JP2005214215A - 変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
変速時間の間延びや異音の発生を抑えた高い変速品質のシフト機構を提供すること。
【解決手段】
ドラムのガイド溝に移動可能な移動ブロックを設置し、移動ブロックの位置を変えることで、通常の変速を行うガイド溝形状(通常溝)と飛び変速を行うガイド溝形状(バイパス溝)の2系統の溝の切り換えを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の変速機に係わり、特に自動用平行軸式変速機のシフト操作を行うアクチュエータに関する。
自動車用平行軸式変速機のシフト操作を行う機構では、各変速段に対応して多数あるシフトフォークを円滑に動作させるため、円筒カムであるシフトドラムを用いた形式が従来から考案されている。シフトドラムを用いた方式では、ドラムを回転させるという単一の動作でシフトの操作を行えるため、操作機構を簡略化でき、機構の単純化と省スペース化等がおこない得る。このような利点からこの形式を採用するシステムも多い。しかし、円筒のドラム表面に形成されたガイド溝に沿ってシフトフォークが動くことで変速を行うため、変速は1速から2速、3速と順番に実行されなければならない。急速に1段以上離れた段への変速(飛び変速)を実行したい場合、この、順番に変速が実行される事が、変速時間の間延びや異音の発生の原因となり、変速品質を悪化させてしまう。そこで、例えば、最高段からニュートラルを戻る溝を設けたシフトドラムを用いる方式が考案され、最高段からニュートラルへの復帰時間を短縮するものが特許文献1に記載されている。
特開平7−127740号公報
しかしながら、上記の従来技術の構成では、最高段からニュートラルへの復帰動作は短縮化できるが、飛び変速において不使用段への経由動作を省略できるものではなかった。このことは、例えば、1速から3速に飛び変速を行いたい場合、必ず途中の2速を経由しなければならないことを意味し、この途中の経由の動作が、変速時間の間延びや異音の発生につながり、変速品質を落としてしまう懸念がある。
本発明の目的は、シフトドラムを用いたシフト機構において、
変速途中の不使用段への経由動作を省略させて、例えば1速から3速等の飛び変速動作を可能とし、迅速に変速動作を行えるシフト機構を備えた変速機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、通常溝とバイパス溝の2系統の溝を形成することが可能なシフトドラムと、シフトドラムを回転させる駆動手段と、ガイド溝に一端が噛み合い、ガイド溝の蛇行によって直線運動するシフトフォークを備える。
駆動手段を有し、該駆動手段の動力によって、ガイド溝が形成されたシフトドラムが回転させられ、該シフトドラムに形成されたガイド溝に一端が噛み合い、ガイド溝の蛇行によって直線運動がなされて変速動作を実行させるシフトフォークを有する変速機において、前記ガイド溝は、通常溝と、途中の変速段を飛び越して形成されたバイパス溝とから構成され、前記通常溝とバイパス溝の一方を前記シフトフォークが通過可能とされ、他方を閉塞する溝シフト手段が設けられた変速機を提供する。
本発明によれば、シフトドラムを用いたコンパクトなシフト機構に、例えば1速から3速等の途中段を飛び越して変速する飛び変速を可能とすることができ、変速時間の間延びや異音の発生を抑え変速品質を高めることができる。
電気モータを有し、電気モータの動力によって、ガイド溝が形成されたシフトドラムが回転させられ、該シフトドラムに形成されたガイド溝に一端が噛み合い、ガイド溝の蛇行によって直線運動がなされて変速動作を実行させるシフトフォークを有する変速機において、前記ガイド溝は、通常溝と、途中の変速段を飛び越して形成されたバイパス溝とから構成され、前記通常溝とバイパス溝の一方を前記シフトフォークが通過可能とされ、他方を閉塞する溝シフト手段が設けられ、前記ガイド溝には窪みが形成され、この窪みには該ガイド溝の溝方向に対し直角方向に移動可能な前記溝シフト手段の移動ブロックが配設され、該移動ブロックを移動させる移動ブロック移動手段が前記シフトドラムの内部に設けてある変速機が構成される。
また、前記移動ブロック移動手段は、前記移動ブロックを押し付けるばねと、該ばねの作用する向きと逆方向に前記移動ブロックを動かすアクチュエータから構成され、前記移動ブロックは前記ばね力によって前記通常溝を構成する位置に押し付けられ、前記アクチュエータによって前記バイパス溝を構成する位置に押し付けられる。
