JP2005211792A - ガス処理塔 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ガス偏流を抑制し、安定した脱硫性能を得ることのできるガス処理塔を提供することを目的とする。
【解決手段】 ガス処理塔10において、塔本体11の寸法Wと、導入部14の上下方向の寸法Dの比mを適切に設定することで、塔本体11内におけるガス偏流を抑制するようにした。このとき、導入部14の上下方向の寸法Dを、塔本体11に近づくにつれて大きくするようにしても良い。また、導入部14から塔本体11にガスが流れ込む領域に整流板30を設けたり、塔本体11内でガスの流れの方向が変わる領域にガイド板を設けるのも有効である。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種プラントやボイラ等に備えられるガス処理塔に関する。
各種プラントやボイラの排ガス中に含まれる硫黄酸化物(SO)を除去するための排煙脱硫技術には、乾式法と湿式法とがある。
乾式法は、石灰石の粉末をボイラ炉内に噴霧し、炉内の高温ガス化によるカルシネーション反応で生じる生石灰とSOを反応させ、亜硫酸カルシウム又は石膏として脱硫する方法である。また、消石灰等の吸収剤をエアヒータ下流の煙道に噴霧することによりガス中のSOを除去する方法で、脱硫性能を向上させるために、さらに水を噴霧させることもある。
半乾式法は、消石灰又は活性化した吸収剤の水溶液を反応塔(スプレードライヤ)に噴霧し、ガス中のSOと反応させ、その下流側に設置したバグフィルタ又は電気集塵器により反応生成物(亜硫酸カルシウムと石膏)と石灰石の混合物を除去する方法である。
湿式法は、石灰石、消石灰、水酸化マグネシウム、硫酸アルミニウムなどの中和剤を用いる種々のプロセスが開発され、実用化されている。さてこの中で、脱硫率が高く、安価な石灰石を中和剤として、石膏を副生する湿式石灰・石膏法が広く用いられている。
このような湿式法を用いた脱硫装置としては、例えば、硫黄酸化物の吸収液を上方に向けて柱状に吐出し、排ガス(未処理ガス)と気液接触させる、液柱式のガス処理塔がある(例えば、特許文献1、2参照。)。
図9に示すように、このような液柱式のガス処理塔1では、貯溜液を、ポンプ2でくみ上げ、ノズルヘッダー3に多数設置したノズル4から上方に向けて吐出し、柱状の液柱Cを形成する。そして、下部側方に形成された導入口5から未処理ガスを導入し、これが上方の排出口6に向けて流れる間に、液柱Cに気液接触させることで、未処理ガス中に含まれる硫黄酸化物を除去するようになっている。
特開平9−225256号公報 特開2002−119827号公報
ところで、脱硫反応は、〔数1〕に示すように、ボイラ排ガス中に含まれる二酸化イオウを炭酸カルシウムにて吸収して石膏にするものである。排ガス中の亜硫酸ガスは、液中に亜硫酸として吸収され、亜硫酸イオンとなり、さらに酸素により酸化され硫酸イオンとなる。硫酸イオンは、液部に含まれる石灰石と中和反応し、石膏として晶析する。
Figure 2005211792
液とガスが接触する吸収反応は、液柱塔のガスと液が向流で流れる場合でも、スプレー塔のような場合でも次の〔数2〕のように表される。
ここで、入口のSO分圧をPSO2in(Pa)として、高さZ間に変化して出ていく出口のSO分圧をPSO2out(Pa)と表す。また、P SO2は亜硫酸ガスの気相での平衡分圧(Pa)である。さらに記号を以下に示す。
:気相基準の総括物質移動係数(mol・m-2・s-1・Pa-1)
a:装置単位容積当たりの気液有効界面積(m2/m3)
P:全圧(Pa)
:ガスの空塔モル速度(mol・m-2・s-1)
Figure 2005211792
脱硫率ηは、次の〔数3〕のように表される。
Figure 2005211792
〔数3〕において、P SO2は、PSO2の値に対して十分に小さいので、〔数3〕は〔数4〕のようになる。
Figure 2005211792
すなわち、気相基準の総括物質移動係数Kや全圧Pを一定とした場合、ガス偏流により局部的にガス流速が大きくなって空塔モル速度Gが大きくなったり、液量が少ない領域で気液有効界面積aが小さくなったりすると、局部的に脱硫率が悪くなり、全体としての脱硫性能が悪くなるのである。
