JP2005212790A - 自動車のステアリングサポートメンバ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、車体両側部に支持されたステアリングサポートメンバ本体に、ステアリングコラムハンガを介してステアリングコラムを支持し、上記ステアリングサポートメンバ本体の略中央部に、ヒータとの干渉を避けるために上方に向けて略台形状もしくは略U字状に折曲げられた折曲げ部が設けられた自動車のステアリングサポートメンバ構造において、上記折曲げ部の下端に複数のブラケット25,11,151 ,152を設けたことにある。
【選択図】 図1
Description
また、ヒータ等のレイアウトの関係上、ステアリングサポートメンバ101の中央部を台形状に曲げる場合があり、この場合、ステアリングサポートメンバ101の振動がより大きくなり、剛性の低下を来すことがある。さらに、ステアリングサポートメンバ101の振動に伴ってインストルメントパネルのグローブボックス取付部が車幅方向に変形する虞がある。
また、本発明は、上記ブラケットの少なくとも一つに、コ字形のブラケットを用いるとともに、該ブラケットの少なくとも一端を上記折曲げ部の下端に取り付けたことにある。
さらに、本発明は、上記ブラケットの少なくとも一つに、棒状のブラケットを用いるとともに、該ブラケットの一端を上記折曲げ部の下端に取り付けるとともに、該ブラケットの他端を別のブラケットの一端に連結したことにある。
またさらに、本発明は、上記折曲げ部の下端に連結したブラケットを互いに連結してコ字形に形成したことにある。
図1ないし図6は本発明の自動車のステアリングサポートメンバ構造の実施の形態を示したもので、図1はインストルメントパネルとステアリングサポートメンバ本体を分解して示す斜視図、図2は図1の部分拡大図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5はステアリングサポートメンバ本体を示す平面図、図6はステアリングサポートメンバ本体を示す正面図である。
この場合、下部側に設けられる上記ラジオ、オーデイオ等の取付用開口部1c、灰皿用開口部1dの前面には、センターガーニッシュ6が装着されている。
上記ラジオ、オーデイオ等の取付用開口部1cの上辺部の背面には、車体前方側に向けて補強部材取付用ボス部7が突設されており、灰皿用開口部1dの下辺部には、図4に示すように、取付孔8が設けられている。
上記支持用ブラケット16には、取付部品を支持するための取付孔16aが設けられるとともに車体後方に向けて延出する板状の取付用ブラケット17が設けられている。この取付用ブラケット17の後端部には、図3および図4に示すように、車体後方側に向けてわずかに上向きの斜面部17aが設けられており、この斜面部17aに取付孔17bが設けられている。この取付孔17bには、ナット18が溶接等によって装着されており、このナット18に、センターガーニッシュ6の下端部を止めるネジ19を灰皿用開口部1dの下辺部に設けられた取付孔8を通して螺合することによって、取付用ブラケット17をインストルメントパネル1の略中央部下部側Bに固定している。この取付用ブラケット17には、上面に灰皿5のケース20の後面を支持するブラケット21が立設されており、このブラケット21にネジ22およびナット22aを介して灰皿5のケース20が支持されている。取付用ブラケット17には、車体前後方向のリブ17cが複数設けられて、剛性の向上を図っている。
上記ステアリングサポートメンバ本体9には、助手席側のフランジ部10近傍にステー23が垂下されており、このステー23とステー151 との間にステー24が装着されている。このステー24には取付孔24aが複数設けられており、グローブボックス等が固定されている。
グローブボックス取付部27の両側壁面28には、図10に示すように、支持孔28aが設けられており、この支持孔28aにグローブボックス30の回動軸31が支持されている。回動軸31は、グローブボックス30の一側外面に一体成形された軸部32と、グローブボックス30の他側外面に設けられた取付孔30aから突設された樹脂クリップ33等を用いる。
このステアリングコラムハンガ35には、左右の後部側に、取付孔38が設けられており、この取付孔38にナット39aが溶接等により装着されている。このナット39aにステアリングコラム34の取付ブラケット40をボルト39によって螺合して、ステアリングコラム34が支持されている。また、膨出部35dには、取付孔41が形成されており、この取付孔41にネジ42およびナット42aを介してインストルメントパネル1が支持されている。
また、ラジオ4後面は、ブラケット25にネジ留めされて固定される。
よって、車体前後方向から加わる荷重に対して、充分な強度を得ることができる。
