JP2005211878A - 排ガス中の炭酸ガス除去方法及び排ガス中の炭酸ガス除去装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排ガス中の炭酸ガスを効果的かつ簡便に除去することができる炭酸ガス除去方法及び炭酸ガス除去装置を提供する。
【解決手段】吸収塔にて排ガスを吸収液と接触させて排ガス中の炭酸ガスを除去する炭酸ガス除去方法であって、吸収液は水酸化カルシウム含有水であり、吸収液が炭酸ガスを吸収して形成された炭酸カルシウムスラリーを分離し、分離した炭酸カルシウムスラリーを酸で中和し、中和した炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離する炭酸ガス除去方法とする。該除去方法に使用する炭酸ガス吸収装置は、排ガス冷却装置10、吸収塔12、炭酸カルシウムスラリーを分離するスラリー分離装置16、炭酸カルシウムスラリーを酸で中和する中和装置18、及びスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離する固液分離装置を有する
【選択図】図1
【解決手段】吸収塔にて排ガスを吸収液と接触させて排ガス中の炭酸ガスを除去する炭酸ガス除去方法であって、吸収液は水酸化カルシウム含有水であり、吸収液が炭酸ガスを吸収して形成された炭酸カルシウムスラリーを分離し、分離した炭酸カルシウムスラリーを酸で中和し、中和した炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離する炭酸ガス除去方法とする。該除去方法に使用する炭酸ガス吸収装置は、排ガス冷却装置10、吸収塔12、炭酸カルシウムスラリーを分離するスラリー分離装置16、炭酸カルシウムスラリーを酸で中和する中和装置18、及びスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離する固液分離装置を有する
【選択図】図1
Description
本発明は、燃焼装置の排ガス中の炭酸ガスを除去して濃度を低減させる炭酸ガス除去方法及び炭酸ガス除去装置に関するものである。
燃焼装置、特にゴミ焼却炉においては、ポリ塩化ビニル等の燃焼による塩化水素ガス等の酸性ガスが発生するため、これ等酸性ガスの除去を目的として酸性ガス除去装置が設置されている。特に湿式の酸性ガス除去装置としては、急冷塔と吸収塔とを有し、中和水を吸収液として使用し、吸収塔において排ガスと該吸収液とを接触させて酸性ガスを吸収除去する装置が一般的に使用されており、酸性ガスを吸収した吸収液は、水酸化ナトリウム水溶液と混合、中和した後に一部が循環利用される他はそのままNaClやNa2 SO4 等を含有する工場排水として排出されている。
しかるに近年、大気中の炭酸ガス濃度の上昇による地球温暖化現象が重要な環境問題とされており、炭酸ガスを多量に含有する燃焼装置排ガス中の炭酸ガスをも除去することが求められている。
ところが吸収液として中和水を使用する従来の酸性ガス除去装置では、炭酸ガスを除去することはできない。また吸収液として水酸化ナトリウム水溶液を使用してもpHの高いときには炭酸ガスをある程度吸収除去できるが、排水をその排出規準であるpH6〜8に中和すると炭酸ガスが遊離し、大気中に放出され、結局炭酸ガスを除去することができない。
炭酸ガスを除去する技術としては、アルカノールアミン又は熱炭酸カリウム溶液を吸収剤として使用する吸収法、ゼオライトや活性炭を吸着剤として使用する吸着法などが公知である。
しかし、上記の吸収液や吸着剤はいずれも高価であり、装置も高価なものであり、より簡便な炭酸ガス除去技術が求められている。また従来の酸性ガス除去装置に加えて別途設置する必要があり、高額な設備投資と大きな設置スペースが必要となる。
本発明の目的は、排ガス中の炭酸ガスを効果的かつ簡便に除去することができる炭酸ガス除去方法及び炭酸ガス除去装置を提供することにある。
本発明は、吸収塔にて排ガスを吸収液と接触させて排ガス中の炭酸ガスを除去する炭酸ガス除去方法であって、
前記吸収液は水酸化カルシウム含有水であり、排ガスと接触した前記吸収液から炭酸ガスを吸収して形成された炭酸カルシウムスラリーを分離し、分離した前記炭酸カルシウムスラリーを酸で中和し、中和した前記炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離することを特徴とする。
