JP2003101723A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP2003101723A JP2001285967A JP2001285967A JP2003101723A JP 2003101723 A JP2003101723 A JP 2003101723A JP 2001285967 A JP2001285967 A JP 2001285967A JP 2001285967 A JP2001285967 A JP 2001285967A JP 2003101723 A JP2003101723 A JP 2003101723A
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semiconductor chip
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Jun Ando
純 安藤
Tatsuya Tsuyuki
達也 露木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト化を図り、且つ、回路部品上に高精
度に取り付けることができるようにして歩留りを高くす
るとともに、生産後の品質の低下を生じさせず、且つ、
接着固定前に行なう位置調整にて、結像レンズより結像
された線像を固体撮像素子上に正確に位置させ、なおか
つ光学特性(ピント、倍率)を所定の要求精度で読み取
り、固体撮像素子を、X、Y、Z、β、γの5軸方向に
微動させることにより位置を調整することが可能とした
固体撮像素子の支持構造を提供する。 【解決手段】 少なくとも一つの光電変換素子ラインを
備えた撮像用の半導体チップ3と、半導体チップを内部
に収容するパッケージ2と、を備え、パッケージは、凹
所の平坦な内底面に半導体チップをを搭載した絶縁性の
パッケージ本体2と、凹所の外枠上面に固定されて凹所
を封止する透明なカバーガラス15と、パッケージ本体
外部へ引き出されたリードフレーム7と、を備えた固体
撮像素子において、画像読取装置への取付用基準平面P
を、半導体チップを搭載した凹所の内底面30と平行な
面とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置等の画像形成装置や、イメージス
キャナーに用いられる画像読取装置内部に用いる固体撮
像素子の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等
の画像形成装置や、イメージスキャナーには、撮像対象
としての物体を光学像として読取る画像読取装置(撮像
装置)が装備され、画像読取装置には、固体撮像素子
(CCD)が用いられている。図13(a)及び(b)
は、画像読取装置を構成する結像光学系の配置を示す略
図、及びその斜視図であり、結像光学系は、固体撮像素
子1、レンズL、撮像対象物(原稿)Dとを備えてい
る。同図において、固体撮像素子1は、回路基板18上
に搭載するための構成を備えた電子部品であり、レンズ
Lにより撮像対象物Dの光像が結像される位置に受光面
が位置するように配置されている。また、図13(b)
において、画像読取装置内で、固体撮像素子1はプリン
ト基板18の面上に実装されている。ここで、プリント
基板18は、固体撮像素子1を駆動し、また、光学像の
受光に伴って生成される固体撮像素子1からの電気出力
信号に電気的な処理を施した後に画像読取装置本体制御
部(図示せず)に電送する機能を有している。そして画
像読取装置のうち、特に撮像対象物Dの読取り対象が画
像である場合には、使用される固体撮像素子1を構成す
る半導体チップ3上には、複数個の微小な光電変換素子
3aが一列に配置される。よって、このとき画像は線像
として読み取られる。そして、特にカラー画像を読み取
るカラー画像読取装置においては、図13(c)に示す
ような、Red、(以下、単にRとする。)、Gree
n(以下、単にGとする。)、Blue(以下、単にB
とする。)に分光感度のピークを持つ画素をR、G、B
別に3ライン3a、3b、3c配置したカラー用半導体
チップ3が用いられる。さらに、固体撮像素子1は、外
形構造(パッケージ構造)によってもいくつかの種類に
分類される。その中でも、製造コストが有利(安い)と
いう点で、近年においては、サーディップ型の固体撮像
素子や樹脂製のパッケージを有する固体撮像素子が増え
てきており、画像読取装置においても使用されることが
多くなった。
【0003】図14(a)(b)及び(c)は、一般的
な(従来型の)積層型固体撮像素子1A(カラー用)の
基本構造を示す平面図、背面図、及びA−A断面図であ
る。この積層型固体撮像素子1Aは、パッケージ2内
に、光電変換素子を搭載した半導体チップ3を収容した
構成を備えている。パッケージ2は、所要形状を備えた
セラミック薄板を積層させて箱型としたパッケージ本体
5と、パッケージ本体5の凹所6の内部に収容される光
電変換素子を搭載した半導体チップ3と、半導体チップ
3の受光面に配置された光電変換素子ライン3a、3
b、3cと、パッケージ本体5の凹所6の開口を封止す
る透明なカバーガラス15と、を備えている。パッケー
ジ本体5は、凹所6の内底面(底板上面)に半導体チッ
