JP2005214118A - スタータ制御装置、スタータ電力供給経路のスイッチ回路、作動制限回路 - Google Patents

スタータ制御装置、スタータ電力供給経路のスイッチ回路、作動制限回路 Download PDF

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Abstract

【課題】ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータの駆動を防止できるスタータ制御装置を提供する。
【解決手段】電源23からスタータモータ16への電力の供給を制御するスタータ制御装置15において、スタータモータ16の駆動を許可するスタータ作動許可信号が入力されると共にステアリングロックがアンロック状態であることを示すアンロック信号が入力された場合に電源23からスタータモータ16へ電力を供給する電力供給手段(15)を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明はスタータモータへ電力を給電するスタータ制御装置、スタータ電力供給経路のスイッチ回路、及び作動制限回路に関するものである。
従来、エンジン始動の際に、錠装置に挿入された正規のメカニカルキーが回転されると、ステアリングロックのロック状態が解除されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。さらにそのメカニカルキーが回転されると、スタータモータに電力が供給されエンジンが始動されるようになっている。即ち、ステアリングロックのロック状態が解除されない限り、スタータモータには電力が供給されないという機械的構成となっている。
近年、ユーザが携帯する携帯機と車両に設けられた車両制御装置との相互通信によりキーの照合を行うシステムが製品化されている。この車両制御装置は、前記照合が一致しかつ車室内に設けられたエンジン始動スイッチが操作されると、ステアリングロックをアンロック作動させると共に車両に設けられたスタータ制御装置へスタータ作動許可信号を出力する。スタータ制御装置は、このスタータ作動許可信号が入力されるとスタータモータへ電力を供給し、該スタータモータを駆動させ、この結果、エンジンを始動させている。
特開2000−225922号公報
ところが、上記スタータ制御装置は、ステアリングロックがアンロック状態か否かに拘わらず、スタータ作動許可信号が入力されるとスタータモータへ電力を供給し、該スタータモータを駆動させ、この結果、エンジンを始動させている。そのため、例えば車両制御装置は、ノイズなどの外乱の影響により、スタータ制御装置へスタータ作動許可信号を出力することが考えられる。このため、ステアリングロックがロック状態であるにも拘わらず、エンジンが始動されてしまうことが考えられる。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的はステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータの駆動を防止できるスタータ制御装置、スタータ電力供給経路のスイッチ回路、作動制限回路を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電源からスタータモータへの電力の供給を制御するスタータ制御装置において、前記スタータモータの駆動を許可するスタータ作動許可信号が入力されると共にステアリングロックがアンロック状態であることを示すアンロック信号が入力された場合に前記電源から前記スタータモータへ電力を供給する電力供給手段を備えた。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記電力供給手段は、前記スタータ作動許可信号の入力に基づいて前記電源から前記スタータモータへの電力供給制御を行う制御手段と、前記アンロック信号の入力の有無に基づいて前記制御手段の動作の規制を行う規制手段とを備え、前記制御手段は、前記規制手段にて動作を規制されている場合には前記スタータモータへの電力の供給を禁止する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記規制手段は、前記アンロック信号が入力されていない場合に前記電源から前記制御手段への電力供給を遮断し、前記アンロック信号が入力されている場合に前記電源から前記制御手段へ電力を供給する。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記規制手段は、前記アンロック信号が入力されていない場合に前記制御手段へリセット信号を出力して該制御手段の処理を初期状態にし、前記アンロック信号が入力されている場合に前記制御手段への前記リセット信号の出力を停止して該制御手段の処理を実行させる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記電力供給手段は、前記スタータ作動許可信号の入力に基づいて前記電源から前記スタータモータへの電力供給制御を行う制御手段と、前記アンロック信号の入力に基づいて前記電源から前記スタータモータへの電力供給制御を行うスイッチ手段とを備え、前記制御手段に前記スタータ作動許可信号が入力されかつ前記スイッチ手段に前記アンロック信号が入力されている場合に前記電源から前記スタータモータへ電力を供給する。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記電力供給手段は、前記電源から入力された電力に基づいて前記スタータモータを駆動させる駆動回路と、前記スタータ作動許可信号の入力に基づいて前記電源から前記駆動回路への電力供給制御を行う制御手段と、前記駆動回路から前記スタータモータへ電力が供給される電力供給経路に設けられると共に前記アンロック信号が入力された場合に閉作動するスイッチ回路とを備えた。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記電力供給手段は、作動制限回路と、スタータ制御回路とを備え、前記作動制限回路は、前記スタータ作動許可信号が入力されると共に前記アンロック信号が入力された場合に電力供給許可信号を出力し、前記スタータ制御回路は、前記電源から入力された電力に基づいて前記スタータモータを駆動させる駆動回路と、前記作動制限回路からの前記電力供給許可信号の入力に基づいて前記電源から前記駆動回路への電力供給制御を行う制御手段とを備えた。
