JP2005211382A - 遊技機 - Google Patents

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Yasuhisa Hasegawa
泰久 長谷川
Homare Komiya
誉 小宮
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Abstract

【課題】判定図柄の変動表示時間の短縮を自動的に行う状態時において、特定変動態様が表示される場合には特定の表示が行われている期間、変動時間の自動短縮を禁止すると共に、特定の表示終了後に自動短縮により変動時間を短縮させるか、或いは自動短縮を解除して最後まで変動表示を見るかを遊技者が任意の操作で選択可能とする。
【解決手段】特別図柄表示部42に判定図柄を変動表示開始から設定変動時間が経過するまで変動表示可能な第一の設定状態と、自動短縮信号出力手段による短縮信号を表示制御手段が判定図柄の変動表示中に検知することに起因して判定図柄の変動時間を短縮する第二の設定状態を備え、第二の設定状態時に特定変動態様の表示がなされる場合に、変動時間の短縮を禁止する変動短縮禁止期間を設定する短縮禁止手段と、変動短縮禁止期間において第二の設定状態を第一の設定状態へ任意に解除可能な短縮解除手段を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機等に代表される遊技機に関する。
従来、判定条件の成立に起因して、遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、判定図柄を変動表示後に前記当否判定手段による判定結果に基づく確定判定図柄を確定表示可能な表示部と、前記表示部に前記判定図柄を変動表示するための変動態様を複数の変動態様の中から選択する変動態様選択手段と、前記複数の変動態様の中から選択された選択変動態様に基づき変動時間を設定する変動時間設定手段と、前記変動時間設定手段により設定された設定変動時間、前記選択変動態様に基づき前記判定図柄の変動表示を前記表示部で行う表示制御手段とを備えた遊技機がある。
例えば、パチンコ遊技機においては、始動入賞口への遊技球の入賞に起因して判定図柄を表示部で所定時間変動表示し、その後に停止表示を行うようにすると共に、変動表示中に始動入賞口へ入賞してもその入賞に対する変動表示を直ちに開始できないことから、始動入賞口への入賞に起因する変動表示の開始を一旦保留記憶し、判定図柄の変動表示開始あるいは終了によって保留数を減少させることが行われている。また、保留数には上限が設定され、保留数が上限状態では新たに始動入賞口へ入賞しても、その入賞に対して保留記憶はされず当否判定が行われないことから、保留数が多い場合には、始動入賞口へ入賞することを起因に、現在変動表示中の変動を自動的に短縮表示して次の変動開始を早くすることにより、保留数を早く減少させ、新たな保留記憶を可能にする遊技機もある。
また、変動表示中に始動入賞口への入賞が検出されたパチンコ球の数に応じて、自動停止時間又は判定図柄停止時間のいずれか一方が短縮および伸長される遊技機も提案されている。
しかし、前記保留数が上限状態の場合に自動的に変動表示中の変動時間を短縮する遊技機においては、表示部に特定の表示をする特定変動態様が表示される場合にも変動時間の短縮が実行されるため、遊技者が特定変動態様における特定の表示の続きを最後まで見たくても見られない場合がある。
また、変動表示中に始動入賞口への入賞が検出されたパチンコ球の数に応じて、自動停止時間又は判定図柄停止時間のいずれか一方が短縮および伸長される遊技機にあっては、判定図柄の変動中に始動入賞口に入賞したパチンコ球の数によって変動時間が短縮されるため、特定の表示をする特定変動態様が表示されている場合にも変動時間の短縮が行われて遊技者が特定変動態様における特定の表示の続きを最後まで見たくても見られない場合がある。
特開平11−57134号公報
本発明は、前記の点に鑑みなされたもので、変動表示中の判定図柄の変動表示時間の短縮を自動的に行う状態時において、特定変動態様が表示される場合には特定の表示が行われている期間、変動時間の自動短縮を禁止すると共に、特定の表示終了後に自動短縮により変動時間を短縮させるか、或いは自動短縮を解除して特定変動態様における特定の表示の続きの変動表示を見るかを遊技者が任意の操作で選択可能な遊技機の提供を目的とする。
請求項1の発明は、判定条件の成立に起因して、遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、判定図柄を変動表示後に前記当否判定手段による判定結果に基づく確定判定図柄を確定表示可能な表示部と、前記表示部に前記判定図柄を変動表示するための変動態様を複数の変動態様の中から選択する変動態様選択手段と、前記変動態様選択手段により前記複数の変動態様の中から選択された選択変動態様に基づき変動時間を設定する変動時間設定手段と、前記変動時間設定手段により設定された設定変動時間、前記選択変動態様に基づき前記判定図柄の変動表示を前記表示部で行う表示制御手段と、を備えた遊技機において、前記複数の変動態様には前記判定図柄の変動表示開始から前記設定変動時間経過までの間に設定されている特定表示期間に特定の表示を行う特定変動態様を含み、遊技者によって任意に操作可能な操作手段と、前記判定図柄の変動時間を短縮するための短縮信号を前記操作手段の操作に起因して自動的に前記表示制御手段へ継続して出力可能な自動短縮信号出力手段と、を備えると共に、遊技状態として、前記表示部に前記判定図柄を変動表示開始から前記設定変動時間が経過するまで変動表示可能な第一の設定状態と、前記自動短縮信号出力手段による前記短縮信号を前記表示制御手段が前記判定図柄の変動表示中に検知することに起因して前記判定図柄の変動時間を短縮する第二の設定状態を備え、前記第二の設定状態時に前記特定変動態様の表示がなされる場合に、前記判定図柄の変動表示開始から前記特定表示期間が経過するまで変動時間の短縮を禁止する変動短縮禁止期間を設定する短縮禁止手段と、前記変動短縮禁止期間において前記第二の設定状態を前記第一の設定状態へ解除可能な短縮解除手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記自動短縮信号出力手段から出力される前記短縮信号は、前記第二の設定状態中に予め設定されている設定間隔で前記表示制御手段へ出力されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1において、前記自動短縮信号出力手段から出力される前記短縮信号は、前記第二の設定状態中に常時前記表示制御手段に出力されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記特定の表示が、前記当否判定手段の判定結果が当たりである可能性の高いことを事前に表示する当たり可能性事前表示であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記変動短縮禁止期間内は、前記自動短縮信号出力手段から前記表示制御手段への前記短縮信号の出力が禁止されることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記変動短縮禁止期間内は、前記自動短縮信号出力手段から出力された前記短縮信号が無効化されることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から6の何れか一項において、前記変動短縮禁止期間内に前記短縮解除手段により前記第二の設定状態から前記第一の設定状態に解除されなかった場合、前記変動短縮禁止期間の経過後から前記設定変動時間の経過前に前記自動短縮信号出力手段によって前記短縮信号が前記表示制御手段に出力されることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から7の何れか一項において、前記短縮解除手段が前記操作手段の操作により実行されることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から8の何れか一項において、前記短縮解除手段が前記操作手段とは異なる短縮解除操作手段の操作により実行されることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1から9の何れか一項において、前記判定図柄の変動表示中に遊技者により任意に前記短縮信号を前記表示制御手段に出力可能な任意短縮信号出力手段を備え、前記設定変動時間の経過前に前記任意短縮信号出力手段による前記短縮信号を前記表示制御手段が検知したことに起因して、前記表示部に変動表示されている前記判定図柄の変動時間を短縮することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10において、前記第二の設定状態時には、前記任意短縮信号出力手段から前記表示制御手段への前記短縮信号の出力が禁止されることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項10又は11において、前記変動短縮禁止期間内は、前記任意短縮信号出力手段から前記表示制御手段への前記短縮信号の出力が禁止されることを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項10から12の何れか一項において、前記任意短縮信号出力手段は、前記操作手段の操作に基づいて前記短縮信号を出力可能に構成されていることを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項10から12の何れか一項において、前記任意短縮信号出力手段は、前記操作手段とは異なる任意短縮操作手段の操作に基づいて前記短縮信号を出力可能に構成されていることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項1から14の何れか一項において、前記変動短縮禁止期間内に、前記第二の設定状態から前記第一の設定状態に解除可能であることを報知する報知制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項1から15の何れか一項において、前記判定図柄の変動表示開始が前記特定表示期間の始期とされると共に、前記変動表示開始から前記変動短縮禁止期間を計時する計時手段を備えたことを特徴とする。
請求項17の発明は、判定条件の成立に起因して、遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、判定図柄を変動表示後に前記当否判定手段による判定結果に基づく確定判定図柄を確定表示可能な表示部と、前記表示部に前記判定図柄を変動表示するための変動態様を複数の変動態様の中から選択する変動態様選択手段と、前記変動態様選択手段により前記複数の変動態様の中から選択された選択変動態様に基づき変動時間を設定する変動時間設定手段と、前記変動時間設定手段により設定された設定変動時間、前記選択変動態様に基づき前記判定図柄の変動表示を前記表示部で行う表示制御手段と、を備えた遊技機において、前記判定図柄の変動時間を短縮するための短縮信号を変動時間短縮条件の成立に起因して自動的に前記表示制御手段へ出力可能な自動短縮信号出力手段と、前記表示部に前記判定図柄を変動表示開始から前記設定変動時間が経過するまで変動表示可能な第一の設定状態と、前記自動短縮信号出力手段による前記短縮信号を前記表示制御手段が前記判定図柄の変動表示中に検知することに起因して前記判定図柄の変動時間を短縮する第二の設定状態と、前記複数の変動態様には前記判定図柄の変動表示開始から前記設定変動時間経過までの間で設定されている特定表示期間に特定の表示を行う特定変動態様を含み、前記第二の設定状態時に前記特定変動態様の表示がなされる場合に、前記判定図柄の変動表示開始から前記特定表示期間が経過するまで変動時間の短縮を禁止する変動短縮禁止期間を設定する短縮禁止手段と、前記変動短縮禁止期間において前記第二の設定状態を前記第一の設定状態へ任意に解除可能な短縮解除手段を備えたことを特徴とする遊技機に係る。
請求項1の発明によれば、自動短縮信号出力手段による短縮信号を表示制御手段が判定図柄の変動表示中に検知することに起因して判定図柄の変動時間を短縮する第二の設定状態時に特定変動態様の表示がなされる場合に、判定図柄の変動表示開始から特定表示期間が経過するまで変動時間の短縮を禁止する変動短縮禁止期間を設定する短縮禁止手段と、変動短縮禁止期間において第二の設定状態を第一の設定状態へ解除可能な短縮解除手段を備えたことにより、第二の設定状態時に特定変動態様が表示されて特定変動態様の表示中に特別な特定の表示が行われる場合、変動短縮禁止期間が設定されているので、特定変動態様の表示中に変動時間が自動的に短縮されて特定の表示が見られなくなるのを防止することができ、更に特定の表示が終了した後も特定変動態様における変動表示の続きを見たい場合には、短縮解除手段を実行することにより特定変動態様の変動表示を続けて見ることが可能となる。
