JP2005209114A - コンテンツ配信システム及び方法並びにプログラム - Google Patents
コンテンツ配信システム及び方法並びにプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005209114A JP2005209114A JP2004017531A JP2004017531A JP2005209114A JP 2005209114 A JP2005209114 A JP 2005209114A JP 2004017531 A JP2004017531 A JP 2004017531A JP 2004017531 A JP2004017531 A JP 2004017531A JP 2005209114 A JP2005209114 A JP 2005209114A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- data
- content
- electronic content
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000009826 distribution Methods 0.000 title claims abstract description 78
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 34
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims abstract description 707
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims abstract description 64
- 230000004044 response Effects 0.000 claims abstract description 48
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 82
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 47
- 238000013500 data storage Methods 0.000 claims description 15
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 10
- 238000002716 delivery method Methods 0.000 claims 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 33
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 28
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 13
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 229920001690 polydopamine Polymers 0.000 description 3
- 238000013523 data management Methods 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 101100420928 Oryza sativa subsp. japonica SE14 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 230000003203 everyday effect Effects 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 230000008719 thickening Effects 0.000 description 1
- 238000012384 transportation and delivery Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
Abstract
【課題】 ユーザによる電子コンテンツ(クーポン)の利用の促進を図り、配布する店舗等の売り上げの向上を図ること。
【解決手段】 電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、他の端末間による電子コンテンツの転送を制限する転送条件データを記憶する転送条件記憶手段と、外部の端末からの要求に応じて電子コンテンツを転送条件データと共に当該外部の端末に配信するコンテンツ配信手段と、を備えた店舗装置1と、店舗装置1から電子コンテンツと共に転送条件データを受信するコンテンツ受信手段と、電子コンテンツを表示部に表示するコンテンツ表示手段と、電子コンテンツを他の端末に転送するコンテンツ転送手段と、このコンテンツ転送手段にて電子コンテンツを転送する際に転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限手段と、を備えたユーザ端末2と、から成る。
【選択図】図1