請求項8に記載の発明は、電源からスタータモータへ電力が供給される電力供給経路に設けられると共にステアリングロックがアンロック状態であることを示すアンロック信号が入力された場合に閉作動し、その閉作動により前記電源から前記スタータモータへ電力が供給される。
請求項9に記載の発明は、スタータモータの駆動を許可するスタータ作動許可信号が入力されると共にステアリングロックがアンロック状態であることを示すアンロック信号が入力された場合に、前記スタータモータを駆動制御するスタータ制御回路に対して該スタータモータへの電力供給を許可する電力供給許可信号を出力する。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば以下に示す作用を得る。電力供給手段は、スタータ作動許可信号及びアンロック信号が共に入力されている場合のみ電源からスタータモータへ電力を供給する。即ち、電力供給手段は、アンロック信号が入力されていない場合には、電源からスタータモータへ電力を供給しない。そのため、ステアリングロックがロック状態においては、スタータモータが駆動されることがない。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。規制手段は、アンロック信号の入力の有無に基づいて制御手段の動作の規制を行う。制御手段は、スタータ作動許可信号の入力に基づいて電源からスタータモータへの電力供給制御を行う。制御手段は、規制手段にアンロック信号が入力されない限り、該規制手段にて動作が制限されて電源からスタータモータへ電力の供給を行えない。そのため、ステアリングロックがロック状態においては、スタータモータが駆動されることがない。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。規制手段は、アンロック信号が入力されていない場合に、電源から制御手段への電力供給を遮断する。このとき、制御手段は電力が供給されないため動作せず、この結果、たとえ制御手段にスタータ作動許可信号が入力されても電源からスタータモータへの電力の供給が行われない。そのため、ステアリングロックがロック状態においては、スタータモータが駆動されることがない。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。規制手段は、アンロック信号が入力されていない場合に制御手段へリセット信号を出力して該制御手段の処理を初期状態にする。即ち、規制手段は、アンロック信号が入力されていない状態が続くと、制御手段へリセット信号を出力し続ける。この場合、制御手段の処理は初期状態を維持し続ける。制御手段の処理が初期状態を維持し続けた状態において、規制手段は、アンロック信号が入力されると制御手段へのリセット信号の出力を停止する。すると、制御手段は即座に処理を開始する。このように、制御手段は、初期状態を維持し続けていた状態からリセット信号の入力停止に基づいて処理を開始すると、該制御手段に電力が供給されていなかった状態から電力が供給されることに基づいて処理を開始する場合に比して、即座に処理を開始することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。制御手段にスタータ作動許可信号が入力され、かつスイッチ手段にアンロック信号が入力されている場合に電源からスタータモータへ電力が供給される。即ち、制御手段は、スイッチ手段にアンロック信号が入力されない限り、該スイッチ手段にて作動制限されて電源からスタータモータへの電力の供給を行えない。そのため、ステアリングロックがロック状態においては、スタータモータが駆動されることがない。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。駆動回路からスタータモータへ電力が供給される電力供給経路には、スイッチ回路が設けられている。このスイッチ回路が閉作動しない限り、駆動回路からスタータモータへ電力が供給されない。スイッチ回路は、アンロック信号が入力された場合に閉作動する。即ち、駆動回路は、スイッチ回路にアンロック信号が入力されない限り、該スイッチ回路にて作動制限されて電源からスタータモータへ電力が供給されない。そのため、ステアリングロックがロック状態においては、スタータモータが駆動されることがない。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。電力供給手段は、作動制限回路と、スタータ制御回路とを備えている。スタータ制御回路は、従来より用いられている回路である。作動制限回路は、スタータ作動許可信号が入力されると共にアンロック信号が入力された場合に電力供給許可信号を出力する。スタータ制御回路は、この電力供給許可信号が入力された場合にスタータモータを駆動させる。即ち、スタータ制御回路は、作動制限回路にアンロック信号が入力されない限り、該作動制限回路に作動制限されてスタータモータが駆動されることがない。そのため、ステアリングロックがロック状態においては、スタータモータを駆動させることがない。
請求項8に記載の発明によれば、以下に示す作用を得る。スタータ電力供給経路のスイッチ回路は、電源からスタータモータへ電力が供給される電力供給経路に設けられている。このスイッチ回路が閉作動しない限り、電源からスタータモータへ電力が供給されない。スイッチ回路は、アンロック信号が入力された場合に閉作動する。即ち、スイッチ回路にアンロック信号が入力されない限り、電源からスタータモータへの電力の供給を行えない。そのため、ステアリングロックがロック状態においては、スタータモータが駆動されることがない。