請求項2の発明によれば、自動短縮信号出力手段から出力される前記短縮信号を、前記第二の設定状態中に予め設定されている設定間隔で前記表示制御手段へ出力されるようにすることにより、変動表示中の変動時間を自動的に短縮することが可能となる。
請求項3の発明によれば、自動短縮信号出力手段から出力される短縮信号が、第二の設定状態中に常時前記表示制御手段に出力されることにより、変動表示中の変動時間を自動的に短縮することが可能となる。
請求項4の発明によれば、特定の表示が、当否判定手段の判定結果が当たりである可能性の高いことを事前に表示する当たり可能性事前表示であるため、特定の表示がされることによって判定結果が当たりであることへの期待感が向上する。
請求項5の発明によれば、変動短縮禁止期間内は、自動短縮信号出力手段から表示制御手段への短縮信号の出力が禁止されることにより、特定の表示中に変動時間の短縮が行われることを防止することが可能となる。
請求項6の発明によれば、変動短縮禁止期間内は、自動短縮信号出力手段から出力された前記短縮信号が無効化されることにより、特定の表示中に変動時間の短縮が行われることを防止することが可能となる。
請求項7の発明によれば、変動短縮禁止期間内に短縮解除手段により第二の設定状態から第一の設定状態に解除されなかった場合、変動短縮禁止期間の経過後から設定変動時間の経過前に自動短縮信号出力手段によって短縮信号が前記表示制御手段に出力されることにより、特定の表示後に変動時間を短縮することが可能となる。
請求項8の発明によれば、短縮解除手段が操作手段の操作により実行されることにより、一つの操作手段で第一の設定状態から第二の設定状態へ切り替えることが可能となる。
請求項9の発明によれば、短縮解除手段が操作手段とは異なる短縮解除操作手段の操作により実行されることにより、短縮解除を行う場合の操作と短縮を行う場合の操作を明確に区別することが可能となる。
請求項10の発明によれば、判定図柄の変動表示中に遊技者により任意に短縮信号を表示制御手段に出力可能な任意短縮信号出力手段を備え、設定変動時間の経過前に任意短縮信号出力手段による短縮信号を表示制御手段が検知したことに起因して、表示部に変動表示されている判定図柄の変動時間を短縮することにより、自動短縮が行われない第一の設定状態においても任意に変動時間を短縮することが可能となる。
請求項11の発明によれば、第二の設定状態時には、前記任意短縮信号出力手段から前記表示制御手段への前記短縮信号の出力が禁止されることにより、自動短縮を優先させることが可能となる。
請求項12の発明によれば、変動短縮禁止期間内は、前記任意短縮信号出力手段から前記表示制御手段への前記短縮信号の出力が禁止されることにより、特定の表示中に、変動時間の短縮が行われるのを防止することが可能となる。
請求項13の発明によれば、任意短縮信号出力手段は、操作手段の操作に基づいて短縮信号を出力可能に構成されていることにより、一つの操作手段で自動短縮を行ったり任意に短縮を行ったりすることが可能となる。
請求項14の発明によれば、任意短縮信号出力手段が、操作手段とは異なる任意短縮操作手段の操作に基づいて前記短縮信号を出力可能に構成されていることにより、自動短縮を行う場合の操作と任意短縮を行う場合の操作を明確に区別することが可能となる。
請求項15の発明によれば、変動短縮禁止期間内に、第二の設定状態から第一の設定状態に解除可能であることを報知する報知制御手段を備えたことにより、遊技者が第二の設定状態を解除して第一の設定状態へ切り換えることができることを容易に認識することが可能となる。
請求項16の発明によれば、判定図柄の変動表示開始が特定表示期間の始期とされると共に、変動表示開始から前記変動短縮禁止期間を計時する計時手段を備えたことにより、特定の表示が終了したか否かを判断することが可能となる。
を特徴とする。
請求項17の発明によれば、自動短縮信号出力手段による前記短縮信号を前記表示制御手段が前記判定図柄の変動表示中に検知することに起因して前記判定図柄の変動時間を短縮する第二の設定状態時に特定変動態様の表示がなされる場合に、判定図柄の変動表示開始から特定表示期間が経過するまで変動時間の短縮を禁止する変動短縮禁止期間を設定する短縮禁止手段と、前記変動短縮禁止期間において第二の設定状態を第一の設定状態へ任意に解除可能な短縮解除手段を備えたことにより、第二の設定状態時における特定変動態様の表示中に特別な特定の表示が行われる場合、変動短縮禁止期間が設定されているため、特定変動態様の表示中に変動時間が自動的に短縮されて特定の表示が見られなくなるのを防止することができ、更に特定の表示が終了した後も特定変動態様の変動表示を続いて見たい場合には、短縮解除手段を実行することにより特定変動態様の変動表示を続けて見ることが可能となる。
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機について釘を省略して示す正面図である。
図1に示すこの実施例の遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、始動入賞口10、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。前記種々の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊技球が賞品球として払い出される。なお、後に詳述する大当たり(本発明の当たり)になると大入賞口15が開放され、遊技球が入賞し易い大当たり遊技(通常遊技とは異なる特別遊技)が実行される。符号22a,22bは風車、F1は外枠、F2は外枠F1に取り付けられた前枠、Gは前枠F2に開閉可能にヒンジで取り付けられたガラス枠である。
また、前記遊技機1の前面側には、枠飾り右ランプ35a、枠飾り上ランプ35b及び枠飾り左ランプ35cからなるランプ装置35、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発するスピーカ38、自動短縮スイッチ39、任意短縮スイッチ41、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置53等がそれぞれ組み付けられている。以下、所要の各部についてさらに詳述する。
前記表示装置9は、文字又は図柄の少なくとも何れかを表示可能なものであって、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成され、左下に普通図柄表示部45が組み込まれ、その他の大部分が特別図柄表示部42となっている。
前記特別図柄表示部42は、本発明において、判定図柄を変動表示した後、遊技の当たり外れを判定する当否判定手段による判定結果に基づく確定判定図柄を表示する表示部に相当する。本実施例の特別図柄表示部42は、横に並ぶ3つの表示領域として左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域を備え、左側表示領域では左特別図柄(左判定図柄)が、中央表示領域では中特別図柄(中判定図柄)が、右側表示領域では右特別図柄(右判定図柄)が、それぞれ変動表示し、所定時間変動表示した後、判定結果に基づき左確定特別図柄、中確定特別図柄、右確定特別図柄が確定判定図柄として停止表示される。また、前記特別図柄表示部42には、前記特別図柄(判定図柄)に加えて背景画像(キャラクタ,背景,文字等を含む。)が表示されることもあり、該背景画像が特別図柄の変動開始等の所定条件に起因して変動表示可能となっていてもよい。さらに、前記特別図柄表示部42の上部左右にはLED等からなる特別図柄変動保留数表示器51が設けられている。なお、この実施例における前記左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域にそれぞれ変動および停止表示される特別図柄(判定図柄)は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の12通りの図柄とされている。
前記特別図柄表示部42に変動表示される特別図柄の変動の仕方、例えば特別図柄の変動方向、拡縮の有無や程度、回転の有無や程度、変動速度等を定める変動態様は、複数設けられ、前記特別図柄表示部42で特別図柄を変動表示する変動態様が、前記複数の変動態様の中から変動態様択手段によって選択される。前記変動態様選択手段により選択された選択変動態様に基づき、前記特別図柄の変動時間が変動時間設定手段により設定され、前記設定された設定変動時間及び前記選択変動態様に基づき、表示制御手段によって前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動表示が行われる。前記変動態様として、本実施例では変動態様1〜7の7種類設けられ、そのうち変動態様4,6,7は特定変動態様とされている。前記特定変動態様は、前記特別図柄の変動表示開始から前記設定変動時間経過までの間に設定されている特定表示期間に特定の表示を行う変動態様である。前記特定の表示は、前記当否判定手段の判定結果が当たりである可能性を高いことを事前に、すなわち特別図柄(判定図柄)の変動表示が終了して確定特別図柄(確定判定図柄)が確定表示される前に、前記可能性が高いことを表示する可能性事前表示である。本実施例では、前記特定表示期間は、変動表示開始から7秒間に設定されている。また、特定表示の内容は、前記特別図柄表示部42における変動態様中に変動の仕方(例えば、特別図柄が回転、あるいは拡縮等)を変化させたり、背景を変化させたり、キャラクタが登場する等とされる。
前記普通図柄表示部45は、記号或いは絵(キャラクタ)等の小当たり判定用普通図柄を変動表示及び停止表示する。本実施例における普通図柄表示部45に変動及び停止表示される普通図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9』の10通りの図柄とされている。
前記始動入賞口10は特別図柄表示部42の真下に設けられ、2つの可動片10a,10bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態間を変化可能に制御されている。前記始動入賞口10の可動片10a,10b間が入賞領域に相当する。前記始動入賞口10の拡開開放は、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動した後特定の普通図柄で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われる。
また、前記遊技盤3の背面には、前記始動入賞口10に入賞した遊技球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられており、本実施例では、前記始動入賞口検出スイッチによる入賞球の検出が、大当たり(遊技の当たり外れ)の当否判定に対する起因及び前記特別図柄(判定図柄)の変動表示開始に対する起因に設定されている。また、前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動表示中に、前記始動入賞口10に遊技球が入賞しても、直ちに新たな特別図柄の変動表示を開始することができないため、特別図柄の変動表示を一旦保留し、前記保留した特別図柄変動保留数を前記特別図柄変動保留数表示器51に表示すると共に記憶し、前記特別図柄の変動表示によって前記特別図柄変動保留数表示器51の表示個数及び記憶されている特別図柄変動保留数を減らすようにされている。なお、本実施例では、前記特別図柄変動保留数の上限値は4個に設定されている。
前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21は前記特別図柄表示部42の左右に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで両ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって前記普通図柄表示部45で普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記普通図柄の変動表示中に、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過することによって発生する普通図柄変動保留数を、最高4個記憶し、前記遊技盤3の右下に位置する普通図柄変動保留数記憶表示器47で表示し、前記普通図柄の変動開始により前記普通図柄変動保留数記憶表示器47の表示個数及び記憶されている普通図柄変動保留数を減らすようになっている。さらにまた、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
