JP2005214944A - 回転センサ - Google Patents

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Yasuhiko Mukai
康彦 向井
Kosuke Yamawaki
康介 山脇
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Abstract

【課題】
ステアリングを回転させた際、ステアリングシャフトに追従して回転する抵抗素子基板上に、メッキを表面に施したスリップリングとスリップリング接触部とが摺り合って、ブラシアーム部が振幅し、周波数2500〜3500Hzで耳障りな摺動音を発生する欠点があった。
【解決手段】
接触ブラシのアーム部に、その長手軸線の中心に対して対称に所定の質量の振幅抑制部材が一体に取付けられたこと特徴とする。これにより、アーム部の共振周波数をずらして周波数2500〜3500Hzでの耳障りな摺動による音圧を、3〜4dB低減させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転センサに関する。
近年、地球環境問題への関心の高まりに伴い、自動車の排出ガスを低減する対策の1つとして、車体の軽量化に関する研究が進んでいる。例えば、従来の油圧駆動式が主流であったパワーステアリング装置を電動式にすることもその一つである。電動式は、油圧駆動式に較べて、油圧ポンプが不要になることで自動車の一層の軽量化が実現される。
油圧駆動式の場合には、機械部品のみによって適当なパワーアシストを実現することが可能であるのに対して、電動式の場合は、アシスト力をコンピュータで計算するため、ステアリング操作に伴う舵角を計測する舵角センサとトルクを計測するトルクセンサとを備えた回転センサが必要である。
また、この電動式のパワーステアリング装置に用いる回転センサには、磁界などを用いる非接触式のものと、電気抵抗体にブラシ等の接触子を接触させて電圧を検出する接触式のものとがある。(例えば特許文献1)
ここで接触式の回転センサを備えた自動車ステアリング装置の一例を図7に示す。
ハンドル10にはステアリングシャフト16が直結している。このステアリングシャフト16には、トーションバー14を介してコラムシャフト12が連結されている。このコラムシャフト12は、電動式のパワーステアリング機構18に接続されている。パワーステアリング機構18は、前輪19を操舵するためのラック・ピニオンや、操舵をアシストする電動モータ等を内蔵している。
コラムシャフト12及びステアリングシャフト16は、ベアリング等を介して車体側の支持部材に保持されており、ハンドル10の回転に伴って滑らかに回転し、これにより、パワーステアリング機構18を介して前輪19が操舵される。この際に、コラムシャフト12とステアリングシャフト16との間を連結するトーションバー14が路面からの反力により捩れる結果、コラムシャフト12とステアリングシャフト16との間に回転のずれが生じ、この回転ずれからステアリングシャフト16、つまり、ハンドル2の反力トルクを求めることができる。
このハンドル10のハンドル角や反力トルクを検出するための回転センサ20は、図7に示すようにコラムシャフト12とステアリングシャフト16との間に跨って配置されている。
回転センサ20は、図8に示すように、ハンドル角ロータ22及びトルクロータ24を備えている。そして、ハンドル角ロータ22はステアリングシャフト16の下端に取り付けられ、トルクロータ24はコラムシャフト12の上端に取り付けられている。即ち、ハンドル角ロータ22及びトルクロータ24は、ステアリングシャフト16及びコラムシャフト12とそれぞれ一体に回転する。
また、ハンドル角ロータ22の外周には、円盤状の基板26が取り付けられている。この基板26もまた、ステアリングシャフト16、即ち、ハンドル10と一体に回転する。
基板26の上側の表面には、ハンドル角を検出するための1乃至複数の電気抵抗体28が設けられている。この電気抵抗体28は、例えば導電性金属あるいは導電性樹脂からなり、プリント技術により形成されている。電気抵抗体28は、図9に示すように、環状をなし、2つの基準点A,Bを有し、ステアリングシャフト16の舵角を検出する。これら基準点A,Bは、電気抵抗体28の周方向に距離Xをおいて配置され、基準点A,B間に所定の基準電圧が印加可能となっている。
更に、基板26の裏面にも、図9の電気抵抗体28と同様に1乃至複数の円弧状の電気抵抗体30が形成されており、この電気抵抗体30はステアリングシャフト16に発生する反力トルクの検出に使用される。