前記吸収液は水酸化カルシウム含有水であり、排ガスと接触した前記吸収液から炭酸ガスを吸収して形成された炭酸カルシウムスラリーを分離し、分離した前記炭酸カルシウムスラリーを酸で中和し、中和した前記炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離することを特徴とする。
係る方法により、排ガス中の炭酸ガスを効果的かつ簡便に除去することができる。即ち、従来の酸性ガス除去装置をスラリー状である水酸化カルシウム含有水を使用できるようにわずかに改変するだけで実施することができ、炭酸ガスを吸収して形成された炭酸カルシウムスラリーは、排水規準を満たすように酸で中和しても炭酸ガスを発生することがない。炭酸カルシウムを分離した後の排水は、従来通り工場排水として排出可能である。
また上述の炭酸ガス除去方法は、従来の酸性ガス除去装置等を、スラリー状の水酸化カルシウム含有水を使用できるようにする等の改良を行うだけで実施可能であり、新たな高額の設備投資を必要とせず、新たに大きな設置スペースを必要とすることもない。
水酸化カルシウムは、水に対する溶解度はそれ程大きくないが、水に溶解した水酸化カルシウムが吸収塔で炭酸ガスを吸収して水にほとんど溶解しない炭酸カルシウムとなって微粒子状となると、粒子状で存在する水酸化カルシウムが水に溶解し、炭酸ガスを吸収する。
上述の炭酸ガス除去方法においては、前記吸収塔は少なくとも第1吸収塔と第2吸収塔とからなり、前記吸収液は、第2吸収塔で炭酸ガスを吸収した後に第1吸収塔に送られて第1吸収塔にて排ガス中の酸性ガスを吸収することが好ましい。
係る構成により、第1吸収塔で酸性ガスを吸収除去し、第2吸収塔で炭酸ガスを吸収する方が1基の場合よりもより効果的に吸収除去することができる。
炭酸ガスは第1吸収塔でもある程度は除去可能であるが、第2吸収塔には、常に第1吸収塔よりも水酸化カルシウム濃度が高く、よりアルカリ性の強い吸収液が供給され、酸性が弱く、吸収されにくい炭酸ガスをより有効に吸収除去し得る。また、吸収液の媒体として水を使用するために吸収塔の通過により排ガスは冷却され、第2吸収塔の排ガス温度は第1吸収塔の排ガス温度よりも低い。炭酸ガスは温度が低いほど吸収液に対する溶解度が高くなるため、第2吸収塔でより効率的に除去される。
上述の炭酸ガス除去方法においては、前記排ガス温度を80℃以下にして前記吸収液と接触させることが好ましい。
排ガスの温度が80℃を超えると吸収液による炭酸ガスの除去効率が低下する。排ガスの温度は70℃以下であることがより好ましい。
別の本発明は排ガスを吸収液と接触させて排ガス中の炭酸ガスを除去する炭酸ガス除去装置であって、
排ガスを吸収液と接触させる吸収塔、炭酸ガスを吸収して形成された炭酸カルシウムスラリーを吸収液から分離する分離装置、分離した前記炭酸カルシウムスラリーを酸で中和する中和装置、及び中和した前記炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離する固液分離装置を有することを特徴とする。
排ガスを吸収液と接触させる吸収塔、炭酸ガスを吸収して形成された炭酸カルシウムスラリーを吸収液から分離する分離装置、分離した前記炭酸カルシウムスラリーを酸で中和する中和装置、及び中和した前記炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離する固液分離装置を有することを特徴とする。
係る装置を使用することにより、排ガス中の炭酸ガスを効果的かつ簡便に除去することができる。
係る炭酸ガス除去装置は、従来の酸性ガス除去装置をスラリー状である水酸化カルシウム含有水を使用できるようにわずかに改変するだけで実施することができ、炭酸ガスを吸収して形成された炭酸カルシウムスラリーは、排水規準を満たすように酸で中和しても炭酸ガスを遊離することがない。炭酸カルシウムを分離した後の排水は、従来通り工場排水として排出可能である。
上述の排ガス中の炭酸ガス除去装置においては、前記吸収塔は少なくとも第1吸収塔と第2吸収塔とからなり、前記吸収液は、第2吸収塔で炭酸ガスを吸収した後に第1吸収塔に送られて第1吸収塔にて排ガス中の酸性ガスを吸収するように構成されていることが好ましい。
係る構成の装置によれば、第1吸収塔で酸性ガスを吸収除去し、第2吸収塔で炭酸ガスを効果的に吸収除去することができる。上述の炭酸ガス除去装置においては、吸収塔は必要に応じて3以上設置してもよい。
また上記排ガス中の炭酸ガス除去装置においては、さらに排ガスを80℃以下に冷却する冷却装置を設けることが好ましい。
