JP2005217312A - Simoxウェーハの製造方法及びその方法で製造されたsimoxウェーハ - Google Patents

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Abstract

【課題】 酸素イオン注入時に付着したパーティクルを効率良く除去し、SIMOX構造において、温度23℃での濃度が50重量%であるフッ酸水溶液に30分間浸漬した後に観察されるSOI層を貫通する深い欠陥を低減する。
【解決手段】 シリコンウェーハ11に酸素イオンを注入し、この酸素イオンを注入したシリコンウェーハ11を洗浄した後に、このシリコンウェーハ11を熱処理することによりシリコンウェーハ11の内部に埋込み酸化膜を形成する。シリコンウェーハ11に酸素イオンを注入した後であってシリコンウェーハ11を洗浄する前に、シリコンウェーハ11をフッ酸水溶液12に浸漬してシリコンウェーハ11の表面に形成されたSiO2膜をエッチング処理する工程を更に含む。このエッチング処理時のフッ酸水溶液12のSiO2膜に対するエッチングレートは150〜3000Å/分である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シリコンウェーハ内部に酸素イオンを注入した後、熱処理することによりウェーハ表面から所定の深さの領域に埋込み酸化膜を形成してそのウェーハ表面にSOI(Silicon on Insulator)層を形成したSIMOX(Separation by IMplanted OXygen)ウェーハの製造方法に関するものである。
従来、SIMOXウェーハの製造プロセスにおいて、酸素イオン注入時に付着したパーティクルがその後のアニール処理により欠陥の形成核となることが知られており、上記パーティクルをアニール処理前に除去しておく必要がある。このパーティクルを除去する方法としては、一般的にアンモニア水と過酸化水素と純水の混合液(以下、SC−1洗浄液という)を用いた洗浄方法や、硫酸と過酸化水素と純水の混合液を用いた洗浄方法や、オゾン水及び濃度0.2〜2重量%のフッ酸水溶液を用いた洗浄方法や、これらの洗浄方法を組合せた洗浄方法などが挙げられる。しかし、ウェーハを上記洗浄方法で洗浄しても、ウェーハ表面のパーティクル除去率は最大で80%程度であり、パーティクルを残したままウェーハがアニール工程へ進められてしまい、ウェーハの欠陥の低減には限界があると考えられていた。なお、上記パーティクル除去率は、SurfScan6420(米国KLA-Tencor社製の表面検査装置)を用いて、洗浄前後の粒径0.20μm以上のパーティクル数をそれぞれ計測することにより求められる。
一方、シリコンウェーハに酸素イオンを注入する工程の途中で、超音波を印加した水流を噴射するジェット洗浄、SC−1洗浄液を用いた洗浄、或いは塩酸と過酸化水素と純水の混合液を用いた洗浄を行う半導体の製造方法(例えば、特許文献1参照。)が開示されている。この半導体の製造方法では、酸素イオンの注入前に予めシリコンウェーハに表面酸化膜を形成しておき、酸素イオンの注入工程の途中で希フッ酸水溶液を用いて表面酸化膜を除去するように構成される。
このように構成された半導体の製造方法では、酸素イオンの注入工程の途中でウェーハを洗浄してパーティクルを除去することにより、その後の酸素イオンの注入時にウェーハのパーティクルによる遮蔽面積を小さくすることができるので、埋込み酸化膜の電流パス欠陥を低減できる。また予めウェーハに表面酸化膜を形成した状態で酸素イオンをウェーハに注入し、ウェーハへの酸素イオンの注入工程の途中で、希フッ酸水溶液を用いて表面酸化膜を除去するので、表面酸化膜の表面に付着したパーティクルが表面酸化膜とともに除去され、ウェーハ表面のパーティクルを効果的に低減できるようになっている。
特開平8−78647号公報(請求項1〜5、段落[0019]、段落[0024]、図5)
しかし、上記従来の特許文献1に示された半導体の製造方法では、希フッ酸水溶液の濃度が低く、表面酸化膜のエッチングレートが低いため、表面酸化膜を除去できるけれども、酸素イオン注入時にケイ素及び酸素を介して強固に化学結合したパーティクルを全て除去することは難しく、この方法によっても最大で80%程度しか除去できない不具合があった。この状態でSIMOXウェーハを製造すると、このウェーハの電気的諸特性に悪影響を及ぼすSOI層を貫通する深い欠陥(温度23℃における濃度50重量%のフッ酸水溶液に30分間浸漬した後に観察される欠陥)が未だ多く存在してしまう問題点があった。