プ3を搭載すると共に、側壁を貫通した状態で外部へ引
き出されたリードフレーム7を有し、リードフレーム7
の内側端部は半導体チップ3上の電極とリード線8によ
り導通されている。
【0004】次に、図15(a)(b)及び(c)は、
一般的な(従来型の)サーディップ型固体撮像素子1B
(ここではカラー用)の基本構造を示す。サーディップ
型固体撮像素子1Bは、パッケージ2内に、光電変換素
子を搭載した半導体チップ3を収容した構成を備えてい
る。パッケージ2は、パッケージ本体5と、パッケージ
本体5の凹所6の内部に収容される光電変換素子を搭載
した半導体チップ3と、半導体チップ3の受光面に配置
された光電変換素子ライン3a、3b、3cと、パッケ
ージ本体5の凹所6の開口を封止する透明なカバーガラ
ス15と、を備えている。パッケージ本体5は、セラミ
ック製平板状のベースフレーム(底板)10aの片面上
にセラミック製環状のウインドフレーム10bを、封止
ガラス10cを介して接合一体化するとともに、凹所内
底面に搭載された半導体チップ3上の電極とリード線8
によっ電気的に接続されたリードフレーム7を封止ガラ
ス10cを貫通させて外部に引き出した構成を備えてい
る。
【0005】図16は、樹脂パッケージ型の固体撮像素
子1C(ここではカラー用)の基本構造の断面形状を示
している。この固体撮像素子1Cのパッケージ2は、上
面に凹所11aを有した樹脂パッケージ本体11の凹所
11aの内底面に光電変換素子を搭載した半導体チップ
3を金属板12を介して搭載し、パッケージ本体11の
側壁を貫通して配置されたリードフレーム7と半導体チ
ップ上の電極との間をリード線(ボンディングワイヤ)
8によって接続した構成を備えている。通常樹脂パッケ
ージ本体11には、熱硬化性樹脂が用いられる。凹所1
1aの開口は、カバーガラス15により封止されてい
る。ところで、固体撮像素子1は、通常、図13(a)
に示した如くリードフレーム7を配線パターン上にハン
ダ接続することによって回路基板18上に取り付けら
れ、その回路基板18は画像読取装置(撮像装置)に設
けられた筐体等に取り付けられる。しかしながら固体撮
像素子1を回路基板18上の所定位置に精度よく搭載す
ることは、ハンダなどで回路基板上に取付ける構造上困
難である。回路基板18は画像読取装置に正確に配置す
ることができるが、固体撮像素子1と回路基板18との
間の位置の不正確さは、結果として固体撮像素子1とレ
ンズLなどの構成部品との間でしばしば位置合わせ不良
をもたらす。そのような位置合わせ不良は、撮像対象物
としての原稿D上の画像と固体撮像素子1との間で深刻
な位置合わせ不良を引き起こし、結果として対応する撮
像品質の劣化を生ずる。
【0006】次に、図17(a)(b)は固体撮像素子
1を回路基板18上に搭載する際に固体撮像素子を把持
するために使用される把持手段(チャック手段)の構成
を示す図であり、この把持手段50は、図示しない作業
アームの先端に矢印方向へ進退可能に支持された一対の
把持部51を備えており、各把持部51の把持面51a
によって固体撮像素子1のパッケージの適所を把持した
状態で回路基板18上に移載して位置決めしていた。し
かし、把持部51の把持面51aが固体撮像素子1のパ
ッケージ外面に当接する部位や、当接姿勢等について充
分に配慮が払われていた訳ではなく、高い精度で正確に
回路基板上に位置決めできる確率は決して高くなかっ
た。そこで、本出願人は、レンズLより結像された線像
を固体撮像素子1上に位置させ、なおかつ光学特性(ピ
ント、倍率など)を所定の要求精度で読み取るために、
画像読取装置の製造段階で、固体撮像素子1を、図13
(b)に示すX、Y、Z、β、γの5軸方向に微動させ
て、回路基板18上に載置される固体撮像素子1の位置
を調整する方法を提案した。このようにして位置調整さ
れた固体撮像素子1は、接着、ネジなどの固定手段を用
いて画像読取装置に設けられた保持部材に取り付けられ
る。しかしながら、固体撮像素子1の接着固定前の位置
調整作業において、結像レンズによって結像された線像
を固体撮像素子1上に位置させ、かつ光学特性を所定の
要求精度で読取るために、固体撮像素子1を5軸方向に
位置調整する際に、固体撮像素子1の取付けを高精度に
行うことは容易ではなく、歩留まりを高くしたり、固体
撮像素子1の固定力の低下が生じるのを防止するための
具体的な構成はこれまで提案されていなかった。
【0007】特開平5−226493号公報『ガラス封
止型集積回路』には、封止ガラスのクラック発生を防ぐ
ために、ガラスメニスカス面(封止ガラス側面のこと)
を凸形状にした構成が開示されている。また、特許第2
576694号『半導体装置』には、接着面積を増やし
て接着強度を上げるために、ウインドフレーム(キャッ
プ)の長さをベースよりも広げた構造が開示されてい
る。これらの公報に開示された各パッケージ構造は、い
ずれも後述する本発明の実施形態の構造と類似している
かに見えるが、しかし、これらの公報に記載された部品
は、いずれも固体撮像素子ではない。即ち、パッケージ
内に内蔵されている半導体チップが光電変換素子ではな
く、メモリ等の記憶素子(ROM等)である。つまり、
これらの部品は、記憶素子であることから、これらを何
