JP2005047029A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合にページの並びがくずれないようにする。
【解決手段】ホスト機器から送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置において、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するか否かを、ホスト機器にインストールされたプリンタドライバのユーザインタフェースを介して設定可能とする。
【選択図】 図2B
【解決手段】ホスト機器から送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置において、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するか否かを、ホスト機器にインストールされたプリンタドライバのユーザインタフェースを介して設定可能とする。
【選択図】 図2B
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置に関し、特に、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置における最終ページの処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等シート状の記録媒体に記録を行うプリンタが広く使用されている。
【0003】
プリンタの記録方式としては様々な方式が知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の理由でインクジェット方式が近年特に注目されており、又その構成としては、所望される記録情報に応じてインクを吐出する記録ヘッドを用紙等の記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復走査させながら記録を行なうシリアル記録方式が安価で小型化が容易などの点から一般的に広く用いられている。
【0004】
また、最近は、一方の面の記録が終了した後に記録媒体を反転して自動的に両面に記録を行う、いわゆる「両面自動印刷」が可能な記録装置が下記特許文献1等においていくつか提案されている。
【0005】
図3Aは、従来の両面自動印刷が可能な記録装置で両面自動印刷を行なう場合に、ホスト機器のプリンタドライバから記録装置に送信される情報と、記録装置での動作を示す図である。
【0006】
最初に、ジョブ開始コマンド301が送信され、続いて制御コマンドあるいは設定コマンド302そして両面印刷コマンド303が送信される。その後、記録データ304が送信され、1ページに記録する記録データが送信された後に排紙コマンド305が送信される。
【0007】
記録装置では、制御/設定コマンド302を受信すると給紙を行ない、記録データ304の受信に伴って記録を行なう。表面を記録した場合には、排紙コマンド305の受信に応じて仮排紙をし、次のページの制御/設定コマンド302の受信に応じて記録媒体の自動反転及び裏面給紙を行う。一方、裏面を記録した場合には、排紙コマンド305の受信に応じて排紙を行なう。
【0008】
以降、制御/設定コマンド302、記録データ304及び排紙コマンド305の順に送信されて、記録装置では対応するページの記録を行い、最終ページの記録終了後には、排紙コマンド305の後にジョブ終了コマンド306が送信され、これを受信した記録装置は一連の両面自動印刷を終了する。
【0009】
【特許文献1】特開2003−048311号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の両面自動印刷が可能な記録装置では、最終ページを排紙する際に表裏を考慮しておらず、最終ページを記録した後に、そのままの状態で排紙するように構成されているため、最終ページの番号が奇数である場合に、排出された状態がページ順とはならない。
【0011】
これを例を挙げて具体的に説明する。図2Aは、図3Aに示したような情報に応じた記録装置102による奇数ページの両面自動印刷の終了後に排出された記録媒体の状態を模式的に示す図である。
【0012】
図示されたように、P1〜P4の4枚の記録媒体は、両面に記録が行われ、それぞれ偶数ページを上にして排紙されている。しかしながら、最後の記録媒体Pnだけは、最終ページ(2n−1)を記録した後に、そのまま奇数ページを上にして排紙されている。このように、複数枚の記録媒体にページ数が奇数となる両面自動印刷を行うと、最後の記録媒体だけが奇数ページを上にして排紙され、ページの並びがくずれてしまう。
【0013】
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合にページの並びがくずれないようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の一態様としての記録装置は、ホスト機器から送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置であって、
複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定可能に構成されている。
【0015】
すなわち、本発明では、ホスト機器から送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置において、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定可能とする。
【0016】
このようにすると、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合に、最終ページの番号が奇数であるときには該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定しておけば、最終ページが表面に記録され、裏面に記録がなされていない記録媒体も、他の記録媒体と同様に裏面を上にして排紙される。
【0017】
従って、両面自動印刷を行う場合に、全ページ数が奇数であるか否かに関らず、常にページ順通りに排紙され、ページの並びがくずれることがない。
【0018】
なお、本発明は上記の記録装置としての態様以外に、上記記録装置とホスト機器とを含む記録システム、両面自動印刷方法、該方法をコンピュータ装置で実現するコンピュータプログラム、該コンピュータプログラムを格納する記憶媒体の態様としても実現され得る。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。上述のように、本発明は、ホスト機器から送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置であって、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定可能に構成されている記録装置であるが、以下で説明する実施形態は次のような特徴をも有している。
【0020】
ホスト機器から送信された情報に応じて設定がなされる。記録媒体の反転を、ホスト機器から前記両面自動印刷に関するジョブが終了したことを示す情報を受信した後に行う。
【0021】