本発明の目的は、酸素イオン注入時に付着したパーティクルを効率良く除去でき、SIMOX構造における上記SOI層を貫通する深い欠陥を低減できる、SIMOXウェーハの製造方法及びその方法で製造されたSIMOXウェーハを提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、シリコンウェーハ11に酸素イオンを注入する工程と、酸素イオンを注入したシリコンウェーハ11を洗浄する工程と、この洗浄したシリコンウェーハ11を熱処理することによりシリコンウェーハ11の内部に埋込み酸化膜を形成する工程とを含むSIMOXウェーハの製造方法の改良である。
その特徴ある構成は、シリコンウェーハ11に酸素イオンを注入した後であってシリコンウェーハ11を洗浄する前に、シリコンウェーハ11をフッ酸水溶液12に浸漬してシリコンウェーハ11の表面に形成されたSiO2膜をエッチング処理する工程を更に含み、このエッチング処理時のフッ酸水溶液12のSiO2膜に対するエッチングレートが150〜3000Å/分であるところにある。
この請求項1に記載されたSIMOXウェーハの製造方法では、シリコンウェーハ11を、ウェーハ11表面のSiO2膜に対するエッチングレートが150〜3000Å/分であるフッ酸水溶液12に浸漬したので、シリコンウェーハ11の表面が高速でエッチングされる。このとき二酸化ケイ素に対するエッチングレートが高いので、ケイ素と酸素の結合を大量に含むパーティクルの強固な結合も切断される。この結果、シリコンウェーハ11表面からほぼ完全にパーティクルを除去できる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図1に示すように、シリコンウェーハ11への酸素イオン注入を複数回に分けて行い、これらの酸素イオン注入工程のいずれか1回の注入工程直後又は2回以上の各注入工程直後に、シリコンウェーハ11をフッ酸水溶液12に浸漬することを特徴とする。
この請求項2に記載されたSIMOXウェーハの製造方法では、酸素イオン注入工程のいずれか1回の注入工程直後、例えば最初の酸素イオン注入直後に、フッ酸水溶液12に浸漬してウェーハ11表面処理を行うと、次の酸素イオン注入前にウェーハ11表面に残っているパーティクルが少なくなる。この結果、パーティクルによる酸素イオン注入の遮蔽効果が少なくなるので、SIMOX熱処理工程を経たウェーハ11表面において、温度23℃での濃度が50重量%であるのフッ酸水溶液12に30分間浸漬した後に観察されるSOI層を貫通する深い欠陥の数を低減できる。
またフッ酸水溶液の温度がこのフッ酸水溶液12の凝固点を越えかつ40℃以下であり、フッ酸水溶液へのシリコンウェーハの浸漬時間が10〜600秒間であることが好ましい。
更にSiO2膜に対するフッ酸水溶液12のエッチングレートをR[Å/分]とし、シリコンウェーハ11のフッ酸水溶液12への浸漬時間をH[秒]とするとき、H≧(1500/R)[秒]となるように上記浸漬時間を設定することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4いずれか1項に係る発明であって、更に図1に示すように、フッ酸水溶液12に界面活性剤が添加されたことを特徴とする。
この請求項5に記載されたSIMOXウェーハの製造方法では、シリコンウェーハ11を界面活性剤を添加したフッ酸水溶液12から引上げると、界面活性剤がウェーハ11表面の保護膜として作用するため、パーティクルがウェーハ11表面に再付着するのを防止できる。またこのときウェーハ11を純水にてリンスしても水切れは良好である。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5いずれか1項に記載の方法で製造されかつ温度23℃における濃度50重量%のフッ酸水溶液に30分間浸漬した後に観察されるSOI層を貫通する深い欠陥の数が0.05個/cm2以下であるSIMOXウェーハである。
