JP2005209901A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 層間絶縁膜として多孔質絶縁膜を用いる場合にも、金属等の拡散を抑え、かつ、多孔質絶縁膜のある程度の強度を確保する。
【解決手段】 試料基板上に、第1の絶縁材料からなる、空孔を有する多孔質絶縁膜形成する。そして、この多孔質絶縁膜の表面に、第1の被覆膜と第2の被覆膜とを形成する。ここで、第1の被腹膜は、多孔質絶縁膜の表面付近の空孔に、第2の絶縁材料を侵入させることにより構成される。また、第2の被覆膜は、第2の絶縁材料により構成される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。更に、具体的には、多孔質絶縁膜に導電膜が形成された半導体装置及びその製造方法に関するものである。
近年の半導体装置においては、配線における信号伝搬の遅延が素子動作を律速している。従って、素子動作を高速化するため、配線におけるRC遅延を低減することが必要となっている。このため、配線材料としては抵抗率の低い材料を用いることが考えられ、また、絶縁膜材料としては、誘電率の低い低誘電率(Low-k)絶縁膜を用いることが考えられている。
現在、抵抗率の低い配線材料としては、具体的に、CuあるいはCu合金の適用が研究されている。Cuは、従来、配線材料として用いられてきたAlに比して、比抵抗が35%程低く、また、エレクトロマイグレーション耐性も高いことから、高集積化する半導体装置において、信頼性の高い配線材料として期待されている。
一方、絶縁膜の材料としては、従来の、比誘電率kが約4.2のSiO膜に代えて、比誘電率kが約3.5以下の低誘電率絶縁膜(以下、Low-k膜とする)の適用が研究されている。このような膜としては、このようなLow-k膜には、例えば、ポリマー(polymer)、HSQ(hydrogen-silsesquioxane)、MSQ(methyl silsesquioxane)などがある。なかでも近年、加熱処理や加工処理における耐性の強いMSQが広く用いられている。
また、更に、比誘電率kが約2.5以下のLow-k膜材料の研究も進められている。このような材料として、Low-k膜中に数Å〜数十Å程度の空孔(ポア)を有する、多孔質絶縁膜(ポーラス絶縁膜)と呼ばれるものがある。
このようなLow-k膜、あるいは多孔質絶縁膜等の絶縁膜に、デュアルダマシン法により銅配線を形成する場合、まず、多孔質絶縁膜に、ビアあるいは溝を形成する。その後、ビア・溝に、バリアメタルを堆積した後、Cuシード膜を形成し、これをシード膜として、電解メッキ法によりCuの埋め込みを行う。その後、少なくとも絶縁膜の上面が露出するまでCMP(Chemical Mechanical Polishing)による平坦化を行う。
ここで、バリアメタルは、Cuの絶縁膜中への拡散防止、絶縁膜との密着性の改善、Cuの酸化進行防止等のために用いられるものである(例えば、特許文献1参照)。
また、特に、多孔質絶縁膜にビア・溝等を開口する場合、一般に、フッ化炭素系の気体を用いるが、この際、多孔質絶縁膜中に、F(フッ素)が混入する場合がある。また、多孔質絶縁膜の空孔に、バリアメタルやCuが、入り込む場合もある。
従って、HF溶解対策や金属拡散対策として、層間絶縁膜の形成後に、別の絶縁膜を堆積して空孔を塞ぐ方法が考えられている。また、層間絶縁膜の加工において、加工中に発生する副生成物を、配線溝やビア孔の側面に堆積することで、バリアメタルと接する面に開いた空孔を塞ぐ方法が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
特開2003−23073号公報 K. Maex, M. R. Baklanov, D. Shamiryan, F. Iacopi, S. H. Brongersma, Z. S. Yanovitskaya, Journal of Applied Physics 93(11), 2003, pp8793-8841
しかし、低誘電率膜、特に、多孔質絶縁膜は、一般に、機械的強度が弱い。従って、多孔質絶縁膜に、上述したようなデュアルダマシン法を用いて配線を形成する場合、後のCMPの工程において、多孔質絶縁膜が破壊し、膜剥がれが生じる場合がある。