らかの電子機器などの回路基板上に搭載したときに、精
密位置調整の必要性が生じていない。つまり、本発明と
は技術課題(組立用基準)が全く異なっている。したが
って、上記各公報に記載された記憶素子のパッケージ
は、組立用基準として用いることができる構造にはなっ
ていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、複雑な機構部品を極力廃すること
により低コスト化を図り、且つ、回路部品上に高精度に
取り付けることができるようにして歩留りを高くすると
ともに、生産後の品質の低下を生じさせず、且つ、接着
固定前に行なう位置調整にて、結像レンズより結像され
た線像を固体撮像素子上に正確に位置させ、なおかつ光
学特性(ピント、倍率)を所定の要求精度で読み取り、
固体撮像素子を、X、Y、Z、β、γの5軸方向に微動
させることにより位置を調整することが可能とした固体
撮像素子の支持構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、少なくとも一つの光電変換素子
ラインを備えた撮像用の半導体チップと、該半導体チッ
プを内部に収容するパッケージと、を備え、前記パッケ
ージは、上面に凹所を備え且つ該凹所の平坦な内底面に
前記半導体チップをを搭載した絶縁性のパッケージ本体
と、該パッケージ本体の凹所の外枠上面に固定されて凹
所を封止する透明なカバーガラスと、該パッケージ本体
内部において半導体チップ上の電極と接続されると共に
パッケージ本体外部へ引き出されたリードフレームと、
を備えた固体撮像素子において、画像読取装置への取付
用基準平面を、前記半導体チップを搭載した前記凹所の
内底面と平行な面としたことを特徴とする。請求項2の
発明は、前記取付用基準平面は、前記カバーガラスを介
して前記半導体チップの受光面に入射する光の光軸と直
交する面であることを特徴とする。請求項3の発明は、
前記パッケージは、底板を構成するセラミック平板であ
るベースフレームと、該ベースフレームの片面上に封止
ガラスを介して固定されるセラミック製の環状のウイン
ドフレームと、から成るパッケージ本体と、前記ウイン
ドフレームの外枠上面に固定される透明なカバーガラス
と、前記封止ガラスを貫通して外部に引き出されるリー
ドフレームと、から成ることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、前記パッケージ本体は
樹脂製であり、該パッケージ本体の凹所内底面に配置し
た金属板上に前記半導体チップを搭載した構成を備え、
前記画像読取装置への取付用基準平面は、前記金属板上
に設定されていることを特徴とする。請求項5の発明
は、前記画像読取装置への取付用基準平面は、前記カバ
ーガラス上面からなることを特徴とする。請求項6の発
明は、前記画像読取装置への取付用基準平面は、前記パ
ッケージ本体の凹所の外枠上面、又は前記ウインドフレ
ーム上面であることを特徴とする。請求項7の発明は、
前記画像読取装置への取付用基準平面は、前記凹所内底
面又は前記ベースフレームの上面であることを特徴とす
る。請求項8の発明は、前記取付用基準平面は、前記パ
ッケージ本体の底板、ベースフレーム、或いは前記金属
板をいずれかの方向へ張り出した張り出し面上に配置さ
れていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態により詳細に説明する。図1(a)(b)及び
(c)は本発明の一実施形態に係る固体撮像素子の支持
構造(画像読取装置の結像光学系)を示す斜視図、その
正面図、及び要部拡大図である。なお、図13、図1
4、図15、図16、図17及びその説明を併せて参照
しつつ本発明を説明する。この固体撮像素子1の支持構
造は、結像レンズLを平坦面21a上にレンズ押え板2
2によって固定し、且つ後方の2つの角隅部に夫々台座
21bを突設した固体撮像素子保持用の保持部材21
と、各台座21b上に底板23bの底面を接着固定され
る透明材料から成るL字状の中間保持部材23と、中間
保持部材23の起立板23aの背面に前面を接着固定さ
れる固体撮像素子1と、固体撮像素子1を搭載した回路
基板18と、を備えている。回路基板18は、図示しな
い画像読取装置本体の適所に固定されている。固体撮像
素子1としては、上記の如き積層型固体撮像素子1A、
サーディップ型固体撮像素子1B、及び樹脂パッケージ
型固体撮像素子1Cがあり、いずれも回路基板18上の
配線パターン上に、リードフレーム7をハンダ接続され
ることによって搭載される。
【0012】保持部材21の平坦面21a上には、原稿
画像をRGBの各光電変換素子ライン3a、3b、3c
(図13(c)を参照)に結像させるための結像レンズ
Lが、V溝21cにて位置決めされ、且つレンズ押え板
22により押さえられ支持されている。そして、レンズ
Lの光軸Oは、座標上、Z方向に該当する。他に、X方
向は画像読取装置における主走査方向、Y方向は副走査
方向に相当する。また、回路基板18は、固体撮像素子
1を実装している。ここで、回路基板18は、固体撮像
素子1を駆動し、また、結像した光学像に伴う固体撮像
素子1の電気出力信号を電気的に処理した後に画像読取
装置の制御部に電送する機能を有した回路部品を搭載し
