JP2005217601A - 高周波モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】挿入損失が少ない高周波モジュールを提供する。
【解決手段】グランド電極11が一面に形成された基板3と、一方の面に導波管型導波路用凹部8が形成されると共に一方の面をグランド電極11に接触させた状態で基板3に装着された高周波モジュール用部品2とを備え、グランド電極11と導波管型導波路用凹部8の表面との間で形成される導波管型導波路A内に開口するH面結合窓14,15がグランド電極11に形成され、基板3は、TEMモード線路12,13が他面に形成され、かつTEMモード線路12,13をグランド電極11におけるH面結合窓14,15の近傍に短絡させる貫通導体16,17が形成されて構成されている。
【選択図】図3
【解決手段】グランド電極11が一面に形成された基板3と、一方の面に導波管型導波路用凹部8が形成されると共に一方の面をグランド電極11に接触させた状態で基板3に装着された高周波モジュール用部品2とを備え、グランド電極11と導波管型導波路用凹部8の表面との間で形成される導波管型導波路A内に開口するH面結合窓14,15がグランド電極11に形成され、基板3は、TEMモード線路12,13が他面に形成され、かつTEMモード線路12,13をグランド電極11におけるH面結合窓14,15の近傍に短絡させる貫通導体16,17が形成されて構成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えばマイクロ波やミリ波などの電磁波(高周波信号)を対象とする高周波モジュールに関するものである。
この種の高周波モジュール用部品を用いた高周波モジュールとして、特開2003−273605号公報に開示された高周波モジュール(導波管型フィルタ)が知られている。この導波管型フィルタは、高周波モジュール用部品としての筐体20および基板9を備えて構成されている。筐体20は、同公報中の図3に示すように、下面が開口すると共に、内部に複数の仕切23が配設された金属製の箱体に構成されている。基板9は、同公報中の図4に示すように、筐体20の下面における開口部分を覆う広さに形成されたグランド電極8と、グランド電極8の一辺に接続された信号伝送路60とが表面に形成されている。また、導波管型フィルタは、同図に示すように、筐体20が基板9におけるグランド電極8の形成部位に実装されて構成されている。この導波管型フィルタでは、筐体20の内面とグランド電極8との間に空洞共振器が構成されて、信号伝送路60を伝搬した信号(TEMモードの電磁波)は、信号伝送路60とグランド電極8との接合部分において、空洞共振器内のTEモードの電磁波と磁界結合される。
特開2003−273605号公報(第4−5頁、第3−4図)
ところが、上述した従来の高周波モジュールには、以下の問題点がある。すなわち、この高周波モジュールでは、信号伝送路60とグランド電極8とを基板9の表面において接合する構成のため、両者の接合部分において信号伝送路60の周囲に発生するTEMモードの電磁波に基づく磁界は、信号伝送路60上方の空間と信号伝送路60下方の基板9内とを通過することになる。このため、比誘電率の大きい基板9の内部を通過する電磁波の磁界密度は強く、比誘電率の小さい空間中を通過する電磁波の磁界密度は弱くというように、基板9の内部と空間中とにおける磁界密度の偏りが大きくなる。この場合、磁界密度の小さい空間中を通過する電磁波と空洞共振器内の電磁波とが結合することにより、TEMモードの電磁波からTEモードの電磁波に変換される。したがって、この高周波モジュールには、TEMモードの電磁波からTEモードの電磁波に変換する際の効率が低いことに起因して、挿入損失が大きいという問題点がある。なお、この入力部が高周波モジュールの出力部として用いられる場合、TEモードの電磁波からTEMモードの電磁波に変換する際の変換効率が低いため、同様にして、挿入損失が大きいという問題点がある。
本発明は、かかる問題点を解決すべくなされたものであり、挿入損失が少ない高周波モジュールを提供することを主目的とする。