また、多孔質絶縁膜中に、Fが混入すると、後のめっき工程の溶液中等に含まれるH(水素)と反応して、フッ化水素を形成する。これにより、多孔質絶縁膜が溶解することが考えられる。このように、多孔質絶縁膜が溶解すると、後の、CMP工程において、多孔質絶縁膜が基板から剥離してしまう場合がある。
また、バリアメタル等が空孔に入り込むと、バリアメタルの膜厚が薄くなるため、この部分におけるバリアメタル膜のCu拡散防止機能は低下し、トランジスタの信頼性が劣化することが考えられる。また、多孔質絶縁膜中に、バリアメタルやCu等が入り込むことで、絶縁耐圧等の絶縁耐性が劣化し、隣接する配線間との漏洩電流等が生じ、配線による信号伝播の信頼性が低下することが考えられる。
これに対して、上述したように、層間絶縁膜の形成後に、別の絶縁膜を堆積して空孔を塞ぐ方法や、あるいは、層間絶縁膜の加工において、加工中に発生する副生成物を、配線溝やビア孔の側面に堆積することで、バリアメタルと接する面に開いた空孔を塞ぐ方法等を用いても、最表面の空孔を塞ぐだけのものであるため、強度の改善等はなされておらず、CMPにおける多孔質絶縁膜の破壊等を防ぐことは困難である。
本発明は、以上のような問題を解決し、多孔質絶縁膜に金属配線を形成するような場合にも、金属の拡散等を抑え、かつ、後の工程における多孔質絶縁膜の膜剥がれを抑えることができるように改良した、半導体装置及びその製造方法を提供するものである。
この発明の半導体装置は、
試料基板上に形成され、第1の絶縁材料からなる、空孔を有する多孔質絶縁膜と、
前記多孔質絶縁膜の表面に形成された第1の被覆膜と、
前記第1の被覆膜上に形成された第2の被覆膜と
を備え、
前記第1の被腹膜は、前記多孔質絶縁膜の表面付近の前記空孔に、第2の絶縁材料を侵入させることにより構成され、
前記第2の被覆膜は、前記第2の絶縁材料により構成されるものである。
あるいは、この発明の半導体装置は、
試料基板上に形成され、第1の絶縁材料からなる多孔質絶縁膜と、
前記多孔質絶縁膜に形成された開口と、
少なくとも前記開口内の側面に露出する前記多孔質絶縁膜の表面に形成された第1の被覆膜と、
前記第1の被覆膜の表面に形成された第2の被覆膜と、
前記開口に埋め込まれた導電部材と、
を備え
前記第1の被腹膜は、前記多孔質絶縁膜の表面付近の前記空孔に、第2の絶縁材料を侵入させることにより構成され、
前記第2の被覆膜は、前記第2の絶縁材料により構成されるものである。
また、この発明に半導体装置の製造方法は、
試料基板上に、第1の絶縁材料からなる多孔質絶縁膜を形成する多孔質絶縁膜形成工程と、
前記多孔質絶縁膜に、第2の絶縁材料を供給し、前記多孔質絶縁膜の表面付近の空孔内に、前記第2の絶縁材料を侵入させて、第1の被覆膜を形成すると共に、前記第1の被覆膜上に、前記第2の絶縁材料からなる第2の被覆膜を形成する被覆膜形成工程と、
を備えるものである。
また、この発明の半導体装置の製造方法は、
試料基板上に、第1の絶縁材料からなる多孔質絶縁膜を形成する多孔質絶縁膜形成工程と、
前記多孔質絶縁膜に、開口を形成する開口形成工程と、
前記多孔質絶縁膜に、第2の絶縁材料を供給し、少なくとも前記開口内側面に露出する前記多孔質絶縁膜表面の空孔内に、前記第2の絶縁材料を侵入させて、第1の被覆膜を形成すると共に、前記第1の被覆膜上に、前記第2の絶縁膜からなる第2の被覆膜を形成する被覆膜形成工程と、
前記第1の被覆膜及び前記第2の被覆膜が形成された前記開口内に、導電部材を埋め込む導電部材埋め込み工程と、
を備えるものである。
この発明においては、多孔質絶縁膜表面付近に、空孔内に絶縁材料を侵入させた第1の被覆膜と、更にその上に、この絶縁材料で構成された第2の被覆膜とを形成する。従って、機械的強度の弱い多孔質絶縁膜が、この2層の被覆膜により保護され、導電膜からの拡散等を抑えつつ、CMPによる膜剥がれ等を抑えることができる。従って、デバイス特性の良好な半導体装置を形成することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一または相当する部分には同一符号を付してその説明を簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1において製造する半導体装置について説明するための断面模式図である。また、図2は、図1に示す半導体装置の一部を拡大した模式図である。