なお、本実施形態では、記録装置としてインクジェットプリンタを例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものでなく、両面自動印刷が可能な記録装置であれば、レーザービームプリンタやサーマルプリンタ等の他の方式の記録装置にも適用することができる。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態である記録システムの概略制御構成を示すブロック図である。
【0023】
本実施形態の記録システムは、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA)あるいはデジタルカメラ(DSC)等の形態を取り得るホスト機器101と、インクジェット方式に従って複数枚の記録媒体に両面自動印刷が可能な記録装置102とを含み、両者はケーブルや無線等で通信可能に接続されている。
【0024】
ホスト機器101には、記録装置102に対応したプリンタドライバがインストールされており、ホスト上で起動されているアプリケーションで印刷(プリント)が指示されると、プリンタドライバが起動される。そして、プリンタドライバにおけるユーザインターフェース画面において、記録媒体のサイズ、記録部数、記録方法(両面、片面)等の指定をユーザが入力又は選択して実行を指示すると、記録に必要な制御/設定コマンド、給紙/排紙コマンド、両面印刷設定コマンド等を含む制御データと、記録すべき文字や画像をラスタ形式など所定の形式に変換した記録データとが生成されて記録装置102に送信される。
【0025】
記録装置102は、ホスト機器101と通信するためのインタフェース(I/F)部103、内部に受信バッファ104、ワークバッファ105、プリントバッファ106等が設けられたRAM107、記録ヘッドの走査や記録媒体の搬送及び反転機構の動力源である各種モータを駆動するモータドライバ108、記録ヘッドを駆動する記録ヘッドドライバ109、装置全体を制御するMPU110、RAM107へのアクセスを司るDMA111、MPU110の制御プログラムや固定データを格納するROM112、格納したデータを電気的に書き換え可能なEEPROM114、記録ヘッドの温度やインクタンクの残量、記録媒体の位置等を検出する各種センサ115を含んでいる。
【0026】
ホスト機器101から送信された制御データ及び記録データは、I/F103を介して一旦受信バッファ104に格納され、MPU110によって読み出される。記録データはDMA111によってワークバッファ105に転送された後、画像処理が施されて記録ヘッドでのインク吐出の有無を示す2値データに変換されてプリントバッファ106に格納される。また、制御データはセンサ115の情報に基づいてモータドライバ108及び記録ヘッドドライバ109の制御信号に変換され、所定の記録シーケンスに従って各種モータ及び記録ヘッドが駆動されて記録が行われる。
【0027】
各種モータによって駆動される機構部分としては、記録ヘッドを搭載したキャリッジの駆動機構、記録媒体の給紙、搬送、排紙機構、仮排紙された記録媒体の表裏を反転する反転ユニット等を備えている。
【0028】
図3Bは、本実施形態においてホスト機器101のプリンタドライバによって生成され、記録装置102に送信される情報と、記録装置での動作の例を図3Aと同様に示す図である。
【0029】
本例では、両面自動印刷が指定され、最終ページの番号が奇数の場合には、最終ページの記録終了後に記録媒体を反転して排紙する処理を行うように設定されている。この処理は、本実施形態では両面自動印刷が指定された場合、デフォルトとして設定されているが、GUI等のインタフェース画面によってユーザが解除可能となっている。
【0030】
最初に、ジョブ開始コマンド301が送信され、続いて使用する記録媒体や記録領域に関する制御/設定コマンド302そして両面印刷コマンド303’が送信される。この両面印刷コマンド303’には、最終ページの番号が奇数の場合には記録媒体を反転した後に排紙する処理を行うことを表す情報が含まれている。その後、記録データ304が送信され、1ページに記録する記録データが送信された後に排紙コマンド305が送信される。
【0031】
記録装置では、制御/設定コマンド302を受信すると給紙を行ない、記録データ304の受信に伴って記録を行なう。表面(奇数ページ)を記録した場合には、排紙コマンド305の受信に応じて仮排紙をし、次のページの制御/設定コマンド302の受信に応じて記録媒体の自動反転及び裏面給紙を行う。一方、裏面(偶数ページ)を記録した場合には、排紙コマンド305の受信に応じて排紙を行なう。
【0032】
以降、制御/設定コマンド302、記録データ304及び排紙コマンド305の順に送信されて、記録装置では対応するページの記録を行う。最後にジョブ終了コマンド306が送信され、これを受信した記録装置は一連の両面自動印刷を終了する。このとき、最終ページの番号が奇数であると、仮排紙された記録媒体の自動反転及び裏面給紙を行った後に排紙を実行する。
【0033】
図2Bは、図3Bに示したような情報に応じた記録装置102による奇数ページの両面自動印刷の終了後に排出された記録媒体の状態を図2Aと同様に模式的に示す図である。
【0034】
図示されたように、P1〜P4の4枚の記録媒体は、両面に記録が行われ、それぞれ偶数ページを上にして排紙されている。また、最後の記録媒体Pnも、最終ページ(2n−1)を記録した後に、反転され、何も記録されていない偶数ページを上にして排紙されている。このように、複数枚の記録媒体に奇数ページの両面自動印刷を行った場合でも、全ての記録媒体はページの並びを維持するように偶数ページを上にして排紙される。
【0035】
以下、上本実施形態の記録装置において記録を実行する際の処理について説明する。図4Aは、記録装置の処理全体の流れを示すフローチャートであり、図4B〜4Gは、図4A内の処理の詳細をそれぞれ示すフローチャートである。
【0036】
記録装置の処理全体の流れは、図4Aに示すように、コマンド取得処理(ステップS41)と、コマンド解析処理(ステップS42)と、対応するコマンド処理(ステップS43〜S47)とを繰り返し、ジョブ終了コマンドを受信した場合には、ジョブ終了コマンド処理(ステップS48)の後に記録が完了したことを通知する記録完了処理(ステップS49)を実行して処理を終了する。
【0037】
ここで、コマンドとは、制御コマンド、設定コマンド、及び記録データを含むホスト機器から送信される情報の総称である。
【0038】
ステップS42のコマンド解析では、コマンドを、ジョブ開始コマンド、両面設定コマンド、記録データ、排紙コマンド、ジョブ終了コマンド、その他のコマンドのいずれであるか判定し、判定結果に応じて、ジョブ開始コマンド処理(ステップS43)、両面設定コマンド処理(ステップS44)、記録データ処理(ステップS45)、排紙コマンド処理(ステップS46)、ジョブ終了処理(ステップS48)及びその他のコマンド処理(ステップS47)の対応するいずれかの処理を実行する。
【0039】
なお、これらのコマンド処理には優先順位がある。たとえば、ジョブ開始コマンドが処理されないうちは、他のコマンドが取得されても無視される。
【0040】
以下、各コマンド処理について、図4B〜4Gのフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0041】
