JP5918647B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、手動操作に基づき送出される車両装置の作動指示信号を入力したときに、前記車両装置を制御する演算処理装置に対して電力を供給する車両用制御装置に関する。
特許文献1には、電気式駐車ブレーキの制御装置が開示されている。
この特許文献1の制御装置においては、手動制御ユニットがウェイクアップ信号を電子制御ユニットに送信するように構成され、電子制御ユニットは、イグニッションスイッチがオフされていても、ウェイクアップ信号の受信に引き続いて手動制御ユニットの少なくとも1つのさらなる信号を処理するように構成されている。
特表2009−506944号公報
例えば、自動車用の電動駐車ブレーキ装置において、ウェイクアップユニットが、駐車ブレーキスイッチ(操作スイッチ)の操作に基づいて、演算処理装置(マイクロコンピュータ)への電力供給を行う電源ユニットを起動させると共に、演算処理装置に駐車ブレーキスイッチの信号を入力させて、演算処理装置にて電動式駐車ブレーキ機構を制御させるようにする場合がある。
しかし、演算処理装置への電力供給が遮断されている間において、ウェイクアップユニットの電源から駐車ブレーキスイッチ信号の送信経路及び演算処理装置を経由してグランドに電流が流れることで、駐車ブレーキスイッチが操作されたときにウェイクアップユニットから電源ユニットに向けて出力されるウェイクアップ信号の電圧レベルが不安定になり、演算処理装置を安定的に起動させることができなくなる可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、ウェイクアップユニットによる演算処理装置の起動を安定的に行える車両用制御装置を提供することを目的とする。
そのため、本願発明に係る車両用制御装置は、車両装置を制御する演算処理装置と、前記演算処理装置に電力を供給する電源ユニットと、手動操作に基づき送出される前記車両装置の作動指示信号を入力した場合に、前記電源ユニットを起動させて前記演算処理装置に電力を供給させると共に、前記作動指示信号を前記演算処理装置に対して送信するウェイクアップユニットと、前記演算処理装置への電力供給が遮断されている場合に、前記ウェイクアップユニット側から前記演算処理装置への電流の流れを遮断する遮断回路と、を含むようにした。
上記発明によると、演算処理装置への電力供給が遮断されている間に、ウェイクアップユニット側から演算処理装置への電流の流れが遮断されるので、ウェイクアップユニットが電源ユニットを起動させるために出力するウェイクアップ信号の電圧レベルを安定化でき、以って、演算処理装置の起動動作を安定的に行うことができる。
本願発明の実施形態における車両のシステム図である。 本願発明の実施形態における電動駐車ブレーキ制御ユニットの一例を示すブロック図である。 本願発明の実施形態における電動駐車ブレーキ制御ユニットの一例を示すブロック図である。 本願発明の実施形態における電動駐車ブレーキ制御ユニットの一例を示すブロック図である。 本願発明の実施形態における電動駐車ブレーキ制御ユニットの一例を示すブロック図である。 本願発明の実施形態における電動駐車ブレーキ制御ユニットの一例を示すブロック図である。 本願発明の実施形態における電動駐車ブレーキ制御ユニットの一例を示すブロック図である。 本願発明の実施形態における電動駐車ブレーキ制御ユニットの一例を示すブロック図である。 本願発明の実施形態における電動駐車ブレーキ制御ユニットの一例を示すブロック図である。 本願発明の実施形態における電動駐車ブレーキ制御ユニットの一例を示すブロック図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る車両用制御装置の一実施の形態を示す車両のシステム構成図である。
この図1において、車両50の駆動力源であるエンジン(内燃機関)1は、図示を省略した電子制御スロットル、点火装置、燃料噴射装置などを備えている。
マイクロコンピュータを備えるエンジン制御ユニット2は、エンジン1の運転条件を検出する各種センサからの信号を入力し、電子制御スロットル、点火装置、燃料噴射装置などの操作量を演算して出力することで、エンジン1の運転を制御する。
尚、車両の駆動力源として、内燃機関に代えて又は内燃機関と共に電動機を備えることができる。
