JP2005214475A - 氷塊搬出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】氷塊搬出装置において、氷塊の噛み込みを防止してスムーズに氷塊を搬出する。
【解決手段】氷塊搬出装置40の搬送部分は、一方の端部に貯氷室14に開口する氷塊Cの取込口44を有する共に、他方の端部に貯氷庫12の外部に臨む放出口46を有するアイスガイドと、アイスガイド42の内周面に螺旋状に配設されたフィン48とから構成される。アイスガイドは、貯氷室14の底部に凹設された設置凹部20に回転自在に配設される。また取込口44は、そのアイスガイド42における周方向の開口幅が、アイスガイド42の略半周分の寸法に設定される。そして、アイスガイド42に接続したモータ56を駆動することで、アイスガイド42とフィン48とが一体的に回転し、取込口44から取込んだ氷塊Cをアイスガイド42の内周面に沿って搬送して放出口46から放出する。
【選択図】図1

Description

この発明は、製氷機の製氷機構で製造された氷塊を貯蔵する貯氷庫の貯氷室に配設され、この貯氷室の氷塊を外部に取出すための氷塊搬出装置に関するものである。
多量の氷塊を連続的に製造する自動製氷機として、例えば図7に示す貯氷室14を内部に画成した貯氷庫12の上部に、製氷機構18と冷凍機構(図示せず)とを備える製氷ユニット16を積載したスタックオンタイプが広く用いられている。前記貯氷庫12は、内箱と外箱との間に断熱材を充填した断熱箱体から構成され、その上部は開放されて、上方から落下する氷塊Cを受容し得るよう構成される。また貯氷庫12の前面側には、氷塊Cの取出口22が開設されると共に、該取出口22は断熱扉24により開閉可能に閉成されるようになっている。前記製氷機10は、前記貯氷庫12と製氷ユニット16とが、上下の関係で配置され、一般的には製氷機構18から氷塊Cが重力を利用して貯氷室14へ放出されるので、該貯氷庫12が製氷ユニット16の下部に配設されている。そして、前記貯氷庫12の貯氷室14に貯蔵された氷塊Cを利用する際には、前記断熱扉24を開放した状態で、取出口22からスコップ等により氷塊Cを搬出している。
このように、手作業による氷塊Cの搬出は、前記貯氷庫12が製氷機10における下部に位置しているから、腰を屈めて無理な姿勢で行なう作業になり、作業者に大変負担を与えていた。また、前記貯氷室14に貯蔵された氷塊Cは、経時的にまたはその他の要因で、氷塊同士がくっ付いてしまい、所謂アーチングが生じることがあり、氷塊Cの搬出に際して、アーチングを起こした氷塊Cを崩す作業が必要になり、更に作業者に負担を与える問題がある。
そこで、予め貯氷室の底部に氷塊搬出装置を設けた貯氷庫を備える製氷機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また氷塊搬出装置を備えた製氷機としては、図8に示すように、貯氷庫12と製氷ユニット16とが一体的に構成された製氷機11も知られており、該製氷機11の氷塊搬出装置30は、前記貯氷庫12の前面開口に着脱自在に取着されるカバー体の前面側に配設された減速機付きのギヤードモータ32と、このギヤードモータ32に連結される氷塊送出スクリュー34とから構成される。この氷塊送出スクリュー34は、前記ギヤードモータ32で回転される回転軸36と、この回転軸36の外周に所定ピッチで螺旋状に設けられたフィン38とから構成され、前記貯氷室14の底部において後方から、前方に設けられた氷放出口26に向かうにつれて上方傾斜するように延在している。従って、前記製氷ユニット16から放出された多数の氷塊Cが、貯氷室14の底部に貯留されている状態において、ギヤードモータ32を駆動制御して前記氷塊送出スクリュー34を所定方向へ回転させれば、フィン38の間隙に臨む各氷塊Cは、案内壁(氷塊送出スクリュー34に臨む貯氷室14の底面)14aに沿って順次氷放出口26側へ移動した後に、氷放出口26から放出されるようになっている。なお、図7で示した製氷機10と同一の構成要素は同一の符号が付してある。
実開昭61−181286号公報
