JP7409142B2 - 車両用電子ユニット取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用電子ユニット取付構造に関するものである。
自動車などの車両は、パワーユニット搭載ルームと車室とを区画するダッシュパネルと、ダッシュパネルの車室内側に配置された内装部品であるインストルメントパネルとを有する。このダッシュパネルとインストルメントパネルとで仕切られた空間には、ステアリングサポートメンバが配置されている。
ステアリングサポートメンバは、インストルメントパネルの車両前側で車幅方向に延びていて、両端がダッシュサイドパネルなどの車体側面に固定された部材であり、各種部品を支持する。支持される各種部品としては、ステアリング懸架部品に限らず、近年では所定の電子ユニットなども挙げられる。
特許文献1には、電子ユニット取付ブラケットを備えた車両用電子ユニット取付部構造が記載されている。この電子ユニット取付ブラケットは、電子ユニットを保持可能な電子ユニット保持部と、取付部とを有する。特許文献1の構造では、電子ユニット取付ブラケットが取付部を介してステアリングサポートメンバなどの車体強度部材に取付けられ、これにより、電子ユニットを車体強度部材で支持している。
特開2008-260515号公報
しかし特許文献1の構造では、単に電子ユニット取付ブラケットを介して、ステアリングサポートメンバなどで電子ユニットを支持しているに過ぎない。このため、特許文献1の構造では、比較的重量のある電子ユニットの場合、走行中の振動によって、電子ユニットが脱落あるいは破損する可能性があり、改善の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑み、電子ユニットの支持剛性を向上させて、走行中の振動によって電子ユニットが脱落あるいは破損することを防止できる車両用電子ユニット取付構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用電子ユニット取付構造の代表的な構成は、車両のインストルメントパネルの車両前側で車幅方向に延び両端が車体側面に固定されたステアリングサポートメンバと、ステアリングサポートメンバから下方へ延びていて所定の電子ユニットが取付けられるブレースとを備える車両用電子ユニット取付構造において、車両用電子ユニット取付構造はさらに、ブレースに上下に離間してそれぞれ取付けられブレースから車両後方に延び電子ユニットの上方および下方に位置する上方ステーおよび下方ステーと、上方ステーと電子ユニットとをつなぐ上方ブラケットと、下方ステーと電子ユニットとをつなぐ下方ブラケットとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、電子ユニットの支持剛性を向上させて、走行中の振動によって電子ユニットが脱落あるいは破損することを防止できる車両用電子ユニット取付構造を提供することができる。
本発明の実施例に係る車両用電子ユニット取付構造をインストルメントパネルとともに概略的に示す図である。 図1の車両用電子ユニット取付構造の全体を示す図である。 図2の車両用電子ユニット取付構造をA方向から見た状態を示す図である。 図2の車両用電子ユニット取付構造の要部を示す図である。 図4の車両用電子ユニット取付構造の要部を示す図である。(a)は、図4の車両用電子ユニット取付構造をB方向から見た状態を示す図である。(b)は、図5(a)の一部を示す図である。 図4の車両用電子ユニット取付構造をC方向から見た状態を示す図である。
本発明の一実施の形態に係る車両用電子ユニット取付構造の代表的な構成は、車両のインストルメントパネルの車両前側で車幅方向に延び両端が車体側面に固定されたステアリングサポートメンバと、ステアリングサポートメンバから下方へ延びていて所定の電子ユニットが取付けられるブレースとを備える車両用電子ユニット取付構造において、車両用電子ユニット取付構造はさらに、ブレースに上下に離間してそれぞれ取付けられブレースから車両後方に延び電子ユニットの上方および下方に位置する上方ステーおよび下方ステーと、上方ステーと電子ユニットとをつなぐ上方ブラケットと、下方ステーと電子ユニットとをつなぐ下方ブラケットとを備えることを特徴とする。
上記構成では、ブレースに取付けられる上方ステーが上方ブラケットを介して、電子ユニットを上方から支持し、下方ステーが下方ブラケットを介して、電子ユニットを下方から支持する。このように上記構成によれば、電子ユニットを上方および下方の両方から支持できるため、電子ユニットの支持剛性が向上する。このため、走行中の車両上下方向の振動によって電子ユニットが脱落あるいは破損することを防止できる。
上記の上方ブラケットは、上方ステーの後端に固定され、下方ブラケットは、下方ステーの後端に固定されているとよい。これにより、組付時には、上方ステーおよび下方ステーに車室内側から上方ブラケットおよび下方ブラケットを組付けることができ、組付が容易である。さらにメンテンナンス時には、車室内側から電子ユニットにアクセスできるため、作業が容易である。