即ち、トルクロータ24の外側には、環状のブラシ保持部材34が配置されている。このブラシ保持部材34は、コンプライアンスディスク32を介してトルクロータ24に接続され、ブラシ保持部材34と基板26との間には、所定の間隔が確保されている。
コンプライアンスディスク32の接続剛性は、ブラシ保持部材34の周方向には高いものの、その径方向には低い。具体的には、コンプライアンスディスク32は、ステンレス等の金属や、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等のプラスチックから成形され、図10に示されるような形状を有する。
即ち、コンプライアンスディスク32は、リング32aと、このリング32aの外周縁から一体に突出した一対ずつの第1及び第2弾性片32b,32cとを有する。一対の第1弾性片32bは、リング32aの直径方向に互いに離間している。各第1弾性片32bは、リング32aから一旦上方に延びる起立部と、この起立部の上端からリング32aの径方向外側且つ下方に向けて円弧状に曲成されたばね部と、このばね部の下端からリング32aの径方向外側に向けて水平に延びる取付け部とを有しており、この取付け部に一対の貫通孔32dが形成されている。
各第1弾性片32bの取付け部は、ブラシ保持部材34の上面に重ね合わされた後、取付けねじ(図示しない)が貫通孔32dを通じてブラシ保持部材34にねじ込まれることで、ブラシ保持部材34に連結される。
一方、一対の第2弾性片32cは、リング32aの直径方向に互いに離間しているが、第2弾性片3c間を結ぶ線分と第1弾性片3b間を結ぶ線分とは、互いに直交する関係にある。つまり、第1及び第2弾性片32b,32cは、リング32aの周方向に等間隔、即ち、90°の間隔をおいて交互に配置されている。
各第2弾性片32cもまた、リング32aから一旦上方に延びる起立部と、この起立部の上端からリング32aの径方向内側且つ下方に向けて円弧状に曲成されたばね部と、このばね部の下端からリング32aの径方向内側に向けて水平に延びる取付け部とを有しており、この取付け部に一対の貫通孔32eが形成されている。
各第2弾性片32cの取付け部もまた、トルクロータ24の上面に重ね合わされた後、取付けねじ(図示しない)が貫通孔32eを通じてトルクロータ24にねじ込まれることで、トルクロータ24に連結される。
上述したコンプライアンスディスク32の剛性は、リング32aの存在によって、ブラシ保持部材34及びトルクロータ24が回転する方向に高く、これに対して、第1及び第2弾性片32b,32cのばね部の存在によって、それらの径方向には低い。このため、コンプライアンスディスク32は、コラムシャフト12、即ち、トルクロータ24の回転をブラシ保持部材34に確実に伝達しつつ、コラムシャフト12とステアリングシャフト16との間の軸ずれを吸収することができる。
即ち、このコンプライアンスディスク32は、その径方向でみて、トルクロータ24とブラシ保持部材34との間を弾性的に連結する弾性連結部材として機能し、コラムシャフト12とステアリングシャフト16との間の軸心のずれが角度検出に影響しないようにしている。但し、このコンプライアンスディスク32は、回転センサ20に必須なものではない。
更に、基板26やブラシ保持部材34等は、ケーシング36内に収容され、このケーシング36は、車体側、即ち、前述した支持部材38に固定されている。
ケーシング36の天井壁36aと基板26の表面との間には、一定の間隔が確保されている。そして、この天井壁36aには、ハンドル角検出用の1乃至複数対の接触ブラシ40が下向きに取り付けられている。尚、図8には、一個の接触ブラシ40のみが示されている。各接触ブラシ40の一端はケーシング36の天井壁36aに固定され、その他端は電気抵抗体28に接触している。即ち、ケーシング36の天井壁36aは、接触ブラシ40のブラシ保持部材として機能している。
また、ブラシ保持部材34の上面にも、一対の反力トルク検出用の接触ブラシ42が上向きに取り付けられており、これら接触ブラシ42の一端はブラシ保持部材34に固定され、他端は電気抵抗体30に接触している。尚、ケーシング36の底壁には、ブラシ保持部材34の回転を案内する環状の突条36bが形成されている。
接触ブラシ40,42は同一の構造を有しているため、ここでは、図11を参照しながら接触ブラシ40についてのみ説明し、接触ブラシ42の具体説明は省略する。
図11に示されるように、接触ブラシ40は、薄板状のスプリングアーム44を備えている。このスプリングアーム44は、ブラシ保持部材への取付けに使用される固定端部44aを有し、この固定端部44aから曲がり部を介してアーム部44bが一体に延びている。このアーム部44bの幅及び長さは、例えばそれぞれ、2.5mm、4mmである。