ている。そして、固体撮像素子1は、L字状の中間保持
部材23を介して保持部材21に取付けられている。中
間保持部材23は、光透過材料から構成されている。よ
って、レンズLによる光学像は、中間保持部材23の起
立板23aを透過して固体撮像素子1の前面に位置する
半導体チップ上の光電変換素子ライン3a、3b、3c
上に結像される。固体撮像素子1のパッケージ前面と、
中間保持部材23の起立板23b背面とを接続する手段
として、接着手段が考えられる。特に、硬化速度が10
秒程度と速い紫外線硬化型接着剤を用いることが生産性
の点で有利である。
【0013】図1(c)の接着状態を示す拡大図におい
て、中間保持部材23は、底板23bの底面を紫外線硬
化型接着剤25bによって保持部材21の台座21b上
に固定され、各起立板23aの背面は紫外線硬化型接着
剤25aによって固体撮像素子外形部(前面側両端部)
に夫々固定されている。紫外線硬化型接着剤25a、2
5bは、中間保持部材23が透明であることから、紫外
線(図示せず)を中間保持部材23を透過させて照射さ
せることで、硬化が可能となる。製造時の接着剤硬化前
後においては、保持部材21及び固体撮像素子1は把持
手段によって把持され、逆に中間保持部材23は把持さ
れていない状態をとる。この把持形態をとることによ
り、接着剤の硬化時のメカニズムにおいては、本出願人
による出願である特開平10−309801号公報に記
載されている如く、中間保持部材を介在させる構造とす
ることにより、各接着剤25a、25bの膜厚を必要最
小限とし、しかも硬化後の収縮による影響を受けること
なく、両接着部材間の位置精度を高く維持することがで
きる。即ち、接着剤25a、25bの収縮に伴う各部の
動きを、中間保持部材23が固体撮像素子1と固体撮像
素子保持部材21とに夫々近づく動き(ズレ)に変換さ
せることで、固体撮像素子1自体のズレを押えるように
したので、固体撮像素子保持部材21に対し、固体撮像
素子1を高精度に位置決めすることができる固体撮像素
子構造とすることができる。この接着固定において、接
着剤25aと25bの厚さは、硬化収縮の影響を少なく
するためできるだけ薄い方がよい。しかし、実際は、固
体撮像素子1、保持部材21、中間保持部材23の平面
度に応じて、平面の凸凹の差分を埋めるだけの厚さを設
定する必要が生じてくる。
【0014】ところで、製造時においては、接着固定の
前に、まず中間保持部材1が所定位置に調整されていな
ければならない。つまり、この位置調整の段階で、光学
特性(ピント、倍率)を所定の要求精度で読み取り、固
体撮像素子1を、X、Y、Z、β、γの5軸方向に微動
させ位置を調整することが必要となる。まずX方向への
調整に際しては、台座21b上に塗布した接着剤25b
上を中間保持部材23をX方向へ移動させることによ
り、中間保持部材23と固体撮像素子1とが連動してX
方向にすべる動きをして調整される。Y方向への調整に
際しては、起立板23aの背面に塗布した接着剤25a
上を固体撮像素子1をY方向へ移動させることにより、
固体撮像素子1がY方向にすべる動きをして調整され
る。Z方向への調整に際しては、接着剤25bを、中間
保持部材23がZ方向にすべるようにして調整される。
回転調整方向のうちのβ方向調整は、接着剤25b上
を、中間保持部材23と固体撮像素子1とが連動してβ
方向に回転する動きをして調整される。また、回転調整
のうちのγ方向調整は、接着剤25a上を、固体撮像素
子1がγ方向に回転して調整される。これらX、Y、
Z、β、γの個々の動きは、完全に他方向に対して独立
して行なうことができる。それは、接着剤25aと25
bを夫々塗布した接合面(起立板23aの背面と底板2
3bの底面)が直角に交差した状態に構成されているこ
とによる。2つの接着面が直角になっていることから、
すべらせて調整する動きも直角座標に一致させることが
できている。
【0015】この実施形態の一つの特徴的な構成及び効
果は、中間保持部材23の起立板23aの背面と接する
固体撮像素子1の前面(上面)1aが、固体撮像素子の
パッケージ2内に配置された半導体チップ3の受光面
(光電変換素子配置面)と平行に配置されているため
に、X軸周りの回転方向αに対して結像レンズLと固体
撮像素子1との距離が画素毎に異なってくるという不具
合がなく、光学特性に影響を受けないためX軸周りの回
転方向αの調整を行わなくても、高い光学特性を得るこ
とができることにある。また、上記の位置調整を行なう
ためには、製造時に、製造装置(図示せず)を構成する
把持手段等により固体撮像素子1を把持しながら行う必
要がある。このとき、把持手段によって固体撮像素子1
を直接把持するのではなく、把持の対象物を、固体撮像
素子1を実装している基板18にする方法も考えられ
る。しかし、基板18は剛性の点で問題がある。なぜな
ら、形状の点では基板18は薄い板であり、材質的に
も、通常は剛性の高いものが使用されることはないから
である。このように剛性の低い基板18を把持した場
合、把持による基板の弾性変形が生じ、延いてはこれが
固体撮像素子1の位置変化を生じさせる原因となる。記
憶素子等、調整精度の低い部品の場合は、このことは問
題とならないが、上述の如く、高精度が要求される画像