ところで、前述した氷塊搬出装置30では、氷塊Cの搬送手段である氷塊送出スクリュー34を回転した際に、該スクリュー34のフィン38と案内壁14aとの間に氷塊Cが挟まってしまうことがある。すなわち、この噛み込んだ氷塊Cが氷塊送出スクリュー34の回転を妨げると共に、他の氷塊Cのスムーズな搬送が妨げられ、氷塊Cの取出しに時間がかかってしまう難点があり、短時間で大量の氷塊Cを取出すことが困難であった。また、前記氷塊送出スクリュー34と案内壁14aとの間に挟まった氷塊Cが砕ける際に生じる破砕音が、耳障りである点が指摘される。
すなわちこの発明は、従来の技術に係る氷塊搬出装置に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、氷塊の噛み込みを防止して、スムーズに氷塊を搬出し得る氷塊搬出装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る氷塊搬出装置は、
貯氷室の底部に配設され、該貯氷室に貯蔵された氷塊を外部へ搬出する氷塊搬出装置であって、
前記貯氷室の底部に配設されて中心軸線の周りを回転可能で、貯氷室に臨む部位に氷塊の取込口を有すると共に、貯氷室の外部に臨む部位に放出口を有する中空円筒状のアイスガイドと、
前記アイスガイドの内周面に配設されて、該アイスガイドの軸方向に螺旋状に延在するフィンと、
前記アイスガイドに接続して該アイスガイドを回転させる駆動手段とからなり、
前記取込口は、そのアイスガイドにおける周方向の開口幅が、該アイスガイドの略半周分の寸法に設定され、
前記駆動手段により前記アイスガイドとフィンとを一体的に回転させることで、略半周毎に貯氷室に臨む前記取込口から取込んだ氷塊を搬送して前記放出口から放出し得るよう構成したことを特徴とする。
本発明に係る氷塊搬出装置によれば、アイスガイドの内周面に螺旋状にフィンを配設して、該アイスガイドとフィンとを一体的に回転するよう構成したので、回転部分において氷塊が噛み込むことはなく、氷塊がスムーズに搬出されるから、短時間で多量の氷塊を放出することができる。また、氷塊の噛み込みを避けるように構成されているので、噛み込んだ氷塊による破砕音の発生がなく、静粛な氷塊搬出装置を得ることができる。取込口におけるアイスガイドの軸方向の開口幅を、アイスガイドの略半周分の寸法に設定すると、アイスガイドの回転につれて取込口が貯氷室に臨む度に、アイスガイドの内部が常に空になっているので、安定した量の氷塊を取込むことが可能となる。そして、アイスガイドに氷塊を取込まない時間帯を設けることで、該アイスガイドの内部に余裕ができて、氷塊が詰まることなくスムーズに搬送することができる。
また、フィンにおける軸方向に隣り合う羽根部の間隔を、取込口から放出口に向かうにつれて広くなるよう設定することで、アイスガイドの内部における氷塊のブロッキングを抑制することができ、よりスムーズな氷塊の搬送を達成できる。前記取込口は、そのアイスガイドにおける軸方向の開口幅を該取込口に臨んで隣り合う羽根部の間隔と略同一に設定することで、好適に貯氷室の氷塊をアイスガイド内に取込むことができる。更に、アイスガイドの外周面にフィンの螺旋方向と逆向きの螺旋状にリブが配設されているから、該アイスガイドの回転に伴いリブが貯氷室に貯蔵されている氷塊を取込口へ向けて押して、取込口からの氷塊の取込みを助けると共に、貯氷室における氷塊のアーチングやブロッキングを解消する効果を奏する。更にまた、取込口における回転方向後側に位置する開口縁は、R形状になっているので、設置凹部と開口縁との間に氷塊が挟まりを回避し得る。そして、設置凹部における取込口に対応する位置に庇部を設けることで、氷塊を取込口からよりスムーズに取込み得る効果を奏する。
次に、本発明に係る氷塊搬出装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図7または図8に示した製氷機の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。ここで、製氷機の貯氷庫において、放出口が設けられる側面を前側とする。そして、実施例のアイスガイドの回転方向は、正面視において時計回りに回転するよう設定されている。