【解決手段】 電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、他の端末間による電子コンテンツの転送を制限する転送条件データを記憶する転送条件記憶手段と、外部の端末からの要求に応じて電子コンテンツを転送条件データと共に当該外部の端末に配信するコンテンツ配信手段と、を備えた店舗装置1と、店舗装置1から電子コンテンツと共に転送条件データを受信するコンテンツ受信手段と、電子コンテンツを表示部に表示するコンテンツ表示手段と、電子コンテンツを他の端末に転送するコンテンツ転送手段と、このコンテンツ転送手段にて電子コンテンツを転送する際に転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限手段と、を備えたユーザ端末2と、から成る。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンテンツ配信システム及び方法にかかり、特に、店舗において提示することにより優位なサービスを受けることができる電子コンテンツ(電子クーポン)を、ユーザ端末に配信するシステム及び方法に関する。特に、当該システムを実現するコンテンツ送信装置、転送データ判別装置、店舗装置に関する。
従来より、小売店や飲食店などの商品を販売する店舗や、サービスを提供する店舗では、割引券を印刷した広告を配布したり、来店した客に割引券を配布し、ユーザに店舗への来店を促し、売り上げの向上を図っている。
一方、販売促進のために上記手法が行われている中で、近年では、下記の特許文献1,2に開示されているように、上記割引券となるクーポンを電子データとしてユーザの携帯型情報端末(例えば、携帯電話やPDAなど)に配布する、というシステムが利用されている。かかるシステムにおいては、ユーザは、携帯電話などの自己の端末を用いて、店舗のウェブサイトからクーポンをダウンロードしたり、他のユーザから当該クーポンの転送を受けたり、さらには、店舗側から一方的に電子クーポンの送信を受けることにより、自己の携帯端末に取得する。
そして、ユーザは、配布されたクーポンデータを携帯端末に表示して、店舗に来店して提示することで、商品の割引(例えば、飲食代の10%割引)や商品を無料でもらえる(例えば、ドリンク一杯サービス)など一定のサービスを受けることができる。このように、ユーザが日常的に持ち歩く携帯端末に電子クーポンを記憶させることで、クーポンを持ってくることを忘れてしまうことを抑制でき、ユーザにて店舗を頻繁に利用することを促し、これにより、店舗の売り上げの向上を図っている。また、従来とは異なり、印刷物の削減を図ることができ、そのような広告媒体にかかる費用の削減を図ることができる。
しかしながら、上記従来例では、以下のような不都合があった。すなわち、依然として、送信した電子クーポンが有効に利用されず、効率よくユーザの来店に結びつかない、という問題があった。
例えば、ユーザが店舗のウェブサイトから電子クーポンをダウンロードする場合とは、予め店舗に行くことが決定しているユーザが行うことがほとんどであって、このようなユーザはそもそもクーポンが無くても来店するであろうから、売り上げの向上にはさほど結びつかない。また、ウェブサイトに常時ダウンロード可能になっている場合には、「いつでもクーポンを取得できる」という理由から、クーポンに大きな価値を感じることが少なく、かかるクーポンを取得する機会が減少しかねない。一方、仮に取得したとしても、「いつか使用するだろう」という意思で取得し、単なる広告として受け止めるユーザが多く、これが利用される確率はきわめて低く、売り上げに結びつかない、という問題が生じる。これは、他のユーザから電子メールなどで転送されて取得する場合も同様の問題が生じる。すなわち、電子クーポン自体の価値はいかなる方法で取得しても同様であるにも関わらず、それがほぼ無制限で取得できることとなると、ユーザとしては、その利用価値の認識度が薄れ、実際の利用には結びつかない、という問題が生じる。
また、電子クーポンが店舗側からユーザの携帯端末に配布されることも考えられるが、かかる場合にはユーザの携帯端末のアドレスを予めユーザ登録しておく必要がある。そして、ユーザ登録されたユーザに対してのみ配布されるため、ユーザはその価値を高く受け止め、自分だけが得をするという気になり、利用の促進は図られる。しかし、かかる場合には、店舗が配布する電子クーポンの数が制限され、これにより、それを利用するユーザの数も非常に少ないものとなる。従って、さらなる売り上げの向上を図ることは困難である。
以上のような従来例の不都合を改善すべく、本発明では、ユーザによる電子クーポン(以下では、電子コンテンツという)の利用の促進を図り、これにより、配布する店舗等の売り上げの向上を図ることができる、電子コンテンツ配布システム、を提供することをその目的とする。
そこで、本発明であるコンテンツ配信システムは、所定の店舗にて提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、他の端末間による電子コンテンツの転送を制限する条件が設定された転送条件データを記憶する転送条件記憶手段と、外部の端末からの要求に応じて電子コンテンツを転送条件データと共に当該外部の端末に配信するコンテンツ配信手段と、を備えた店舗装置と、店舗装置から電子コンテンツと共に転送条件データを受信するコンテンツ受信手段と、受信した電子コンテンツを表示部に表示するコンテンツ表示手段と、電子コンテンツを他の端末に転送するコンテンツ転送手段と、このコンテンツ転送手段にて電子コンテンツを転送する際に転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限手段と、を備えたユーザ端末と、から成るという構成を採っている。