読取装置に使用される固体撮像素子の場合には、この変
形量は大きな問題となる。従って、製造時、調整時の把
持の対象は、固体撮像素子1を直接把持することが望ま
しい。このように、固体撮像素子1を把持手段(図17
参照)により把持して接着工程、調整工程を実施する時
に、固体撮像素子1の前面1a(接合面)と同一平面を
基準として把持することによって把持時のα方向への位
置ずれを最小とすることができる。換言すれば、図17
に示した把持手段50の把持部51に設けた基準面51
aを固体撮像素子1側の基準面に当接させることによ
り、把持手段に対する固体撮像素子の姿勢を一義的に確
定することができる。
【0016】以下、把持手段によって固体撮像素子を把
持して各方向への調整作業を実施するのに適した構成を
備えた固体撮像素子について説明する。図2(a)
(b)及び(c)は本発明の第1の実施形態に係る積層
型固体撮像素子(CCD)1Aの構成を示す平面図、背
面図、及びA−A断面図である。この積層型固体撮像素
子1Aは、パッケージ2内に、光電変換素子を搭載した
半導体チップ3を収容した構成を備えている。パッケー
ジ2は、所要形状を備えたセラミック薄板を積層させて
箱型としたパッケージ本体5と、パッケージ本体5の凹
所6の内底面に搭載される光電変換素子を搭載した半導
体チップ3と、半導体チップ3の受光面に配置された光
電変換素子ライン3a、3b、3cと、パッケージ本体
5の凹所6の開口を封止する透明なカバーガラス15
と、を備えている。パッケージ本体5は、凹所6の内底
面(底板上面)に半導体チップ3を搭載すると共に、側
壁を貫通した状態で外部へ引き出されたリードフレーム
7を有し、リードフレーム7の内側端部は半導体チップ
3上の電極とリード線8により導通されている。この実
施形態に係る固体撮像素子1の特徴的な構成は、画像読
取装置の筐体(図示せず)への取付時の基準平面Pが、
半導体チップ3が配設されているパッケージ本体の平坦
な内底面30と平行な面として設けられている点にあ
る。具体的には、図2の固体撮像素子1は、取付面配置
の一例として画像読取装置筐体への取付時の基準平面P
がパッケージ本体5の上面(外枠上面)5aに設けられ
ている例を示している。なお、パッケージ本体の上面5
aは、固体撮像素子1の前面(上面)と一致している。
この基準平面Pは、図17に示した把持手段50の把持
部51の基準面51aに当接することによって、常に正
確な姿勢で回路基板18上に搭載されることができる。
【0017】次に、図3(a)(b)及び(c)は、本
発明の第2の実施形態に係るサーディップ型固体撮像素
子(CCD)1Bの構成を示す平面図、背面図、及びA
−A断面図である。サーディップ型固体撮像素子1B
は、パッケージ2内に、光電変換素子を搭載した半導体
チップ3を収容した構成を備えている。パッケージ2
は、パッケージ本体5と、パッケージ本体5の凹所6の
内部に収容される光電変換素子を搭載した半導体チップ
3と、半導体チップ3の受光面に配置された光電変換素
子ライン3a、3b、3cと、パッケージ本体5の凹所
6の開口を封止する透明なカバーガラス15と、を備え
ている。パッケージ本体5は、セラミック製平板状のベ
ースフレーム10aの片面上にセラミック製環状のウイ
ンドフレーム10bを、封止ガラス10cを介して接合
一体化するとともに、凹所内底面に搭載された半導体チ
ップ3上の電極とリード線8によって電気的に接続され
たリードフレーム7を封止ガラス10cを貫通させて外
部に引き出した構成を備えている。この実施形態に係る
サーディップ型固体撮像素子1Bは、画像読取装置筐体
(図示せず)への取付時の基準平面Pが、半導体チップ
3が配設されているパッケージ本体5の凹所内底面、即
ちベースフレーム10aの上面である平面30と平行な
平面として設けられている点が特徴的である。具体的に
は、この実施形態は、取付面配置の一例として画像読取
装置筐体への取付時の基準平面Pがウインドフレーム1
0bの上面(外枠上面)5aに設けられている場合を示
している。なお、この実施形態を図16に示した樹脂製
パッケージから成る固体撮像素子1Cに適用する場合に
は、図16に示した樹脂パッケージ本体11の凹所11
aの平坦な内底面と平行な基準平面Pを樹脂パッケージ
11の上面(外枠上面)に設定する。このように、図
2、図3の実施形態においては、固体撮像素子1を把持
手段により把持して接着工程、調整工程を実施する時
に、固体撮像素子1の前面1a、パッケージ本体の上面
5a(接合面)、或いはウインドフレーム10bの上面
5aと同一平面を基準平面Pとして、把持手段の基準面
に当接しながら把持することによって把持時のα方向へ
の位置ずれを最小とすることができる。また、パッケー
ジ本体の凹所内底面(底板上面)、ベースフレーム上に
夫々半導体チップ3の取付用基準平面Pを設けることに
よって、半導体素子の受光部との平行性を簡単に得るこ
とができ、固体撮像素子保持部材21に対し、固体撮像
素子1を高精度に位置決めすることができる。
【0018】次に、図4は、本発明の他の実施形態に係
る固体撮像素子、及びその支持構造を示す斜視図であ
り、この実施形態に係る固体撮像素子1は、そのパッケ
ージ上面(前面)に設けた取付用基準平面Pが、カバー