この請求項6に記載されたSIMOXウェーハは、請求項1ないし5いずれか1項に記載の方法により、酸素イオン注入前にウェーハ表面に残っているパーティクルが少なくなって、パーティクルによる酸素イオン注入の遮蔽効果が少なくなるので、温度23℃における濃度50重量%のフッ酸水溶液に30分間浸漬した後に観察されるSOI層を貫通する深い欠陥の数が極めて少なくなる。
以上述べたように、本発明によれば、シリコンウェーハに酸素イオンを注入した後であってシリコンウェーハを洗浄する前に、シリコンウェーハをフッ酸水溶液に浸漬してシリコンウェーハの表面に形成されたSiO2膜をエッチング処理し、このエッチング処理時のフッ酸水溶液のSiO2膜に対するエッチングレートが150〜3000Å/分であるので、シリコンウェーハの表面が高速でエッチングされる。このとき二酸化ケイ素に対するエッチングレートが高いので、ケイ素と酸素の結合を大量に含むパーティクルの強固な結合も切断される。この結果、シリコンウェーハ表面からほぼ完全にパーティクルを除去できる。
またシリコンウェーハへの酸素注入を複数回に分けて行い、これらの酸素イオン注入工程のいずれか1回の注入工程直後又は2回以上の各注入工程直後に、シリコンウェーハをフッ酸水溶液に浸漬すれば、次の酸素イオン注入前にウェーハ表面に残っているパーティクルが少なくなるので、パーティクルによる酸素イオン注入の遮蔽効果が少なくなる。この結果、SIMOX熱処理工程を経たウェーハにおいて、温度23℃での濃度が50重量%であるフッ酸水溶液に30分間浸漬した後に観察されるSOI層を貫通する深い欠陥の数を低減できる。
またフッ酸水溶液に界面活性剤を添加すれば、シリコンウェーハをこの界面活性剤を添加したフッ酸水溶液から引上げたときに、界面活性剤がウェーハ表面の保護膜として作用する。この結果、パーティクルがウェーハ表面に再付着するのを防止でき、またこのときのウェーハの純水によるリンス後の水切れは良好である。
更に上記方法で製造されたSIMOXウェーハは、温度23℃における濃度50重量%のフッ酸水溶液に30分間浸漬した後に観察されるSOI層を貫通する深い欠陥の数が0.05個/cm2以下と極めて少なくなる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、SIMOXウェーハの製造方法は、シリコンウェーハ11に酸素イオンを注入する工程と、酸素イオンを注入したウェーハ11を洗浄する工程と、この洗浄したウェーハ11を熱処理することによりウェーハ11の内部に埋込み酸化膜を形成する工程とを含む。この実施の形態では、酸素イオン注入を3段階に分けて行う。またウェーハ11の洗浄方法としては、SC−1洗浄液を用いた洗浄方法、硫酸と過酸化水素と純水の混合液を用いた洗浄方法、塩酸と過酸化水素と純水の混合液を用いた洗浄方法、オゾン水及び濃度0.2〜2重量%のフッ酸水溶液を用いた洗浄方法、又はこれらの洗浄方法を組合せた洗浄方法、或いはこれらの洗浄方法とメガソニック洗浄を組合せた洗浄方法などが挙げられる。ここで、メガソニック洗浄とは、0.8〜10MHzの極超音波を被洗浄物に液中で照射する洗浄である。チョクラルスキー法で引上げられたシリコンインゴットはスライスして表面を研磨した後に、第1洗浄工程で洗浄される(図2)。この洗浄されたウェーハ11には、1回目の酸素イオンの注入を行う(第1酸素イオン注入工程)。この酸素イオンの注入は、ウェーハ11を300〜500℃に加熱した状態で酸素イオンのドーズ量が5×1016〜2×1017atoms/cm2で行う。
次いでウェーハ11を洗浄する前に、ウェーハ11をフッ酸水溶液12に浸漬してウェーハ11の表面に形成されたSiO2膜をエッチング処理する(図1及び図2)。このエッチング処理時のフッ酸水溶液12のSiO2膜に対するエッチングレートは、150〜3000Å/分、好ましくは500〜1000Å/分、更に好ましくは500〜600Å/分である。なお、150〜3000Å/分のエッチングレートを達成するためのフッ酸水溶液の濃度は23℃では2.5〜50重量%であり、500〜1000Å/分のエッチングレートを達成するためのフッ酸水溶液の濃度は23℃では10〜20重量%であり、500〜600Å/分のエッチングレートを達成するためのフッ酸水溶液の濃度は23℃では10〜12重量%である。