JP2003347755A - 携帯電話機の筐体構造 - Google Patents
携帯電話機の筐体構造Info
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Abstract
使用した携帯電話機の筐体構造を提供することである。 【解決手段】 内部にプリント配線板4を収容した携帯
電話機2の筐体構造であって、前記プリント配線板にね
じ止め固定されたMg合金製筐体8と、該プリント配線
板にねじ止め固定され、前記Mg合金製筐体と協働して
前記プリント配線板を内部に収容する樹脂ケース12
と、一端が前記プリント配線板のアースパターンに接続
され、他端が前記Mg合金製筐体に接続されるように、
複数個設けられた第1アースばね16と、一端が前記プ
リント配線板のアースパターンに接続され他端が前記樹
脂ケース内面に形成されたメタライズ膜に接続されるよ
うに、複数個設けられた第2アースばね18とを具備
し、前記Mg合金製筐体はその表面に電気絶縁性樹脂塗
装膜及び金属蒸着膜を有するように構成する。
Description
g合金を筐体の少なくとも一部に使用した携帯電話機の
筐体構造に関する。
体材料には、軽量、高強度、製造性等の観点から、AB
S,PC+ABSブレンド材等の熱可塑性成形樹脂が多
用されている。
リサイクルの環境に対応した携帯電話機筐体の開発要望
からMg合金(AZ91D,AZ63A等)が注目さ
れ、Mg合金のダイカストモールド法、又はチクソモー
ルド法によって筐体或いは内部シャーシを製造すること
が多用されている。
曲げヤング率が45GPAで、例えば熱可塑性成形樹脂
で適用例の多いABSでは、比重が1.1、曲げヤング
率が2.4GPAであり、ABSに比較して約20倍の
曲げヤング率を有している。
に適用した場合、曲げ応力による変形量が少なくなると
いう利点がある。また、Mg合金は樹脂系筐体材料より
も熱伝導率が大きいため、発熱部品の放熱に優れるとい
う利点もある。
信特性等を得るため、800MHzから数GHz帯の高
周波信号を受信回路、発信回路、制御回路毎に隔離して
処理することが必要なため、電磁波のシールド機能の強
化が強く要求される。
信回路、制御回路等の各セグメントは、セグメント毎に
導電性材料から形成されたシールドケースの取り囲みに
より隔離されている。更に、シールドケースはプリント
配線板のアース部に接続されている。
ースとプリント配線板間の接続抵抗値は、小さい程特性
がよくなり、且つシールドケースとプリント配線板間の
接続点が万遍無く分散している方が、電磁波の漏れがな
く通話特性等が向上する。
表面抵抗値が数Ω以下、シールドケースとプリント配線
板間の接続抵抗値も数Ω程度の場合、良好な通話特性が
得られることが判明している。
成形樹脂筐体の内壁面に導電性金属のメタライズ膜を蒸
着法又はめっき法等により形成し、一方プリント配線板
側には、Auアースばねを半田付けして、アースばねを
介してシールドケースとプリント配線板間を接続するこ
とによって、電磁シールドがなされている。
脂ケースの蒸着面をねじ止めし、更にMg合金製筐体を
採用した場合には、プリント配線板のアースランドとM
g合金製筐体をねじ止めすりことにより、電磁シールド
されている。
帯電話機の筐体材料に使用する場合、以下の配慮が必要
である。
め、表面にクロメート化成処理(クロム化成処理)をし
た後、塗装を施して使用されている。しかし、クロメー
ト化成処理は有毒性があるため、環境保全に問題があ
る。
ンキー等との接続特性の関係上、Au表面処理プリント
配線板が多用されており、MgとAuの標準電極電位が
