JP2005214914A - 移動速度検出装置および移動速度検出方法 - Google Patents

移動速度検出装置および移動速度検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自車両前方に存在する立体物の移動速度を検出することにより、監視精度の向上を図る。
【解決手段】 ステレオカメラ1は、監視領域を含む景色を撮像することにより、一対の撮像画像を時系列的に出力する。ステレオ画像処理部6は、一対の撮像画像に基づいて、ステレオマッチングにより距離データを算出し、認識部10は、この距離データに基づいて、監視領域内に存在する立体物を認識する。検出部11は、一対の撮像画像のうちの一方の撮像画像を処理対象として、時系列的に並ぶ複数の撮像画像に基づいて、立体物のオプティカルフローを検出する。そして、算出部12は、距離データとオプティカルフローとに基づいて、立体物の移動速度を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動速度検出装置および移動速度検出方法に関する。
従来より、ステレオカメラによって監視領域内の景色を撮像し、これにより得られた情報に基づいて、監視領域内の状況を三次元的に認識する車外監視装置が注目されている。例えば、特許文献1には、ステレオカメラを用いた横断物の検出装置が開示されている。この検出装置では、ステレオカメラによって撮像された一対の画像に基づいて、監視領域内の距離分布を取得し、立体物が認識される。そして、認識された立体物の経時的な位置の推移を追跡することにより、その立体物が自車両の走行路上に飛び出してくること等が予測される。
特開平9−226490号公報
しかしながら、特許文献1のように、立体物を追跡しつつ、その立体物が自車両に対して危険か否かを判断する場合、その立体物が危険と分かる程度にまで立体物を追跡するのにある程度の時間を要する。そのため、緊急の事態に判断が遅れてしまう可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、自車両前方に存在する立体物の移動速度を検出することにより、監視精度の向上を図ることである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、移動速度検出装置を提供する。この移動速度検出装置は、監視領域を含む景色を撮像することにより、一対の撮像画像を時系列的に出力するステレオカメラと、一対の撮像画像に基づいて、ステレオマッチングにより距離データを算出するステレオ画像処理部と、距離データに基づいて、監視領域内に存在する立体物を認識する認識部と、一対の撮像画像のうちの一方の撮像画像を処理対象として、時系列的に並ぶ複数の撮像画像に基づいて、立体物のオプティカルフローを検出する検出部と、距離データとオプティカルフローとに基づいて、立体物の移動速度を算出する算出部とを有する。
ここで、第1の発明において、算出部は、距離データにより特定される立体物の実空間上の位置と、オプティカルフローにより特定される立体物の画像上の位置的な変化量とに基づいて、立体物の移動速度を算出することが好ましい。また、算出部は、さらに、立体物に関する距離データの経時的な変化量に基づいて、立体物の移動速度を算出することが好ましい。
また、第1の発明において、移動速度検出装置は、ステレオカメラが搭載された自車両の車速を検出する車速センサと、自車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサとをさらに有していてもよい。この場合、算出部は、距離データとオプティカルフローとに基づいて、画像をベースとした立体物の見かけ上の移動速度を算出するとともに、見かけ上の移動速度と、自車両の車速と、自車両のヨーレートとに基づいて、立体物の移動速度を算出することが好ましい。
また、第1の発明において、算出部は、撮像画像の一部を構成する所定面積の画素ブロックを算出単位として、立体物の移動速度を算出することが好ましい。この場合、算出部は、撮像画像において、立体物に属する画素ブロックについて算出された移動速度の分布を示す移動速度マップを生成するマップ生成部と、移動速度マップに基づいて、同一立体物に属する画素ブロック群のうち、移動速度の差が所定のしきい値よりも大きな画素ブロックを、異なる立体物として分割する分割部とをさらに有することが好ましい。
さらに、第1の発明において、移動速度検出装置は、立体物の移動速度に基づいて、監視領域内に存在している立体物のうち、静止物体を特定するとともに、静止物体に関するオプティカルフローと、静止物体に関する距離データとに基づいて、自車両の車速を算出する走行速度算出部と、走行速度算出部により算出された車速に基づいて、車速センサによって検出された自車両の車速を補正する走行速度補正部とをさらに有することが好ましい。
第2の発明は、監視領域を含む景色をステレオカメラによって時系列的に撮像することにより、ステレオカメラから出力される一対の撮像画像に基づいて、監視領域内に存在する立体物の移動速度を検出する方法を提供する。この移動速度検出方法は、一対の撮像画像に基づいて、ステレオマッチングにより距離データを算出する第1のステップと、距離データに基づいて、監視領域内に存在する立体物を認識する第2のステップと、一対の撮像画像のうちの一方の撮像画像を処理対象として、時系列的に並ぶ複数の撮像画像に基づいて、立体物のオプティカルフローを検出する第3のステップと、距離データとオプティカルフローとに基づいて、立体物の移動速度を算出する第4のステップとを有する。
ここで、第2の発明において、第4のステップは、距離データにより特定される立体物の実空間上の位置と、オプティカルフローにより特定される立体物の画像上の位置的な変化量とに基づいて、立体物の移動速度を算出することが好ましい。また、第4のステップは、さらに、立体物に関する距離データの経時的な変化量に基づいて、立体物の移動速度を算出することが好ましい。
また、第2の発明において、第4のステップは、距離データとオプティカルフローとに基づいて、画像をベースとした立体物の見かけ上の移動速度を算出するとともに、見かけ上の移動速度と、ステレオカメラが搭載された自車両に設けられた車速センサによって検出された自車両の車速と、自車両に設けられたヨーレートセンサによって検出された自車両のヨーレートとに基づいて、立体物の移動速度を算出することが好ましい。