本発明に係る高周波モジュールは、グランド電極が一面に形成された基板と、一方の面に導波管型導波路用凹部が形成されると共に当該一方の面を前記グランド電極に接触させた状態で前記基板に装着された高周波モジュール用部品とを備え、前記グランド電極と前記導波管型導波路用凹部の表面との間で形成される導波管型導波路内に開口するH面結合窓が当該グランド電極に形成され、前記基板は、TEMモード線路が他面または内層に形成され、かつ当該TEMモード線路を前記グランド電極における前記H面結合窓の近傍に短絡させる貫通導体が形成されて構成されている。
この場合、前記導波管型導波路用凹部における幅方向の中央部分に前記H面結合窓を形成し、前記TEMモード線路と前記グランド電極のうちの前記H面結合窓の縁部中央部近傍とを短絡するように前記貫通導体を形成するのが好ましい。
また、樹脂成形によって形成し、少なくとも前記一方の面側の表面全域を導電材料でコーティングして前記高周波モジュール用部品を構成するのが好ましい。
本発明に係る高周波モジュールによれば、基板のグランド電極と導波管型導波路用凹部の表面との間で形成される導波管型導波路内に開口するH面結合窓をグランド電極に形成し、TEMモード線路を基板の他面または内層に形成し、かつTEMモード線路をグランド電極におけるH面結合窓の近傍に短絡させる貫通導体を基板に形成したことにより、貫通導体が基板の内部に形成されているため、貫通導体の周囲に発生するTEMモードの電磁波の磁界は主として基板の内部を通過する。したがって、貫通導体の周囲に発生する電磁波の磁界は、同じ誘電率の部材内を通過するため、磁界密度の偏りが小さくなる。このため、強い磁界密度のTEMモードの電磁波と導波管型導波路内の電磁波とがH面結合窓を介して磁界結合する。したがって、TEモードの電磁波とTEMモードの電磁波との間で効率よくモード変換される。この結果、高周波モジュールの挿入損失を低減することができる。
また、本発明に係る高周波モジュールによれば、導波管型導波路用凹部における幅方向の中央部分にH面結合窓を形成し、TEMモード線路とグランド電極のうちのH面結合窓の縁部中央部近傍とを短絡するように貫通導体を形成したことにより、導波管型導波路用凹部とグランド電極とで囲まれた導波管型導波路内に発生するTEモードの電磁波の磁界強度が最大となる部位でTEMモードの電磁波と磁気的に結合させることができる。したがって、TEMモードの電磁波とTEモードの電磁波とが良好に磁界結合するため、TEモードの電磁波とTEMモードの電磁波との間でさらに効率よくモード変換される結果、高周波モジュールの挿入損失を一層低減することができる。
また、本発明に係る高周波モジュールによれば、樹脂成形によって形成し、少なくとも一方の面側の表面全域を導電材料でコーティングした高周波モジュール用部品を用いることにより、金属板から削り出して作製される高価な高周波モジュール用部品を用いる構成と比較して、簡易かつ安価に製造することができ、しかも大幅に軽量化することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る高周波モジュールの最良な形態について説明する。
最初に、本発明に係る高周波モジュールの構成について、図面を参照して説明する。
高周波モジュール1は、図1に示すように、高周波モジュール用部品2および基板3を備えて構成され、バンドパスフィルタとして機能する。高周波モジュール用部品2は、図2に示すように、モジュール用部品本体4および一対の仕切壁7,7を備えている。モジュール用部品本体4は、同図に示すように、外形が直方体状に形成されると共に、一方の面(高周波モジュール用部品2の一方の面でもある同図中の上面)4a側において、平面視形状が長方形に規定された導波管型導波路用凹部(以下、「導波路用凹部」ともいう)8が均一の深さで形成されている。一対の仕切壁7,7は、導波路用凹部8におけるモジュール用部品本体4の長手方向と平行な一対の内壁面にそれぞれ接した状態で、導波路用凹部8の内面8aにおけるこの長手方向の中間位置にそれぞれ立設されている。以上のような構成を有する高周波モジュール用部品2は、モジュール用部品本体4および各仕切壁7,7が樹脂成形によって一体的に形成されて構成されている。また、高周波モジュール用部品2は、一方の面側の表面全域が導電材料でコーティングされている。すなわち、内面8aを含む導波路用凹部8の表面全域、各仕切壁7,7の表面全域および一方の面4aが導電材料でコーティングされている。なお、高周波モジュール用部品2の表面全域を導電材料でコーティングする構成を採用することもできるが、導電材料の使用量増加を避けるためには、高周波モジュール用部品2の一方の面側の表面全域のみを導電材料でコーティングするのが好ましい。また、高周波モジュール用部品2は、アルミニウムなどの金属板から削り出して作製することもできるが、簡易かつ安価に製造でき、しかも大幅な軽量化も図れるという点で、上述したように、樹脂成形で製造するのが好ましい。
