JP2005212345A - データ変換装置、データ変換装置を備えたプリンタ、データ変換方法、および、データ変換方法を用いた印刷方法 - Google Patents

データ変換装置、データ変換装置を備えたプリンタ、データ変換方法、および、データ変換方法を用いた印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005212345A
JP2005212345A JP2004023306A JP2004023306A JP2005212345A JP 2005212345 A JP2005212345 A JP 2005212345A JP 2004023306 A JP2004023306 A JP 2004023306A JP 2004023306 A JP2004023306 A JP 2004023306A JP 2005212345 A JP2005212345 A JP 2005212345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
dvd
image data
print
conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004023306A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Komatsu
克弘 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004023306A priority Critical patent/JP2005212345A/ja
Publication of JP2005212345A publication Critical patent/JP2005212345A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

【課題】 画像データの印刷データへの変換を、RAMを増設することなく、円滑に実現することを目的とする。
【解決手段】 プリンタ20,DVDレコーダ10およびデータ処理装置15を一体として備えた印刷装置1では、周辺機器からRGBデータであるオリジナル画像データORGが入力されたとき、データ処理装置15が、オリジナル画像データORGと同一のRGBデータであるコピー画像データCOPをDVD−RWに書き込む。この後、オリジナル画像データORGやコピー画像データCOPについて所定の印刷指示がなされたとき、データ処理装置15は、DVD−RWから印刷対象となるコピー画像データCOPを読み出し、該コピー画像データCOPをCMYデータである印刷データFNLに変換し、変換後の印刷データFNLをDVD−RWに書き込む。この後、データ処理装置15は、DVD−RWに書き込まれた印刷データFNLを読み出してプリンタ20に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータによる取り扱いが可能な形式の画像データをプリンタで印刷可能な形式の印刷データに変換する技術に関するものである。
コンピュータで扱われるカラー画像のデータ(以下、画像データという)は、通常、通常、R(赤),G(緑),B(青)の各色の階調値によって表現されている。これに対し、プリンタでのカラー印刷に用いられるデータ(以下、印刷データという)は、基本的には、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の各色のドット分布によって表現されている。このように、両者はカラー画像の表現方法が大きく異なっているため、コンピュータのモニタ等に表示されるカラー画像を印刷するためには、まず、画像データを印刷データに変換しておく必要がある。
こうした画像データの印刷データへの変換に際しては、変換対象となる画像データを展開し、加えて、変換後の印刷データをプリンタに転送可能に保持する必要がある。こうした画像データの展開や変換後の印刷データの保持は、従来、コンピュータやプリンタが備えるRAMのバッファ領域を利用して行なわれていた(例えば、特許文献1を参照)。また、変換に際してRAMに一時的に記憶された画像データおよび印刷データは、共に、印刷終了後、消去されていた。
特開2000−177179号公報
しかしながら、カラー画像を表わすデータ量は、デジタル機器の高解像度化等に伴って増加する傾向にあり、現在汎用されているMB(メガバイト)単位の容量のRAMでは、将来、画像データの展開や変換後の印刷データの保持が不十分となるおそれがあった。一方、こうした傾向に対処してRAMを増設した場合には、コンピュータやプリンタのコストが高くなり、コンピュータやプリンタの普及が妨げられてしまうという難点があった。
また、従来では、変換に際して展開される画像データおよび変換後の印刷データは、メモリの有効活用の観点から、印刷の完了と共にRAM上から消去されていた。画像データの印刷データへの変換の際に生成されるデータ(例えば、変換後の印刷データ)は、特定のプリンタ以外の装置では扱うことができないため、印刷を行なった後にも保持しておく必要性は低いと考えられたからである。この結果、従来の印刷データへの変換手法では、一旦生成したデータの有効利用が図られていないという課題が生じていた。
本発明は、上記した問題点の少なくとも1つを解決するためになされ、画像データの印刷データへの変換を、RAMを増設することなく、円滑に実現することを目的として、以下の構成を採った。
本発明のデータ変換装置は、
コンピュータによる取り扱いが可能な形式の画像データをプリンタで印刷可能な形式の印刷データに変換する制御を行なう制御装置を備えたデータ変換装置であって、
前記制御装置には、データの書き換えが可能なDVDに対するデータの読み書きや消去を行なうDVD駆動装置が接続されており、
前記制御装置は、
前記画像データが入力されたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記入力された画像データを前記DVDに書き込む画像データ書込手段と、
該DVDに書き込まれた画像データについて所定の印刷指示がなされたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記DVDから印刷対象となる画像データを読み出す画像データ読出手段と、
該読み出された画像データを前記印刷データに変換する第1の変換手段と、
該第1の変換手段により前記印刷データへの変換がなされたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記変換後の印刷データを、前記DVDの前記画像データが未だ書き込まれていない領域に書き込む印刷データ書込手段と、
該DVDへの印刷データの書き込み後に、前記DVD駆動装置を駆動して、前記DVDに書き込まれた印刷データを読み出す印刷データ読出手段と、
該印刷データ読出手段によって読み出された印刷データを前記プリンタ側に出力する出力手段と
を備えたことを要旨とする。
また、上記データ変換装置と同様の技術を用いてなされた本発明のデータ変換方法は、
コンピュータによる取り扱いが可能な形式の画像データをプリンタで印刷可能な形式の印刷データに変換するデータ変換方法であって、
前記画像データを入力し、
該画像データが入力されたとき、データの書き換えが可能なDVDに対するデータの読み書きや消去を行なうDVD駆動装置を駆動して、前記入力された画像データを前記DVDに書き込み、
該DVDに書き込まれた画像データについて所定の印刷指示がなされたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記DVDから印刷対象となる画像データを読み出し、
該読み出された画像データを前記印刷データに変換し、
該印刷データへの変換がなされたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記変換後の印刷データを、前記DVDの前記画像データが未だ書き込まれていない領域に書き込み、
該DVDへの印刷データの書き込み後に、前記DVD駆動装置を駆動して、前記DVDに書き込まれた印刷データを読み出し、
該読み出された印刷データを前記プリンタ側に出力することを要旨とする。
本発明のデータ変換装置では、コンピュータによる取り扱いが可能な形式の画像データをプリンタで印刷可能な形式の印刷データに変換する制御を行なう制御装置に、データの書き換えが可能なDVDに対するデータの読み書きや消去を行なうDVD駆動装置が接続されている。制御装置は、画像データが入力されたとき、DVD駆動装置を駆動して、入力された画像データを前記DVDに書き込む(画像データ書込手段)。こうした書き込みにより、印刷データへの変換対象となる画像データがDVDの記憶領域に展開される。この後、DVDに書き込まれた画像データについて所定の印刷指示がなされたとき、制御装置は、DVD駆動装置を駆動して、DVDから印刷対象となる画像データを読み出し(画像データ読出手段)、該読み出された画像データを印刷データに変換する(第1の変換手段)。こうした画像データの印刷データへの変換がなされたとき、制御装置は、DVD駆動装置を駆動して、変換後の印刷データを、DVDの前記画像データが未だ書き込まれていない領域に書き込む(印刷データ書込手段)。こうした書き込みにより、変換後の印刷データがDVDの記憶領域に保持される。このDVDへの印刷データの書き込み後に、制御装置は、DVD駆動装置を駆動して、DVDに書き込まれた印刷データを読み出し(印刷データ読出手段)、該読み出された印刷データをプリンタ側に出力する(出力手段)。本発明のデータ変換方法においても、上記のデータ変換装置とほぼ同様の処理が行われる。
このように、画像データの印刷データへの変換に際し、変換対象となる画像データの展開および変換後の印刷データの保持がDVDの記憶領域を利用して行なわれることで、画像データの印刷データへの変換を、RAMを増設することなく、円滑に実現することができる。また、印刷データへの変換対象となる画像データは、不揮発的な記憶媒体であるDVDに展開されるので、展開された画像データを用いて印刷データへの変換が行なわれた後においても、DVDに永続的に記憶される。従って、既に印刷データへの変換がなされた画像データを、再度の印刷データへの変換や印刷データへの変換以外の目的に広く活用することができる。例えば、画像データの印刷データへの変換に際して展開される画像データは、RGB色空間によって表現されていることから、他の周辺機器(例えば、モニタやスキャナ,デジタルカメラなど)においても扱うことが可能であり、変換終了後における潜在的な有用性が高いと考えられる。
上記のデータ変換装置およびデータ変換方法には、様々な展開を考えることができる。以下、データ変換装置を例にとって説明するが、データ変換方法としても、ほぼ同様の展開が可能である。
制御装置が、印刷データの出力が開始された後、DVD駆動装置を駆動して、既に出力された印刷データをDVDから消去する構成を備えることも望ましい。このように既に印刷に用いられた印刷データがDVDから自動的に消去されることで、DVDの空き領域が確保される。従って、DVDの記憶領域を有効に活用することができる。