上記の電子ユニットは、車両前後方向に幅を有する矩形状に構成されており、下方ステーは、上方ステーよりも車両後方まで延びているとよい。これにより、上方ブラケットと上方ステーの取付点となる上方ステーの後端と、下方ブラケットと下方ステーの取付点となる下方ステーの後端とが、車両前後方向で異なる位置にある。このため、車両前後方向に幅を有する矩形状の電子ユニットを、車両前後方向に異なる位置で上方および下方の両方から支持できる。したがって、電子ユニットを安定して支持できるため、走行中の振動によって電子ユニットが脱落あるいは破損することを防止できる。
上記の上方ブラケットは、電子ユニットの前端部に取付けられる前面部と、前面部の上端から屈曲し電子ユニットに沿って車両後方に延びる上面部と、上面部の後端から屈曲し上方に延びて上方ステーに取付けられる上方取付部とを有するとよい。
このように、上方ブラケットの上面部は、前面部の上端から電子ユニットに沿って車両後方すなわち、電子ユニットの中央側へ向かって延びて、その後端において上方取付部を介して上方ステーに取付けられる。このため、上方ブラケットの上面部は、電子ユニットを、電子ユニットの中央側すなわち重心に近い位置で支持できる。したがって、電子ユニットの重量を支える支持剛性が向上し、電子ユニットの脱落や破損を防止できる。
また、上方ブラケットの前面部と上面部の境界には、車幅方向に延びる稜線が形成される。この稜線が形成されることによって、上方ブラケットでは、車両上下方向の荷重に対する剛性が高くなる。したがって、走行中の車両上下方向の振動に伴い電子ユニットに伝達される振動を抑制でき、電子ユニットの脱落や破損を防止できる。
上記のブレースは、車両のフロアパネルに固定される固定部を有し、固定部の車両前後方向の位置は、上方ブラケットが電子ユニットに固定される車両前後方向の位置と上方視で重なる位置にあるとよい。
これにより、上方ブラケットが電子ユニットに固定される箇所とブレースの固定部との間で、ブレースの車両上下方向の荷重に対する剛性が向上する。したがって、走行中の車両上下方向の振動がブレースから電子ユニットへ伝達することを抑制して、電子ユニットの脱落や破損を防止できる。
上記の下方ブラケットは、電子ユニットの後端部に取付けられる後面部と、後面部の下端から屈曲し電子ユニットに沿って車両前方に延びる下面部と、下面部の前端から屈曲し下方に延びて下方ステーに取付けられる下方取付部とを有するとよい。
このように、下方ブラケットの下面部は、後面部の下端から電子ユニットに沿って車両前方すなわち、電子ユニットの中央側へ向かって延びて、その前端において下方取付部を介して下方ステーに取付けられる。このため、下方ブラケットの下面部は、電子ユニットを、電子ユニットの中央側すなわち重心に近い位置で支持できる。したがって、電子ユニットの重量を支える支持剛性が向上し、電子ユニットの脱落や破損を防止できる。
また、下方ブラケットの後面部と下面部の境界には、車幅方向に延びる稜線が形成される。この稜線が形成されることによって、下方ブラケットでは、車両上下方向の荷重に対する剛性が高くなる。したがって、走行中の車両上下方向の振動に伴い電子ユニットに伝達される振動を抑制でき、電子ユニットの脱落や破損を防止できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例に係る車両用電子ユニット取付構造100をインストルメントパネル102とともに概略的に示す図である。なお以下各図において、車両前後方向をそれぞれ矢印Front、Back、車幅方向の左右をそれぞれ矢印Left、Right、車両上下方向をそれぞれ矢印Up、Downで例示する。
車両用電子ユニット取付構造100は、車両のインストルメントパネル102の車両前側に位置するステアリングサポートメンバ104と、ブレース106(図2参照)とを備える。
図2は、図1の車両用電子ユニット取付構造100の全体を示す図である。図中では、図1に示すインストルメントパネル102を省略し、車両用電子ユニット取付構造100を斜め後方から見た状態を示している。図3は、図2の車両用電子ユニット取付構造100をA方向から見た状態を示す図である。
ステアリングサポートメンバ104は、インストルメントパネル102の車両前側で車幅方向に延び、両端が不図示のダッシュサイドパネルなどの車体側面に固定される部材である。ブレース106は、図2に示すようにステアリングサポートメンバ104から下方へ延びていて、所定の電子ユニット108が取付けられる部材である。
電子ユニット108は、いわゆるテレマティクスコントロールユニット(TCU:Telematic control unit)である。TCUは、コネクティッドカーに代表されるように「つながる車」を実現するために必要不可欠である。TCUを搭載した車では、TCUとサーバで通信を行うことにより、例えばロック忘れやハザード消し忘れ等を教えてくれるサービスを受けることや、専用のオペレータへの依頼サービス等の利用が可能となる。