それぞれ−2.363V,+1.5Vであるため、局部
電池作用が働き、特に電食腐食に注意が必要である。
ける金型からの離型性を良くするために離型材を型に塗
布して成形されている。また、バリの発生が避けられ
ず、且つ成形痕跡が非常に多く残り、そのまま塗装する
と外観的(特に製品の表面に現れる場合)に問題があ
る。
のパテ埋めを行い欠陥を隠した後塗装しているので、製
造コストは非常に高くなり、且つ大量生産性に欠けるた
め調達性に課題がある。この弊害を回避する方法とし
て、Mg成形品を外部に現れない部分、例えば内部シャ
ーシとして使用する場合がある。
して使用する場合は、Mg合金の電導性を活かし、且つ
防食のため、クロメート化成処理をしたMg合金のリブ
等にアースばねを差し込んで、アースばねをプリント配
線板と接続してアースを採っているが、アースばねの差
込工数が多く、コストが大である。また、クロメート化
成処理膜は柔らかいため、アースばねによる傷が入りや
すく、腐食が進行するので耐腐食性に問題がある。
のであり、その目的とするところは、耐食性を改善した
Mg合金製筐体を採用した携帯電話機の筐体構造を提供
することである。
と、内部に複数の電子部品の実装されたプリント配線板
を収容した携帯電話機の筐体構造であって、前記プリン
ト配線板の一方の側で該プリント配線板にねじ止め固定
されたMg合金製筐体と、前記プリント配線板の他方の
側で該プリント配線板にねじ止め固定され、前記Mg合
金製筐体と協働して前記プリント配線板を内部に収容す
る樹脂ケースと、一端が前記プリント配線板のアースパ
ターンに接続され他端が前記Mg合金製筐体に接続され
るように、前記プリント配線板と前記Mg合金製筐体の
間に互いに離間して複数個設けられた第1アースばね
と、一端が前記プリント配線板のアースパターンに接続
され他端が前記樹脂ケース内面に形成されたメタライズ
膜に接続されるように、前記プリント配線板と前記樹脂
ケースの間に互いに離間して複数個設けられた第2アー
スばねとを具備し、前記Mg合金製筐体はその表面に下
地のZn置換めっき膜及びNiめっき膜を有しているこ
とを特徴とする携帯電話機の筐体構造が提供される。
メタライズ膜は、下地のCu蒸着膜及びSnAg蒸着膜
から構成される。
電子部品の実装されたプリント配線板を収容した携帯電
話機の筐体構造であって、前記プリント配線板の一方の
側で該プリント配線板にねじ止め固定されたMg合金製
筐体と、前記プリント配線板の他方の側で該プリント配
線板にねじ止め固定され、前記Mg合金製筐体と協働し
て前記プリント配線板を内部に収容する樹脂ケースと、
一端が前記プリント配線板のアースパターンに接続され
他端が前記Mg合金製筐体に接続されるように、前記プ
リント配線板と前記Mg合金製筐体の間に互いに離間し
て複数個設けられた第1アースばねと、一端が前記プリ
ント配線板のアースパターンに接続され他端が前記樹脂
ケース内面に形成されたメタライズ膜に接続されるよう
に、前記プリント配線板と前記樹脂ケースの間に互いに
離間して複数個設けられた第2アースばねとを具備し、
前記Mg合金製筐体はその表面に電気絶縁性樹脂塗装膜
及び金属蒸着膜を有していることを特徴とする携帯電話
機の筐体構造が提供される。
Ni蒸着膜から構成される。更に好ましくは、金属蒸着
膜はNi,Cr,Moを主成分とするハステロイ蒸着膜
及びAl蒸着膜から構成される。
筐体の接触部及びねじ固定部を除き、Mg合金製筐体表
面に絶縁樹脂がコーティングされている。
結されており、ねじ締結部においてMg合金製筐体と樹
脂ケースのメタライズ膜との間に金属ワッシャーを介し