エンジン1の回転トルクは、変速機3及びディファレンシャルギア4を介して車軸5に伝えられる。車軸5の両端には、駆動輪6a,6bが連結され、当該駆動輪6a,6bは、変速機3から伝えられた回転トルクにより車両を推進させる。
また、本実施形態の車両50は、電動駐車ブレーキ装置(電動パーキングブレーキ装置)10が備えている。電動駐車ブレーキ装置10は、駆動輪6a,6bに設けたモータなどのアクチュエータ(モータ)11a,11bと、車両用制御装置としての電動駐車ブレーキ制御ユニット12と、運転席付近に配置され、運転者によって操作される電動駐車ブレーキスイッチ(操作スイッチ)13とを含む。
アクチュエータ11a,11bは、ブレーキパッドの押し付けを行うアクチュエータである。
電動駐車ブレーキスイッチ13の信号、即ち、電動駐車ブレーキの作動/解除を指示する作動指示信号は、電動駐車ブレーキ制御ユニット12に入力され、電動駐車ブレーキ制御ユニット12が電動駐車ブレーキスイッチ13の信号に応じてアクチュエータ11a,11bの作動を制御することで、電動駐車ブレーキスイッチ13の操作に対応させて、駐車ブレーキを作動/解除する。
尚、アクチュエータ11a,11bは、駆動輪6a,6bに設けることができる他、従動輪7a,7bや変速機3の出力軸に設けることができる。
図2は、電動駐車ブレーキ制御ユニット12の一例を示すブロック図である。
図2に示す電動駐車ブレーキ制御ユニット12は、演算処理装置としてのマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)21や種々の回路22を備え、これらには、リレー回路23及び内部電源回路24を介して、バッテリなどの車両電源25からの電力が供給される。
マイコン21は、アクチュエータ11a,11bの駆動回路26に駆動制御信号を出力し、駆動回路26を車両電源25からの電力が介してアクチュエータ11a,11bに供給される。
リレー回路23のオン/オフは、電源制御回路27が出力する電源制御信号によって切り替えられる。
電源制御回路27には、運転者のキー操作に応じて出力されるイグニッションスイッチ信号(電源ポジション信号)、車載ネットワーク(CAN)を介して接続される他の制御ユニットから出力されるCANウェイクアップ信号、電動駐車ブレーキ制御ユニット12に含まれるウェイクアップユニット28から出力されるウェイクアップ信号などが入力される。
そして、電源制御回路27は、複数の入力信号のうちの少なくとも1つがオン指示信号であれば、リレー回路23をオンさせてマイコン21に対して電力供給を行う。
即ち、電源制御回路27は、イグニッションスイッチ信号がオン状態(電源ポジションがオン又は走行可能状態)であれば、リレー回路23をオンさせてマイコン21に対して電力供給を行い、また、イグニッションスイッチ信号がオフ状態(電源ポジションがオフ又はアクセサリー位置ACC)であっても、マイコン21の起動を要求するウェイクアップ信号が出力されていれば、リレー回路23をオンさせてマイコン21に対して電力供給を行う。
上記のように、リレー回路23、内部電源回路24及び電源制御回路27からなる電源ユニット40が、演算処理装置であるマイコン21に対して電力供給を行う。
ウェイクアップユニット28には、電動駐車ブレーキスイッチ13の作動指示信号が入力され、電動駐車ブレーキスイッチ13が電動駐車ブレーキを作動させる側に操作された場合に、ウェイクアップユニット28からマイコン21の起動を要求するウェイクアップ信号が出力される。
これにより、例えば、イグニッションスイッチ信号がオフ状態(電源ポジションがオフ又はアクセサリー位置ACC)であっても、運転者が電動駐車ブレーキスイッチ13を操作して電動駐車ブレーキの作動を指示すると、マイコン21が起動してアクチュエータ11a,11bの駆動制御が可能な状態となり、電動駐車ブレーキを解除状態から作動状態に切り替えることができるようになっている。
尚、電動駐車ブレーキの作動条件として、電動駐車ブレーキスイッチ13による作動指示と共に、例えば、ブレーキペダルが踏み込まれていることなどを条件とすることができる。
ウェイクアップユニット28は、電源制御回路27にウェイクアップ信号を出力するウェイクアップ回路と、電動駐車ブレーキスイッチ13の作動指示信号をマイコン21に送信するスイッチ信号回路とを含み、電動駐車ブレーキスイッチ13の作動指示信号は、ウェイクアップユニット28(スイッチ信号回路)を介してマイコン21に送信される。