また電子ユニット108は、図2に示すようにハーネス110を介してアンテナ112に接続される。電子ユニット108は、アンテナ112によって外部との通信が可能となる。ステアリングサポートメンバ104には、車両前方に延びるステアリングスティフナ114が固定されている。アンテナ112は、ステアリングスティフナ114から上方に延びるアンテナブラケット116に固定されている。このようにしてアンテナ112は、車両上方に設置されることになり、良好な受信環境を確保している。なお電子ユニット108に接続されたハーネス110は、図示のようにブレース106やステアリングサポートメンバ104、さらにステアリングスティフナ114等に固定されて、さらに端部118がアンテナ112に接続される。
本実施例では、電子ユニット108自体が車両下方に設置されるため、アンテナ112を電子ユニット108と別体にして、さらに車両上方に設置することにより、電子ユニット108の通信性能を確保している。また電子ユニット108は、図3に示すように車両前後方向に幅を有する矩形状に構成されている。
ブレース106の下端120には、図3に示す固定部122が接続されている。固定部122は、フロアパネル124に接続されたブレースブラケット126に固定されている。このようにしてブレース106は、固定部122とブレースブラケット126を介してフロアパネル124に間接的に固定されている。
車両用電子ユニット取付構造100はさらに、図示のように上方ステー128および下方ステー130と、上方ブラケット132および下方ブラケット134とを備える。
図4は、図2の車両用電子ユニット取付構造100の要部を示す図である。図5は、図4の車両用電子ユニット取付構造100の要部を示す図である。図5(a)は、図4の車両用電子ユニット取付構造100をB方向から見た状態を示す図である。図5(b)は、図5(a)の一部を示す図である。図6は、図4の車両用電子ユニット取付構造100をC方向から見た状態を示す図である。
上方ステー128および下方ステー130は、図5(b)に示すように、前端136、138がブレース106に上下に離間してそれぞれ取付けられている。また上方ステー128および下方ステー130は、図4に示すようにブレース106から車両後方に延び、さらに車幅方向の左に向かって屈曲した後端140、142を有する。さらに上方ステー128および下方ステー130は、図3および図4に示すように、電子ユニット108の上方および下方に位置している。
上方ブラケット132は、上方ステー128と電子ユニット108とをつなぐ部材である。上方ブラケット132は、図4および図6に示すように、前面部144と、上面部146と、上方取付部148と、延長部150とを有する。前面部144は、電子ユニット108の前端部152に取付けられる部位である。上面部146は、前面部144の上端154から屈曲し電子ユニット108の上面155に沿って車両後方に延びる部位である。
上方取付部148は、上面部146の後端156から屈曲し上方に延びて、上方ステー128の後端140に取付けられる部位である。なお上方取付部148は、図4に示すように上方ステー128の後端140のうち車両前方を向く面側に取付けられている。延長部150は、上方取付部148の上端158から屈曲し車両前方に延びる部位である。また延長部150は、電子ユニット108に接続されたハーネス110を取付けるハーネス取付部160を有する。
下方ブラケット134は、下方ステー130と電子ユニット108とをつなぐ部材である。下方ブラケット134は、図4および図5(a)に示すように、後面部162と、下面部164と、下方取付部166とを有する。後面部162は、電子ユニット108の後端部168に取付けられる部位である。下面部164は、後面部162の下端170から屈曲し電子ユニット108の下面171に沿って車両前方に延びる部位である。下方取付部166は、下面部164の前端172から屈曲し下方に延びて、下方ステー130の後端142に取付けられる部位である。なお下方取付部166は、図4に示すように下方ステー130の後端142のうち車両前方を向く面側に取付けられる。
このため、車両用電子ユニット取付構造100では、上方ステー128が上方ブラケット132を介して電子ユニット108を上方から支持し、下方ステー130が下方ブラケット134を介して電子ユニット108を下方から支持する。したがって車両用電子ユニット取付構造100によれば、電子ユニット108を上方および下方の両方から支持できる。このため、電子ユニット108の支持剛性が向上し、走行中の車両上下方向の振動によって電子ユニット108が脱落あるいは破損することを防止できる。
