JP2005218247A - インバータの駆動方法及びインバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 起動時に直流駆動期間を含んで同期モータ3を駆動するインバータ23の半導体スイッチ及び周辺回路の電力損失及び放射ノイズや伝導ノイズを減らすこと。
【解決手段】 直流駆動期間に、第1相の負極側の半導体スイッチ232と第2相の正極側の半導体スイッチ233を同時にオンさせる第1のスイッチパターンと、第1相の負極側の半導体スイッチ232と第3相の正極側の半導体スイッチ235を同時にオンさせる第2のスイッチパターンとを交互に繰り返すように半導体スイッチをオン,オフ制御する。これにより、インバータ23内の半導体スイッチ231〜236のスイッチング回数を低減し、半導体スイッチ及び周辺回路の電力損失を小さくし、三相負荷3の中性点Npの電位の変動幅を1/3まで低減し、放射ノイズや伝導ノイズを低減できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インバータの駆動方法及びインバータ装置に係り、特に同期モータを運転するに好適なインバータの駆動方法及びインバータ装置の改良に関する。
特許文献1には、同期機のインバータ制御において、その起動時に、同期機への電流の通流径路を固定する直流駆動期間を設けることが開示されている。この直流駆動期間をPWM制御で実現する場合には、通常、インバータ回路を構成する6個の半導体スイッチすべてをオン,オフ動作させ直流駆動するように制御している。
特許第2533472号公報(全体)
従来の直流駆動制御では、PWM周期で6個の半導体スイッチがスイッチング動作するため、インバータのスイッチング回数が多く、また、インバータの直流入力端子の電位を基準とした三相出力中性点の電位変動幅が大きいという課題がある。半導体スイッチのスイッチングは、半導体スイッチ及び周辺回路の電力損失を増大させ効率を低下させ、三相出力中性点の急峻な電圧変化は、伝導ノイズ及び放射ノイズの発信源となり、周辺回路の誤動作、上位との通信不通の発生、ラジオノイズの原因となる。
本発明の目的は、直流駆動期間において、半導体スイッチ及び周辺回路の電力損失を低減できるインバータの駆動方法及びインバータ装置を提供することである。
本発明の他の目的は、伝導ノイズや放射ノイズを減らすことができるインバータの駆動方法及びインバータ装置を提供することである。
本発明の望ましい実施態様においては、インバータの三相交流出力端子に接続した三相負荷に流れる電流の経路を固定する直流駆動期間を含み、直流入力電圧を三相交流電圧に変換するインバータにおいて、直流駆動期間において、1相又は2相の半導体スイッチのオン,オフ状態を固定した状態で、前記1相又は2相以外の相の半導体スイッチをオン,オフ制御する。
また、本発明の望ましい実施態様においては、直流駆動期間において、第1相の負(又は正)極側の半導体スイッチをオンに固定した状態で、第2又は第3相の負(又は正)極側の半導体スイッチを同時にオンに固定する期間を含むように半導体スイッチをオン,オフ制御する。
さらに、本発明の望ましい実施態様においては、直流駆動期間において、第1相の負(又は正)極側の半導体スイッチと第2相の負(又は正)極側の半導体スイッチを同時にオンさせる第1のスイッチパターンと、第1相の負(又は正)極側の半導体スイッチと第3相の負(又は正)極側の半導体スイッチを同時にオンさせる第2のスイッチパターンとの組み合わせで前記半導体スイッチをオン,オフ制御する。
本発明の望ましい実施態様によれば、半導体スイッチのスイッチング回数を低減し、半導体スイッチ及び周辺回路の電力損失を減らすことができる。
また、本発明の望ましい実施態様によれば、インバータの直流入力端子を基準とした三相出力中性点の電位変動幅を低減し、伝導ノイズや放射ノイズを減らすことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