制御装置が、前記第1の変換手段により印刷データへの変換がなされるとき、DVD駆動装置を駆動して、印刷データへの変換の途中で生成される中間的データを、DVDの前記画像データおよび前記印刷データが未だ書き込まれていない領域に書き込む中間的データ書込手段と、所定の指示に基づいて、DVD駆動装置を駆動して、DVDに書き込まれた中間的データを読み出し、該読み出された中間的データを、第1の変換手段による変換後の印刷データとは異なる印刷データに変換する第2の変換手段とを備えることも好適である。こうすれば、画像データの印刷データへの変換がなされるとき、中間的データがDVDの記憶領域に保持される。よって、既に印刷データへの変換がなされた画像データを、先の変換時とは印刷設定のパラメータを変えて、再度、印刷データに変換しようとする場合に、DVDに保持された中間的データを利用して印刷データへの変換を行なうことが可能となり、画像データの印刷データへの変換処理の全工程をやり直す必要がない。従って、画像データの印刷データへの変換の際に生成されたデータの有効利用を図ることができる。
なお、第2の変換手段による変換後の印刷データは、該変換に伴ってDVD駆動装置を駆動して、DVDの、画像データや中間的データ,他の印刷データが未だ書き込まれていない領域に書き込まれることとしてもよいし、RAMを備える場合にはRAMに書き込まれることとしてもよい。制御装置は、こうして書き込まれた印刷データを読み出して、プリンタ側に出力することができる。例えば、第2の変換手段による変換後の印刷データをDVDに書き込む場合には、上記した印刷データ読出手段,出力手段によって、印刷データの読み出し,出力を実現することができる。
制御装置が、所定のタイミングで、DVD駆動装置を駆動して、中間的データをDVDから消去する中間的データ消去手段を備えることも好ましい。こうすれば、DVDの空き領域が確保され、DVDの記憶領域を有効に活用することができる。なお、所定のタイミングとしては、先になされた印刷データへの変換に際して変換対象とされた画像データとは異なる画像データが制御装置に入力された後、DVDの空き領域が一定量以下になったとき等を考えることができる。
取り外し可能な記憶媒体が装着され、該記憶媒体に記録された画像データを読み出す読出装置が制御装置に接続されている場合には、制御装置が、読出装置に装着された記憶媒体から前記画像データを読み出す読出手段を備えると共に、上記の画像データ書込手段を、該読出手段によって読み出された画像データを入力してDVDに書き込む手段としてもよい。こうすれば、読出装置に装着された記憶媒体に記憶されている画像データはDVDにコピーされる。この後に印刷指示がなされたとき、印刷対象となる画像データは、画像データ読出手段によって、DVDから読み出される。このため、記憶媒体に記憶された画像データを印刷データに変換する場合に、記憶媒体にアクセスする頻度が少なくなり、印刷指示がなされるごとに記憶媒体から画像データを読み出す必要がなくなる。これにより、印刷指示に基づいた記憶媒体からの画像データの読み出し中に記憶媒体が誤って取り出され、記憶媒体内のオリジナルな画像データ(以下、オリジナルデータという)が破損してしまうといった事態の発生が防止される。従って、記憶媒体内のオリジナルデータを保護することができる。
制御装置が、読出装置に装着された記憶媒体から、該記憶媒体に記憶されている全ての画像データを読み出し、該読み出された画像データを順次に入力してDVDに書き込むことも好適である。こうすれば、記憶媒体内の全ての画像データがDVDにコピーされる。従って、この後の印刷指示に伴う記憶媒体へのアクセスをなくすことができる。
制御装置が、読出装置に記憶媒体が装着されたことを検出する検出手段を備え、該検出手段により記憶媒体の装着が検出されたとき、読出装置による画像データの読み出しを開始することも望ましい。こうすれば、読出装置に記憶媒体が装着されると、記憶媒体に記憶されている画像データが自動的に読み出されてDVDにコピーされる。従って、使用者は、記憶媒体に記憶された画像データを印刷データに変換しようとする際に、記憶媒体からの読み出しの開始を指示する等の操作を行なう必要がなく、簡便である。
制御装置が、読出装置に装着された記憶媒体から読み出された画像データがDVDに書き込まれた後、該読出装置に装着された記憶媒体からの画像データの読み出しを禁止する読出禁止手段を備えることも好ましい。こうすれば、DVDへの画像データの書き込み後になされる記憶媒体への不要なアクセスをなくすことが可能となり、記憶媒体内のオリジナルデータを十全に保護することができる。
上記のデータ変換装置が読出装置を一体として備えることとしてもよい。こうすれば、記憶媒体に記憶された画像データを印刷データに変換しようとする際に、読出装置をデータ変換装置に接続する作業が不要となり、利便性を高めることができる。
制御装置が、前記画像データ書込手段によってDVDに書き込まれた画像データの内容を表示する表示手段を備えることも好適である。こうすれば、画像データが印刷データに変換される前後において、画像データの内容を確認することが可能となり、便利である。例えば、使用者は、表示内容を見て、DVDへの保存が不要な画像データや印刷が必要な画像データを選択することができる。
制御装置が、デジタルデータに基づいて画像を形成するテレビを接続可能に構成されている場合には、表示手段を、DVDに書き込まれた画像データを、テレビの画面に表示可能な映像信号として出力する映像信号出力手段を備える手段とすればよい。更に、制御装置が、テレビにおいて形成された画像を表わす画像データを入力可能に構成されている場合には、テレビから画像データが入力されたとき、DVD駆動装置を駆動して、入力された画像データを前記DVDに書き込むテレビ画像データ書込手段を備える構成としてもよい。こうすれば、テレビに映し出される画像について、この画像を表わす画像データを、DVDに書き込んだり、印刷データに変換したりすることが可能となる。従って、テレビに映し出される画像の保存や印刷を簡便に行なうことができる。
制御装置が、所定の操作に基づいて、前記表示手段によって表示された複数の画像データの中から、削除する画像データを指定する指定手段と、該指定手段による指定がなされたとき、DVD駆動装置を駆動して、指定された画像データをDVDから消去する画像データ消去手段とを備えることも好ましい。こうすれば、不要となった画像データを個別にDVDから削除することが可能となり、この結果、DVDの空き領域が確保される。従って、DVDの記憶領域を有効に活用することができる。また、制御装置が、DVD駆動装置の駆動中におけるDVDの排出を禁止する排出禁止手段を備えることも、DVD上の画像データや印刷データの破損を防止することができる点で望ましい。
上記のデータ変換装置がDVD駆動装置を内蔵して備えることとしてもよい。こうすれば、画像データを入力して印刷データに変換しようとする際に、DVD駆動装置をデータ変換装置に接続する作業が不要となり、利便性を高めることができる。
上記のデータ変換装置が備える出力手段または印刷データ出力手段によって出力された印刷データを用いて印刷を行なうプリンタとして、発明を把握することもできる。このプリンタが上記のデータ変換装置を一体として備えることとしてもよい。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下、本発明の実施の形態を、以下の順序で説明する。
A.実施例
A−1.印刷装置1の構成
A−2.データ変換処理の内容
A−3.画像印刷処理の内容
A−4.作用効果
B.変形例
A.実施例:
A−1.印刷装置1の構成:
図1は本発明の実施例である印刷装置1を用いた印刷システムPSの構成を示す説明図である。図1に示すように、印刷システムPSは、プリンタ20,DVDレコーダ10およびデータ処理装置15を一体として備えた印刷装置1と、印刷装置1の入力側に接続された周辺機器と、印刷装置1の出力側に接続されたテレビ94とから構成されている。プリンタ20,DVDレコーダ10およびデータ処理装置15は、印刷装置1の筐体内に収納されている。
印刷装置1の入力側は、オリジナル画像データORGを保持する各種の周辺機器を接続可能に構成されている。オリジナル画像データORGは、各周辺機器において取得された静止画像を画素毎のR(赤),G(緑),B(青)各色の階調値で表現したデジタルデータである。これらの周辺機器の一例として、図1では、デジタルスチルカメラ80、デジタルビデオカメラ82、スキャナ84、携帯電話86、コンピュータ90、動画から静止画を切り出す機能を備えたDVDプレイヤー92、テレビ94を示している。これらの各機器において、オリジナル画像データORGは、デジタルスチルカメラ80,デジタルビデオカメラ82に装着されるメモリカード81,83や、コンピュータ90のUSBポートに接続されるUSBメモリスティック88、スキャナ84,携帯電話86,コンピュータ90,DVDプレイヤー92,テレビ94に設けられたRAM,EEPROM,ハードディスク等の記憶装置85,87,91,93,95に保持されている。例えば、デジタルスチルカメラ80は、撮影によって生成された画像データをオリジナル画像データORGとしてメモリカード81に保持する。また、テレビ94は、画面96に表示される動画から静止画像を切り出す機能を有し、この動画から切り出した静止画像(以下、キャプチャー画像という)を表わすデジタルデータを生成し、生成したデジタルデータをオリジナル画像データORGとして記憶装置95に保持する。以下、本実施例では、印刷装置1の入力側に、オリジナル画像データORGが保持されたメモリカード81と、記憶装置95内にオリジナル画像データORGを保持するテレビ94とが接続される場合を、中心的な例として説明する。
なお、図1において、印刷装置1がネットワーク(図示せず)を介してオリジナル画像データORGを取得する構成とすることもできる。また、印刷装置1の出力側に、テレビ94以外の画像表示装置(例えば、モニタ)を接続する構成としても差し支えない。
プリンタ20は、カラー画像を印刷媒体としての用紙Pに印刷する動作(以下、印刷動作という)を行なうカラープリンタである。本実施例では、プリンタ20として、用紙P上にC(シアン)・LC(ライトシアン)・M(マゼンタ)・LM(ライトマゼンタ)・Y(イエロ)・K(ブラック)の6色のドットを形成することによってカラー画像を印刷するインクジェットプリンタを使用している。
印刷装置1は、プリンタ20による印刷動作のほか、内蔵されたDVDレコーダ10によって、以下(a)〜(d)のような動作を行なう。
(a)静止画データや動画データが記録されたDVDメディア(例えば、DVD−ROM、DVD−R、DVD+R、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAM)からデータを読み出す動作(以下、読出動作という)
(b)上記読み出したデータを再生し、テレビ94の画面96に表示する動作(以下、再生表示動作という)
(c)データの書き換えが可能なDVDメディア(例えば、片面最大4.7GBの記録が可能なDVD−RWやDVD+RW、片面最大4.7GB・両面最大9.4GBの記録が可能なDVD−RAM)に対して静止画データや動画データを書き込む動作(以下、書込動作という)
(d)データの書き換えが可能なDVDメディアに書き込まれた静止画データや動画データを消去する動作(以下、消去動作という)