図4Bは、図4Aのジョブ開始コマンド処理(ステップS43)の詳細を示すフローチャートである。ジョブ開始コマンド処理では、プリントドライバから送信される制御コマンドおよび設定コマンドに含まれるパラメータの情報に関する設定値やフラグの初期化が行われる(ステップS431)。両面自動印刷に関するものでは、自動両面フラグのリセット、表面フラグのセット、最終ページ自動反転フラグのリセットがある。他にも、記録用紙、記録品位、カラー情報などの初期化や、給紙フラグなどのコマンド処理にかかわる初期化などがあるが、これらの処理は従来と同様の既知の処理であるのでここでは詳述しない。以上の処理でジョブ開始コマンド処理は終了する(ステップS432)。
【0042】
図4Cは、図4Aの両面印刷コマンド処理(ステップS44)の詳細を示すフローチャートである。両面印刷コマンドのパラメータには、指定された印刷方法が、自動両面印刷か手動両面印刷か片面印刷かを示す第1パラメータと、両面自動印刷が設定されている場合に、最終ページの番号が奇数の場合の自動反転処理を実行するか否かを示す第2パラメータとが含まれている。
【0043】
両面印刷コマンド処理では、最初に第1パラメータを参照して指定された印刷方法が自動両面印刷であるか否かを判定する(ステップS441)。指定された印刷方法が両面自動印刷でないと判定された場合には、指定された印刷方法が手動両面印刷であるか否かを判定する(ステップS446)。手動両面印刷が指定されていれば手動両面処理(ステップS447)を実行し、ステップS446で手動両面印刷でないと判定された場合には、片面印刷が指定されたと判定して、片面処理を実行する(ステップS448)。手動両面処理及び片面処理は従来と同様の既知の処理であるのでここでは詳述しない。
【0044】
ステップS441で両面自動印刷が指定されたと判定された場合、自動両面フラグをセットする(ステップS442)。この自動両面フラグは、ジョブ終了コマンドを受信するまで保持される。続いて、第2のパラメータを参照して、最終ページの番号が奇数の場合の自動反転処理を実行するか否かを判定する(ステップS443)。自動反転処理を実行するように設定されていれば、最終ページ反転フラグをセットし(ステップS444)、自動反転処理を実行しないように設定されていれば、最終ページ反転フラグをリセットする(ステップS445)。このフラグは、記録ジョブ完了コマンドを処理するまで保持される。以上で両面印刷コマンド処理を終了する(ステップS449)。
【0045】
なお、両面印刷コマンドは、1ページ目の記録データの前に受信した両面印定コマンドのパラメータが有効となり、それ以後の両面印刷コマンドを受信しても無視される。
【0046】
図4Dは、図4Aの記録データ処理(ステップS45)の詳細を示すフローチャートである。記録データを受信すると、給紙が完了しているか否かを判定する(ステップS451)。これは、給紙が行われたことを示す給紙フラグがセットされているか否かで判定する。給紙フラグがセットされていない(給紙が行われていない)場合、後述する給紙処理を実行する(ステップS452)。一方、給紙フラグがセットされている(給紙されている)場合、上記のように記録ヘッド及び各所モータを駆動して実際の記録処理を行う(ステップS453)。この記録処理は、従来と同様の既知の処理であるので詳述しない。以上で記録データ処理を終了する(ステップS454)。
【0047】
図4Eは、図4Dの記録データ処理のステップS452で行われる給紙処理の詳細を示すフローチャートである。給紙処理では最初に、自動両面フラグを参照して自動両面印刷が指定されているか否かを判定する(ステップS4521)。自動両面フラグがセットされていなければ、第1のパラメータを参照して手動両面印刷が指定されているか否かを判定し(ステップS4525)、手動両面印刷が指定されていれば手動両面給紙処理を実行し(ステップS4526)、そうでなければ片面給紙処理を実行する(ステップS4527)。手動両面給紙処理、及び片面給紙処理は、従来と同様の既知の処理であるのでここでは詳述しない。
【0048】
ステップS4521で両面自動フラグがセットされていると判定された場合、これから記録を行うのが記録媒体の表面であるか裏面であるかを、上記ジョブ開始コマンド処理でセットされた表面フラグを参照して判定する(ステップS4522)。表面であれば、表面給紙処理を実行し(ステップS4523)、裏面であれば、自動反転処理及び裏面給紙処理を実行する(ステップS4524)。ジョブ開始コマンド処理の初期化処理(ステップS431)において、表面フラグがセットされるので、ジョブの最初の給紙は表面給紙処理になる。この表面給紙処理および自動反転処理、裏面給紙処理は、従来と同様の既知の処理であるので、ここでは詳述しない。以上で給紙処理を終了する(ステップS4528)。
【0049】
図4Fは、図4Aの排紙コマンド処理(ステップS46)の詳細を示すフローチャートである。排紙コマンド処理では最初に、自動両面フラグを参照して自動両面印刷が指定されているか否かを判定する(ステップS461)。自動両面フラグがセットされていなければ、第1のパラメータを参照して手動両面印刷が指定されているか否かを判定し(ステップS467)、手動両面印刷が指定されていれば手動両面排紙処理を実行し(ステップS468)、そうでなければ片面排紙処理を実行する(ステップS469)。手動両面排紙処理、及び片面排紙処理は、従来と同様の既知の処理であるのでここでは詳述しない。
【0050】
ステップS461で両面自動フラグがセットされていると判定された場合、表面フラグを参照して記録の終了した面が表面であるか否かを判定する(ステップS462)。表面であれば仮排紙処理を実行し(ステップS463)、表面フラグをリセットする(ステップS464)。一方表面でない場合、すなわち裏面であれば、排紙処理を実行し(ステップS465)、表面フラグをセットする(ステップS466)。以上で排紙コマンド処理を終了する(ステップS470)。
なお、ステップS463の仮排紙処理とは、この時点では裏面に記録するデータがあるかどうか不明なので、排紙処理にも自動反転処理にも移行できる状態とする処理である。
【0051】
図4Gは、図4Aのジョブ終了コマンド処理(ステップS47)の詳細を示すフローチャートである。ジョブ終了コマンド処理では最初に、自動両面フラグを参照して自動両面印刷が指定されているか否かを判定する(ステップS471)。両面自動フラグがセットされていると判定された場合、表面フラグを参照して最終ページが表面であるか否かを判定する(ステップS472)。
【0052】
ここで、図3A及び3Bにも示されているように、ジョブ終了コマンドの前に、図4Fに示した排紙コマンド処理が実行されているので、表面フラグがセットされている場合には、最終ページが裏面であり、図4FのフローチャートのS465及びS466が実行され、排紙すべき記録媒体はない。一方、表面フラグがセットされていない場合には、最終ページが表面であり、図4FのフローチャートのS463及びS464が実行されて仮排紙状態となっている。この場合、最終ページ反転フラグがセットされているか否かを判定し(ステップS473)、セットされている場合には自動反転処理及び裏面給紙処理を実行し(ステップS474)、その後排紙処理を実行する(ステップS475)。ステップS473で最終ページ反転フラグがセットされていない場合には、そのまま排紙処理を実行する(ステップS475)。