て、Mg合金製筐体と樹脂ケースが締結されている。
として、Mg合金製筐体の全面に例えば過マンガン酸カ
リウム系のノンクロメート化成処理を施した後、電気絶
縁性樹脂の塗装を行う。
てプリント配線板上に形成した導電性樹脂突起で電磁シ
ールドを達成するようにしてもよい。
施形態にかかる携帯電話機2の概略断面図が示されてい
る。携帯電話機2のプリント配線板(回路基板)4上に
は複数の電子部品6が実装されている。
実装された電子部品6により受信回路、発信回路、制御
回路が形成され、これらの回路セグメントはMg合金製
筐体8のリブ(図示せず)及び樹脂ケース12のリブ
(図示せず)により隔離されている。
れ、樹脂ケース12にはボス14が形成されている。こ
れらのボス10,14でプリント配線板4を挟みこみ、
Mg合金製筐体8及び樹脂ケース12はボス部10,1
4でプリント配線板4にねじ締結されている。更に、特
に図示しないが、Mg合金製筐体8と樹脂ケース12と
は複数箇所で直接ねじ締結されている。
Mg合金製筐体8のリブ20にアースばね16が装着さ
れ、アースばね16の先端はプリント配線板4に形成さ
れた導体パターン(アースランド)5に接続されてい
る。
に形成されたリブ(図示せず)に装着され、アースばね
18の先端はプリント配線板4の導体パターンに接続さ
れている。樹脂ケース12の内面及びリブ部分には金属
の蒸着膜等が形成されている。
プリント配線板4の導体パターンとMg合金製筐体8及
び樹脂ケース12の金属蒸着膜が接続され、更に図示し
ないリブにより受信回路、発信回路、制御回路が隔離さ
れることにより、電磁シールドを達成している。
より詳細に説明する。
図1に示したMg合金製筐体8を作成し、ブラスト研磨
をした筐体とブラスト研磨をしない筐体に下地としての
Zn置換めっきを0.1μmし、その上に約10μm厚
のNi無電解めっきをした後、めっき品の表面外観検
査、セロテープ密着性試験及び表面導体抵抗変化を調査
した。
4(A)に示すMg合金22を(B)に示すように、そ
の表面層(スキン層)24をブラスト研磨等により研磨
し、その後図4(C)に示すようにめっき膜26を形成
する。
す。
実施するとNi無電解めっき後のふくれが大幅に減少す
ることが分かる。
%RH(相対湿度)の恒温槽中に500時間載置した
後、表面にセロテープ(ニチバン製CT−405)を貼
り、垂直方向にセロテープを引っ張ってめっきの剥離状
況をカウントした。
ないサンプルでは、セロテープにNi無電解めっき被膜
が付着してめっきが剥離し、ブラスト研磨をした製品の
効果が大きいことが分かる。
℃/85%RHの恒温槽に入れ、耐食信頼性を調べた、
その結果を表2に示す。
ルはふくれがないため、65℃/85%RHの恒温槽中
に500時間保持した後の抵抗値がほぼ初期値を維持し
ているのに、ブラスト研磨なしのサンプルは抵抗値が大
幅に増加している。これより、ブラスト研磨の有効性が
確認された。
着膜)は下地としてのCu蒸着膜及びSn/3.5Ag
蒸着膜から構成される。
筐体のスキン層を0.05μm以上研磨するのが好まし
い。ブラスト研磨法に代わり、バレル研磨法、ホーニン
グ研磨法、バフ研磨法等の他の機械研磨法を採用するこ
ともできる。
膜は、Ni,Cu,Zn,Sn,Cr,Ag,Au,P
d,W、又はMoの無電解めっき名膜又は電解めっき膜
でもよい。
は、Mg合金用離型材(有機界面活性剤、Si系活性
剤、SF6活性材等)やMg合金形成の偏析部分が表面
層に数μmの深さで残留している。
れ、湯しわの転写、しみ等が多量に発生する。そのた