図1に示すように、実施の形態1における半導体装置においては、基板2上に下層配線として、Cu配線4が形成されている。また、基板2には、簡略のため図示を省略しているが、必要に応じて、ゲート電極や多層配線層等が形成されている。基板2上には、エッチングストッパ膜6が形成されている。
エッチングストッパ膜6上には、多孔質絶縁膜であるポーラスMSQ(methyl silsesquioxane;メチルシルセスキシロキサン)8が形成されている。ポーラスMSQ8は、直径約数Å〜約数十Åの空孔10を有する低誘電率絶縁膜(Low-k膜)であり、その誘電率は、約1.5〜約3.0である。
ポーラスMSQ8には、ポーラスMSQ8及びエッチングストッパ膜6を貫通して、Cu配線4に開口する開口12が形成されている。また、開口12内の側面を含む、ポーラスMSQ8の表面約10nm付近は、被覆層14となっている。図2は、この被覆層付近を拡大して表している。図1、図2に示すように、被覆層14においては、ポーラスMSQ8の空孔10内に、Si酸化物16が入り込んだ状態となっている。
再び、図1を参照して、ポーラスMSQ8の被覆層14表面には、膜厚約10nmのSi酸化膜18が形成されている。
また、ポーラスMSQ8の開口12内部には、バリアメタル22を介してCu24が埋め込まれ、これによりCu配線が構成されている。
図3は、この発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明するためのフロー図である。また、図4〜図7は、半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面模式図である。
以下、図1〜図7を用いて、実施の形態1における半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図4に示すように、Cu配線4の形成された基板上に、エッチングストッパ膜6を形成する。その後、ポーラスMSQ8を、膜厚約150〜約300nmに形成する(ステップS2)。次に、図5に示すように、ポーラスMSQ8に、開口を形成する(ステップS4)。この開口は、Cu配線4上部において、ポーラスMSQ8を貫通して、エッチングストッパ膜6表面を露出するように形成される。この開口は、従来の開口形成と同様に、露光・現像処理によるレジストマスクの形成、エッチング等の工程を経て形成される。
次に、この状態の基板を、処理室内に載置して、TEOS(tetraethoxysilane:Si(OC:テトラエトキシシラン)を照射する(ステップS6)。次に、アルゴン(Ar)を照射し(ステップS8)、基板上及び処理室内の余分なTEOSをパージする。その後、オゾン(O)を照射する(ステップS10)。これにより、TEOSとオゾンとが反応して、開口12内側を含めて、ポーラスMSQ8の表面の露出している部分に、薄いSi酸化膜18が形成される。また、このとき、Si酸化物16が、ポーラスMSQ8の表面付近の空孔10内に侵入する。その後、再び、アルゴンを照射し、基板上及び処理室内の余分なオゾンを排出する(ステップS12)。
ここで、処理室内の温度は約200〜約400度、圧力は約133〜約1333Pa(約1Torr〜約10Torr)に保つ。また、TEOS、アルゴン、オゾンの各ガスの照射時間は、それぞれ、約0.2〜約2秒とし、各ガスの処理室内への供給量を約200〜約500sccmとする。
続けて、TEOSの照射(ステップS6)、アルゴンの照射(ステップS8)、オゾンの照射(ステップS10)、アルゴンの照射(ステップS12)の4工程からなるサイクルを、約50〜約200回程度繰り返すことにより、図6に示すように、約10nmのSi酸化膜18が形成される。また、このとき、同時に、ポーラスMSQ8の表面約10nm付近に存在する空孔10内には、Si酸化物16が侵入し、被覆層14が形成される。