また、第2の発明において、第4のステップは、撮像画像の一部を構成する所定面積の画素ブロックを算出単位として、立体物の移動速度を算出していることが望ましい。この場合、第4のステップは、撮像画像において、立体物に属する画素ブロックについて算出された移動速度の分布を示す移動速度マップを生成するステップと、移動速度マップに基づいて、同一立体物に属する画素ブロック群のうち、移動速度の差が所定のしきい値よりも大きな画素ブロックを、異なる立体物として分割するステップとをさらに有することが好ましい。
さらに、第2の発明において、移動速度検出方法は、立体物の移動速度に基づいて、監視領域内に存在している立体物のうち、静止物体を特定するとともに、静止物体に関するオプティカルフローと、静止物体に関する距離データとに基づいて、自車両の車速を算出する第5のステップと、走行速度算出部により算出された車速に基づいて、車速センサによって検出された自車両の車速を補正する第6のステップとをさらに有することが好ましい。
本発明によれば、ステレオカメラから時系列的に出力される一対の撮像画像に基づいて、距離データが算出され、この距離データを用いて立体物の認識が行われる。また、この一対の撮像画像のうちの一方の撮像画像を処理対象として、立体物のオプティカルフローが検出される。そして、距離データとオプティカルフローとを用いて立体物の移動速度が算出される。距離データを用いて立体物の認識を行うことにより、画像に写し出される面積が小さな立体物であっても精度良く認識することができ、また、影などを立体物と誤認識する可能性が低いので、認識精度の向上を図ることができる。また、オプティカルフローは、最小で2フレーム分の画像データにより検出可能であるため、このオプティカルフロートと距離データとを用いることにより、立体物の移動速度を素早く算出することができる。これにより、自車両前方に飛び出す歩行者なような立体物であっても、その移動速度を有効に検出することができるので、監視精度の向上を図ることができる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる移動速度検出装置のブロック構成図である。この移動速度検出装置は、車両に搭載され、前方の走行環境を監視するための装置である。車両前方に設定された監視領域を含む景色を撮像するステレオカメラ1は、例えば、ルームミラー近傍に取付けられている。このステレオカメラ1は一対のカメラ2a,2bで構成されており、それぞれのカメラ2a,2bには、イメージセンサ(例えば、CCDまたはCMOSセンサ等)が内蔵されている。メインカメラ2aは、ステレオ画像処理を行う際に必要な基準画像を撮像し、サブカメラ2bは、比較画像を撮像する。互いの同期が取れている状態において、カメラ2a,2bから時系列的に出力される各アナログ画像(ステレオ画像)は、A/Dコンバータ3,4により、所定の輝度階調(例えば、256階調のグレースケール)のデジタル画像に変換される。
デジタル化された一対の画像データは、画像補正部5において、輝度の補正や画像の幾何学的な変換等が行われる。通常、一対のカメラ2a,2bの取付位置は、程度の差はあるものの誤差が存在するため、それに起因したずれが左右の各画像に生じている。このずれを補正するために、アフィン変換等を用いて、画像の回転や平行移動等の幾何学的な変換が行われる。
このような画像処理を経て、メインカメラ2aより基準画像データが得られ、サブカメラ2bより比較画像データが得られる。これらの画像データは、各画素の輝度値(0〜255)の集合である。ここで、画像データによって規定される画像平面は、i−j座標系で表現され、画像の左下隅を原点として、水平方向をi座標軸、垂直方向をj座標軸とする。一フレーム相当のステレオ画像データは、後段のステレオ画像処理部6に出力されるとともに、画像データメモリ8に格納される。後述するように、時系列的に並んだ複数の撮像画像に基づいてオプティカルフローを検出する関係上、画像データメモリ8は、少なくとも2フレーム分のステレオ画像データを格納可能な記憶容量を有する。
ステレオ画像処理部6は、基準画像データと比較画像データとに基づいて、一フレーム相当の撮像画像に関する距離データを算出する。ここで、「距離データ」とは、画像データによって規定される画像平面において小領域毎に算出された視差dの集合であり、個々の視差dは画像平面における位置(i,j)と対応付けられている。それぞれの視差dは、基準画像の一部を構成する所定面積(例えば、4×4画素)の画素ブロック毎に1つ算出される。
例えば、基準画像が512×200画素で構成されている場合、一フレーム相当の撮像画像から、画素ブロックPBijの個数相当(128×50個)の視差群が算出され得る。周知のように、視差dは、その算出単位である画素ブロックPBijに関する水平方向のずれ量であり、画素ブロックPBijに写し出された対象物までの距離と大きな相関がある。すなわち、画素ブロックPBij内に写し出されている対象物がカメラ2a,2bに近いほど、この画素ブロックPBijの視差dは大きくなり、対象物が遠いほど視差dは小さくなる(無限に遠い場合、視差dは0になる)。
ある画素ブロックPBij(相関元)に関する視差dを算出する場合、この画素ブロックPBijの輝度特性と相関を有する領域(相関先)を比較画像において特定する。上述したように、カメラ2a,2bから対象物までの距離は、基準画像と比較画像との間における水平方向のずれ量として現れる。したがって、比較画像において相関先を探索する場合、相関元となる画素ブロックPBijのj座標と同じ水平線(エピポーラライン)上を探索すればよい。ステレオ画像処理部6は、相関元のi座標を基準に設定された所定の探索範囲内において、エピポーラライン上を一画素ずつシフトしながら、相関元と相関先の候補との間の相関性を順次評価する(ステレオマッチング)。そして、原則として、最も相関が高いと判断される相関先(相関先の候補の内のいずれか)の水平方向のずれ量を、その画素ブロックPBijの視差dとする。