【0053】
ステップS471で自動両面フラグがセットされていない場合、及びステップS472で表面フラグがセットされている場合には、そのまま初期化処理を実行し(ステップS476)、ステップS475の排紙処理を実行した後にも初期化処理を実行する(ステップS476)。以上でジョブ終了コマンド処理を終了する(ステップS477)。
【0054】
以上説明したように本実施形態によれば、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行うにあたり、最終ページの番号が奇数の場合には当該最終ページを反転して排紙するよう構成しているので、表面にしか記録されない最終ページも反転され、裏面を上にして排紙される。従って、最終ページだけが奇数ページを上にして排紙されるようなことがなくなり、ページの並びがくずれない。
【0055】
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、自動両面印刷が指定され且つ最終ページが奇数の場合に、最終ページの反転処理が自動的に実行されるよう構成した。しかし、最終ページの反転処理を行うと、最終ページの反転処理を行わない場合に比べ、全ページが排紙されるのに要する時間が反転処理の分だけ長くなってしまう。時間優先のユーザにとっては、最終ページをマニュアルで裏返す方が好ましいかもしれない。
【0056】
そこで、この第2の実施形態では、最終ページの反転処理を行うか否かをユーザが選択できるように構成している。詳しくは、ホスト機器の表示画面(プリンタドライバのユーザインターフェース画面)あるいは記録装置の表示画面にて、最終ページの反転処理を行うか否かをユーザが選択できるようにする。詳しくは、自動両面印刷が指定され且つ最終ページが奇数の場合のときだけ、最終ページの反転処理を行うか否かの選択が有効となるようにする。
【0057】
この第2の実施形態によれば、最終ページの反転処理を行うか否かを選択できるので、ユーザの自由度が広がる。例えば、時間を優先するのであれば、反転処理を行わないように設定し、最終ページをマニュアルで裏返す手法を採用すればよく、一方、全自動を望むのであれば、反転処理を行うように設定し、最終ページを自動で裏返す手法を採用すればよい。
【0058】
<他の実施形態>
以上説明した実施形態は、インクジェットプリンタと当該プリンタのプリンタドライバをインストールしたホストコンピュータとからなる記録システムを例に挙げて説明したが、本発明は他の様々な方式のプリンタと該プリンタのホスト機器となり得る装置とからなる様々な記録システムに適用できる。
【0059】
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。一つの機器からなる装置(例えば、記録装置)に本発明を適用する場合には、当該機器だけで両面自動印刷におけるパラメータ等を設定できるように、表示手段を含むユーザインタフェースを備えるようにするのが好ましい。
【0060】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(本実施形態では図4Aから4Gに示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
【0061】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0062】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0063】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0064】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
【0065】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0066】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0067】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合に、最終ページの番号が奇数であるときには該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定しておけば、最終ページが表面に記録され、裏面に記録がなされていない記録媒体も、他の記録媒体と同様に裏面を上にして排紙される。
【0069】
従って、両面自動印刷を行う場合に、全ページ数が奇数であるか否かに関らず、常にページ順通りに排紙され、ページの並びがくずれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録システムの概略制御構成を示すブロック図である。
【図2A】従来の奇数ページの両面自動印刷の終了後に排出される記録媒体の状態を模式的に示す図である。
【図2B】本発明の実施形態で奇数ページの両面自動印刷の終了後に排出される記録媒体の状態を模式的に示す図である。
【図3A】従来の両面自動印刷を行なう場合に、ホスト機器のプリンタドライバから記録装置に送信される情報と、記録装置での動作を示す図である。
【図3B】本発明の実施形態で両面自動印刷を行なう場合に、ホスト機器のプリンタドライバから記録装置に送信される情報と、記録装置での動作を示す図である。
【図4A】本発明の実施形態の記録装置の処理全体の流れを示すフローチャートである。
【図4B】図4Aの記録ジョブ開始コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
【図4C】図4Aの両面印刷設定コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
【図4D】図4Aの記録データ処理の流れを示すフローチャートである。
【図4E】図4Dの給紙処理の流れを示すフローチャートである。
【図4F】図4Aの排紙コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
【図4G】図4Aのジョブ終了コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置に関し、特に、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置における最終ページの処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等シート状の記録媒体に記録を行うプリンタが広く使用されている。
【0003】
プリンタの記録方式としては様々な方式が知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の理由でインクジェット方式が近年特に注目されており、又その構成としては、所望される記録情報に応じてインクを吐出する記録ヘッドを用紙等の記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復走査させながら記録を行なうシリアル記録方式が安価で小型化が容易などの点から一般的に広く用いられている。