基板3は、例えば、ガラスエポキシ系樹脂材料を用いて平面形状が長方形に形成され、図3に示すように、一面(同図中の上面)にグランド電極11が形成されると共に、他面(同図中の下面)に一対のTEMモード線路12,13がそれぞれ形成されている。同図に示す構成では、基板3の一面全域に亘ってグランド電極11を形成しているが、これに限定されるものではなく、少なくともモジュール用部品本体4の一方の面4a全域と、各TEMモード線路12,13に対向する部位とを包含する広さに規定すればよい。また、グランド電極11には、一例として長方形のH面結合窓14,15が、基板3における長手方向の両端面3a,3b側に位置し、かつ各端面3a,3bに平行(つまり、互いに平行)となるようにそれぞれ形成されている。この場合、各H面結合窓14,15は、高周波モジュール用部品2が基板3に実装された状態において、導波路用凹部8内の長手方向の両端寄りにそれぞれ位置(開口)するようにその間隔が規定され、かつ導波路用凹部8の幅方向(同図中のB方向)における中央部にそれぞれ配置されるようにその位置が規定されている。また、H面結合窓14,15における導波路用凹部8の中央側の縁部には、グランド電極11に導通するスルーホールTH,TH・・がその縁部に沿って複数配設(配列)されている。この場合、各導通体THは、H面結合窓14,15の下方に位置する基板3の内部において、後述する貫通導体16,17を通過するTEMモードの電磁波の磁界H1(図5参照)を強めて、H面結合窓14,15を介して、そのTEMモードの電磁波と導波路用凹部8内を伝搬するTEモードの電磁波とを良好な状態で磁界結合させる。具体的には、スルーホールTH,THは、擬似的な導体壁として機能し、貫通導体16,17を通過する電磁波の基板3の基板面方向への必要以上な拡散を防止して上記の磁界H1を強めるために、その間隔が所定値以下(例えば電磁波の波長の1/4以下)に設定されている。なお、基板3の裏面側(グランド電極11の非形成面)にスルーホールTHに電気的に接続されるグランド電極を形成することもできる。
各TEMモード線路12,13は、基板3の両端面3a,3b側から、対応する各H面結合窓14,15に向けて直線的に延出して形成されることにより、それぞれマイクロストリップ線路に構成されている。また、TEMモード線路12は、基板3の内部に形成された貫通導体(スルーホールまたはビアホール)16を介して、その先端部がグランド電極11のうちのH面結合窓14における端面3a寄りの縁部中央部近傍に短絡されている。TEMモード線路13も同様にして、基板3の内部に形成された貫通導体(スルーホールまたはビアホール)17を介して、その先端部がグランド電極11のうちのH面結合窓15における端面3b寄りの縁部中央部近傍に短絡されている。
また、高周波モジュール1は、図1,4に示すように、基板3におけるグランド電極11の形成面に高周波モジュール用部品2を実装して構成されている。この実装状態では、高周波モジュール用部品2の導波路用凹部8がグランド電極11によって閉塞されている。この構成により、導電材料でコーティングされた導波路用凹部8の表面およびグランド電極11で囲まれた領域は、空洞に形成されて、TEモードの電磁波を伝搬する導波管型導波路Aとして機能する。上記した各H面結合窓14,15は、導波管型導波路Aにおける基板3の長手方向に沿った両端部側に位置するように形成されている。また、この導波管型導波路Aは、両図に示すように、一対の仕切壁7,7で区画された2つの領域を内部に備え、この2つの領域のうちのTEMモード線路12側の領域が空洞型の共振器21を構成し、TEMモード線路13側の領域が空洞型の共振器22を構成する。
次に、高周波モジュール1の動作について、図5を参照して説明する。