上記エッチング処理により、ウェーハ11の表面が高速でエッチングされるので、ウェーハ11表面の自然酸化膜とともに、ケイ素と酸素の結合を大量に含むパーティクルの強固な結合も切断される、即ち酸素イオン注入時にケイ素及び酸素を介して強固に結合されたパーティクルの化学結合も切断される。具体的には、酸素とパーティクルの化学結合は、1つのパーティクルに対して1本の結合だけではなく多数の結合が存在していると考えられ、これらの結合を切断するためには、HF又は HF2 - がSi−O結合と出会う必要があり、この出会いの確率が律速となる。物理的に狭い隙間に存在する多数の結合を切断するためには、SiO2膜に対するエッチングレートが150Å/分未満であるフッ酸水溶液では、HF又は HF2 - が奥深い部分に到達する前にSi−Oと出会って消費されてしまい、隙間の奥深くまで到達するのが困難である。ところがSiO2膜に対するエッチングレートが150〜3000Å/分であるフッ酸水溶液であれば、HF又は HF2 - が隙間の奥深くに達してもHF又は HF2 - が残存するため、狭い隙間に存在する多数の結合を全て切断できると考えられる。この結果、ウェーハ11表面からほぼ完全にパーティクルを除去できる。
なお、回転するウェーハの表面にフッ酸水溶液を噴射する方法ではなく、ウェーハをフッ酸水溶液に浸漬する方法に限定したのは、回転するウェーハの表面にフッ酸水溶液を噴射する方法では、ウェーハ表面の自然酸化膜が溶解した後にウェーハ表面が疎水面となり、フッ酸水溶液がウェーハ表面に馴染まず、液滴が転がりながら乾燥固化した痕跡がウェーハ表面に残ってこれがパーティクルとして検出されたり、ウェーハ表面が不均一にあれた状態になり、ウェーハ表面の品質が好ましくない状態になるためである。
また、上記SiO2膜に対するエッチングレートが150〜3000Å/分であるフッ酸水溶液に浸漬するウェーハ表面処理に代えてSC−1洗浄液を用いた処理を行っても、SC−1洗浄液のケイ素及び二酸化ケイ素(SiO2)に対するエッチングレートは20Å/分程度が限界であり、その処理時間を長くしてエッチング量を増加させても、除去できない不動点パーティクルが多数残存し、ウェーハの欠陥の原因となってしまう。ここで、不動点パーティクルとは、第2洗浄工程前後において同一位置に残存するパーティクルをいう。
上記フッ酸水溶液12の温度はこのフッ酸水溶液の凝固点を越えかつ40℃以下、好ましくは20〜25℃であり、フッ酸水溶液12へのウェーハ11の浸漬時間は10〜600秒間、好ましくは30〜100秒間である。ここで、フッ酸水溶液12のSiO2膜に対するエッチングレートを150〜3000Å/分の範囲に限定したのは、150Å/分未満では、ウェーハ11の表面のエッチングレートが遅く、ケイ素と酸素の結合を大量に含むパーティクルの強固な結合を切断できず、即ち酸素イオン注入時にケイ素及び酸素を介して強固に結合されたパーティクルの化学結合を切断できず、3000Å/分を越えるとウェーハ11の表面粗さが悪化するからである。またフッ酸水溶液12の温度をこのフッ酸水溶液の凝固点を越えかつ40℃以下の範囲に限定したのは、フッ酸水溶液の凝固点以下ではエッチング処理を行えず、40℃を越えるとフッ酸水溶液からミストが発生して取扱い難くなるとともに表面粗さが悪化するからである。更にフッ酸水溶液12へのウェーハ11の浸漬時間を10〜600秒間の範囲に限定したのは、10秒間未満では浸漬時間が短すぎて、ケイ素と酸素の結合を大量に含むパーティクルの強固な結合を切断できず、即ち酸素イオン注入時にケイ素及び酸素を介して強固に結合されたパーティクルの化学結合を切断できず、600秒間を越えると表面粗さが悪化するからである。