図10は、図9に示したガス処理塔1を模式的に示したものである。この図10において、符号(S)で示すものは、ガス流速の分布である。この図10に示すように、ガス処理塔1では、導入口5から導入した未処理ガスは、横方向から縦方向(上向き)へと流れの向きが変わる際に、ガス偏流を生じ、外周側に局部的に流速の高い部分Aが発生する。すると、この部分Aでは、前述の〔数4〕において、空塔モル速度Gが大きくなり、脱硫性能が悪くなる。また、この部分Aのガス偏流により、ノズルヘッダー3の下方の領域Bにおいて液が落下しにくくなり、前述の〔数4〕において気液有効界面積(接触面積)aが減少し、局部的に脱硫性能が低下する。
このようにして、導入口5から導入した未処理ガスが上方に向きを変える部分で生じるガス偏流により、局部的に脱硫率が悪くなり、ガス処理塔1全体としての脱硫性能が悪くなるという問題がある。
ガス処理塔1において、未処理ガスの処理効率(単位時間あたりの処理量)を向上させるには、装置を大型化するか、未処理ガスの流速を上げる必要があるが、設備の大型化が望ましくないのは言うまでもない。そこで、未処理ガスの流速を現状以上に上げることを検討すると、上記したようにガス偏流による問題はさらに顕著になり、硫黄酸化物を除去し切れずに未処理ガスがそのまま吹き抜け、脱硫性能が大幅に低下してしまう、という可能性すらある。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、ガス偏流を抑制し、安定した脱硫性能を得ることのできるガス処理塔を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明のガス処理塔は、ガスに液を接触させることでガスに含まれる物質を除去するガス処理塔であって、ガスを下方から上方に向けて流す塔本体と、塔本体の下部側面に形成され、塔本体に側方からガスを供給する導入部と、塔本体内にて、上方に向けて流れるガスに液を接触させることでガスに含まれる物質を除去する気液接触部と、を備える。そして、塔本体内におけるガスの最大流速が所定値以下となるように、導入部におけるガスの流路寸法が設定されていることを特徴とする。
塔本体内におけるガスの最大流速が所定値以下となるように、導入部におけるガスの流路寸法を設定するには、塔本体の断面方向の寸法Wと、導入部の流路の高さDとの比m=W/Dを、1.5未満とするのが好ましい。さらには、この流路寸法は、塔本体内におけるガスの平均流速と、ガスの最大流速とに基づいて設定するのが好ましい。このように、塔本体の断面方向の寸法Wに対し、導入部の流路の高さDを一定以上に大きくすることで、導入部の流路におけるガスの流速を抑えることができる。ここで、塔本体の断面方向の寸法Wとは、塔本体と導入部を含む鉛直断面で見たときの塔本体の幅寸法である。
また、導入部を、塔本体に近づくにつれて流路寸法が漸次拡大するように形成すれば、導入部の流路におけるガスの流速を、塔本体に近づくにつれて抑えることができる。
さらに、導入部近傍に、塔本体内でのガスの偏流を抑制するための偏流抑制部材を設けても良い。
本発明のガス処理塔は、ガスに液を接触させることでガスに含まれる物質を除去するガス処理塔であって、ガスを下方から上方に向けて流す塔本体と、塔本体の下部側面に形成され、塔本体に側方からガスを供給し、塔本体の断面方向の寸法に対し、ガスの流路の高さが2/3以上とされた導入部と、を備えることを特徴とすることもできる。
また、本発明は、ガスに液を接触させることでガスに含まれる物質を除去するガス処理塔であって、ガスを下方から上方に向けて流す塔本体と、塔本体に側方からガスを供給するため塔本体の下部側面に形成され、塔本体に近づくにつれてガスの流路の高さが漸次拡大した導入部と、を備えることを特徴とするガス処理塔として捉えることもできる。
本発明によれば、導入部におけるガスの流速を抑制することで、ガス偏流を抑制して局部的に脱硫率が悪くなるのを防ぎ、全体として安定して脱硫性能を向上させることができる。その結果、ガス流速を上げてガス処理塔の処理能力を高めることが可能となる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