前記通常溝は、山型状に蛇行した形状をなし、前記バイパス溝は直線形状をなすようにして構成される。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。図1は本実施例によるシフト機構を自動車用平行軸式変速機に取り付けた場合の構成を示したものである。図2はシフトドラム上に構成されるガイド溝形状をシフトドラム30を展開して示したものである。図1をもとに構成を説明する。駆動源であるエンジン31に変速機33が取り付けられている。変速機33とエンジン31に間にはエンジンの回転トルクの伝達量を制御する発進クラッチ32が取り付けられている。発進クラッチ32は変速機の入力軸SIに接続される、入力軸SIの回転はカウンタドライブギヤDC、カウンタドリブンギヤGCを通じてカウンタシャフトSCへと伝えられる。カウンタシャフトSCの回転は変速機の各変速段に相当する減(増)速を行うカウンタ軸上の各ギヤと出力軸上の各ギヤ(1速用ドライブギヤD1、1速用ドリブンギヤG1、2速用ドライブギヤD2、2速用ドリブンギヤG2、3速用ドライブギヤD3、3速用ドリブンギヤG3、4速用ドライブギヤD4、4速用ドリブンギヤG4、5速用ドライブギヤD5、5速用ドリブンギヤG5)を通じて減(増)速される。各ギヤは、カウンタ軸上もしくは出力軸上に配置される同期噛み合い機構(1、2速用同期噛み合い機構HC1、または、3、4速用同期噛み合い機構HC2、5速用同期噛み合い機構HC3)によって軸との締結・解放を選択的に制御できるようになっている。シフトドラム30は3個ある同期噛み合い機構を制御するため、シフトドラム上に3本のガイド溝41(41g、42g、43g)を持ち、各々のガイド溝の案内によってシフトシャフト6上を摺動するシフトフォーク51、52、53を備える。
シフトドラム30のガイド溝41は外側ドラム4oと移動ブロック41m、42mとから形成され、移動ブロック4mは内側ドラム4iと一体となっており、内側ドラム4iは外側ドラム4oに対して回転拘束され軸方向に摺動が可能である。すなわち、内側ドラム4iが軸方向に摺動すると、それに伴って移動ブロック41m、42mが選択的に移動するようになっている。内側ドラム4iは図示しない戻しばねと切り換えソレノイド7によって位置制御される。ソレノイド7の通電しない状態では戻しばねの力によって初期位置にあるが、ソレノイド7に通電すると戻しばね力に打ち勝って移動し作動位置に内側ドラム4iは移動する。ここで移動ブロック4mの初期位置はシフトドラム30のガイド溝41が通常の溝5r1となる位置、作動位置はガイド溝41がバイパス溝5r2となる位置とする。
シフトドラム30の回転は駆動手段によって行われる。本実施例では駆動手段に電気モータ1を用いている。電気モータ1の出力軸に取り付けられた駆動ギヤ2と外側ドラム4oに取り付けられた従動ギヤ3が噛み合い、電気モータ1の回転トルクをシフトドラム30へと伝え回転させる。尚、シフトドラム30の位置は図示しないセンサ等で読み取り、図示しない上位の制御器で位置制御の演算が実施され、電気モータ1への供給電力を調整し、所定の回転角度となるように制御されているとする。また、ソレノイド7への電力供給も該制御器が実施しているとする。また、駆動手段は油圧式のシリンダであっても良いし、その他の動力源であっても良い。
さて、上記構成の本実施例でのシフト機構の動作について説明すれば以下のようである。
まず、1速から3速への飛び変速を1速、2速、続いて3速へと操作して行う場合の動作を説明する。
1速の状態では、シフトドラム上のガイド溝41gによるガイドにより、1、2速用シフトフォーク51が操作され、1、2速用同期噛み合い機構HC1が作動し、出力軸SOと1速ドリブンギヤG1が締結されている。この状態でエンジン31の動力は発進クラッチ32、入力軸SI、カウンタドライブギヤDC、カウンタドリブンギヤGC、1速ドライブギヤD1、1速ドリブンギヤG1、1、2速用同期噛み合い機構HC1、出力軸SOと伝達される。ここで、変速指令が入ると、図示しない上位の制御器によって発進クラッチ32の伝達トルクとエンジン31の出力を調整して、変速機入力軸にかかるトルクを小さくした状態とする。その後、モータ1に通電し、シフトドラムを2速位置へと回転させる。