ガラス15を介して半導体チップ3の受光面(光電変換
素子ライン)に入射する光の光軸Oと直交する面である
ことが特徴的である。即ち、光軸OをZ軸とした場合、
画像読取装置筐体(図示せず)への取付時の基準平面P
はX−Y平面と平行な平面となる。このため、図4の実
施形態に係る固体撮像素子の支持構造においては、固体
撮像素子1を把持手段により把持して接着工程、調整工
程を実施する時に、固体撮像素子1の前面1a(接合
面)、或いはパッケージ本体の上面5aと同一平面を基
準平面Pとして把持することによって把持時のα方向へ
の位置ずれを最小とすることができる
【0019】次に、図5は、本発明の他の実施形態に係
るサーディップ型固体撮像素子1Bの平面図、背面図、
A−A断面図であり、画像読取装置筐体(図示せず)へ
の取付時の基準平面Pがカバーガラス15の前面上に設
けられており、かつカバーガラス15上の基準平面Pと
ベースフレーム10aの上面、即ち半導体チップ3を取
付る面30は平行である。なお、カバーガラス15の前
面上に、把持手段による把持する際の基準平面Pを設定
する構成は、図16に示した樹脂パッケージ型の固体撮
像素子1Cにも適用することができ、この場合にも樹脂
パッケージの凹所を封止するカバーガラス15の前面を
基準平面とする。このようにカバーガラス15上に固体
撮像素子の取付用基準平面Pを設けることによって、半
導体チップ3の受光部(光電変換素子)との平行性を簡
単に得ることができ固体撮像素子保持部材21に対し、
固体撮像素子を高精度に位置決めすることができるとと
もに、カバーガラスが固体撮像素子のレンズに一番近い
部分に位置している為、画像読取装置に取付時にレイア
ウト上の制約条件が少なくてすむ。図6は、結像レンズ
LをX軸方向から見た略図であり、画像読取装置筐体は
図示せず、固体撮像素子1の構成も略図である。撮像対
象物Dからの光(像)がレンズLを通して固体撮像素子
1に集光されている。このときカバーガラス15の上面
のうち、レンズLにて集光される光束Oと干渉しない位
置に、画像読取装置筐体(図示せず)への取付時の基準
平面Pが設けられている。このため、固体撮像素子1を
把持手段により把持して接着工程、調整工程を実施する
時に、固体撮像素子1の拘束Oを回避したカバーガラス
15の上面適所を基準平面Pとして把持することがで
き、適切な調整作業を行うことができる。
【0020】次に、図7(a)(b)及び(c)は、本
発明の他の実施形態に係るサーディップ型固体撮像素子
の平面図、背面図、及びA−A断面図であり、この実施
形態に係るサーディップ型固体撮像素子1は、画像読取
装置筐体(図示せず)への取付時の基準平面Pがベース
フレーム10aの面上に設けられている。このとき、光
電変換素子を備えた半導体チップ3は、ベースフレーム
10aの平面30上に取り付けられているので、半導体
チップ取付け面としての平面30と、画像読取装置筐体
(図示せず)への取付時の基準平面Pは同一平面内にあ
りかつ平行である。図8(a)(b)及び(c)は本発
明の他の実施形態に係るサーディップ型固体撮像素子の
平面図、背面図、及びA−A断面図であり、この実施形
態に係るサーディップ型固体撮像素子1は、画像読取装
置筐体(図示せず)への取付時の基準平面Pがベースフ
レーム10aの面上に設けられている点では、図7の固
体撮像素子と同様であるが、図7の実施形態では、ベー
スフレーム10aの長辺全体がウィンドフレーム10b
に対してY方向に大きくなっているが、図8の固体撮像
素子は、ベースフレーム10aの長辺の中央部のみを側
方に張り出させてウインドフレーム10bよりも大きく
構成し、この張り出し面を、画像読取装置筐体(図示せ
ず)への取付時の基準平面Pとしている。従って、ベー
スフレームの長辺の他の部分はウィンドフレーム10b
と同じ大きさで良い。このとき、光電変換素子を備えた
半導体チップ3は、ベースフレーム10aの平面30上
に取り付けられているので、半導体チップ取付け面とし
ての平面30と、画像読取装置筐体(図示せず)への取
付時の基準平面Pは同一平面内にありかつ平行である。
【0021】次に、図9(a)(b)及び(c)は本発
明のサーディップ型固体撮像素子1Bの平面図、背面
図、及びA−A断面図であり、このサーディップ型固体
撮像素子1を、画像読取装置筐体(図示せず)へ取付け
る時の基準平面Pは、固体撮像素子長手方向両端へ張り
出したベースフレーム10aの張り出し面上、もしくは
ウィンドフレーム10b上、或いはカバーガラス15上
に設けられている。図9に示した基準平面Pの設定は、
樹脂パッケージ型の固体撮像素子1Cのパッケージ構造
にも適用することができ、この場合、基準平面Pは樹脂
製パッケージの長手方向両端部の張り出し面等に設定さ
れることとなる。次に、図10(a)(b)及び(c)
は、本発明の他の実施形態に係る樹脂パッケージ型の固
体撮像素子1Cの構成を示す平面図、背面図、及びA−
A断面図である。このタイプの固体撮像素子1Cは、パ
ッケージ2の凹所6内に半導体チップ3を搭載した状態
で、凹所6をカバーガラス15によって封止した構成を
備えている。パッケージ2は、セラミック、樹脂等の絶
縁材料から成るパッケージ本体5と、凹所6の平坦な内
底面に配置した金属板40と、パッケージ本体5の側壁