[第一の実施の形態]
図1は、本実施の形態におけるガス処理塔10の構成を説明するための図である。
この図1に示すように、ガス処理塔10は、塔本体11が例えば断面視矩形の筒状で、その底部は底板12によって閉塞され、上部には開口部13が形成されている。また、塔本体11の下部側面には、未処理ガスを塔本体11内に導入するため、筒状の導入部14が開口して形成されている。
塔本体11内には、複数のノズル15を備えたノズルヘッダー16が設けられている。ノズルヘッダー16には、塔本体11の底部に貯留された液がポンプ17で吸い上げられて供給されるようになっている。ノズル15は、この液を上方に向けて柱状に噴き上げて液柱Cを形成するためのものである。これら複数のノズル15は、互いに隣接するノズル15から噴き上げられる液柱Cに隙間が生じないように、適宜設定された間隔で配置されている。
上記構成を有したガス処理塔10においては、ノズル15から噴き上げられた液は、液柱Cを形成し、下方に落下する。
一方、導入部14から略水平方向に導入された未処理ガスは、ガス処理塔10内で向きを変え、上方に向けて流れる。そして、ノズル15から上方に噴き上げられた液柱Cに接触することで、未処理ガス中の硫黄酸化物が液に吸収され、上部の開口部13から排出される。つまり、液柱Cと未処理ガスが接触する領域が気液接触部として機能することになる。
ここで、ガス処理塔10において、塔本体11内でのガス偏流を抑制するために、塔本体11の、導入部14側から見たときの奥行きの寸法Wと、導入部14の流路の上下方向の寸法Dの比m(m=W/D)を設定するのが好ましい。ここで、塔本体11の寸法Wとは、塔本体11と導入部14を含む鉛直断面(すなわち図1で示される断面)で見たときの塔本体11の幅寸法である。
図2は、比mを変動させたときの、塔本体11内における平均空塔速度Vaveと塔本体11内における最大流速Vmaxとの比(これを増速比と称する)との関係(実験値)を示すものである。
ここで、増速比が過大になると、最大流速Vmaxの部分、つまり局部的に流速の高い部分において、液柱Cからの落下液を吹き上げてしまい、脱硫性能が低下してしまう。
そこで、図2の関係から、増速比に基づいて、限界流速を求めるのが好ましい。ここでは、
m<1.5
となるように、寸法Wと寸法Dの比mを設定するのが好ましい。
例えば、寸法Wを8100mmとした場合、寸法Dを5400mm以上に設定するのである。
さらに、導入部14の、塔本体11に面した側に、多数の開口(孔)を有した整流板(偏流抑制部材)30を備え、偏流をさらに防止するのが好ましい。
〈実施例1〉
上記したようなガス処理塔10において、実際に、寸法Wと寸法Dの比mを変動させた場合の効果を確認するための実験を行ったのでその結果をここに示す。
実施条件1:塔本体11において、寸法Wを8100mmとし、寸法Dを6160mmとした(m=W/D=1.315<1.5)。
比較条件1:塔本体11において、寸法Wを8100mmとし、寸法Dを5100mmとした(m=W/D=1.59>1.5)。
実施条件1、比較条件1それぞれにおいて、平均空塔速度(充填塔や段塔などの装置内を流体が流れているとき、これらの装置を挿入物や内容物のない空塔とみなして算出した流体のみかけの装置内平均流速)Vaveを4.4m/sとしたときと、4.8m/sにしたときとで、それぞれ最大流速Vmaxを求めるとともに、開口部13における出口SO濃度を計測した。
その結果、比較条件1のケースでは、平均空塔速度が4.4m/sのときに出口SO濃度が1ppmであったものが、平均空塔速度が4.8m/sとなると最大流速Vmaxが12.7m/sとなり、局部的に流速の高い部分において落下液の吹き上げが発生し、出口SO濃度が10ppmに上昇した。
これに対し、m<1.5の条件を満足した実施条件1のケースでは、平均空塔速度が4.4m/sのときに出口SO濃度が1ppmであったものが、平均空塔速度が4.8m/sとなっても最大流速Vmaxが11.6m/Sであり、落下液の吹き上げも発生せず、出口SO濃度は1ppmのままであった。