前記大入賞口15は始動入賞口10の下方に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板16を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板16が閉じた状態とされ、当該大入賞口15内の一部には、該大入賞口15が開いた際に開口して入賞可能にする特定領域入賞口52を有する。さらに、該特定領域入賞口52には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉が設けられている。また、前記特定領域入賞口52には特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口52に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
前記自動短縮スイッチ39は、自動短縮信号出力手段により短縮信号を自動的に表示制御手段に継続して出力させるための起因となる操作を行うための操作手段に相当し、本実施例では遊技者が任意に操作可能な押しボタン式のスイッチからなり、遊技者が操作すること、すなわち前記自動短縮スイッチ39を押すことが前記短縮信号出力の起因となる。さらに、本実施例では、前記操作手段としての自動短縮スイッチ39は、遊技者が任意に自動短縮を解除する短縮解除手段を作動させるための短縮解除操作手段としての自動短縮解除スイッチを兼ねている。また本実施例では、前記自動短縮スイッチ39を押す毎に、短縮スイッチON(同時に短縮解除スイッチOFF)と短縮解除スイッチON(同時に短縮スイッチOFF)が交互に有効となるようにされている。前記短縮解除スイッチがONになることにより前記短縮解除手段が作動し、第二の設定状態から第一の設定状態へ解除される。前記第一の設定状態及び前記第二の設定状態は、前記遊技機1が備える遊技状態の種類であって、前記第一の設定状態は、前記特別図柄表示部42に前記特別図柄を変動表示開始から前記設定変動時間が経過するまで変動表示可能な遊技状態である。前記第二の設定状態は、前記自動短縮信号出力手段による前記短縮信号を、表示制御手段が前記特別図柄表示部に特別図柄を変動表示中に検知することに起因して前記特別図柄の変動時間を短縮する遊技状態である。
前記任意短縮スイッチ41は、任意短縮信号出力手段を遊技者が任意のタイミングで作動させるための任意短縮操作手段に相当し、本実施例では遊技者が任意に操作可能な押しボタン式のスイッチからなる。前記任意短縮スイッチ41(任意短縮操作手段)を遊技者が操作、すなわち押すことによって、前記任意短縮信号出力手段が作動して前記表示制御手段に前記短縮信号を出力する。前記任意短縮信号出力手段による前記短縮信号を、前記設定変動時間の経過前に前記表示制御手段が検知したことに起因して、前記特別図柄表示部42に変動表示されている特別図柄の変動時間が短縮される。
前記発射装置53は、操作ハンドル54の操作により駆動する発射モータを裏側に有し、該発射モータの駆動により遊技球を弾発発射するようになっている。前記発射装置53により発射された発射球は、前記遊技盤面に立設された外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導される。前記遊技領域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び各入賞口に入賞するか、或いは何処にも入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出される。なお、この例の遊技機1は、プリペイドカードユニット55が接続されている。
また、前記遊技機1の裏側には、遊技を制御するための複数の制御装置が設けられている。図2のブロック図は前記遊技機の電気制御を簡略に示すものであり、主制御回路100及び表示制御回路150等によって遊技の制御が行われる。
前記主制御回路100は、CPU,RAM,ROM,複数のカウンタを備えたコンピュータと、該コンピュータと前記任意短縮操作手段(任意短縮スイッチ41)や表示制御回路150等を結ぶ入出力回路と、前記コンピュータと前記大入賞口15に接続される中継回路や前記操作手段(自動短縮スイッチ39)、前記短縮解除操作手段(本実施例では自動短縮スイッチ39が兼用)等を結ぶ入出力回路等で構成され、遊技の主制御を行い、本発明における当否判定手段、変動態様選択手段、変動時間設定手段、自動短縮信号出力手段、短縮禁止手段、短縮解除手段、任意短縮信号出力手段、計時手段として機能する。前記CPUは、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりの発生や小当たり(始動入賞口10の拡開開放を行う普通図柄当たり)の発生のための乱数等も生成している。また、前記RAMは、始動入賞口検出スイッチの検出信号及び普通図柄変動開始スイッチの検出信号用の記憶領域、前記特別図柄変動保留数及び普通図柄変動保留数の記憶領域、CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域、選択変動態様及び設定変動時間等各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPUの作業領域を備える。さらに、前記ROMには、遊技上の制御プログラムや制御データ、変動態様のデータが書き込まれている他、後述する各遊技状態における大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれている。
また、前記表示制御回路150は、前記主制御回路100に対して副制御回路とされると共に本発明の表示制御手段及び報知制御手段として機能し、CPU,RAM,ROMを備えたコンピュータと、該コンピュータと前記主制御回路100を結ぶ入力回路と、前記コンピュータと表示装置9及び普通図柄表示部45を結ぶ出力回路等で構成される。前記CPUは、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになっている。また、前記RAMは、各種データの記憶領域と前記CPUによる作業領域等を有している。
なお、前記主制御回路100に設けられる複数のフラグとしては、本実施例では大当たりフラグF1、始動入賞口フラグF2、特別遊技実行中フラグF3、リーチフラグF4、確率変動フラグF5、自動スイッチフラグF6、任意スイッチフラグF7、特定変動表示フラグF8、表示許可フラグF9、表示選択中フラグF10等が挙げられる。これらのフラグは、初期設定時には全て‘0’にセットされる。
前記主制御回路100に設けられる複数のカウンタは、本実施例では表1に示すように、C1〜C8カウンタ及び適宜設けられるカウンタからなる。C1〜C8カウンタの作用については次に示す。
Figure 2005211382
C1カウンタは、遊技の当たり外れを判定する当否判定手段に用いられ、判定条件成立に起因して大当たり及び外れを判定するのに使用される。このC1カウンタは、その数値R1が遊技機の電源投入時に‘0’から始まり、所定のリセット割り込み時間(例えば4.000ms)ごとに1ずつ加算され、数値が‘629’になると、次に再び‘0’に戻って前記加算を繰り返すようになっている。C1カウンタの数値は、後記の乱数取得処理において取得され、予め決定されている大当たり数値、本実施例では平常時(低確率状態時、2/630の確率時)には‘7’,‘307’と対比され、後述の確率変動状態時(高確率状態時、7/630の確率時)には‘7’,‘107’,‘207’,‘307’,‘407’,‘507’,‘607’と対比されて大当りか否か判定される。前記C1カウンタの取得数値(更新取得数値)は、最大4個まで、前記主制御回路100のRAMにおける対応する記憶領域に記憶され、順次判定に供される。
C2カウンタは、大当たり時、前記表示装置9の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に停止して表示さる大当たり確定特別図柄(当たり確定判定図柄)の組合せを決定するのに使用される大当たり図柄組合せ決定用カウンタである。このC2カウンタは、その数値R2が電源投入時に‘0’から始まって前記リセット割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う。このC2カウンタの数値は、前記C1カウンタとの数値と同様に乱数取得処理において取得され、最大4個まで、前記主制御回路100のRAM(記憶手段)における対応する記憶領域に記憶され、順次供される。前記C2カウンタの数値には、各数値に対応する大当たり図柄組合せが予め割り当てられている。本実施例においては、前記C2カウンタの取得数値が‘1’のときは大当たり確定特別図柄組合せが『1,1,1』(いわゆる‘1’のぞろ目)となる等、C2カウンタの取得数値がそのまま大当たり確定特別図柄組合せにおける図柄として割り当てられている。さらに、本実施例では、大当り成立時における大当り確定特別図柄組合せが確変図柄である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかのぞろ目であるときには、大当り(特別遊技状態)の発生に加えて、大当り終了後に確率変動が生じ、次回の大当り発生確率が平常時における通常遊技状態(低確率状態、2/630の確率)よりも高い確率変動状態(高確率状態、7/630の確率)に移行し、次回の大当りまで高確率状態が継続するようになっている。また、高確率状態時には普通図柄変動時間が通常より短くなり、前記始動入賞口10の可動片10a,10bの拡開開放回数が増大する。大当り成立時における大当り確定特別図柄組合せが通常図柄である‘0’、‘2’、‘4’、‘6’、‘8’、‘10’の何れかのぞろ目であるときには、大当り終了後、通常遊技状態(低確率状態、2/630の確率)とされ、次回の大当りまで低確率状態が継続するようになっている。
C3〜C5カウンタは、前述した当否の判定による外れ時、前記特別図柄表示部42において左側、中央、右側表示領域に停止する外れ確定特別図柄(外れ確定判定図柄)の組合せを決定するのに使用される。前記C3カウンタは左側表示領域、C4カウンタは中央表示領域、C5カウンタは右側表示領域の確定特別図柄に対応し、それぞれ‘0’〜‘11’の数値で構成される。そして、前記C3カウンタは、その数値R3が電源投入時に‘0’から始まり、前記C2カウンタの数値が加算の繰り返しによって‘11’から再び‘0’に戻る際に‘1’ずつ加算されるようになっている。また、C4及びC5カウンタについては、前記C3カウンタの数値がその加算の繰り返しによって‘11’まで増加し再び‘0’に戻る際にC4カウンタの数値R4が‘1’ずつ加算され、その加算の繰り返しによってC4カウンタの数値が‘11’まで増加し再び‘0’に戻る際にC5カウンタの数値R5が‘1’ずつ加算されるようになっている。これによって、C2〜C5カウンタが同期(同一の組合せで加算)するのを避けることができる。なお、C5カウンタについても、加算の繰り返しによって数値が‘11’に至ると再び‘0’に戻るようになっている。
前記C3〜C5カウンタの各数値には、対応する確定特別図柄が予め割り当てられている。実施例においては、前記各カウンタの取得数値が‘1’のときは外れ確定特別図柄が『1』となる等、各カウンタの取得数値がそのまま外れ確定特別図柄として割り当てられている。前記C3〜C5カウンタの数値の取得は、後述の確定停止図柄決定処理において行われ、C3〜C5カウンタの取得数値の組合せによって、外れ時に特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に表示される確定特別図柄の組合せが定まる。
C6カウンタは、複数の変動態様の中から前記特別図柄表示部42で特別図柄を変動表示する変動態様を選択する変動態様選択手段に用いられる。前記C6カウンタは、その数値R6が‘0’から始まって前記リセット割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘49’に至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う。前記C6カウンタの数値は、後述の変動態様決定処理において取得される。