吸収液である水酸化カルシウム含有水の水酸化カルシウムの含有率は、1%以上であることが好ましく、液のpHは12以上のアルカリ性であることが好ましい。水酸化カルシウムの水に対する溶解度は0.185g/100g(0℃)であるから、1%以上含有する水酸化カルシウム含有水は、少なくとも水酸化カルシウムが溶解した水と水酸化カルシウム粒子とを含むスラリー状である。
図1には、排ガス冷却装置、吸収塔、水酸化カルシウム含有水を輸送するポンプ、炭酸カルシウムスラリーを分離するスラリー分離装置、分離した炭酸カルシウムスラリーを酸で中和する中和装置、及び中和した炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離する固液分離装置を有する排ガス中の炭酸ガス除去装置の好適な例を示した。
燃焼装置(図示せず)から排出される排ガスAは、排ガス冷却装置10に送り込まれ、80℃以下、より好ましくは70℃以下に冷却される。冷却された排ガスは、吸収塔12にその下部から送り込まれる。吸収塔には吸収液であるスラリー状の水酸化カルシウム含有水が貯留槽16からポンプ20により配管22を通じて供給され、シャワーノズル13にて撒布され、充填材14の層によって排ガスと吸収液とが効率よく接触するように構成されている。吸収液と接触して炭酸ガス濃度が低減された排ガスBは、吸収塔12の上部に設けられたダクトから大気中に排出される。
使用する排ガス冷却装置としては、公知の冷却装置が限定なく使用可能であり、具体的には廃熱ボイラー式ガス冷却装置、水噴射式ガス冷却装置、及びこれらを組合せた組合せ式ガス冷却装置が例示される。
吸収塔12には、排ガスと吸収液の接触面積を大きくするための充填材14が層状に充填されている。図1では、充填材14の層は吸収塔上部の一部に設けられているがこれに限定されるものではなく、下部近傍まで充填されていてもよく、複数の層状に充填されていてもよい。
炭酸ガスを吸収して炭酸カルシウム微粒子を含むものとなった吸収液は、吸収塔12の下部から配管24を通じて貯留槽16に送られ、循環するように構成されている。
貯留槽16では、例えばpHメーターにより吸収液のpHをモニターし、吸収液の炭酸ガス吸収能力が所定値より低下した場合に貯留槽16の下部より炭酸カルシウムスラリーを分離して取り出すと共に水酸化カルシウム含有水を追加する。即ち、貯留槽16は、スラリー分離装置を兼ねている。炭酸カルシウムスラリーの分離は間欠的に行ってもよく、連続的に行ってもよい。
取り出した炭酸カルシウムスラリーは中和槽18に収容し、酸Cを添加してpH6〜8に中和し、次いでpH6〜8の排水と炭酸カルシウムに分離して排水はそのまま下水として排出する。使用する酸としては、硫酸又は塩酸が好ましく、塩化水素ガスを吹き込んでもよい。
中和槽の構成は、炭酸カルシウム粒子を含有するスラリーを効果的に中和できれば特に限定されず、公知の中和槽を使用することができる。具体的には、撹拌翼と酸供給装置及びpH検出装置を備えたものでよく、連続的に処理する装置であってもよく、バッチ式であってもよい。
中和した炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離する固液分離装置としては、公知の固液分離装置を使用することができ、例えばフィルタープレス等が例示される。
図2には、排ガス冷却装置、2基の吸収塔、水酸化カルシウム含有水を供給するポンプ、炭酸カルシウムスラリーを分離するスラリー分離装置、分離した炭酸カルシウムスラリーを酸で中和する中和装置、及び中和した炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離する固液分離装置を有する排ガス中の炭酸ガス除去装置の好適な例を示した。
排ガスAは、図1の場合と同様に排ガス冷却装置38に送り込まれて冷却された後に第1吸収塔30に送られ、処理された後に第2吸収塔32に送られる。第1吸収塔にはシャワーノズル33と充填材34の層が、また第2吸収塔32にはシャワーノズル35と充填材36の層が、それぞれ設けられている。また水噴霧効果によって排ガス温度が低減されるため、排ガス冷却装置38を省略して装置を簡素化することも可能である。
吸収液は、貯留槽40からポンプ50によりまず第2吸収塔32に送られ、第1吸収塔30で処理され、ダクト31を通じて第2吸収塔に送られた排ガスと接触して炭酸ガスを吸収する。第2吸収塔32から排出された吸収液はポンプ46を備えた配管44を通じて第1吸収塔30へ送られる。
吸収液と接触して酸性ガスが除去され、炭酸ガス濃度が低減された排ガスBは、吸収塔32の上部に設けられたダクトから大気中に排出される。