【0004】
また、最近は、一方の面の記録が終了した後に記録媒体を反転して自動的に両面に記録を行う、いわゆる「両面自動印刷」が可能な記録装置が下記特許文献1等においていくつか提案されている。
【0005】
図3Aは、従来の両面自動印刷が可能な記録装置で両面自動印刷を行なう場合に、ホスト機器のプリンタドライバから記録装置に送信される情報と、記録装置での動作を示す図である。
【0006】
最初に、ジョブ開始コマンド301が送信され、続いて制御コマンドあるいは設定コマンド302そして両面印刷コマンド303が送信される。その後、記録データ304が送信され、1ページに記録する記録データが送信された後に排紙コマンド305が送信される。
【0007】
記録装置では、制御/設定コマンド302を受信すると給紙を行ない、記録データ304の受信に伴って記録を行なう。表面を記録した場合には、排紙コマンド305の受信に応じて仮排紙をし、次のページの制御/設定コマンド302の受信に応じて記録媒体の自動反転及び裏面給紙を行う。一方、裏面を記録した場合には、排紙コマンド305の受信に応じて排紙を行なう。
【0008】
以降、制御/設定コマンド302、記録データ304及び排紙コマンド305の順に送信されて、記録装置では対応するページの記録を行い、最終ページの記録終了後には、排紙コマンド305の後にジョブ終了コマンド306が送信され、これを受信した記録装置は一連の両面自動印刷を終了する。
【0009】
【特許文献1】特開2003−048311号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の両面自動印刷が可能な記録装置では、最終ページを排紙する際に表裏を考慮しておらず、最終ページを記録した後に、そのままの状態で排紙するように構成されているため、最終ページの番号が奇数である場合に、排出された状態がページ順とはならない。
【0011】
これを例を挙げて具体的に説明する。図2Aは、図3Aに示したような情報に応じた記録装置102による奇数ページの両面自動印刷の終了後に排出された記録媒体の状態を模式的に示す図である。
【0012】
図示されたように、P1〜P4の4枚の記録媒体は、両面に記録が行われ、それぞれ偶数ページを上にして排紙されている。しかしながら、最後の記録媒体Pnだけは、最終ページ(2n−1)を記録した後に、そのまま奇数ページを上にして排紙されている。このように、複数枚の記録媒体にページ数が奇数となる両面自動印刷を行うと、最後の記録媒体だけが奇数ページを上にして排紙され、ページの並びがくずれてしまう。
【0013】
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合にページの並びがくずれないようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の一態様としての記録装置は、ホスト機器から送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置であって、
複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定可能に構成されている。
【0015】
すなわち、本発明では、ホスト機器から送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置において、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定可能とする。
【0016】
このようにすると、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合に、最終ページの番号が奇数であるときには該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定しておけば、最終ページが表面に記録され、裏面に記録がなされていない記録媒体も、他の記録媒体と同様に裏面を上にして排紙される。
【0017】
従って、両面自動印刷を行う場合に、全ページ数が奇数であるか否かに関らず、常にページ順通りに排紙され、ページの並びがくずれることがない。
【0018】
なお、本発明は上記の記録装置としての態様以外に、上記記録装置とホスト機器とを含む記録システム、両面自動印刷方法、該方法をコンピュータ装置で実現するコンピュータプログラム、該コンピュータプログラムを格納する記憶媒体の態様としても実現され得る。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。上述のように、本発明は、ホスト機器から送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置であって、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定可能に構成されている記録装置であるが、以下で説明する実施形態は次のような特徴をも有している。
【0020】
ホスト機器から送信された情報に応じて設定がなされる。記録媒体の反転を、ホスト機器から前記両面自動印刷に関するジョブが終了したことを示す情報を受信した後に行う。
【0021】
なお、本実施形態では、記録装置としてインクジェットプリンタを例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものでなく、両面自動印刷が可能な記録装置であれば、レーザービームプリンタやサーマルプリンタ等の他の方式の記録装置にも適用することができる。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態である記録システムの概略制御構成を示すブロック図である。
【0023】
本実施形態の記録システムは、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA)あるいはデジタルカメラ(DSC)等の形態を取り得るホスト機器101と、インクジェット方式に従って複数枚の記録媒体に両面自動印刷が可能な記録装置102とを含み、両者はケーブルや無線等で通信可能に接続されている。
【0024】
ホスト機器101には、記録装置102に対応したプリンタドライバがインストールされており、ホスト上で起動されているアプリケーションで印刷(プリント)が指示されると、プリンタドライバが起動される。そして、プリンタドライバにおけるユーザインターフェース画面において、記録媒体のサイズ、記録部数、記録方法(両面、片面)等の指定をユーザが入力又は選択して実行を指示すると、記録に必要な制御/設定コマンド、給紙/排紙コマンド、両面印刷設定コマンド等を含む制御データと、記録すべき文字や画像をラスタ形式など所定の形式に変換した記録データとが生成されて記録装置102に送信される。
【0025】
記録装置102は、ホスト機器101と通信するためのインタフェース(I/F)部103、内部に受信バッファ104、ワークバッファ105、プリントバッファ106等が設けられたRAM107、記録ヘッドの走査や記録媒体の搬送及び反転機構の動力源である各種モータを駆動するモータドライバ108、記録ヘッドを駆動する記録ヘッドドライバ109、装置全体を制御するMPU110、RAM107へのアクセスを司るDMA111、MPU110の制御プログラムや固定データを格納するROM112、格納したデータを電気的に書き換え可能なEEPROM114、記録ヘッドの温度やインクタンクの残量、記録媒体の位置等を検出する各種センサ115を含んでいる。