この高周波モジュール1では、同図に示すように、TEMモード線路12に入力されたTEMモードの電磁波W1は、TEMモード線路12を経由して貫通導体16に達し、次いで、貫通導体16内を通過する。そして、その際に、貫通導体16の周囲に環状の磁界H1を発生させる。この場合、共振器21のE面において磁界H1の方向と共振器21に発生する電磁波の磁界H2の方向とが一致する。したがって、TEMモードの電磁波W1と共振器21内の電磁波(磁界H2)とがH面結合窓14を介して磁界結合する。この際に、TEMモード線路12とは異なり、貫通導体16が基板3の内部に形成されているため、磁界H1は誘電体としての基板3の内部を通過する。したがって、貫通導体16の周囲に発生する電磁波W1の磁界H1は、同じ誘電率の部材内を通過するため、磁界分布の偏りが小さくなる。このため、強い磁界密度のTEMモードの電磁波W1と共振器(導波管型導波路)21内を伝搬するTEモードの電磁波(磁界H2)とが磁界結合する。したがって、TEMモードの電磁波W1とTEモードの電磁波(磁界H2)との間で効率よくモード変換される。この結果、高周波モジュール1の挿入損失が低減される。また、この高周波モジュール1では、H面結合窓14が導波路用凹部8の幅方向における中央部に配置され、かつ貫通導体16がグランド電極11のうちのH面結合窓14における端面3a寄りの縁部中央部近傍に短絡しているため、TEMモードの電磁波W1(磁界H1)は、共振器21内を伝搬するTEモードの電磁波(磁界H2)の磁界強度が最大となる部位でTEモードの電磁波と磁界結合する。したがって、TEMモードの電磁波W1(磁界H1)は、共振器21内の電磁波(磁界H2)と良好な状態で磁界結合する。つまり、TEMモードの電磁波W1(磁界H1)がTEモードの電磁波(磁界H2)に効率よく変換される。
次いで、共振器21内の電磁波(磁界H2)は、一対の仕切壁7,7間に形成された隙間をE面結合窓として、共振器22内の電磁波(磁界H3)と磁界結合することによって共振器22内に図5に示す磁界H3が発生する。一方、貫通導体17に発生するTEMモードの電磁波W2の磁界H4の方向は同図に示す方向となる。このため、電磁波の磁界H3の方向とTEMモードの電磁波W2の磁界H4の方向とが一致する。したがって、共振器22内の電磁波(磁界H3)とTEMモードの電磁波W2とが磁界結合する。この際に、貫通導体17が基板3の内部に形成されているため、磁界H4は誘電体としての基板3の内部を通過する。したがって、貫通導体17の周囲に発生する電磁波W2の磁界H4は、同じ誘電率の部材内を通過するため、磁界密度の偏りが小さくなる。このため、共振器(導波管型導波路)22内を伝搬するTEモードの電磁波(磁界H3)とTEMモードの電磁波W2とが良好に磁界結合する。したがって、TEモードの電磁波(磁界H2)とTEMモードの電磁波W2との間で効率よくモード変換される。この結果、高周波モジュール1の挿入損失が低減される。また、H面結合窓15が導波路用凹部8の幅方向における中央部に配置され、かつ貫通導体17がグランド電極11のうちのH面結合窓15における端面3b寄りの縁部中央部近傍に短絡しているため、共振器22内を伝搬するTEモードの電磁波(磁界H3)の磁界強度が最大となる部位でTEモードの電磁波(磁界H3)とTEMモードの電磁波W2(磁界H4)とが磁界結合する。したがって、共振器22内の電磁波は電磁波W2と良好な状態で磁界結合する。つまり、TEモードの電磁波(磁界H3)がTEMモードの電磁波W2(磁界H4)に効率よく変換される。この後、TEMモードの電磁波W2は、貫通導体17を通過してTEMモード線路13に達し、このTEMモード線路13を介して出力される。以上のようにして、この高周波モジュール1は、TEMモード入力−(TEモード変換−TEMモード変換−)TEMモード出力型のフィルタとして機能する。