次に、図7に示すように、開口12の底部に形成されたSi酸化膜18とエッチングストッパ膜6とを除去する(ステップS14)。その後、バリアメタル膜22を形成する(ステップS16)。ここでは、スパッタ法により、表面にTaNを成膜することによりバリアメタル膜22を形成する。次に、少なくとも開口12内に、Cuの埋め込みを行う(ステップS18)。ここでは、まず、バリアメタル膜18上にCuシード膜をスパッタ法により形成し、これをシード膜として、電解メッキ法によりCu24を埋め込む。
次に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)による平坦化を行う(ステップS20)。これにより、図1に示すような半導体装置を形成することができる。
その後、必要に応じて、多層配線構造等を形成し、半導体装置が形成される。
以上説明したように、実施の形態1においては、ポーラスMSQ8の表面から約10nm付近の部分にある空孔10内に、Si酸化物16が入り込んで、被覆層14が形成される。また、同時に、ポーラスMSQ8の被服層14表面は、Si酸化膜18で覆われる。これにより、後の工程において、フッ素等がポーラスMSQ8内に侵入するのを抑えることができ、従って、フッ化水素によるポーラスMSQ8の溶解を抑えることができる。
また、ポーラスMSQ8の表面には、被覆層14が形成され、更に、その上には、Si酸化膜18が表面に形成される。従って、TaやCu等が、ポーラスMSQ8内へ拡散するのを抑えることができる。従って、トンネル電流等を抑え、信頼性の高い半導体装置を得ることができる。
また、被覆層14及びSi酸化膜18により、ポーラスMSQ8の硬度を、高くすることができる。これにより、ポーラスMSQの低硬度の問題を改善することができ、後のCMP工程等における、ポーラスMSQ8の膜剥がれ等を抑えることができる。従って、信頼性の高い半導体装置を得ることができる。
また、以上のように、ポーラスMSQ8内に被覆層14を形成し、かつ、その上に、Si酸化膜18を形成する場合、層間絶縁膜全体の誘電率は上昇する。しかしながら、被覆膜やSi酸化膜18は、共に、膜厚約10nm〜約数十nmと極薄い。従って、層間絶縁膜の誘電率の増加は比較的小さく抑えることができ、無視することができる程度であると考えられる。
なお、実施の形態1においては、ポーラスMSQ8にCu配線を形成する場合について説明した。しかし、この発明において、絶縁膜は、ポーラスMSQ8に限るものではなく、他のポーラス絶縁膜を用いたものであってもよい。また、ポーラス絶縁膜においては、実施の形態1において説明したように、空孔10内にSi酸化物16を侵入させることができ、低硬度改善等において特に顕著な効果を得ることができる。
また、実施の形態1においては、Cu配線を形成する場合について説明した。特に、Cuは、絶縁膜中への拡散等を起こしやすく、また、配線形成においてCMPを行うため、実施の形態1において説明した方法を用いることが効果的である。しかし、この発明は、この方法によりCu配線を形成する場合に限るものではなく、他の方法で配線を形成するものや、他の導電性物質を用いて配線を形成するものであってもよい。また、実施の形態1において説明したように、開口内に導電性物質を埋め込むような場合に限るものではなく、絶縁膜の表面に、導電膜を形成するような場合にも適用することができる。
また、実施の形態1においては、TEOSの照射とオゾンの照射により被覆層14とSi酸化膜18を形成する場合について説明した。しかし、この発明はこれに限るものではなく、他の方法により、Si酸化物16等を空孔10内に侵入させ、あるいは、Si酸化膜18等を形成するものであればよい。また、形成する膜は、Si酸化膜18に限るものではなく、たとえば、Si酸窒化膜など、機械的強度の弱いポーラス絶縁膜表面に被覆膜14を形成し、かつ、その上に、Si酸化膜等の薄膜を形成して、保護できるものであれば、他の膜を形成するものであってもよい。この膜の材料としては、Siを含むものが好ましい。Siを含む材料であれば、有機絶縁材料に比べて高硬度であり、また、他の金属元素を含む絶縁材料に比べて、プロセス変更を少なくすることができるためである。
