なくとも一方の接合箇所を変更することによって吊上状態を調節できるように構成することも可能である。
前記固定ベルトは、体幹と前記上腕とを一体に巻いてその周長を調節することによって前記上腕を体幹に固定できるよう構成することも可能である。
前記胸当て部材を肩あるいは頸に掛けるための構成と、前記固定ベルトとを、胸当て部材から着脱可能に形成することも可能である。
前記胸当て部材を肩に掛けるための構成は、装着した際に背中で交差するように胸当て部材に両端が連結されている2本の肩バンドとすることも可能である。
本発明に係る肩関節固定具は、肩あるいは頸に掛けて使用する胸当て部材の下方部に、片腕の前腕を挿通するための筒状の前腕収納部が開閉可能に設けられているものであって、前記胸当て部材には、前記片腕の上腕を体幹に固定するための固定ベルトが取り付られている構成となっているため、前腕と上腕を支持して肩関節を確実に固定することができるとともに、上腕を体幹に固定したままの状態で、前腕を装具から着脱することができる。
前記胸当て部材に、前腕収納部を胸当て部材の上方に吊り上げて固定することができる固定手段を、吊上状態を調節できる構成で取り付けることにより、上腕を体幹に固定したままの状態で、前腕の吊上角度を調節することができる。
前記筒状の前腕収納部を、胸当て部材の下方のシート部を上方に折り曲げて、開閉可能に形成したものとすることにより、前腕収納部を胸当て部材に容易に形成することができる。また、前記シートとして通気性を有するものを用いることにより、前腕収納部の通気性を確保することができる。
前記固定手段を、胸当て部材の背面に一端が固着された帯状部材によって前腕収納部を抱え込み、抱え込んだ状態で該帯状部材の他端側を胸当て部材の上方に固定する構成とすることにより、使用者自身の手で容易に前腕の吊上角度を調節することができる。さらに、帯状部材の表面の少なくとも一部と、前記胸当て部材の表面の少なくとも一部を面ファスナで構成することにより、該面ファスナを接合させることによって前腕収納部を吊り上げた状態に支えることができるとともに、帯状部材と胸当て部材の少なくとも一方の接合箇所を変更することによって吊上状態を調節することができる。
固定ベルトを、体幹と前記上腕とを一体に巻いてその周長を調節することによって上腕を体幹に固定する構成のものとすることにより、上腕を容易かつ確実に体幹に固定することができるとともに、左右どちらの腕にも対応することができる。
胸当て部材を肩あるいは頸に掛けるための構成と固定ベルトとを、胸当て部材から着脱可能に形成することにより、手術後の患者など動きが制限される状態にある者にも負担をかけずに装着させることができる。
胸当て部材を肩に掛けるための構成を、装着した際に背中で交差するように胸当て部材に両端が連結されている2本の肩バンドとすることにより、装着した際にずれにくく、且つ通気性に優れた肩関節固定具とすることができる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、胸当て部材から肩バンドと固定ベルトを着脱可能に形成した本発明に係る肩関節固定具の一実施形態を示す図であって、一部連結した状態を示す展開図である。胸当て部材については正面側が、肩バンド・固定ベルトについては装着した際に背面にくる側が示されている。図2は、図1に示す肩関節固定具の分離図である。Aは胸当て部材の背面図であり、Bは肩バンドと固定ベルトを組み合わせた図であって、装着した際に正面を向く側(体幹と接触する側)を示す図である。
図に示すように、本発明に係る肩関節固定具は、胸当て部材1を有し、該胸当て部材1の下方部には前腕収納部2が設けられている。また、固定手段を構成する帯状部材3が、胸当て部材1の中央を縦断する位置に設けられている。さらに、本発明に係る肩関節固定具は、該胸当て部材1を肩に掛けて上半身に装着するための肩バンド4を有し、上腕を体幹に固定するための固定ベルト5を備えている。