この際、シフトドラムの1、2速用のガイド溝41gによって、1、2速用シフトフォーク51はシフトシャフト6に沿って移動し、1、2速用同期噛み合い機構HC1を切り換え、出力軸SOと1速ドリブンギヤG1を解放し、出力軸SOと2速ドリブンギヤG2を締結させる。続いて、さらに3速位置へとシフトドラム30を回転させる。この際、シフトドラムの1、2速用のガイド溝41gによって、1、2速用シフトフォーク51はシフトシャフト6に沿って移動し、1、2速用同期噛み合い機構HC1を切り換え、出力軸SOと2速ドリブンギヤG2を解放する。同時に、シフトドラムの2、3速用のガイド溝42gによって、2、3速用同期噛み合い機構HC2を切り換え、出力軸SOと3速ドリブンギヤG3を締結させる。後に、図示しない上位の制御器によって発進クラッチ32の伝達トルクとエンジン31の出力を調整して、変速機入力軸にかかるトルクを通常の状態に戻し、3速の走行状態とする。ガイド溝42gには移動ブロック42mが配設されている。
次に、1速から3速への飛び変速を本実施例による、バイパス溝つきのシフトドラムを有するシフト機構を用いて行った場合を説明する。
1速の状態では、前述の通り、シフトドラム上のガイド溝41gによるガイドにより、1、2速用シフトフォーク51が操作され、1、2速用同期噛み合い機構HC1が作動し、出力軸SOと1速ドリブンギヤG1が締結された状態となっている。ここで、変速指令が入ると、図示しない上位の制御器によって発進クラッチ32の伝達トルクとエンジン31の出力を調整して、変速機入力軸にかかるトルクを小さくした状態とする。同時に、ソレノイド7へ通電し、ソレノイドの発生する推力で内側ドラム4iを押し込み、1、2速ガイド溝の移動ブロック41mも移動させ、バイパス通路を形成させる。その後、モータ1に通電し、シフトドラムを3速位置へと回転させる。この際、まず、シフトドラムの1、2速用のガイド溝41gによって、1、2速用シフトフォーク51はシフトシャフト6に沿って移動し、1、2速用同期噛み合い機構HC1を切り換え、出力軸SOと1速ドリブンギヤG1を解放する。次に、シフトドラムは2速位置となるが、1、2速ガイド溝の移動ブロック41mが移動し、バイパス溝が形成されている状態であるので2速への操作は行われず、同期噛み合い機構の操作は行われず、すぐに3速位置へとシフトドラムは進む。3速位置へでは、シフトドラムの2、3速用のガイド溝42gによって、2、3速用同期噛み合い機構HC2を切り換え、出力軸SOと3速ドリブンギヤG3を締結させる。後に、図示しない上位の制御器によって発進クラッチ32の伝達トルクとエンジン31の出力を調整して、変速機入力軸にかかるトルクを通常の状態に戻し、3速の走行状態とする。
図3ないし図7を用いて移動ブロック4mによって通常溝とバイパス溝の2系統を構成することについて詳細に説明する。尚、図1、図2における移動ブロック41mを4mで、ガイド溝41gを4gで総称して使用する。
図3は本実施例による通常溝とバイパス溝の2系統の溝を形成することが可能なシフトドラムを用いて自動車の変速機を操作するシフト機構の実施例の概略構成図である。尚、変速機ではシフト機構は、通常二つの段数に対応する機構が一体化されており、例えば前進5速、後進1速の変速では、1速2速用、3速4速用、5速後退用の3系統がある。本実施例では多数あるシフト機構の系統のうち1系統のみを示している。ここでは、図示したシフト機構は1速2速用のものであり1速と2速の切り替えを行うシフト機構であるとする。すなわち、1速と2速のシフト制御を行い、3速他の段数ではニュートラル位置となる機構である。変速機は同期噛み合い方式であるとする。同期噛み合い式では噛み合い歯付きのギヤと、シフトシャフト6に回転拘束されて軸方向に摺動可能なスリーブを設け、スリーブを軸方向に運動させることによって、スリーブの歯とギヤの噛み合い歯との締結、解放を制御し変速をおこなう。尚、ギヤ、スリーブ等は本実施例では図示していない。スリーブを動かす部材がシフトフォーク5であり、シフトフォーク5の接触部5bはスリーブに設けられた溝にはめられ、スリーブを回転自由としつつ、軸方向の移動を拘束する。すなわち、シフトフォーク5を軸方向に移動させることでスリーブも移動しギヤとの締結、解放が行われる。シフトフォーク5はシフトシャフト6で支持され、図示しない変速機ケースに取り付けられている。シフトシャフト6は変速機33に軸方向に摺動可能に取り付けられている。シフトフォーク5はシフトシャフト6とスリーブによる拘束によって回転や傾きが拘束され、軸方向にのみ運動することができるようになる。