また、TEOSの照射とオゾンの照射との後に、それぞれ、アルゴンの照射を行う場合について説明した。しかし、この発明はこれに限るものではなく、例えば、窒素の照射など、他の不活性ガスを照射するものであってもよい。また、この発明は、このように、1番目の原料ガス(実施の形態1においては、TEOS)と、2番目の原料ガス(実施の形態1においては、オゾン)を別々に照射し、各照射の間に、アルゴンの照射を行う場合に限るものではない。この発明において、被覆層14等の形成の際には、例えば、TEOSとオゾンとを同時に処理室内に供給するものであってもよい。但し、成膜速度が早すぎる場合、空孔10内へのSi酸化物16の入り込みが難しくなることから、成膜速度等については、考慮して、例えば、供給するガスを希釈して用いる等、ガスの供給方法や供給温度等の条件を考慮する必要がある。
また、実施の形態1においては、1番目の原料ガスとしてTEOSを用いる場合について説明した。しかし、この発明はこれに限るものではなく、例えば、トリメチルシランや、トリメチルビニルシラン、テトラメチルシラン等他のガスを用いるものであってもよい。また、2番目の原料ガスとして、オゾンを用いる場合について説明した。しかし、この発明は、これに限るものではなく、例えば、二酸化炭素(CO)、アンモニア等他のガスを用いるものであってもよい。これらの原料ガスの選択は、成膜する膜等を考慮して適宜決定すればよい。
実施の形態2.
実施の形態2における半導体装置は、図1に示す半導体装置と類似するものである。但し、実施の形態2においては、ポーラスMSQ8表面の被覆層14は、空孔10内にSi炭化窒化物が入り込んで構成されている。また、実施の形態2においては、実施の形態1のSi酸化膜18に代えて、Si炭化窒化膜が形成されている。
また、実施の形態2における半導体装置の製造方法も、実施の形態1における半導体装置の製造方法と類似するものである。
但し、上述したように、実施の形態2においては、Si酸化物16に代えて、Si炭化窒化物を空孔10内に入り込ませるため、TEOSの照射(ステップS6)に代えて、まず、トリメチルシラン(trimethylsilane:HSi(CH)を供給する。その後、アルゴンの照射(ステップS8)を行い、続けて、アンモニア(NH)の照射を行う。これにより、ポーラスMSQ8表面に、Si炭化窒化膜が形成され、かつ、ポーラスMSQ8の表面から約10nm程度の部分における空孔10内に、Si炭化窒化物が侵入し、被覆層が形成される。
以上説明したように、実施の形態2においては、Si酸化物16に代えて、空孔10内に、Si炭化窒化物を侵入させた被覆層を形成し、同時に、Si酸化膜18に代えて、Si炭化窒化膜を形成する。これにより、ポーラスMSQ8の表面は保護され、CuやTa等のポーラスMSQ8内への拡散を抑えることができ、また、ポーラスMSQ8の低硬度の問題を改善することができる。
なお、実施の形態2においては、トリメチルシランとアンモニアとを照射して、酸化物、酸化膜に代えて炭化窒化物、炭化窒化膜を成膜する場合について説明した。しかし、この発明においては、これに限るものではなく、他の原料ガスを用いるものであってもよい。
その他は、実施の形態1と同様であるから説明を省略する。
実施の形態3.
実施の形態3における半導体装置は、実施の形態1、2と類似するものである。但し、実施の形態3における半導体装置において、拡散層14は、空孔10内に、Si酸化窒化物が入り込んで構成されている。また、実施の形態1のSi酸化膜18に代えて、Si酸化窒化膜が形成されている。
実施の形態3における半導体装置の製造方法は、実施の形態1において説明したものと類似する。但し、実施の形態3においては、TEOS照射、アルゴンの照射(ステップS6)後、オゾンの照射(ステップS10)に代えて、アンモニアの照射を行う。これにより、TEOSとアンモニアとが反応して、Si酸化窒化物となり、空孔10内に入り込み、また、ポーラスMSQ8上に、Si酸化窒化膜が形成される。
以上説明したように、実施の形態3においては、Si酸化膜18に代えて、Si酸化窒化膜を形成する。これにより、ポーラスMSQ8の表面は被覆され、Cu等のポーラスMSQ8内への拡散を抑えると共に、ポーラスMSQ8の低硬度の問題を改善することができる。
なお、実施の形態3においては、TEOSとアンモニアを照射して、酸化窒化物、酸化窒化膜を形成する場合について説明した。しかし、この発明において、原料ガスは、これに限るものではなく、他の原料を用いるものであってもよい。
その他は実施の形態1と同様であるから、説明を省略する。
実施の形態4.