そして、特に、店舗装置とユーザ端末との通信を、近距離無線通信手段を介して行う、という構成にすると望ましく、また、ユーザ端末間における電子コンテンツの転送通信を、近距離無線通信手段を介して行う、という構成にすると望ましい。さらに、コンテンツ転送手段は、転送条件データを付加して電子コンテンツを他のユーザ端末に転送する機能を有する、という構成にするとなお望ましい。
このような構成にすることにより、まず、店舗に訪れたユーザが、自己の携帯端末にて店舗装置に対して電子コンテンツの配信を要求することにより、当該店舗装置から電子コンテンツが転送条件データと共にユーザ端末に配信される。これを受けたユーザ端末は、この店舗の情報を伝えたい他のユーザに電子コンテンツを転送する。このとき、電子コンテンツの転送を制限する条件が予め設定されているため、かかる制限条件に該当しない限り、ユーザは特定の他のユーザにのみ電子コンテンツを転送することができる。例えば、転送数などが制限されている場合には、店舗に訪れそうなユーザに限定して転送することが期待でき、転送を受けたユーザによる店舗の利用促進が図られる。逆に、転送を受けた他のユーザは、転送に制限があるにも関わらず転送された、ということを認識することにより、このコンテンツの付加価値を高く意識することで、より店舗への来店が促される。そして、転送を受けたユーザが来店して、当該店舗にて電子コンテンツを携帯端末に表示して提示することで、利用金額の割引など種々の特典を受けることができる。このことは、転送を受けたユーザからのさらなる転送にも制限をかけることで、上記同様の効果を期待できる。
このとき、ユーザ端末によるコンテンツの取得を赤外線通信などの近距離無線通信で行うことで、店舗に来店したユーザにてコンテンツが取得されるため、店舗の状況をより理解したユーザによって電子コンテンツが転送されることとなり、来店率の高いコンテンツの伝達が促進される。また、同様に、ユーザ間によるコンテンツの転送も近距離無線通信で行うことで、実際に会ってコンテンツの転送が行われるため、その際に店舗に関する情報が転送相手に伝わることが促され、よりユーザの来店が促進される。そして、送受信するデータの通信費の削減も図ることができる。
また、上記構成に加えて、ユーザ端末が、店舗装置に電子コンテンツの配信を要求するデータと共に、自己の端末内に予め記憶されている,あるいは,外部から入力されたユーザ端末固有の識別データを店舗装置に送信する電子コンテンツ要求手段と、店舗にて所定のサービスを受けるべく電子コンテンツと共に、当該電子コンテンツに識別データを含めて店舗装置に送信する電子コンテンツ提示手段と、を備えると共に、店舗装置が、ユーザ端末の電子コンテンツ要求手段にて送信された識別データを記憶する識別データ記憶手段と、ユーザ端末の電子コンテンツ提示手段にて電子コンテンツと共に送信された識別データを受信するサービス要求受付手段と、当該サービス要求受付手段にて受信した識別データが、識別データ記憶手段に記憶されているか否かを認証する認証手段と、を備えた、という構成にすると望ましい。
上記構成にすることで、まず、店舗装置に対して電子コンテンツを要求し、当該電子コンテンツを取得したユーザ端末の識別データが店舗装置に記憶される。そして、初めて電子コンテンツを店舗装置から取得したユーザ、あるいは、他のユーザから電子コンテンツの転送を受けたユーザが店舗に訪れ、店舗装置に電子コンテンツを送信する際に当該ユーザ端末の識別データを送信することで、店舗装置では、かかるユーザが、上記のうちいかなるユーザであるかということを認識することができる。そして、店舗側では、例えば、新規顧客を重要視する場合には、別のユーザから転送されてコンテンツを取得したユーザに対してサービスを厚くすることで、ユーザ間における電子コンテンツの転送を促し、かかるサービスを求めるユーザの来店をも促すことができる。
また、上記構成のコンテンツ配信システムにおいて、転送条件データは、電子コンテンツの転送が可能な最大転送回数を設定したデータであると共に、ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、電子コンテンツを転送する毎にその転送回数を加算して記憶し、ユーザ端末の転送制限手段は、記憶した転送回数が最大転送回数を超えている場合に転送を不可能とする、という構成にするとよい。
そして、同様に、転送条件データは、電子コンテンツの転送が可能な最大転送回数を設定したデータであると共に、ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、電子コンテンツの転送処理を行う毎に最大転送回数を減算して更新記憶し、ユーザ端末の転送制限手段は、最大転送回数が予め定められた値(例えば、零)以下である場合に転送を不可能とする、という構成にするとよい。
このとき、上記構成において、転送条件データである最大転送回数は、店舗装置から直接、電子コンテンツの配信を受けたユーザ端末において適用されることとしてもよく、あるいは、転送条件データである最大転送回数は、電子コンテンツを受信した全てのユーザ端末毎において適用される、こととしてもよい。