そして、イグニッションスイッチ信号がオン状態(電源ポジションがオン又は走行可能状態)であれば、電動駐車ブレーキスイッチ13の作動指示信号に応じて、マイコン21が電動駐車ブレーキの作動、解除を制御する。
ここで、ウェイクアップユニット28とマイコン21とを接続する信号ラインSL、即ち、電動駐車ブレーキスイッチ13の作動指示信号をマイコン21に送信する信号ラインSLには、マイコン21からのオン/オフ制御信号によってオン状態(接続状態)とオフ状態(遮断状態)とが切り替わるスイッチング素子であるリレー回路29を設けてある。
リレー回路29は、一例として、巻線29aに制御入力電流を流すことで接点29bを動かして開閉する回路である。
マイコン21は、電源が投入された作動状態で巻線29aに対して電流を流すことで、接点29bが閉成(オン)して信号ラインSLを接続し、信号ラインSLを介して電動駐車ブレーキスイッチ13の作動指示信号を入力する。
一方、マイコン21に電源が投入されていない非作動状態では、巻線29aに対する電流供給が遮断されることで、接点29bが開成(オフ)して信号ラインSLが遮断される。即ち、リレー回路29は、非通電状態で開状態(オフ状態)を保つ、常開型のリレー装置である。
電動駐車ブレーキスイッチ13の操作に備えて、ウェイクアップユニット28にはウェイクアップ用電源WVBから電力が常時供給される。このため、マイコン21に電源が投入さていない状態で信号ラインSLが接続されていると、ウェイクアップユニット28のウェイクアップ用電源WVBから、信号ラインSL及びマイコン21を介してグランドGND(接地)に電流が流れる。
尚、ウェイクアップ用電源WVBとして、車両電源25を用いることができる他、専用のバッテリなどを設けることができる。
このようにして、マイコン21に向けてウェイクアップ用電源WVBから電流が流れている状態で、電動駐車ブレーキスイッチ13が操作されると(駐車ブレーキを作動させる指示が出されると)に、ウェイクアップユニット28から電源制御回路27に出力されるウェイクアップ信号の電圧レベルが不安定になる結果、ウェイクアップ信号に基づく電源制御回路27によるマイコン21への電源投入制御が不安定になり、マイコン21の起動(マイコン21への電源投入)を安定的に行わせることができなくなる可能性がある。
これに対し、マイコン21に電源投入されていない状態で、リレー回路29によって信号ラインSLを遮断すれば、ウェイクアップユニット28のウェイクアップ用電源WVBから、信号ラインSL及びマイコン21を介してグランドGND(接地)に電流が流れることが抑制される。
従って、電動駐車ブレーキスイッチ13が操作されたとき(駐車ブレーキを作動させる指示が出されたとき)に、ウェイクアップユニット28から電源制御回路27に出力されるウェイクアップ信号の電圧レベルが安定し、マイコン21の起動(マイコン21への電源投入)を安定的に行わせることができる。
即ち、リレー回路29は、マイコン21への電力供給が遮断されている場合に、ウェイクアップユニット28側からマイコン21への電流の流れを遮断する遮断回路の一例としてのスイッチング素子であり、このリレー回路29を設けたことで、ウェイクアップユニット28によるマイコン21の起動(マイコン21への電源投入)を安定的に行わせることができる。
ウェイクアップ信号に基づき電源制御回路27によってマイコン21に電源が投入され、マイコン21が起動すると、マイコン21は、リレー回路29をオンさせて信号ラインSLを接続する。そして、マイコン21は、信号ラインSLを介して電動駐車ブレーキスイッチ13の信号を読み込み、読み込んだ信号に応じてアクチュエータ11a,11bの駆動回路26に駆動制御信号を出力し、駐車ブレーキを解除状態から作動状態に切り替える制御などを行う。
このように、マイコン21の非作動状態(電源オフ状態)で信号ラインSLを遮断するスイッチング素子であるリレー回路29(遮断回路)を設けたことで、ウェイクアップユニット28から電源制御回路27に出力されるウェイクアップ信号の電圧レベルを安定させることができ、これによってマイコン21を安定して起動させ、電動駐車ブレーキスイッチ13に応じて駐車ブレーキの作動状態を制御させることができる。