係る構成により、酸性ガスを吸収する前の吸収液と酸性ガス除去後の排ガスが接触するため、より効果的に炭酸ガスを除去することができる。
第1吸収塔30から排出された吸収液はポンプを備えた配管52を通じて貯留槽40に戻される。炭酸カルシウムスラリーを含有する吸収液の処理は実施例1の場合と同様である。
例えば焼却炉などに設置された酸性ガス除去装置が第1吸収塔、第2吸収塔の2基の吸収塔を有する場合、第2吸収塔のみを水酸化カルシウム含有水を使用して炭酸ガスを除去するように改造することも好ましい態様である。
(実験例1)
水酸化カルシウム2.22gをイオン交換水180mlに分散したスラリー状液(pH=12.72)に炭酸ガスを0.1MPa,300ml/minの条件で4.8時間バブリングにより接触させた。次いでHClの2900ppm/N2 バランスガスを0.1MPa,2L/minの条件でバブリングし、pH7に中和した。実験を2回行い、中和後のスラリー液の炭素含有量測定したところ、炭素量として2400mg/Lであった。
(比較実験例2)
水酸化カルシウムに代えて水酸化ナトリウム1.0gを使用した以外は実験例1と同様にして吸収実験を行った。中和前の液の炭素含有量は2410mg/Lであったが、中和後は260mg/Lであった。
水酸化カルシウム2.22gをイオン交換水180mlに分散したスラリー状液(pH=12.72)に炭酸ガスを0.1MPa,300ml/minの条件で4.8時間バブリングにより接触させた。次いでHClの2900ppm/N2 バランスガスを0.1MPa,2L/minの条件でバブリングし、pH7に中和した。実験を2回行い、中和後のスラリー液の炭素含有量測定したところ、炭素量として2400mg/Lであった。
(比較実験例2)
水酸化カルシウムに代えて水酸化ナトリウム1.0gを使用した以外は実験例1と同様にして吸収実験を行った。中和前の液の炭素含有量は2410mg/Lであったが、中和後は260mg/Lであった。
以上の実験結果より、水酸化ナトリウム水溶液を吸収液とした場合には、中和すると炭酸ガスが放出されて炭酸ガスの除去効果が得られないが、本発明のように水酸化カルシウムを使用すると、中和後の吸収液では炭酸ガスが放出されておらず、効果的に排ガス中の炭酸ガスを除去できることが分かる。
燃焼装置、例えばボイラー、焼却炉に設置して炭酸ガス排出量を低減することができる。火力発電所やゴミ焼却炉の排ガス処理装置として使用可能である。
10 排ガス冷却装置
12 吸収塔
16 スラリー分離装置
18 中和装置
12 吸収塔
16 スラリー分離装置
18 中和装置
Claims (6)
- 吸収塔にて排ガスを吸収液と接触させて排ガス中の炭酸ガスを除去する炭酸ガス除去方法であって、
前記吸収液は水酸化カルシウム含有水であり、排ガスと接触した前記吸収液から炭酸ガスを吸収して形成された炭酸カルシウムスラリーを分離し、分離した前記炭酸カルシウムスラリーを酸で中和し、中和した前記炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離することを特徴とする排ガス中の炭酸ガス除去方法。 - 前記吸収塔は少なくとも第1吸収塔と第2吸収塔とからなり、前記吸収液は、第2吸収塔で炭酸ガスを吸収した後に第1吸収塔に送られて第1吸収塔にて酸性ガスを吸収することを特徴とする請求項1に記載の排ガス中の炭酸ガス除去方法。
- 前記排ガス温度を80℃以下にして前記吸収液と接触させることを特徴とする請求項1又は2に記載の排ガス中の炭酸ガス除去方法。
- 排ガスを吸収液と接触させて排ガス中の炭酸ガスを除去する炭酸ガス除去装置であって、
排ガスを吸収液と接触させる吸収塔、炭酸ガスを吸収して形成された炭酸カルシウムスラリーを吸収液から分離する分離装置、分離した前記炭酸カルシウムスラリーを酸で中和する中和装置、及び中和した前記炭酸カルシウムスラリーを炭酸カルシウムと排水とに分離する固液分離装置を有することを特徴とする排ガス中の炭酸ガス除去装置。 - 前記吸収塔は少なくとも第1吸収塔と第2吸収塔とからなり、前記吸収液は、第2吸収塔で炭酸ガスを吸収した後に第1吸収塔に送られて第1吸収塔にて酸性ガスを吸収するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の排ガス中の炭酸ガス除去装置。
- さらに排ガスを80℃以下に冷却する冷却装置を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の排ガス中の炭酸ガス除去装置。
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