図1に示すように、実施例の氷塊搬出装置40は、製氷機において、所要形状の氷塊Cを連続的に自動製氷する製氷機構(図示せず)の下方に位置して、該製氷機構から放出された氷塊Cを受容して、所要量の氷塊Cを貯蔵する貯氷庫12の内部に画成された貯氷室14に設置される。前記氷塊搬出装置40は、前記貯氷室14の底部に凹設された設置凹部20に中心軸周りを回転可能に配設されたアイスガイド42と、アイスガイド42の一方の端部に設けられて貯氷室14に開口する取込口44と、アイスガイド42の他方の端部に設けられて貯氷庫12における貯氷室14の外部に臨む放出口46と、アイスガイド42の内周面に配設され、アイスガイド42の軸方向に螺旋状に延在するフィン48と、アイスガイド42に接続し、該アイスガイド42を回転駆動するモータ(駆動手段)56とから構成されている。そして、前記取込口44からアイスガイド42の内部に取込んだ氷塊Cを、前記モータ56の回転駆動に伴いアイスガイド42と一体的に回転するフィン48により、アイスガイド42の内部を案内して放出口46から外部に放出し得るよう構成されている。また、実施例では、前記氷塊搬出装置40の上方に、前記貯氷室14に貯蔵された氷塊Cを撹拌して、氷塊搬出装置40への氷塊Cの取込みを助ける撹拌手段80が設置されている。
図1または図2に示すように、実施例の氷塊搬出装置40が設置される貯氷庫12は、内箱12aと外箱12bとで画成される空間部分に断熱材12cを充填した断熱処理された箱体であって、上方が開放されて製氷機構から放出された氷塊Cを受容し得るようになっている。そして、前記貯氷庫12の内部には、上方に配設された製氷機構から放出された氷塊Cを受容し、貯蔵する貯氷室14が画成されている。この貯氷室14の底部には、円筒状のアイスガイド42が設置される設置凹部20が凹設され、該設置凹部20はアイスガイド42の嵌挿を許容する略円弧状に形成されている(図3参照)。また、前記貯氷庫12の前面側の壁部には、該貯氷庫12の底面から所要寸法離間した位置に、前記設置凹部20に連通する開口部12dが設けられている。前記貯氷室14の底部は、該貯氷室14の後側から前記開口部12dに向かうにつれて上方傾斜するよう形成され、これに伴って前記設置凹部20も該貯氷室14の底部に沿って傾斜している。更に、前記貯氷室14の底部は、前記アイスガイド42における前記設置凹部20の傾斜下端部に位置する取込口44に向けて、貯蔵している氷塊Cを案内するよう下方傾斜を付したホッパー形状となっている。
図3に示すように、前記設置凹部20は、該アイスガイド42の回転方向前側に位置する壁部(正面視において右側)が、該アイスガイド42の上方まで張り出すと共に、回転方向後側に位置する壁部(正面視において左側)が、該アイスガイドの側部に位置している。すなわち、前記設置凹部20に嵌挿されたアイスガイド42においては、該設置凹部20にその周面の略3/4が覆われ、正面視において周面の上部左側の4分円領域のみ貯氷室14に臨んでいる。また、前記設置凹部20における前記取込口44に対応する位置に、前記アイスガイド42の回転方向前側から後側に向けて所定長さだけ該アイスガイド42の上方に離間して張り出す庇部20aが設けられている(図5参照)。従って、前記取込口44が貯氷室14に臨んだ際に、その間口が広くなっている。なお、前記設置凹部20の傾斜下端部には、前記貯氷室14内の融氷水や洗浄水等を放出するための排水口78が設けられ、その先端は前記貯氷庫12を貫通して外方に開放されている。
前記アイスガイド42は、中空の円筒体を本体として、その一方の端部周面に貯氷室14に臨んで開口するよう取込口44が設けられると共に、他方の端部に貯氷庫12の外部に臨む放出口46が設けられ、該取込口44が前記設置凹部20の傾斜下端に位置するよう着脱可能に嵌挿されている。そして、前記アイスガイド42における軸方向の長さは、該アイスガイド42を前記設置凹部20に設置した際に、前記放出口46側(他方)の端部が、前記貯氷庫12の外部に露出する寸法に設定される(図1参照)。また、前記アイスガイド42の取込口44が開口する側の端面は閉塞していて、この閉塞端面に前記貯氷庫12に配設されたモータ56に接続する回転軸50が配設されている。なお、前記アイスガイド42の軸線と回転軸50とは、同一直線上に位置している。