2つの画素ブロックPBijの相関は、例えば、シティブロック距離CBを算出することにより評価することができる。数式1は、シティブロック距離CBの基本形を示す。同数式において、p1ijは一方の画素ブロックのij番目の画素の輝度値であり、p2ijは他方の画素ブロックのij番目の輝度値である。シティブロック距離CBは、位置的に対応した輝度値p1ij,p2ijの差(絶対値)の画素ブロック全体における総和であって、その差が小さいほど両画素ブロックの相関が大きいことを意味している。
Figure 2005214914
基本的に、エピポーラライン上に存在する画素ブロックPBij毎に算出されたシティブロック距離CBのうち、その値が最小となる画素ブロックPBijが相関先と判断される。このようにして特定された相関先と相関元との間のずれ量が視差dとなる。なお、シティブロック距離CBを算出するステレオ画像処理部6のハードウェア構成については、特開平5−114099号公報に開示されているので、必要ならば参照されたい。このような処理を経て算出された距離データ、すなわち、画像上の位置(i,j)と対応付けられた視差dの集合は、距離データメモリ7に格納される。後述するように、フレーム間における画素ブロックPBijの三次元座標における移動速度を算出する関係上、距離データメモリ7は、少なくとも2フレーム相当のステレオ画像に対応する距離データを格納可能な記憶容量を有する。
マイクロコンピュータ9は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等で構成されている。このマイクロコンピュータ9には、現在の車両の状態を示す車両パラメータを特定するために、センサ13a,13bから得られた信号が入力されている。車速センサ13aは自車両の車速Uを検出し、ヨーレートセンサ13bは自車両のヨーレートωを検出する。
マイクロコンピュータ9は、これを機能的に捉えた場合、認識部10、検出部11および算出部12を有する。認識部10は、ステレオ画像処理部6により算出された距離データDに基づいて、監視領域内に存在する立体物Onを認識する。検出部11は、時系列的に並ぶ複数の撮像画像に基づいて、認識された立体物Onのオプティカルフローを検出する。算出部12は、距離データDとオプティカルフローとに基づいて、立体物Onの移動速度Voを算出する。そして、マイクロコンピュータ9は、立体物Onの移動速度Voに基づいて、認識された立体物Ooが自車両にとって危険である判断した場合には、必要に応じてモニタやスピーカー等の警報装置を作動させて、ドライバーに注意を促す。また、必要に応じて制御装置を制御することにより、シフトダウン、或いは、ブレーキの作動といった制御を実行する。
図2は、立体物Onの移動速度Voの算出手順を示したフローチャートである。このフローチャートに示したルーチンは、所定間隔毎に呼び出され、マイクロコンピュータ9によって実行される。なお、本明細書では、認識された立体物Onのうち、移動する立体物と静止している立体物とを区別する場合には、前者を「移動物体」といい、後者を「静止物体」という。
ステップ1において、認識部10は、立体物Onの認識を行う前提として、まず、自車両前方の道路形状を認識する。この道路形状は、例えば、道路モデルを算出することにより、認識可能である。道路モデルは、実空間を規定する三次元座標系において、水平方向および垂直方向における直線式で表現され、この直線式のパラメータを実際の道路形状に合致するような値に設定することにより、算出される。例えば、路面に描かれた車線を規定する白線(または黄線)は、道路形状を認識する上で有効である。そこで、路面における白線の実空間上の位置を三次元的に認識し、この位置を連結することにより、道路モデルが算出される。実空間の三次元座標系は、車両を基準に設定されており、ステレオカメラ1の中央真下の道路面を原点として、車幅方向(横方向)をX軸、車高方向(高さ方向)をY軸、車長方向(距離方向)をZ軸とする。
ステップ2において、監視領域内に存在する立体物Onが認識される。まず、距離データDに基づいて、監視領域内の実空間上の位置(三次元データ)が算出される。算出された三次元データは、道路モデルに基づいて、横方向および距離方向において位置的に対応する道路面の高さと比較される。三次元データが道路面より上にある場合には、このデータが立体物データとして抽出される。つぎに、立体物データを処理対象として、横方向および距離方向の位置が接近している立体物データが同一のグループにまとめられる。そして、各グループについて、データの並び方向がチェックされ、この並び方向が大きく変化する部分でグループが適宜分割される。これにより、個々のグループを構成する三次元データ群が実空間をベースとした立体物Onとして認識可能となり、これらのデータ群に対応する画像平面の領域が画像をベースとした立体物Onとして認識可能となる。
図3は、認識された立体物Onの説明図であり、3つの立体物O1〜O3が例示されている。認識された立体物Onには、画像平面における立体物Onの左端のi座標inLと、右端のi座標inRとが対応付けられる。例えば、同図に示す例において、第1の立体物O1には、画像平面における左端のi座標i1Lおよび右端のi座標i1Rが対応付けられる。また、第1の立体物O1と同様に、第2の立体物O2について、左右端のi座標i2L,i2Rが対応付けられ、第3の立体物O3についても、左右端のi座標i3L,i3Rが対応付けられる。また、認識された立体物Onには、グループを代表する視差dn(例えば、平均値、最頻値など)がさらに対応付けられる。なお、道路形状および立体物の認識に関する具体的な手法については、特開平5−265547号公報、特開平6−266828号公報、特開平10−283461号公報、特開平10−283477号公報、特開平11−213138号公報、特開2001−92970号公報などに開示されているので必要ならば参照されたい。
ステップ3において、検出部11は、時系列的に並んだ複数の撮像画像(本実施形態では、2フレーム分の基準画像)に基づいて、オプティカルフローを検出する。まず、画像データメモリ8より、基準画像データPn(以下、単に「画像データ」という)と、この画像データPnよりも時系列的に前の撮像タイミングにおいて撮像された基準画像データPn-1(以下、適宜「前画像データ」という)とが読み込まれる。なお、タイミング的に前後する画像データPn,Pn-1とは、必ずしも時系列的に連続している必要はない。