このように、ガス処理塔10において、塔本体11の寸法Wと、導入部14の上下方向の寸法Dの比mを適切に設定することで、塔本体11内におけるガス偏流を抑制し、局部的に脱硫率が悪くなるのを防ぎ、全体として安定して脱硫性能を向上させることができる。その結果、ガス流速を上げてガス処理塔10の処理能力を高めることが可能となる。
また、導入部14から塔本体11にガスが流れ込む領域に設けられた整流板30によってもガス偏流を抑制することができ、上記効果は一層顕著なものとなる。
また、図3に示すように、ガス処理塔10に、導入部14の近傍に、複数枚のガイド板(偏流抑制部材)20を備えることもでき、これにより、整流効果は、さらに向上する。
これらガイド板20は、導入部14の上端の位置E1と、導入部14の下端14aから水平に伸ばした仮想線V1が塔本体11の反対側の側壁に当たる位置(導入部14の下端14aと略同レベルの位置)E2を結ぶ仮想線V2に沿って、所定の間隔毎に設置されている。
このようなガイド板20を用い、塔本体11内でガスの流れ方向が変わる領域にて、ガスの流れを整流することで、導入部14から導入される未処理ガスにガス偏流が生じるのを抑制することができ、上記効果は一層顕著なものとなる。
[第二の実施の形態]
次に、本発明にかかるガス処理塔の第二の実施の形態について説明する。
ここで、以下の第二の実施の形態におけるガス処理塔10’ は、第一の実施の形態におけるガス処理塔10に対し、導入部14’の形状が異なったものである。以下の説明においては、第一の実施の形態と異なる構成について主に説明し、第一の実施の形態と共通する構成については、同符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、第二の実施の形態におけるガス処理塔10’ は、未処理ガスを塔本体11内に導入するための導入部14’に、流路の上下方向の寸法D’が塔本体11に向けて漸次拡大するよう、拡径部40が形成されている。
このようなガス処理塔10’ においても、塔本体11内でのガス偏流を抑制するために、塔本体11の、導入部14’側から見たときの奥行きの寸法Wと、導入部14’の上下方向の寸法D’の比m(m=W/D’)を、増速比および限界流速に基づいて設定するのが好ましい。
このように、導入部14’に拡径部40を形成することで、この拡径部40にて、導入部14’から塔本体11内に向けて送り込まれる未処理ガスの流速が抑制され、これによって、塔本体11内で、ガス偏流を抑制して局部的に脱硫率が悪くなるのを防ぎ、全体として安定して脱硫性能を向上させることができる。その結果、ガス流速を上げてガス処理塔10’の処理能力を高めることが可能となる。
このようなガス処理塔10’においても、上記実施例と同様の実験を行ったところ、同等の結果を得ることができた。
図5に、このようなガス処理塔10’に、図3の同様に、複数枚のガイド板20を備えた例を示す。
なお、上記第一および第二の実施の形態において、ガイド板20を備える構成も併せて示したが、これは、図3、図5に示したガイド板20に限るものでは無い。
例えば、各ガイド板20は、平板状として略鉛直面内に位置するようにしてもよい。
また、図6に示すガイド板20Aのように、下端部に略一定の曲率半径Rで湾曲した爪部(湾曲または折曲した部分)21と、爪部21に連続して上方に延びる平板部22とを有した形状とすることもできる。平板部22は、その上端部22aが、湾曲した爪部21の湾曲中心の略鉛直上方に位置するよう、爪部21から斜め上方に向けて延びている。また爪部21は、ガスの導入方向側に位置する先端部21aが、導入方向(導入部14から横方向に導入されるガスの流れの方向)より上方に向くまで突出させて湾曲させるのが好ましい。これにより、爪部21の先端部21aは、平板部22の上端部22aの鉛直下方位置からも突出したことになる。このような爪部21を有することによって、下方に向かう流れを掴み、流れの向きを強制的に上方に変えることができる。
さらに、例えば、図7に示すように、ガイド板20Bの先端部に、ガイド板20Aと同様に形成された爪部21に液排出孔31を形成してもよい。