第1の実施形態:
図1は、本発明の第1の実施形態によるインバータ装置の回路構成ブロック図である。図1において、インバータ装置は、直流電圧源1、主回路2、同期モータ3、コンプレッサ4、中間パワー部5、演算処理部6から構成されている。
主回路2は、直流電圧源1から供給される電圧を、直流リアクトル21、平滑コンデンサ22を介し、インバータ回路23によって可変電圧、可変周波数の三相交流電圧を作り、同期モータ3に供給し、コンプレッサ4を駆動する。インバータ回路23は、U相上下アームの半導体スイッチ231,232と、V相上下アームの半導体スイッチ233,234と、W相上下アームの半導体スイッチ235,236を備えている。
中間パワー部5は、ドライブ電源51と、後述する演算処理部6のための制御電源52、並びにインバータ回路23内の半導体スイッチを駆動するドライブ回路53から構成されている。
演算処理部6は、電流検出処理61と、モータ制御処理62と、スイッチング回数低減処理63と、デッドタイム歪み補償処理64と、ゲートパルス設定処理65と、スイッチング回数低減処理の有効/無効選択66と、オン・オフ固定相選択67とから構成されている。
本実施形態のインバータ駆動方法は、上記演算処理部6のうち、スイッチング回数低減処理63、ゲートパルス設定処理65、スイッチング回数低減処理の有効/無効選択66、並びにオン・オフ固定相選択67に特徴がある。
電流検出処理61は、インバータ回路23のU相下アームの半導体スイッチ232とV相下アームの半導体スイッチ234に流れる電流を検出する電流検出器24の出力を入力し、アナログ/ディジタル変換処理を行った後、各相の検出電流値を出力する。モータ制御処理62は、電流検出処理61で得られた検出電流値を入力し、各相の電圧指令値を算出した後、時間データに変換し、U相電圧指令時間データVu621、V相電圧指令時間データVv622、W相電圧指令時間データVw623を出力する。
スイッチング回数低減処理63は、スイッチング回数低減処理の有効/無効選択66からの指示信号と、モータ制御処理62で算出した各相電圧指令時間データとを入力する。そして、有効/無効選択66が無効を選択している場合は、モータ制御処理62で算出した各相電圧指令時間データをそのまま出力する。一方、有効/無効選択66が有効を選択していれば、モータ制御処理62で算出した各相電圧指令時間データを用いて、後述する図6の処理フローによる演算を行い、スイッチング回数低減後の各相電圧指令時間データVu’631〜Vw’633を出力する。
デッドタイム歪み補償処理64は、スイッチング回数低減後の各相電圧指令時間データを入力し、デッドタイム歪み補償を付加した後、デッドタイム歪み補償後の各相電圧指令時間データを出力する。ゲートパルス設定処理65は、スイッチング回数低減処理の有効/無効選択66からの指示信号と、オン・オフ固定相選択67からの指示信号と、デッドタイム歪み補償処理64の出力であるデッドタイム歪み補償後の各相電圧指令時間データとを入力する。そして、有効/無効選択66が無効を選択している場合は、デッドタイム歪み補償後の各相電圧指令時間データにキャリア振幅を加算した時間データを各相ゲートパルスに設定する。他方、有効/無効選択66が有効を選択している場合で、かつオン・オフ固定相選択67が、U相下アームの半導体スイッチ232とV相下アームの半導体スイッチ234をオン固定に指示する場合は、次のように異なる設定を行う。すなわち、デッドタイム歪み補償後の各相電圧指令時間データにキャリア振幅を加算した時間データのうち、U相とV相のゲートパルス設定値を0に設定する。これにより、U相下アームの半導体スイッチ232に加え、V相下アームの半導体スイッチ234はオンのままで、W相の上下アームの半導体スイッチ235,236のみがスイッチングされる。また、有効/無効選択66が有効を指示する場合で、かつオン・オフ固定相選択67がU相下アームの半導体スイッチ232とW相下アームの半導体スイッチ236をオン固定に指示する場合は、次のように設定する。すなわち、デッドタイム歪み補償後の各相電圧指令時間データにキャリア振幅を加算した時間データのうち、U相とW相のゲートパルス設定値を0に設定する。これにより、U相下アームの半導体スイッチ232に加え、W相下アームの半導体スイッチ236もオンのままとなり、V相の上下アームの半導体スイッチ233,234のみがスイッチングされる。