前記取込口44は、前記アイスガイド42における一方の端部側の周面が、半周に亘って切り欠かれることで形成されている。この取込口44の前後方向(アイスガイド42の軸方向)の開口幅は、前記アイスガイド42の内周面に螺旋状に配設されたフィン48において、該取込口44に対応する領域に位置する隣り合う羽根部48a,48aの間隔Pと略同一寸法に設定される。また、前記取込口44における回転方向後側に位置する開口縁44aには、丸棒鋼が該開口縁44aに亘って配設されて、氷塊Cと接触するこの開口縁44aを補強すると共に、該開口縁44aがR形状となるようにしている。また、前記取込口44における回転方向後側に位置する開口縁44aは、前記フィン48にける周方向の角度に対して鋭角になるようするとよい。なお、実施例では前記開口縁44aに丸棒鋼を配設することで、R形状になるよう構成したが、開口縁44a自体を面取りすることで、氷塊Cの引っ掛かりをなくす滑らかな形状にしてもよい。
前記フィン48は、前記アイスガイド42の内周面に立設された板状体であって、該アイスガイド42における軸方向の全体に亘って連続して螺旋状に配設されている。ここで、実施例においては、正面視において前記アイスガイド42を時計回りに回転させると、前記フィン48により氷塊Cが、該アイスガイド42の内周面に沿って取込口44側から放出口46側に向けて案内されるよう螺旋方向が設定される。また、実施例のフィン48の立上がり寸法は、前記アイスガイド42の半径より小さくなるよう設定されている。そして、前記アイスガイド42の内周面に螺旋状に配設されて隣り合う羽根部48a,48aの間隔Pは、前記取込口44側から放出口46側に向かうにつれて広くなるよう設定される。例えば、実施例では、前記羽根部48a,48aの間隔Pが、放出口46側に向かうにつれて3mmづつ広くなるように配設されている。
また、前記アイスガイド42の外周面には、突起状のリブ54が螺旋状に連設されている。前記リブ54の螺旋方向は、前記フィン48の螺旋方向とは逆向きになっている。すなわち、前記アイスガイド42が、前記フィン48により該アイスガイド42の内部に取込んだ氷塊Cを放出口46側に向けて案内する方向に回転されると、該アイスガイド42の外周面に配設されたリブ54で貯氷室14の氷塊Cを取込口44側に向けて押すよう該リブ54の螺旋方向が設定されている。
次いで、前記アイスガイド42の設置状態を説明する。前記アイスガイド42は、前記放出口46側の端部が貯氷庫12の開口部12dから突き出ると共に、取込口44側の大部分が前記貯氷室14の底部において前後方向に凹設された設置凹部20に嵌挿され、貯氷庫12の前後方向に延在して周方向に回転可能であって、後述するように軸方向に着脱可能になっている。詳細には、前記アイスガイド42は、前記貯氷庫12の前面側の壁部に配設され、前記開口部12dと整合する孔部を有する支持部材60に設けた一対のベアリング62,62により放出口46側の端部が下方から支持されると共に、取込口44側の端部は、前記回転軸50を設置凹部20の傾斜下端部に設けられた軸受28に保持させることで、設置凹部20と独立して回転可能になっている(図1参照)。また、前記設置凹部20は、前側から後側に向かうにつれて下方傾斜しているので、該アイスガイド42も放出口46側から取込口44側に向かうにつれて下方傾斜し、実施例のアイスガイド42は20°程度の傾斜が設けられている。更に、前記設置凹部20とアイスガイド42の外周面との間には、該アイスガイド42の外周面に設けられたリブ54の回転を許容する所要の隙間が設けられている。
図4に示すように、前記アイスガイド42の回転軸50と前記モータ56の駆動軸58とは、係合部材64を介して接続され、該モータ56の回転駆動により、前記ベアリング62,62および軸受28に回転自在に支持された該アイスガイド42が所定方向に回転するようになっている。前記係合部材64は両端が開放した筒状体であって、その一方に断面D形状の第1係合孔66(図4(d)参照)が形成されると共に、他方に断面円形の第2係合孔68(図4(c)参照)が形成される。前記第2係合孔68の内部には、前記係合部材64の軸線と直交する方向に係合ピン70が架設されている(図4(c)参照)。また、前記モータ56の駆動軸58は、前記第1係合孔66の断面形状に整合する断面D形状に形成されている。すなわち、前記駆動軸58に第1係合孔66を外挿した係合部材64は、該駆動軸58と一体的に回転可能になっている。