シフトフォーク5の一端5aはシフトドラム30の表面に形成されたガイド溝4mに噛み合っている。シフトドラム30のガイド溝4gは外側ドラム4oと移動ブロック4mとから形成され、移動ブロック4mは内側ドラム4iと止め具9によって一体となっており、内側ドラム4iは外側ドラム4oに対して回転拘束され軸方向に摺動運動が可能である。すなわち、内側ドラム4iが軸方向に摺動すると、それに伴って移動ブロック4mが窪み8内を移動するようになっている。すなわち、ガイド溝4gには窪み8が形成され、この窪み8にはガイド溝4gの溝方向に対し直角方向(シフトシャフト6方向に対して直角方向)に移動可能な溝シフト手段の移動ブロック4mが配設され、移動ブロック移動手段によって移動される。窪み8には、移動ブロック4mの移動に伴って通常溝5r1、バイパス溝5r2が形成されるようになっている(図4、図5)。通常溝5r1は、山型状に蛇行した形状を成し、バイパス溝5r2は直線形状をなしている。従って、移動ブロック4mはこれらの通常溝5r1、バイパス溝5r2を形成する形状とされている。内側ドラム4iは図示しない戻しばねと切り換えソレノイド7によって位置制御される。ソレノイド7の通電しない状態では戻しばねの力によって初期位置にあるが、ソレノイド7に通電すると戻しばね力に打ち勝って移動し作動位置に内側ドラム4iは移動する。ここで移動ブロック4mの初期位置はシフトドラム30のガイド溝4gが通常の溝5r1となる位置、作動位置はガイド溝4gがバイパス溝5r2となる位置とする。シフトドラム30の回転は駆動手段によって行われる。本実施例では駆動手段に電気モータ1を用いている。前述のように、電気モータ1の出力軸に取り付けられた駆動ギヤ2と外側ドラムに取り付けられた従動ギヤ3が噛み合い、電気モータ1の回転トルクをシフトドラム30へと伝え回転させる。尚、シフトドラム30の位置はセンサ等で読み取り、図示しない上位の制御器で位置制御の演算が実施され、電気モータ1への供給電力を調整し、所定の回転角度となるように制御されているとする。また、ソレノイド7への電力供給も該制御器が実施しているとする。また、駆動手段は油圧式のシリンダであっても良いし、その他の動力源であっても良い。
さて、上記構成の本実施例でのシフト機構の動作について説明すれば以下のようである。
今、1速から2速へ、続いて3速へと連続して変速動作を行うとする。この場合、シフトドラム30と移動ブロック4mの位置関係と、シフト位置の関係を図4に示す。図4は、シフトドラム30の側面を展開して示したシフトドラム側面展開図である。図にはシフトフォークの一端5aの1速の状態での位置s1、2速の状態での位置s2、3速の状態での位置s3を示してある。すなわち、1速の状態では、シフトフォーク5の一端5aは、1速の状態での位置s1にあり、変速要求があり2速の状態にしたい場合は、制御器から電力を電気モータ1に供給し回転トルクを発生させてシフトドラム30を回転させる。するとガイド溝4gの壁面によってシフトフォーク5の一端5aは軸方向に動かされ通常溝5r1を通過して、2速の位置s2に達する。同様に2速から3速へと変速する場合は、さらにシフトドラム30を回転させると同様に、ガイド溝の壁面でシフトフォーク5の一端5aは動かされて軸方向に移動し、3速の位置s3に達する。
次に、1速から3速へと飛び変速を行うとする。この場合、ソレノイド7に通電し、ソレノイド7の発生する推力で内側ドラム4iを押し込む。すると、内側ドラム4iの移動に伴い移動ブロック4mも移動する。この状態でのシフトドラム側面展開図を図5に示す。1速の状態ではシフトフォーク5の一端5aは、1速の状態での位置s1にあり、シフトドラム30を回転させると、シフトフォーク5の一端5aはガイド溝4gの壁面によって軸方に移動させられる。しかし、連続して変速する場合とは異なり、ソレノイド7への通電によって移動ブロック4mが移動し、ちょうど2速の場所を塞ぎ、すなわち通常溝5r1を塞ぎ、1速から3速へ向かうようにバイパス溝5r2内をガイドするようになる。すなわち、シフトフォーク5の一端5aは1速の位置s1から3速の位置s3へと進み、結果1速から3速への飛び変速が実行できる。また、逆方向の3速から1速への飛び変速も同様の動作で飛び変速が実行できる。
以上の通常の1速、2速、3速と変速する通常の変速時の状態を図6に示す。また1速から3速へと飛び変速する状態を図7に示す。それぞれの移動ブロック4mによって形成される通常溝5r1、バイパス溝5r2は図示のようになる。