つぎに、画像データPnを構成する画素ブロックPBij毎に、画素ブロックPBij(相関元)の輝度特性と相関を有する領域(相関先)が前画像データPn-1において特定される。オプティカルフローを検出する場合、上述したステレオマッチング処理とは異なり、相関元となる画素ブロックPBijを前画像データPn-1の全域に亘り水平/垂直方向に一画素ずつオフセットさせながら、最も高い相関を有する相関先を特定する(二次元マッチング)。相関元と相関先との相関は、シティブロック距離を算出することにより、評価可能である。この二次元マッチングにより、それぞれの画素ブロックPBijについて、垂直方向における位置的な変化量(Δj)および水平方向における位置的な変化量(Δi)がオプティカルフローとして検出される。各画素ブロックPBijについて検出されたオプティカルフローは、画像平面の位置(i,j)と対応付けられる。なお、オプティカルフローは、時系列的に撮像される画像において、画素の流れをベクトルで表現したものであり、一般に、撮像タイミングが前の画像からそれよりも後の画像への画素の流れを示す。そのため、本実施形態のように、撮像タイミングが後の画像(画像データPn)から前の画像(前画像データPn-1)に対してオプティカルフローを算出する場合には、そのベクトルを反転させる必要がある。
ステップ4において、算出部12は、認識された立体物Onの移動速度Voを算出する。図4は、移動速度Voの詳細な算出手順を示すフローチャートである。まず、ステップ40において、画像データPnを構成する各画素ブロックPBijの中から、処理対象となる最初の画素ブロックPBijが選択される。初期的に選択する画素ブロックPBijとしては、例えば、画像平面における左下隅の画素ブロックPBijを用いることができる。
ステップ41において、処理対象となる画素ブロックPBijに写し出された立体物On、すなわち、画素ブロックPBijが属する立体物Onが、認識された立体物Onの中から特定される。画素ブロックPBijが立体物Onに属している場合、この画素ブロックPBijのi座標ibhは、立体物Onの左端のi座標inLより大きく、かつ、右端のi座標inRより小さくなる(inL<ibh<inR)。そこで、画素ブロックPBijのi座標ibhと、認識された立体物Onの左右端のi座標inL,inRとを比較することにより、その画素ブロックPBijが属する立体物Onを特定する。
ただし、水平方向、すなわち、i座標の比較を行う上記手法では、同一の垂直ライン上に複数の立体物Onが認識されているようなケースにおいて、特定すべき立体物Onが複数存在するという事態が生じ得る。例えば、図3において、ハッチングで示す画素ブロックPBijの場合、この画素ブロックPBijが属する立体物Onは、第1の立体物O1および第2の立体物O2と特定されるといった如くである。そこで、このようなケースでは、複数の立体物Onの中から、視差dをベースに、さらに立体物Onの絞り込みを行う。具体的には、画素ブロックPBijの視差dと、立体物Onの視差dnとの比較を行い、両視差d,dnが値的に最も近く、かつ、それらの差が所定のしきい値以内であることを条件に、画素ブロックPBijが属する立体物Onを特定する。
ステップ42では、画素ブロックPBijが属する立体物Onがあるか否かが判定される。先のステップ41において、画素ブロックPBijが属する立体物が特定されている場合には、このステップ42において肯定判定され、ステップ43に進む。一方、画素ブロックPBijが属する立体物がない場合には、このステップ42において否定判定され、ステップ43および44をスキップし、ステップ45に進む。
ステップ43において、画素ブロックPBijを算出単位として、この画素ブロックPBijが属する立体物Onの移動速度Vbが算出される。図5は、画素ブロックPBijの移動速度Vbの説明図である。同図には、画素ブロックPBijが属する立体物Onの実空間上の位置が黒点で示されている。移動速度Vbは、以下に示す数式2に基づいて、一義的に算出される。
Figure 2005214914
同数式において、ωはヨーレートセンサ13bにより検出される自車両のヨーレート、Uは車速センサ13aにより検出される車速、iは画素ブロックPBijの画像平面におけるi座標である(ただし、i座標は画像平面内の車両前方の無限遠点を原点とする)。また、Δiは処理対象となる画素ブロックPBijについて検出されたオプティカルフローの水平方向変化量であり、Δtは画像データPnと前画像データPn-1との撮像タイミングの間隔である。zはZ軸における立体物Onの位置であり、xはX軸における立体物Onまでの位置である。Wiはi方向の撮像素子ピッチ、fは焦点距離である。
同数式は、画像をベースとした立体物Onの見かけ上の速度(Y軸方向成分)に、自車両のヨーレートωと車速Uとを加味することにより、自車両の進行方向に直交する方向(Y軸方向)の立体物Onの移動速度Vbを算出する。ここで、画像ベースの立体物Onの見かけ上の速度は、距離データDにより特定される立体物Onの実空間上の位置と、オプティカルフローにより特定される画像上の立体物Onの位置的な変化量とに基づき、算出することができる。
ステップ44において、算出された移動速度Vbに基づいて、現在処理対象となっている画素ブロックPBijが属する立体物Onの移動速度Vbの合計値が更新される。これとともに、この立体物Onについて移動速度Vbが算出された画素ブロックPBijのカウント値も更新される。
ステップ45では、基準画像における全ての画素ブロックPBijが選択されたか否かが判定される。このステップ45で否定判定された場合、すなわち、全ての画素ブロックPBijが選択されていない場合には、ステップ46に進む。このステップ46では、未だ選択されていない画素ブロックPBijが新たに選択され、ステップ41に戻る。一方、ステップ45で肯定判定された場合、すなわち、基準画像における全ての画素ブロックPBijが選択された場合には、ステップ47に進む。
ステップ47において、認識された立体物Onの移動速度Voが算出される。立体物Onの移動速度Voは、その立体物Onに属する画素ブロックPBijの移動速度Vbの合計値を、その立体物Onに属する画素ブロックPBijの個数(カウント値)で割ることにより、一義的に算出される。