スイッチング回数低減処理の有効/無効選択66は、直流駆動期間に有効を選択し、スイッチング回数低減処理63とゲートパルス設定処理65に動作を指示し、三相出力端子に接続した同期モータに流れる電流の経路を固定して電流を通流させる。直流駆動期間以外の期間には、無効を選択する。
オン・オフ固定相選択67は、ゲートパルス設定処理65に指示を出し、任意の周期でオン又はオフに固定する相を選択する。なお、本実施形態では、PWMのキャリアの谷周期でオン,オフ固定相を切り替えている。
次に、本第1実施形態におけるインバータ駆動方法について、図2から図9を用いて詳細に説明する。
図2は、同期モータ3のU相電流波形を示す。図2において、インバータ23からモータ3に三相電圧を出力しないモータ停止期間Psの後、直流駆動期間Pdを経て交流駆動期間Paがある。前述した通り、スイッチング回数低減処理が有効になる期間は、直流駆動期間Pdであり、本発明はこの期間で有効となる。
従来のインバータ駆動方法では、この直流駆動期間PdのPWMパルス波形ならびに直流入力端子の負極側端子Tnを基準としたときの三相負荷の中性点電位波形は、図3に示す波形となる。この結果、インバータを構成する6個の半導体スイッチは、図4に示すように6個ともスイッチング動作する。図3に示した中性点電位波形は、図5に示す負極側の直流入力端子Tnを基準とした三相負荷の中性点Npの電位波形を表している。
ここで、直流入力端子Tp,Tnと三相負荷の中性点Npは、大地との間で浮遊容量にて接続されているため、三相負荷3の中性点Npの電位が変動することは、放射ノイズや伝導ノイズの発信源となる。この放射ノイズや伝導ノイズを抑えるためには、両直流入力端子Tp,Tnを基準とした三相負荷3の中性点Npの電位変動幅を抑制すればよい。
本実施形態のインバータ駆動方法では、この直流駆動期間において、後述する図6のスイッチング回数低減処理63と、図7に示すゲートパルス設定処理65を実施する。この結果、図8に示すPWMパルス波形ならびに三相負荷の中性点電位Np波形となり、その時の半導体スイッチ状態は、図9に示す状態となる。
この場合、U相モータ電流波形は、従来と本実施形態とで違いは無く、PWMパルス波形、スイッチング状態及び三相負荷3の中性点Npの電位波形に違いがある。
比較のために従来技術から説明すると、図3に示す従来のインバータ駆動方法での直流駆動期間中のPWMパルス波形ならびに三相負荷の中性点電位波形においては、次のように定義している。キャリア周波数の1/4の大きさに符号を考慮した値を[−(A)]、U相,V相,W相電圧指令時間データをそれぞれ(B),(C),(D)としている。次に、キャリア周波数の1/4の大きさに符号を考慮した値とU相電圧指令時間データとの差を(E)とする。さらに、U相電圧指令時間データの大きさとV相電圧指令時間データの大きさとの和を(F)、U相電圧指令時間データの大きさとW相電圧指令時間データの大きさとの和を(G)とする。