図2に示した一例では、マイコン21の非作動状態で、ウェイクアップユニット28からマイコン21への電流の流れを遮断する遮断回路の一例として、巻線29aと接点29bとからなる電磁式のリレー回路29を用いたが、信号ラインSLを接続、遮断できるスイッチング素子をリレー回路29に限定するものではなく、公知のスイッチング素子を適宜採用することができる。
例えば、図3は、遮断回路の機能を有するスイッチング素子として、マイコン21の出力でスイッチング動作をする半導体素子(トランジスタ)の一例としてMOSFET30を設けてある。
図3に示した例では、MOSFET30のゲート・ソース間に印加される電圧が閾値よりも小さいと、ドレイン電流が非常に小さいオフ状態(遮断状態)となり、信号ラインSLは遮断される。
一方、MOSFET30のゲート・ソース間に印加される電圧が閾値よりも大きいと、ドレイン電流が流れるオン状態(接続状態)となり、信号ラインSLを介した信号送信が可能となる。
MOSFET30のゲート・ソース間に印加される電圧は、マイコン21によって制御され、電源投入されていないマイコン21の非作動時には、MOSFET30のゲート・ソース間に印加される電圧が閾値よりも低く、MOSFET30はオフ状態となり、ウェイクアップ用電源WVBから、ウェイクアップユニット28、信号ラインSL及びマイコン21を介して電流がグランドGNDに流れることが抑制される。
従って、係るマイコン21の非作動状態から、電動駐車ブレーキスイッチ13が操作されたときに、ウェイクアップユニット28から電源制御回路27に出力されるウェイクアップ信号の電圧レベルが安定し、マイコン21を安定して起動させることができる。
そして、マイコン21に電源投入されると、マイコン21がMOSFET30のゲート・ソース間に閾値よりも大きな電圧を印加することで、MOSFET30はオン状態となり、マイコン21は、ウェイクアップユニット28を介して電動駐車ブレーキスイッチ13の信号を読み込み、読み込んだ信号に応じてアクチュエータ11a,11bの駆動回路26に駆動制御信号を出力し、駐車ブレーキを解除状態から作動状態に切り替える制御などを行う。
また、マイコン21の非作動状態で、ウェイクアップユニット28からマイコン21への電流の流れを遮断する遮断回路は、スイッチング素子に限定されず、例えば、図4に示すようなバッファ回路31を用いることができる。
図4にバッファ回路31の一例として示した回路は、増幅率が1である非反転増幅器であるボルテージフォロアであり、出力電圧側の電圧が変化しようとしても、入力電圧と同レベルに維持しようとする作用があり、ウェイクアップユニット28からマイコン21に流れる電流を抑制できる。
即ち、バッファ回路31を境に、ウェイクアップユニット28側とマイコン21側との電流経路を分離することで、ウェイクアップユニット28からマイコン21への電流の流れを抑制する。
これにより、電源投入されていないマイコン21の非作動時に、ウェイクアップユニット28からマイコン21に電流が流れることが抑制され、以って、ウェイクアップユニット28から電源制御回路27に出力されるウェイクアップ信号の電圧レベルが安定し、マイコン21を安定して起動させることができる。
また、電源投入されたマイコン21の作動時には、電動駐車ブレーキスイッチ13の操作状態に応じて信号の電圧レベルが切り替わることで、電動駐車ブレーキスイッチ13の操作状態に応じた電圧信号を、マイコン21に入力させることができる。
また、図2〜図4に示した例では、電動駐車ブレーキ制御ユニット12に含まれるウェイクアップユニット28が、電源制御回路27にウェイクアップ信号を出力するウェイクアップ回路と、電動駐車ブレーキスイッチ13の作動指示信号をマイコン21に送信するスイッチ信号回路とを内蔵する構成としたが、図5、図6に示すように、ウェイクアップ回路28aとスイッチ信号回路28bとを別体として、電動駐車ブレーキ制御ユニット12に設けることができる。
図5及び図6に示した例では、電動駐車ブレーキスイッチ13の信号は、ウェイクアップ回路28aに入力された後、スイッチ信号回路28bを経由して、マイコン21に出力されることになる。
そして、電源投入されていないマイコン21の非作動時にウェイクアップユニット28からマイコン21への電流の流れを遮断する遮断回路50は、図5に示すように、ウェイクアップ回路28aとスイッチ信号回路28bとを結ぶ信号ラインL1に設けることができ、また、図6に示すように、スイッチ信号回路28bとマイコン21とを結ぶ信号ラインSL2に遮断回路50を設けることができる。