このように、本実施形態によれば、距離データDを用いて立体物Onの認識を行った上で、距離データDとオプティカルフローとを用いて立体物Onの移動速度Voが算出される。距離データDを用いて立体物の認識を行うことにより、画像に写し出される面積が小さな立体物On(例えば、遠方に存在する立体物On)を精度良く認識することができ、また、影などを立体物Onと誤認識する可能性が低くなるので、認識精度の向上を図ることができる。また、立体物Onのオプティカルフローは、最小で2フレーム分の画像データPにより、可能であるため、このオプティカルフローと距離データとを用いることにより、立体物Onの移動速度Voを素早く算出することができる。距離データDとオプティカルフローとを両立させることにより、信頼性よく立体物Onを認識し、かつ、この立体物Onに対する移動速度Voを素早く算出することができる。これにより、自車両前方に飛び出す歩行者なような立体物Onであっても、それに対する危険判定を有効に行うことができるので、監視精度の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、基準画像を構成する各画素ブロックPBijについてオプティカルフローを算出している。しかしながら、本発明はこれに限定されず、認識部10によって認識された立体物Onに属する画素ブロックPBijのみを処理対象として、オプティカルフローを算出してもよい。また、小領域内の輝度変化が大きな画素ブロックPBijは、二次元マッチングを高精度に行いやすいとの知得に基づき、これらの画素ブロックPBijを処理対象として、オプティカルフローを算出してもよい。このように、オプティカルフローを算出する領域を画像平面の一部分に限定することにより、演算量の低減を図ることができる。
また、本実施形態では、画素ブロック単位の移動速度Vbを数式2に基づいて算出する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。上記数式2は、演算量の低減を図るといった観点から、便宜的に、距離方向(Z軸方向)の立体物Onの速度を実質的に0と見なし、移動速度Vbを算出している。しかしながら、距離方向の立体物Onの速度を考慮し、移動速度Vbを算出することもできる。この場合、移動速度Vbは、自車両と立体物Onとの間における距離の経時的な変化量、すなわち、視差dの経時的な変化量Δdを考慮した下式に基づき、一義的に算出することができる。
Figure 2005214914
ここで、同数式に示す視差dの変化量Δdは、下記の手法1または手法2を用いることにより算出することができる。
(手法1)
まず、処理対象として選択されている画素ブロックPBij(相関元)の輝度特性と相関を有する領域(相関先)を、前画像データPn-1において特定する(図6参照)。前画像データPn-1における相関先は、画像データPnにおける相関元の位置と、この相関元の画素ブロックPBijについて算出されたオプティカルフローに基づいて、一義的に特定することができる。ただし、撮像タイミング的に前後する画像データPn,Pn-1を用いた場合、前画像データPn-1における相関先は、複数の画素ブロックPBijに跨る位置に存在することがある(最大で4つの画素ブロックPBij)。このケースでは、以下に示す数式4のように、相関先に含まれる各画素ブロックPBijの視差dの積和演算により、前画像データPn-1における視差dprevが算出される。
Figure 2005214914
ここで、同数式において、Aは画素ブロックPBijの面積である。また、dpn(n=1〜m:mは最大で4)は相関先に含まれる各画素ブロックPBijの視差dであり、An(n=1〜m:mは最大で4)は前画像データPn-1の相関先に含まれる各画素ブロックPBijの面積である。
そして、画像データPnにおける画素ブロックPBijの視差dから、前画像データPn-1において対応する画素ブロックPBijの視差dprevを引くことにより、視差の変化量Δdが算出される(Δd=d−dprev)。
(手法2)
この手法では、視差の変化量Δdが、以下に示す3つのパラメータより特定される。
1.処理対象として選択されている画素ブロックPBijの視差d
2.画素ブロックPBijのオプティカルフローΔi,Δj
3.比較画像における画素ブロックPBijの相関先のオプティカルフローΔiL,ΔjL
これらのパラメータに基づき、比較画像におけるオプティカルフローの水平方向成分ΔiLから、基準画像におけるオプティカルフローの水平方向成分Δiを差し引くことにより、視差の変化量Δdが算出される(Δd=ΔiL−Δi)。
ここで、比較画像における相関先は、相関元である基準画像の画素ブロックPBijの位置と、この相関元の画素ブロックPBijについて算出された視差dとに基づいて、一義的に特定することができる。そして、基準画像におけるオプティカルフローの算出方法と同様に、時系列的に並んだ複数の比較画像に基づき、垂直方向における位置的な変化量(ΔjL)および水平方向における位置的な変化量(ΔiL)が算出される。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態にかかる算出部12のブロック構成図である。第2の実施形態の特徴の一つは、一つの立体物Onとして認識される複数の立体物Onを、それぞれ個別の立体物Onに分割するとともに、分割されたそれぞれの立体物Onについて移動速度Voを算出することである。このような分割が必要となる状況としては、例えば、停止車両のすぐ手前を歩く歩行者のように、画像平面において近接する立体物の距離(視差d)が近似しているような状況が挙げられる。また、撮像するタイミングによって、立体物が見え隠れしたり、認識できる部位が変化したりするといったように、立体物の全体像が時系列的に認識できないような状況もこれに該当する。本実施形態では、算出部12が、2つの移動速度算出部14,17と、マップ生成部15と、分割部16とで構成されている。
図8は、第2の実施形態にかかる移動速度Voの算出処理の詳細な手順を示すフローチャートである。まず、ステップ5において、第1の移動速度算出部14は、図2に示す算出手順に従い、立体物Onを認識した上で、画素ブロックPBijをベースに、立体物Onの移動速度Vbを算出する。このステップ5では、後述する立体物番号マップMoを生成することを前提に、認識された立体物Onに対して、それぞれが異なる認識用の番号が採番される。