前記C6カウンタの取得数値は、変動態様が割り当てられている変動態様選択決定用数値と対比されて、変動態様の選択決定に用いられる。本実施例では、前記変動態様1〜7の中から、C6カウンタの取得数値によって一つの選択変動態様が決定される。変動態様1〜4は当否判定結果が外れの場合に選択され、また変動態様5〜7は大当たりの場合に選択される。さらに、前記変動態様2〜7についてはリーチ状態を伴うようになっている。この実施例におけるリーチ状態は、前記特別図柄表示部42で最後に変動表示が停止する中央表示領域だけを残して、残りの2つの表示領域で特別図柄が同一図柄となるように停止する表示態様となっている。なお、前記変動態様4,6,7は、前記のように特定表示が行われる特定変動態様とされている。
C7カウンタは、リーチ有無決定用に用いられる。前記C7カウンタは、その数値R7が電源投入時に‘0’から始まって前記リセット割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘39’に至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う。前記C7カウンタの数値は、後記のリーチ有無決定処理時に取得される。前記C7カウンタの取得数値は、予め設定されているリーチ決定用数値、本実施例では‘10’,‘30’と対比されて、リーチ決定用数値と一致する場合にリーチ有りと決定される。なお、本実施例においては、大当たりの場合、必ずリーチ状態を経るため、前記C7カウンタの取得数値は利用されない。
C8カウンタは、前記普通図柄表示部45に確定停止表示する普通図柄を決定するとともに小当たり(普通図柄の当たり)及び外れを判定する普通図柄及び小当たり判定用のものである。前記C8カウンタは、その数値R8が‘0’から始まって前記リセット割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘9’に至った後、再び‘0’から始まって加算が繰り返される。このC8カウンタの数値は、普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を通過した遊技球を普通図柄変動開始スイッチで検出する毎に取得され、最大4個が前記主制御回路100のRAMの該当する記憶領域に記憶され、順次判定に供される。
前記C8カウンタの数値には、各数値に対応する普通図柄が予め割り当てられている。この実施例においては、C8カウンタの取得数値が‘1’のときは普通図柄表示部45に確定停止表示する普通図柄が『1』となる等、カウンタの取得数値がそのまま確定停止表示される普通図柄として割り当てられている。なお、この実施例では、前記普通図柄の変動開始から確定停止するまでに要する時間は11.8秒となっている。
さらに、この実施例では、前記C8カウンタの取得数値が奇数の場合、小当たりとなり、前記始動入賞口10の拡開開放が行われ、入賞機会が増大する。この始動入賞口10の拡開開放は、拡開開放の間に始動入賞口10への入賞球数が6個に達するか、或いは拡開開放時間が0.4秒経過するかの何れかの条件が成立したときに終了されるようになっている。
ここで、前記遊技機1が行う遊技について簡単に説明する。前記遊技機1では、前記発射装置53により遊技領域6へ向けて発射された遊技球が、前記種々の入賞口に入賞すると所定数の遊技球が賞品球として上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過し、その遊技球が前記普通図柄変動開始スイッチで検出されると、前記主制御回路100へ検出信号が送られ、前記普通図柄変動保留数記憶表示器47に表示されている前記普通図柄変動保留数が4個未満の場合には、前記普通図柄変動保留数に1加算されて更新されると共に前記小当たり判定・普通図柄決定用C8カウンタの数値(R8)が取得され、その取得数値が主制御回路100のRAMの普通図柄数値記憶領域に一旦記憶される。そして前記記憶されたC8カウンタの取得数値が順次読み出され、前記読み出されたC8カウンタの値に基づいて普通図柄の当たり(小当たり)判定が行われ、前記普通図柄表示部45で普通図柄の変動を開始すると共に前記普通図柄変動保留数の値が1減算される。前記普通図柄は所定時間変動後に停止する。その際、前記普通図柄の当たり判定結果が小当たりの場合には、小当たり普通図柄、この例では奇数で停止し、前記始動入賞口10が入賞領域拡大状態になり、遊技球が入賞し易くなる。そして、前記始動入賞口10の入賞領域に遊技球が入賞すると、所定数(この例では5個)の遊技球が賞品球として賞球払出装置65(図2に示す)から払い出される。なお、前記主制御回路100のRAMから読み出されて普通図柄の当たり判定に使用された数値は前記RAMから削除される。
また、前記始動入賞口10の入賞領域に遊技球が入賞し、始動入賞口検出スイッチによって入賞球が検出されると、前記主制御回路100へ検出信号が送られ、前記特別変動保留数記憶表示器51に表示されている前記特別図柄変動保留数が4個未満の場合には、前記特別図柄変動保留数に1加算されて更新されると共に前記大当たり当否判定用C1カウンタの数値(R1)及び大当たり図柄組合せ決定用C2カウンタの数値(R2)が取得され、その取得数値が主制御回路100のRAMの該当する記憶領域に一旦記憶される。そして、前記記憶されたC1カウンタの取得数値が順次読み出され、当該読み出されたC1カウンタの数値に基づいて大当たりの当否判定が行われ、外れの場合には外れ確定特別図柄の組合せ決定用C3〜C5カウンタの数値(R3〜R5)が取得される。また、前記変動態様決定用C6カウンタ及びリーチ有無決定用C7カウンタの数値(R6,R7)が取得される。そして、前記読み出された変動態様決定用C6カウンタの数値に基づき決定された選択変動態様及び前記選択変動態様に基づき決定された設定変動時間にしたがい前記特別図柄柄表示部42で特別図柄が変動を開始すると共に前記特別図柄変動保留数の値が1減算される。
前記遊技状態が第一の設定状態の場合、前記特別図柄の変動表示開始から設定変動時間経過するまで前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動した後に停止する。また、前記特別図柄の変動表示中あるいは変動開始前に前記自動短縮スイッチ39を押すことに起因して前記第二の設定状態に切り換えられ、前記主制御回路100から自動的に短縮信号が前記表示制御回路150へ継続して出力され、前記表示制御回路150が短縮信号を検知することによって変動時間の短縮された変動表示が行われる。この場合、前記短縮信号は、今回の変動終了後も継続して出力され、次回以降の変動に関しても自動的に短縮が行われる。また、前記第二の設定状態中に前記自動短縮スイッチ39(自動短縮解除スイッチ兼用)を押すことにより、前記第二の設定状態が解除されて前記第一の設定状態に戻り、前記設定変動時間の終了まで変動表示が行われる。
なお、前記第二の設定状態時に変動態様として特定変動態様が選択された場合には、変動開始から前記特定表示期間が経過するまでは変動短縮禁止期間とされ、本実施例では前記変動短縮禁止期間内は前記短縮信号の出力が禁止され、前記変動短縮禁止期間経過後に前記短縮信号が出力されて変動短縮が行われる。また、前記第二の設定状態時に前記特定変動態様が選択された場合において、前記変動短縮禁止期間内に、前記自動短縮スイッチ39(自動短縮解除スイッチ兼用)を押すことに起因して、前記第二の設定状態が解除されて前記第一の設定状態に戻り、前記変動短縮禁止期間経過後(特定の表示終了後)も変動短縮が行われることなく、前記設定変動時間経過まで変動表示が行われる。さらに、前記変動短縮禁止期間中には、前記第二の設定状態を解除して第一の設定状態へ戻すことが可能であることを、前記報知制御手段によって報知手段(本実施例では前記特別図柄表示部42)が表示し報知する。前記変動短縮禁止期間内に前記第二の設定状態から第一の設定状態へ解除されなかった場合には、前記変動短縮禁止期間の経過後から前記設定変動時間の経過前に、前記自動短縮信号出力手段(主制御回路100)によって前記短縮信号が前記表示制御手段(表示制御回路150)へ出力される。
さらに、本実施例では、前記第一の設定状態の場合、前記特別図柄の変動中に前記任意短縮スイッチ41を押すことによって、前記特別図柄の変動短縮が実行される。この任意変動短縮の場合にも、前記特定変動表示期間中は変動短縮が行われない。また、前記任意短縮スイッチ41の操作による任意短縮は、前記任意短縮スイッチ41の操作毎に対応して短縮信号が出力され、前記自動短縮のようにその後も自動的に短縮信号が継続して出力されることによりその後も変動短縮が自動的に実行されるものではない。
前記特別図柄表示部42で停止表示された確定特別図柄が、大当たり確定特別図柄組合せ、この例ではぞろ目で停止表示されると、大当たりになり、遊技者に有利な特別遊技状態に移行する。前記特別遊技状態になると、前記大入賞口15の開閉板16が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、前記賞球払出装置65により所定数の遊技球が賞品球として払い出される。前記開閉板16は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは特定入賞球検出スイッチと入賞球数カウントスイッチとで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。なお、前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数は、特別図柄表示部42に、0〜10までの数字又は棒グラフのように表示されるようにしてもよい。
前記大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、前記特定領域入賞口への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出すると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高16回)、前記開閉板16の開放を繰り返すようになっている。
前記大当たりの際に、前記大当たり停止特別図柄組合せが確変特別図柄である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかの奇数のぞろ目であるときには、大当たり終了後に、次回の大当たり発生確率が通常遊技状態(低確率状態、2/630)よりも高い確率変動状態(高確率状態、7/630)に移行する。さらに本実施例では、高確率時には前記特別図柄の設定変動時間としての変動表示時間が、通常遊技状態(低確率状態)時よりも短く設定されている。
また、前記確率変動状態(高確率状態)時に普通図柄が当たりとなると、前記始動入賞口10の入賞領域拡大回数を通常の1回から3回に増大させると共に、入賞領域拡大時間を通常の0.3秒から1.7秒に増加させる。
次に、前記遊技を制御する主制御回路100が実行する処理について詳述する。前記主制御回路100のCPUは、所定のリセット割り込み時間(この例では4.0ms)ごとに、前記主制御回路100のROMに記憶されている各プログラムに従いメイン処理Mを行う。図3はメイン処理Mのフローチャートである。
メイン処理Mでは、まず今回電源が投入されたか否か判定され(S10)、今回電源が投入された場合には、初期設定処理(S20)が行われる。
初期設定処理(S20)では、スタックの設定、リセット割り込み時間(この例では4msec)の設定、CPUの設定、SIO、PIO、CTCの設定等が行われる。このメイン処理Mはリセット割り込み時間ごとに繰り返し行われるが、初期設定処理(S20)については、電源投入時のみに必要な処理であり、最初の1巡目のみに実行され、その後は実行されずに次の出力処理(S30)に移る。
出力処理(S30)では、前記主制御回路100におけるコマンドバッファ(図示せず)に出力コマンドデータがある場合、その出力コマンドデータが、対応する副制御回路(例えば表示制御回路等)等へ出力される。
入力処理(S40)では、各種のセンサが信号を感知した場合の入力処理が行われる。前記センサには、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21の遊技球通過を検出する普通図柄変動開始スイッチ(普通図柄センサ)、前記始動入賞口10に入賞した遊技球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)、前記大入賞口15における入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)、前記特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)等を挙げることができる。特に、前記始動入賞口検出スイッチに関しては、図4に示す第一実施例の入力処理1(S40A)のように、まず前記始動入賞口検出スイッチによる遊技球の検出があったか否か判定され(S41)、検出された場合、すなわち始動入賞口10に入賞があった場合には始動入賞口フラグF2が‘1’にセットされる(S42)。