ここで注目すべき点は、全ての半導体スイッチが、PWMキャリアの周期に沿ってオン,オフ制御されていることと、正負の直流入力端子Tp,Tnを基準とした同期モータ3の中性点Npの電位変動幅が直流電圧源電圧Edに等しく大きいことである。スイッチング波形から明らかなように、三相全部の正側及び負側の半導体スイッチが同時にオンあるいは同時にオフする期間が存在する。したがって、負極側端子Tnを基準とした中性点Npの電位のみを図示したが、正極側端子Tpを基準とした同期モータ3の中性点Npの電位もまた、ゼロ〜Edに変動し、やはり変動幅は直流電圧源電圧Edに等しい。このため、半導体スイッチ及び周辺回路の電力損失を増大させ効率を低下させるだけでなく、三相出力中性点Npの急峻な電位変化により、伝導ノイズ及び放射ノイズの発信源となり、周辺回路の誤動作、上位との通信不通の発生、ラジオノイズを招くのである。
図6は、本発明の第1の実施形態によるスイッチング回数低減処理63の処理フロー図である。図6において、直流駆動期間中は、有効/無効選択66からの指示信号は、スイッチング回数低減処理が有効であることを示している。直流駆動期間中は、まず、前述したキャリア周波数の1/4値[−(A)]と、各相電圧指令時間データ(B),(C),(D)をレジスタに呼出し、次の演算を行う。U相下アームのスイッチ232をオン固定とするための時間データ差分である(E)と、U相電圧指令時間データの大きさとV相電圧指令時間データの大きさの和(F)と、U相電圧指令時間データ及びW相電圧指令時間データの大きさの和(G)を求める。前記(E),(F)及び(G)を用いて、スイッチング回数低減処理後の各相電圧指令時間データを求める。
スイッチング回数低減後のU相電圧指令時間データ631は、U相電圧指令時間データ621に前記(E)を足し、スイッチング動作しないようにする。スイッチング回数低減後のV相電圧指令時間データ632は、V相電圧指令時間データ622に前記(E)と(G)を足し、V相電圧指令時間データを求める。スイッチング回数低減後のW相電圧指令時間データ633は、W相電圧指令時間データ623に前記(E)と(F)を足し、W相電圧指令時間データを求める。
ここで、前記(E)は、U相下アーム半導体スイッチ232をオン固定とするための時間差分で、同期モータに与える三相電圧を従来と同等とするために、三相とも同じ値を足している。また、前記(F)及び(G)は、後述する図7の処理で、V相又はW相のいずれか1相の下アーム半導体スイッチをPWM谷周期でオン固定とするため、オン固定とした相の不足電圧分をスイッチング回数低減処理内で補うために加算している。
図7は、本発明の第1の実施形態によるゲートパルス設定処理65の処理フロー図である。図7において、直流駆動期間中は、有効/無効選択66からの指示信号はスイッチング回数低減処理有効となっている。直流駆動期間中は、キャリア振幅加算後のゲートパルス設定値に対して、オン・オフ固定相選択67からの指示に従い、U相とV相又はU相とW相の組み合せのうちいずれか1組のゲートパルス設定値を0に設定する。ゲートパルス設定値を0にすることにより、指定した半導体スイッチがオン固定となり、スイッチング動作しない。ここでは、U相下アームの半導体スイッチ232とV相下アームの半導体スイッチ234、又はU相下アームの半導体スイッチ232とW相下アームの半導体スイッチ236のいずれかの組み合せの半導体スイッチが、オン固定となりスイッチング動作しない。
図8は、本発明の第1の実施形態により、前述の図6と図7に示す処理を実施した場合のPWMパルス波形ならびに三相負荷の中性点電位波形図である。図8において、PWM谷周期で、半導体スイッチパターン(1)と(2)とを交互に繰り返し、そのパターンにより、スイッチング回数が低減する。ここでは、U相の半導体スイッチのスイッチングがゼロとなるのに加え、V相及びW相の半導体スイッチのスイッチング回数も半減している。また、三相負荷3の中性点Npの直流負極側端子Tnを基準とした電位変動幅は、直流電圧源電圧Edの1/3で、図示しない正極側端子Tpを基準とした電位変動幅も同じであり、従来に比べ1/3まで大幅に低減することが分る。
図9は、本発明の第1の実施形態により、前述の図6と図7に示す処理を実施した場合の半導体スイッチパターンを示す回路説明図である。図9において、U相とW相の下アーム半導体スイッチがオン固定となるパターン(1)と、U相とV相の下アーム半導体スイッチがオン固定となるパターン(2)があり、パターン(1)及び(2)は、PWM谷周期で切り替わる。