実施の形態4における半導体装置は、実施の形態1〜3と類似するものである。しかし、実施の形態4における半導体装置において、被覆層14は、空孔10内に、Si炭化酸化物が入り込んで構成されている。また、実施の形態1のSi酸化膜18に代えて、Si炭化酸化膜が形成されている。
実施の形態4における半導体装置の製造方法は、実施の形態1において説明したものと類似する。但し、実施の形態4においては、TEOS照射(ステップS6)に代えて、TMVS(trimetylvinylsilane:(CH(C)Si:トリメチルビニルシラン)を照射する。その後、実施の形態1と同様に、アルゴンの照射(ステップS8)、オゾンの照射(ステップS10)、アルゴンの照射(ステップS12)を行う。そして、この工程を繰り返すことにより、TMVSとオゾンとが反応して、Si炭化酸化物となり、空孔10内に侵入し、また、ポーラスMSQ8上に、Si炭化酸化膜が形成される。
以上説明したように、実施の形態4においては、Si酸化物16、Si酸化膜18に代えて、Si炭化酸化物、Si炭化酸化膜を形成する。これにより、ポーラスMSQ8の表面は被覆され、CuのポーラスMSQ8内への拡散を抑えることができ、また、ポーラスMSQ8の低硬度の問題を改善することができる。
なお、この実施の形態においては、TMVSとオゾンとを照射して、炭化酸化物、炭化酸化膜を成膜する場合について説明した。しかし、この発明においては、原料ガスは、これに限るものではなく、他の原料ガスを用いるものであってもよい。
その他は実施の形態1と同様であるから説明を省略する。
実施の形態5.
実施の形態5における半導体装置は、実施の形態1〜4と類似するものである。しかし、実施の形態5における半導体装置においては、実施の形態1のSi酸化膜18に代えて、Si炭化膜を形成する。従って、被覆層14は、空孔10にSi炭化物が入り込むことにより構成されている。
実施の形態5における半導体装置の製造方法は、実施の形態1において説明したものと類似する。但し、実施の形態4においては、TEOS照射(ステップS6)、アルゴンの照射(ステップS8)、オゾンの照射(ステップS10)、アルゴンの照射(ステップS12)の工程に代えて、テトラメチルシラン(tetramethylsilane:Si(CH)の照射を行う。これにより、Si炭化物が空孔10内に入り込み、被覆層14を形成する。また、同時に、ポーラスMSQ8上に、Si炭化膜が形成される。ここでは、テトラメチルシランの供給を、約0.2〜約1秒間行う。
以上説明したように、実施の形態4においては、空孔10内にSi炭化物の入り込んだ被覆層14を形成すると共に、ポーラスMSQ8表面に、Si炭化膜を形成する。これにより、ポーラスMSQ8の表面は被覆され、Cu等のポーラスMSQ8内への拡散を防止することができ、また、ポーラスMSQ8の低硬度の問題を改善することができる。
なお、この実施の形態においては、原料ガスとして、テトラメチルシランを用いて、空孔10内にSi炭化物を侵入させ、また、Si炭化膜を形成する場合について説明した。しかし、この発明において、原料ガスは、テトラメチルシランに限るものではなく、他の原料ガスを用いるものであってもよい。
その他は実施の形態1と同様であるから説明を省略する。
なお、例えば、実施の形態1〜5において、基板2は、ポーラスMSQ8は、それぞれ、この発明の試料基板、多孔質絶縁膜に該当する。また、例えば、実施の形態1〜5において、被覆層14は、この発明の第1の被覆膜に該当し、また、Si酸化膜18、Si炭化窒化膜、Si酸化窒化膜、Si炭化酸化膜、及び、Si炭化膜は、この発明の第2の被覆膜に該当する。また、Si酸化物16、Si炭化窒化物、Si酸化窒化物、Si炭化酸化物、及び、Si炭化物は、この発明の、第2の絶縁材材料に該当する。
また、例えば、実施の形態1〜5において、ステップS2、S4を実行することにより、それぞれ、この発明の多孔質絶縁膜形成工程、開口形成工程が実行される。また、例えば、ステップS6〜S12を実行することにより、この発明の被覆膜形成工程が実行され、ステップS18を実行することにより、埋め込み工程が実行される。また、例えば、ステップS6、S10を実行することにより、それぞれ、第1の原料照射工程、第2の原料照射工程が実行される。
