JP2005217500A - 画像読取装置 - Google Patents

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Shisei Kanetani
志生 金谷
Shigeo Kobayashi
重勇 小林
Mitsuru Nakajima
充 中嶋
Shigeru Fujita
茂 藤田
Hiroshi Takemoto
浩志 竹本
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Abstract

【課題】 樹脂製のパッケージを採用した場合でも、固体撮像素子に位置ずれが生じるのを防ぐことのできる画像読取装置を提供する。
【解決手段】 結像レンズと、結像レンズを保持する結像レンズ保持部と、結像レンズによって結像された像を撮像する固体撮像素子13とを備え、固体撮像素子13は、直線状に配列された複数の画素チップ18を内包するパッケージが樹脂で形成され、さらにパッケージは、画素チップ18の配列方向に沿って中央部を含む少なくとも3箇所に設けられた凸部19A,19B,19Cで、結像レンズ保持部の一部である筒状部材15に溶着によって接合されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は画像読取装置に係り、特に、デジタルコピー、ファクシミリなどの画像読取部のCCD固定機構に関する。
一般に、CCD等の固体撮像素子を用いて画像を光学像として読取る画像装置は、図10に示すように、物体1を結像レンズ2を介して固体撮像素子3に結像させて読み取っている。固体撮像素子3には、光電変換を行う微小な画素チップ(この画素チップは通常数μm×数μmの微小な大きさを有する)が直線状に複数個配列されている。図10において、符号4は、画素チップが複数個配列された画素ラインを示している。
このような画像読取装置では、結像レンズ2によって結像された線像を固体撮像素子3上に位置させるとともに、光学特性(ピント、倍率等)を所定の要求精度で読取るために、結像レンズ2や固体撮像素子3の画素ライン4を図11のようにX軸、Y軸、Z軸、Y軸回りのβ回転方向、Z軸回りのγ回転方向の、3軸および2回転方向(以下、2回転方向も軸方向とし、X軸、Y軸、Z軸、β軸、γ軸を単に5軸という)に微動させ位置を調整する必要がある。なお、図10および図11中の符号5は光軸である。
ここで、X軸回りの軸に関しての調整を行わない理由は、β軸、γ軸は画素ラインと直交する方向であり、このβ、γ軸の調整を行わないと結像レンズ2と固体撮像素子3との距離が画素毎に異なって光学特性の精度が低下してしまうのに対して、X軸は画素ラインと同軸方向(平行)であるため、結像レンズ2と固体撮像素子3との距離が画素毎に異なることがなく、光学特性に影響しないためである。
一方、近時では、カラー像を読取るために、図12に示すように、Red(以下、単にRという)、Green(以下、単にGという)およびBlue(以下、単にBという)に分光感度のピークを持つ画素チップR(6a)、B(6b)、G(6c)別に直線状に3列配置した固体撮像素子6が用いられる場合もある。
通常、このような固体撮像素子の位置調整精度は5軸方向共に高精度が要求されており、特にこの要求を達成するために不可欠とされているのが、固体撮像素子を上記のように位置調整した後に固体撮像素子をフレームに固定する際、固体撮像素子の位置ずれがないようにする技術である。
このような技術が必要なのは、いくら高精度に位置調整しても、固定時に位置がずれると再度位置調整が必要になったり、分離可能な固定方法を採用している場合は、その部分を廃棄処分にするしか方法がなくなってしまい、位置調整時間が長くなったり、コスト高の原因になってしまうからである。
固体撮像素子のフレームへの固定については、従来より、ネジによる固定が多く用いられてきたが、このような固定方法を用いると、位置ずれ量は数百μm〜数十μmと大きくなる。
このような不具合を解消するために、ネジに代わる手段として、ヤジリ、タマ、バネ等の複雑な構造部品を用いることも考えられるが、このようにすると部品が高価であるためより一層コスト高となってしまう。
したがって、現在ではネジによる固定に比べて位置ずれ量が少なく、また、部品点数の問題も少ないとされる接着剤による固定が多く試みられている。例えば、図13に示すように、結像レンズ2を結像レンズ保持部7で保持するとともに、結像レンズ保持部7の一側に設けられた突起部7Aに、L字型の中間保持部材8を介して固体撮像素子3を取り付けた画像読取装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図13に示した画像読取装置では、結像レンズ保持部7の突起部7Aと中間保持部材8、および中間保持部材8と固体撮像素子3をそれぞれ接着剤で接合するようにして、固体撮像素子3の取付精度の向上を図っている。
特開2001−313779号公報