また、前記アイスガイド42の回転軸50の先端部には、凹溝52が形成されている。この凹溝52は、前記係合部材64の係合ピン70の挿通を許容する幅に設定された第1凹溝52aと、この第1凹溝52aの底側に位置し、回転方向に円弧状に切り欠かれた第2凹溝52bとから構成される(図4(b)参照)。そして、前記係合ピン70と第1凹溝52aを整合させて回転軸50を第2係合孔68に挿入し、第2凹溝52bに係合ピン70が至った状態で、回転方向と同一方向にアイスガイド42を回転させることで、第2凹溝52bと第1凹溝52aとの間に係合ピン70が係合保持される。すなわち、前記係合ピン70と凹溝52との係合作用下に、前記モータ56の駆動軸58の回転がアイスガイド42に伝達されるようになっている。また、前記アイスガイド42を回転方向と逆に回転させると、前記係合ピン70が第1凹溝52aに臨み、更に該アイスガイド42を手前側に引き抜くことで、係合部材64と回転軸50との係合状態が解除され、該アイスガイド42を開口部12dから引き抜いて貯氷庫12から取外すことができるよう構成される。
図1に示すように、前記アイスガイド42の上方には、前記貯氷室14に貯蔵された氷塊Cを撹拌する撹拌手段80が配設されている。この撹拌手段80は、前記貯氷室14に水平に架設された軸部82に配設された一対の撹拌リング84,84と、この軸部82を回転付勢するモータ等の回転手段86とから構成される。前記軸部82は、前記貯氷室14における前後方向に水平に延在し、前記アイスガイド42における軸線の垂直線上に位置している。そして、前記回転手段86の出力軸側のプーリと軸部82側のプーリとの間にベルト88が巻掛けられ、該回転手段86の回転が軸部82に伝達されるようになっている。前記撹拌リング84は、丸棒鋼を螺旋状に巻き加工したものであって(図6参照)、向かい合う撹拌リング84,84は、螺旋方向が対称となるよう前記軸部82に固定されて、該軸部82の回転に伴い一体的に回転するようになっている。なお、前記撹拌リング84,84は、前記軸部82の回転に伴って氷塊Cを貯氷室14の中央に向けて付勢するよう螺旋方向が設定される。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る氷塊搬出装置の作用について説明する。そこで、先ず前記氷塊搬出装置40による氷塊Cの搬出工程を図5を参照して説明する。(1)前記モータ56を駆動すると、前記駆動軸58の回転が係合部材64を介して回転軸50に伝達されてアイスガイド42が回転を開始する。このとき、前記アイスガイド42とフィン48とが一体的に回転している。(2)前記設置凹部20で塞がれていた取込口44が、前記アイスガイド42の回転につれて該設置凹部20と庇部20aとの間の前記貯氷室14に臨んで開放された位置に到達する(図5(a)参照)。(3)前記貯氷室14に貯蔵されている氷塊Cが、前記取込口44から落下してアイスガイド42の内部に取込まれる。ここで、前記貯氷室14の底部は、ホッパー状に傾斜が設けられ、前記取込口44が設けられた位置を傾斜下端となるように形成されているので、貯氷室14に貯蔵された氷塊Cは、重力の作用下に該取込口44に好適に導かれるようになっている。(4)前記アイスガイド42が更に回転するにつれて、前記貯氷室14に開放していた取込口44が庇部20aにより覆われて取込口44が狭まると共に、前記アイスガイド42の内周面に配設されたフィン48により、該アイスガイド42に取込まれた氷塊Cが、該内周面に沿って前記放出口46へ向けて搬送されていく。しかし、前記庇部20aと取込口44の間は離間しているので、挟まることなく該取込口44に氷塊Cが好適にアイスガイド42の内部に案内される。(5)そして、前記アイスガイド42の回転により取込口44が貯氷室14に臨む都度、氷塊Cが前記アイスガイド42に取込まれる。(6)前記アイスガイド42の傾斜上端側に開設された放出口46に至った氷塊Cは、該放出口46から外部に放出される。なお、これら一連の工程は、前記アイスガイド42の回転に伴い連続して行なわれる。