【0026】
ホスト機器101から送信された制御データ及び記録データは、I/F103を介して一旦受信バッファ104に格納され、MPU110によって読み出される。記録データはDMA111によってワークバッファ105に転送された後、画像処理が施されて記録ヘッドでのインク吐出の有無を示す2値データに変換されてプリントバッファ106に格納される。また、制御データはセンサ115の情報に基づいてモータドライバ108及び記録ヘッドドライバ109の制御信号に変換され、所定の記録シーケンスに従って各種モータ及び記録ヘッドが駆動されて記録が行われる。
【0027】
各種モータによって駆動される機構部分としては、記録ヘッドを搭載したキャリッジの駆動機構、記録媒体の給紙、搬送、排紙機構、仮排紙された記録媒体の表裏を反転する反転ユニット等を備えている。
【0028】
図3Bは、本実施形態においてホスト機器101のプリンタドライバによって生成され、記録装置102に送信される情報と、記録装置での動作の例を図3Aと同様に示す図である。
【0029】
本例では、両面自動印刷が指定され、最終ページの番号が奇数の場合には、最終ページの記録終了後に記録媒体を反転して排紙する処理を行うように設定されている。この処理は、本実施形態では両面自動印刷が指定された場合、デフォルトとして設定されているが、GUI等のインタフェース画面によってユーザが解除可能となっている。
【0030】
最初に、ジョブ開始コマンド301が送信され、続いて使用する記録媒体や記録領域に関する制御/設定コマンド302そして両面印刷コマンド303’が送信される。この両面印刷コマンド303’には、最終ページの番号が奇数の場合には記録媒体を反転した後に排紙する処理を行うことを表す情報が含まれている。その後、記録データ304が送信され、1ページに記録する記録データが送信された後に排紙コマンド305が送信される。
【0031】
記録装置では、制御/設定コマンド302を受信すると給紙を行ない、記録データ304の受信に伴って記録を行なう。表面(奇数ページ)を記録した場合には、排紙コマンド305の受信に応じて仮排紙をし、次のページの制御/設定コマンド302の受信に応じて記録媒体の自動反転及び裏面給紙を行う。一方、裏面(偶数ページ)を記録した場合には、排紙コマンド305の受信に応じて排紙を行なう。
【0032】
以降、制御/設定コマンド302、記録データ304及び排紙コマンド305の順に送信されて、記録装置では対応するページの記録を行う。最後にジョブ終了コマンド306が送信され、これを受信した記録装置は一連の両面自動印刷を終了する。このとき、最終ページの番号が奇数であると、仮排紙された記録媒体の自動反転及び裏面給紙を行った後に排紙を実行する。
【0033】
図2Bは、図3Bに示したような情報に応じた記録装置102による奇数ページの両面自動印刷の終了後に排出された記録媒体の状態を図2Aと同様に模式的に示す図である。
【0034】
図示されたように、P1〜P4の4枚の記録媒体は、両面に記録が行われ、それぞれ偶数ページを上にして排紙されている。また、最後の記録媒体Pnも、最終ページ(2n−1)を記録した後に、反転され、何も記録されていない偶数ページを上にして排紙されている。このように、複数枚の記録媒体に奇数ページの両面自動印刷を行った場合でも、全ての記録媒体はページの並びを維持するように偶数ページを上にして排紙される。
【0035】
以下、上本実施形態の記録装置において記録を実行する際の処理について説明する。図4Aは、記録装置の処理全体の流れを示すフローチャートであり、図4B〜4Gは、図4A内の処理の詳細をそれぞれ示すフローチャートである。
【0036】
記録装置の処理全体の流れは、図4Aに示すように、コマンド取得処理(ステップS41)と、コマンド解析処理(ステップS42)と、対応するコマンド処理(ステップS43〜S47)とを繰り返し、ジョブ終了コマンドを受信した場合には、ジョブ終了コマンド処理(ステップS48)の後に記録が完了したことを通知する記録完了処理(ステップS49)を実行して処理を終了する。
【0037】
ここで、コマンドとは、制御コマンド、設定コマンド、及び記録データを含むホスト機器から送信される情報の総称である。
【0038】
ステップS42のコマンド解析では、コマンドを、ジョブ開始コマンド、両面設定コマンド、記録データ、排紙コマンド、ジョブ終了コマンド、その他のコマンドのいずれであるか判定し、判定結果に応じて、ジョブ開始コマンド処理(ステップS43)、両面設定コマンド処理(ステップS44)、記録データ処理(ステップS45)、排紙コマンド処理(ステップS46)、ジョブ終了処理(ステップS48)及びその他のコマンド処理(ステップS47)の対応するいずれかの処理を実行する。
【0039】
なお、これらのコマンド処理には優先順位がある。たとえば、ジョブ開始コマンドが処理されないうちは、他のコマンドが取得されても無視される。
【0040】
以下、各コマンド処理について、図4B〜4Gのフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0041】
図4Bは、図4Aのジョブ開始コマンド処理(ステップS43)の詳細を示すフローチャートである。ジョブ開始コマンド処理では、プリントドライバから送信される制御コマンドおよび設定コマンドに含まれるパラメータの情報に関する設定値やフラグの初期化が行われる(ステップS431)。両面自動印刷に関するものでは、自動両面フラグのリセット、表面フラグのセット、最終ページ自動反転フラグのリセットがある。他にも、記録用紙、記録品位、カラー情報などの初期化や、給紙フラグなどのコマンド処理にかかわる初期化などがあるが、これらの処理は従来と同様の既知の処理であるのでここでは詳述しない。以上の処理でジョブ開始コマンド処理は終了する(ステップS432)。
【0042】
図4Cは、図4Aの両面印刷コマンド処理(ステップS44)の詳細を示すフローチャートである。両面印刷コマンドのパラメータには、指定された印刷方法が、自動両面印刷か手動両面印刷か片面印刷かを示す第1パラメータと、両面自動印刷が設定されている場合に、最終ページの番号が奇数の場合の自動反転処理を実行するか否かを示す第2パラメータとが含まれている。
【0043】
両面印刷コマンド処理では、最初に第1パラメータを参照して指定された印刷方法が自動両面印刷であるか否かを判定する(ステップS441)。指定された印刷方法が両面自動印刷でないと判定された場合には、指定された印刷方法が手動両面印刷であるか否かを判定する(ステップS446)。手動両面印刷が指定されていれば手動両面処理(ステップS447)を実行し、ステップS446で手動両面印刷でないと判定された場合には、片面印刷が指定されたと判定して、片面処理を実行する(ステップS448)。手動両面処理及び片面処理は従来と同様の既知の処理であるのでここでは詳述しない。
【0044】