次いで、前記自動短縮スイッチ39が押された(操作された)か確認され(S43)、押された場合には現在の遊技状態が第二の設定状態か否か、すなわち本実施例では前記自動スイッチフラグF6が‘1’か確認される(S44)。第二の設定状態の場合(F6=1の場合)には、前記自動短縮スイッチ39の操作が短縮解除スイッチONの操作として機能し、前記F6が‘0’にセットされて第二の設定状態が解除され、前記第一の設定状態に設定される(S45)と共に、前記第二の設定状態が解除されたことを前記特別図柄表示部42で表示して報知するための自動スイッチクリア表示コマンドがセットされる(S46)。前記第二の設定状態が解除されたことは、前記特別図柄表示部42以外の報知手段、例えばスピーカ38を用いる音声によって報知するようにしてもよい。また、前記第二の設定状態が解除されたことを報知しないようにしてもよく、その場合、前記S46は省略される。それに対し、前記S44で現在、第一の設定状態(F6=0)と判断された場合、前記自動短縮スイッチ39の操作が短縮スイッチONの操作として機能し、前記F6が‘1’にセットされて遊技状態が第二の設定状態に設定される(S47)と共に、前記第二の設定状態に設定されたことを前記特別図柄表示部42で表示して報知するための自動スイッチセット表示コマンドがセットされる(S48)。なお、本実施例では、前記第一の設定状態時に前記自動短縮スイッチ39が押されることに起因して、前記のように第一の設定状態から第二の設定状態に切り換えられる(S47)と共に、その後の短縮制御処理において、短縮信号(短縮スイッチON演出コマンド)が自動的に前記表示制御回路150へ継続して出力されるようになっている。
前記自動スイッチクリア表示コマンドがセットされた(S46)後、あるいは前記自動スイッチセット表示コマンドがセットされた(S48)後、又は前記S43で自動短縮スイッチが操作されていないと判断された後に、前記任意短縮スイッチ41が押された(操作された)か確認され(S49)、押されている場合には前記任意スイッチフラグF7が‘1’にセットされ(S50)、前記入力処理1(S40A)が終了する。また、前記S49で前記任意短縮スイッチ41が押されていないと判断された場合には、その時点で前記入力処理1(S40A)が終了する。
乱数更新処理(S60)では、前記各カウンタの数値に対して更新が繰り返される。この乱数更新処理(S60)は、前記メイン処理Mの実行毎に必ず1回行われる。図5は、前記乱数更新処理(S60)のフローである。この乱数更新処理(S60)では、まず、各カウンタ(C3〜C5カウンタを除く。)の各数値Rn(n=1〜2,6〜8)が前記所定時間ごとに1ずつ加算され(S61)、前記各数値Rnが所定最大値Xに至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う(S62,S63)。そして、各カウンタの更新数値が主制御回路100のRAMの各カウンタと対応する乱数記憶エリアにそれぞれ一旦記憶される(S54)。図5中における『Rn’』は、加算される前の各カウンタの数値を意味する。なお、C3〜C5カウンタについては、前述したようにC2カウンタと関連したタイミングで数値が加算され、前記RAMの乱数記憶エリアにそれぞれ記憶されるようになっている。
乱数取得処理(S70)では、図6に示すように、前記始動入賞口10へ遊技球が入賞したか(F2=1)否か確認され(S71)、入賞の場合には始動入賞口フラグF2が‘0’にセットされ(S72)、続いて前記主制御回路100のRAMに記憶されている現在の特別図柄変動保留数が、設定上限値の4個以上か否か判定される(S73)。現在の特別図柄変動保留数が4個以上ではない場合には、現在の特別図柄変動保留数に1加算され、加算後の特別図柄変動保留数が現在の特別図柄変動保留数として更新され、前記主制御回路100のRAMに記憶される(S74)。続いて、前記乱数更新処理(S60)で更新された各種更新乱数値(R1〜R8)の中から大当たり当否判定用C1カウンタの数値R1と大当たり図柄組合せ決定用C2カウンタの数値R2が取得される(S75)と共に、その取得乱数値R1,R2が前記主制御回路100のRAMにおける対応する記憶領域にセットされる(S76)。なお、その他の乱数値については、後述の所定時点で取得される。また、前記小当たり判定・普通図柄決定用C8カウンタの数値R8については、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過して普通図柄変動開始スイッチで検出された時に取得される。
次に判定条件が成立しているか判断される(S80)。判定条件が成立しているとは、前記主制御回路100のRAMに記憶されている現在の特別図柄変動保留数が1以上であって、かつ現在特別遊技中ではなく、前記特別図柄表示部42で前記特別図柄の変動表示中ではないことをいう。前記判定条件が成立している場合には、次に大当たり当否判定処理(S90)、リーチ有無決定処理(S100)、確定停止図柄決定処理(S110)、変動態様決定処理(S130)、特別遊技実行処理(S180)が順に行われ、それに対して前記判定条件が不成立の場合には、特別遊技実行処理(S180)へジャンプする。
大当たり当否判定処理(S90)では、図7に示すように、まず、確率変動フラグF5が1か確認され(S91)、該確率変動フラグF5が1ではなく0の場合、すなわち低確率状態時(2/630)では、前記大当たり当否判定用C1カウンタの取得乱数値R1が大当たり数値である‘7’,‘307’と対比され(S92)、前記取得乱数値R1が前記大当たり数値‘7’,‘307’であれば大当たりとなり、大当たりフラグF1が‘1’にセットされると共に、該大当たりフラグF1(=1)が主制御回路100のRAM内に格納される(S93)。一方、前記確率変動フラグF5が1の場合、すなわち高確率状態時(7/630)では、前記取得乱数値R1が大当たり数値である‘7’,‘107’,
‘207’,‘307’,‘407’,‘507’ ‘607’,と対比され(S94)、前記取得乱数値R1が前記大当たり数値の何れかと一致すれば大当たりとなり、大当たりフラグF1が‘1’にセットされると共に、該大当たりフラグF1(=1)が主制御回路100のRAM内に記憶される(S93)。また、前記S92あるいはS94で、前記取得乱数値R1が大当たり数値と一致しない場合、すなわち外れの場合には、前記大当たりフラグF1が‘0’にセットされるとともに、該大当たりフラグF1(=0)が主制御回路100のRAMに記憶される(S95)。なお、前記大当たり当否判定処理は、本発明の当否判定手段による処理に相当する。
リーチ有無決定処理(S100)では、前記特別図柄表示部42でリーチ変動を行うか否かの決定がなされる。図8に示すように、このリーチ有無決定処理(S100)では、大当たりフラグF1が1か確認され(S101)、大当たりフラグF1が‘1’ではなく‘0’、つまり大当たり不成立となる場合、前記リーチ有無決定用C7カウンタの更新乱数値R7が読み出されて取得され(S102)、その取得乱数値R7が‘10’又は‘30’であるか否か判定される(S103)。そして、前記取得乱数値R7が‘10’又は‘30’ではない場合、リーチなしに決まり、このリーチ有無決定処理(S100)は終了する。一方、前記取得乱数値R7が‘10’又は‘30’である場合(S103)、リーチ有りに決定され、リーチフラグF4が‘1’にセットされると共に、該リーチフラグF4(=1)が主制御回路100のRAM内に格納される(S104)。また、前記S101で大当たりフラグF1が1の場合、つまり大当たり(特別遊技実行可)となる場合、リーチ有りと決定され、リーチフラグF4が‘1’にセットされると共に、該リーチフラグF4(=1)が主制御回路100のRAM内に格納される(S104)。
確定停止図柄決定処理(S110)では、前記大当たり当否判定処理(S90)に基づき前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定(最終)停止表示する特別図柄の決定が行われる。図9に示すように、この確定停止図柄決定処理(S110)では、まず、前記大当たりフラグF1の値が1か確認される(S111)。F1の値が1と判定された場合、すなわち大当たり(特別遊技実行可)となる場合、前記大当たり図柄組合せ決定用C2カウンタの記憶取得乱数値R2に対して予め決められている図柄の組合せが、前記特別図柄表示装置42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される確定大当たり図柄組合せ(図柄態様)として決定される(S112)。
それに対して、前記S111で大当たりフラグF1の値が1でない、すなわち前記値が0と確認され、外れと判定された場合には、前記C3〜C5カウンタの更新乱数値R3〜R5が取得され(S113)、その取得乱数値R3〜R5が一致するか否か判定され(S114)、取得乱数値R3〜R5が一致する場合、続いてリーチ有り(リーチ外れ)か否か、ここでは前記リーチフラグF4が1か確認される(S115)。そして、リーチありと判定された場合、前記C4カウンタ(中特別図柄用)の取得乱数値R4を1加算し、その値とC3,C5カウンタ取得乱数値R3,R5に対して予め決められている図柄が、前記表示装置9の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S116)。一方、前記S115で、リーチなしと判定された場合、前記C5カウンタ(右特別図柄用)の取得乱数値R5を1加算し、その値とC3,C4カウンタの取得乱数値R3,R4に対して予め決められている図柄が各表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S117)。
また、前記S114で、C3〜C5カウンタの取得乱数値R3〜R5の内、少なくとも1つが異なる数値となる場合には、C3カウンタの取得乱数値R3とC5カウンタの取得乱数値R5が一致するか否か判定され(S118)、両値が一致する場合、さらにリーチ有りか否か判定される(S119)。そして、リーチなしの場合、前記C5カウンタの取得乱数値R5を1加算し、その値とC3,C4カウンタの取得乱数値R3,R4に対して予め決められている図柄が前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S117)。一方、リーチ有りの場合、C3〜C5カウンタの取得乱数値R3〜R5に対して予め決められている図柄が前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S120)。
さらに、前記S118でC3カウンタの取得乱数値R3とC5カウンタの取得乱数値R5が一致しない場合、続いてリーチ有りか否か判定される(S121)。そして、リーチなしと判定された場合、C3〜C5カウンタの取得乱数値R3〜R5に対して予め決められている図柄が前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S120)。一方、リーチ有りの場合、前記C5カウンタの取得乱数値R5を強制的にC3カウンタの取得乱数値R3と同一数値に変更し、かつC4カウンタの取得乱数値R4を強制的に前記C3カウンタの取得乱数値R3に1加算した数値に変更し、それらの数値とC3カウンタの取得乱数値R3に対して予め決められている図柄が前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S122)。
変動態様決定処理(S130)では、前記特別図柄表示部42における特別図柄の変動態様が選択決定されると共に選択変動態様に基づく変動時間が設定され、さらに選択変動態様が特定変動態様の場合、後述の変動態様決定処理2(S130B)では特定表示期間が設定されると共に変動短縮禁止期間が設定される。この変動態様決定処理(S130)は、本実施例においては、本発明の変動態様選択手段、変動時間設定手段に相当し、さらに変動態様決定処理2(S130B)の場合には短縮禁止手段による処理にも相当する。