DVDレコーダ10は、円盤形状を有するDVDメディア(以下、DVDディスクという)の表面にレーザー光を照射し、その反射光を検出してデータの読み出しや書き換えを行なうDVDドライブ13と、DVDディスク載置用のトレイ11を備える。このトレイ11は、エジェクトボタン12の操作によって前後に進退する。こうしたトレイ11の進退によって、トレイ11にDVDディスクを載せてDVDレコーダ10の内部に収納したり、トレイ11に載置されたDVDディスクをDVDレコーダ10の外部に排出したりすることができる。DVDドライブ13は、トレイ11上のDVDディスクがDVDレコーダ10の内部に収納された状態で、データの読み出しや書き換えを行なう。
印刷装置1は、DVDレコーダ10やプリンタ20の動作に関する各種の指示を行なう操作パネル32を備える。操作パネル32は、データ処理装置15の制御回路40を介して、DVDレコーダ10やプリンタ20の各動作部に接続されている。これにより、データ処理装置15は、操作パネル32からの操作信号を受け取って、DVDレコーダ10やプリンタ20の動作を制御することができる。なお、本実施例では、操作パネル32を印刷装置1の筐体と一体として構成しているが、この操作パネル32を、印刷装置1の筐体とは別体とし、DVDレコーダ10やプリンタ20に対する遠隔操作が可能に構成してもよい。
データ処理装置15は、後述する制御回路40を構成するハードウェア(図3)と、制御回路40のCPU41によって実行されるソフトウェア(具体的には、P−ROM43に格納されたプログラムやデータ)とから構成されている。データ処理装置15は、静止画像を画素毎のR,G,B各色の階調値で表現したデジタルデータ(以下、RGBデータという)を、プリンタ20で印刷可能な形式のデータ(C・LC・M・LM・Y各色のドット分布を表わすデータ 以下、CMYデータという)に変換するデータ変換装置を含んでいる。
データ処理装置15によって行なわれる処理の概要について説明する。図1に示すように、データ処理装置15は、印刷装置1の入力側に接続された周辺機器(例えば、メモリカード81、テレビ94)から、RGBデータとしてのオリジナル画像データORGを入力した場合に、DVDレコーダ10に対し、DVDドライブ13を駆動して、入力したオリジナル画像データORGを、DVDドライブ13内のデータの書き換えが可能なDVDディスクに書き込むよう、指示する。これにより、オリジナル画像データORGと同じ内容のデータであるコピー画像データCOPが作成され、コピー画像データCOPがDVD−RWに記憶される。この後、印刷装置1用のドライバを備えた周辺機器からのオリジナル画像データORGの印刷指示や印刷装置1からのコピー画像データCOPの印刷指示を受け取ったデータ処理装置15は、DVDレコーダ10に対し、DVDドライブ13を駆動して、印刷対象となるコピー画像データCOPをDVD−RWから読み出すよう、指示する。コピー画像データCOPが読み出された後、データ処理装置15は、このコピー画像データCOPを、プリンタ20での印刷に用いられるCMYデータとしての印刷データFNLに変換した後、DVDレコーダ10に対し、DVDドライブ13を駆動して、変換後の印刷データFNLをDVDドライブ13内のDVD−RWに書き込むよう、指示する。これにより、印刷データFNLが作成され、印刷データFNLがDVD−RWに記憶される。続いて、データ処理装置15は、DVDレコーダ10に対し、DVDドライブ13を駆動して、DVD−RWに記憶された印刷データFNLをDVD−RWから読み出すよう、指示すると共に、読み出した印刷データFNLをプリンタ20に送出する。これにより、プリンタ20側で、印刷データFNLに基づいたカラー画像の印刷が行なわれる。こうした処理の詳細については、データ変換処理,画像印刷処理として後述する。
図2はプリンタ20の概略構成を示す説明図である。このプリンタ20は、図示するように、紙送りモータ22によって用紙Pを搬送する機構と、キャリッジモータ24によってキャリッジ30をプラテン26の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ30に搭載された印刷ヘッドユニット28を駆動してインクの吐出およびドット形成を行なう機構とを備える。これらの各機構は、データ処理装置15の制御回路40に接続されている。
用紙Pを搬送する機構は、プラテン26と、プラテン26を回転させる紙送りモータ22と、図示しない給紙補助ローラと、紙送りモータ22の回転をプラテン26および給紙補助ローラに伝えるギヤトレイン(図示省略)とから構成されている。プリンタ20に供給された用紙Pは、プラテン26と給紙補助ローラの間に挟み込まれるようにセットされ、プラテン26の回転角度に応じて所定量だけ送られる。キャリッジ30を往復動させる機構は、プラテン26の軸と並行に架設されたキャリッジ30を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ30の原点位置を検出する位置検出センサ39等から構成されている。
キャリッジ30に搭載された印刷ヘッドユニット28は、ブラック・シアン・ライトシアン・マゼンタ・ライトマゼンタ・イエロの各色ごとに計6個のインク吐出用ヘッド61〜66を備える。また、キャリッジ30の底部には、各インク吐出用ヘッド61〜66に連通された6本の導入管が立設されている。キャリッジ30に黒インク用カートリッジ70a,カラーインク用カートリッジ70bが上方から装着されると、各カートリッジに設けられた接続孔に各導入管が挿入される。これにより、インク用カートリッジ内のインクが、毛細管現象を利用して導入管を介して吸い出され、各インク吐出用ヘッド61〜66に導かれる。各インク吐出用ヘッド61〜66には、各色について32個のノズルNzが設けられていて、各ノズルには、インク通路と、その通路上にピエゾ素子PEとが設けられている。ピエゾ素子PEは、周知のように、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う素子である。本実施例では、ピエゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印可することにより、ピエゾ素子PEが電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路の一側壁を変形させる。この結果、インク通路の体積はピエゾ素子PEの伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが粒子IpとなってノズルNzから高速で吐出される。このインクIpがプラテン26に装着された用紙Pに染み込むことによって、用紙P上にドットが形成され、印刷が行なわれることになる。
制御回路40は、印刷装置1の操作パネル32と信号をやり取りしつつ、紙送りモータ22やキャリッジモータ24,印刷ヘッドユニット28による印刷動作を制御するほか、DVDレコーダ10によって行なわれる読出動作、再生表示動作、書込動作、消去動作を制御する。図3は制御回路40の構成を示す説明図である。図示するように、この制御回路40は、CPU41,後述する画像印刷処理の内容が記述されたプログラムやこのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶したP−ROM43,RAM44,文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ45,外部のモータ等とのインタフェースを専用に行なう回路であるI/F専用回路50などをバスで接続した算術論理演算回路として構成されている。このI/F専用回路50には、印刷ヘッドユニット28の駆動を制御するヘッド駆動回路52や同じく紙送りモータ22およびキャリッジモータ24の駆動を制御するモータ駆動回路54が接続されている。
I/F専用回路50には、ユニバーサルシリアルバスインタフェース回路が内蔵されており、このユニバーサルシリアルバスインタフェース回路は、印刷装置1の筐体表面に設けられたUSBポート56に接続されている。このUSBポート56に、コンピュータ90やDVDプレイヤー92、テレビ94がUSBケーブル59を介して接続されることにより、各周辺機器の記憶装置91,93,95に保持されたRGBデータとしてのオリジナル画像データORGを入力することができる。USBポート56に、オリジナル画像データORGを記憶したUSBメモリスティック88が接続されることによっても、同様に、オリジナル画像データORGを入力することができる。また、制御回路40は、メモリカードコントローラ(MCC)47をバスに接続して備える。このメモリカードコントローラ47は、印刷装置1の筐体表面に設けられたメモリカードスロット58に接続されている。メモリカードスロット58は、メモリカード81,83を差し込み可能に構成されている。このメモリカードスロット58にメモリカード83が差し込まれることにより、メモリカード81,83に保持されたRGBデータとしてのオリジナル画像データORGを入力することができる。なお、差し込まれたメモリカード81,83は、メモリカードスロット58から取り外すことができる。また、制御回路40は、無線I/F回路48をバスに接続して備える。この無線I/F回路48は、印刷装置1の筐体表面に設けられたBluetooth(商標)アダプタ57に接続されている。このBluetoothアダプタ57が、スキャナ84や携帯電話86からのBluetooth信号(2.4GHz帯の電波)を受信することにより、スキャナ84の記憶装置85や携帯電話86の記憶装置87に保持されたRGBデータとしてのオリジナル画像データORGを入力することができる。なお、上記したインタフェースの形態は、周辺機器との接続の容易性を考慮して、適宜変更することができる。
更に、制御回路40は、ディスプレイコントローラ(DC)46をバスに接続して備える。このディスプレイコントローラ46は、テレビ94の外部入力端子に接続されている。これにより、上記の各種インタフェースを介してRGBデータを入力した印刷装置1は、このRGBデータによって表わされる画像をテレビ94の画面96に表示することができる。
加えて、制御回路40は、ディスクコントローラ(DDC)42をバスに接続して備える。このディスクコントローラ42は、DVDレコーダー10のDVDドライブ13に接続されている。このDVDドライブ13にDVDディスクが挿入されることにより、DVDディスクからのデータの読み出しやDVDディスクに記録されたデータの書き換えを行なうことができる。
なお、本実施例では、メモリカードスロット58やDVDドライブ13を印刷装置1の筐体と一体として構成しているが、メモリカードスロット58やDVDドライブ13を、印刷装置1の筐体とは別体として構成してもよい。例えば、メモリカードスロット58やDVDドライブ13と印刷装置1とを各種のケーブルで接続する構成を考えることができる。
以上説明したハードウェア構成を有する印刷装置1では、データ処理装置15が、周辺機器から入力されたRGBデータをCMYデータに変換し、このCMYデータをプリンタ20に出力する。プリンタ20は、受け取ったCMYデータに基づいて、紙送りモータ22によりプラテン26その他のローラを回転して用紙Pを搬送しつつ、キャリッジ30をキャリッジモータ24により往復動させ、同時に印刷ヘッドユニット28の各インク吐出用ヘッド61〜66のピエゾ素子PEを駆動して、各色インクの吐出を行ない、用紙P上に多色の画像を形成する。