ステップS441で両面自動印刷が指定されたと判定された場合、自動両面フラグをセットする(ステップS442)。この自動両面フラグは、ジョブ終了コマンドを受信するまで保持される。続いて、第2のパラメータを参照して、最終ページの番号が奇数の場合の自動反転処理を実行するか否かを判定する(ステップS443)。自動反転処理を実行するように設定されていれば、最終ページ反転フラグをセットし(ステップS444)、自動反転処理を実行しないように設定されていれば、最終ページ反転フラグをリセットする(ステップS445)。このフラグは、記録ジョブ完了コマンドを処理するまで保持される。以上で両面印刷コマンド処理を終了する(ステップS449)。
【0045】
なお、両面印刷コマンドは、1ページ目の記録データの前に受信した両面印定コマンドのパラメータが有効となり、それ以後の両面印刷コマンドを受信しても無視される。
【0046】
図4Dは、図4Aの記録データ処理(ステップS45)の詳細を示すフローチャートである。記録データを受信すると、給紙が完了しているか否かを判定する(ステップS451)。これは、給紙が行われたことを示す給紙フラグがセットされているか否かで判定する。給紙フラグがセットされていない(給紙が行われていない)場合、後述する給紙処理を実行する(ステップS452)。一方、給紙フラグがセットされている(給紙されている)場合、上記のように記録ヘッド及び各所モータを駆動して実際の記録処理を行う(ステップS453)。この記録処理は、従来と同様の既知の処理であるので詳述しない。以上で記録データ処理を終了する(ステップS454)。
【0047】
図4Eは、図4Dの記録データ処理のステップS452で行われる給紙処理の詳細を示すフローチャートである。給紙処理では最初に、自動両面フラグを参照して自動両面印刷が指定されているか否かを判定する(ステップS4521)。自動両面フラグがセットされていなければ、第1のパラメータを参照して手動両面印刷が指定されているか否かを判定し(ステップS4525)、手動両面印刷が指定されていれば手動両面給紙処理を実行し(ステップS4526)、そうでなければ片面給紙処理を実行する(ステップS4527)。手動両面給紙処理、及び片面給紙処理は、従来と同様の既知の処理であるのでここでは詳述しない。
【0048】
ステップS4521で両面自動フラグがセットされていると判定された場合、これから記録を行うのが記録媒体の表面であるか裏面であるかを、上記ジョブ開始コマンド処理でセットされた表面フラグを参照して判定する(ステップS4522)。表面であれば、表面給紙処理を実行し(ステップS4523)、裏面であれば、自動反転処理及び裏面給紙処理を実行する(ステップS4524)。ジョブ開始コマンド処理の初期化処理(ステップS431)において、表面フラグがセットされるので、ジョブの最初の給紙は表面給紙処理になる。この表面給紙処理および自動反転処理、裏面給紙処理は、従来と同様の既知の処理であるので、ここでは詳述しない。以上で給紙処理を終了する(ステップS4528)。
【0049】
図4Fは、図4Aの排紙コマンド処理(ステップS46)の詳細を示すフローチャートである。排紙コマンド処理では最初に、自動両面フラグを参照して自動両面印刷が指定されているか否かを判定する(ステップS461)。自動両面フラグがセットされていなければ、第1のパラメータを参照して手動両面印刷が指定されているか否かを判定し(ステップS467)、手動両面印刷が指定されていれば手動両面排紙処理を実行し(ステップS468)、そうでなければ片面排紙処理を実行する(ステップS469)。手動両面排紙処理、及び片面排紙処理は、従来と同様の既知の処理であるのでここでは詳述しない。
【0050】
ステップS461で両面自動フラグがセットされていると判定された場合、表面フラグを参照して記録の終了した面が表面であるか否かを判定する(ステップS462)。表面であれば仮排紙処理を実行し(ステップS463)、表面フラグをリセットする(ステップS464)。一方表面でない場合、すなわち裏面であれば、排紙処理を実行し(ステップS465)、表面フラグをセットする(ステップS466)。以上で排紙コマンド処理を終了する(ステップS470)。
なお、ステップS463の仮排紙処理とは、この時点では裏面に記録するデータがあるかどうか不明なので、排紙処理にも自動反転処理にも移行できる状態とする処理である。
【0051】
図4Gは、図4Aのジョブ終了コマンド処理(ステップS47)の詳細を示すフローチャートである。ジョブ終了コマンド処理では最初に、自動両面フラグを参照して自動両面印刷が指定されているか否かを判定する(ステップS471)。両面自動フラグがセットされていると判定された場合、表面フラグを参照して最終ページが表面であるか否かを判定する(ステップS472)。
【0052】
ここで、図3A及び3Bにも示されているように、ジョブ終了コマンドの前に、図4Fに示した排紙コマンド処理が実行されているので、表面フラグがセットされている場合には、最終ページが裏面であり、図4FのフローチャートのS465及びS466が実行され、排紙すべき記録媒体はない。一方、表面フラグがセットされていない場合には、最終ページが表面であり、図4FのフローチャートのS463及びS464が実行されて仮排紙状態となっている。この場合、最終ページ反転フラグがセットされているか否かを判定し(ステップS473)、セットされている場合には自動反転処理及び裏面給紙処理を実行し(ステップS474)、その後排紙処理を実行する(ステップS475)。ステップS473で最終ページ反転フラグがセットされていない場合には、そのまま排紙処理を実行する(ステップS475)。
【0053】
ステップS471で自動両面フラグがセットされていない場合、及びステップS472で表面フラグがセットされている場合には、そのまま初期化処理を実行し(ステップS476)、ステップS475の排紙処理を実行した後にも初期化処理を実行する(ステップS476)。以上でジョブ終了コマンド処理を終了する(ステップS477)。
【0054】
以上説明したように本実施形態によれば、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行うにあたり、最終ページの番号が奇数の場合には当該最終ページを反転して排紙するよう構成しているので、表面にしか記録されない最終ページも反転され、裏面を上にして排紙される。従って、最終ページだけが奇数ページを上にして排紙されるようなことがなくなり、ページの並びがくずれない。
【0055】
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、自動両面印刷が指定され且つ最終ページが奇数の場合に、最終ページの反転処理が自動的に実行されるよう構成した。しかし、最終ページの反転処理を行うと、最終ページの反転処理を行わない場合に比べ、全ページが排紙されるのに要する時間が反転処理の分だけ長くなってしまう。時間優先のユーザにとっては、最終ページをマニュアルで裏返す方が好ましいかもしれない。
【0056】
そこで、この第2の実施形態では、最終ページの反転処理を行うか否かをユーザが選択できるように構成している。詳しくは、ホスト機器の表示画面(プリンタドライバのユーザインターフェース画面)あるいは記録装置の表示画面にて、最終ページの反転処理を行うか否かをユーザが選択できるようにする。詳しくは、自動両面印刷が指定され且つ最終ページが奇数の場合のときだけ、最終ページの反転処理を行うか否かの選択が有効となるようにする。