ところで、固体撮像素子では画素チップはパッケージに内包されており、従来では、このパッケージがセラミックスであったが、近年では、固体撮像素子のコストダウンを狙って、パッケージが樹脂に置き換えられる傾向にある。
しかしながら、固体撮像素子は作動時に発熱しており、パッケージが樹脂に置き換えられると、図14に破線で示すように、固体撮像素子3が熱によって結像レンズ保持部7側に反り返ってしまい、そのため、固体撮像素子3を高精度に取り付けても、作動時には固体撮像素子3に位置ずれが生じて、所望の光学特性を得ることができないという問題がある。
本発明の課題は、樹脂製のパッケージを採用した場合でも、固体撮像素子に位置ずれが生じるのを防ぐことのできる画像読取装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、結像レンズと、該結像レンズを保持する結像レンズ保持部と、前記結像レンズによって結像された像を撮像する固体撮像素子とを備え、前記固体撮像素子は、直線状に配列された複数の画素チップを内包するパッケージが樹脂で形成され、該パッケージは、前記画素チップの配列方向に沿って中央部を含む少なくとも3箇所で前記結像レンズ保持部に溶着によって接合されていることを特徴としている。
上記構成によれば、画素チップの配列方向に沿って中央部を含む少なくとも3箇所で、パッケージが結像レンズ保持部に溶着によって接合されているので、固体撮像素子は結像レンズ保持部に拘束され、固体撮像素子が発熱しても、固体撮像素子が結像レンズ保持部側に反り返ることはない。
具体的には、請求項2のように、前記結像レンズ保持部は前記結像レンズの光軸に合わせて配置された筒状部材を有し、該筒状部材の端面に前記パッケージが溶着されている。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記筒状部材の端面または前記パッケージには凸部が形成され、前記凸部の先端が溶着されて、前記パッケージと前記筒状部材の端面とが接合されていることを特徴としている。
上記構成によれば、凸部がパッケージに形成されている場合、凸部先端を筒状部材の端面に接触させて、例えば超音波を凸部に当てることにより、凸部先端と筒状部材の端面との接触部に摩擦熱が発生し、凸部先端と筒状部材の端面とを互に溶着することができる。凸部が筒状部材の端面に形成されている場合も、同様にして、凸部先端と筒状部材の端面とを互に溶着することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記凸部は、前記画素チップの配列方向に沿って中央部以外では、前記筒状部材の端面の両端部または前記パッケージの両端部に形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4において、前記パッケージには、前記凸部を介して前記筒状部材の端面に接合される側の面と反対側の面のうち、前記凸部に対向する部分が平面に仕上げられていることを特徴としている。
上記構成によれば、超音波を凸部に当てる際に、前記平面が溶着時の押えとなるので、溶着の信頼性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、結像レンズと、該結像レンズを保持する結像レンズ保持部と、前記結像レンズによって結像された像を撮像する固体撮像素子とを備え、前記結像レンズ保持部は前記結像レンズの光軸に合わせて配置された筒状部材を有し、前記固体撮像素子は、直線状に配列された複数の画素チップを内包するパッケージが樹脂で形成され、該パッケージは、前記画素チップを囲む全周箇所で前記筒状部材の端面に溶着によって接合されていることを特徴としている。
上記構成によれば、画素チップを囲む全周箇所で、パッケージが結像レンズ保持部に溶着によって接合されているので、固体撮像素子はその全周部分が結像レンズ保持部に拘束され、固体撮像素子が発熱しても、固体撮像素子が結像レンズ保持部側に反り返ることはない。
具体的には、請求項7のように、前記筒状部材の端面または前記パッケージの周縁部には一周に亘って突条が形成され、前記突条の先端が溶着されて、前記パッケージと前記筒状部材の端面とが接合されている。
請求項8に記載の発明は、請求項7において、前記パッケージには、前記突条を介して前記筒状部材の端面に接合される側の面と反対側の面のうち、前記突条に対向する部分が平面に仕上げられていることを特徴としている。
上記構成によれば、超音波を突条に当てる際に、前記平面が溶着時の押えとなるので、溶着の信頼性を向上させることができる。
請求項9はスキャナユニットについての発明で、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、スキャナユニットの信頼性向上を図ることができる。
請求項10は画像形成装置についての発明で、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、画像形成装置の信頼性向上を図ることができる。