なお、本実施例では、上述のようにピエゾ素子PEを用いてインクを吐出する方式のプリンタ20を用いているが、他の方式によってインクを吐出するプリンタを用いるものとしてもよい。例えば、インク通路に配置したヒータに通電し、インク通路内に発生する泡(バブル)によってインクを吐出する方式のプリンタや、熱転写方式、あるいはレーザプリンタ等、印刷するために画像データの変換を要するあらゆるプリンタに適用することができる。
A−2.データ変換処理の内容
次に、RGBデータをCMYデータに変換する処理(以下、データ変換処理という)の内容について図4を参照しつつ説明する。図4はデータ変換処理の概要を示す説明図である。この処理は、データ処理装置15を構成する制御回路40において、CPU41がP−ROM43に格納されたプログラムやデータを参照することにより実行される処理である。この処理は、印刷指示を受け取ったデータ処理装置15の制御回路40が、DVDドライブ13を駆動して、印刷対象となるRGBデータとしてのコピー画像データCOPをDVD−RWから読み出し、このコピー画像データCOPをディスクコントローラ(DDC)42を介して入力したときに起動される。
RGBデータとしてのコピー画像データCOPをプリンタ20で印刷する場合、CPU41は、まず、入力したコピー画像データCOPに対して解像度変換処理(ラスタライザ)を行なう(ステップS100)。解像度変換処理は、RGBデータによって表わされる原画像を用紙Pに印刷するサイズに応じて、原画像の解像度(単位長さ当たりにおける画素の数)を、プリンタの解像度(プリンタが単位長さ当たりに形成するドットの数)に合わせる処理である。こうした原画像の解像度の変更は、画素を間引いて原画像の画素の数を減らしたり、補間により原画像の画素の数を増やすことによって行なわれる。こうしたコピー画像データCOPに対する解像度変換処理が行なわれることにより、印刷用の中間データWAY1が生成される。CPU41は、解像度変換処理の実行中、DVDドライブ13を駆動して、上記生成された中間データWAY1を、一時的に保持するために、DVD−RWに書き込む処理を行なう。
解像度変換処理が終わると、続いて、CPU41は、DVDドライブ13を駆動して、DVD−RWから中間データWAY1を読み出し、この中間データWAY1に対して色変換処理を行なう(ステップS102)。色変換処理は、R,G,Bの各色の階調値による色の表現方法を、C,M,Yの各色の階調値による色の表現方法に置き換える処理である。こうした置き換えは、R,G,Bの各階調値の組み合わせとC,M,Yの階調値の組み合わせとの対応関係を表わすマップやR,G,Bで特定された階調値をC,M,Yで特定された階調値に変換する変換式を利用して行なわれる。この色変換処理では、下色除去も併せて行われる。下色除去とは、C,M,Yの階調値の組み合わせからK(黒色)成分を抽出し、C,M,Yの階調値によって表わされたデータを、C・M・Y・Kの階調値によって表わされるデータに変換する処理である。こうした中間データWAY1に対する色変換処理が行なわれることにより、印刷用の中間データWAY2が生成される。CPU41は、色変換処理の実行中、DVDドライブ13を駆動して、上記生成された中間データWAY2を、一時的に保持するために、DVD−RWに書き込むと共に、色変換処理に用いられた中間データWAY1をDVD−RWから消去する処理を行なう。
色変換処理が終わると、続いて、CPU41は、DVDドライブ13を駆動して、DVD−RWから中間データWAY2を読み出し、この中間データWAY2に対してハーフトーニング処理を行なう(ステップS104)。ハーフトーニング処理は、C・M・Y・K各色について256通りの階調値で表わされたデータ(中間データWAY2)を、より少ない階調値で表現されたデータに変換する処理である。プリンタでは、C・M・Y・K各色の階調は、基本的には、印刷用紙上にドットを形成する/しないという二通りで表現されるため、表現し得る階調値が少ないからである。こうした中間データWAY2に対するハーフトーニング処理が行なわれることにより、印刷用の中間データWAY3が生成される。CPU41は、ハーフトーニング処理の実行中、DVDドライブ13を駆動して、上記生成された中間データWAY3をDVD−RWに書き込むと共に、ハーフトーニング処理に用いられた中間データWAY2をDVD−RWから消去する処理を行なう。
ハーフトーニング処理が終わると、続いて、CPU41は、DVDドライブ13を駆動して、DVD−RWから中間データWAY3を読み出し、この中間データWAY3に対して画素の再配置処理を行なう(ステップS106)。この処理は、ハーフトーニング処理によってドット形成の有無を表す形式に変換された画像データ(中間データWAY3)を、プリンタ20に転送すべき順序に並べ替える処理である。すなわち、前述のようにプリンタ20は、キャリッジ30の主走査と副走査を繰り返しながら、印刷ヘッドユニット28を駆動して、用紙Pの上にドットを形成していく。画素再配置処理では、キャリッジ30の動きを考慮して、印刷ヘッドユニット28でドットを形成する順序になるように、ドットの有無を表すデータを並べ替えるのである。こうした中間データWAY3に対する画素の再配置処理が行なわれることにより、プリンタ20が印刷可能な形式のCMYデータとしての印刷データFNLが生成される。CPU41は、画素の再配置処理の実行中、DVDドライブ13を駆動して、上記生成された印刷データFNLを、後の印刷動作に備えて保持するために、DVD−RWに書き込む処理を行なう。こうした書き込みの後、CPU41は、DVDドライブ13を駆動して、DVD−RWから印刷データFNLを読み出し、印刷データFNLをI/F専用回路50を介してヘッド駆動回路52やモータ駆動回路54に出力する処理を行なう。なお、中間データWAY3は、既述した中間データWAY1や中間データWAY2とは異なり、画素の再配置処理に用いられたことによってDVD−RWから消去されない。これは、後述するように、中間データWAY3は、中間データWAY1や中間データWAY2よりも再利用される蓋然性が高いからである。もちろん、中間データWAY1や中間データWAY2についても、中間データWAY3と同様に、消去されずにDVD−RW上に保持される構成としても差し支えない。
A−3.画像印刷処理の内容
次に、上記のデータ変換処理を含む画像印刷処理の内容について図5ないし図9を参照しつつ説明する。図5ないし図7は画像印刷処理の内容および処理手順を画像印刷処理ルーチンとして示すフローチャートである。図8はDVD−RW上のコピー画像データCOPが記憶されたエリアE1を模式的に示す説明図であり、図9はDVD−RW上の、中間データWAY3が記憶されたエリアE2ないし印刷データFNLが記憶されたエリアE3を、エリアE1と共に模式的に示す説明図である。
画像印刷処理は、データ処理装置15を構成する制御回路40において、CPU41がP−ROM43に格納されたプログラムやデータを参照することにより実行される処理である。この画像印刷処理は、DVDドライブ13に、データの書き換えが可能なDVDであるDVD−RWが挿入されている状態で、実行される。
図5ないし図7に示す画像印刷処理ルーチンは、データ処理装置15の制御回路40が、RGBデータとしてのオリジナル画像データORGを保持する周辺機器から、オリジナル画像データORGをコピーして印刷装置1側に保存する旨の指示を表わすデータ(以下、保存指示データという)、オリジナル画像データORGによって表わされる画像を印刷する旨の指示を表わすデータ(以下、印刷指示データという)、オリジナル画像データORGによって表わされる画像を表示する旨の指示を表わすデータ(以下、表示指示データという)のいずれかのデータを受け取ったときに起動する。
本ルーチンが起動されると、まず、CPU41は、保存,印刷,表示の対象となるオリジナル画像データORGを周辺機器から入力する処理を行なう(ステップS200)。次に、CPU41は、入力したオリジナル画像データORGをコピーしてDVDドライブ13内のデータの書き換えが可能なDVDディスク(例えば、DVD−RW)の空き領域に書き込む処理を行なう(ステップS210)。このDVD−RWへの書き込み処理は、CPU41が、入力したオリジナル画像データORGを、DVDドライブ13の書込動作を開始させる信号と共に、ディスクコントローラ42を介してDVDドライブ13に送出することによって実現される。これにより、印刷装置1において、オリジナル画像データORGと同じRGBデータであるコピー画像データCOPが、DVD−RWのエリアE1に、永続的に記憶される(図8を参照)。
上記の起動からステップS210までの処理を、具体的な周辺機器に当てはめて説明する。例えば、周辺機器が、オリジナル画像データORGを保持するメモリカード81である場合には、CPU41は、メモリカードスロット58へのメモリカード81への差し込みをメモリカードコントローラ47を介して検出したときに、メモリカード81から保存指示データを受け取ったものとみなして、本ルーチンを起動する。保存指示データを受け取ったCPU41は、メモリカードスロット58に差し込まれたメモリカード81から、該メモリカード81に保持されている全てのオリジナル画像データORGを読み出し、読み出したオリジナル画像データORGをメモリカードコントローラ47から順次に入力する。続いて、CPU41は、順次に入力したメモリカード81内の全てのオリジナル画像データORGについて、そのコピーであるコピー画像データCOPを作成してDVD−RWに書き込む。
また、周辺機器が、オリジナル画像データORGを記憶装置95に保持するテレビ94である場合には、画面96上で、保存,印刷,表示の対象となるオリジナル画像データORGを選択ないし決定する操作がなされ、この操作の内容を表わす操作指示データを、制御回路40のCPU41が、USBポート56,I/F専用回路50を介して受け取ったときに、テレビ94から保存指示データ,印刷指示データ,表示指示データの少なくとも1つを受け取ったと判断して、本ルーチンを起動する。保存指示データ,印刷指示データ,表示指示データの少なくとも1つを受け取ったと判断したCPU41は、操作指示データに基づいてテレビ94側から出力されたオリジナル画像データORGを、USBポート56,I/F専用回路50を介して入力する。続いて、CPU41は、入力したオリジナル画像データORGのコピーであるコピー画像データCOPを作成してDVD−RWに書き込む。
こうしたステップS200ないしステップS210の処理が行なわれることで、印刷装置1に接続された周辺機器に保持されており、印刷装置1への転送によってプリンタ20による印刷対象となり得るオリジナル画像データORGが、将来の印刷に備えて、RAM44上ではなく、DVD−RW上にコピー画像データCOPとして展開された状態となる。つまり、印刷装置1において、DVD−RWは、CMYデータへの変換対象となり得るRGBデータ(オリジナル画像データORG)を展開するためのメモリ(以下、展開用メモリという)として機能する。