爪部21は、先端部21aが突出しているため、底部に液が溜まりやすい。そこで、この底部に液排出孔31を形成することで、液を速やかに排除することができる。
また、図8に示すように、先端部が略L字状に屈曲した屈曲部(湾曲または折曲した部分)41を有するガイド板20Cを用いることもできる。
さらに、上記実施の形態において、ノズルヘッダー16は複数、つまり上下に多段に設けてもよい。
これ以外にも、脱硫性能の向上・安定化を図るために、他の技術を組み合わせるのは好ましいことである。
また、ガス処理塔10は、液柱式に限らず、スプレー式のいわゆるスプレー塔であってもよい。
この他、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
第一の実施の形態におけるガス処理塔の構成を示す図である。 塔本体の寸法Wと導入部の流路の寸法Dの比mと、増速比との関係を示す図である。 第一の実施の形態におけるガス処理塔にガイド板を設置した例を示す図である。 第二の実施の形態におけるガス処理塔の構成を示す図である。 第二の実施の形態におけるガス処理塔にガイド板を設置した例を示す図である。 ガイド板の具体的な形状例を示す図である。 ガイド板の他の形状例を示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 ガイド板のさらに他の形状例を示す図である。 従来のガス処理塔の構成を示す図である。 従来のガス処理塔におけるガス偏流の発生状況を示す図である。
符号の説明
10…ガス処理塔、11…塔本体、14…導入部、15…ノズル、16…ノズルヘッダー、20…ガイド板(偏流抑制部材)、30…整流板(偏流抑制部材)、40…拡径部

Claims (7)

  1. ガスに液を接触させることで当該ガスに含まれる物質を除去するガス処理塔であって、
    前記ガスを下方から上方に向けて流す塔本体と、
    前記塔本体の下部側面に形成され、前記塔本体に側方から前記ガスを供給する導入部と、
    前記塔本体内にて、上方に向けて流れる前記ガスに前記液を接触させることで当該ガスに含まれる物質を除去する気液接触部と、を備え、
    前記塔本体内における前記ガスの最大流速が所定値以下となるように、前記導入部における前記ガスの流路寸法が設定されていることを特徴とするガス処理塔。
  2. 前記塔本体の断面方向の寸法Wと、前記導入部の流路の高さDとの比m=W/Dが、1.5未満であることを特徴とする請求項1に記載のガス処理塔。
  3. 前記流路寸法は、前記塔本体内における前記ガスの平均流速と、前記ガスの最大流速とに基づいて設定されることを特徴とする請求項1または2に記載のガス処理塔。
  4. 前記導入部は、前記塔本体に近づくにつれて前記流路寸法が漸次拡大していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のガス処理塔。
  5. 前記導入部近傍に、前記塔本体内での前記ガスの偏流を抑制するための偏流抑制部材が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のガス処理塔。
  6. ガスに液を接触させることで当該ガスに含まれる物質を除去するガス処理塔であって、
    前記ガスを下方から上方に向けて流す塔本体と、
    前記塔本体の下部側面に形成され、前記塔本体に側方から前記ガスを供給し、前記塔本体の断面方向の寸法に対し、前記ガスの流路の高さが2/3以上とされた導入部と、
    を備えることを特徴とするガス処理塔。
  7. ガスに液を接触させることで当該ガスに含まれる物質を除去するガス処理塔であって、
    前記ガスを下方から上方に向けて流す塔本体と、
    前記塔本体に側方から前記ガスを供給するため前記塔本体の下部側面に形成され、前記塔本体に近づくにつれて前記ガスの流路の高さが漸次拡大した導入部と、
    を備えることを特徴とするガス処理塔。
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