胸当て部材1の上方部分(前腕収納部2より上側部分)は、丈夫で通気性のあるメッシュ素材の布地で形成されている。また、前腕の重みで伸びたりたるんだりしないよう、布地を2枚重ねし、その間に合成樹脂製の芯材を挟んで補強している。さらに、帯状部材3を掛けやすいように、上端部の中央がゆるやかなV字状となるように形成され、上端部全体がバイアステープで補強されている。
前腕収納部2は、胸当て部材1の下方のシート6を上方に折り曲げて筒状の形状とし、上部にスライドファスナ7を設けて開閉可能に形成されている。シート6は、前記胸当て部材の上方部分の布地の下端部に固着されている。シート6には、メッシュ素材の一種であり、通気性に優れ、柔らかい感触を持つラッセル地を用いている。前腕収納部2は、約30cmの幅で形成されているため、前腕の肘付近から指の中ほどまでを覆うことができる。また、胸当て部材1の上方部分と前腕収納部2とを同じ幅で形成しているため、ベストに近い外観になり、治療用の装具であることを意識させないものとなっている。
本実施例では、固定手段を構成するものとして、帯状部材3が設けられている。該帯状部材3は、胸当て部材1の背面に一端が固着されており(図2A参照)、胸当て部材1に接する側の面全体が面ファスナのループ面で構成されている。一方、胸当て部材1の上端中央部には、正面から背面に渡って面ファスナのフック面8が設けられている。また、固定ベルト5にも、胸当て部材1の正面中央に位置する部分に面ファスナのフック面9が設けられている。この構成によれば、帯状部材3によって前腕収納部2を抱え込み、前腕収納部2を胸当て部材1の上方に吊り上げ、該帯状部材3のループ面と胸当て部材のフック面8・固定ベルトのフック面9を接合して吊上状態に固定することができる。帯状部材3の先端部を、胸当て部材1の上端を越えたところで折り曲げて、胸当て部材1の背面側でさらにフック面8に固定することができるため、確実に固定が可能であり、且つ余った帯状部材が邪魔にならない。また、面ファスナ部9と接合するため、帯状部材3がたるむのを防止することができる。
さらに、帯状部材3は、片面の全体がループ面となっているため、前腕の吊上角度を調節しながら任意の位置で胸当て部材1に固定することができる。帯状部材3は胸当て部材1の中央付近を縦断する位置に取り付けられているため、肩関節固定具を使用した際には、手首位置で前腕を吊り上げることができる。
固定ベルト5は胸当て部材1に取り付けることができる。本実施例においては、胸当て部材1と固定ベルト5のそれぞれに大きめのホック10・11を設け、これを嵌合して胸当て部材1に取り付ける構成をとる。また、固定ベルト5は、一般にワンタッチバックルと呼ばれる係脱自在な連結具12により、分断・接続が可能であり、さらにアジャスター13により長さの調節が可能である。本実施例の固定ベルト5は、体幹と上腕とを一体に巻いて、アジャスター13によりその周長を調節する構成をとる。そのため、確実に上腕を体幹に固定することができるとともに、左右どちらの腕にも対応することができる。
本発明の肩関節固定具は、肩に掛けて使用する。本実施例では、胸当て部材1に両端が連結された2本の肩バンド4によって、胸当て部材1を肩に掛ける構成をとる。また、使用時に胸当て部材1を確実に固定してずれないようするため、2本のバンドが背中で交差する構成をとり、交差点14でバンドを固着している。
さらにまた、肩への負担を軽減するための肩当て15と、装着具合を調節するためのアジャスター16を設けている。
本実施例においては、胸当て部材1の上端側の左右2箇所と、各肩バンド4の上端20とを、一般にワンタッチバックルと呼ばれる係脱自在な連結具17・18により着脱可能としている。また、胸当て部材1の下方部の左右2箇所に、一般に平カンと呼ばれるリング状の取付け具19を設ける一方、各肩バンド4の下方側に面ファスナのフック面22とループ面23をそれぞれ設けている。従って、図1に示すように、肩バンド4の下端21を、リング19に通して面ファスナのフック面22とループ面23を接合させることにより、肩バンド4の下端側を胸当て部材1の下方に取り付けることができる。さらにこの構成により、面ファスナの接合箇所を変えることにより肩バンド4の長さの調節も可能である。また、図1に示すように、固定ベルト5を挟んで面ファスナ22・23を接合することにより、固定ベルト5と連結することも可能である。