なお、ウェーハ11表面に形成されたSiO2膜に対するフッ酸水溶液12のエッチングレートをR[Å/分]とし、ウェーハ11のフッ酸水溶液12への浸漬時間をH[秒]とするとき、H≧(1500/R)[秒]となるように浸漬時間を設定することが好ましい。これによりフッ酸水溶液12のエッチングレートに基づく最適なウェーハ11の浸漬時間を速やかに求めることができる。また上記フッ酸水溶液12には界面活性剤を添加することが好ましい。フッ酸水溶液12に界面活性剤を添加すると、界面活性剤がウェーハ11表面の保護膜として作用するため、パーティクルがウェーハ11表面に再付着するのを防止できる。またこのウェーハ11を純水にてリンスすると、水切れが良好である。上記界面活性剤としては、イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等が挙げられ、界面活性剤の添加量は0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜1重量%である。界面活性剤の添加量を0.1〜10重量%の範囲に限定したのは、0.1重量%未満ではウェーハ11表面の保護膜として機能せず、10重量%を越えると塩析を起こしてエッチングを妨げるからである。
次に上記ウェーハ11を純水14を貯留したリンス槽13に浸漬して濯いだ後に、引上げて乾燥する(図1)。このリンス槽13は純水14を貯留する槽本体13aと、この槽本体13aの上部外周縁に設けられ槽本体13aからオーバフローした純水14を受けるオーバフロー槽13bとを有する。また槽本体13aの下部には純水14を槽本体13aに供給する供給管13cが接続され、オーバフロー槽13bの下面にはオーバフロー槽13bに溜まった純水14を排出する排出管13dが接続される。更に上記ウェーハ11は第2酸素イオン注入工程、第3洗浄工程、第3酸素イオン注入工程、第4洗浄工程を経てSIMOX熱処理が施される(図2)。第2酸素イオン注入工程における酸素イオンの注入は、ウェーハを300〜500℃に保持した状態で酸素イオンのドーズ量が5×1016〜2×1017atoms/cm2で行い、第3酸素イオン注入工程における酸素イオンの注入は、ウェーハを室温に保持した状態で酸素イオンのドーズ量が1×1015〜1×1017atoms/cm2で行う。
なお、この実施の形態では、シリコンウェーハへの酸素イオン注入を3回に分けて行い、最初の酸素イオン注入直後に、シリコンウェーハをフッ酸水溶液に浸漬したが、シリコンウェーハへの酸素イオン注入を1回でもよく、或いは2回又は4回以上に分けてもよく、更に2回目若しくは3回目の酸素イオン注入直後、又は1〜3回のいずれか2回の各酸素イオン注入直後、或いは3回の各酸素イオン注入直後に、シリコンウェーハをフッ酸水溶液に浸漬してもよい。
このように製造されたSIMOXウェーハは、酸素イオン注入前にウェーハ表面に残っているパーティクルが少なくなって、パーティクルによる酸素イオン注入の遮蔽効果が少なくなるので、温度23℃における濃度50重量%のフッ酸水溶液12に30分間浸漬した後に観察されるSOI層を貫通する深い欠陥の数が0.05個/cm2以下と極めて少なくなる。
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1〜3>
図2に示すように、チョクラルスキー法で引上げられた直径200mmのシリコンインゴットをスライスして表面を研磨し洗浄(第1洗浄工程)した後に、酸素イオン注入を3回に分けて行った。図1及び図2に示すように、第1酸素イオン注入直後に、これらのウェーハ11を、ウェーハ11表面のSiO2膜に対するエッチングレートが600Å/分(フッ酸水溶液の濃度:10重量%)であって温度が23℃であるフッ酸水溶液12に60秒間浸漬してエッチング処理した。次いでこれらのウェーハ11を純水14のオーバフローするリンス槽13に3分間浸漬した後に乾燥した。次にこれらのウェーハ11を枚葉スピン方式で洗浄した。具体的には、ウェーハ11を1枚ずつ回転させながら、その表面に濃度15ppmのオゾン水を20秒間噴射して洗浄した後に、濃度0.5重量%のフッ酸水溶液を10秒間噴射して洗浄した。これらの洗浄を3回繰返した後(第2洗浄工程)にウェーハを乾燥した。更にこれらのウェーハ11に対して、第2酸素イオン注入工程、第3洗浄工程、第3酸素イオン注入工程、第4洗浄工程を経てSIMOX熱処理を施した。これらのウェーハを実施例1〜3とした。
<実施例4〜6>
第1酸素イオン注入直後に、これらのウェーハを、ウェーハ表面のSiO2膜に対するエッチングレートが700Å/分(フッ酸水溶液の濃度:50重量%)であって温度が5℃であるフッ酸水溶液に非イオン系界面活性剤を1重量%添加した液に30秒間浸漬してエッチング処理し、更にこれらのウェーハを純水のオーバフローするリンス槽に5分間浸漬したことを除いて、実施例1〜3と同様にして3枚のSIMOXウェーハを作製した。これらのウェーハを実施例4〜6とした。
