JP2005212430A - ブレードの固定方法 - Google Patents

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暁英 岩本
Hideaki Tanaka
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0606Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
    • B29D2030/0607Constructional features of the moulds
    • B29D2030/0613Means, e.g. sipes or blade-like elements, for forming narrow recesses in the tyres, e.g. cuts or incisions for winter tyres

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

【課題】 トレッドパターンが複雑な場合でも、金型のタイヤ踏面側に容易にかつ確実にブレードを固定することのできる方法を提供する。
【解決手段】 タイヤ加硫金型を積層プレート方式により作製するとともに、プレートの積層面にブレード固定用の穴を形成した後、各プレートを積層して仮固定し、この組立てられた積層プレートのタイヤ踏面側にブレード溝を直彫りし、その後、一旦積層プレートを分解し、上記ブレード溝に別途準備したブレードを配置して固定用ピンで固定してから各プレートを再度積層して固定するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タイヤ加硫金型にブレードを固定する方法に関するものである。
タイヤを成形する際には、成型された生タイヤの内側に圧力をかけて上記生タイヤ外表面を加熱された金型の内壁に圧着させ、生ゴムを熱と圧力とで加硫するための金型(以下、タイヤ加硫用金型)が用いられる。このようなタイヤ加硫用金型のキャビティ内面側(タイヤ踏面側)には、タイヤのトレッドパターンを形成するための複数の突起部(成形骨)が形成されており、この突起部間の溝部にはトレッドブロックにサイプを形成するためのブレードが埋設される。
従来、上記ブレードを固定する方法としては、例えば、図5(a)に示すように、金型50のタイヤ踏面側50aに細溝51を形成してブレード52を打込んだ後、上記ブレード52の斜め横から上記ブレード52まで到達する穴部53をあける。そして、図5(b)に示すように、上記穴部53に固定用のピン54を打込んだ後、図5(c)に示すように、上記ピン54の頭部であるピン打込み部を肉盛り溶接して上記ピン54を上記金型50に固定し、最後に、図5(d)に示すように、溶接部55の上記金型50から突出している部分を研削する表面仕上げを行うようにしている。
しかしながら、上記方法では、肉盛り溶接に手間がかかるため作業効率が悪いだけでなく、品質面においても、ブレードの固定位置が不安定であるなどの問題点があった。また、上記ブレード52の固定箇所が金型50の溝部であるため作業がやりにくく、特に、トレッドパターンが複雑な場合には、熟練を要した。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、トレッドパターンが複雑な場合でも、金型のタイヤ踏面側に容易にかつ確実にブレードを固定することのできる方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、金型のキャビティ内面側にブレードを固定する際に、上記金型を複数個のプレートを積層して成る積層金型とし、上記プレートのブレード固定箇所に予め固定用の横溝あるいは穴を形成した後、各プレートを積層してブレード溝を直彫し、その後、一旦積層を分解して、別途準備したブレードを上記ブレード溝に配置するとともに、上記固定用の横溝あるいは穴にピンを挿入して上記ブレードを固定してから、再度上記各プレートを積層するようにしたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のブレードの固定方法において、上記固定用の横溝あるいは穴を上記プレートの積層面に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、金型を積層金型とし、積層するプレートのブレード固定箇所に予め固定用ピンを挿入するための横溝あるいは穴を形成した後、各プレートを積層してブレード溝を直彫し、その後、上記ブレード溝が設けられたプレートにブレードを打込んでピンで固定してから、再度各プレートを積層するようにしたので、トレッドパターンが複雑な場合でも、容易にかつ確実にブレードを固定することができる。
以下、本発明の最良の形態について、図1のフローチャートを用いて説明する。
本例では、タイヤ加硫金型を、図2(a)に示すような、複数のプレート11を積層して成る積層プレート10をホルダー20にボルト等で取付けたセクターモールド30をタイヤ周方向に沿って複数個配列して環状のトレッドパターン形成部を構成する積層プレート方式により作製する。このとき、図2(b)にも示すように、上記各積層プレート10のタイヤ踏面側の突起部10a,10aで囲まれた、タイヤのブロック部に相当する溝部10bにサイプを形成するためのブレード12を取付ける。なお、上記ブレード12は、実際には、1つのセクターモールド30につき、50本程度取付けられるが、図を簡単にするため、代表的な形のブレードのみを図示した。