こうしてDVD−RWにコピー画像データCOPを書き込んだ後、CPU41は、起動時に受け取ったデータの種類を判断する処理を行なう(ステップS220)。起動時に受け取ったデータが印刷指示データであると判断した場合には、ステップS200の処理で周辺機器から入力したオリジナル画像データORGが印刷対象となっていると判定し、入力したオリジナル画像データORGに対応するコピー画像データCOPを、印刷対象として、展開用メモリとしてのDVD−RWから読み出す処理を行なう(ステップS230)。このDVD−RWからの読み出し処理は、CPU41が、印刷対象として特定したコピー画像データCOPについてのデータエリア情報(DVD−RW上に記録されているエリアについての情報)を、DVDドライブ13の読出動作を開始させる信号と共に、ディスクコントローラ42を介してDVDドライブ13に送出することによって実現される。
ステップS220の処理において、起動時に受け取ったデータが表示指示データであると判断した場合には、CPU41は、ステップS200の処理で周辺機器から入力したオリジナル画像データORGが表示対象となっていると判定し、入力したオリジナル画像データORGに対応するコピー画像データCOPを、表示対象として、DVD−RWから読み出し(ステップS300)、読み出したコピー画像データCOPをディスプレイコントローラ46に送出して、コピー画像データCOPによって表わされる画像を画面96に表示する処理を行なう(ステップS310)。
なお、CPU41は、印刷装置1の操作パネル32の操作により、DVD−RWに記憶されたコピー画像データCOPを選択して所定の表示指示を受けた場合においても、上記ステップS300,ステップ310と同様の処理を行ない、選択されたコピー画像データCOPを、表示対象として、DVD−RWから読み出し、読み出したコピー画像データCOPをディスプレイコントローラ46に送出して、コピー画像データCOPによって表わされる画像を画面96に表示する。また、CPU41は、印刷装置1の操作パネル32の操作により、画面96に表示されたコピー画像データCOPの中から特定の画像データを削除する指示を受けたとき、削除指示がなされたコピー画像データCOPをDVD−RWから消去する処理を行なう。この消去処理は、CPU41が、削除指示がなされたコピー画像データCOPについてのデータエリア情報を、DVDドライブ13の消去動作を開始させる信号と共に、ディスクコントローラ42を介してDVDドライブ13に送出することによって実現される。こうした消去処理により、不要なコピー画像データCOPを任意的,個別的にDVD−RWから削除することが可能となり、展開用メモリとしてのDVD−RWに空き領域が形成される。従って、DVD−RWの記憶領域を有効に活用することができる。
続いて、CPU41は、印刷装置1の操作パネル32の操作等によって、DVD−RWに記憶されたコピー画像データCOP(画面96に画像が表示されているもの、画面96に画像が表示されていないものの双方を含む)についての印刷指示がなされたか否かを判断する処理を行なう(ステップS320)。こうした追加的な印刷指示がなされたと判断した場合には、印刷指示がなされたコピー画像データCOPを、印刷対象として、展開用メモリとしてのDVD−RWから読み出す処理を行なう(ステップS330)。一方、ステップS320の処理において、追加的な印刷指示がなされず、操作パネル32の操作に基づく終了指示がなされたと判断した場合には、以降の印刷処理を行なわずに本ルーチンを終了する(ステップS340)。
ステップS220の処理において、起動時に受け取ったデータが保存指示データであると判断した場合には、CPU41は、印刷装置1の操作パネル32の操作等によって、DVD−RWに記憶されたコピー画像データCOPについての印刷指示がなされたか否かを判断する処理を行なう(ステップS320)。こうした追加的な印刷指示がなされたと判断した場合には、印刷指示がなされたコピー画像データCOPを、印刷対象として、展開用メモリとしてのDVD−RWから読み出す処理を行なう(ステップS330)。一方、ステップS320の処理において、追加的な印刷指示がなされず、操作パネル32の操作に基づく終了指示がなされたと判断した場合には、以降の印刷処理を行なわずに本ルーチンを終了する(ステップS340)。
上記のステップS230、ステップS300、ステップS330の処理で説明したように、用紙Pへの印刷や画面96への表示に必要な画像データは、コピー画像データCOPとして、DVD−RWから読み出される。即ち、用紙Pへの印刷や画面96への表示に際して、周辺機器からのオリジナル画像データORGの読み出しは行なわれない。
上記のステップS300、ステップS330の処理により、印刷対象となるコピー画像データCOPが、展開用メモリとしてのDVD−RWから読み出される。こうしてコピー画像データCOPが読み出された後、CPU41は、既述したデータ変換処理(図4)を実行し、RGBデータであるコピー画像データCOPをCMYデータである印刷データFNLに変換する処理を行なう(ステップS240)。この処理の過程においては、既述したように、ハーフトーニング処理後に生成された中間データWAY3が、DVD−RWの空き領域であるエリアE2(エリアE1とは異なる領域)に書き込まれ、DVD−RW上に永続的に記憶される(図4および図9を参照)。続いて、CPU41は、変換後の印刷データFNLをDVD−RWの空き領域に書き込む処理を行なう(ステップS250)。これにより、印刷データFNLが、DVD−RWのエリアE3(エリアE1,エリアE2とは異なる領域)に、永続的に記憶される(図9を参照)。
こうしたステップS240ないしステップS250の処理が行なわれることで、コピー画像データCOPの印刷をプリンタ20で行なう際に用いられ得る中間データWAY3および印刷データFNLが、RAM44上ではなく、DVD−RW上に保持された状態となる。つまり、印刷装置1において、DVD−RWは、ラスタライザおよびハーフトーニングがなされたCMYデータ(中間データWAY3および印刷データFNL)を保持・格納するためのメモリ(以下、保持・格納用メモリという)として機能する。
続いて、CPU41は、ステップS250の処理において書き込んだ印刷データFNLを、書き込み順に、保持・格納用メモリとしてのDVD−RWから読み出し(ステップS260)、読み出した印刷データFNLを、随時、I/F専用回路50を介して、印刷用回路(ヘッド駆動回路52やモータ駆動回路54)に送出する処理を行なう(ステップS270)。これにより、プリンタ20側で、印刷データFNLに基づいたカラー画像の印刷が行なわれる。
ステップS270の処理の終了後、CPU41は、印刷用回路に送出済みの印刷データFNLをDVD−RWから消去する処理を行なう(ステップS280)。この消去処理は、CPU41が、印刷用回路に送出済みの印刷データFNLについてのデータエリア情報を、DVDドライブ13の消去動作を開始させる信号と共に、ディスクコントローラ42を介してDVDドライブ13に送出することによって実現される。こうした消去処理が行なわれることにより、既に用紙Pへの印刷に用いられた印刷データFNLがDVD−RWから自動的に消去され、保持・格納用メモリとしてのDVD−RWに空き領域が形成される。
続いて、CPU41は、印刷対象とされているコピー画像データCOPについて、異なる画質での印刷要求がなされたか否かを判断する処理を行なう(ステップS285)。こうした異なる画質での印刷要求としては、例えば、ノンインターレースをインターレースに変更してなされた印刷要求、オーバーラップによる印刷要求、双方向印刷を単方向印刷に変更してなされた印刷要求などを考えることができる。ここで、インターレースは、ノズルの副走査方向への移動を主走査ライン(ラスタ)を飛び越すように行ない、隣り合う2つの各主走査ラインに互いに異なるノズルを用いてドットを形成する印刷方式であり、ノンインターレースは、ノズルの副走査方向への移動を順次に行ない、隣り合う2つの各主走査ラインへの同一のノズルを用いたドットの形成を許容する印刷方式である。オーバーラップは、複数の各ノズル群の駆動タイミングをずらすことにより、1回の主走査によって主走査ラインに形成されるドットの位置を各ノズル群ごとに異ならせ、このような駆動タイミングをずらした主走査を複数回行なうことにより、主走査ライン上の全ドットの形成を完成させる印刷方式である。双方向印刷は、画質よりも印刷速度に重点を置き、インク吐出用ヘッド61〜66を主走査方向に沿って往復動させながらインクを吐出してドットを形成する印刷方式である。単方向印刷は、印刷速度よりも画質に重点を置き、インク吐出用ヘッド61〜66の主走査方向に沿った往路動作時にのみインクを吐出してドットを形成する印刷方式である。
ステップS285の処理において、異なる画質での印刷要求がなされたと判断した場合には、CPU41は、コピー画像データCOPに対応する中間データWAY3を、保持・格納用メモリとしてのDVD−RWから読み出す処理を行なう(ステップS430)。こうして中間データWAY3が読み出された後、CPU41は、中間データWAY3に対して、既述したデータ変換処理(図4)のうちの画素の再配置処理のみを実行し、ステップS240の処理で生成された印刷データFNLとは画素の転送順が異なる印刷データFNLaに変換する処理を行なう(ステップS440)。続いて、CPU41は、変換後の印刷データFNLaをDVD−RWの空き領域に書き込む処理を行なう(ステップS450)。これにより、印刷データFNLaが、DVD−RWのエリアE3(ステップS280の消去処理の実行前に印刷データFNLが記憶されていた領域)に、永続的に記憶される。こうしたステップS440ないしステップS450の処理が行なわれることで、コピー画像データCOPを異なる画質で再印刷する際に用いられる印刷データFNLaが、RAM44上ではなく、保持・格納用メモリとしてのDVD−RW上に保持された状態となる。
続いて、CPU41は、ステップS450の処理において書き込んだ印刷データFNLaを、書き込み順に、保持・格納用メモリとしてのDVD−RWから読み出し(ステップS460)、読み出した印刷データFNLaを、随時、I/F専用回路50を介して、印刷用回路(ヘッド駆動回路52やモータ駆動回路54)に送出する処理を行なう(ステップS470)。これにより、プリンタ20側で、印刷データFNLaに基づいたカラー画像の再印刷が行なわれる。ステップS470の処理の終了後、CPU41は、印刷用回路に送出済みの印刷データFNLaをDVD−RWから消去する処理を行なう(ステップS480)。こうした消去処理が行なわれることにより、既に用紙Pへの印刷に用いられた印刷データFNLaがDVD−RWから自動的に消去され、保持・格納用メモリとしてのDVD−RWに空き領域が形成される。
一方、ステップS285の処理において、異なる画質での印刷要求がなされていないと判断した場合には、CPU41は、印刷対象となる他のオリジナル画像データORGやコピー画像データCOPがあるか否かを判断し(ステップS290)、他のオリジナル画像データORG,他のコピー画像データCOPがあると判断した場合には、それぞれ、ステップS230、ステップS330に戻って、上記の処理を繰り返し、他のオリジナル画像データORGやコピー画像データCOPがないと判断した場合には、本ルーチンを終了する。