本発明によれば、固体撮像素子は、中央部を含む少なくとも3箇所または全周部分が結像レンズ保持部に拘束されているため、固体撮像素子に樹脂製のパッケージを採用した場合でも、固体撮像素子に位置ずれが生じるのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施例1による画像読取装置の斜視図である。この画像読取装置10は、結像レンズ11と、結像レンズ11を保持する結像レンズ保持部12と、結像レンズ11によって結像された像を撮像する固体撮像素子13とを備えている。
結像レンズ保持部12は、取付基台14、および取付基台14に載置された筒状部材15で構成されている。取付基台14には、図2に示すように、平板状の基台本体14Aの中央にV溝14Bが形成され、さらにV溝14Bの後方に直方体形状の凹部14Cが設けられている。
V溝14Bには、図1に示すように概略円柱状をなした結像レンズ11が嵌合され、この結像レンズ11の中央部には帯状のレンズ押え16が設けられている。レンズ押え16は中央部16Aが結像レンズ11の外周面に合わせて半円状に曲げられ、中央部16Aの両端には平面部16Bが設けられている。そして、両端の平面部16Bはネジ17で基台本体14Aに止められ、これにより、結像レンズ11がV溝14B内に固定されている。このとき結像レンズ11は、V溝14Bに嵌合されることによりX,Y,β,γ方向(図11参照)の位置決めがなされ、V溝14B内で所定位置に固定されることによりZ方向(図11参照)の位置がなされる。
凹部14C(図2参照)には、断面ロ字状の筒状部材15が嵌合されている。筒状部材15は、その内部空間が結像レンズ11の光軸に一致するよう配置され、一端面15Aに形成された矩形状の開口部15Bが結像レンズ11と対峙している。また、筒状部材15には、図3に示すように、他端面15Cに固体撮像素子13が取り付けられる。他端面15Cには、開口部15Bと同様に矩形状の開口部15Dが形成されている。
固体撮像素子13には、その長手方向に沿って画素チップ18が直線状に配列されている。ここで、固体撮像素子13は、画素チップ18を1列に配列したものでもよいし、図12のような画素チップを3列に配列したものでもよい。
また、筒状部材15の他端面15Cには、その上部に小円柱状の3個の凸部19A,19B,19Cがそれぞれ設けられている。凸部19A,19B,19Cは固体撮像素子13側に向かって突出しており、そのうち凸部19Bは画素チップ18の配列方向に沿って他端面15Cの中央部に、凸部19A,19Cは画素チップ18の配列方向に沿って他端面15Cの両端部にそれぞれ配置されている。なお、凸部19A,19B,19Cは樹脂製であり、筒状部材15に一体形成されている。
図4および図5は、筒状部材15の他端面15Cに固体撮像素子13を取り付けた様子を示しており、図4はその平面図、図5は図4のA−A線に沿った断面図である。
凸部19A,19B,19Cの先端部には、図4および図5に示すように、固体撮像素子13が接合されている。固体撮像素子13は、横長形状をなした樹脂製のパッケージ13Aを有し、そのパッケージ13Aの中央部に長手方向に沿って溝13Bが形成されている。そして、溝13B内に画素チップ18が1列(または3列)に配列されている。
また、溝13Bはその開口部がカバーガラス20で封止され、溝13B内に埃等が入らないようになっている。カバーガラス20の厚みは凸部19A,19B,19Cの高さよりも小さく、筒状部材15の他端面15Cとカバーガラス20の表面との間に隙間が形成されている。
固体撮像素子13には、長手方向に沿った両側部に多数のリード21が設けられ、これらリード21には、固体撮像素子13を駆動する回路である固体撮像素子駆動基板22が半田により接合されている。なお、リード21は固体撮像素子13の両側部全体に設けられているが、図4では中央部が省略されている。また、図3では全てのリード21が省略されている。
また、本実施例では、固体撮像素子13のパッケージ13Aには、図6に示すように、凸部19A,19B,19Cを介して筒状部材15の他端面15Cに接合される側の面と反対側の面、つまり凸部19A,19B,19Cの先端部が接合される面13Cと反対側の面13Dに小さな3つの平面23A,23B,23Cが形成されている。これら平面23A,23B,23Cは光沢面に仕上げられ、凸部19A,19B,19Cが接合される箇所に対向してそれぞれ設けられている。