これにより、ユーザ端末が電子コンテンツを転送する毎に、その回数がカウントされ、あるいは、最大転送回数が減算されていき、最終的に、実際の転送回数が最大転送回数を超えると電子コンテンツの転送ができなくなる。従って、ユーザはかかる回数を超えないよう転送するユーザを厳選することとなり、逆に、転送されたユーザは厳選されたという意識を持ち、電子コンテンツに高い価値を感じることにより、上記同様に、転送されたユーザの来店の促進を図ることができる。
さらに、上記転送条件データは、電子コンテンツを転送する際に経由することが可能な最大ユーザ端末数を設定したデータであり、ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、転送条件データを付加して電子コンテンツを他のユーザ端末に転送する機能を有すると共に、電子コンテンツが他のユーザ端末に転送されることにより当該電子コンテンツが経由されるユーザ端末の数を表す経由ユーザ端末数を加算して記憶し、この経由ユーザ端末数を電子コンテンツに含めて転送し、ユーザ端末の転送制限手段は、電子コンテンツに含まれる経由ユーザ端末数が最大ユーザ端末数を超えている場合に転送を不可能とする、という構成にすると望ましい。
そして、同様に、転送条件データは、電子コンテンツを転送する際に経由することが可能な最大ユーザ端末数を設定したデータであり、ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、転送条件データを付加して電子コンテンツを他のユーザ端末に転送する機能を有すると共に、電子コンテンツが他のユーザ端末に転送されることにより当該電子コンテンツが経由されることが可能な残りのユーザ端末数としての最大ユーザ端末数を減算して記憶し、この最大ユーザ端末数を電子コンテンツに含めて転送し、ユーザ端末の転送制限手段は、電子コンテンツに含まれる最大ユーザ端末数が予め定められた値(例えば、零)以下である場合に転送を不可能とする、という構成にすると望ましい。
これにより、転送されるユーザ端末を経由する数が制限されるため、上述同様に、コンテンツの価値が増すと共に、ユーザの身近な範囲内でコンテンツの転送が行われるため、転送を受けたユーザは親しい友人から転送されたコンテンツであるということの意識が高まり、当該ユーザの来店を促すことができる。
また、転送条件データは、電子コンテンツを転送することが可能な最大時刻データであると共に、ユーザ端末の転送制限手段は、電子コンテンツを転送する際の時刻データをユーザ端末内部から取得し,当該時刻データが最大時刻データを超えている場合に転送を不可能とする、という構成にすると望ましい。同様に、転送条件データは、店舗装置から電子コンテンツを受信した時刻を基準とする電子コンテンツを転送することが可能な最大時間データであり、ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、店舗装置から電子コンテンツを取得したときの時刻データを電子コンテンツに含めて転送対象であるユーザ端末に送信し、ユーザ端末の転送制限手段は、電子コンテンツを転送する際の時刻データをユーザ端末内部から取得し,当該時刻データと店舗装置から電子コンテンツを取得したときの時刻データとの差分時間が最大時間データを超えている場合に転送を不可能とする、という構成にすると望ましい。これにより、時間の制限により店舗に行くことが可能なユーザを厳選してコンテンツの転送が行われることにより、さらなるユーザの店舗への来店を促すことができる。
また、ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、ユーザ端末内に予め記憶されている、あるいは、外部から入力された当該ユーザ端末固有の識別データを電子コンテンツに含めて当該電子コンテンツを転送すると共に、ユーザ端末のコンテンツ表示手段は、電子コンテンツと共に識別データを表示する機能を有する、という構成にすると望ましい。これにより、ユーザが店舗に来店した際に電子コンテンツの提示を受けた店員は、当該電子コンテンツと共に提示される転送元であるユーザの識別データを見ることができるため、来店したユーザの紹介元であるユーザを認識することができる。従って、そのような他のユーザの来店を促すようなユーザを重要視することができ、さらなる集客を図る対策を採ることができる。
また、ユーザ端末が、外部から入力されるコメントデータを受け付けて電子コンテンツと関連付けて記憶するコメント付加手段を備えると共に、ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、コメントデータを電子コンテンツに含めて転送し、ユーザ端末のコンテンツ表示手段は、電子コンテンツに含まれているコメントデータを表示部に表示する機能を有する、という構成にすると望ましい。このとき、ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、すでに電子コンテンツに含まれているコメントデータに加えて、コメント付加手段にて新たに受け付けたコメントデータを電子コンテンツに含めて転送する、という構成にするとなお望ましい。そして、さらに、ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、ユーザ端末内に予め記憶されている、あるいは、外部から入力された当該ユーザ端末固有の識別データを電子コンテンツに含めて転送すると共に、ユーザ端末のコンテンツ表示手段は、電子コンテンツ及びコメントデータと共に識別データを表示部に表示する機能を有する、という構成するとよく、特に、識別データは、転送元であるユーザ端末を所有するユーザを特定するデータである、こととするとなお望ましい。