この発明の実施の形態1における半導体装置を説明するための断面模式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の一部を拡大して表した断面模式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明するためのフローズである。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面模式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面模式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面模式図である。 この発明の実施の形態1における半導体装置の製造過程における状態を説明するための断面模式図である。
符号の説明
2 基板
4 Cu配線
6 エッチングストッパ膜
8 ポーラスMSQ
12 開口
14 被覆膜
16 Si酸化物
18 Si酸化膜
22 バリアメタル
24 Cu

Claims (8)

  1. 試料基板上に形成され、第1の絶縁材料からなる、空孔を有する多孔質絶縁膜と、
    前記多孔質絶縁膜の表面に形成された第1の被覆膜と、
    前記第1の被覆膜上に形成された第2の被覆膜と
    を備え、
    前記第1の被腹膜は、前記多孔質絶縁膜の表面付近の前記空孔に、第2の絶縁材料を侵入させることにより構成され、
    前記第2の被覆膜は、前記第2の絶縁材料により構成されることを特徴とする半導体装置。
  2. 試料基板上に形成され、第1の絶縁材料からなる多孔質絶縁膜と、
    前記多孔質絶縁膜に形成された開口と、
    少なくとも前記開口内の側面に露出する前記多孔質絶縁膜の表面に形成された第1の被覆膜と、
    前記第1の被覆膜の表面に形成された第2の被覆膜と、
    前記開口に埋め込まれた導電部材と、
    を備え
    前記第1の被腹膜は、前記多孔質絶縁膜の表面付近の前記空孔に、第2の絶縁材料を侵入させることにより構成され、
    前記第2の被覆膜は、前記第2の絶縁材料により構成されることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記第1の被覆膜の膜厚は、約10nm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2の絶縁材料は、Siを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記第2の絶縁材料は、Si酸化物、Si酸窒化物、Si炭化物、Si炭化酸化物、Si炭化窒化物のいずれかを含むことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 試料基板上に、第1の絶縁材料からなる多孔質絶縁膜を形成する多孔質絶縁膜形成工程と、
    前記多孔質絶縁膜に、第2の絶縁材料を供給し、前記多孔質絶縁膜の表面付近の空孔内に、前記第2の絶縁材料を侵入させて、第1の被覆膜を形成すると共に、前記第1の被覆膜上に、前記第2の絶縁材料からなる第2の被覆膜を形成する被覆膜形成工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 試料基板上に、第1の絶縁材料からなる多孔質絶縁膜を形成する多孔質絶縁膜形成工程と、
    前記多孔質絶縁膜に、開口を形成する開口形成工程と、
    前記多孔質絶縁膜に、第2の絶縁材料を供給し、少なくとも前記開口内側面に露出する前記多孔質絶縁膜表面の空孔内に、前記第2の絶縁材料を侵入させて、第1の被覆膜を形成すると共に、前記第1の被覆膜上に、前記第2の絶縁膜からなる第2の被覆膜を形成する被覆膜形成工程と、
    前記第1の被覆膜及び前記第2の被覆膜が形成された前記開口内に、導電部材を埋め込む導電部材埋め込み工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記被覆膜形成工程は、
    前記多孔質絶縁膜上に、第1の原料を照射する第1の原料照射工程と、
    前記多孔質絶縁膜に、前記第1の原料と反応して、前記第2の絶縁材料を構成する第2の原料を照射する第2の原料照射工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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