を貫通し金属板40上の半導体チップ3の電極とリード
線8により導通したリードフレーム7と、を備えてい
る。この固体撮像素子1Cにおいては、画像読取装置筐
体(図示せず)への取付時の基準平面Pが金属板40上
に設けられている。具体的には、金属板40は、パッケ
ージ本体5の長手方向両端部に位置する側壁を貫通して
張り出しており、この張り出し部の面を基準平面Pとし
ている。凹所6の内底面に相当する半導体チップ取付面
と画像読取装置筐体(図示せず)への取付時の基準平面
Pは同一平面内にありかつ平行である。
【0022】また、図10の実施形態に係る樹脂パッケ
ージ型の固体撮像素子1Cでは、光電変換素子を備えた
半導体チップ3が搭載されている金属板40の長手方向
両端部がパッケージ本体5の側壁から外部へ突出してい
るが、図11の固体撮像素子のように長手方向へ延びる
側面中央部から短手方向に金属板40を張り出し、この
張り出し面を基準平面Pとしてもよいし、或いは図12
のように金属板40を全周にわたってパッケージ本体5
の側壁から外側へ張り出した構成とし、この張り出し面
を基準平面としてもよい。図7乃至図12の各実施形態
のように、取付用基準平面Pをパッケージ本体の両端に
張り出した面に設けることによって、画像読取装置筐体
への取付部のピッチを広くすることができ、その結果光
軸周りの回転方向の力に強い画像読取装置とすることが
でき、画像品質が向上する。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、特開平10−
309801号公報記載の発明と同様に、固定時(=接
着硬化時)に生じる接着剤の硬化収縮の影響に対し、接
着剤の収縮を、中間保持部材が固体撮像素子と固体撮像
素子保持部材とに近づく動き(ズレ)に変換させること
で、固体撮像素子自体のズレを押さえることができ、固
体撮像素子保持部材に対し、固体撮像素子を高精度に位
置決めすることができる固体撮像素子構造とすることが
できる。さらに、接着面のうち、直角な2面25a、2
5b)をスライド調整をさせることで、構造全体とし
て、X、Y、Z、β、γの5軸方向に微動させ位置を調
整することができる固体撮像素子構造とすることができ
る。請求項2の発明によれば、カバーガラス上に固体撮
像素子の取付用基準平面を設けることによって、半導体
チップの受光部(光電変換素子)との平行性を簡単に得
ることができ固体撮像素子保持部材に対し、固体撮像素
子を高精度に位置決めすることができる固体撮像素子構
造とすることができるとともに、カバーガラスが固体撮
像素子のレンズに一番近い部分に位置している為、画像
読取装置に取付時にレイアウト上の制約条件が少なくて
すむ。
【0024】請求項3、6の発明によれば、ウィンドフ
レーム上に固体撮像素子の取付用基準平面を設けること
によって、光電変換素子の受光部との平行性を簡単に得
ることができ、固体撮像素子保持部材に対し、固体撮像
素子を高精度に位置決めすることができる固体撮像素子
構造とすることができる。請求項4、5、7の発明によ
れば、金属板上、カバーガラス上面、パッケージ本体の
凹所内底面(底板上面)、ベースフレーム上に夫々固体
撮像素子の取付用基準平面を設けることによって、光電
変換素子の受光部との平行性を簡単に得ることができ、
固体撮像素子保持部材に対し、固体撮像素子を高精度に
位置決めすることができる固体撮像素子構造とすること
ができる。請求項8の発明によれば、取付用基準平面を
CCDパッケージ両端張り出し部等に設けることによっ
て、画像読取装置筐体への取付部のピッチを広くするこ
とができ、その結果光軸周りの回転方向の力に強い画像
読取装置とすることができ、画像品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態
に係る固体撮像素子の支持構造(画像読取装置の要部構
成)を示す斜視図、その正面図、及び要部拡大図。
【図2】(a)(b)及び(c)は本発明の第1の実施
形態に係る積層型固体撮像素子(CCD)の構成を示す
平面図、背面図、及びA−A断面図。
【図3】(a)(b)及び(c)は、本発明の第2の実
施形態に係るサーディップ型固体撮像素子(CCD)1
Bの構成を示す平面図、背面図、及びA−A断面図。
【図4】本発明の他の実施形態に係る固体撮像素子、及
びその支持構造を示す斜視図。
【図5】(a)(b)及び(c)は、本発明の他の実施
形態に係るサーディップ型固体撮像素子1Bの平面図、
背面図、A−A断面図。
【図6】結像レンズLをX軸方向から見た略図。
【図7】(a)(b)及び(c)は、本発明の他の実施
形態に係るサーディップ型固体撮像素子の平面図、背面
図、及びA−A断面図。
【図8】(a)(b)及び(c)は本発明の他の実施形
態に係るサーディップ型固体撮像素子の平面図、背面
図、及びA−A断面図。
【図9】(a)(b)及び(c)は本発明のサーディッ
プ型固体撮像素子1Bの平面図、背面図、及びA−A断
面図。
【図10】(a)(b)及び(c)は、本発明の他の実
施形態に係る樹脂パッケージ型の固体撮像素子1Cの構
成を示す平面図、背面図、及びA−A断面図。
【図11】(a)及び(b)は本発明の他の実施形態に
係る固体撮像素子の平面図、及びA−A断面図。