以上のように、本実施例によれば、シフトドラム30を用いたシフト機構において、1速から3速等への飛び変速が可能とすることができ、向上させつつ、シフトドラム式の利点である機構の単純化と省スペース化を生かしたまま、変速時間の間延びや異音の発生を抑えた高い変速品質のシフト機構を構成できる。
また、本実施例では、移動ブロック4mの動作にばねとソレノイドを用いたが、双方がソレノイドであっても良いし、シフトドラムの回転により生じる回転力を利用しても良い。
以上のように、本実施例によれば、シフトドラムを用いたシフト機構において、1速から3速等への飛び変速を迅速に実行することができ、シフトドラム式の利点である機構の単純化と省スペース化を生かしたまま、変速時間の間延びや異音の発生を抑えた高い変速品質のシフト機構を構成できる。
本発明によるシフトドラムを用いて自動車の変速機を操作するシフト機構の変速機への搭載例の概略構成図である。 本発明によるシフトドラム上のガイド溝と移動ブロックを示す。 本発明によるシフトドラムを用いて自動車の変速機を操作するシフト機構の実施例の概略構成図である。 移動ブロック初期位置でのシフトドラムと移動ブロックの位置関係と、シフト位置の関係を示すシフトドラムの側面展開図である。 移動ブロック作動位置でのシフトドラムと移動ブロックの位置関係と、シフト位置の関係を示すシフトドラムの側面展開図である。 移動ブロック初期位置でのシフト機構の概略図である。 移動ブロック作動位置でのシフト機構の概略図である。
符号の説明
1…電気モータ、2…駆動ギヤ、3…従動ギヤ、4i…内側ドラム、4o…外側ドラム、4g…ガイド溝、4m…移動ブロック、5…シフトフォーク、5a…シフトフォークの一端、5b…シフトフォークの接触部、6…シフトシャフト、7…ソレノイド、s1…1の状態での位置、s2…2の状態での位置、s3…3の状態での位置、5r1…通常溝、5r2、バイパス溝、31…エンジン、32…発進クラッチ、33…変速機、41g…1、2速用ガイド溝、42g…3、4速用ガイド溝、43g…5、R速用ガイド溝、41m…1、2速用ガイド溝移動ブロック、42m…3、4速用ガイド溝移動ブロック、51…1、2速用シフトフォーク、52…3、4速用シフトフォーク、53…5速用シフフォーク、SI…入力軸、SC…カウンタ軸、SO…出力軸、DC…カウンタドライブギヤ、GC…カウンタドリブンギヤ、D1…1速ドライブギヤ、G1…1速ドリブンギヤ、D2…2速ドライブギヤ、G2…2速ドリブンギヤ、D3…3速ドライブギヤ、G3…3速ドリブンギヤ、D4…4速ドライブギヤ、G4…4速ドリブンギヤ、D5…5速ドライブギヤ、G5…5速ドリブンギヤ、HC1…1、2速用同期噛み合い機構、HC2…3、4速用同期噛み合い機構、HC3…5速用同期噛み合い機構、p…シフトポジション。

Claims (4)

  1. 駆動手段を有し、該駆動手段の動力によって、ガイド溝が形成されたシフトドラムが回転させられ、該シフトドラムに形成されたガイド溝に一端が噛み合い、ガイド溝の蛇行によって直線運動がなされて変速動作を実行させるシフトフォークを有する変速機において、
    前記ガイド溝は、通常溝と、途中の変速段を飛び越して形成されたバイパス溝とから構成され、前記通常溝とバイパス溝の一方を前記シフトフォークが通過可能とされ、他方を閉塞する溝シフト手段が設けられたこと
    を特徴とする変速機。
  2. 請求項1において、前記ガイド溝には窪みが形成され、この窪みには該ガイド溝の溝方向に対し直角方向に移動可能な前記溝シフト手段の移動ブロックが配設され、該移動ブロックを移動させる移動ブロック移動手段が前記シフトドラムの内部に設けてあることを特徴とする変速機。
  3. 請求項2において、前記移動ブロック移動手段は、前記移動ブロックを押し付けるばねと、該ばねの作用する向きと逆方向に前記移動ブロックを動かすアクチュエータから構成され、前記移動ブロックは前記ばね力によって前記通常溝を構成する位置に押し付けられ、前記アクチュエータによって前記バイパス溝を構成する位置に押し付けられることを特徴とする変速機。
  4. 請求項1において、前記通常溝は、山型状に蛇行した形状をなし、前記バイパス溝は直線形状をなすことを特徴とする変速機。
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