この実施形態では、1相の半導体スイッチのオン,オフ状態を固定した状態で、他の2相の半導体スイッチをオン,オフ制御するものとしたが、2相の半導体スイッチのオン,オフ状態を固定し、他の1相の半導体スイッチをオン,オフ制御することもできる。
以上の本発明の第1の実施形態では、インバータ23の直流駆動期間Pdに、1相(又は2相)の半導体スイッチ231,232のオン,オフ状態を固定し、前記1相(又は2相)以外の相の半導体スイッチ233〜236をオン,オフ制御している。
言い換えれば、第1相の負(又は正)極側の半導体スイッチ232をオンに固定した状態で、第2又は第3相の負(又は正)極側の半導体スイッチ234又は236を同時にオンに固定する期間を含むように半導体スイッチをオン,オフ制御している。
更に言い換えれば、まず、第1相の負(又は正)極側の半導体スイッチ232と第2相の負(又は正)極側の半導体スイッチ234を同時にオン固定とする第1のスイッチパターンを備えている。また、第1相の負(又は正)極側の半導体スイッチ232と第3相の負(又は正)極側の半導体スイッチ236を同時にオン固定とする第2のスイッチパターンを備えている。そして、これら第1及び第2のスイッチパターンを組み合わせて、半導体スイッチをオン,オフ制御している。
これにより、インバータのスイッチング回数及び三相負荷の中性点電位変動幅を従来の1/3まで大幅に低減できる。この結果、半導体スイッチ及び周辺回路の電力損失ならびに放射ノイズ、伝導ノイズを大幅に軽減できる。また、2個の異なるスイッチパターンを切り替えることにより、特定の半導体スイッチへの負担を軽くし、半導体スイッチの温度上昇を抑え、その長寿命化と信頼性の向上を図ることができる。
第2の実施形態:
図10は、本発明の第2の実施形態によるインバータ装置の回路構成を示すブロック図である。この第2の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、オン固定スイッチを1つに固定し、演算処理部6にオン・オフ固定相選択が無いことである。したがって、第1の実施形態と同じ機能や同じ構成を有するものには同じ符号を付してその説明は省略する。
有効/無効選択66が有効を選択している場合は、モータ制御処理62で算出した各相電圧指令時間データを用いて、図11の処理フローにより、スイッチング回数低減後の各相電圧指令時間データを出力する。ゲートパルス設定処理69は、デッドタイム歪み補償後の各相電圧指令時間データにキャリア振幅を加算した時間データのうち、U相のゲートパルス設定値のみを0に設定する。これにより、U相下アームの半導体スイッチ232は、オン固定となりスイッチング動作せず、V相とW相の半導体スイッチのスイッチングでモータを駆動する。具体的には、直流駆動期間において、図11のスイッチング回数低減処理68と、図12のゲートパルス設定処理69を実施し、図13のPWMパルス波形及び三相負荷の中性点電位波形を得、各半導体スイッチは、図14のように動作する。
図11は、本発明の第2の実施形態によるスイッチング回数低減処理68の処理フロー図である。図11において、直流駆動期間中は、有効/無効選択66からの指示信号はスイッチング回数低減処理が有効であることを示している。直流駆動期間中は、まず、前述したキャリア周波数の1/4値[−(A)]と、各相電圧指令時間データ(B),(C),(D)をレジスタに呼出す。呼出した値を用いて、U相下アームの半導体スイッチ232をオン固定とするための時間データ差分である(E)を求める。求めた(E)を用いて、スイッチング回数低減処理後の各相電圧指令時間データを求める。スイッチング回数低減後のU相電圧指令時間データ681は、U相電圧指令時間データ621に前記(E)を足し、スイッチング動作しないようにする。スイッチング回数低減後のV相電圧指令時間データ682は、V相電圧指令時間データ622に前記(E)を足し、V相電圧指令時間データを求める。スイッチング回数低減後のW相電圧指令時間データ683は、W相電圧指令時間データ623に前記(E)を足し、W相電圧指令時間データを求める。