ステップ6において、マップ生成部15は、画素ブロックPBijが属する立体物Onの番号の分布を示す立体物番号マップMoと、画素ブロックPBijについて算出された移動速度Vbの分布を示す移動速度マップMvとを生成する。図9(a)は、立体物番号マップMoの説明図である。立体物番号マップMoは、基準画像を構成する画素ブロックPBijと同数のメモリ領域(ブロックBij)を有し、各ブロックBijは、画素ブロックPBijと位置的に対応するように、マトリクス状(128×50)に配列されている。各ブロックBijには、位置的に対応する画素ブロックPBijが属する立体物Onに採番された番号が書き込まれる。例えば、同図に示すように、マップMo上のブロックBijには、その立体物Onの番号(例えば、「1」や「2」)が適宜書き込まれる。また、認識された立体物Onのいずれにも属さない画素ブロックPBijに対応するブロックBijには、属する立体物Onがないことを示す番号として、例えば、「0」が書き込まれる。
図9(b)は移動速度マップMvの説明図である。移動速度マップMvは、立体物番号マップMoと同様に、基準画像を構成する画素ブロックPBijと同数のメモリ領域(ブロックBij)を有し、各ブロックBijは、マトリクス状(128×50)に配列されている。各ブロックBijには、位置的に対応する画素ブロックPBijについて算出された移動速度Vbが書き込まれる。なお、同図に示す「V1」および「V2」は、ブロックBijが属する立体物Onの番号を添字として示したものであり、それぞれの値はブロックBij毎に算出された移動速度Vbが書き込まれる。
ステップ7において、分割部16は、2つのマップMo,Mvに基づいて、分割処理を行う。以下、図10を参照し、2つの立体物(例えば、駐車車両とその手前に存在する歩行者)が1つの立体物Onとして認識されているケースでの分割処理を説明する。
図11は、ステップ7における立体物Onの分割処理の詳細な手順を示すフローチャートである。まず、ステップ70では、立体物番号マップMoにおいて、同一の立体物Onに属する複数のブロックBijが、垂直方向に延在する列単位のブロック(或いは、ブロック群)に分割される。例えば、図10(a)に示すケースでは、立体物Onが8つのブロック列R1〜R8に分割される。
ステップ71において、それぞれのブロック列Rの移動速度Vrが算出される。ブロック列Rの移動速度Vrは、移動速度マップMvを参照した上で、その列Rに属するブロックBijの移動速度Vbの平均値として算出される。例えば、図10(a)に示す立体物Onの場合、8つのブロック列R1〜R8のそれぞれについて、移動速度Vr1〜Vr8が算出される(図10(b)参照)。
ステップ72において、隣接するブロック列Rの移動速度Vrが近似するブロック列R同士がグループにまとめられる(グループ化)。このグループ化処理では、まず、隣接するブロック列Rの間で移動速度Vrが比較される。この比較により、移動速度Vrの差が所定のしきい値以下となるブロック列Rは、同一のグループにまとめられ、その差が所定のしきい値よりも大きいブロック列Rは、互いに異なるグループにされる。例えば、図10(b)のケースでは、移動速度Vbの比較により、8つのブロック列R1〜R8が3つのグループG1〜G3にまとめられる。具体的には、ブロック列R1,R2は第1のグループG1に、ブロック列R3が第2のグループG2に、ブロック列R4〜R8が第3のグループG3にまとめられる。
ステップ73において、それぞれのグループGの移動速度Vgが算出される。グループGの移動速度Vgは、そのグループGに属するブロック列Rの移動速度Vrの平均値として算出される。つぎに、グループ間の移動速度Vgが近似するグループ同士が、同一の立体物Onとして判定される(ステップ74)。この処理では、グループ同士の移動速度Vgを比較し、移動速度Vgの差が所定のしきい値以下となるグループがまとめられる。図10(b)に示すように、第1のグループG1の移動速度Vg1と第3のグループG3の移動速度Vg3との差がしきい値以内である場合、これらのグループG1,G3は第1のグループG1として再度グループ化される。一方、この第1のグループG1の移動速度Vg1と、第2のグループG2の移動速度Vg2との差がしきい値より大きい場合には、グループG2は新しい立体物Onewとして分割される。
ステップ74に続くステップ75では、分割された立体物Onewに基づき、これと位置的に対応する画像平面の領域を新たな立体物として認識するとともに、この立体物Onewに新たな番号が採番される。換言すれば、同一立体物に属する画素ブロック群のうち、移動速度Vbの差が所定のしきい値よりも大きな画素ブロックPBij(画素ブロック単体、或いは、画素ブロック群)が、異なる立体物Onewとして分割されることなる。そして、新たな立体物Onewについて、その視差dnと、左右端のi座標inL,inRとがこれに対応付けられる。
ステップ8において、第2の移動速度算出部17は、図4に示した立体物Onの移動速度Voの算出ステップと同様に、新しく認識された立体物Onewを含む立体物Onの移動速度Voを算出する。
このように、本実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏する以外にも、視差dだけでは分離することができず、認識することができなかった立体物を認識することができる。例えば、駐車車両の前方にいる歩行者のように、2つの立体物Onを分離して移動速度Voを取り扱う必要がある場合、それぞれの立体物Onの移動速度Voを算出することができるので、監視精度の向上を図ることができる。
(第3の実施形態)
図12は、第3の実施形態にかかる移動物体検出装置のブロック構成図である。第3の実施形態の特徴の一つは、静止物体と自車両との間の相対速度に基づいて、車速センサ13aによる車速Uを補正するとともに、補正された車速U’に基づいて立体物Onの移動速度Voを算出することである。本実施形態にかかる移動物体検出装置において、マイクロコンピュータ9は、上述した機能ブロック10〜12に加え、静止物体マップ生成部18と、走行速度算出部19と、走行速度補正部20とをさらに有する。なお、本実施形態において、認識部10は、距離データDに基づいて、単位時間あたりの立体物Onの距離変化を算出し、Z軸方向における立体物Onの移動速度Vozを算出している。したがって、本実施形態において、認識された立体物Onのそれぞれには、左端のi座標inL、右端のi座標inR、視差dnおよび移動速度Vozが対応付けられている。