そして、アーム部44bの先端部にはブラシ部46が取付けられ、このブラシ部46は複数本のワイヤ46aからなる。具体的には、各ワイヤ46aの根元は板状のワイヤホルダ46bに保持され、このワイヤホルダ46bは、アーム部44bの先端部に溶接により固定されている。
更に、各ワイヤ46aの先端部は鉤形に湾曲され、これらの湾曲部にて、電気抵抗体28との電気的接触子48が形成されている。即ち、電気的接触子48が接触ブラシ40の可動端となっている。
そして、アーム部44bの先端部にはブラシ部46が取付けられ、このブラシ部46は複数本のワイヤ46aからなる。具体的には、各ワイヤ46aの根元は板状のワイヤホルダ46bに保持され、このワイヤホルダ46bは、アーム部44bの先端部に溶接により固定されている。
更に、各ワイヤ46aの先端部は鉤形に湾曲され、これらの湾曲部にて、電気抵抗体28との電気的接触子48が形成されている。即ち、電気的接触子48が接触ブラシ40の可動端となっている。
尚、上述したスプリングアーム44は、例えば厚さ0.06mmのべリリウム銅からなるシートを打抜き加工した後、固定端部44aとアーム部44bとの間を区画すべく折曲げ加工して成形される。また、ブラシ部46の各ワイヤ46aは、7元合金材料が用いられている。
ここで、接触ブラシ40におけるスプリングアーム44、即ち、そのアーム部44bのばね係数は、0.1N/mm以下、そして、電気抵抗体28に対する接触ブラシ40の接触力は、0.04〜0.24Nの範囲にあるのが好ましい。本実施形態においては、前記ばね係数を0.056N/mm、そして、前記接触力を0.14Nとした。
また、スプリングアーム44の長手軸線Lは図11中に1点鎖線で示され、この長手軸線Lはブラシ部46の真中、即ち、電気的接触子48の中央を通過している。
次に、この回転センサ20の動作について説明する。
ハンドル10が回転されると、この回転はステアリングシャフト16を介してハンドル角ロータ22、即ち、基板26に伝達され、基板26を回転させる。また、ハンドル10の回転は、ステアリングシャフト16、トーションバー14及びコラムシャフト12を介して、パワーステアリング機構18及びトルクロータ24に伝達され、パワーステアリング機構18により前輪19が操舵される一方、トルクロータ24はコンプライアンスディスク32を介してブラシ保持部材34を一体的に回転させる。
このような前輪19の操舵時に、トーションバー14が路面反力により捩れると、コラムシャフト12とステアリングシャフト16との間に回転のずれが生じる。このため、ハンドル角ロータ22に接続された基板26はステアリングシャフト16と一体的に回転するが、基板26とブラシ保持部材34との間には、それらの回転角に差が発生する。尚、ここでの回転角差は±12°の範囲にある。
基板26の回転に伴い、ケーシング36に固定された接触ブラシの電気的接触子48は、環状の電気抵抗体28上を相対的に摺動する。ここで、電気抵抗体28の2つの基準点A,B(図9参照)にそれぞれ0ボルト、Vccボルトの電圧が印加された状態にある。このため、電気的接触子48が基準点Aから電気抵抗体28の周方向に沿い基準点Bに向けて所定の距離だけ相対的に摺動すると、接触ブラシ40から取り出される電圧信号は、ポテンショメータの原理により、図12のグラフに示されるように、その摺動距離に正比例し、Vccに向けて増加する。そして、接触ブラシ40の電気的接触子48が基準点Bから基準点Aに向けて更に相対的に摺動されると、接触ブラシ40からの出力電圧はVccから減少する。
接触ブラシ40からの電圧信号は、信号ケーブル(図示せず)を経て外部の演算処理装置(図示せず)に供給され、この演算処理装置により、ハンドル角ロータ22、即ち、ハンドル2のハンドル角が演算される。尚、一対の接触ブラシ40からの電圧信号には、所定の出力位相差が与えられており、この出力位相差に基づき、演算処理装置はハンドル2の回転方向をも同時に検出する。
一方、基板26及びブラシ保持部材34との間の回転角差に基づき、ブラシ保持部材34の一対の接触ブラシ42の電気的接触子は、基板26の環状の電気抵抗体30上を相対的に摺動し、接触ブラシ42から取り出される電圧信号もまた演算処理装置に供給される。ここで、演算処理装置は一対の接触ブラシ42からの電圧信号との差に基づき、ハンドル角ロータ22とトルクロータ24との間の回転ずれ、即ち、反力トルクを演算する。
接触式の回転センサは、上記のように構成され、舵角やトルクを計測することができる。
特開2002−357452号公報(特願2001−224912号明細書)
しかしながら、上記した従来の接触式の回転センサにおいては、接触子が電気抵抗体上を摺動するため、その際に摺動音が発生し、人間に不快感を与えるという問題が生じた。