また、図7及び図8に示した例のように、電動駐車ブレーキスイッチ13の作動指示信号が、ウェイクアップ回路28aとスイッチ信号回路28bとに並列に入力させるようにし、電動駐車ブレーキスイッチ13の作動指示信号が、ウェイクアップ回路28aを介さずに、スイッチ信号回路28bを経由してマイコン21に入力されるようにできる。
そして、電源投入されていないマイコン21の非作動時にウェイクアップユニット28からマイコン21への電流の流れを遮断する遮断回路50は、図7に示すように、電動駐車ブレーキスイッチ13とスイッチ信号回路28bとを結ぶ信号ラインL3に設けることができ、また、図8に示すように、スイッチ信号回路28bとマイコン21とを結ぶ信号ラインSL4に設けることができる。
図5〜図8に示した例において、遮断回路50としては、リレー回路29やMOSFET30などスイッチング素子を用いることができる他、バッファ回路31を用いることができ、リレー回路29やMOSFET30などスイッチング素子を用いる場合には、マイコン21によってスイッチング素子のオン、オフを制御させるようにする。
また、図9に示すように、ウェイクアップユニット28への電力供給経路として、内部電源回路24の出力(電源ユニットの出力電力)を供給する第1経路PSL1と、車両電源25(電源ユニットの入力電力)を供給する第2経路PSL2とを設けると共に、これら2つの経路PSL1、PSL2のいずれか一方を経由してウェイクアップユニット28に電力供給させるために、各経路PSL1、PSL2にMOSFETなどのスイッチング素子32a、32bを設けることができる。
そして、マイコン21に電源投入されていない状態、換言すれば、内部電源回路24から電力供給できない状態では、第1経路PSL1のスイッチング素子32aを開成状態(オフ状態)に保持する一方、第2経路PSL2の閉成状態(オン状態)に保持されるスイッチング素子32bを介して車両電源25の電力をウェイクアップユニット28に供給させる。
また、マイコン21に電源投入された状態、換言すれば、内部電源回路24から電力供給できる状態では、第2経路PSL2のスイッチング素子32bを開成状態(オフ状態)に切り替える一方、第1経路PSL1のスイッチング素子32aを閉成(オン)させて内部電源回路24の出力電力をウェイクアップユニット28に供給させる。
係る構成とすれば、マイコン21に電源投入され、マイコン21が電動駐車ブレーキスイッチ13の信号を読み込むときに、ウェイクアップユニット28に対して、内部電源回路24から安定した電力を供給できるので、マイコン21に入力される電動駐車ブレーキスイッチ13の信号の変動を抑制できる。従って、電動駐車ブレーキスイッチ13の信号に応じたマイコン21の制御を安定して行わせることができる。
スイッチング素子32a、32bは、マイコン21からの制御信号に応じて動作し、スイッチング素子32bはマイコン21の出力でオフになる常閉型のスイッチング素子であり、スイッチング素子32aはマイコン21の出力でオンになる常開型のスイッチング素子とする。
但し、2つの経路PSL1、PSL2のいずれか一方を経由してウェイクアップユニット28に電力供給させるための切り替え装置として、1つのスイッチング素子を用いることができ、また、スイッチング素子32a、32bとして、リレー回路を用いることができる。
また、図10に示すように、マイコン21が電動駐車ブレーキスイッチ13の信号を入力するための信号ラインSLに、プルダウン抵抗RPD(放電回路)を設けることができる。プルダウン抵抗RPDを設けることで、リレー回路29やMOSFET30などスイッチング素子のオン、オフに応じて、マイコン21の入力信号を2値信号とすることができ、マイコン21は、信号ラインSLを介して入力した信号のA/D変換値に基づき、A/D変換器における異常の有無を自己診断することができる。