一方、ステアリングサポートメンバ本体9の折曲げ部9aの両側下部には、相互間にブラケット25が掛け渡されて接合されているので、ステアリングサポートメンバ本体9の振動を防止することができる。よって、ステアリングコラムハンガ35の振動を抑制することができる。
また、ステアリングコラムハンガ35は、左右の側壁35cの円弧状の縁部36、車体前方側側壁35aの上端フランジ部35eおよび膨出部35dのスリット37部分を介してステアリングサポートメンバ9に接合していることから、充分な剛性を得ることができる。よって、ステアリングコラムハンガ35を介して支持されるステアリングコラム34およびインストルメントパネル1を確実に支持することができる。
さらに、突片23a、15a相互間で、インストルメントパネル1のグローブボックス取付部27の両側壁面28の外面を支持したので、両側壁面28の変形を防止し、グローブボックス30の回動軸31の外れを防ぐことができる。また、突片23a、15a相互間によって、グローブボックス30の位置決めを確実に行うことができることから、組み付け作業性の向上を図ることができる。
車体両側部に支持されたステアリングサポートメンバ本体に、ブラケットを介してステアリングコラムを支持するようにした自動車のステアリングサポートメンバ構造において、上記ステアリングサポートメンバ本体の略中央部に設けられた略台形状に折曲げられた折曲げ部に、補強部材を掛け渡したので、ステアリングサポートメンバ本体の振動を防止することができる。
車体両側部に支持されたステアリングサポートメンバ本体に、ブラケットを介してステアリングコラムを支持するようにした自動車のステアリングサポートメンバ構造において、上記ステアリングコラムを支持するブラケットに、上記ステアリングサポートメンバ本体に接触する膨出部を形成し、該膨出部にスリットを形成するとともに、このスリット部を介して上記ステアリングサポートメンバ本体に接合したので、特別なブラケット類の追加をすることなく、ステアリングサポートメンバ本体と、ステアリングコラムを支持するブラケットの接合を確保して、強度の向上、面剛性の確保、回転方向の剛性の向上を図ることができる。
車体両側部に支持されたステアリングサポートメンバ本体に、ブラケットを介してステアリングコラムを支持するようにした自動車のステアリングサポートメンバ構造において、上記ステアリングサポートメンバ本体に装着されたインストルメントパネルに設けられたグローブボックス取付け部を支持するためのステーに、上記インストルメントパネルに設けられたグローブボックス取付け部の両側面を支持する突片を設けたので、ステアリングサポートメンバ本体とインストルメントパネルとの位置決めを容易に行うことができ、組み付け作業性の向上を図ることができる。また、グローブボックス取付け部の車幅方向の変形を防止し、剛性の向上を図ることができる。
2 ベンチレータルーバ
4 ラジオ
5 灰皿
6 センターガーニッシュ
7 補強部材取付用ボス部
8 取付孔
9 ステアリングサポートメンバ本体
10 ブラケット
11 補強部材
12 取付部
13 ネジ
14 側面
151 ,152 ステー
16 支持用ブラケット
17 取付用ブラケット
18 ナット
19 ネジ
20 ケース
21 ブラケット
22 ネジ
23 ステー
24 ステー
25 ブラケット(補強部材)
27 グローブボックス取付部
28 壁面
29 背面部
30 グローブボックス
31 回動軸
34 ステアリングコラム
35 ステアリングコラムハンガ
35d 膨出部
35e 上端フランジ部
36 縁部
37 スリット
Claims (4)
- 車体両側部に支持されたステアリングサポートメンバ本体に、ステアリングコラムハンガを介してステアリングコラムを支持し、上記ステアリングサポートメンバ本体の略中央部に、ヒータとの干渉を避けるために上方に向けて略台形状もしくは略U字状に折曲げられた折曲げ部が設けられた自動車のステアリングサポートメンバ構造において、上記折曲げ部の下端に複数のブラケットを設けたことを特徴とする自動車のステアリングサポートメンバ構造。
- 上記ブラケットの少なくとも一つに、コ字形のブラケットを用いるとともに、該ブラケットの少なくとも一端を上記折曲げ部の下端に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車のステアリングサポートメンバ構造。
- 上記ブラケットの少なくとも一つに、棒状のブラケットを用いるとともに、該ブラケットの一端を上記折曲げ部の下端に取り付けるとともに、該ブラケットの他端を別のブラケットの一端に連結したことを特徴とする請求項1に記載の自動車のステアリングサポートメンバ構造。
- 上記折曲げ部の下端に連結したブラケットを互いに連結してコ字形に形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車のステアリングサポートメンバ構造。
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