請求項9に記載の発明によれば、以下に示す作用を得る。作動制限回路は、スタータ作動許可信号及びアンロック信号が共に入力された場合に、電力供給許可信号を出力する。例えば、スタータモータを駆動制御するスタータ制御回路を、この電力供給許可信号が入力されることに基づいてスタータモータを駆動するように構成すると、このスタータ制御回路は、作動制限回路にアンロック信号が入力されない限り、該作動制限回路にて作動制限されてスタータモータを駆動することができない。そのため、ステアリングロックがロック状態においては、スタータモータが駆動されることがない。
本発明によれば、ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータの駆動を防止できる。
(第1実施形態)
以下、本発明のスタータ制御装置を車両システムに具体化した第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
先ず、車両システム11の概略を説明する。
図1に示すように、車両システム11は、CPU12、ロックバー13、ステアリングシャフト14、電力供給手段としてのスタータ制御装置15、スタータモータ16を備えている。
CPU12は、ロック制御信号を出力することに基づいてロックバー13をステアリングシャフト14に嵌合する方向へ移動させるように構成されている。また、CPU12は、アンロック制御信号を出力することに基づいてロックバー13をステアリングシャフト14から離間する方向へ移動させるように構成されている。
ロックバー13は、上記CPU12の制御に基づいてロック位置及びアンロック位置に移動可能に構成されている。ロックバー13がロック位置にある場合には、該ロックバー13がステアリングシャフト14の凹部14aに嵌合されて、ステアリング操舵が不能となるように車両システム11は構成されている。ロックバー13がアンロック位置にある場合には、該ロックバー13がステアリングシャフト14から離間されて、ステアリング操舵が可能となるように車両システム11は構成されている。
CPU12には、ロックスイッチ17の第1端17aが接続され、該ロックスイッチ17の第2端17bがグランドに接続されている。また、CPU12には、アンロックスイッチ18の第1端18aが接続され、該アンロックスイッチ18の第2端18bがスタータ制御装置15に接続されている。ロックスイッチ17及びアンロックスイッチ18は、いずれもノーマルオープンタイプのリミットスイッチにより構成されている。
ロックバー13は接触片13aを備えている。ロックスイッチ17は、ロックバー13がロック位置まで移動されると、接触片13aにより可動接点17cが押圧されて閉作動するように構成されている。この状態では、ステアリングシャフト14の凹部14aに対してロックバー13が嵌合されていることを示すロック信号が、ロックスイッチ17からCPU12へ入力されるように構成されている。
一方、アンロックスイッチ18は、ロックバー13がアンロック位置まで移動されると、接触片13aにより可動接点18cが押圧されて閉作動するように構成されている。この状態では、ステアリングシャフト14からロックバー13が離間されていることを示すアンロック信号(Hレベルの信号)が、アンロックスイッチ18からCPU12へ入力され、かつアンロックスイッチ18からスタータ制御装置15へ入力されるように構成されている。
スタータ制御装置15は、そのアンロック信号が入力されかつスタータ作動許可信号が入力された場合に、電源23の電力をスタータモータ16へ供給するように構成されている。
なお、スタータ作動許可信号とは、スタータ制御装置15の外部から該スタータ制御装置15へ入力される信号であり、例えば、図示しない車両制御装置から出力される信号である。ここでいう、車両制御装置は、例えば、ユーザが携帯する図示しない携帯機との相互通信によりキーの照合を行ったり、ロックバー13の移動の制御を指示する信号をCPU12へ出力したり、スタータ制御装置15へスタータ作動制御信号を出力したりする機能を備えている。
スタータモータ16は、スタータ制御装置15からの電力供給に基づいて駆動し、図示しないエンジンを始動するように構成されている。
次に、スタータ制御装置15の内部構成について説明する。
図2に示すように、スタータ制御装置15は、制御手段としてのCPU20、規制手段としてのトランジスタ21、駆動回路22を備えている。
電源23は、トランジスタ21を介してCPU20に接続されている。トランジスタ21は、アンロックスイッチ18からのアンロック信号(Hレベルの信号)が入力されている場合に、電源23からCPU20へ電力を供給するように構成されている。
CPU20は、電源23からの電力が供給されることにより、動作するように構成されている。CPU20は、自身が動作している状態で、かつスタータ作動許可信号が入力されている場合に、駆動回路22へ駆動許可信号を出力するように構成されている。駆動回路22は、駆動許可信号が入力されている場合に、スタータモータ16を駆動させるように構成されている。スタータモータ16は、その駆動により図示しないエンジンを始動させるように構成されている。
次に、車両システム11の作用を説明する。
図1に示すように、CPU12の制御に基づいて、ロックバー13がロック位置からアンロック位置へ、またはアンロック位置からロック位置へ移動される。
ロックバー13がロック位置へ移動されるとロックスイッチ17が閉作動され、この結果、ロックスイッチ17からCPU12へロック信号が入力される。CPU12は、ロック信号が入力されるとそのロック信号に基づいて適宜処理を行う。
一方、ロックバー13がアンロック位置へ移動されると、アンロックスイッチ18が閉作動され、この結果、アンロックスイッチ18からCPU12へ、更にはアンロックスイッチ18からスタータ制御装置15のトランジスタ21(図2参照)へアンロック信号が入力される。
図2に示すように、トランジスタ21にアンロック信号が入力されると、電源23からCPU20へ電力が供給され、該CPU20は、この電力により動作が開始される。CPU20は、自身が動作している状態で、かつ図示しない車両制御装置からスタータ作動許可信号が入力されている場合に、駆動回路22へ駆動許可信号を出力する。駆動回路22は、駆動許可信号が入力されると、スタータモータ16を駆動させる。この結果、エンジンが始動される。