ここで、前記(E)は、U相下アームの半導体スイッチ232をオン固定するための時間差分で、同期モータに与える電圧を従来と同等とするために、三相とも同じ値を足している。
図12は、本発明の第2の実施形態によるゲートパルス設定処理69の処理フロー図である。図12において、直流駆動期間中は、有効/無効選択66からの指示信号はスイッチング回数低減処理有効となっている。直流駆動期間中は、キャリア振幅加算後のゲートパルス設定値に対して、U相のゲートパルス設定値を0に設定する。ゲートパルス設定値を0にすることにより、U相下アームの半導体スイッチ232は、オン固定となりスイッチング動作はせず、V相とW相のスイッチングでモータを駆動する。
図13は、本発明の第2の実施形態により、前述の図11と図12に示す処理を実施した場合のPWMパルス波形ならびに三相負荷の中性点電位波形図である。
図14は、本発明の第2の実施形態により、前述の図11と図12に示す処理を実施した場合の半導体スイッチの状態を示す回路説明図である。
図13及び図14において、U相下アームの半導体スイッチ232はオン固定となり、スイッチング回数が低減するとともに、三相負荷3の中性点Npの電位変動幅が、従来に比べ2/3まで低減することが明らかである。
このように、本発明の第2の実施形態のインバータ駆動方法では、直流駆動期間に、1相の半導体スイッチ231,232のオン,オフ状態を固定し、他の2相の半導体スイッチ233〜236をそれぞれオン,オフ制御する。特に、他の2相の2個の正極側半導体スイッチ233,235と、2個の負極側半導体スイッチ234,236をそれぞれ対として同時にオン,オフ制御している。
これにより、インバータのスイッチング回数及び三相負荷の中性点電位変動幅を従来の2/3まで低減できる。その結果、半導体スイッチ及び周辺回路の電力損失ならびに放射ノイズ・伝導ノイズを軽減できる。
第3の実施形態:
図15は、本発明の第3の実施形態によるインバータ装置の回路構成を示すブロック図である。この第3の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、交流電圧源7及び主回路8の構成のみである。したがって、第1の実施形態と同じ機能や同じ構成を有するものには同じ符号を付してその説明は省略する。
主回路8は、交流電圧源7、整流回路25、直流リアクトル21、平滑コンデンサ22とにより、先の実施形態における直流電圧源1を構成している。平滑コンデンサ22の両端電圧Edをインバータ回路23によって可変電圧、可変周波数の三相交流電圧に変換し、同期モータ3に供給し、コンプレッサ4を駆動する。
直流電圧Edを出力する直流電圧源以降の構成は、第1の実施形態と同じである。したがって、第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、直流駆動期間において、三相出力端子のうち2相と負極側端子Tnの間の半導体スイッチをオン固定とし、かつオン固定とする2相の組み合せをPWM谷周期で切り替えることが可能である。
以上より、第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を発揮することは明らかである。