このように、この高周波モジュール1によれば、導波路用凹部8内に開口するH面結合窓14,15をグランド電極11に形成し、TEMモード線路12,13を基板3の他面に形成し、かつTEMモード線路12,13をグランド電極11におけるH面結合窓14,15の近傍(口縁)に短絡させる貫通導体16,17を基板3に形成したことにより、TEMモードの電磁波W1からTEモードの電磁波(磁界H2)への変換の際、およびTEモードの電磁波(磁界H3)からTEMモードの電磁波W2への変換の際に、貫通導体16,17の周囲に発生する電磁波の磁界H1,H4は、同じ誘電率の部材内を通過するため、磁界密度の偏りが小さくなる。このため、TEMモードの電磁波W1とTEモードの電磁波(磁界H1)とを良好に磁界結合させることができると共に、TEモードの電磁波(磁界H3)とTEMモードの電磁波W2とを良好に磁界結合させることができる。したがって、TEモードの電磁波(磁界H1,H2)とTEMモードの電磁波W1,W2との間で効率よくモード変換される。この結果、挿入損失の極めて小さい高周波モジュール1を構成することができる。
また、導波路用凹部8における幅方向(各共振器21,22の幅方向)の中央部分にH面結合窓14,15を形成し、TEMモード線路12,13とグランド電極11のうちのH面結合窓14,15の縁部中央部近傍とを短絡するように貫通導体16,17を形成したことにより、導波管型導波路A内に発生する(各共振器21,22内を伝搬する)TEモードの電磁波(磁界H2,H3)の磁界強度が最大となる部位でTEモードの電磁波とTEMモードの電磁波W1,W2(磁界H1,H4)とを磁気的に結合させることができる。したがって、TEMモードの電磁波W1,W2(磁界H1,H4)とTEモードの電磁波(磁界H2,H3)との磁界結合を一層良好に磁界結合させることができる結果、高周波モジュール1の挿入損失を一層低減することができる。
なお、本発明は、上記した構成に限定されない。例えば、導波路用凹部8内に2つの共振器21,22を形成した高周波モジュール1について上記したが、共振器の数は2つに限定されず、1つ以上であれば、いくつ設けてもよい。また、上記構成では、高周波モジュール1をバンドパスフィルタとして構成した例について説明したが、共振器を設けずに、高周波モジュールを単なる導波管型導波路として構成することもできる。また、上記した高周波モジュール1として、各TEMモード線路12,13をマイクロストリップ線路で構成した例について上記したが、コプレーナ線路やストリップ線路で構成することもできる。また、基板3として両面基板を用いて、他面(裏面)に各TEMモード線路12,13を形成した高周波モジュール1について上記したが、基板3として多層基板を用いて、その内層に各TEMモード線路12,13を形成する構成を採用することもできる。
1 高周波モジュール
2 高周波モジュール用部品
3 基板
4 モジュール用部品本体
4a モジュール用部品本体の一方の面
8 導波管型導波路用凹部
11 グランド電極
12,13 TEMモード線路
14,15 H面結合窓
16,17 貫通導体
2 高周波モジュール用部品
3 基板
4 モジュール用部品本体
4a モジュール用部品本体の一方の面
8 導波管型導波路用凹部
11 グランド電極
12,13 TEMモード線路
14,15 H面結合窓
16,17 貫通導体
Claims (3)
- グランド電極が一面に形成された基板と、
一方の面に導波管型導波路用凹部が形成されると共に当該一方の面を前記グランド電極に接触させた状態で前記基板に装着された高周波モジュール用部品とを備え、
前記グランド電極と前記導波管型導波路用凹部の表面との間で形成される導波管型導波路内に開口するH面結合窓が当該グランド電極に形成され、
前記基板は、TEMモード線路が他面または内層に形成され、かつ当該TEMモード線路を前記グランド電極における前記H面結合窓の近傍に短絡させる貫通導体が形成されて構成されている高周波モジュール。 - 前記H面結合窓は、前記導波管型導波路用凹部における幅方向の中央部分に形成され、
前記貫通導体は、前記TEMモード線路と前記グランド電極のうちの前記H面結合窓の縁部中央部近傍とを短絡する請求項1または2記載の高周波モジュール。 - 前記高周波モジュール用部品は、樹脂成形によって形成されると共に少なくとも前記一方の面側の表面全域が導電材料でコーティングされている請求項1記載の高周波モジュール。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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