<実施例7〜9>
第1酸素イオン注入直後に、これらのウェーハを、ウェーハ表面のSiO2膜に対するエッチングレートが400Å/分(フッ酸水溶液の濃度:25重量%)であって温度が15℃であるフッ酸水溶液に300秒間浸漬してエッチング処理し、更にこれらのウェーハを純水のオーバフローするリンス槽に1分間浸漬したことを除いて、実施例1〜3と同様にして3枚のSIMOXウェーハを作製した。これらのウェーハを実施例7〜9とした。
<実施例10〜12>
第1酸素イオン注入直後に、これらのウェーハを、ウェーハ表面のSiO2膜に対するエッチングレートが350Å/分(フッ酸水溶液の濃度:2重量%)であって温度が35℃であるフッ酸水溶液にイオン系界面活性剤を3重量%添加した液に500秒間浸漬してエッチング処理し、これらのウェーハを純水のオーバフローするリンス槽に1分間浸漬して乾燥し、更にこれらのウェーハを80℃のSC−1洗浄液(NH4OH:H22:H2O=0.5:1:10)に5分間浸漬して洗浄したことを除いて、実施例1〜3と同様にして3枚のSIMOXウェーハを作製した。これらのウェーハを実施例10〜12とした。
<比較例1〜13>
チョクラルスキー法で引上げられた直径200mmのシリコンインゴットをスライスして表面を研磨し洗浄(第1洗浄工程)した後に、酸素イオン注入を3回に分けて行った。第1酸素イオン注入直後に、これらのウェーハを80℃のSC−1洗浄液(NH4OH:H22:H2O=0.5:1:10)に10分間浸漬して洗浄した後(第2洗浄工程)に乾燥した。次にこれらのウェーハに対して、第2酸素イオン注入工程、第3洗浄工程、第3酸素イオン注入工程、第4洗浄工程を経てSIMOX熱処理を施した。これらのウェーハを比較例1〜13とした。
<比較例14〜26>
チョクラルスキー法で引上げられた直径200mmのシリコンインゴットをスライスして表面を研磨し洗浄(第1洗浄工程)した後に、酸素イオン注入を3回に分けて行った。第1酸素イオン注入直後に、これらのウェーハを枚葉スピン方式で洗浄した。具体的には、ウェーハを1枚ずつ回転させながら、その表面に濃度15ppmのオゾン水を20秒間噴射して洗浄した後に、濃度0.5重量%のフッ酸水溶液を10秒間噴射して洗浄した。これらの洗浄を3回繰返した後(第2洗浄工程)にウェーハを乾燥した。次にこれらのウェーハに対して、第2酸素イオン注入工程、第3洗浄工程、第3酸素イオン注入工程、第4洗浄工程を経てSIMOX熱処理を施した。これらのウェーハを比較例14〜26とした。
<比較例27〜39>
第1酸素イオン注入直後に、これらのウェーハを、ウェーハ表面のSiO2膜に対するエッチングレートが30Å/分(フッ酸水溶液の濃度:0.5重量%)であって温度が23℃であるフッ酸水溶液に30秒間浸漬してエッチング処理したことを除いて、実施例1と同様にしてSIMOXウェーハを作製した。これらのウェーハを比較例27〜39とした。
<比較例40〜52>
第1酸素イオン注入直後に、これらのウェーハを、ウェーハ表面のSiO2膜に対するエッチングレートが120Å/分(フッ酸水溶液の濃度:2.0重量%)であって温度が23℃であるフッ酸水溶液に30秒間浸漬してエッチング処理したことを除いて、実施例1と同様にしてSIMOXウェーハを作製した。これらのウェーハを比較例40〜52とした。
<比較試験1及び評価>
実施例1〜12及び比較例1〜52のシリコンウェーハの第2洗浄工程前後の不動点パーティクルの除去率を計測した。この不動点パーティクルの除去率は、SurfScan6420(米国KLA-Tencor社製の表面検査装置)を用いて行い、第2洗浄工程前後の粒径0.20μm以上のパーティクルの数を計測した後に、第2洗浄工程後の粒径0.20μm以上のパーティクルの数を、第2洗浄工程前の粒径0.20μm以上のパーティクルの数で除した割合を百分率で表した。その結果を図3及び図4に示す。