次に、本実施例の肩関節固定具を横たわった状態の患者に装着する方法を説明する。
まず、図2(B)に示すように、肩バンド4と固定ベルト5を組み合わせる。次に、図3に示すように、この上に背中が来るように患者を寝かせ、前腕収納部を完全に開けた胸当て部材1を患者の胸に当てる。固定する側の前腕24を、前腕収納部のシート6上に置き、シート6を上方に折り曲げてスライドファスナ7を閉じ、前腕24を収納部2(図中、仮想線で示す)に収める。前述したように、肩バンド4の下端部21をリング19に通して折り曲げ、固定ベルト5を挟んだ状態で面ファスナ22・23を接合して、固定ベルト5と肩バンド4、肩バンド4と胸当て部材1をそれぞれ結合する。また、胸当て部材上端側の連結具17と肩バンド上端の連結具18を連結する。
次に、固定ベルト5で固定する側の上腕25と体幹とを一体に巻き、両端を連結具12で接続する。また、ホック10・11を嵌合して固定ベルト5を胸当て部材1に取り付ける。アジャスター13で固定ベルト5の周長を調節し、上腕25を体幹に接触させた状態でしっかりと固定する。
その後、帯状部材3で前腕収納部2を抱え込み、前腕収納部2を胸当て部材1の上方に引き上げる。固定ベルト5に設けられた面ファスナ9に、帯状部材3の面ファスナを任意の位置で接合し、帯状部材3の先端部を、胸当て部材1の上端を越えたところで折り曲げて、胸当て部材1の正面・背面側で面ファスナ8としっかり接合させる。これにより患者に固定具を装着することができる。
図4に、肩関節固定具を装着した状態の正面図を、図5に、同背面図を示す。
固定具を装着した患者は、帯状部材3の引き加減により、前腕24の吊上角度を自ら調節することができる。また、帯状部材3をはずしてスライドファスナ7を開くことにより、前腕を前腕収納部2から解放することができる。このいずれの際においても、上腕25を動したり装具をはずしたりする必要はない。上腕を体幹にしっかりと固定したまま前腕を動かすことができるため、前腕の状態を変えるにあたって肩関節に負担がかからず、患者の治療をより効果的に行うことができる。また、前腕を収納部2に収める際にも、収納部2の筒口から腕を通す必要がなく、肘を屈曲させた状態のまま収めることができる。従って前腕を収納部2に収める際にも肩関節を不要に動かす必要がない。
なお、上体を起こした患者に本実施例の肩関節固定具を装着する際には、胸当て部材1を上端側だけ肩バンド4に連結させ、頸を通して上体に着ければよい。その後、上記と同様にして前腕24を収納部2に収め、肩バンド4の下端部21をリング19に通して引っ張り、上体への着け具合を調節しながら、面ファスナを接合して仮止めする。固定ベルト5を胸当て部材1に取り付け、固定する側の上腕25と体幹26を一体に巻き、両端を連結する。肩バンド4の仮止めをはずし、固定ベルト5を挟んで肩バンドの面ファスナを再度接合する。固定ベルト5の周長を調節して上腕25を体幹26に接触させた状態でしっかりと固定する。また、肩バンド4の長さを調節して、肩関節固定具の上体への着け具合を調節する。その後、帯状部材3を引き上げて前腕24の吊上状態を調節しながら、適切な位置で帯状部材3を胸当て部材1に固定する。これにより患者に固定具を装着することができる。
前腕収納部は、前腕を確実に支えることができるよう、前腕の半分以上を覆う長さに形成することが好ましい。前腕収納部の開閉手段には、スライドファスナの他にも面ファスナ、ホック等公知のものを用いることができる。腕の重さに耐えるものであって、使用者自らが収納部を容易に開閉できる手段を用いることが好ましい。
固定ベルトは、前腕収納部に挿通した側の上腕を、体幹に固定することができるよう構成されたものであれば、どのような構成をとっても良い。左右どちらの腕にも対応することができるものが好ましい。装着を容易にするため、係脱自在な連結具を設けるなどして分断・接続が可能な構成とすることが好ましい。
本発明の肩関節固定具は、肩あるいは頸に掛けて使用するものである。よりしっかりと上体に装着できるよう、肩に掛ける構成とすることが好ましい。通気性に優れたものとするため、紐状の部材で肩や頸に掛ける構成をとることが好ましい。