前記変動態様決定処理(S130)として、図10に第一の実施例に係る変動態様決定処理1(S130A)を示す。前記変動態様決定処理1(S130A)では、まず、前記変動態様選択決定用C6カウンタの更新乱数値R6が取得され(S131)、次に前記大当たりフラグF1が‘1’か否かが判定される(S132)。S132において、大当たりフラグF1が‘1’ではなく‘0’の場合、つまり外れの場合には、次にリーチフラグF4が‘1’か確認される(S133)。S133において、前記リーチフラグF4が‘1’ではなく‘0’の場合、つまりリーチ不成立となる場合には、リーチ無し外れ変動態様1が選択決定されると共に、前記選択変動態様1に基づき設定変動時間(本実施例では7秒)が設定され(S134)、さらに第一実施例では短縮が行われる場合でも所定の基本時間以上変動を行うことにしているため、計時手段用の短縮変動カウンタTbの値として基本時間(本実施例では3秒)に相当する数値がセットされ(S135)、前記設定変動態様1、設定変動時間及びTbが前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される。基本時間は変動開始してから特定の表示がされるまで判定図柄の変動表示を行い、変動開始から基本時間の間隔を設けて、基本時間終了後に特定の表示がされることへの期待感を高める効果がある。その後、現在の特別図柄変動保留数から1減算され(S156)、この第一実施例の変動態様決定処理1(S130A)が終了する。なお、前記Tbの値は、その後の短縮制御処理(S162)における計時手段としての処理により、時間の経過に対応して(本実施例ではメイン処理が行われる前記リセット割り込み時間毎に)減算される。
それに対し、前記S133においてリーチフラグF4が‘1’と判断された場合、つまりリーチ成立となる場合には、前記変動態様選択決定用C6カウンタの取得数値R6の値が‘0’〜‘29’、‘30〜44’、あるいは‘45’〜‘49’の何れであるのか判定され(S136,S137)、‘0’〜‘29’の場合には外れリーチA1変動態様2が選択決定されると共に、その選択変動態様2に基づき設定変動時間(本実施例では10秒)が設定され(S138)、さらに前記短縮変動カウンタTbの値(本実施例では3秒に相当する数値)がセットされ(S139)、前記設定変動態様2、設定変動時間及びTbの値が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される。また、前記取得数値R6の値が‘30’〜‘44’の場合には外れリーチB1変動態様3が選択決定されると共に、その選択変動態様3に基づき設定変動時間(本実施例では20秒)が設定され(S140)、さらに前記短縮変動カウンタTbの値(本実施例では3秒に相当する数値)がセットされ(S141)、前記設定変動態様3、設定変動時間及びTbの値が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される。また、前記取得数値R6の値が‘45’〜‘49’の場合には外れリーチC1変動態様4(特定変動態様)が選択決定され、その選択変動態様4に基づき設定変動時間(本実施例では30秒)が設定され(S142)、さらに前記短縮変動カウンタTbの値(本実施例では3秒に相当する数値)が設定され(S143)、前記設定変動態様4、設定変動時間及びTbの値が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納されると共に、特定変動表示フラグF8が‘1’にセットされる(S144)。なお、前記特定変動表示フラグF8は、前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動表示されている間で、変動短縮禁止期間内に前記第二の設定状態から前記第一の設定状態へ解除可能であることを前記特別図柄表示部42で表示し、報知するための処理に用いられ、前記F8が‘1’の場合に報知を行うようにされる。
それに対して前記S132で、大当たりフラグF1が‘1’と判定された場合、つまり大当たりの場合には、前記取得数値R6の値が‘0’〜‘9’、‘10’〜‘34’、あるいは‘35’〜‘49’の何れか判定され(S145,S146)、‘0’〜‘9’の場合には当たりリーチA2変動態様5が選択決定され、その選択変動態様5に基づき設定変動時間(本実施例では12秒)が設定され(S147)、さらに前記短縮変動カウンタTbの値(本実施例では3秒に相当する数値)がセットされ(S148)、前記設定変動態様5、設定変動時間及びTbの値が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される。また、前記取得数値R6の値が‘10’〜‘34’の場合には、当たりリーチB2変動態様6(特定変動態様)が選択決定され、その選択変動態様6に基づき設定変動時間(本実施例では22秒)が設定され(S149)、さらに前記短縮変動カウンタTbの値(本実施例では3秒に相当する数値)が設定され(S150)、前記設定変動態様6、設定変動時間及びTbの値が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納されると共に、特定変動表示フラグF8が‘1’にセットされる(S151)。また、前記取得数値R6の値が‘35’〜‘49’の場合には当たりリーチC2変動態様7(特定変動態様)が選択決定され、その選択変動態様7に基づき設定変動時間(本実施例では32秒)が設定され(S152)、さらに前記短縮変動カウンタTbの値(本実施例では3秒に相当する数値)が設定され(S153)、前記設定変動態様7、設定変動時間及びTbの値が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納されると共に、特定変動表示フラグF8が‘1’にセットされる(S154)。このように判定図柄の変動表示開始から設定変動時間経過までの間に設定されている特定表示期間に特定の表示を行う特定変動態様を少なくとも1つを含めた複数の変動態様から変動態様が決定される。
前記リーチ有りの変動態様2〜7が選択された場合には、その後、前記リーチフラグF4が‘0’にセットされ(S155)、続いて現在の特別図柄変動保留数から1減算され(S156)て、この第一実施例の変動態様決定処理1(S130A)が終了する。
前記特別図柄表示部42で表示される変動態様の演出内容は適宜とされる。例えば、当否判定結果が外れの際に、前記C6の取得数値(0〜49)が0〜29のときに選択される外れリーチA1変動態様2の場合には特別図柄のみを変動表示し、30〜44のときに選択される外れリーチB1変動態様3の場合には特別図柄の変動に加えて犬が画面を横切る演出を行い、45〜49のときに選択される外れリーチC1変動態様4(特定変動態様)の場合には特別図柄の変動に加えて犬・猫が画面を横切る特定の表示を行う。また、当否判定結果が大当たりの場合、前記C6の取得数値R6が0〜9のときに選択される当たりリーチA2変動態様5では特別図柄のみを変動表示し、10〜34のときに選択される当たりリーチB2の変動態様6(特定変動態様)及び35〜49のときに選択される当たりリーチC2変動態様7(特定変動態様)では、特別図柄の変動に加えて犬・猫が画面を横切る特定の表示を行う。このように、特定表示態様において特定の表示が行われる場合(前記の例では犬・猫が画面を横切る表示)、大当たりになる可能性が高くなっている。このように外れと当たりにおいても特定の表示がされることによって、特定の表示がされた際に必ず当たりとは解らなくすることができる。
なお、前記特別図柄変動保留数から1減算するタイミングは、本実施例では変動態様が決定されたときに行われているが、それに限られることなく、変動態様が決定されていればいつでもよい。例えば、決定された変動態様の変動時間終了が確認された後に、前記特別図柄変動保留数から1減算するようにしてもよい。
特別遊技実行処理(S160)では、図11に示すように、まず特別遊技実行中フラグF3が1か確認され(S161)、F3が‘1’ではない、すなわち特別遊技実行中ではないと判断されると、後述の短縮制御処理(S162)が行われる。短縮制御処理(S162)後、特別図柄表示部42において特別図柄の変動表示が完了しているか、すなわち確定特別図柄が表示されているか確認され(S189)、変動表示が完了して確定特別図柄が表示されている場合には、大当たりフラグF1が‘1’か確認される(S190)。F1が‘1’、すなわち大当たりであると判定されると、次に前記特別遊技が実行される(S191)。この特別遊技の実行により、前記大入賞口15の開閉板16が開放されて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15内へ入賞可能にする。次いで、特別遊技中フラグF3が‘1’にセットされる(S192)と共に大当たりフラグF1が‘0’にセットされる(S193)。その後、特別遊技終了条件が成立しているか否か判定される(S194)。この特別遊技終了条件成立判定は、前記開閉板16の開放から所定時間(例えば29.5秒)経過した場合、あるいは前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった場合に前記特定領域入賞口52への入賞を検出できなかったか、または前記特定領域入賞口52への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出するごとに発生する継続権利に基づく設定回数に前記開閉板16の開放回数が到達したかが判定される。そして、特別遊技終了条件が成立している場合には、確定特別図柄が確変図柄(本実施例では奇数のぞろ目)か否か判定され(S195)、確定特別図柄が確変図柄ではなく通常図柄(本実施例では偶数のぞろ目)である場合には、前記確率変動フラグF5が‘0’にセットされ(S196)、また、確定特別図柄が確変図柄(本実施例では奇数のぞろ目)である場合には、前記確率変動フラグF5が‘1’にセットされる(S197)。その後、特別遊技が終了し、特別遊技実行中フラグF3が‘0’にセットされ(S198)、この特別遊技実行処理(S160)が終了する。なお、前記S161で特別遊技中と判定された場合には大当たりか否かの判定を行うことなく、S194の特別遊技終了条件成立判定にジャンプする。また、前記S189で変動表示が完了していないと判定された場合や、S190で大当たりではないと判定された場合、あるいはS194で特別遊技終了条件が成立していないと判定された場合、直ちにこの特別遊技実行処理(S160)は終了する。
短縮制御処理(S162)として、図12に第一実施例の短縮制御処理1(S162A)に関するフローチャートを示す。第一実施例の短縮制御処理1(S162A)では、前記自動スイッチフラグF6が‘1’(第二の設定状態)か確認される(S163)。前記F6が‘1’ではない場合、すなわち第一の設定状態の場合には、前記任意スイッチフラグF7が‘1’(前記任意短縮スイッチ41が押された)か確認される(S164)。このように自動短縮が設定されている場合は、任意短縮よりも自動短縮を優先する処理にして、任意短縮操作の煩わしさを減少させる構成になっている。前記F7が‘1’ではない場合、すなわち前記任意短縮スイッチ41が押されていない場合には、さらに表示許可フラグF9が‘1’(選択表示許可)か確認され(S165)、前記F9が‘1’の場合、すなわち特定の表示が表示されている間に遊技者が前記自動短縮スイッチ39を押すことにより前記第二の設定状態を解除して第一の設定状態へ切り換え可能であることを前記特別図柄表示部42で表示し報知することを許可する選択表示許可の場合には、さらに表示選択中フラグF10が‘1’(選択表示中)か確認され(S166)、前記F10が‘1’の場合、すなわち前記第二の設定状態を解除して第一の設定状態へ切り換え可能であることを前記特別図柄表示部42で表示し報知中である選択表示中の場合には、選択表示を解除するための選択表示クリアコマンドがセットされる(S167)と共に前記F10が‘0’にセットされる(S168)。