め、Mg合金製筐体をブラスト研磨を行い、表面層を
0.05μm以上削りとった後、Zn置換めっき及びN
iめっきをすれば良いめっき品質が得られることを本実
施例により確認した。
る。
導電性を有する硬質シールド膜を形成でき、耐腐食性、
摺動性の高い電磁シールド膜を得ることができる。
は、耐摺動性及び耐磨耗性があるため、折り畳み構造の
Mg合金製ヒンジ部に適用すると特に効果がある。
プリント配線板上にアースばねをリフロー実装できるた
め、アースばねを一つずつMg合金製筐体のリブに差し
込む工程を省略することができ、工数削減が可能とな
る。
り、図1に示すMg合金製筐体8を作成し、筐体上に電
気絶縁性樹脂を約5μm塗装した後、その上にCuを約
0.5μm、更にNiを約1μm蒸着した。
図5(A)に示すMg合金22に(B)に示すようにノ
ンクロメート化成処理28を行う。次いで、(C)に示
すように、電着塗装等により絶縁塗料30を塗布した
後、(D)に示すように金属蒸着膜32を形成する。
表3に示す。
ブラスト研磨有無が抵抗値に与える影響は小さいが、ブ
ラスト研磨有りの場合の方が500時間後に低抵抗値を
維持しているのが分かる。
比較調査した。表面積約40×70mm,0.5mm厚
の板ばねの両面にNiめっきを10μmしたものと本実
施例の蒸着品とを比較したところ、重量増加量の差異が
約1.2gあり、本実施例の蒸着品が軽量化されている
ことが判明した。
り、Ni,Cr,Moを主成分とするハステロイ蒸着膜
及びAl蒸着膜を形成した場合には、より耐食性の向上
を図ることができる。
6.6,Cr21.5,Co2.5,Mo13.5,W
4.0,Fe5.5,Mn1.0,Si0.1,C0.
01,V0.3からなるNi基超耐熱合金である。ハス
テロイ蒸着膜の厚さは約0.8μm,Al蒸着膜の厚さ
は約0.8μmであるのが好ましい。
n,Ag,Ni,Au,W,Cr,Zn,Ti,C、ス
テンレス鋼の単独、若しくはこれらの複合物質を採用す
ることができる。
と効果が大きい。一般的にはクロメート化成液処理法が
あるが、主成分が重クロム酸系化成液であるため、公害
問題が発生する恐れがある。
処理法を選択した。Mg合金の全面に例えば過マンガン
酸カリウム系のノンクロメート化成処理を行い、次に片
面に実施例2の絶縁性樹脂の電着塗装を約10μm行
い、その上にCuを約1μm、Niを約1μm蒸着し
た。
応化を図れるとともに、Mg合金を内部シャーシして使
用する場合、金属蒸着面を基板アースばねと接触する面
に使い、化成処理面を樹脂ケース側に向けるようにす
る。
ねじ固定部を除き、Mg合金製筐体表面にコンフォーマ
ル絶縁樹脂がコーティングされていることが望ましい。
マンガン酸カリウム系のノンクロメート化成処理を行っ
た。36は化成処理面である。一方、樹脂ケース12の
内面には、Cuを約1μm、Sn/3.5Agを約1μ
m蒸着した。42は蒸着面である。
り、樹脂ケース12は穴41の形成されたボス部40を
有している。Mg合金製筐体8と樹脂ケース12をねじ
46で固定するとき、中間にCu製スペーサ(ワッシャ
ー)44(内径0.5mm、厚み0.05μm)を入れ
て行った。
i,Zn、又はステンレス鋼(SUS)、又はこれらの
合金材料を使用することもできる。
装して、Mg合金製筐体8と樹脂ケース12をねじ締結
すると、樹脂ケース12側の蒸着膜42がMg合金製筐
体8側に転写剥離する現象を防止でき、電磁シールドの
接続信頼性が向上する。
体8はその表面が粗であり、ABS樹脂から形成された
樹脂ケース12は柔らかいため、ABS樹脂表面の蒸着
膜42が剥がれるものと推定される。
