JP3805783B2 - 二室型湿式排煙脱硫装置及び方法 - Google Patents
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Description
この湿式排煙脱硫装置は、主に吸収塔本体1、入口ダクト2、出口ダクト3、仕切板4、吸収液循環ポンプ5、循環タンク6、攪拌機7、空気吹込み管8、ミストエリミネータ10、石灰石スラリ槽11、スプレノズル16等から構成される。スプレノズル16はガス流れに対して直交する断面内に複数個設置されており、更にガス流れ方向に複数段設置されている。また、攪拌機7及び空気吹込み管8は吸収液が滞留する循環タンク6に設置され、ミストエリミネータ10は出口ダクト3内に設置される。
また、本発明の課題は、吹き込んだ空気の気泡を吸収液循環ポンプが吸い込んでポンプがキャビテーションを発生することのないようにし、安定な脱硫性能を得る装置及び方法を提供することである。
請求項1記載の発明は、吸収液を貯留する循環タンクの上側に、ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガスを入口ダクトから導入し、出口ダクトから排出する排ガス流路を有し、その排ガス流路を入口ダクト側と出口ダクト側の二室に分割するための天井側に開口部を有し、下端が循環タンクの液中に入っている仕切板を設けることで、入口ダクトから導入される排ガスが上向きに流れる上昇流領域と、天井側の開口部で反転した後に出口ダクトに向けて下向きに排ガスが流れる下降流領域を形成し、それぞれの領域に設置したスプレノズルから噴射される吸収液と排ガスを接触させて、排ガス中の硫黄酸化物を処理する吸収塔を備えた二室型湿式排煙脱硫装置において、上昇流領域のスプレノズルの噴射吸収液量が下降流領域のスプレノズルの噴射吸収液量より多くなるようなスプレノズルを設け、入口ダクト側の下方に位置する循環タンク内よりも、出口ダクト側の下方に位置する循環タンク内から、より多くの吸収液を抜き出し、スプレノズルに供給する吸収液循環配管を入口ダクト側の下方および出口ダクト側の下方の位置の循環タンクにそれぞれ設けた二室型湿式排煙脱硫装置である。
また、前記装置と方法により、出口ダクト側の循環タンクからより多くの吸収液を抜き出してスプレノズルに供給することで、吹き込んだ空気の気泡を吸収液循環ポンプが吸い込んでポンプがキャビテーションを発生するのを防止し、安定な脱硫性能を得ることができるようになる。
本発明による実施の形態を図1に示す。図6に示した従来技術に基づく脱硫装置と同様に図1に示す脱硫装置は、主に吸収塔本体1、入口ダクト2、出口ダクト3、仕切板4、吸収液循環ポンプ5、循環タンク6、攪拌機7、空気吹込み管8、ミストエリミネータ10、石灰石スラリ槽11、スプレノズル16等から構成されるが、本実施の形態ではさらに空気量測定装置21及び空気量調整装置22を備えている。
空気吹込み管8A及び8Bから供給される空気量は、それぞれ空気量測定装置21A及び21Bにより測定され、それぞれ空気量調整装置22A及び22Bにより所定の空気流量に調整される。
その時の空気吹込み管8A及び8Bから供給される空気量の比率と吸収液循環ポンプ5A及び5Bによって再びスプレノズル16A及び16Bに送られる吸収液中の亜硫酸を完全に酸化するために必要な空気量の関係を図2に示す。図2に示すように、空気吹込み管8A及び8Bから供給される空気量の比率が約80:20で亜硫酸を完全に酸化するために必要な空気量が最小になる。
3 出口ダクト 4 仕切板
5 吸収液循環ポンプ 6 循環タンク
7 攪拌機 8 空気吹きこみ装置
9 吸収液循環ライン 10 ミストエリミネータ
11 石灰石スラリ槽 12 ポンプ
13 石灰石供給管 14 pH計
15 バルブ 16 スプレノズル
17 吸収液抜き出し管 18 脱水機
19 上昇流領域 20 下降流領域
21 空気量測定装置 22 空気量調整装置
C 空気 D 石膏
E 石灰石
Claims (4)
- 吸収液を貯留する循環タンクの上側に、ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガスを入口ダクトから導入し、出口ダクトから排出する排ガス流路を有し、その排ガス流路を入口ダクト側と出口ダクト側の二室に分割するための天井側に開口部を有し、下端が循環タンクの液中に入っている仕切板を設けることで、入口ダクトから導入される排ガスが上向きに流れる上昇流領域と、天井側の開口部で反転した後に出口ダクトに向けて下向きに排ガスが流れる下降流領域を形成し、それぞれの領域に設置したスプレノズルから噴射される吸収液と排ガスを接触させて、排ガス中の硫黄酸化物を処理する吸収塔を備えた二室型湿式排煙脱硫装置において、