従って、本実施形態の車両システム11によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)トランジスタ21は、アンロック信号の入力の有無に基づいてCPU20の動作の規制を行う。即ち、トランジスタ21は、アンロック信号が入力されている場合に、CPU20を動作できるように構成した。CPU20は、スタータ作動許可信号の入力に基づいて電源23からスタータモータ16への電力供給制御を行うものである。CPU20は、トランジスタ21にアンロック信号が入力されない限り、該トランジスタ21にて動作が制限されて電源23からスタータモータ16へ電力の供給を行えない。そのため、ロックバー13がステアリングシャフト14の凹部14aに嵌合された状態、即ちステアリングロックがロック状態においては、スタータモータ16が駆動されることがない。よって、スタータ制御装置15は、ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータ16の駆動を防止できる。
(2)トランジスタ21は、アンロック信号が入力されていない場合に電源23からCPU20への電力供給を遮断する。このとき、CPU20は電力が供給されないため動作せず、この結果、たとえCPU20にスタータ作動許可信号が入力されても電源23からスタータモータ16への電力の供給が行われない。そのため、ステアリングロックがロック状態においては、スタータモータ16が駆動されることがない。よって、スタータ制御装置15は、ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータ16の駆動をより確実に防止できる。
(第2実施形態)
以下、本発明のスタータ制御装置を車両システムに具体化した第2実施形態を図3及び図4に従って説明する。
なお、本実施形態及び後述する第3〜第7実施形態においては、説明の便宜上、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。本実施形態の車両システム31は、前記第1実施形態における車両システム11のスタータ制御装置15の内部構成、及びアンロックスイッチ18の配線の継ぎを変更したものに相当する。
即ち、図3に示すように、車両システム31は、CPU12、ロックバー13、ステアリングシャフト14、電力供給手段としてのスタータ制御装置32、スタータモータ16、ロックスイッチ17、及びアンロックスイッチ18を備えている。
車両システム31では、アンロックスイッチ18の第2端18bは、グランドに接続されている。車両システム31では、CPU12と第1端18aとの接続経路間には、ノードN1が設けられており、そのノードN1とスタータ制御装置32とが接続されている。このアンロックスイッチ18は、閉作動することにより、アンロック信号(Lレベルの信号)をCPU12及びスタータ制御装置32へ出力するように構成されている。
次に、スタータ制御装置32の内部構成について説明する。
図4に示すように、スタータ制御装置32は、抵抗33、制御手段としてのCPU34、規制手段としてのトランジスタ35、及び駆動回路22を備えている。
電源23は、抵抗33を介してCPU34のリセット端子INに接続されている。抵抗33とリセット端子INとの接続経路間には、ノードN2が設けられている。ノードN2はトランジスタ35を介してグランドに接続されている。
トランジスタ35は、アンロックスイッチ18からのアンロック信号(Lレベルの信号)が入力されている場合に開作動し、該アンロック信号が入力されていない場合に閉作動するように構成されている。トランジスタ35が開作動されている場合には、電源23から抵抗33及びノードN2を介してCPU34のリセット端子INへリセット信号が入力されないように、スタータ制御装置32は構成されている。一方、トランジスタ35が閉作動されている場合には、電源23から抵抗33及びノードN2を介してCPU34のリセット端子INへリセット信号(Hレベルの信号)が入力されるように、スタータ制御装置32は構成されている。
即ち、トランジスタ35にアンロック信号が入力されていない状態から該アンロック信号が入力されると、リセット端子INに入力されていたリセット信号が入力されなくなるように、スタータ制御装置32は構成されている。
CPU34は、リセット信号がリセット端子INに入力された時には、自身の処理を初期状態にする。言い換えると、CPU34は、リセット信号がリセット端子INに入力された状態が続くと、自身の処理が初期状態を維持し続けるように構成されている。CPU34は、リセット信号が入力されていない状態で、かつスタータ作動許可信号が入力されている場合に、駆動回路22へ駆動許可信号を出力するように構成されている。
前記第1実施形態でも説明したように、駆動許可信号が入力された駆動回路22は、スタータモータ16を駆動させ、スタータモータ16は、その駆動により図示しないエンジンを始動させる。
従って、本実施形態の車両システム31によれば、前記第1実施形態の効果(1)と同様の効果を得ると共に、以下に示す効果を得ることができる。
(1)トランジスタ35は、アンロック信号が入力されていない場合に、CPU34へリセット信号を出力して該CPU34の処理を初期状態にする。即ち、トランジスタ35は、アンロック信号が入力されていない状態が続くと、CPU34へリセット信号を出力し続ける。この場合、CPU34の処理は初期状態を維持し続ける。CPU34が初期状態の場合には、たとえCPU34にスタータ作動許可信号が入力されても、該CPU34は駆動回路22へ駆動許可信号を出力しない。CPU34の処理が初期状態を維持し続けた状態において、トランジスタ35は、アンロック信号が入力されるとCPU34へのリセット信号の出力を停止する。すると、CPU34は即座に処理を開始する。このように、CPU34は、初期状態を維持し続けていた状態からリセット信号の入力停止に基づいて処理を開始すると、該CPU34に電力が供給されていなかった状態から電力が供給されることに基づいて処理を開始する場合に比して、即座に処理を開始することが可能となる。