なお、上述した画像印刷処理において、DVD−RWに記憶されている中間データWAY3は、再利用の可能性がなくなったとき(例えば、ステップS290の処理において印刷対象となる他のオリジナル画像データORGやコピー画像データCOPがあると判断された後)にDVD−RWから消去されることが、DVD−RWの記憶領域の有効活用を図る点で好ましい。この他、DVD−RWの空き領域が一定量以下になったときに、中間データWAY3をDVD−RWから消去することとしてもよい。
A−4.作用効果:
以上説明した本実施例のプリンタ20,DVDレコーダ10およびデータ処理装置15を一体として備えた印刷装置1では、周辺機器からRGBデータであるオリジナル画像データORGが入力されたとき、データ処理装置15が、DVDレコーダ10を駆動させて、オリジナル画像データORGと同一のRGBデータであるコピー画像データCOPをDVD−RWに書き込む。こうした書き込みにより、CMYデータへの変換対象となり得るオリジナル画像データORGが、コピー画像データCOPとして、DVD−RWのエリアE1に展開される。この後、オリジナル画像データORGやコピー画像データCOPについて所定の印刷指示がなされたとき、データ処理装置15は、DVDレコーダ10を駆動させて、DVD−RWから印刷対象となるコピー画像データCOPを読み出し、該コピー画像データCOPをCMYデータである印刷データFNLに変換し、該印刷データFNLをプリンタ20に出力する。このように、オリジナル画像データORGの印刷データFNLへの変換に際し、変換対象となるオリジナル画像データORGの展開がDVD−RWの記憶領域を利用して行なわれることで、オリジナル画像データORGの印刷データFNLへの変換を、RAMを増設することなく、円滑に実現することができる。また、印刷データFNLへの変換対象となるオリジナル画像データORGは、不揮発的な記憶媒体であるDVD−RWにコピー画像データCOPとして展開されるので、展開されたコピー画像データCOPは、このコピー画像データCOPを用いて印刷データへの変換が行なわれた後においても、DVD−RWに永続的に記憶される。従って、既に印刷データFNLへの変換がなされたコピー画像データCOPを、再度の印刷データFNLへの変換や印刷データFNLへの変換以外の目的(例えば、コピー画像データCOPによって表わされる画像の画面96への表示、コピー画像データCOPの周辺機器への送信)に広く活用することができる。
本実施例の印刷装置1では、データ処理装置15の制御回路40にメモリカードスロット58が接続されており、データ処理装置15は、メモリカードスロット58に差し込まれたメモリカード81からオリジナル画像データORGを読み出すことによってオリジナル画像データORGを入力し、オリジナル画像データORGと同一のRGBデータであるコピー画像データCOPをDVD−RWに書き込む。こうすれば、メモリカードスロット58に差し込まれたメモリカード81に記憶されているオリジナル画像データORGはDVD−RWにコピーされ、この後の印刷指示により、印刷対象となる画像データは、メモリカード81からではなく、DVD−RWから読み出される。このため、メモリカード81に記憶されたオリジナル画像データORGを印刷データFNLに変換する場合に、メモリカード81にアクセスする頻度が少なくなり、印刷指示がなされるごとにメモリカード81からオリジナル画像データORGを読み出す必要がなくなる。これにより、印刷指示に基づいたメモリカード81からのオリジナル画像データORGの読み出し中にメモリカード81が誤って取り出され、メモリカード81内のオリジナル画像データORGが破損してしまうといった事態の発生が防止される。従って、メモリカード81内のオリジナル画像データORGを保護することができる。
また、本実施例のメモリカードスロット58を備えた印刷装置1では、データ処理装置15が、メモリカードスロット58に差し込まれたメモリカード81から、該メモリカード81に記憶されている全てのオリジナル画像データORGを読み出し、読み出した全てのオリジナル画像データORGを順次に入力してDVD−RWに書き込む。これにより、メモリカード81内の全てのオリジナル画像データORGが、コピー画像データCOPとしてDVD−RWにコピーされる。従って、この後の印刷指示に伴うメモリカード81へのアクセスをなくすことができる。
更に、本実施例のメモリカードスロット58を備えた印刷装置1では、データ処理装置15が、メモリカードスロット58にメモリカード81が差し込まれたことを検出し、この検出によってメモリカードスロット58によるオリジナル画像データORGの読み出しを開始する。これにより、メモリカードスロット58にメモリカード81が差し込まれると、メモリカード81内のオリジナル画像データORGが自動的に読み出されてDVD−RWにコピーされる。従って、使用者は、メモリカード81に記憶されたオリジナル画像データORGを印刷データFNLに変換しようとする際に、メモリカード81からの読み出しの開始を指示する等の操作を行なう必要がなく、簡便である。
加えて、本実施例の印刷装置1は、メモリカードスロット58やDVDレコーダ10を一体として備えるので、メモリカード81に記憶されたオリジナル画像データORGを印刷データFNLに変換しようとする際に、メモリカードの読み出し装置やDVDメディアに対するリーダライタ装置を印刷装置1に接続する作業が不要となり、利便性を高めることができる。
本実施例の印刷装置1では、上記のデータ変換処理によってコピー画像データCOPの印刷データFNLへの変換がなされたとき、データ処理装置15が、DVDレコーダ10を駆動させて、変換後の印刷データFNLをDVD−RWに書き込む。こうした書き込みにより、変換後の印刷データFNLが、DVD−RWのエリアE3に保持される。こうしたDVD−RWへの印刷データFNLの書き込み後、データ処理装置15は、DVDレコーダ10を駆動させて、DVD−RWに書き込まれた印刷データFNLを読み出し、該印刷データFNLをプリンタ20に出力する。このように、コピー画像データCOPの印刷データFNLへの変換に際し、変換後の印刷データFNLの保持がDVD−RWの記憶領域を利用して行なわれることで、コピー画像データCOPの印刷データFNLへの変換を、RAMを増設することなく、円滑に実現することができる。また、変換対象となるオリジナル画像データORGの展開,変換後の印刷データFNLの保持の双方がDVDの記憶領域を利用して行なわれるので、オリジナル画像データORGの印刷データFNLへの変換処理におけるRAM44への依存度をより低減することができる。
また、本実施例の印刷装置1では、印刷データFNLのプリンタ20への出力が開始された後、DVDレコーダ10を駆動させて、既に出力された印刷データFNLをDVD−RWから消去する。従って、DVD−RWの記憶領域を有効に活用することができる。
本実施例の印刷装置1では、上記のデータ変換処理によってコピー画像データCOPの印刷データFNLへの変換がなされるとき、データ処理装置15が、DVDレコーダ10を駆動させて、中間データWAY3をDVD−RWに書き込む。こうした書き込みにより、中間データWAY3が、DVD−RWのエリアE2に保持される。よって、既に印刷データFNLの変換がなされたコピー画像データCOPを、先の変換時とは印刷設定(例えば、ノンインターレース/インターレースの別、オーバーラップの採否、双方向印刷/単方向印刷の別)のパラメータを変えて、再度、印刷データFNLaに変換しようとする場合に、DVD−RWに保持された中間データWAY3を用いて画素の再配置処理(図4のステップS106)を行なうだけで、迅速に印刷データFNLaを生成することが可能となり、図4のステップS100〜S106までの全工程をやり直す必要がない。従って、コピー画像データCOPの印刷データFNLへの変換の際に生成された中間データWAY3を有効に利用し、同一のコピー画像データCOPについての画質を変えた再印刷の要請に対処することができる。
本実施例の印刷装置1では、所定の操作により、データ処理装置15が、DVD−RWに記憶されたコピー画像データCOPをDVD−RWから読み出し、このコピー画像データCOPによって表わされる画像をテレビ94の画面96に表示する。従って、コピー画像データCOPが印刷データFNLに変換される前後において、コピー画像データCOPの内容を確認することが可能となり、便利である。例えば、使用者は、画面96への表示内容を見て、DVD−RWへの保存が不要なコピー画像データCOPや印刷が必要なコピー画像データCOPを選択することができる。
また、本実施例の印刷装置1では、キャプチャー画像を表わすデータをオリジナル画像データORGとして記憶装置95に保持するテレビ94からオリジナル画像データORGが入力されたとき、DVDレコーダ10を駆動させて、入力されたオリジナル画像データORGと同一のコピー画像データCOPをDVD−RWに書き込む。こうすれば、キャプチャー画像を表わすオリジナル画像データORGを、DVD−RWに書き込んだり、印刷データFNLに変換してプリンタ20で印刷したりすることが可能となる。従って、キャプチャー画像の保存や印刷を簡便に行なうことができる。
B.変形例:
以上本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる様態で実施し得ることは勿論である。
例えば、上記実施例における画像印刷処理では、印刷用回路への印刷データFNLの送出後に、送出済みの印刷データFNLをDVD−RWから消去する処理を行なったが(ステップS280)、この処理を行なうことなく、使用者の操作によって指定された印刷データFNLを任意にDVD−RWから消去する構成としてもよい。
上記の画像印刷処理において、ルーチンの起動直後に、CPU41が、周辺機器から受け取ったデータの種類を判断する処理を行ない、印刷指示データ,表示指示データであると判断した場合には、オリジナル画像データORGをコピーして印刷装置1側に保存してから印刷や表示を行なう旨の警告を、DVD−RWのDVDドライブ13への挿入を促すガイダンスと共に、画面96に表示することとしてもよい。こうすれば、DVD−RWがDVDドライブ13に未挿入の状態で画像の印刷や表示が実行されてしまうといった事態の発生を防止することができる。
また、上記の画像印刷処理において、DVDドライブ13の駆動中におけるDVD−RWの排出を禁止する構成とすることも、DVD−RW上のコピー画像データCOPや印刷データFNLの破損を防止することができる点で望ましい。こうした構成は、CPU41が、DVDドライブ13の駆動状態を監視し、DVDドライブ13の駆動中には、制御回路40のI/F専用回路50に入力されたエジェクトボタン12の操作信号をキャンセルする処理を行なうことにより、実現することができる。