上記構成の画像読取装置において、固体撮像素子13を筒状部材15の他端面15Cに取り付ける場合は、他端面15Cに設けられた凸部19A,19B,19Cの各先端部に固体撮像素子13のパッケージ13Aを押し当てて、凸部19A,19B,19Cに対してパッケージ13Aの平面23A,23B,23Cから超音波をそれぞれ照射する。すると、樹脂製の凸部19A,19B,19Cが微小に振動し、凸部19A,19B,19Cの先端部と樹脂製のパッケージ13Aとの接触部が摩擦熱によって発熱し、この熱によって、凸部19A,19B,19Cの各先端部、およびパッケージ13Aの前記各先端部との接触部が溶融する。そして、この状態で光学特性の調整を行い、調整が終了した時点で超音波を止めることにより、前記溶融部分が固化して、固体撮像素子13を所定の位置に固定することができる。
超音波を用いて溶着する場合、広い面積を一度に溶融するには超音波の出力を大きくする必要がある。また広い面積に一度に超音波を加えた場合、その加わり方にむらが発生する可能性が高く、溶着不良を起こす可能性がある。
本実施例では、固体撮像素子13と筒状部材15とが小円柱状の凸部19A,19B,19Cを介して接合される構成であるため、小さな超音波の出力で信頼性が高い溶着を行うことができる。
本実施例によれば、筒状部材15の他端面15Cの中央部に凸部19Bが、両端部に凸部19A,19Cがそれぞれ設けられ、これら3つの凸部19A,19B,19Cが固体撮像素子13のパッケージ13Aに溶着によって接合されているので、パッケージ13Aはその中央部が筒状部材15に拘束されることになり、画素チップ18が発熱しても、パッケージ13Aが筒状部材15側に反り返ることはない。その結果、パッケージ13Aが樹脂製であっても、固体撮像素子13に位置ずれが生じるのを防ぐことができる。
また、パッケージ13Aに小さな平面23A,23B,23Cを形成したので、平面23A,23B,23Cを介して超音波を容易に凸部19A,19B,19Cに照射することができる。なお、平面23A,23B,23Cが形成されていなくても超音波を凸部19A,19B,19Cに照射することはできる。また、超音波は固体撮像素子13側からだけでなく、筒状部材15側から照射してもよい。
なお、本実施例では、凸部19A,19B,19Cを筒状部材15側に設けていたが、これら凸部19A,19B,19Cを固体撮像素子13側に設けてもよい。すなわち、固体撮像素子13のパッケージ13Aに、画素チップ18の配列方向に沿って中央部を含む少なくとも3箇所に凸部19A,19B,19Cを設け、凸部19A,19B,19Cの先端部と筒状部材15の他端面15Cとを溶着させるようにする。
図7乃至図9は実施例2を示している。本実施例では、筒状部材15の他端面15Cには開口部15Dの周囲に(すなわち画素チップ18を囲む全周箇所に)突条30が形成されている。この突条30は樹脂製であり、筒状部材15に一体形成されている。
図8は、筒状部材15の他端面15Cに固体撮像素子13を取り付けた様子を示した平面図である。突条30の先端部には固体撮像素子13のパッケージ13Aが接合されている。
また、本実施例では、図9に示すように、固体撮像素子13のパッケージ13Aには、突条30を介して筒状部材15の他端面15Cに接合される側の面と反対側の面、つまり突条30の先端部が接合される面13Cと反対側の面13Dには矩形枠状の平面31が形成されている。この平面31は光沢面に仕上げられ、突条30が接合される箇所に対向して設けられている。なお、筒状部材15や固体撮像素子13の他の構成は実施例1の場合と同様である。
上記構成の画像読取装置において、固体撮像素子13を筒状部材15の他端面15Cに取り付ける場合、他端面15Cに設けられた突条30に固体撮像素子13のパッケージ13Aを押し当てて、突条30に対してパッケージ13Aの平面31から超音波を照射する。すると、樹脂製の突条30全体が微小に振動し、突条30の先端部と樹脂製のパッケージ13Aとの接触部が摩擦熱によって発熱し、この熱によって、突条30の先端部、およびパッケージ13Aの前記先端部との接触部が溶融する。そして、この状態で光学特性の調整を行い、調整が終了した時点で超音波を止めることにより、前記溶融部分が固化して、固体撮像素子13を所定の位置に固定することができる。
本実施例では、固体撮像素子13と筒状部材15とが突条30を介して接合される構成であるため、小さな超音波の出力で信頼性が高い溶着を行うことができる。
本実施例によれば、開口部15Dの周囲に突条30が設けられ、その突条30が固体撮像素子13のパッケージ13Aに溶着によって接合されているので、パッケージ13Aはその周囲全体が筒状部材15に拘束されることになり、画素チップ18が発熱しても、パッケージ13Aが筒状部材15側に反り返ることはない。その結果、パッケージ13Aが樹脂製であっても、固体撮像素子13に位置ずれが生じるのを防ぐことができる。
また、パッケージ13Aに矩形枠状の平面31を形成したので、平面31を介して超音波を容易に突条30に照射することができる。なお、平面31が形成されていなくても超音波を突条30に照射することはできる。また、超音波は固体撮像素子13側からだけでなく、筒状部材15側から照射してもよい。
また、本実施例によれば、固体撮像素子13と筒状部材15とが突条30によって接合されるため、固体撮像素子13と結像レンズ保持部との間には光の入射する隙間が一切形成されず、固体撮像素子13がフレア光の影響を受けることがない。