また、車両用電子ユニット取付構造100では、電子ユニット108を上方および下方の両方から支持しつつ、図3に示すように電子ユニット108が車両後方に向かうほど車両上方に傾斜する姿勢になるように支持している。このような姿勢で電子ユニット108を支持することにより、ブレース106とインストルメントパネル102(図1参照)との間のスペースが狭い場合であっても、車両前後方向に幅を有する矩形状の電子ユニット108を確実に設置できる。
また車両用電子ユニット取付構造100では、上方ブラケット132が上方ステー128の後端140に固定され、下方ブラケット134が下方ステー130の後端142に固定されている。このため、組付時には、上方ステー128および下方ステー130に車室内側から上方ブラケット132および下方ブラケット134を組付けることができ、組付が容易である。さらにメンテンナンス時には、車室内側から電子ユニット108にアクセスできるため、作業が容易である。
また図3に示すように、下方ステー130は、上方ステー128よりも車両後方まで延びている。このため、上方ブラケット132と上方ステー128の取付点となる上方ステー128の後端140と、下方ブラケット134と下方ステー130の取付点となる下方ステー130の後端142とが、車両前後方向で異なる位置にある。
このため車両用電子ユニット取付構造100では、車両前後方向に幅を有する電子ユニット108を、車両前後方向に異なる位置で上方および下方の両方から安定して支持できる。したがって、走行中の振動によって電子ユニット108が脱落あるいは破損することを防止できる。
また図3に示すブレース106の固定部122は、点線Dに示すように車両前後方向の位置が、上方ブラケット132のうち電子ユニット108に固定される箇所すなわち前面部144の車両前後方向の位置と上方視で重なる位置にある。このため、上方ブラケット132が電子ユニット108に固定される前面部144とブレース106の固定部122との間で、ブレース106の車両上下方向の荷重に対する剛性が向上する。したがって車両用電子ユニット取付構造100では、走行中の車両上下方向の振動がブレース106から電子ユニット108へ伝達することを抑制して、電子ユニット108の脱落や破損を防止できる。
また上方ブラケット132の上面部146は、前面部144の上端154から電子ユニット108の上面155に沿って車両後方すなわち、電子ユニット108の中央側へ向かって延び、後端156にて上方取付部148を介して上方ステー128に取付けられる。このため、上方ブラケット132の上面部146は、電子ユニット108を、電子ユニット108の中央側すなわち重心に近い位置で支持できる。これにより、上方ブラケット132による電子ユニット108の重量を支える支持剛性が向上し、電子ユニット108の脱落や破損を防止できる。
さらに、上方ブラケット132の前面部144と上面部146の境界となる前面部144の上端154には、図4および図6に示すように車幅方向に延びる稜線Eが形成される。稜線Eが形成されることによって、上方ブラケット132は、車両上下方向の荷重に対する剛性が高くなり、走行中の車両上下方向の振動に伴い電子ユニット108に伝達される振動を抑制でき、電子ユニット108の脱落や破損を防止できる。
また下方ブラケット134の下面部164は、後面部162の下端170から電子ユニット108に沿って車両前方すなわち、電子ユニット108の中央側へ向かって延び、前端172にて下方取付部166を介して下方ステー130に取付けられる。このため、下方ブラケット134の下面部164は、電子ユニット108を、電子ユニット108の中央側すなわち重心に近い位置で支持できる。これにより、下方ブラケット134による電子ユニット108の重量を支える支持剛性が向上し、電子ユニット108の脱落や破損を防止できる。
さらに、下方ブラケット134の後面部162と下面部164の境界となる後面部162の下端170には、図4および図5に示すように車幅方向に延びる稜線Fが形成される。稜線Fが形成されることによって、下方ブラケット134は、車両上下方向の荷重に対する剛性が高くなり、走行中の車両上下方向の振動に伴い電子ユニット108に伝達される振動を抑制でき、電子ユニット108の脱落や破損を防止できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用電子ユニット取付構造に利用することができる。
100…車両用電子ユニット取付構造、102…インストルメントパネル、104…ステアリングサポートメンバ、106…ブレース、108…電子ユニット、110…ハーネス、112…アンテナ、114…ステアリングスティフナ、116…アンテナブラケット、118…アンテナの端部、120…ブレースの下端、122…固定部、124…フロアパネル、126…ブレースブラケット、128…上方ステー、130…下方ステー、132…上方ブラケット、134…下方ブラケット、136…上方ステーの前端、138…下方ステーの前端、140…上方ステーの後端、142…下方ステーの後端、144…前面部、146…上面部、148…上方取付部、150…延長部、152…電子ユニットの前端部、154…前面部の上端、155…電子ユニットの上面、156…上面部の後端、158…上方取付部の上端、160…ハーネス取付部、162…後面部、164…下面部、166…下方取付部、168…電子ユニットの後端部、170…後面部の下端、171…電子ユニットの下面、172…下面部の前端、E、F…稜線