【0057】
この第2の実施形態によれば、最終ページの反転処理を行うか否かを選択できるので、ユーザの自由度が広がる。例えば、時間を優先するのであれば、反転処理を行わないように設定し、最終ページをマニュアルで裏返す手法を採用すればよく、一方、全自動を望むのであれば、反転処理を行うように設定し、最終ページを自動で裏返す手法を採用すればよい。
【0058】
<他の実施形態>
以上説明した実施形態は、インクジェットプリンタと当該プリンタのプリンタドライバをインストールしたホストコンピュータとからなる記録システムを例に挙げて説明したが、本発明は他の様々な方式のプリンタと該プリンタのホスト機器となり得る装置とからなる様々な記録システムに適用できる。
【0059】
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。一つの機器からなる装置(例えば、記録装置)に本発明を適用する場合には、当該機器だけで両面自動印刷におけるパラメータ等を設定できるように、表示手段を含むユーザインタフェースを備えるようにするのが好ましい。
【0060】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(本実施形態では図4Aから4Gに示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
【0061】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0062】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0063】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0064】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
【0065】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0066】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0067】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合に、最終ページの番号が奇数であるときには該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定しておけば、最終ページが表面に記録され、裏面に記録がなされていない記録媒体も、他の記録媒体と同様に裏面を上にして排紙される。
【0069】
従って、両面自動印刷を行う場合に、全ページ数が奇数であるか否かに関らず、常にページ順通りに排紙され、ページの並びがくずれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録システムの概略制御構成を示すブロック図である。
【図2A】従来の奇数ページの両面自動印刷の終了後に排出される記録媒体の状態を模式的に示す図である。
【図2B】本発明の実施形態で奇数ページの両面自動印刷の終了後に排出される記録媒体の状態を模式的に示す図である。
【図3A】従来の両面自動印刷を行なう場合に、ホスト機器のプリンタドライバから記録装置に送信される情報と、記録装置での動作を示す図である。
【図3B】本発明の実施形態で両面自動印刷を行なう場合に、ホスト機器のプリンタドライバから記録装置に送信される情報と、記録装置での動作を示す図である。
【図4A】本発明の実施形態の記録装置の処理全体の流れを示すフローチャートである。
【図4B】図4Aの記録ジョブ開始コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
【図4C】図4Aの両面印刷設定コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
【図4D】図4Aの記録データ処理の流れを示すフローチャートである。
【図4E】図4Dの給紙処理の流れを示すフローチャートである。
【図4F】図4Aの排紙コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
【図4G】図4Aのジョブ終了コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
Claims (8)
- ホスト機器から送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置であって、
複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行う場合、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するように設定可能に構成されていることを特徴とする記録装置。 - 前記ホスト機器から送信された情報に応じて前記設定がなされることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記記録媒体の反転を、前記ホスト機器から前記両面自動印刷に関するジョブが終了したことを示す情報を受信した後に行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
- 前記記録装置は、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
- 送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷が可能な記録装置と、当該記録装置に接続されたホスト器機とを含む記録システムであって、
前記ホスト機器が、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行うときに、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するか否かを設定するためのユーザインタフェースと、
該ユーザインタフェースで設定された内容を制御情報として前記記録装置に送信する送信手段とを有し、
前記記録装置は、前記ホスト機器から送信された情報を解析して前記制御情報が含まれているときに、前記記録媒体を反転して排紙するように制御することを特徴とする記録システム。 - ホスト機器から送信された情報に基づいて、記録媒体の両面に記録を行う両面自動印刷方法であって、
前記ホスト機器において、複数枚の記録媒体に両面自動印刷を行うように指示するときに、最終ページの番号が奇数のときに該ページが記録された記録媒体を反転して排紙するか否かをユーザインタフェースを介してユーザが設定する設定工程と、
前期設定工程で設定された内容を制御情報として前記記録装置に送信する送信工程と、
前記記録装置において、前記ホスト機器から送信された情報を解析して前記制御情報が含まれているときに、前記記録媒体を反転して排紙するように制御する制御工程と、を備えることを特徴とする記録方法。 - 請求項6に記載された両面自動印刷方法をコンピュータ装置で実現するコンピュータプログラム。
- 請求項7に記載されたコンピュータプログラムを格納する記憶媒体。
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