す化成処理が、従来のクロメート(重クロム酸系)に代
わる過マンガン酸カリウム系のノンクロメート化成処理
であるため、公害環境を改善することができる。
成し、Mg合金製筐体と金パターンを有するプリント配
線板をねじ止めしたサンプルを作成し、このサンプルを
温度65℃、湿度85%の高温高湿加速試験を行い、5
00時間後における接続抵抗値変化を測定した。測定結
果を表4に示す。
処理又は筐体表面に絶縁樹脂を塗布した後に金属膜を蒸
着した場合にも、従来のクロメート処理と同程度の接続
抵抗値変化を維持できることが判明した。本実施形態で
は、環境にやさしいノンクロメート処理又は絶縁樹脂の
塗布を行っているので、低い接続抵抗値を維持できるこ
とは重要である。
ンエラストマからなる突起を採用した実施形態を図7に
示す。携帯電話機2´のMg合金製筐体8はねじ締結ボ
ス部10,48とリブ50を有している。一方、樹脂ケ
ース12はねじ締結ボス部14,52と、表面に金属蒸
着膜を有するリブ54を有している。
導電性シリコーンエラストマ(ゴム状のAg粒子添加導
電性シリコーン)からなる突起56,58が形成されて
いる。
ボス部48と樹脂ケース12のボス部52に当接させ、
導電性樹脂突起58をMg合金製筐体8のリブ50と樹
脂ケース12のリブ54に当接させて、Mg合金製筐体
8と樹脂ケース12をねじ締結するこにより、図1に示
した実施形態と同様な電磁シールドを達成することがで
きる。
16の当接部及びねじ締結部を除き、シリコーン樹脂、
ウレタン樹脂系のコンフォーマル樹脂を塗布し、Mg合
金の耐湿信頼性を向上させた。プリント配線板4も含め
てこれらの樹脂を塗布すると、プリント配線板4の耐湿
信頼性も向上できる。
化成処理されたMg合金製筐体8のリブ20に挟みこ
み、そのままアースばね16を含めてMg合金製筐体8
表面に金属蒸着をすると、アースばね16の貴金属めっ
きが不用となる。一般的にアースばねは、りん青銅板に
Ni+Auめっきがされている。
ドケースを成形する。図8(A)に示すように、リブ6
0はその先端にそれぞれ穴60を有する複数の耳部62
を有している。
せるために各耳部62を切削加工にて約半分に切断し、
金属めっき又は蒸着を施してシールドケースのリブ60
と一体型のシールばね64を作成する。
ね64を用いた場合にも、図1に示したアースばね18
と同様な機能を達成することができる。
されたプリント配線板を収容した携帯電話機の筐体構造
であって、前記プリント配線板の一方の側で該プリント
配線板にねじ止め固定されたMg合金製筐体と、前記プ
リント配線板の他方の側で該プリント配線板にねじ止め
固定され、前記Mg合金製筐体と協働して前記プリント
配線板を内部に収容する樹脂ケースと、一端が前記プリ
ント配線板のアースパターンに接続され他端が前記Mg
合金製筐体に接続されるように、前記プリント配線板と
前記Mg合金製筐体の間に互いに離間して複数個設けら
れた第1アースばねと、一端が前記プリント配線板のア
ースパターンに接続され他端が前記樹脂ケース内面に形
成されたメタライズ膜に接続されるように、前記プリン
ト配線板と前記樹脂ケースの間に互いに離間して複数個
設けられた第2アースばねとを具備し、前記Mg合金製
筐体はその表面に下地のZn置換めっき膜及びNiめっ
き膜を有していることを特徴とする携帯電話機の筐体構
造。
有しており、前記第1アースばねは該リブに装着されて
いることを特徴とする付記1記載の携帯電話機の筐体構
造。
れたメタライズ膜は、下地のCu蒸着膜及びSnAg蒸
着膜から構成されることを特徴とする付記1記載の携帯
電話機の筐体構造。