従って、スタータ制御装置32は、ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータ16の駆動を防止できると共に、アンロック信号が入力された時に迅速にスタータモータ16を駆動させることができる。
(第3実施形態)
以下、本発明のスタータ制御装置を車両システムに具体化した第3実施形態を図5に従って説明する。本実施形態の車両システム41は、前記第1実施形態における車両システム11のスタータ制御装置15の内部構成を変更したものに相当する。
即ち、図3に示すように、車両システム41の電力供給手段としてのスタータ制御装置42は、制御手段としての制御装置43、及びスイッチ手段としてのトランジスタ44を備えている。制御装置43は、リレー45、トランジスタ46、及びCPU47を備えている。リレー45は、コイル45a、プラス側端子45b、マイナス側端子45c、及び可動接点45dを備えている。
電源23、リレー45のコイル45a、トランジスタ46、トランジスタ44、グランドの順に互いに隣り合うもの同士が接続されている。リレー45のプラス側端子45bは電源23に接続され、リレー45のマイナス側端子45cはスタータモータ16に接続されている。
CPU47は、スタータ作動許可信号が入力されると、トランジスタ46へスタータ作動許可信号(Hレベルの信号)を出力するように構成されている。トランジスタ46は、スタータ作動許可信号が入力されると、閉作動するように構成されている。トランジスタ44は、アンロック信号(Hレベルの信号)が入力されると、閉作動するように構成されている。
トランジスタ44,46が共に閉作動されると、リレー45のコイル45aが励磁されるように、スタータ制御装置42は構成されている。該コイル45aが励磁されると、可動接点45dがプラス側端子45bとマイナス側端子45cとを導通させ、電源23からスタータモータ16へ電力が供給されるように、スタータ制御装置42は構成されている。
従って、本実施形態の車両システム41によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)制御装置43にスタータ作動許可信号が入力され、かつトランジスタ44にアンロック信号が入力されている場合に電源23からスタータモータ16へ電力が供給される。即ち、制御装置43は、トランジスタ44にアンロック信号が入力されない限り、該トランジスタ44にて作動制限されて電源23からスタータモータ16への電力の供給を行えない。よって、スタータ制御装置42は、ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータ16の駆動を防止できる。
(第4実施形態)
以下、本発明のスタータ制御装置を車両システムに具体化した第4実施形態を図6に従って説明する。本実施形態の車両システム51は、前記第1実施形態における車両システム11のスタータ制御装置15の内部構成を変更したものに相当する。
即ち、図6に示すように、車両システム51の電力供給手段としてのスタータ制御装置52は、CPU53及びスイッチ装置54を備えている。スイッチ装置54は、リレー55、トランジスタ56、リレー57、及びトランジスタ58を備えている。
CPU53、リレー55、及びトランジスタ56にて制御手段としての制御装置59が構成されている。リレー57及びトランジスタ58にてスイッチ手段としてのスイッチ機構60が構成されている。
リレー55は、コイル55a、プラス側端子55b、マイナス側端子55c、及び可動接点55dを備えている。リレー57は、コイル57a、プラス側端子57b、マイナス側端子57c、及び可動接点57dを備えている。
電源23、コイル55a、トランジスタ56、グランドの順に互いに隣り合うもの同士が接続されている。プラス側端子55bは電源23に接続されている。また、マイナス側端子55c、コイル57a、トランジスタ58、グランドの順に互いに隣り合うもの同士が接続されている。プラス側端子57bはマイナス側端子55cに接続され、マイナス側端子57cはスタータモータ16に接続されている。
CPU53は、スタータ作動許可信号が入力されると、トランジスタ56へスタータ作動許可信号(Hレベルの信号)を出力するように構成されている。トランジスタ56は、スタータ作動許可信号が入力されると、閉作動するように構成されている。トランジスタ56が閉作動されると、リレー55のコイル55aが励磁される。この励磁されたコイル55aにより、可動接点55dがプラス側端子55bとマイナス側端子55cとを導通させるように、リレー55は構成されている。
一方、トランジスタ58は、アンロック信号(Hレベルの信号)が入力されると、閉作動するように構成されている。プラス側端子55bとマイナス側端子55cとが導通状態において、トランジスタ58が閉作動されると、リレー57のコイル57aが励磁される。この励磁されたコイル57aにより、可動接点57dがプラス側端子57bとマイナス側端子57cとを導通させるように、リレー57は構成されている。
即ち、トランジスタ56,58が共に閉作動されると、電源23からスタータモータ16へ電力が供給されるように、スタータ制御装置52は構成されている。
従って、本実施形態の車両システム51によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)制御装置59にスタータ作動許可信号が入力され、かつスイッチ機構60にアンロック信号が入力されている場合に電源23からスタータモータ16へ電力が供給される。即ち、制御装置59は、スイッチ機構60にアンロック信号が入力されない限り、該スイッチ機構60にて作動制限されて電源23からスタータモータ16への電力の供給を行えない。よって、スタータ制御装置52は、ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータ16の駆動を防止できる。