前記S168でF10が‘0’にセットされた後、あるいは前記S165で前記F9が‘1’ではないと判定された後(すなわち選択表示が許可されていないと判定された場合)に、または前記S166で前記F10が‘1’ではないと判定された後(すなわち選択表示中ではないと判定された場合)に、次に前記Tb≠0か確認される(S169)。前記Tb=0になっていればこの短縮制御処理1(S162A)は終了する。それに対して前記Tb≠0の場合には、前記Tbが1減算された(S170)後、前記Tb=0になったか確認され(S171)、Tb≠0であればこの短縮処理(S162)が終了する。また、前記S171でTb=0と判定された場合には、表示許可フラグF9が‘1’(表示許可)か確認され(S172)、前記F9が‘1’の場合には前記F9が‘0’にセットされ(S173)、次に前記特定変動表示フラグF8が‘1’か確認される(S174)。なお、前記S172でF9が‘1’ではないと判定された場合には、S173をジャンプし、前記S174において前記F8が‘1’かの確認が行われる。前記F8が‘1’ではないと判定された場合は、現在の選択変動態様が特定変動態様ではない通常の変動態様の場合であり、この短縮制御処理1(S162A)を終了する。それに対して、前記S174でF8が‘1’と判定された場合、すなわち現在の選択変動態様が特定変動態様の場合には、次にF8が‘0’にセットされる(S175)と共に、特定表示期間(本実施例では7秒)が設定され、前記特定表示期間(7秒)に相当する数値が現在のTbの値‘0’に数値がセットされる(S176)。これにより、本実施例におけるTbの実質的な値は、前記変動態様決定処理(S130)で設定された基本時間3秒に、前記特定表示期間としての7秒が加算された10秒と等しくなり、前記基本時間と特定表示期間の合計時間10秒が本実施例では変動短縮禁止期間とされ、以下の処理により前記変動短縮禁止期間の間、短縮信号の出力を禁止して変動短縮が行われないようにされる。なお、この短縮制御処理1(S162A)は、短縮禁止手段の処理に相当する。前記S176でTbに特定表示期間の7秒をセット後、前記表示許可フラグF9が‘1’にセットされ(S177)、この短縮制御処理1(S162A)が終了する。
それに対し、前記S163で自動スイッチフラグF6が‘1’(第二の設定状態)と判定された場合、あるいは前記S164で任意スイッチフラグF7が‘1’と判定された場合(前記第一の設定状態で前記任意短縮スイッチ41が押された場合)には、次に前記表示許可フラグF9が‘1’(表示許可)か確認され(S178)、前記F9が‘1’の場合、すなわち表示許可の場合(特定の表示をする場合)には、さらに前記表示選択中フラグF10が‘0’(選択非表示中)か確認され、前記F10が‘0’の場合、すなわち前記第二の設定状態を解除して第一の設定状態へ切り換え可能であることを前記特別図柄表示部42により表示し報知することを行っていないので、選択非表示中の場合には、前記第二の設定状態を解除して第一の設定状態へ切り換え可能であることを前記特別図柄表示部42により表示して報知する選択表示を行うための選択表示開始コマンドがセットされる(S180)と共に、前記表示選択中フラグF10が‘1’にセットされる(S181)。
前記S181で表示選択中フラグF10が‘1’にセットされた後に、あるいは前記S178で表示許可フラグF9が‘1’ではないと判定された後(すなわち選択表示が許可されていない場合)に、または前記S179で前記F10が‘0’ではないと判定された後(すなわち選択表示中の場合)には、次に前記Tb=0か確認される(S182)。前記Tb=0ではない場合、前記のようにTbに対する1減算処理(S170)を含む前記S169〜S177の処理が行われる。
前記S182で前記Tb=0と判定された場合(変動短縮禁止期間の終了)には、前記表示選択中フラグF10が‘1’か確認され、前記F10が‘1’の場合、すなわち選択表示中の場合には、選択表示クリアコマンドがセットされる(S184)と共に、前記F10が‘0’にセットされる(S185)。前記S185の次に、または前記S183で前記F10が‘1’ではない、すなわち選択非表示中と判定された場合には、次に、短縮スイッチON演出コマンド(短縮信号)がセットされる(S186)と共に、特別図柄の変動時間がクリアされ(S187)、任意スイッチフラグF7が‘0’にセットされ(S188)て、この短縮制御処理が終了する。このように、Tb=0になるまで短縮スイッチON演出コマンド(短縮信号)が主制御回路100のコマンドバッファにセットされないようにすることにより、前記変動短縮禁止期間(本実施例では基本時間+特定表示期間)が経過するまで、自動短縮信号出力手段及び任意短縮信号出力手段(前記主制御回路100)から前記表示制御回路150へ短縮信号が出力されるのを禁止する。なお、本実施例では、前記S182におけるTb=0及び前記S183におけるF10=1の条件を満たすことが、請求項17における変動時間短縮条件の成立に相当する。また、前記短縮制御処理(S162)において、前記Tbの値の減算及びTb=0になったか判断する処理は、本発明における計時手段の処理に相当する。
その他の処理(S190)では、前記普通図柄の当たり(小当たり)に対する処理や、前記各処理の他に遊技状態時に必要となる処理、例えばエラーの処理等が行われるが、本発明に特に関わりの無い処理であり、詳しい説明を省略する。
図13に示す入力処理2(S40B)のフローチャートは、前記メイン処理における入力処理140の第二実施例に関し、前記操作手段としての自動短縮スイッチ39を所定期間押し続けることによって前記第二の設定状態へ切り換えると共に前記短縮信号を継続的に出力させ、また前記自動短縮スイッチ39を押すのを止めることにより前記第二の設定状態を解除して前記第一の設定状態へ戻すと共に前記短縮信号の出力を停止させる例であり、前記任意短縮操作手段としての任意短縮スイッチ41を設けていない例である。
前記入力処理2(S40B)においては、まず前記始動入賞口検出スイッチによる遊技球の検出があったか否か判定され(S41B)、検出された場合、すなわち始動入賞口10に入賞があった場合には始動入賞口フラグF2が‘1’にセットされ(S42B)、次のステップへ移る。また、前記始動入賞口検出スイッチによる遊技球の検出がなかった場合には、前記S42Bをジャンプして次のステップに移る。次のステップでは、前記自動短縮スイッチ39が押され続け(操作され)ているか、すなわちスイッチON状態か確認される(S43B)。前記自動短縮スイッチ39が押されてなく、スイッチOFF状態の場合には、この入力処理2が前回実行された際の遊技状態が前記第一の設定状態か、すなわち前記自動スイッチフラグF6が‘0’か確認され(S45B)、前記第一の設定状態(F6が‘0’)であれば、前記自動短縮スイッチ39が押されてからの時間を判定するための自動短縮スイッチ判定計時用カウンタTaの値に本実施例では60msに相当する数値がセットされ(S48B)、この入力処理2(S40B)が終了する。それに対し、前記S45Bで第一の設定状態ではなく第二の設定状態と判定されると、すなわち前記F6が‘0’ではないと判定されると、前記F6が‘0’(第一の設定状態)にセットされ(46B)、自動短縮状態が解除されたこと、すなわち第一の設定状態となったことを前記特別図柄表示部42で表示して報知するための自動短縮状態解除表示コマンドがセットされ(S47B)、その後前記Taに60msに相当する数値がセットされ(S48B)、この入力処理2(S40B)が終了する。
また、前記S43Bにおいて前記自動短縮スイッチ39が押され続けている、すなわちスイッチON状態と判定されると、次に前記Ta=0になったか確認され(S49B)、Ta≠0の場合には前記Taの値から1減算され(S50B)、この入力処理2(S40B)が終了する。それに対し。前記S49Bで前記Ta=0と判定されると、所定期間自動短縮スイッチ39が押され続けたと判断し、前記自動スイッチフラグF6が‘1’にセット、すなわち第二の設定状態に設定される(S51B)と共に、自動短縮状態に切り換えられたこと、すなわち遊技状態が前記第二の設定状態に切り換えられたことを前記特別図柄表示部42で表示して報知するための自動短縮状態表示コマンドがセットされ(S52B)、この入力処理2(S40B)が終了する。なお、前記第一の設定状態となったこと及び第二の設定状態となったことを報知しないようにしてもよい。
図14に示す変動態様決定処理2(S130B)のフローチャートは、前記メイン処理における変動態様決定処理(130)の第二実施例に関し、前記Tbに設定される時間のうち、前記基本時間を0秒に設定して、変動短縮が実行される場合には直ちに変動が終了するようにした例であり、前記変動短縮禁止期間が、特定表示期間と等しくされる場合である。前記第二実施例の変動態様処理2(S130B)においては、Tbの値をセットする際、選択変動態様が特定の表示を行わない通常の変動態様1〜3,5の場合には、Tbの値が‘0’にセットされ(S135B,S139B,S141B,S148B),特定の表示を行う特定変動態様4,6,7の場合には、Tbに特定表示期間と等しい変動短縮禁止期間の7秒に相当する数値がセットされる(S143B,S150B,S153B)。さらに、前記選択変動態様として特定変動態様である変動態様4,6,7が選択された場合には、前記第一実施例の変動短縮決定処理1(S130A)では、前記特定変動表示フラグF8が‘1’にセットされていたが、前記第二実施例の変動態様処理2(S130B)においては前記表示許可フラグF9が‘1’(表示許可)にセットされる(S144B,S151B,S154B)。その他の処理については、前記第一実施例の変動態様1(S130A)と同様である。なお、図14において、前記第一実施例の変動態様1(S130A)と相違する処理についてのみ、アルファベットのBを付して示した。このように、前記変動態様決定処理2(S130B)では、前記変動態様選択手段の他に短縮禁止手段としての処理も行われる。
図15に示す短縮制御処理2(S162B)のフローチャートは、前記メイン処理における短縮制御処理162の第二実施例に関し、前記第二実施例の変動態様決定処理2(S130B)が行われる場合の前記短縮制御処理(S162)である。前記短縮制御処理2(S162B)では、既に前記変動態様決定処理2(S130B)において、前記変動短縮禁止期間としてTbの値がセットされ、また前記表示許可フラグF9が‘1’(表示許可)にセットされている(S144B,S151B,S154B)ため、及び前記特定変動表示フラグF8が用いられないことから、前記第一実施例の短縮制御処理1(S162A)におけるS174〜S177Bの処理が不要とされ、その他は前記第一実施例の短縮制御処理1(S162A)と同様である。
ここで、前記操作手段としての自動短縮スイッチ39の操作に起因する前記短縮信号の継続的な自動出力について、前記基本時間が3秒、特定表示期間7秒の場合を、図16のタイミングチャートを用いて説明する。前記短縮信号の自動出力は、図16のタイミングチャートにおける(2)のように、常時短縮信号が出力される(ON状態とされる)連続的なものでも、あるいは(3)のように設定間隔(変動表示開始から特定の表示が終了するまでよりも短い時間間隔)で短縮信号が出力される間欠的なものでもよい。なお、本実施例のように変動短縮禁止期間の間は前記短縮信号の出力が禁止される場合、前記短縮信号が常時連続的に出力される場合及び間欠的に出力される場合のいずれにおいても、前記変動短縮禁止期間の間は前記短縮信号が出力されないように構成される。図16の(1)は、前記第二の設定状態時に特定表示態様で変動表示される場合を示す。この場合、変動開始から7秒間は特定の表示が行われる特定表示期間であり、本実施例では前記基本時間(3秒)に前記特定表示期間(7秒)を加えた時間(10秒)が変動短縮禁止期間に設定されると共に第二の設定状態から第一の設定状態へ切り換え(自動短縮解除)可能な期間とされ、前記変動短縮禁止期間経過後が短縮制御可能な期間となる。このように、変動短縮禁止期間内に特定の表示が行われるため、遊技者が前記特定の表示を視認することによって特定の表示終了後の変動表示を見るか否かを決定できるように、前記変動短縮禁止期間内に設定切換可能な期間が設けられている。また、設定切換により自動短縮を解除した場合にも、任意短縮スイッチ41により好きなタイミングで短縮制御を行うことができる。さらに、自動短縮や任意短縮を行わなかった場合には特定の表示終了から設定時間経過まで変動表示が行われる。
(2)の前記短縮信号が自動的に制御されて連続的に常時出力される場合及び(3)の設定間隔で間欠的に自動的に制御されて出力される場合において、(a)設定変動態様が特定変動態様とは異なる通常変動態様の場合、自動変動短縮の実行により、変動開始から基本時間(3秒)経過で変動が終了し、確定特別図柄が表示される。それに対し、(b)設定変動態様が特定変動態様の場合には、変動開始から10秒(基本時間3秒+特定表示期間7秒=10秒)経過まで変動短縮が禁止され、特定の表示が終了した後の短縮信号に起因して変動が終了する。また、(c)第一の設定状態時あるいは特定の表示中に第一の設定状態に切り換えられ、しかも特定の表示終了後に任意短縮制御を行わない場合には、特定の表示が終了後、短縮されることなく設定変動時間経過まで通常通りの変動が行われる。