図13は、第3の実施形態にかかる移動速度Voの算出処理の詳細な手順を示すフローチャートである。ステップ9において、算出部12は、画素ブロックPBij毎の移動速度Vbを算出する。なお、このステップ9では、図8に示すステップ5およびステップ6における処理を行い、立体物番号マップMoおよび移動速度マップMvが生成される。なお、本実施形態では、移動速度マップMvを構成する各ブロックBijのうち立体物Onに属するブロックBijには、その立体物OnのZ軸方向の移動速度Vozがさらに格納されている。したがって、移動速度マップMvを構成する各ブロックBijには、Z軸方向の移動速度Vozと、X軸方向の移動速度Vbとが格納される。
ステップ10において、静止物体マップ生成部18は、静止物体マップMsを生成する。図14は、静止物体マップMsの説明図である。この静止物体マップMsは、基準画像を構成する画素ブロックPBijと同数のメモリ領域(ブロックBij)を有し、各ブロックBijは、画素ブロックPBijと位置的に対応するように、マトリクス状(128×50)に配列されている。この静止物体マップMsには、ブロックBijと位置的に対応する画素ブロックPBijが属する対象物の種別が格納されており、図9に示す立体物番号マップMoおよび移動速度マップMvに基づいて、生成される。本実施形態において、この静止物体マップMsには、以下に示す3つの種別が設定されている。
(1)立体物なし
この種別は、ブロックBijと位置的に対応する画素ブロックPBijが、立体物On(移動物体および静止物体)以外の対象物(路面等)を示している場合に設定される。すなわち、立体物番号マップMoにおいて「0」が採番されているブロックBijには、「立体物なし」の設定が行われる。図14に示す静止物体マップMsでは、「立体物なし」の種別に対応するブロックBijには、その識別子として「a」が示されている。
(2)静止物体
この種別は、ブロックBijと位置的に対応する画素ブロックPBijが、立体物Onのうち、静止物体を示している場合に設定される。すなわち、立体物番号マップMoにおいて「1」以上の値が採番され、かつ、移動速度マップMvにおける移動速度Vb,Vozが所定のしきい値以下である場合に設定される(すなわち、Vb,Voz≒0km/h)。「静止物体」の種別に対応するブロックBijには、その識別子として「b」が示されている。
(3)移動物体
この種別は、ブロックBijと位置的に対応する画素ブロックPBijが、立体物Onのうち、移動物体を示している場合に設定される。すなわち、立体物番号マップMoにおいて「1」以上の値が採番され、かつ、移動速度マップMvにおける移動速度Vb,Vozが所定のしきい値よりも大きな場合に設定される。「移動物体」の種別に対応するブロックBijには、その識別子として「c」が示されている。
ステップ11において、走行速度算出部19は、静止物体に対応する画素ブロックPBij、すなわち、静止物体マップMsにおいて「b」が格納されているブロックBijと位置的に対応する画素ブロックPBijに基づいて、自車両の車速Ubを算出する。具体的には、以下に示す数式5に基づいて、静止物体に対応する画素ブロックPBij毎に、車速Ubが算出される。そして、自車両の車速Ucが、画素ブロックPBij毎に算出された車速Ubの平均値として算出される。
Figure 2005214914
ステップ12において、走行速度補正部20は、算出された車速Ucを用いて、車速センサ13aによって検出された車速Uを補正する。具体的には、まず、車速センサ13aによる車速Uと、算出された車速Ucとの差分値が算出される。つぎに、算出された差分値に関して、リミッタ処理やフィルタ処理などを施し、外乱等の影響を除去する。そして、外乱の除去が行われた差分値が、車速センサ13aの車速Uに加算される。このような補正処理によって補正された車速U'は算出部12に出力される。
ステップ13において、算出部12は、補正された車速U'に基づいて、立体物Onの移動速度Voを算出する。
このように、本実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏する以外にも、静止物体に関して算出された車速Ucに基づいて自車両の車速Uが補正される。そのため、補正された車速U'を用いて立体物Onの移動速度Voを算出することで、立体物Onの移動速度Voを信頼性を一層高めることができる。
第1の実施形態にかかる移動物体検出装置のブロック構成図 移動物体の移動速度の算出手順を示したフローチャート 認識された立体物の座標値の説明図 移動速度の詳細な算出手順を示すフローチャート 画素ブロックの移動速度の説明図 第2のフレームにおける視差の説明図 第2の実施形態にかかる算出部のブロック構成図 第2の実施形態にかかる移動速度の算出処理の詳細な手順を示すフローチャート 立体物番号マップおよび移動速度マップの説明図 立体物の分割の説明図 立体物の分割処理の詳細な手順を示すフローチャート 第3の実施形態にかかる移動物体検出装置のブロック構成図 第3の実施形態にかかる移動速度の算出処理の詳細な手順を示すフローチャート 静止物体マップの説明図
符号の説明
1 ステレオカメラ
2a メインカメラ
2b サブカメラ
3,4 A/Dコンバータ
5 画像補正部
6 ステレオ画像処理部
7 距離データメモリ
8 画像データメモリ
9 マイクロコンピュータ
10 認識部
11 検出部
12 算出部
13a 車速センサ
13b ヨーレートセンサ
14 第1の移動速度算出部
15 マップ生成部
16 分割部
17 第2の移動速度算出部
18 静止物体マップ生成部
19 走行速度算出部
20 走行速度補正部

Claims (12)

  1. 移動速度検出装置において、
    監視領域を含む景色を撮像することにより、一対の撮像画像を時系列的に出力するステレオカメラと、
    前記一対の撮像画像に基づいて、ステレオマッチングにより距離データを算出するステレオ画像処理部と、