(第5実施形態)
以下、本発明のスタータ制御装置を車両システムに具体化した第5実施形態を図7に従って説明する。本実施形態の車両システム61は、前記第1実施形態における車両システム11のスタータ制御装置15の内部構成を変更したものに相当する。
即ち、図7に示すように、車両システム61の電力供給手段としてのスタータ制御装置62は、CPU63及びスイッチ装置64を備えている。スイッチ装置64は、リレー65、トランジスタ66、リレー67、及びトランジスタ68を備えている。
CPU63、リレー65、及びトランジスタ66にて制御手段としての制御装置69が構成されている。リレー67及びトランジスタ68にてスイッチ手段としてのスイッチ機構70が構成されている。
リレー65は、コイル65a、プラス側端子65b、マイナス側端子65c、及び可動接点65dを備えている。リレー67は、コイル67a、プラス側端子67b、マイナス側端子67c、及び可動接点67dを備えている。
電源23、コイル65a、トランジスタ66、グランドの順に互いに隣り合うもの同士が接続されている。さらに、電源23、コイル67a、トランジスタ68、グランドの順に互いに隣り合うもの同士が接続されている。プラス側端子65bは電源23に接続され、マイナス側端子65cはプラス側端子67bに接続され、マイナス側端子67cはスタータモータ16に接続されている。
CPU63は、スタータ作動許可信号が入力されると、トランジスタ66へスタータ作動許可信号(Hレベルの信号)を出力し、この結果、トランジスタ66は閉作動するように構成されている。トランジスタ66が閉作動されると、コイル65aが励磁され、可動接点65dがプラス側端子65bとマイナス側端子65cとを導通させるように、リレー65は構成されている。
一方、トランジスタ68は、アンロック信号(Hレベルの信号)が入力されると、閉作動するように構成されている。トランジスタ68が閉作動されると、コイル67aが励磁される。この励磁されたコイル67aにより、可動接点67dがプラス側端子67bとマイナス側端子67cとを導通させるように、リレー67は構成されている。
即ち、トランジスタ66,68が共に閉作動されると、電源23からスタータモータ16へ電力が供給されるように、スタータ制御装置62は構成されている。
従って、本実施形態の車両システム61によれば、前記第4実施形態の車両システム51の効果(1)と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
以下、本発明のスタータ制御装置を車両システムに具体化した第6実施形態を図8に従って説明する。本実施形態の車両システム71は、前記第1実施形態における車両システム11のスタータ制御装置15の内部構成を変更したものに相当する。
即ち、図8に示すように、車両システム71の電力供給手段としてのスタータ制御装置72は、制御手段としての電力制御装置73、スイッチ手段としてのAND回路74、及び駆動回路22を備えている。
電力制御装置73は、スタータ作動許可信号が入力されると、AND回路74の第1入力端子74aにHレベルの信号を出力するように構成されている。AND回路74は、第1入力端子74aにHレベルの信号が入力され、かつ第2入力端子74bにアンロック信号(Hレベルの信号)が入力された場合に、駆動回路22へ駆動許可信号を出力するように構成されている。
前記第1実施形態でも説明したように、駆動許可信号が入力された駆動回路22は、スタータモータ16を駆動させ、スタータモータ16は、その駆動により図示しないエンジンを始動させる。
従って、本実施形態の車両システム71によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)スタータ制御装置72は、スタータ作動許可信号及びアンロック信号が共に入力されている場合のみ電源23からスタータモータ16へ電力を供給する。即ち、スタータ制御装置72は、アンロック信号が入力されていない場合には、電源23からスタータモータ16へ電力を供給しない。よって、スタータ制御装置72は、ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータ16の駆動を防止できる。
(第7実施形態)
以下、本発明のスタータ制御装置を車両システムに具体化した第7実施形態を図9に従って説明する。本実施形態の車両システム81は、前記第1実施形態における車両システム11のスタータ制御装置15の内部構成を変更したものに相当する。
即ち、図9に示すように、車両システム81の電力供給手段としてのスタータ制御装置82は、制御手段としてのCPU83、駆動回路22、及びスイッチ回路84を備えている。スイッチ回路84は、リレー85、トランジスタ86を備えている。リレー85は、コイル85a、上流側端子85b、下流側端子85c、及び可動接点85dを備えている。
CPU83は、スタータ作動許可信号が入力されると、駆動回路22へ駆動許可信号を出力するように構成されている。駆動回路22と上流側端子85bとが接続され、下流側端子85cとスタータモータ16とが接続されている。この結果、駆動回路22は、駆動許可信号が入力され、かつ可動接点85dによって上流側端子85bと下流側端子85cとが導通されている場合に、スタータモータ16を駆動させるように構成されている。即ち、駆動回路22からスタータモータ16へ電力が供給される電力供給経路Kには、スイッチ回路84のリレー85が配置されている。
また、電源23、コイル85a、トランジスタ86、グランドの順に互いに隣り合うもの同士が接続されている。トランジスタ86は、アンロック信号(Hレベルの信号)が入力されると、コイル85aを励磁させる。この励磁されたコイル85aにより、可動接点85dが上流側端子85bと下流側端子85cとを導通させるように、リレー85は構成されている。