Claims (5)

  1. 車両のインストルメントパネルの車両前側で車幅方向に延び両端が車体側面に固定されたステアリングサポートメンバと、
    前記ステアリングサポートメンバから下方へ延びていて所定の電子ユニットが取付けられるブレースとを備える車両用電子ユニット取付構造において、当該車両用電子ユニット取付構造はさらに、
    前記ブレースに上下に離間してそれぞれ取付けられ該ブレースから車両後方に延び前記電子ユニットの上方および下方に位置する上方ステーおよび下方ステーと、
    前記上方ステーと前記電子ユニットとをつなぐ上方ブラケットと、
    前記下方ステーと前記電子ユニットとをつなぐ下方ブラケットとを備え
    前記電子ユニットは、車両前後方向に幅を有する矩形状に構成されており、
    前記下方ステーは、前記上方ステーよりも車両後方まで延びていることを特徴とする車両用電子ユニット取付構造。
  2. 前記上方ブラケットは、前記上方ステーの後端に固定され、
    前記下方ブラケットは、前記下方ステーの後端に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用電子ユニット取付構造。
  3. 車両のインストルメントパネルの車両前側で車幅方向に延び両端が車体側面に固定されたステアリングサポートメンバと、
    前記ステアリングサポートメンバから下方へ延びていて所定の電子ユニットが取付けられるブレースとを備える車両用電子ユニット取付構造において、当該車両用電子ユニット取付構造はさらに、
    前記ブレースに上下に離間してそれぞれ取付けられ該ブレースから車両後方に延び前記電子ユニットの上方および下方に位置する上方ステーおよび下方ステーと、
    前記上方ステーと前記電子ユニットとをつなぐ上方ブラケットと、
    前記下方ステーと前記電子ユニットとをつなぐ下方ブラケットとを備え、
    前記上方ブラケットは、
    前記電子ユニットの前端部に取付けられる前面部と、
    前記前面部の上端から屈曲し前記電子ユニットに沿って車両後方に延びる上面部と、
    前記上面部の後端から屈曲し上方に延びて前記上方ステーに取付けられる上方取付部とを有することを特徴とする車両用電子ユニット取付構造。
  4. 車両のインストルメントパネルの車両前側で車幅方向に延び両端が車体側面に固定されたステアリングサポートメンバと、
    前記ステアリングサポートメンバから下方へ延びていて所定の電子ユニットが取付けられるブレースとを備える車両用電子ユニット取付構造において、当該車両用電子ユニット取付構造はさらに、
    前記ブレースに上下に離間してそれぞれ取付けられ該ブレースから車両後方に延び前記電子ユニットの上方および下方に位置する上方ステーおよび下方ステーと、
    前記上方ステーと前記電子ユニットとをつなぐ上方ブラケットと、
    前記下方ステーと前記電子ユニットとをつなぐ下方ブラケットとを備え、
    前記ブレースは、前記車両のフロアパネルに固定される固定部を有し、
    前記固定部の車両前後方向の位置は、前記上方ブラケットが前記電子ユニットに固定される車両前後方向の位置と上方視で重なる位置にあることを特徴とする車両用電子ユニット取付構造。
  5. 車両のインストルメントパネルの車両前側で車幅方向に延び両端が車体側面に固定されたステアリングサポートメンバと、
    前記ステアリングサポートメンバから下方へ延びていて所定の電子ユニットが取付けられるブレースとを備える車両用電子ユニット取付構造において、当該車両用電子ユニット取付構造はさらに、
    前記ブレースに上下に離間してそれぞれ取付けられ該ブレースから車両後方に延び前記電子ユニットの上方および下方に位置する上方ステーおよび下方ステーと、
    前記上方ステーと前記電子ユニットとをつなぐ上方ブラケットと、
    前記下方ステーと前記電子ユニットとをつなぐ下方ブラケットとを備え、
    前記下方ブラケットは、
    前記電子ユニットの後端部に取付けられる後面部と、
    前記後面部の下端から屈曲し前記電子ユニットに沿って車両前方に延びる下面部と、
    前記下面部の前端から屈曲し下方に延びて前記下方ステーに取付けられる下方取付部とを有することを特徴とする車両用電子ユニット取付構造。
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