なお、本実施例では、突条30を筒状部材15側に設けていたが、この突条30を固体撮像素子13側に設けてもよい。すなわち、固体撮像素子13のパッケージ13Aの周囲に突条30を設け、この突条30の先端部と筒状部材15の他端面15Cとを溶着させるようにする。
実施例1または実施例2に示した画像読取装置は、スキャナユニットや画像形成装置に搭載することができる。このようにすれば、スキャナユニットや画像形成装置の信頼性向上を図ることができる。
実施例1による画像読取装置の斜視図である。 結像レンズ保持部の一部である取付基台の斜視図である。 筒状部材の他端面および固体撮像素子の斜視図である。 筒状部材の他端面に固体撮像素子を取り付けたときの平面図である。 図4のA−A線に沿った断面図である。 固体撮像素子に形成した平面を示す図である。 実施例2による筒状部材の他端面および固体撮像素子の斜視図である。 筒状部材の他端面に固体撮像素子を取り付けたときの平面図である。 固体撮像素子に形成した平面を示す図である。 物体、結像レンズおよび固体撮像素子の光学的な位置関係を示す図である。 結像レンズと固体撮像素子の5軸座標を示す図である。 固体撮像素子の正面図である。 従来の画像読取装置の斜視図である。 従来の画像読取装置の問題点を説明する図である。
符号の説明
10 画像読取装置
11 結像レンズ
12 結像レンズ保持部
13 固体撮像素子
13A パッケージ
14 取付基台
15 筒状部材
18 画素チップ
19A,19B,19C 凸部
23A,23B,23C 平面
30 突条
31 平面

Claims (10)

  1. 結像レンズと、該結像レンズを保持する結像レンズ保持部と、前記結像レンズによって結像された像を撮像する固体撮像素子とを備え、
    前記固体撮像素子は、直線状に配列された複数の画素チップを内包するパッケージが樹脂で形成され、該パッケージは、前記画素チップの配列方向に沿って中央部を含む少なくとも3箇所で前記結像レンズ保持部に溶着によって接合されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記結像レンズ保持部は前記結像レンズの光軸に合わせて配置された筒状部材を有し、該筒状部材の端面に前記パッケージが溶着されていることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置において、
    前記筒状部材の端面または前記パッケージには凸部が形成され、前記凸部の先端が溶着されて、前記パッケージと前記筒状部材の端面とが接合されていることを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置において、
    前記凸部は、前記画素チップの配列方向に沿って中央部以外では、前記筒状部材の端面の両端部または前記パッケージの両端部に形成されていることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項3又は4に記載の画像読取装置において、
    前記パッケージには、前記凸部を介して前記筒状部材の端面に接合される側の面と反対側の面のうち、前記凸部に対向する部分が平面に仕上げられていることを特徴とする画像読取装置。
  6. 結像レンズと、該結像レンズを保持する結像レンズ保持部と、前記結像レンズによって結像された像を撮像する固体撮像素子とを備え、
    前記結像レンズ保持部は前記結像レンズの光軸に合わせて配置された筒状部材を有し、
    前記固体撮像素子は、直線状に配列された複数の画素チップを内包するパッケージが樹脂で形成され、該パッケージは、前記画素チップを囲む全周箇所で前記筒状部材の端面に溶着によって接合されていることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項6に記載の画像読取装置において、
    前記筒状部材の端面または前記パッケージの周縁部には一周に亘って突条が形成され、前記突条の先端が溶着されて、前記パッケージと前記筒状部材の端面とが接合されていることを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項7に記載の画像読取装置において、
    前記パッケージには、前記突条を介して前記筒状部材の端面に接合される側の面と反対側の面のうち、前記突条に対向する部分が平面に仕上げられていることを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とするスキャナユニット。
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

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