まず、各プレート11を所定の寸法に加工した後、図3(a),(b)の破線で示すブレードを固定する箇所に固定用の穴13を形成する(工程1,2)。なお、上記穴13に代えて、固定用の横溝を設けてよい。このとき、上記穴13を形成する面を上記プレート11の積層面11a(または、積層面11b)とすることが肝要である。すなわち、本例では、上記固定用の穴13は、タイヤ踏面側ではなく積層面側に設けられるので、トレッドパターンに影響されることなく、固定用の穴13を形成することができる。
次に、図3(c),(d)に示すように、各プレート11を積層して仮固定し、この組立てられた積層プレート10のタイヤ踏面側にブレード溝14を直彫りした後、一旦積層プレート10を分解する(工程3〜5)。そして、図4(a),(b)に示すように、ブレード溝14が直彫りされたプレート11の上記ブレード溝14に、別途準備したブレード12を配置するとともに、上記穴13に固定用ピン15を打込んで上記ブレード12を固定する(工程6,7)。
最後に、各プレート11を再度積層し、この積層プレート10をホルダー20にボルト等で固定することにより、上記図2(a),(b)に示すようなセクターモールド30を作製する(工程8)。
本例では、上記固定用ピン15が打込まれた穴13は、積層プレート10の積層面11a(または、積層面11b)にあり、上記ピン15の頭部は、積層プレート10の固定時に、プレート11により押し付けられ固定されることになる。したがって、従来のように、ピン打込み後の溶接や仕上げをする必要がなく、容易にかつ確実にブレードを固定することができる。
このように、本最良の形態によれば、タイヤ加硫金型を積層プレート方式により作製するとともに、プレート11の積層面11aにブレード固定用の穴13を形成した後、各プレート11を積層して仮固定し、この組立てられた積層プレート10のタイヤ踏面側にブレード溝14を直彫りし、その後、一旦積層プレート10を分解し、上記ブレード溝14に別途準備したブレード12を配置し、これを固定用ピン15で固定してから各プレート11を再度積層して固定するようにしたので、ピン打込み後の溶接をすることなく、確実にブレードを固定することができる。また、上記穴13を積層プレート10の積層面に形成したので、トレッドパターンが複雑な場合でも、容易にかつ確実にブレード12を固定することができる。
本発明によれば、トレッドパターンが複雑な場合でも、金型のタイヤ踏面側に容易にかつ確実にブレードを固定することができるので、作業効率を向上させることができ、製品のコストダウンを図ることができる。
本発明の最良の形態に係るブレードの固定方法を示すフローチャートである。 本最良の形態に係るタイヤ加硫金型の構成を示す図である。 本最良の形態に係るブレードの固定方法を示す図である。 本最良の形態に係るブレードの固定方法を示す図である。 従来のブレードの固定方法を示す図である。
符号の説明
10 積層プレート、10a 突起部、10b 溝部、11 プレート、
12 ブレード、13 固定用の穴、14 ブレード溝、15 ピン、
20 ホルダー、30 セクターモールド。

Claims (2)

  1. 金型のキャビティ内面側にブレードを固定する際に、上記金型を複数個のプレートを積層して成る積層金型とし、上記プレートのブレード固定箇所に予め固定用の横溝あるいは穴を形成した後、各プレートを積層してブレード溝を直彫し、その後、一旦積層を分解して、別途準備したブレードを上記ブレード溝に配置するとともに、上記固定用の横溝あるいは穴にピンを挿入して上記ブレードを固定してから、再度上記各プレートを積層するようにしたことを特徴とするブレードの固定方法。
  2. 上記固定用の横溝あるいは穴を上記プレートの積層面に設けたことを特徴とする請求項1に記載のブレードの固定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190803A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ成形用金型へのサイピングブレードの固定構造及びタイヤ成形用金型へのサイピングブレードの固定方法
JP2012006404A (ja) * 2011-08-29 2012-01-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ成形用金型へのサイピングブレードの固定方法
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US10967589B1 (en) 2017-03-31 2021-04-06 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Tire mold with interchangeable element having removably attachable lamelle
CN110418708B (zh) * 2017-03-31 2021-05-18 米其林集团总公司 具有可拆卸地附接的薄片的带有可互换件的轮胎模具

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