従って、本実施形態の車両システム81によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)駆動回路22からスタータモータ16へ電力が供給される電力供給経路Kには、スイッチ回路84が配置されている。このスイッチ回路84が閉作動しない限り、駆動回路22からスタータモータ16へ電力が供給されない。スイッチ回路84は、アンロック信号が入力された場合に閉作動する。即ち、駆動回路22は、スイッチ回路84にアンロック信号が入力されない限り、該スイッチ回路84にて作動制限されて電源23からスタータモータ16へ電力が供給されない。よって、スタータ制御装置82は、ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータ16の駆動を防止できる。
(第8実施形態)
以下、本発明のスタータ制御装置を車両システムに具体化した第8実施形態を図10に従って説明する。本実施形態の車両システム91は、前記第2実施形態における車両システム31のスタータ制御装置32の内部構成を変更したものに相当する。
即ち、図10に示すように、車両システム91の電力供給手段としてのスタータ制御装置92は、作動制限回路93及びスタータ制御回路94を備えている。
作動制限回路93は、第1入力端子95、第2入力端子96、出力端子97、及びトランジスタ98を備えている。
第1入力端子95は出力端子97に接続されている。その第1入力端子95と出力端子97との接続経路間には、ノードN3が設けられている。ノードN3はトランジスタ98を介してグランドに接続されている。第2入力端子96はトランジスタ98に接続されている。
トランジスタ98は、第2入力端子96を介してアンロック信号(Lレベルの信号)が入力されると開作動し、アンロック信号が入力されていない場合には閉作動するように構成されている。
トランジスタ98が開作動している場合には、第1入力端子95にスタータ作動許可信号(Hレベルの信号)が入力されると、その信号はトランジスタ98を介してグランドに流れない。そのため、そのスタータ作動許可信号は、出力端子97からHレベルの信号である電力供給許可信号として出力される。一方、トランジスタ98が閉作動している場合には、第1入力端子95にスタータ作動許可信号(Hレベルの信号)が入力されると、その信号はトランジスタ98を介してグランドに流れる。そのため、出力端子97からHレベルの信号である電力供給許可信号が出力されない。
即ち、作動制限回路93は、第1入力端子95にスタータ作動許可信号を入力し、かつ第2入力端子96にアンロック信号を入力している場合に、出力端子97から電力供給許可信号を出力するように構成されている。
スタータ制御回路94は、制御手段としてのCPU99及び駆動回路22を備えている。CPU99は、電力供給許可信号が入力されると、駆動回路22へ駆動許可信号を出力するように構成されている。
前記第1実施形態でも説明したように、駆動許可信号が入力された駆動回路22は、スタータモータ16を駆動させ、スタータモータ16は、その駆動により図示しないエンジンを始動させる。
従って、本実施形態の車両システム91によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)スタータ制御装置92は、作動制限回路93及びスタータ制御回路94を備えた。スタータ制御回路94は、従来より用いられている回路である。作動制限回路93は、スタータ作動許可信号が入力されると共にアンロック信号が入力された場合に電力供給許可信号を出力する。スタータ制御回路94は、この電力供給許可信号が入力された場合にスタータモータ16を駆動させる。即ち、スタータ制御回路94は、作動制限回路93にアンロック信号が入力されない限り、該作動制限回路93に作動制限されてスタータモータ16を駆動させることがない。よって、スタータ制御装置92は、ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータ16の駆動を防止できる。
なお、前記各実施形態は、以下の態様のように変更してもよい。
・前記第1〜第8実施形態では、スタータ制御装置15,32,42,52,62,72,82,92は、図示しない車両制御装置からのスタータ作動許可信号、及びアンロックスイッチ18からのアンロック信号が共に入力されている場合に電源23からスタータモータ16へ電力を供給するように構成していた。これに限らず、スタータ制御装置15,32,42,52,62,72,82,92は、上記二つの信号に加え、CPU12からのアンロック信号を入力した場合、即ち3つの信号を全て入力した場合に電源23からスタータモータ16へ電力を供給するように構成してもよい。詳述すると、第1実施形態では、図2に示すように、CPU20は、自身が動作している状態で、かつスタータ作動許可信号が入力され、さらにCPU12からのアンロック信号が入力されている場合に、駆動回路22へ駆動許可信号を出力するように構成する。第2実施形態では、図4に示すように、CPU34は、リセット信号が入力されていない状態で、かつスタータ作動許可信号が入力され、さらにCPU12からのアンロック信号が入力されている場合に、駆動回路22へ駆動許可信号を出力するように構成する。第3実施形態では、図5に示すように、CPU47は、スタータ作動許可信号が入力され、かつCPU12からのアンロック信号が入力されている場合に、トランジスタ46へスタータ作動許可信号を出力するように構成する。第4実施形態では、図6に示すように、CPU53は、スタータ作動許可信号が入力され、かつCPU12からのアンロック信号が入力されている場合に、トランジスタ56へスタータ作動許可信号を出力するように構成する。第5実施形態では、図7に示すように、CPU63は、スタータ作動許可信号が入力され、かつCPU12からのアンロック信号が入力されている場合に、トランジスタ66へスタータ作動許可信号を出力するように構成する。第6実施形態では、図8に示すように、電力制御装置73は、スタータ作動許可信号が入力され、かつCPU12からのアンロック信号が入力されている場合に、AND回路74の第1入力端子74aにHレベルの信号を出力するように構成する。第7実施形態では、図9に示すように、CPU83は、スタータ作動許可信号が入力され、かつCPU12からのアンロック信号が入力されている場合に、駆動回路22へ駆動許可信号を出力するように構成する。第8実施形態では、図10に示すように、CPU99は、電力供給許可信号が入力され、かつCPU12からのアンロック信号が入力されている場合に、駆動回路22へ駆動許可信号を出力するように構成する。このように構成すると、スタータ制御装置15,32,42,52,62,72,82,92は、ステアリングロックがロック状態の場合にスタータモータ16の駆動をより確実に防止できる。