上昇流領域のスプレノズルの噴射吸収液量が下降流領域のスプレノズルの噴射吸収液量より多くなるようなスプレノズルを設け、
入口ダクト側の下方に位置する循環タンク内よりも、出口ダクト側の下方に位置する循環タンク内から、より多くの吸収液を抜き出し、スプレノズルに供給する吸収液循環配管を入口ダクト側の下方および出口ダクト側の下方の位置の循環タンクにそれぞれ設けたことを特徴とする二室型湿式排煙脱硫装置。 - 吸収液を貯留する循環タンクの上側に、ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガスを入口ダクトから導入し、出口ダクトから排出する排ガス流路を有し、その排ガス流路を入口ダクト側と出口ダクト側の二室に分割するための天井側に開口部を有し、下端が循環タンクの液中に入っている仕切板を設けることで、入口ダクトから導入される排ガスが上向きに流れる上昇流領域と、天井側の開口部で反転した後に出口ダクトに向けて下向きに排ガスが流れる下降流領域を形成し、それぞれの領域に設置したスプレノズルから噴射される吸収液と排ガスを接触させて、排ガス中の硫黄酸化物を処理する吸収塔を備えた二室型湿式排煙脱硫装置において、
出口ダクト側の下方に位置する循環タンク内の液よりも、入口ダクト側の下方に位置する循環タンク内の液に、より多くの酸化用空気を吹き込む酸化用空気吹き込み装置を出口ダクト側の下方および入口ダクト側の下方の位置の循環タンクにそれぞれ設け、
上昇流領域のスプレノズルの噴射吸収液量が下降流領域のスプレノズルの噴射吸収液量より多くなるようなスプレノズルを設け、
入口ダクト側の下方に位置する循環タンク内よりも、出口ダクト側の下方に位置する循環タンク内から、より多くの吸収液を抜き出し、スプレノズルに供給する吸収液循環配管を、入口ダクト側の下方および出口ダクト側の下方の位置の循環タンクにそれぞれ設けたことを特徴とする二室型湿式排煙脱硫装置。 - 吸収液を貯留する循環タンクの上側に、ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガスを入口ダクトから導入し、出口ダクトから排出する排ガス流路を有し、かつ導入される排ガスが上向きに流れる上昇流領域と、天井側の開口部で反転した後に下向きに排ガスが流れる下降流領域の二室に分割した排ガス流の領域を形成し、それぞれの領域で吸収液を噴射して排ガスを接触させ、排ガス中の硫黄酸化物を処理する吸収塔を備えた二室型湿式排煙脱硫方法において、
上昇流領域に設けたスプレノズルからの噴射吸収液量を下降流領域に設けたスプレノズルからの噴射吸収液量より多くなるように設定し、
入口ダクト側の下方に位置する循環タンク内および出口ダクト側の下方に位置する循環タンク内からそれぞれ吸収液を抜き出し、出口ダクト側の下方に位置する循環タンク内から抜き出された吸収液を、入口ダクト側の下方に位置する循環タンク内より抜き出された吸収液より多くすることを特徴とする湿式排煙脱硫方法。 - 吸収液を貯留する循環タンクの上側に、ボイラを含む燃焼装置から排出される排ガスを入口ダクトから導入し、出口ダクトから排出する排ガス流路を有し、かつ導入される排ガスが上向きに流れる上昇流領域と、天井側の開口部で反転した後に下向きに排ガスが流れる下降流領域の二室に分割した排ガス流の領域を形成し、それぞれの領域で吸収液を噴射して排ガスを接触させ、排ガス中の硫黄酸化物を処理する吸収塔を備えた二室型湿式排煙脱硫方法において、
入口ダクト側の下方の位置および出口ダクト側の下方の位置の循環タンクにそれぞれ酸化用空気を吹き込み、入口ダクト側の下方に位置する循環タンク内の液に吹き込まれた酸化用空気量を、出口ダクト側の下方に位置する循環タンク内の液に吹き込まれた酸化用空気量より多くし、
上昇流領域に設けたスプレノズルからの噴射吸収液量を下降流領域に設けたスプレノズルからの噴射吸収液量より多くなるように設定し、
入口ダクト側の下方に位置する循環タンク内および出口ダクト側の下方に位置する循環タンク内からそれぞれ吸収液を抜き出し、出口ダクト側の下方に位置する循環タンク内から抜き出された吸収液を、入口ダクト側の下方に位置する循環タンク内より抜き出された吸収液より多くすることを特徴とする湿式排煙脱硫方法。
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