これにより、転送を受けた電子コンテンツに、転送元であるユーザの店舗を利用したときの感想などコメントデータが付加されているため、当該コンテンツを利用できる店舗に関する情報を得ることができ、来店の参考にすることができる。特に、転送が制限された中でコメントつけて転送することにより、より有用なコメントを得ることができる。また、転送途中にて他のユーザにて付加されたコメントも閲覧できるため、さらなる有用なコメントを得ることができる。そして、特に、コメントを付加したユーザを特定することにより、親しい人のコメントデータである場合にはそのデータの信憑性が増し、さらなる有用データの取得を図ることができる。
また、ユーザ端末は、電子コンテンツに転送する際に当該電子コンテンツに含められた識別データを店舗端末に送信する付加データ送信手段を備えると共に、店舗装置は、外部から入力された識別データに基づいてユーザ端末毎に登録ユーザデータとしてユーザ登録するユーザ登録手段と、ユーザ端末の付加データ送信手段にて送信される識別データを受信する付加データ受信手段と、この受信した識別データが登録ユーザデータ内に存在するか否かを認証する登録ユーザ認証手段と、を備えた、という構成にすると望ましい。このとき、認証の結果、登録されていた場合に、当該識別データにて特定されるユーザの情報を外部からの要求に応じて登録ユーザデータから抽出して出力する出力手段、を備えていてもよい。
これにより、来店したユーザにコンテンツを転送した転送元ユーザを、予め登録した登録ユーザデータベースを参照して特定することができ、かかる情報を出力することで、店舗の店員が確認することができる。従って、他のユーザの来店を促すようなユーザを確実に特定して重要視することができ、さらなる集客を図る対策を採ることができる。
また、ユーザ端末は、電子コンテンツに転送する際に当該電子コンテンツに含められたコメントデータを店舗端末に送信する付加データ送信手段を備えると共に、店舗装置は、ユーザ端末の付加データ送信手段にて送信されるコメントデータを受信する付加データ受信手段と、受信したコメントデータを記憶して外部からの要求に応じて出力する出力手段と、を備えた、という構成にすることで、これにより、ユーザのコメントを店舗側が確認することができ、以後の店舗の運営に役に立てることができる。
さらに、店舗装置のコンテンツ配信手段は、ユーザ端末からの電子コンテンツの再配信要求に応じて当該コンテンツの転送制限を初期化する指令となる転送条件初期化指令データをユーザ端末に送信する機能を備えると共に、ユーザ端末が、転送制限手段にて転送することが不可能とされた電子コンテンツの再配信を店舗端末に要求するコンテンツ再配信要求手段と、この要求に応じて店舗装置のコンテンツ配信手段にて配信された転送条件初期化指令データに基づいて,転送条件データ自体あるいはユーザ端末内に設定された転送条件データと比較されるデータを初期化する転送条件初期化手段と、を備えた、という構成にすると望ましい。
これにより、転送制限がされたコンテンツであっても、再び転送を希望することを要求することで、転送条件データあるいはこれと比較されるデータが初期化され、再び転送可能となる。
また、本発明では、所定の店舗にて端末に表示して提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを、外部の端末からの要求に応じて配信する店舗装置であって、他の端末間にて転送が可能なデータである前記電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、他の端末間による電子コンテンツの転送を当該端末内で制限する条件が設定された転送条件データであって,電子コンテンツと共に他の端末間で転送される転送条件データを記憶する転送条件記憶手段と、外部の端末からの要求に応じて電子コンテンツを転送条件データと共に当該外部端末に配信するコンテンツ配信手段と、を備えた、という構成の店舗装置をも提供している。
そして、この店舗装置に、上述したように、外部の端末から電子コンテンツの配信要求時に送信される当該外部端末の固有の識別データを記憶する識別データ記憶手段と、店舗による所定のサービスを受けるべく外部の端末から電子コンテンツと共に送信される当該外部端末の固有の識別データを受信するサービス要求受付手段と、当該サービス要求受付手段にて受信した識別データが、識別データ記憶手段に記憶されているか否かを認証する認証手段と、を備えてもよい。また、店舗装置は、外部端末に対して通信を行う近距離無線通信手段を備えている。
さらに、上記構成において、転送条件データは、電子コンテンツの転送が可能な最大転送回数を設定したデータや、電子コンテンツを転送する際に経由することが可能な最大の外部端末数を設定したデータ、電子コンテンツを転送することが可能な最大時刻データ、店舗装置から電子コンテンツを受信した時刻を基準とする電子コンテンツを転送することが可能な最大時間データ、などである。