第1実施形態の車両システムの概略説明図。 第1実施形態のスタータ制御装置のブロック図。 第2実施形態の車両システムの概略説明図。 第2実施形態のスタータ制御装置のブロック図。 第3実施形態のスタータ制御装置のブロック図。 第4実施形態のスタータ制御装置のブロック図。 第5実施形態のスタータ制御装置のブロック図。 第6実施形態のスタータ制御装置のブロック図。 第7実施形態のスタータ制御装置のブロック図。 第8実施形態のスタータ制御装置のブロック図。
符号の説明
15,32,42,52,62,72,82,92…電力供給手段としてのスタータ制御装置、16…スタータモータ、20,34,83…制御手段としてのCPU、21,35…規制手段としてのトランジスタ、22…駆動回路、23…電源、43,59,69…制御手段としての制御装置、44…スイッチ手段としてのトランジスタ、60…スイッチ手段としてのスイッチ機構、70…スイッチ手段としてのスイッチ機構、84…スイッチ回路、93…作動制限回路、94…スタータ制御回路、99…制御手段としてのCPU、K…電力供給経路。

Claims (9)

  1. 電源からスタータモータへの電力の供給を制御するスタータ制御装置において、
    前記スタータモータの駆動を許可するスタータ作動許可信号が入力されると共にステアリングロックがアンロック状態であることを示すアンロック信号が入力された場合に前記電源から前記スタータモータへ電力を供給する電力供給手段を備えた
    ことを特徴とするスタータ制御装置。
  2. 前記電力供給手段は、
    前記スタータ作動許可信号の入力に基づいて前記電源から前記スタータモータへの電力供給制御を行う制御手段と、
    前記アンロック信号の入力の有無に基づいて前記制御手段の動作の規制を行う規制手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記規制手段にて動作を規制されている場合には前記スタータモータへの電力の供給を禁止する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスタータ制御装置。
  3. 前記規制手段は、前記アンロック信号が入力されていない場合に前記電源から前記制御手段への電力供給を遮断し、前記アンロック信号が入力されている場合に前記電源から前記制御手段へ電力を供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載のスタータ制御装置。
  4. 前記規制手段は、前記アンロック信号が入力されていない場合に前記制御手段へリセット信号を出力して該制御手段の処理を初期状態にし、前記アンロック信号が入力されている場合に前記制御手段への前記リセット信号の出力を停止して該制御手段の処理を実行させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のスタータ制御装置。
  5. 前記電力供給手段は、
    前記スタータ作動許可信号の入力に基づいて前記電源から前記スタータモータへの電力供給制御を行う制御手段と、
    前記アンロック信号の入力に基づいて前記電源から前記スタータモータへの電力供給制御を行うスイッチ手段と
    を備え、
    前記制御手段に前記スタータ作動許可信号が入力されかつ前記スイッチ手段に前記アンロック信号が入力されている場合に前記電源から前記スタータモータへ電力を供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスタータ制御装置。
  6. 前記電力供給手段は、
    前記電源から入力された電力に基づいて前記スタータモータを駆動させる駆動回路と、
    前記スタータ作動許可信号の入力に基づいて前記電源から前記駆動回路への電力供給制御を行う制御手段と、
    前記駆動回路から前記スタータモータへ電力が供給される電力供給経路に設けられると共に前記アンロック信号が入力された場合に閉作動するスイッチ回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスタータ制御装置。
  7. 前記電力供給手段は、作動制限回路と、スタータ制御回路とを備え、
    前記作動制限回路は、前記スタータ作動許可信号が入力されると共に前記アンロック信号が入力された場合に電力供給許可信号を出力し、
    前記スタータ制御回路は、
    前記電源から入力された電力に基づいて前記スタータモータを駆動させる駆動回路と、
    前記作動制限回路からの前記電力供給許可信号の入力に基づいて前記電源から前記駆動回路への電力供給制御を行う制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスタータ制御装置。
  8. 電源からスタータモータへ電力が供給される電力供給経路に設けられると共にステアリングロックがアンロック状態であることを示すアンロック信号が入力された場合に閉作動し、その閉作動により前記電源から前記スタータモータへ電力が供給される
    ことを特徴とするスタータ電力供給経路のスイッチ回路。
  9. スタータモータの駆動を許可するスタータ作動許可信号が入力されると共にステアリングロックがアンロック状態であることを示すアンロック信号が入力された場合に、前記スタータモータを駆動制御するスタータ制御回路に対して該スタータモータへの電力供給を許可する電力供給許可信号を出力する
    ことを特徴とする作動制限回路。
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