また、製造コストを低減する必要から、回転センサの多くの部品が樹脂成型部品で構成され、各部品間にはクリアランスが設けられるため、部品相互間にある程度のがたが発生する。例えば電気抵抗体が形成されている円盤状の基板の位置も、接触子に対して変動する。この変動値は、設計値により左右されるものの、通常±1mm程度である。従って、接触子の電気抵抗体に対する接触力が変動する。その結果、接触子と電気抵抗体との接触状態が不安定になり、耐久性が損なわれるという問題が生じた。
ステアリングを回転させた際、ステアリングシャフトに追従して回転する抵抗素子基板上に、メッキを表面に施したスリップリングとスリップリング接触部とが摺り合って、ブラシアーム部が振幅し、周波数2500〜3500Hzで耳障りな摺動音を発生する。
本発明者らは、回転センサの接触子が電気抵抗体上を摺動する際に発生する摺動音を実測し、更に計算機等を用いて解析した結果、次のことが判明した。即ち、接触子が電気抵抗体上を摺動すると、その際の摩擦をエネルギー源として、接触子に捻り振動が発生し、この捻り振動が原因となって摺動音が発生する。そして、特に接触子が振動され易い形状の場合、捻り振動が接触子の固有振動を励起し、その固有振動数の音のみが極端に大きくなるため、人間に不快感を与える度合いも大きくなっていた。そこで、本発明者らは、接触子の形状を振動され難いものにすることを考え、鋭意実験を重ねた。
その結果、以下の構成からなる回転センサに至った。
即ち、本発明は、回転される基板と、
前記基板の片面に形成され、前記基板の回転方向に延びる電気抵抗体と、
前記基板の近傍に配置された保持部材と、
前記保持部材に一端部が固定されるとともに、他端にアーム部を介して設けられた接触子を有し、この接触子が前記基板の回転に伴い、前記電気抵抗体と電気的に接触した状態で、前記電気抵抗体に対して相対的に摺動する接触ブラシとを備え、
前記接触ブラシの相対的な摺動に基づき、前記基板の回転情報を電気信号として前記接触ブラシから取出す回転センサであって、
前記接触ブラシのアーム部には、その長手軸線の中心に対して対称に所定の質量の振幅抑制部材が一体に取付けられたこと特徴とする。
本発明は、従来の周波数2500〜3500Hzでの耳障りな摺動による音圧を、3〜4dB低減させることができる。。
振幅抑制部材はアーム部の外周を覆うように設けられたことを特徴とする。
振幅抑制部材はアーム部の表又は裏のいずれか一方の面に設けられたことを特徴とする。
アーム部に1乃至複数の孔が形成され、その孔に上記の振幅抑制部材がインサート成形により設けられたことを特徴とする。
アーム部に1乃至複数の凸部を設け、その凸部に上記の振幅抑制部材がインサート成形により設けられたことを特徴とする。
アーム部の側面に1乃至複数の凹部を設け、その凹部に上記振幅抑制部材が設けられたことを特徴とする。
このようにアーム部の1ヶ所又は複数個の孔を開ける事及び1ヶ所又は複数個の凸部あるいは凹部を設けて振幅抑制部材を配置させる事により、振幅抑制部材がアーム部からずれるのを防止させることが出来る。
図1は本発明の一実施例による接触ブラシ50を示すものであり、図において、44、44a、44b、46、46a、46b、48はそれぞれ、図11と同様に、スプリングアーム、固定端部、アーム部、ブラシ部、ワイヤ、ワイヤホルダ、電気的接触子であり、それぞれは図11の場合と同様に動作及び機能する。更に、図1において、52は本発明において特徴とする振幅抑制部材である。振幅抑制部材52は常温において固定の熱可塑性樹脂、熱効果樹脂等で構成され、スプリングアーム44の長手軸線Lに対して対称の重量配分(回転トルク配分が均等)となるようにアーム部44bに取り付けられている。
この図1に示される実施例は、アーム部44bの中央部に貫通孔54が形成され、その貫通孔54を介してアーム部44bの表面に配置された振幅抑制部材52aと裏面に配置された振幅抑制部材52bとが連通し、且つアーム部44bの外周を覆うようにインサート成形により配置されている。また、振幅抑制部材52はアーム部44bの長手方向の略中央位置に配置されている。貫通孔54は1個のみでなく、スプリングアーム44の長手軸線Lに対して対称となるように複数個設けるようにしても良い。
図1に示される実施例は、上述のように、接触ブラシ50のアーム部44bに、その長手軸線の中心に対して対称に所定の質量の振幅抑制部材52が一体に取付けられている。従って、接触ブラシ50の共振周波数が変化し、周波数2500〜3500Hzでの耳障りな摺動による音圧を、3〜4dB低減させることができる。