さらに、上記構成の店舗装置に、外部から入力される外部の端末毎に設定された識別データを登録ユーザデータとしてユーザ登録するユーザ登録手段と、外部の端末から電子コンテンツと共に当該電子コンテンツに付加された外部端末の固有の識別データを受信する付加データ受信手段と、当該付加データ受信手段にて受信した識別データが、登録ユーザデータに記憶されているか否かを認証する登録ユーザ認証手段と、を備えてもよい。このとき、付加データ受信手段は、電子コンテンツに付加された外部の端末に入力されたコメントデータを受け付けると共に、この受信したコメントデータを記憶して外部からの要求に応じて出力する出力手段を備えてもよい。
そして、コンテンツ配信手段は、外部の端末からの電子コンテンツの再配信要求に応じて当該コンテンツの転送制限を初期化する指令となる転送条件初期化指令データを当該外部の端末に送信する機能を備えてもよい。
また、所定の店舗にて提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを、所定の店舗装置から配信を受けて表示部に表示するコンテンツ表示手段を備えたユーザ端末であって、電子コンテンツと共に,他の端末間による電子コンテンツの転送を当該端末内で制限する条件が設定された転送条件データを店舗装置から受信するコンテンツ受信手段と、電子コンテンツを他の端末に転送するコンテンツ転送手段と、
このコンテンツ転送手段にて電子コンテンツを転送する際に転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限手段と、を備えたユーザ端末をも提供している。
このコンテンツ転送手段にて電子コンテンツを転送する際に転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限手段と、を備えたユーザ端末をも提供している。
さらに、所定の店舗にてユーザ端末に表示して提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを、ユーザ端末からの要求に応じて配信する店舗装置が配信するコンテンツ配信方法であって、店舗装置が、電子コンテンツと共に記憶している,他の端末間による電子コンテンツの転送を制限する条件が設定された転送条件データを、ユーザ端末からの要求に応じて当該ユーザ端末に配信するコンテンツ配信工程と、ユーザ端末が、店舗装置にて配信された電子コンテンツと共に転送条件データを受信するコンテンツ受信工程と、当該受信した電子コンテンツを表示部に表示するコンテンツ表示工程と、このコンテンツ表示工程に前後して、電子コンテンツを他のユーザ端末に転送するコンテンツ転送工程と、このコンテンツ転送工程にて電子コンテンツを転送する際に転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限工程と、から成るコンテンツ配信方法をも提供している。
そして、所定の店舗にて端末に表示して提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを、外部の端末からの要求に応じて配信する店舗装置に、他の端末間にて転送が可能なデータである電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、他の端末間による電子コンテンツの転送を当該端末内で制限する条件が設定された転送条件データであって,電子コンテンツと共に他の端末間で転送される転送条件データを記憶する転送条件記憶手段、外部の端末からの要求に応じて電子コンテンツを転送条件データと共に当該外部端末に配信するコンテンツ配信手段、とを実現するためのプログラム、をも提供している。
同様に、所定の店舗にて提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを、所定の店舗装置から配信を受けて表示部に表示する機能を備えたユーザ端末に、電子コンテンツと共に,他の端末間による電子コンテンツの転送を当該端末内で制限する条件が設定された転送条件データを店舗装置から受信するコンテンツ受信手段、電子コンテンツを他の端末に転送するコンテンツ転送手段、このコンテンツ転送手段にて電子コンテンツを転送する際に転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限手段、とを実現するためのプログラムをも提供している。さらには、当該プログラムを、ユーザ端末からの要求に応じて当該ユーザ端末にネットワークを介して送信するウェブサーバをも提供している。
上記構成の方法、プログラム、各サーバであっても、上述したコンテンツ配信システムと同様の作用・効果を発揮するため、上記目的を達成することができる。
また、本発明では、以下に示す構成を有する施設などに設置されるコンテンツ送信装置、転送データ判別装置をも提供している。
まず、本発明であるコンテンツ送信装置は、所定の電子コンテンツと、当該電子コンテンツが転送されるごとに転送回数が加算される転送データと、を第一の携帯端末に送信する電子コンテンツ送信手段と、第一の携帯端末から,あるいは,第一の携帯端末から電子コンテンツの転送を受けた他の携帯端末から,電子コンテンツ及び転送データの転送を受けた第二の携帯端末が送信する転送データを受信する転送データ受信手段と、を備えた、という構成を採っている。
また、同様に、所定の電子コンテンツを閲覧あるいは取得可能なネットワーク上のウェブサイトにアクセス可能なアドレスデータと、当該アドレスデータが転送されるごとに転送回数が加算される転送データと、を第一の携帯端末に送信する電子コンテンツ送信手段と、第一の携帯端末から,あるいは,第一の携帯端末からアドレスデータの転送を受けた他の携帯端末から,アドレスデータ及び転送データの転送を受けた第二の携帯端末が送信する転送データを受信する転送データ受信手段と、を備えた、という構成を採っている。