【図12】(a)及び(b)は本発明の他の実施形態に
係る固体撮像素子の平面図、及びA−A断面図。
【図13】(a)(b)及び(c)は従来の画像読取装
置の構成説明図。
【図14】(a)(b)及び(c)は従来の積層型固体
撮像素子の平面図、背面図、及びA−A断面図。
【図15】(a)(b)及び(c)は従来のサーディッ
プ型固体撮像素子の平面図、背面図、及びA−A断面
図。
【図16】従来の樹脂パッケージ型固体撮像素子の断面
図。
【図17】(a)及び(b)は従来の把持手段の構成及
び動作説明図。
【符号の説明】
1 固体撮像素子、L 結像レンズL、2 パッケー
ジ、3 半導体チップ、3a、3b、3c 光電変換素
子ライン、5 パッケージ本体、5a 上面、6凹所、
7 リードフレーム、8 リード線、10a ベースフ
レーム、10bウインドフレーム、10c 封止ガラ
ス、11 樹脂パッケージ本体、15 カバーガラス、
21 保持部材、18 回路基板、22 レンズ押え
板、23 中間保持部材、P 基準平面、25a、25
b 接着剤、40 金属板、50 把持手段、51 把
持部、51 基準面。
フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB10 BA10 FA08 GC08 GD02 HA02 HA03 HA23 HA24 5B047 AA01 AB04 BB03 BC02 BC05 5C024 CY47 CY49 DX01 EX01 EX22 EX23 EX25 GX02 5C051 AA01 BA03 DA03 DA06 DB01 DB22 DB35 DC02 DC07 DD02 DE21 EA01 FA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの光電変換素子ラインを
    備えた撮像用の半導体チップと、該半導体チップを内部
    に収容するパッケージと、を備え、 前記パッケージは、上面に凹所を備え且つ該凹所の平坦
    な内底面に前記半導体チップをを搭載した絶縁性のパッ
    ケージ本体と、該パッケージ本体の凹所の外枠上面に固
    定されて凹所を封止する透明なカバーガラスと、該パッ
    ケージ本体内部において半導体チップ上の電極と接続さ
    れると共にパッケージ本体外部へ引き出されたリードフ
    レームと、を備えた固体撮像素子において、 画像読取装置への取付用基準平面を、前記半導体チップ
    を搭載した前記凹所の内底面と平行な面としたことを特
    徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記取付用基準平面は、前記カバーガラ
    スを介して前記半導体チップの受光面に入射する光の光
    軸と直交する面であることを特徴とする請求項1に記載
    の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記パッケージは、 底板を構成するセラミック平板であるベースフレーム
    と、該ベースフレームの片面上に封止ガラスを介して固
    定されるセラミック製の環状のウインドフレームと、か
    ら成るパッケージ本体と、 前記ウインドフレームの外枠上面に固定される透明なカ
    バーガラスと、 前記封止ガラスを貫通して外部に引き出されるリードフ
    レームと、から成ることを特徴とする固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記パッケージ本体は樹脂製であり、該
    パッケージ本体の凹所内底面に配置した金属板上に前記
    半導体チップを搭載した構成を備え、 前記画像読取装置への取付用基準平面は、前記金属板上
    に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の固
    体撮像素子。
  5. 【請求項5】 前記画像読取装置への取付用基準平面
    は、前記カバーガラス上面に設定されていることを特徴
    とする請求項1、2、3又は4に記載の固体撮像素子。
  6. 【請求項6】 前記画像読取装置への取付用基準平面
    は、前記パッケージ本体の凹所の外枠上面、又は前記ウ
    インドフレーム上面に設定されていることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4に記載の固体撮像素子。
  7. 【請求項7】 前記画像読取装置への取付用基準平面
    は、前記凹所内底面又は前記ベースフレームの上面に設
    定されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4
    に記載の固体撮像素子。
  8. 【請求項8】 前記取付用基準平面は、前記パッケージ
    本体の底板、ベースフレーム、或いは前記金属板をいず
    れかの方向へ張り出した張り出し面上に設定されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、又は4のいずれか
    一項に記載の固体撮像素子。
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