本発明の第1の実施形態によるインバータ装置の回路構成ブロック図。 同期モータのU相電流波形図。 従来のインバータ駆動方法での直流駆動期間中のPWMパルス波形と、直流電圧源の負極側端子を基準とした三相負荷の中性点電位波形図。 従来のインバータ駆動方法での直流駆動期間中の半導体スイッチ状態図。 図3に示した直流入力端子の負極側端子と三相負荷の中性点補足図。 本発明の第1の実施形態によるインバータ駆動方法のスイッチング回数低減処理63の処理フロー図。 本発明の第1の実施形態によるインバータ駆動方法のゲートパルス設定処理65の処理フロー図。 本発明の第1の実施形態によるインバータ駆動方法を実施した時のPWMパルス波形と直流電圧源の負極側端子を基準とした三相負荷の中性点電位波形図。 本発明の第1の実施形態によるインバータ駆動方法を実施した時の半導体スイッチ状態図。 本発明の第2の実施形態によるインバータ装置の回路構成ブロック図。 本発明の第2の実施形態によるインバータ駆動方法のスイッチング回数低減処理68の処理フロー図。 本発明の第2の実施形態によるインバータ駆動方法のゲートパルス設定処理69の処理フロー図。 本発明の第2の実施形態によるインバータ駆動方法を実施した時のPWMパルス波形と直流電圧源の負極側端子を基準とした三相負荷の中性点電位波形図。 本発明の第2の実施形態によるインバータ駆動方法を実施した時の半導体スイッチ状態図。 本発明の第3の実施形態によるインバータ装置の回路構成ブロック図。
符号の説明
1…直流電圧源、2…主回路、3…同期モータ、4…コンプレッサ、5…中間パワー部、6…演算処理部、7…交流電圧源、8…主回路、9…演算処理部、21…直流リアクトル、22…平滑コンデンサ、23…インバータ回路、25…整流回路、51…ドライブ電圧源、52…制御電圧源、53…ドライブ回路、61…電流検出処理、62…モータ制御処理、63…スイッチング回数低減処理、64…デッドタイム歪み補償処理、65…ゲートパルス設定処理、66…スイッチング回数低減処理の有効/無効選択、67…オン・オフ固定相選択、68…スイッチング回数低減処理、69…ゲートパルス設定処理、231〜236…インバータ内の半導体スイッチ。

Claims (10)

  1. 正負の直流入力端子間に各相毎に2個の半導体スイッチを直列接続し、これら各相の半導体スイッチの直列接続点を三相交流出力端子としたインバータと、このインバータ内の6個の半導体スイッチをオン,オフ制御する制御装置とを備え、前記三相交流出力端子に接続した三相負荷に流れる電流の経路を固定する直流駆動期間を含み、直流入力電圧を三相交流電圧に変換するインバータの駆動方法において、前記直流駆動期間に、1相又は2相の半導体スイッチのオン,オフ状態を固定し、前記1相又は2相以外の相の前記半導体スイッチをオン,オフ制御することを特徴とするインバータの駆動方法。
  2. 正負の直流入力端子間に各相毎に2個の半導体スイッチを直列接続し、これら各相の半導体スイッチの直列接続点を三相交流出力端子としたインバータと、このインバータ内の6個の半導体スイッチをオン,オフ制御する制御装置とを備え、前記三相交流出力端子に接続した三相負荷に流れる電流の経路を固定する直流駆動期間を含み、直流入力電圧を三相交流電圧に変換するインバータの駆動方法において、前記直流駆動期間に、第1相の負(又は正)極側の半導体スイッチをオンに固定した状態で、第2又は第3相の負(又は正)極側の半導体スイッチを同時にオンに固定する期間を含むように半導体スイッチをオン,オフ制御することを特徴とするインバータの駆動方法。
  3. 正負の直流入力端子間に各相毎に2個の半導体スイッチを直列接続し、これら各相の半導体スイッチの直列接続点を三相交流出力端子としたインバータと、このインバータ内の6個の半導体スイッチをオン,オフ制御する制御装置とを備え、前記三相交流出力端子に接続した三相負荷に流れる電流の経路を固定する直流駆動期間を含み、直流入力電圧を三相交流電圧に変換するインバータの駆動方法において、前記直流駆動期間に、第1相及び第2相の負(又は正)極側の半導体スイッチをオン固定とする第1のスイッチパターンと、第1相及び第3相の負(又は正)極側の半導体スイッチをオン固定とする第2のスイッチパターンとの組み合わせで前記半導体スイッチをオン,オフ制御することを特徴とするインバータの駆動方法。