上記した画像印刷処理では、コピー画像データCOPおよび印刷データFNLの双方をDVD−RWに書き込んだが、コピー画像データCOP,印刷データFNLのいずれか一方をDVD−RWに書き込む構成を採ってもよい。具体的には、ステップS200〜S210までの処理(入力したオリジナル画像データORGのコピーであるコピー画像データCOPをDVD−RWに書き込む処理)のみを行なうことによって、DVD−RWを展開用メモリとして活用することができる。また、入力したオリジナル画像データORGについてステップS220以降の処理を行なう(つまり、ステップS220以降の処理において、コピー画像データCOPに替えてオリジナル画像データORGを用いる)ことにより、DVD−RWを保持・格納用メモリとして活用することが可能となり、オリジナル画像データORGの印刷データFNLへの変換に際し、変換後の印刷データFNLの保持がDVD−RWの記憶領域を利用して行なわれる。従って、オリジナル画像データORGの印刷データFNLへの変換を、RAMを増設することなく、円滑に実現することができる。
上記した画像印刷処理では、コピー画像データCOPや印刷データFNLをDVD−RWに書き込むこととしたが、勿論、DVD−RWに替えて、データの書き換えが可能な他のDVDメディア(例えば、DVD+RW、DVD−RAM)を用いてもよい。
なお、上記した画像印刷処理では、メモリカードスロット58へのメモリカード81の差し込みが検出されたとき、メモリカード81に保持されているオリジナル画像データORGの読み出しを開始することとしたが、このようなメモリカード81の差し込みを検出する機構を設けない構成を採ってもよい。例えば、メモリカードスロット58へのメモリカード81の差し込み後に、操作パネル32の操作によって所定の指示がなされたとき、メモリカード81からのオリジナル画像データORGの読み出しを開始する構成を考えることができる。
また、上記した画像印刷処理では、メモリカード81に保持されている全てのオリジナル画像データORGを入力し、全てのオリジナル画像データORGのコピーをコピー画像データCOPとしてDVD−RWに書き込むこととしたが、メモリカード81に保持されているオリジナル画像データORGの一部について、そのコピーをコピー画像データCOPとしてDVD−RWに書き込む構成を採ってもよい。例えば、入力したメモリカード81に保持されている全てのオリジナル画像データORGの情報を、先にディスプレイコントローラ46に送出して、オリジナル画像データORGの内容(例えば、オリジナル画像データORGの名称、オリジナル画像データORGによって表わされる画像等)を画面96に一覧表示しておき、この画面96上で選択されたオリジナル画像データORGについてのみ、そのコピーをコピー画像データCOPとしてDVD−RWに書き込む構成を考えることができる。こうすれば、印刷や表示が不要なものまでDVD−RWに記憶してしまうことがなく、DVD−RWの限られた記憶領域を有効に活用することができる。
上記した画像印刷処理において、メモリカードスロット58に差し込まれたメモリカード81からオリジナル画像データORGが読み出されて、このオリジナル画像データORGのコピーがコピー画像データCOPとしてDVD−RWに書き込まれた後に、該メモリカードスロット58に差し込まれたメモリカード81からのオリジナル画像データORGの読み出しを禁止する処理を行ってもよい。こうすれば、オリジナル画像データORGのコピー(コピー画像データCOP)をDVD−RWに書き込んだ後になされるメモリカード81への不要なアクセスをなくすことが可能となり、メモリカード81内のオリジナル画像データORGを十全に保護することができる。
上記した画像印刷処理では、メモリカードスロット58にメモリカード81が差し込まれた場合を例として説明したが、上記した画像印刷処理は、メモリカードスロット58以外の読み出し装置に他の記憶媒体が着脱可能に装着される場合にも適用することができる。例えば、USBポート56にUSBメモリスティック88が差し込まれた場合にも、上記メモリカード81の場合と同様の効果を得ることができる。
上記実施例では、プリンタ20,DVDレコーダ10およびデータ処理装置15を一体として印刷装置1を構成したが、プリンタ20とDVDレコーダ10とデータ処理装置15とを別体として構成し、プリンタ20とDVDレコーダ10とをデータ処理装置15を介して有線または無線で接続してもよい。また、上記実施例では、プリンタ20およびDVDレコーダ10の動作を1つのデータ処理装置15によって制御したが、このデータ処理装置15が行なう制御を複数の処理装置が分担して実行することとしてもよい。
上記実施例の印刷装置1では、DVDレコーダ10によって、トレイ11内にDVD−RWを挿入してオリジナル画像データORGのDVD−RWへの書き込みやプリンタ20での印刷、画面96への表示を行なった後に、エジェクトボタン12の操作によって、トレイ11内のDVDメディアを入れ替えることが可能であり、例えば、コピー画像データCOPが記録されたDVD−RWを動画データが記録されたDVD−ROMに入れ替えて、DVD−ROMに記録された動画を再生することができる。このようなエジェクトボタン12の操作によるDVDメディアの入れ替えを禁止し、書き込み可能なDVDメディアを外部に排出不能に収納した構成としてもよい。こうした構成においても、収納されたDVD−RWを展開用メモリや保持・格納用メモリとして活用することが可能となり、オリジナル画像データORGの印刷データFNLへの変換を、RAMを増設することなく、円滑に実現することができる。また、DVDドライブ13の駆動中にDVD−RWが排出されることに起因して、DVD−RW上のコピー画像データCOPや印刷データFNLが破損してしまうことがない。
本発明の実施例である印刷装置1を用いた印刷システムPSの構成を示す説明図である。 プリンタ20の概略構成を示す説明図である。 制御回路40の構成を示す説明図である。 RGBデータをCMYデータに変換する処理の概要を示す説明図である。 画像印刷処理ルーチンを示すフローチャートである。 画像印刷処理ルーチンを示すフローチャートである。 画像印刷処理ルーチンを示すフローチャートである。 DVD−RW上のコピー画像データCOPが記憶されたエリアE1を模式的に示す説明図である。 DVD−RW上の、中間データWAY3が記憶されたエリアE2ないし印刷データFNLが記憶されたエリアE3を、エリアE1と共に模式的に示す説明図である。
符号の説明
1...印刷装置
10...DVDレコーダ
11...トレイ
12...エジェクトボタン
13...DVDドライブ
15...データ処理装置
20...プリンタ
22...モータ
24...キャリッジモータ
26...プラテン
28...印刷ヘッドユニット
30...キャリッジ
32...操作パネル
34...摺動軸
36...駆動ベルト
38...プーリ
39...位置検出センサ
40...制御回路
41...CPU
42...ディスクコントローラ
43...P−ROM
44...RAM
45...キャラクタジェネレータ
46...ディスプレイコントローラ
47...メモリカードコントローラ
48...無線I/F回路
50...I/F専用回路
52...ヘッド駆動回路
54...モータ駆動回路
56...USBポート
57...Bluetoothアダプタ
58...メモリカードスロット
59...USBケーブル
61〜66...インク吐出用ヘッド
70a...黒インク用カートリッジ
70b...カラーインク用カートリッジ
80...デジタルスチルカメラ
81...メモリカード
82...デジタルビデオカメラ
83...メモリカード
84...スキャナ
85,87,91,93,95...記憶装置
86...携帯電話
88...USBメモリスティック
90...コンピュータ
92...DVDプレイヤー
94...テレビ
96...画面
COP...コピー画像データ
FNL,FNLa...印刷データ
ORG...オリジナル画像データ
P...用紙
PE...ピエゾ素子
PS...印刷システム

Claims (19)

  1. コンピュータによる取り扱いが可能な形式の画像データをプリンタで印刷可能な形式の印刷データに変換する制御を行なう制御装置を備えたデータ変換装置であって、
    前記制御装置には、データの書き換えが可能なDVDに対するデータの読み書きや消去を行なうDVD駆動装置が接続されており、
    前記制御装置は、
    前記画像データが入力されたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記入力された画像データを前記DVDに書き込む画像データ書込手段と、
    該DVDに書き込まれた画像データについて所定の印刷指示がなされたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記DVDから印刷対象となる画像データを読み出す画像データ読出手段と、
    該読み出された画像データを前記印刷データに変換する第1の変換手段と、
    該第1の変換手段により前記印刷データへの変換がなされたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記変換後の印刷データを、前記DVDの前記画像データが未だ書き込まれていない領域に書き込む印刷データ書込手段と、
    該DVDへの印刷データの書き込み後に、前記DVD駆動装置を駆動して、前記DVDに書き込まれた印刷データを読み出す印刷データ読出手段と、
    該印刷データ読出手段によって読み出された印刷データを前記プリンタ側に出力する出力手段と
    を備えたデータ変換装置。
  2. 前記制御装置は、前記印刷データの出力が開始された後、前記DVD駆動装置を駆動して、既に出力された印刷データを前記DVDから消去する印刷データ消去手段を備えた請求項1に記載のデータ変換装置。
  3. 請求項1または2に記載のデータ変換装置であって、
    前記制御装置は、
    前記第1の変換手段により前記印刷データへの変換がなされるとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記印刷データへの変換の途中で生成される中間的データを、前記DVDの前記画像データおよび前記印刷データが未だ書き込まれていない領域に書き込む中間的データ書込手段と、
    所定の指示に基づいて、前記DVD駆動装置を駆動して、前記DVDに書き込まれた中間的データを読み出し、該読み出された中間的データを、前記第1の変換手段による変換後の印刷データとは異なる印刷データに変換する第2の変換手段と
    を備えたデータ変換装置。
  4. 前記制御装置は、所定のタイミングで、前記DVD駆動装置を駆動して、前記中間的データを前記DVDから消去する中間的データ消去手段を備えた請求項3に記載のデータ変換装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ変換装置であって、
    前記制御装置には、取り外し可能な記憶媒体が装着され、該記憶媒体に記録された画像データを読み出す読出装置が接続されており、
    前記制御装置は、該読出装置に装着された前記記憶媒体から前記画像データを読み出す読出手段を備え、
    前記画像データ書込手段は、前記読出手段によって読み出された画像データを入力して前記DVDに書き込む手段である
    データ変換装置。
  6. 請求項5に記載のデータ変換装置であって、
    前記読出手段は、前記読出装置に装着された記憶媒体から、該記憶媒体に記憶されている全ての前記画像データを読み出す手段であり、
    前記画像データ書込手段は、前記読出手段によって読み出された画像データを順次に入力して前記DVDに書き込む手段である