このように、前記氷塊搬出装置40は、氷塊Cの搬出手段となる氷塊Cを案内するアイスガイド42と氷塊Cを搬送するフィン48とを一体形成し、これらが一体的に回転するよう構成されるので、該アイスガイド42の内部を搬送される氷塊Cが、このアイスガイド42の内部で噛み込むことはない。また、前記貯氷室14に臨むアイスガイド42は円筒形に形成され、前記設置凹部20の壁面との間には、氷塊Cが嵌り込む空間がないので、回転部分であるアイスガイド42と前記設置凹部20との間で氷塊Cの噛み込みを起こす虞れがない。そして、前記アイスガイド42は、設置凹部20に覆われて、貯氷室14にその一部しか臨んでいないから、該アイスガイド42に積載した氷塊Cの重量による回転に対する負荷を低減できる利点も奏する。すなわち、前記アイスガイド42による氷塊Cの搬送を妨げる要因がなくなるので、スムーズに氷塊Cを搬送でき、短時間で大量の氷塊Cを貯氷庫12から外部へ取出すことが可能となる。更に、回転部分であるアイスガイド42について、氷塊Cの噛み込みを避けるように構成されているので、噛み込んだ氷塊による破砕音の発生がなく、騒音を防止できる。なお、実施例の氷塊搬出装置40は、前記放出口46を上端にして斜めに設置されているので、該放出口46の下方にバケツ等の容器を入れる空間が確保できる利点もある。
前記アイスガイド42において、前記フィン48における隣り合う羽根部48a,48aの間隔Pは、前記取込口44から放出口46に向かうにつれて広くなるように設定されているから、隣り合う羽根部48a,48aの間で氷塊Cのブロッキングの発生を防止することができ、該氷塊Cのスムーズな搬送が達成される。
また、前記アイスガイド42を回転した際、その外周面に螺旋状に突設したリブ54が、設置凹部20から前記貯氷室14に臨む時に氷塊Cに突き当たって、前記取込口44側に氷塊Cを押すように機能する。従って、前記貯氷室14に貯蔵された氷塊Cがブロッキングやアーチングを起こした場合、前記リブ54が氷塊Cを押して氷塊間のバランスを突き崩し、氷塊Cの流動を促すことで、これらを解消して前記取込口44からのスムーズな氷塊Cの取込みを補助している。
前記取込口44は、前記アイスガイド42の周面における半周分を切り欠いて形成されると共に、軸方向の開口幅が隣り合う羽根部48a,48aの間隔Pと略同一に設定されているので、貯氷室14に取込口44が臨んだ際に、氷塊Cを好適にアイスガイド42に取込むことが可能である。前記アイスガイド42が回転する際に、半周毎に前記取込口44が貯氷室14に臨むから、氷塊Cの取込みが半周毎に行なわれる。すなわち、前記取込口44から貯氷室14に臨むアイスガイド42の内部領域(以下、開口領域)に取込まれた氷塊Cは、前記アイスガイド42の回転に伴いフィン48により上方に移送されると共に、取込口44が次回貯氷室14に臨んだ際には、開口領域にあった氷塊Cは上方側(放出口46側に位置する隣接する羽根部48a,48a間)に移送されているので、開口領域は空になっている。従って、前記取込口44が貯氷室14に臨んだ際には、常に前記開口領域は空になっているので、安定した量の氷塊Cを好適に取込むことが可能であり、氷塊Cが中途半端に落ち込むことによる噛み込みも防止される。また、前記アイスガイド42に氷塊Cを取込まない時間帯を設けることで、該アイスガイド42の内部に余裕ができて、氷塊Cが詰まることなくスムーズに搬送することができる。
前記取込口44における回転方向後側の開口縁44aは、該取込口44からアイスガイド42の内部に落ち込む該アイスガイド42の回転軌跡上に位置する氷塊Cに、前記アイスガイド42の回転に伴って当接する面である。ここで、前記取込口44は、回転方向後側に位置する開口縁44aに丸棒鋼が配設され、この開口縁44aの角を無くしてR形状としてあるので、氷塊Cと取込口44の開口縁44aとの間の摩擦、引っかかり等の負荷を軽減することができると共に、該開口縁44aの補強となる利点がある。すなわち、前記アイスガイド42が回転し、回転方向後側に位置する開口縁44aが設置凹部20における回転方向前側に位置する壁部に近接した際、R形状を呈する開口縁44aに押されて氷塊Cが逃げるので、該開口縁44aと該壁部との間に氷塊Cが挟まることが回避される。従って、前記取込口44において、氷塊Cの噛み込みによる回転の阻害や騒音の発生が防止される。
前記アイスガイド42が嵌挿される設置凹部20は、該アイスガイド42の取込口44に対応し、アイスガイド42の回転方向前側に位置する傾斜下端領域に、アイスガイド42の上方に張り出して、該アイスガイド42の外周面と離間した庇部20aが形成されている。前記庇部20aを設けることで懐が広くなっているから、前記アイスガイド42の回転に伴い、開口縁44aに押されて移送されてきた氷塊Cの噛み込みを防止し得ると共に、スムーズに氷塊Cを取込口44に案内して、好適にアイスガイド42内に取込みできる。