体構造におけるめっき膜形成の前処理方法において、M
g合金製筐体のスキン層を機械研磨法により0.05μ
m以上研磨することを特徴とする前処理方法。
されたプリント配線板を収容した携帯電話機の筐体構造
であって、前記プリント配線板の一方の側で該プリント
配線板にねじ止め固定されたMg合金製筐体と、前記プ
リント配線板の他方の側で該プリント配線板にねじ止め
固定され、前記Mg合金製筐体と協働して前記プリント
配線板を内部に収容する樹脂ケースと、一端が前記プリ
ント配線板のアースパターンに接続され他端が前記Mg
合金製筐体に接続されるように、前記プリント配線板と
前記Mg合金製筐体の間に互いに離間して複数個設けら
れた第1アースばねと、一端が前記プリント配線板のア
ースパターンに接続され他端が前記樹脂ケース内面に形
成されたメタライズ膜に接続されるように、前記プリン
ト配線板と前記樹脂ケースの間に互いに離間して複数個
設けられた第2アースばねとを具備し、前記Mg合金製
筐体はその表面に電気絶縁性樹脂塗装膜及び金属蒸着膜
を有していることを特徴とする携帯電話機の筐体構造。
及びNi蒸着膜から構成されることを特徴とする付記5
記載の携帯電話機の筐体構造。
r,Moを主成分とするハステロイ蒸着膜及びAl蒸着
膜から構成されることを特徴とする付記5記載の携帯電
話機の筐体構造。
及びSnAg蒸着膜から構成されることを特徴とする付
記5記載の携帯電話機の筐体構造。
れたメタライズ膜はCu蒸着膜及びSnAg蒸着膜から
構成されることを特徴とする付記5記載の携帯電話機の
筐体構造。
Mg合金製筐体の接触部及びねじ固定部を除き、前記M
g合金製筐体表面に絶縁樹脂がコーティングされている
ことを特徴とする付記5記載の携帯電話機の筐体構造。
を有しており、前記第1アースばねは該リブに装着され
ていることを特徴とする付記5記載の携帯電話機の筐体
構造。
樹脂ケースは直接ねじ締結されており、該ねじ締結部に
おいて前記Mg合金製筐体と前記樹脂ケースの前記メタ
ライズ膜との間に金属ワッシャーを介して前記Mg合金
製筐体と前記樹脂ケースがねじ締結されていることを特
徴とする付記5記載の携帯電話機の筐体構造。
レス鋼又はCu,Ni,Zn及びこれらの合金から成る
群から選択される物質から形成されることを特徴とする
付記12記載の携帯電話機の筐体構造。
筐体構造における金属蒸着膜形成の前処理方法におい
て、前記Mg合金製筐体の全面に過マンガン酸カリウム
系のノンクロメート化成処理を施した後、前記電気絶縁
性樹脂の塗装を行うことを特徴とする金属蒸着膜形成の
前処理方法。
装をされたプリント配線板を収容した携帯電話機の筐体
構造であって、前記プリント配線板の一方の側で該プリ
ント配線板にネジ止め固定され、第1のリブを有するM
g合金製筐体と、前記プリント配線板の他方の側で該プ
リント配線板にネジ止め固定され、一体成形された第2
のリブを有し、前記Mg合金製筐体と協働して前記プリ
ント配線板を内部に収容する樹脂ケースと、先端が前記
第1のリブに当接するように前記プリント配線板のアー
スパターン上に形成された第1の導電性樹脂突起と、先
端が前記第2のリブに当接するように前記プリント配線
板のアースパターン上に形成された第2の導電性樹脂突
起とを具備し、前記Mg合金製筐体はその表面に下地の
Zn置換めっき膜及びNiめっき膜を有していることを
特徴とする携帯電話機の筐体構造。
装をされたプリント配線板を収容した携帯電話機の筐体
構造であって、前記プリント配線板の一方の側で該プリ
ント配線板にネジ止め固定され、第1のリブを有するM
g合金製筐体と、前記プリント配線板の他方の側で該プ