  4. 請求項3において、前記第1,第2のスイッチパターンを任意の周期で切り替えることを特徴とするインバータの駆動方法。
  5. 正負の直流入力端子間に各相毎に2個の半導体スイッチを直列接続し、これら各相の半導体スイッチの直列接続点を三相交流出力端子としたインバータと、このインバータ内の同相のそれぞれ2個の半導体スイッチを互いに逆位相でオン,オフ制御する制御装置とを備え、前記三相交流出力端子に接続した三相負荷に流れる電流の経路を固定する直流駆動期間を含み、直流入力電圧を三相交流電圧に変換するインバータの駆動方法において、前記直流駆動期間に、1相の前記半導体スイッチのオン,オフ状態を固定した状態で、他の2相の前記半導体スイッチをそれぞれオン,オフ制御することを特徴とするインバータの駆動方法。
  6. 請求項5において、前記他の2相の正極側半導体スイッチ2個と、前記他の2相の負極側半導体スイッチ2個をそれぞれ対として同時にオン,オフ制御することを特徴とするインバータの駆動方法。
  7. 正負の直流入力端子間に各相毎に2個の半導体スイッチを直列接続し、これら各相の半導体スイッチの直列接続点を三相交流出力端子としたインバータと、前記三相交流出力端子に接続した三相負荷に流れる電流の経路を固定する直流駆動期間を含み、直流入力電圧を三相交流電圧に変換するように前記インバータ内の6個の半導体スイッチをオン,オフ制御する制御装置とを備えたインバータ装置において、前記制御装置は、前記直流駆動期間に、1相又は2相の前記半導体スイッチのオン,オフ状態を固定し、前記1相又は2相以外の相の前記半導体スイッチをオン,オフ制御する直流駆動制御手段を備えたことを特徴とするインバータ装置。
  8. 正負の直流入力端子間に各相毎に2個の半導体スイッチを直列接続し、これら各相の半導体スイッチの直列接続点を三相交流出力端子としたインバータと、前記三相交流出力端子に接続した三相負荷に流れる電流の経路を固定する直流駆動期間を含み、直流入力電圧を三相交流電圧に変換するように前記インバータ内の6個の半導体スイッチをオン,オフ制御する制御装置とを備えたインバータ装置において、前記制御装置は、前記直流駆動期間に、第1相の負(又は正)極側の半導体スイッチをオンに固定した状態で、第2又は第3相の負(又は正)極側の半導体スイッチを同時にオンに固定する期間を含むように半導体スイッチをオン,オフ制御する手段を備えたことを特徴とするインバータ装置。
  9. 正負の直流入力端子間に各相毎に2個の半導体スイッチを直列接続し、これら各相の半導体スイッチの直列接続点を三相交流出力端子としたインバータと、前記三相交流出力端子に接続した三相負荷に流れる電流の経路を固定する直流駆動期間を含み、直流入力電圧を三相交流電圧に変換するように前記インバータ内の6個の半導体スイッチをオン,オフ制御する制御装置とを備えたインバータ装置において、前記制御装置は、前記直流駆動期間に、第1相及び第2相の負(又は正)極側の半導体スイッチをオン固定とする第1のスイッチパターンと、第1相及び第3相の負(又は正)極側の半導体スイッチをオン固定とする第2のスイッチパターンとの組み合わせで前記半導体スイッチをオン,オフ制御する直流駆動手段を備えたことを特徴とするインバータ装置。
  10. 直流電圧源と、この直流電圧源の電圧を三相交流電圧に変換するインバータと、このインバータの出力三相交流を供給される同期モータと、この同期モータによって駆動されるコンプレッサと、前記インバータの三相出力端子に接続された前記同期モータに流れる電流の経路を固定する直流駆動期間を含んで前記インバータを制御する制御装置と、前記インバータと前記制御装置として、請求項7〜9のいずれかのインバータ装置を備えたことを特徴とする電動コンプレッサ駆動用のインバータ装置。
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