前記撹拌手段80を回転駆動することで、氷塊Cを貯氷室14の中央部に向けて押して、氷塊Cの流動を促す。これにより、氷塊Cの搬出に伴い、貯氷室14の底部付近で生じたブロッキングや、アーチング等を解消することができる。また、前記撹拌リング84は、螺旋状に形成され、直線部分がない滑らかな形状になっているので、該撹拌リング84の回転時に氷塊Cとの抵抗を抑制することができる。
前記アイスガイド42は、前記ベアリング62,62および軸受28で保持され、前記係合部材64を介してモータ56の駆動軸58と着脱自在に接続されているので、該アイスガイド42を容易に取外すことができる。従って、前記アイスガイド42や貯氷室14の清掃を簡単に実施できるので、衛生状態を好適に維持することが可能である。
本発明の好適な実施例に係る氷塊搬出装置が配設された貯氷庫を示す側断面図である。 実施例の氷塊搬出装置が配設された貯氷庫を示す平断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 (a)は、図1のX部を分解して示す拡大側面図であって、(b)は(a)のb矢視、(c)は(a)のc矢視、(d)は(a)のd矢視を示す。 実施例の氷塊搬出装置による氷塊の搬出状況を示す図2のV−V線断面図である。 実施例の撹拌手段を示す図1のY矢視である。 従来の製氷機を示す側断面図である。 従来の氷塊搬出装置が配設された製氷機を示す側断面図である。
符号の説明
14 貯氷室,20 設置凹部,20a 庇部,42 アイスガイド,44 取込口
44a 開口縁,46 放出口,48 フィン,48a 羽根部,54 リブ
56 モータ(駆動手段),C 氷塊,P 間隔

Claims (6)

  1. 貯氷室(14)の底部に配設され、該貯氷室(14)に貯蔵された氷塊(C)を外部へ搬出する氷塊搬出装置であって、
    前記貯氷室(14)の底部に配設されて中心軸線の周りを回転可能で、貯氷室(14)に臨む部位に氷塊の取込口(44)を有すると共に、貯氷室(14)の外部に臨む部位に放出口(46)を有する中空円筒状のアイスガイド(42)と、
    前記アイスガイド(42)の内周面に配設されて、該アイスガイド(42)の軸方向に螺旋状に延在するフィン(48)と、
    前記アイスガイド(42)に接続して該アイスガイド(42)を回転させる駆動手段(56)とからなり、
    前記取込口(44)は、そのアイスガイド(42)における周方向の開口幅が、該アイスガイド(42)の略半周分の寸法に設定され、
    前記駆動手段(56)により前記アイスガイド(42)とフィン(48)とを一体的に回転させることで、略半周毎に貯氷室(14)に臨む前記取込口(44)から取込んだ氷塊(C)を搬送して前記放出口(46)から放出し得るよう構成した
    ことを特徴とする氷塊搬出装置。
  2. 前記フィン(48)における前記アイスガイド(42)の軸方向に隣り合う羽根部(48a,48a)の間隔(P)は、前記取込口(44)から放出口(46)に向かうにつれて広くなるよう設定される請求項1記載の氷塊搬出装置。
  3. 前記アイスガイド(42)の外周面に、前記フィン(48)の螺旋方向と逆向きの螺旋状にリブ(54)が配設されている請求項1または2記載の氷塊搬出装置。
  4. 前記取込口(44)は、そのアイスガイド(42)における軸方向の開口幅が、該取込口(44)に臨んで隣り合う羽根部(48a,48a)の間隔(P)と略同一に設定されている請求項1〜3の何れかに記載の氷塊搬出装置。
  5. 前記取込口(44)における回転方向後側に位置する開口縁(44a)は、R形状になっている請求項1〜4の何れかに記載の氷塊搬出装置。
  6. 前記貯氷室(14)の底部に設置凹部(20)が凹設され、この設置凹部(20)に配設されたアイスガイド(42)の取込口(44)に対応する位置に、該アイスガイド(42)の回転方向前側から後側に向けて所定長さだけアイスガイド(42)の上方に離間して張り出す庇部(20a)が設けられている請求項1〜5の何れかに記載の氷塊搬出装置。
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