尚、本実施形態では、電動駐車ブレーキを制御対象とする制御装置の例を示したが、制御対象とする車両装置を電動駐車ブレーキに限定するものではなく、手動操作に基づき送出される作動指示信号に基づいて起動させる演算処理装置を含む制御装置に広く適用可能である。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)前記車両装置が、車両の電動駐車ブレーキであり、手動操作に基づき送出される作動指示信号が、電動駐車ブレーキの解除、作動を指示するスイッチ信号である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用制御装置。
上記発明によると、電動駐車ブレーキを制御する演算処理装置への電力供給が遮断されているときには、ウェイクアップユニット側から演算処理装置への電流の流れが抑制され、スイッチ信号に基づき演算処理装置を起動させるウェイクアップ信号のレベルが安定して、電動駐車ブレーキの作動、解除を安定して行わせることができる。
(ロ)前記遮断回路が、バッファ回路である請求項1記載の車両用制御装置。
上記発明によると、バッファ回路によって、ウェイクアップユニット側と演算処理装置側との電流経路を分離し、演算処理装置への電流の流れを遮断する。
(ハ)前記遮断回路としてスイッチング素子が、リレー回路又は半導体素子である、請求項2記載の車両用制御装置。
上記発明によると、演算処理装置に電力が供給されていない状態では、リレー回路又は半導体素子をオフとすることで、演算処理装置への電流の流れを遮断し、演算処理装置に電力が供給されて起動すると、演算処理装置が、リレー回路又は半導体素子をオンとすることで、作動指示信号の入力が可能となる。
(ニ)前記演算処理装置に前記作動指示信号を入力するためのラインにプルダウン抵抗を設けた、請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用制御装置。
上記発明によると、プルダウン抵抗により、信号ラインの断続に応じた2値信号が演算処理装置に入力され、演算処理装置は、A/D変換結果が2値信号に見合う値であるか否かによって、A/D変換器の異常の有無を自己診断できる。
(ホ)前記ウェイクアップユニットが、前記作動指示信号に基づき前記演算処理装置に電力を供給させるウェイクアップ回路と、当該ウェイクアップ回路とは別体で、前記作動指示信号を前記演算処理装置に送信させる信号回路とからなり、前記遮断回路を、前記信号回路の入力側又は出力側に設けた、請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用制御装置。
上記発明によると、ウェイクアップ回路と、当該ウェイクアップ回路とは別体の作動指示信号を演算処理装置に送信させる信号回路とを含む、ウェイクアップユニットにおいて、演算処理装置がオフ状態であるときに、信号回路を経由して演算処理装置に電流が流れることを抑制できる。
10…電動駐車ブレーキ装置(車両装置)、11a、11b…アクチュエータ、12…電動駐車ブレーキ制御ユニット(車両用制御装置)、13…電動駐車ブレーキスイッチ(操作スイッチ)、21…マイコン(演算処理装置)、23…リレー回路、24…内部電源回路、26…駆動回路、27…電源制御回路、28…ウェイクアップユニット、29…リレー回路(遮断回路)、30…MOSFET(遮断回路)、31…バッファ回路(遮断回路)、40…電源ユニット



Claims (3)

  1. 車両装置を制御する演算処理装置と、
    前記演算処理装置に電力を供給する電源ユニットと、
    手動操作に基づき送出される前記車両装置の作動指示信号を入力した場合に、前記電源ユニットを起動させて前記演算処理装置に電力を供給させると共に、前記作動指示信号を前記演算処理装置に対して送信するウェイクアップユニットと、
    前記演算処理装置への電力供給が遮断されている場合に、前記ウェイクアップユニット側から前記演算処理装置への電流の流れを遮断する遮断回路と、
    を含む、車両用制御装置。
  2. 前記遮断回路が、前記演算処理装置が出力する制御信号に応じて動作するスイッチング素子である、請求項1記載の車両用制御装置。
  3. 前記演算処理装置への電力供給が遮断されている場合には、前記電源ユニットの入力電力を前記ウェイクアップユニットに対して供給し、前記演算処理装置に電力が供給されている場合には、前記電源ユニットの出力電力を、前記ウェイクアップユニットに対して供給する、請求項1又は2記載の車両用制御装置。
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