    前記距離データに基づいて、前記監視領域内に存在する立体物を認識する認識部と、
    前記一対の撮像画像のうちの一方の撮像画像を処理対象として、時系列的に並ぶ複数の撮像画像に基づいて、前記立体物のオプティカルフローを検出する検出部と、
    前記距離データと前記オプティカルフローとに基づいて、前記立体物の移動速度を算出する算出部と
    を有することを特徴とする移動速度検出装置。
  2. 前記算出部は、前記距離データにより特定される前記立体物の実空間上の位置と、前記オプティカルフローにより特定される前記立体物の画像上の位置的な変化量とに基づいて、前記立体物の移動速度を算出することを特徴とする請求項1に記載された移動速度検出装置。
  3. 前記算出部は、さらに、前記立体物に関する前記距離データの経時的な変化量に基づいて、前記立体物の移動速度を算出することを特徴とする請求項2に記載された移動速度検出装置。
  4. 前記ステレオカメラが搭載された自車両の車速を検出する車速センサと、
    前記自車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサとをさらに有し、
    前記算出部は、前記距離データと前記オプティカルフローとに基づいて、画像をベースとした前記立体物の見かけ上の移動速度を算出するとともに、当該見かけ上の移動速度と、前記自車両の車速と、前記自車両のヨーレートとに基づいて、前記立体物の移動速度を算出することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された移動速度検出装置。
  5. 前記算出部は、前記撮像画像の一部を構成する所定面積の画素ブロックを算出単位として、前記立体物の移動速度を算出しており、
    前記算出部は、
    前記撮像画像において、前記立体物に属する前記画素ブロックについて算出された前記移動速度の分布を示す移動速度マップを生成するマップ生成部と、
    前記移動速度マップに基づいて、同一立体物に属する画素ブロック群のうち、前記移動速度の差が所定のしきい値よりも大きな画素ブロックを、異なる立体物として分割する分割部と
    をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載された移動速度検出装置。
  6. 前記立体物の移動速度に基づいて、前記監視領域内に存在している立体物のうち、静止物体を特定するとともに、前記静止物体に関する前記オプティカルフローと、前記静止物体に関する前記距離データとに基づいて、前記自車両の車速を算出する走行速度算出部と、
    前記走行速度算出部により算出された車速に基づいて、前記車速センサによって検出された前記自車両の車速を補正する走行速度補正部と
    をさらに有することを特徴とする請求項4に記載された移動速度検出装置。
  7. 監視領域を含む景色をステレオカメラによって時系列的に撮像することにより、前記ステレオカメラから出力される一対の撮像画像に基づいて、前記監視領域内に存在する立体物の移動速度を検出する方法において、
    前記一対の撮像画像に基づいて、ステレオマッチングにより距離データを算出する第1のステップと、
    前記距離データに基づいて、前記監視領域内に存在する立体物を認識する第2のステップと、
    前記一対の撮像画像のうちの一方の撮像画像を処理対象として、時系列的に並ぶ複数の撮像画像に基づいて、前記立体物のオプティカルフローを検出する第3のステップと、
    前記距離データと前記オプティカルフローとに基づいて、前記立体物の移動速度を算出する第4のステップと
    を有することを特徴とする移動速度検出方法。
  8. 前記第4のステップは、前記距離データにより特定される前記立体物の実空間上の位置と、前記オプティカルフローにより特定される前記立体物の画像上の位置的な変化量とに基づいて、前記立体物の移動速度を算出することを特徴とする請求項7に記載された移動速度検出方法。
  9. 前記第4のステップは、さらに、前記立体物に関する前記距離データの経時的な変化量に基づいて、前記立体物の移動速度を算出することを特徴とする請求項8に記載された移動速度検出方法。
  10. 前記第4のステップは、前記距離データと前記オプティカルフローとに基づいて、画像をベースとした前記立体物の見かけ上の移動速度を算出するとともに、前記見かけ上の移動速度と、前記ステレオカメラが搭載された自車両に設けられた車速センサによって検出された前記自車両の車速と、前記自車両に設けられたヨーレートセンサによって検出された前記自車両のヨーレートとに基づいて、前記立体物の移動速度を算出することを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載された移動速度検出方法。
  11. 前記第4のステップは、前記撮像画像の一部を構成する所定面積の画素ブロックを算出単位として、前記立体物の移動速度を算出しており、
    前記第4のステップは、
    前記撮像画像において、前記立体物に属する前記画素ブロックについて算出された前記移動速度の分布を示す移動速度マップを生成するステップと、
    前記移動速度マップに基づいて、同一立体物に属する画素ブロック群のうち、前記移動速度の差が所定のしきい値よりも大きな画素ブロックを、異なる立体物として分割するステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載された移動速度検出方法。
  12. 前記立体物の移動速度に基づいて、前記監視領域内に存在している立体物のうち、静止物体を特定するとともに、前記静止物体に関する前記オプティカルフローと、前記静止物体に関する前記距離データとに基づいて、前記自車両の車速を算出する第5のステップと、
    前記走行速度算出部により算出された車速に基づいて、前記車速センサによって検出された前記自車両の車速を補正する第6のステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項10に記載された移動速度検出方法。
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