リント配線板にネジ止め固定され、一体定型された第2
のリブを有し、前記Mg合金製筐体と協働して前記プリ
ント配線板を内部に収容する樹脂ケースと、先端が前記
第1のリブに当接するように前記プリント配線板のアー
スパターン上に形成された第1の導電性樹脂突起と、先
端が前記第2のリブに当接するように前記プリント配線
板のアースパターン上に形成された第2の導電性樹脂突
起とを具備し、前記Mg合金製筐体は電気絶縁性樹脂塗
装膜及び該電気絶縁性樹脂塗装膜上の金属蒸着膜を有し
ていることを特徴とする携帯電話機の筐体構造。
g合金製筐体の耐腐食性を向上させるとともに、十分な
電磁シールド特性及びプリント配線板との接続信頼性を
確保づることのできる携帯電話機の筐体構造を提供する
ことができる。
断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 内部に複数の電子部品の実装されたプリ
ント配線板を収容した携帯電話機の筐体構造であって、 前記プリント配線板の一方の側で該プリント配線板にね
じ止め固定されたMg合金製筐体と、 前記プリント配線板の他方の側で該プリント配線板にね
じ止め固定され、前記Mg合金製筐体と協働して前記プ
リント配線板を内部に収容する樹脂ケースと、 一端が前記プリント配線板のアースパターンに接続され
他端が前記Mg合金製筐体に接続されるように、前記プ
リント配線板と前記Mg合金製筐体の間に互いに離間し
て複数個設けられた第1アースばねと、 一端が前記プリント配線板のアースパターンに接続され
他端が前記樹脂ケース内面に形成されたメタライズ膜に
接続されるように、前記プリント配線板と前記樹脂ケー
スの間に互いに離間して複数個設けられた第2アースば
ねとを具備し、 前記Mg合金製筐体はその表面に下地のZn置換めっき
膜及びNiめっき膜を有していることを特徴とする携帯
電話機の筐体構造。 - 【請求項2】 前記樹脂ケース内面に形成されたメタラ
イズ膜は、下地のCu蒸着膜及びSnAg蒸着膜から構
成されることを特徴とする請求項1記載の携帯電話機の
筐体構造。 - 【請求項3】 内部に複数の電子部品の実装されたプリ
ント配線板を収容した携帯電話機の筐体構造であって、 前記プリント配線板の一方の側で該プリント配線板にね
じ止め固定されたMg合金製筐体と、 前記プリント配線板の他方の側で該プリント配線板にね
じ止め固定され、前記Mg合金製筐体と協働して前記プ
リント配線板を内部に収容する樹脂ケースと、 一端が前記プリント配線板のアースパターンに接続され
他端が前記Mg合金製筐体に接続されるように、前記プ
リント配線板と前記Mg合金製筐体の間に互いに離間し
て複数個設けられた第1アースばねと、 一端が前記プリント配線板のアースパターンに接続され
他端が前記樹脂ケース内面に形成されたメタライズ膜に
接続されるように、前記プリント配線板と前記樹脂ケー
スの間に互いに離間して複数個設けられた第2アースば
ねとを具備し、 前記Mg合金製筐体はその表面に電気絶縁性樹脂塗装膜
及び金属蒸着膜を有していることを特徴とする携帯電話
機の筐体構造。 - 【請求項4】 前記金属蒸着膜はCu蒸着膜及びNi蒸
着膜から構成されることを特徴とする請求項3記載の携
帯電話機の筐体構造。 - 【請求項5】 前記金属蒸着膜はNi,Cr,Moを主
成分とするハステロイ蒸着膜及びAl蒸着膜から構成さ
れることを特徴とする請求項3記載の携帯電話機の筐体
構造。
Priority Applications (1)
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