上記構成にすることにより、ある施設に訪れたユーザの携帯端末に、コンテンツ送信装置から電子コンテンツ、あるいは、電子コンテンツが提供されているウェブサイトへのアドレスデータが、転送データと共に第一の携帯端末に送信される。これを受けたユーザは、この施設の情報を伝えたい他のユーザの携帯端末に電子コンテンツ(あるいはアドレスデータ)を転送すると、一緒に転送される転送データの転送回数が加算される。そして、この転送を繰り返すことで、転送データには転送回数が加算されて記憶される。その後、電子コンテンツ(あるいはアドレスデータ)の転送を受けたユーザが施設に訪れた際に、当該ユーザの第二の携帯端末にて転送データをコンテンツ送信装置に送信することで、コンテンツ送信装置が転送データを受信する。これにより、コンテンツ送信装置が設置されている施設では、この転送データを調べることで訪れたユーザが何回目の転送を受けたユーザであるかということを認識することができ、転送回数に応じて施設にて利用できるサービスを制限したり、単にいずれかのユーザから新たに紹介を受けたユーザであることを認識することができる。特に、サービスを受けるために転送回数が制限されている場合には、ユーザは施設に訪れそうなユーザに限定して転送することが期待でき、転送を受けたユーザによる施設の利用促進が図られる。逆に、転送を受けた他のユーザは、転送に制限があるにも関わらず転送された、ということを認識することにより、このコンテンツの付加価値を高く意識することで、より施設に訪問することが促される。
また、上記構成に加えて、転送データ受信手段にて受信した転送データに基づいて転送回数を判別する転送回数判別手段を備えた、という構成にしてもよい。このとき、転送回数に応じて予め設定された、転送データを送信した第二の携帯端末を所有するユーザに対する所定の施設の対応内容を表すデータを記憶すると共に、このデータと受信した転送データによる転送回数とに基づいて、転送回数判別手段が、所定の施設の対応内容を決定する機能を有する、こととすると望ましい。これにより、転送データを受信したコンテンツ送信装置にて転送データから転送回数が自動的に判別されるため、施設内の者にとって転送回数の集計が容易となる。また、この回数に応じて、ユーザにサービス提供可能か、あるいは、再度訪れてくれたユーザなのか、さらには、新たな紹介会員なのか、ということまで自動的に判断され、施設側では容易にユーザへの対応を決定することができる。
また、上記電子コンテンツは、所定の店舗にて提示することで当該店舗にて所定のサービスの提供を受けることが可能なコンテンツであるとよい。これにより、電子コンテンツが単なる広告であって、施設側で新たに紹介されたユーザを識別する場合に転送データを用いるだけでなく、ユーザが電子コンテンツによるサービスを目的として訪れた場合に、店舗にてサービスを受けることができるようにすることで、ユーザの来店の促進を図ることができる。
また、電子コンテンツ送信手段は、第一の携帯端末からの要求に応じて電子コンテンツやアドレスデータを送信する、という構成にしてもよい。これにより、電子コンテンツやアドレスデータを無制限に送信するばかりでなく、必要としているユーザに対してのみ送信することで、ユーザによるコンテンツの価値観が高まり、よりユーザによる利用促進を図ることができる。
また、コンテンツ送信装置が、電子コンテンツを記憶したコンテンツ記憶手段を備えていると望ましい。これにより、電子コンテンツが外部サーバに記憶されている場合よりも、第一の携帯端末に対して迅速に電子コンテンツを送信することができる。
また、転送データは、電子コンテンツあるいはアドレスデータが転送される時間を制限するデータを含む、という構成であってもよい。これにより、携帯端末では電送データに基づいて、制限された時間内でのみ転送が可能となるため、かかる転送制限により電子コンテンツの価値観が高まり、さらなるユーザによる利用促進を図ることができる。
また、転送データ受信手段は、第二の携帯端末から送信された、コンテンツ送信装置が設置されている施設のサービスを受けたい旨を表すサービス要求データを受信する、という構成であってもよい。これにより、ユーザが施設に訪れたしたときに、施設側が単に転送回数を認識するために転送データを受信するばかりでなく、かかる転送回数に応じて施設にてサービスを受けたい旨を送信することで、これを認識した施設側がサービスを提供することができる。従って、サービスを受けたいユーザの来場をさらに促すことができる。
また、転送データは、携帯端末上で現在の転送回数の表示が可能な構造のデータであると望ましい。これにより、ユーザは自己がサービスを受けられるか、あと何人に転送できるか、などを知ることができ、有意義に利用してもらえると予想されるユーザにコンテンツが転送されるようになり、さらなるユーザによる利用促進が図られる。
また、携帯端末間における転送データの転送は、所定の通信基地局を介さない通信方式にて行われ、このとき、通信方式は、携帯端末間の赤外線通信方式にて行われる、こととすると望ましい。これにより、通信基地局を介したり、あるいは、介さずに、種々の通信方式を用いて端末同士で転送を行うことができ、特に、近距離で転送を行うことで、ユーザ同士が実際に会ってコンテンツの転送が行われ、その際に店舗に関する情報が転送相手に伝わることが促され、よりユーザの来店が促進される。そして、送受信するデータの通信費の削減も図ることができる。