    データ変換装置。
  7. 請求項6に記載のデータ変換装置であって、
    前記制御装置は、前記読出装置に前記記憶媒体が装着されたことを検出する検出手段を備え、
    前記読出手段は、前記検出手段により記憶媒体の装着が検出されたとき、前記読出装置による前記画像データの読み出しを開始する手段である
    データ変換装置。
  8. 前記制御装置は、前記読出装置に装着された記憶媒体から読み出された画像データが前記DVDに書き込まれた後、該読出装置に装着された記憶媒体からの画像データの読み出しを禁止する読出禁止手段を備えた請求項6または7に記載のデータ変換装置。
  9. 前記読出装置を一体として備えた請求項5ないし8のいずれかに記載のデータ変換装置。
  10. 前記制御装置は、所定の指示を受けたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記画像データ書込手段によってDVDに書き込まれた画像データの内容を表示する表示手段を備えた請求項1ないし9のいずれかに記載のデータ変換装置。
  11. 請求項10に記載のデータ変換装置であって、
    前記制御装置は、デジタルデータに基づいて画像を形成するテレビを接続可能に構成されており、
    前記表示手段は、前記DVDに書き込まれた画像データを、前記テレビの画面に表示可能な映像信号として出力する映像信号出力手段を備えた
    データ変換装置。
  12. 請求項11に記載のデータ変換装置であって、
    前記制御装置は、
    前記テレビにおいて形成された画像を表わす画像データを入力可能に構成されており、
    前記テレビから前記画像データが入力されたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記入力された画像データを前記DVDに書き込むテレビ画像データ書込手段を備えた
    データ変換装置。
  13. 請求項10ないし12のいずれかに記載のデータ変換装置であって、
    前記制御装置は、
    所定の操作に基づいて、前記表示手段によって表示された複数の画像データの中から、削除する画像データを指定する指定手段と、
    該指定手段による指定がなされたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、指定された画像データを前記DVDから消去する画像データ消去手段と
    を備えたデータ変換装置。
  14. 前記DVD駆動装置を内蔵して備えた請求項1ないし13のいずれかに記載のデータ変換装置。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載のデータ変換装置を一体として備え、該データ変換装置が備える前記印刷データ出力手段によって出力された印刷データを用いて印刷を行なうプリンタ。
  16. コンピュータによる取り扱いが可能な形式の画像データをプリンタで印刷可能な形式の印刷データに変換するデータ変換方法であって、
    前記画像データを入力し、
    該画像データが入力されたとき、データの書き換えが可能なDVDに対するデータの読み書きや消去を行なうDVD駆動装置を駆動して、前記入力された画像データを前記DVDに書き込み、
    該DVDに書き込まれた画像データについて所定の印刷指示がなされたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記DVDから印刷対象となる画像データを読み出し、
    該読み出された画像データを前記印刷データに変換し、
    該印刷データへの変換がなされたとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記変換後の印刷データを、前記DVDの前記画像データが未だ書き込まれていない領域に書き込み、
    該DVDへの印刷データの書き込み後に、前記DVD駆動装置を駆動して、前記DVDに書き込まれた印刷データを読み出し、
    該読み出された印刷データを前記プリンタ側に出力する
    データ変換方法。
  17. 請求項16に記載のデータ変換方法であって、
    前記印刷データへの変換がなされるとき、前記DVD駆動装置を駆動して、前記印刷データへの変換の途中で生成される中間的データを、前記DVDの前記画像データおよび前記印刷データが未だ書き込まれていない領域に書き込み、
    所定の指示に基づいて、前記DVD駆動装置を駆動して、前記DVDに書き込まれた中間的データを読み出し、該読み出された中間的データを前記印刷データに変換する
    データ変換方法。
  18. 請求項16または17に記載のデータ変換方法であって、
    取り外し可能な記憶媒体が装着され、該記憶媒体に記録された画像データを読み出す読出装置に装着された前記記憶媒体から前記画像データを読み出し、
    該読み出された画像データを入力して前記DVDに書き込む
    データ変換方法。
  19. 請求項16ないし18のいずれかに記載のデータ変換方法によって出力された印刷データを用いて印刷を行なう印刷方法。
JP2004023306A 2004-01-30 2004-01-30 データ変換装置、データ変換装置を備えたプリンタ、データ変換方法、および、データ変換方法を用いた印刷方法 Pending JP2005212345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004023306A JP2005212345A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 データ変換装置、データ変換装置を備えたプリンタ、データ変換方法、および、データ変換方法を用いた印刷方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004023306A JP2005212345A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 データ変換装置、データ変換装置を備えたプリンタ、データ変換方法、および、データ変換方法を用いた印刷方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005212345A true JP2005212345A (ja) 2005-08-11

Family

ID=34906379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004023306A Pending JP2005212345A (ja) 2004-01-30 2004-01-30 データ変換装置、データ変換装置を備えたプリンタ、データ変換方法、および、データ変換方法を用いた印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005212345A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265300A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Brother Ind Ltd 通信システム及びそれに使用する周辺装置
JP2007265305A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Brother Ind Ltd 通信システム及びそれに使用する周辺装置
JP2007265304A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Brother Ind Ltd 通信システム及びそれに使用する周辺装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265300A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Brother Ind Ltd 通信システム及びそれに使用する周辺装置
JP2007265305A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Brother Ind Ltd 通信システム及びそれに使用する周辺装置
JP2007265304A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Brother Ind Ltd 通信システム及びそれに使用する周辺装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005287015A (ja) 画像印刷システムおよび画像印刷方法
JP4646751B2 (ja) 画像形成装置、機能部品の判定方法、制御プログラム、および記憶媒体
JP2003250108A (ja) 画像記録装置及び画像記録システムとその制御方法
JP2006231651A (ja) 印刷装置
JP2010115852A (ja) 画像形成装置
JP2008147884A (ja) 画像処理装置、記録装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体
JP2005212345A (ja) データ変換装置、データ変換装置を備えたプリンタ、データ変換方法、および、データ変換方法を用いた印刷方法
JP2007175937A (ja) 印刷装置
JP2006060648A (ja) 静止画像の選択方法および印刷装置
JP4379181B2 (ja) 画像印刷システム、画像印刷方法、動画データ生成装置、および、印刷装置
JP2009233898A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2006035611A (ja) 画像の印刷
JP2009233897A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
JP4775655B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2006252183A (ja) 印刷装置、印刷方法、印刷プログラム及び記録媒体
JP4921393B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム、記録媒体
JP4352778B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、および印刷用プログラム
JP4125018B2 (ja) 画像記録装置及び画像処理装置とその制御方法
JP2005144951A (ja) プリンタ、印刷方法、印刷用プログラム、ホストコンピュータ、情報処理方法、および情報処理用プログラム
JP2007176104A (ja) 印刷装置
JP3359070B2 (ja) カラー画像形成装置及び方法
JP2006060649A (ja) 静止画像の切り出し範囲の範囲決定方法および印刷装置
JP2005047029A (ja) 記録装置
JP2017124559A (ja) 印刷装置および印刷モード選択方法
JPH10315512A (ja) カラー画像記録方法及び装置