図3及び図4から明らかなように、比較例1〜52では、不動点パーティクルの除去率が45〜85%と低かったのに対し、実施例1〜12では、不動点パーティクルの除去率が88〜100%と極めて高くなった。この理由は、酸素イオンを3回に分けて注入するため、2回目の酸素イオン注入直前にパーティクルを少なくしておいたことが、実施例の不動点パーティクルの除去率が極めて高くなったからであると考えられる。即ち、3回目の酸素イオン注入は低温であるため、持込みパーティクルがある程度あっても欠陥核にはならないと考えられる。また注入時間に対してウェーハ表面に滞在時間の長かったパーティクルが欠陥核になるため、1回目及び2回目の酸素イオン注入時に存在したパーティクルは欠陥核になり易く、2回目及び3回目の酸素イオン注入時のみに存在したパーティクルは欠陥核になり難いからであると考えられる。
<比較試験2及び評価>
実施例1、4、7及び10、比較例3〜6及び比較例16〜19の第1〜第3酸素イオン注入工程及びSIMOX熱処理工程を経たシリコンウェーハのSOI層を貫通する深い欠陥の数を計測した。この欠陥の数は、上記ウェーハを濃度50重量%のフッ酸水溶液に23℃で30分間浸漬してSOI層の欠損を顕在化させた後に、この顕在化した欠損の数を光学顕微鏡により観察して測定した。その結果を図5に示す。
図5から明らかなように、比較例3〜6及び比較例16〜19では、SOI層を貫通する深い欠陥の数が17〜26個と多かったのに対し、実施例1、4、7及び10では、SOI層を貫通する深い欠陥の数が0〜5個、即ち直径200mmのSIMOXウェーハでは0.016個/cm2以下と極めて少なくなった。
本発明実施形態のエッチングレート150〜3000Å/分のフッ酸水溶液によるエッチング処理工程及び純水による濯ぎ工程を示す図である。 そのシリコンウェーハの酸素イオン注入工程及び洗浄工程を含むブロック図である。 実施例1〜12及び比較例1〜26のパーティクル除去率を示す図である。 比較例27〜52のパーティクル除去率を示す図である。 実施例及び比較例の温度23℃における濃度50重量%のフッ酸水溶液に30分間浸漬した後に観察されるSOI層を貫通する深い欠陥の個数を示す図である。
符号の説明
11 シリコンウェーハ
12 フッ酸水溶液

Claims (6)

  1. シリコンウェーハ(11)に酸素イオンを注入する工程と、前記酸素イオンを注入したシリコンウェーハ(11)を洗浄する工程と、前記洗浄したシリコンウェーハ(11)を熱処理することにより前記シリコンウェーハ(11)の内部に埋込み酸化膜を形成する工程とを含むSIMOXウェーハの製造方法において、
    前記シリコンウェーハ(11)に酸素イオンを注入した後であって前記シリコンウェーハ(11)を洗浄する前に、前記シリコンウェーハ(11)をフッ酸水溶液(12)に浸漬して前記シリコンウェーハ(11)の表面に形成されたSiO2膜をエッチング処理する工程を更に含み、前記エッチング処理時のフッ酸水溶液(12)の前記SiO2膜に対するエッチングレートが150〜3000[Å/分]であることを特徴とするSIMOXウェーハの製造方法。
  2. シリコンウェーハ(11)への酸素イオン注入を複数回に分けて行い、これらの酸素イオン注入工程のいずれか1回の注入工程直後又は2回以上の各注入工程直後に、前記シリコンウェーハ(11)をフッ酸水溶液(12)に浸漬する請求項1記載のSIMOXウェーハの製造方法。
  3. フッ酸水溶液(12)の温度がこのフッ酸水溶液(12)の凝固点を越えかつ40℃以下であり、前記フッ酸水溶液(12)へのシリコンウェーハ(11)の浸漬時間が10〜600秒間である請求項1又は2記載のSIMOXウェーハの製造方法。
  4. SiO2膜に対するフッ酸水溶液(12)のエッチングレートをR[Å/分]とし、前記シリコンウェーハ(11)の前記フッ酸水溶液(12)への浸漬時間をH[秒]とするとき、H≧(1500/R)[秒]となるように前記浸漬時間を設定する請求項1又は2記載のSIMOXウェーハの製造方法。
  5. フッ酸水溶液(12)に界面活性剤が添加された請求項1ないし4いずれか1項に記載のSIMOXウェーハの製造方法。
  6. 請求項1ないし5いずれか1項に記載の方法で製造されかつ温度23℃における濃度50重量%のフッ酸水溶液(12)に30分間浸漬した後に観察されるSOI層を貫通する深い欠陥の数が0.05個/cm2以下であるSIMOXウェーハ。
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