肩バンドは、胸当て部材を安定に固定し、かつバンドが肩に食い込まないようにするため、幅広のものを用いることが好ましい。装着具合を調節できるよう、長さの調節ができるものとすることが好ましい。
また、装着時に固定ベルトを保持して、固定ベルトが下にずれないようにするため、固定ベルトに連結可能に形成することが好ましい。
固定手段は、使用者が自分で吊上状態を調節できる構成とすることが好ましい。また、吊上状態を微調節できるものが好ましい。前腕が抜け落ちないよう確実に固定する一方、手の自由度を保つことができるように、手首の位置で前腕を吊上げるものが好ましい。
図1は、本発明に係る肩関節固定具の一実施形態を示す図であって、肩関節固定具を一部連結した状態を示す展開図である。 図2は、図1に示す肩関節固定具の分解図であって、(A)は胸当て部材の背面図、(B)は肩バンドと固定ベルトを組み合わせた状態の正面図である。 図3は、図1に示す肩関節固定具を横たわった状態の患者に装着する図である。 図4は、図1に示す肩関節固定具の使用状態を示す正面図である。 図5は、図4の背面図である。
符号の説明
1 胸当て部材
2 前腕収納部
3 帯状部材
4 肩バンド
5 固定ベルト
6 シート
7 スライドファスナ
8 面ファスナ(胸当て部材の上端中央部)
9 面ファスナ(固定ベルトの正面部)
10 ホック(胸当て部材側)
11 ホック(固定ベルト側)
12 連結具(固定ベルト)
13 アジャスター(固定ベルト)
14 交差点
15 肩当て
16 アジャスター(肩バンド)
17 連結具(胸当て部材)
18 連結具(肩バンド)
19 リング
20 肩バンドの上端
21 肩バンドの下端
22 面ファスナのフック面(肩バンド)
23 面ファスナのループ面(肩バンド)
24 前腕
25 上腕
26 体幹

Claims (9)

  1. 肩あるいは頸に掛けて使用する胸当て部材の下方部に、片腕の前腕を挿通するための筒状の前腕収納部が開閉可能に設けられているものであって、前記胸当て部材には、前記片腕の上腕を体幹に固定するための固定ベルトが取り付られていることを特徴とする、肩関節固定具。
  2. 前記胸当て部材に、前記前腕収納部を前記胸当て部材の上方に吊り上げて固定することができる固定手段が、吊上状態を調節できる構成で取り付けられている、請求項1に記載の肩関節固定具。
  3. 前記筒状の前腕収納部が、前記胸当て部材の下方部のシートを上方に折り曲げて、開閉可能に形成されているものである、請求項1又は2記載の肩関節固定具。
  4. 前記シートが通気性を有するものである、請求項3に記載の肩関節固定具。
  5. 前記固定手段が、前記胸当て部材の背面に一端が固着された帯状部材によって前記前腕収納部を抱え込み、その状態で該帯状部材の他端側を前記胸当て部材の上方に固定するものである、請求項2〜4いずれか1項に記載の肩関節固定具。
  6. 前記帯状部材の表面の少なくとも一部と、前記胸当て部材の表面の少なくとも一部が面ファスナで構成されており、該面ファスナを接合させることによって前記前腕収納部を吊り上げた状態に支えることができるとともに、前記帯状部材と前記胸当て部材の少なくとも一方の接合箇所を変更することによって吊上状態を調節できるよう構成されている、請求項5記載の肩関節固定具。
  7. 前記固定ベルトは、体幹と前記上腕とを一体に巻いてその周長を調節することによって前記上腕を体幹に固定できるよう構成されているものである、 請求項1〜6いずれか1項に記載の肩関節固定具。
  8. 前記胸当て部材を肩あるいは頸に掛けるための構成と、前記固定ベルトとが、前記胸当て部材から着脱可能に形成されている、請求項1〜7いずれか1項に記載の肩関節固定具。
  9. 前記胸当て部材を肩に掛けるための構成が、装着した際に背中で交差するように前記胸当て部材に両端が連結されている2本の肩バンドである、請求項1〜8いずれか1項に記載の肩関節固定具。
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