なお、報知制御手段は本実施例では表示制御回路が兼ねているが、音声制御回路としてスピーカ38から音声で報知を行ったり、ランプ制御回路としてランプの点灯や点滅で報知を行ったりしてもよい。さらに、本実施例では、自動短縮信号出力手段と短縮解除手段のための操作は一つの操作手段(自動短縮スイッチ)が兼ねていたが、異なるものとしてもよい。図17に示す他の実施例では、前記自動短縮信号出力手段のための操作手段(自動短縮スイッチ39)と、短縮解除手段のための短縮解除操作手段(短縮解除スイッチ40)を異ならせた場合で、前記短縮解除操作手段(短縮解除スイッチ40、押しボタン式)が、右側のスピーカ38の付近に設けられている。
また、本発明は、前記の実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。例えば、前記操作手段や短縮解除操作手段及び任意操作手段は、押しボタン式に限られず、その他の構造のもの、例えば回転式やスライド式等であってもよい。また、図18のように、前記発射装置53の操作ハンドル54を操作手段とすると共に上下に揺動可能な構造とし、前記操作ハンドル54を下げた状態とすることにより第二の設定状態を解除して第一の設定状態にでき、また前記操作ハンドル54を上方へ傾斜させることにより第二の設定状態にすると共に短縮信号を自動的に出力できるようにしてもよい。さらにまた、前記任意短縮操作手段は、前記操作手段と異ならせて設ける例に限られず、前記操作手段と兼用するようにしてもよい。前記特定の表示の内容も、リーチ変動やリーチ予告、あるいはその他の表示により判定結果が当たりである可能性の高いことを示す、あるいは暗示するものであればよい。
また、本実施例では、変動短縮禁止期間内は、前記自動短縮信号出力手段あるいは任意短縮信号出力手段から前記表示制御手段への前記短縮信号の出力が禁止される構成とされているが、それに代えて、前記自動短縮信号出力手段あるいは任意短縮信号出力手段から出力された前記短縮信号が、前記短縮信号を受信する前記表示制御回路(表示制御手段)において無効とする構成にしてもよい。また、前記第二の設定状態時には、前記任意短縮信号出力手段から前記表示制御手段等への前記短縮信号の出力が禁止される構成としてもよい。よって、特定の表示が行われる場合に確実に変動時間の短縮の実行を禁止することができる。
さらに、前記変動短縮禁止期間は前記特定表示期間と等しく設定されても、それより長く設定されても何れでもよい。すなわち、前記実施例のように、基本時間に特定表示期間を加算した時間が変動短縮禁止期間とされて変動短縮禁止期間経過後に短縮変動する構成にされたり、前記基本時間を0秒にしたり、あるいは特定の表示が行われる場合のみ前記基本時間を0秒にしたりして、特定の表示期間=変動短縮禁止期間としてもよい。また、請求項17における変動時間短縮条件の成立は、前記のようにTb=0及びF10=1に限られるものではなく、他の条件としてもよい。例えば、始動入賞口10へ入賞した遊技球により保留数が設定上限値になった状態において、更に始動入賞口10へ遊技球が入賞したことを起因に短縮条件が自動的に成立する構成でもよいとする。
また、本発明は、任意に自動的に判定図柄の変動時間の短縮を行う第二の設定状態にすることができることによって、判定図柄の変動時間の短縮操作を変動表示毎に行う操作の面倒さを解消できると共に、第二の設定状態における自動短縮を特定の表示を行う場合には禁止して、更に第二の設定状態を第一の設定状態に解除できる解除手段を備えたことによって、特定の表示の続きを見るか否かが選択できる。
本発明の一実施例に係る遊技機全体について遊技盤の釘を省略して示す正面図である。 同遊技機の制御装置等の接続を簡略に示すブロック図である。 同遊技機における主制御回路のメイン処理に関するフローチャートである。 入力処理1に関するフローチャートである。 乱数更新処理に関するフローチャートである。 乱数取得処理に関するフローチャートである。 大当たり当否判定処理に関するフローチャートである。 リーチ有無決定処理に関するフローチャートである。 確定停止図柄決定処理に関するフローチャートである。 変動態様決定処理1に関するフローチャートである。 特別遊技実行処理に関するフローチャートである。 短縮制御処理1に関するフローチャートである。 入力処理2に関するフローチャートである。 変動態様決定処理2に関するフローチャートである。 短縮制御処理2に関するフローチャートである。 変動表示に関するタイミングチャートである。 他の例に係る遊技機全体について遊技盤の釘を省略して示す正面図である。 操作手段の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 遊技機
3 遊技盤
6 遊技領域
9 表示装置
10 始動入賞口
39 自動短縮スイッチ(操作手段)
40 短縮解除スイッチ(短縮解除操作手段)
41 任意短縮スイッチ(任意短縮操作手段)
42 特別図柄表示部
45 普通図柄表示部
100 主制御回路
150 表示制御回路

Claims (17)

  1. 判定条件の成立に起因して、遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、
    判定図柄を変動表示後に前記当否判定手段による判定結果に基づく確定判定図柄を確定表示可能な表示部と、
    前記表示部に前記判定図柄を変動表示するための変動態様を複数の変動態様の中から選択する変動態様選択手段と、
    前記変動態様選択手段により前記複数の変動態様の中から選択された選択変動態様に基づき変動時間を設定する変動時間設定手段と、
    前記変動時間設定手段により設定された設定変動時間、前記選択変動態様に基づき前記判定図柄の変動表示を前記表示部で行う表示制御手段と、
    を備えた遊技機において、
    前記複数の変動態様には前記判定図柄の変動表示開始から前記設定変動時間経過までの間に設定されている特定表示期間に特定の表示を行う特定変動態様を含み、
    遊技者によって任意に操作可能な操作手段と、
    前記判定図柄の変動時間を短縮するための短縮信号を前記操作手段の操作に起因して自動的に前記表示制御手段へ継続して出力可能な自動短縮信号出力手段と、を備えると共に、
    遊技状態として、前記表示部に前記判定図柄を変動表示開始から前記設定変動時間が経過するまで変動表示可能な第一の設定状態と、前記自動短縮信号出力手段による前記短縮信号を前記表示制御手段が前記判定図柄の変動表示中に検知することに起因して前記判定図柄の変動時間を短縮する第二の設定状態を備え、
    前記第二の設定状態時に前記特定変動態様の表示がなされる場合に、前記判定図柄の変動表示開始から前記特定表示期間が経過するまで変動時間の短縮を禁止する変動短縮禁止期間を設定する短縮禁止手段と、
    前記変動短縮禁止期間において前記第二の設定状態を前記第一の設定状態へ解除可能な短縮解除手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記自動短縮信号出力手段から出力される前記短縮信号は、前記第二の設定状態中に予め設定されている設定間隔で前記表示制御手段へ出力されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記自動短縮信号出力手段から出力される前記短縮信号は、前記第二の設定状態中に常時前記表示制御手段に出力されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記特定の表示は、前記当否判定手段の判定結果が当たりである可能性の高いことを事前に表示する当たり可能性事前表示であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記変動短縮禁止期間内は、前記自動短縮信号出力手段から前記表示制御手段への前記短縮信号の出力が禁止されることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記変動短縮禁止期間内は、前記自動短縮信号出力手段から出力された前記短縮信号が無効化されることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技機。
  7. 前記変動短縮禁止期間内に前記短縮解除手段により前記第二の設定状態から前記第一の設定状態に解除されなかった場合、前記変動短縮禁止期間の経過後から前記設定変動時間の経過前に前記自動短縮信号出力手段によって前記短縮信号が前記表示制御手段に出力されることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の遊技機。
  8. 前記短縮解除手段が前記操作手段の操作により実行されることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の遊技機。
  9. 前記短縮解除手段が前記操作手段とは異なる短縮解除操作手段の操作により実行されることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の遊技機。
  10. 前記判定図柄の変動表示中に遊技者により任意に前記短縮信号を前記表示制御手段に出力可能な任意短縮信号出力手段を備え、
    前記設定変動時間の経過前に前記任意短縮信号出力手段による前記短縮信号を前記表示制御手段が検知したことに起因して、前記表示部に変動表示されている前記判定図柄の変動時間を短縮することを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の遊技機。
  11. 前記第二の設定状態時には、前記任意短縮信号出力手段から前記表示制御手段への前記短縮信号の出力が禁止されることを特徴とする請求項10に記載の遊技機。
  12. 前記変動短縮禁止期間内は、前記任意短縮信号出力手段から前記表示制御手段への前記短縮信号の出力が禁止されることを特徴とする請求項10又は11に記載の遊技機。
  13. 前記任意短縮信号出力手段は、前記操作手段の操作に基づいて前記短縮信号を出力可能に構成されていることを特徴とする請求項10から12の何れか一項に記載の遊技機。
  14. 前記任意短縮信号出力手段は、前記操作手段とは異なる任意短縮操作手段の操作に基づいて前記短縮信号を出力可能に構成されていることを特徴とする請求項10から12の何れか一項に記載の遊技機。
  15. 前記変動短縮禁止期間内に、前記第二の設定状態から前記第一の設定状態に解除可能であることを報知する報知制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から14の何れか一項に記載の遊技機。
  16. 前記判定図柄の変動表示開始が前記特定表示期間の始期とされると共に、前記変動表示開始から前記変動短縮禁止期間を計時する計時手段を備えたことを特徴とする請求項1から15の何れか一項に記載の遊技機。
  17. 判定条件の成立に起因して、遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、
    判定図柄を変動表示後に前記当否判定手段による判定結果に基づく確定判定図柄を確定表示可能な表示部と、
    前記表示部に前記判定図柄を変動表示するための変動態様を複数の変動態様の中から選択する変動態様選択手段と、
    前記変動態様選択手段により前記複数の変動態様の中から選択された選択変動態様に基づき変動時間を設定する変動時間設定手段と、
    前記変動時間設定手段により設定された設定変動時間、前記選択変動態様に基づき前記判定図柄の変動表示を前記表示部で行う表示制御手段と、
    を備えた遊技機において、
    前記判定図柄の変動時間を短縮するための短縮信号を変動時間短縮条件の成立に起因して自動的に前記表示制御手段へ出力可能な自動短縮信号出力手段と、
    前記表示部に前記判定図柄を変動表示開始から前記設定変動時間が経過するまで変動表示可能な第一の設定状態と、
    前記自動短縮信号出力手段による前記短縮信号を前記表示制御手段が前記判定図柄の変動表示中に検知することに起因して前記判定図柄の変動時間を短縮する第二の設定状態と、
    前記複数の変動態様には前記判定図柄の変動表示開始から前記設定変動時間経過までの間で設定されている特定表示期間に特定の表示を行う特定変動態様を含み、
    前記第二の設定状態時に前記特定変動態様の表示がなされる場合に、前記判定図柄の変動表示開始から前記特定表示期間が経過するまで変動時間の短縮を禁止する変動短縮禁止期間を設定する短縮禁止手段と、
    前記変動短縮禁止期間において前記第二の設定状態を前記第一の設定状態へ任意に解除可能な短縮解除手段を備えたことを特徴とする遊技機。
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