図2は本発明の他の実施例を示すものである。本実施例は図1に示す実施例に比較して、貫通孔54の代わりに振幅抑制部材52を配置させようとするアーム部44bの裏面を凸部に加工して、その上に振幅抑制部材52がインサート成形により構成されている。凸部の数は1個のみでなく、複数個設けるようにしても良い。
これにより、振幅抑制部材52が他の位置に移動することなく、アーム部44bと一体に配置させることができる。これによっても上記ど同様に耳障りな摺動による音圧を、3〜4dB低減させることができる。
図3は本発明の更に他の実施例を示すものである。本実施例は振幅抑制部材52がアーム部44bの周りに断面C字状にインサート成形されて構成されている。即ち、アーム部44bの表面で振幅抑制部材52の切り欠き52’が形成されるように構成されている。これによっても上記ど同様に耳障りな摺動による音圧を、3〜4dB低減させることができる。
図4は本発明の更に他の実施例を示すものである。本実施例は振幅抑制部材52がアーム部44bの表面のみに接着材などで張り付けられて配置された構成となっている。このような構成であっても上記ど同様に耳障りな摺動による音圧を、3〜4dB低減させることができる。
図5は本発明の更に他の実施例を示すものである。本実施例はアーム部44bの両側面に凹部56が形成されて、その表面を覆うようにインサート成形により振幅抑制部材52が配置された構成となっている。この凹部56の存在によって振幅抑制部材52が強固にアーム部44に固定される。このような構成であっても上記ど同様に耳障りな摺動による音圧を、3〜4dB低減させることができる。
図6は本発明の更に他の実施例を示すものである。本実施例はアーム部44bに1ヶ所又は複数個の孔を開け、その孔を塞ぐように振幅抑制部材52を、アウトサートすることにより配置させたものが示されている。このような構成であっても上記ど同様に耳障りな摺動による音圧を、3〜4dB低減させることができる。
本発明の一実施例を示すものでイは正面図、ロは側面図。 本発明の他の一実施例を示すものでイは正面図、ロは側面図。 本発明の更に他の一実施例を示すものでイは正面図、ロは側面図、ハはP−P線における断面図。 本発明の更に他の一実施例を示すものでイは正面図、ロは側面図。 本発明の更に他の一実施例を示すものでイは正面図、ロは側面図。 本発明の更に他の一実施例を示すものでイは正面図、ロは側面図。 一般的なステアリングシステムを示す説明図。 一般的な回転センサの構成図。 一般的な回転センサの要部構成図。 一般的な回転センサの更に他の要部構成図。 従来の一例の斜視図。 一般的な開園センサーの出力特性図。
符号の説明
26 基板
28 電気抵抗体
30 電気抵抗体
34 ブラシ保持部材
38 支持部材
44 スプリングアーム
44a 固定端部
44b アーム部
46 ブラシ部
46a ワイヤ
46b ワイヤホルダ
48 電気的接触子
50 接触ブラシ
52 振幅抑制部材
52a 振幅抑制部材
52b 振幅抑制部材
52’ 切り欠き
54 貫通孔
56 凹部

Claims (5)

  1. 回転される基板と、
    前記基板の片面に形成され、前記基板の回転方向に延びる電気抵抗体と、
    前記基板の近傍に配置された保持部材と、
    前記保持部材に一端部が固定されるとともに、他端にアーム部を介して設けられた接触子を有し、この接触子が前記基板の回転に伴い、前記電気抵抗体と電気的に接触した状態で、前記電気抵抗体に対して相対的に摺動する接触ブラシとを備え、
    前記接触ブラシの相対的な摺動に基づき、前記基板の回転情報を電気信号として前記接触ブラシから取出す回転センサであって、
    前記接触ブラシのアーム部には、その長手軸線の中心に対して対称に所定の質量の振幅抑制部材が一体に設けられたこと特徴とする回転センサ。
  2. 振幅抑制部材はアーム部の外周を覆うように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の回転センサ。
  3. 振幅抑制部材はアーム部の表又は裏のいずれか一方の面に取付られたことを特徴とする請求項1に記載の回転センサ。
  4. アーム部に1乃至複数の孔が形成され、その孔を埋めるように振幅抑制部材が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載の回転センサ。
  5. アーム部に1乃至複数の凸部あるいは凹部を設け、その凸部あるいは凹部に振幅抑制部材がインサート成形により設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか1に記載の回転センサ。
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