さらに本発明である転送データ判別装置は、所定の電子コンテンツと当該電子コンテンツが転送されるごとに転送回数が加算される転送データとが、第一の携帯端末から,あるいは,第一の携帯端末から電子コンテンツの転送を受けた他の携帯端末から,電子コンテンツ及び転送データの転送を受けた第二の携帯端末が送信する転送データを受信した所定の装置から、転送データの転送を受け、当該受け取った転送データに基づいて転送回数を判別する転送回数判別手段を備えた、という構成を採っている。
また、同様に、所定の電子コンテンツを閲覧あるいは取得可能なネットワーク上のウェブサイトにアクセス可能なアドレスデータと当該アドレスデータが転送されるごとに転送回数が加算される転送データとが、第一の携帯端末から,あるいは,第一の携帯端末からアドレスデータの転送を受けた他の携帯端末から,アドレスデータ及び転送データの転送を受けた第二の携帯端末が送信する転送データを受信した所定の装置から、転送データの転送を受け、当該受け取った転送データに基づいて転送回数を判別する転送回数判別手段を備えた、という構成を採っている。
このとき、転送回数に応じて予め設定された、転送データを送信した第二の携帯端末を所有するユーザに対する所定の施設の対応内容(例えば、所定のサービスを受けることが可能か否かの判断や、新規会員であると認識するかなど)を表すデータを記憶すると共に、このデータと受信した転送データによる転送回数とに基づいて、転送回数判別手段が、所定の施設の対応内容を決定する機能を有する、という構成にすると望ましい。
これにより、所定の施設から電子コンテンツが配信される場合に限らず、例えば、ウェブ上から電子コンテンツ(あるいはアドレスデータ)及び転送データが第一の携帯端末に配信された場合であっても、施設側で訪れたユーザから転送データを受信して、その転送回数を判別することで、当該回数に応じた所定のサービスを提供したり、ユーザがいかなるユーザであるかを認識することができる。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、店舗のサービスクーポンなどの電子コンテンツのユーザによる転送がある条件にて制限されているため、かかるクーポンを利用する可能性の高いユーザに転送されることが期待でき、これを受けたユーザによる店舗利用の促進が図られ、当該店舗の売り上げの向上を図ることができる。
本発明は、所定の店舗など提示することにより、特定のサービスを受けることができる電子コンテンツ(クーポン)を、ユーザ端末に配信するシステムであって、ユーザ端末間においても転送可能な電子コンテンツを配信するシステムである。なお、上記電子コンテンツは、必ずしも店舗にて特定のサービスを受けることができるものに限定されるわけではなく、単なる広告媒体としてのコンテンツでもよい。また、店舗が発行するコンテンツに限られず、アミューズメントパークや美術館をはじめ、非営利目的の公共施設を含む所定の施設が発行するコンテンツでもよい。
そして、本発明では、特に、ユーザ端末間での電子コンテンツの転送に制限を設けている。具体的には、電子コンテンツを配信するコンテンツ送信装置(例えば、店舗装置)は、電子コンテンツと共にその転送を制限する転送条件データをユーザ端末に配信する。これにより、ユーザ端末では、転送条件データに基づいて転送が制限される。例えば、転送回数を制限したり、転送する際に経由するユーザ端末数を制限する。
これにより、制限された中で、電子コンテンツであるクーポンを利用する可能性の高いユーザに電子コンテンツが転送されることが期待でき、これを受けたユーザによる店舗利用の促進が図られ、当該店舗の売り上げの向上を図ることができる。特に、クーポンの送受信を近距離無線通信で行うことで、実際にユーザ同士が会ってコンテンツの転送が行われ、その際に店舗に関する情報を転送相手に伝わることが促され、より来店が促進されると共に、クーポンである電子コンテンツの通信費用の削減にもなる。以下、各実施例を通じて、転送を制限する種々の態様を説明する。
以下、本発明の第一の実施例について、図1乃至図8を参照して説明する。図1は、本発明の全体の構成の概略を示すブロック図である。図2乃至図3は、本実施例におけるシステムの構成を示すブロック図である。図4乃至図7は、本発明におけるシステムの動作を説明する図である。図8は、本実施例における電子コンテンツの転送制限状態を説明するための図である。
本実施例では、特に、上述した電子コンテンツをユーザ端末間で転送する際に、転送可能な回数と、転送可能な期間とを、転送条件データとして設定している。以下、本システムの構成及び動作を詳述する。
(全体構成)
本実施例におけるコンテンツ配信システムは、所定の店舗Aに設置された店舗装置1と、複数のユーザが所有するユーザ端末2とにより構成されている。そして、ユーザ端末2は、店舗装置1から当該店舗Aの割引クーポンなどの電子コンテンツを取得し、これをユーザ端末2間で転送する(図1の符号Cを参照)。転送を受けたユーザは、自己の端末2に電子コンテンツを表示して店舗に持参することで、割引などの所定のサービスを受けることができる。
本実施例におけるコンテンツ配信システムは、所定の店舗Aに設置された店舗装置1と、複数のユーザが所有するユーザ端末2とにより構成されている。そして、ユーザ端末2は、店舗装置1から当該店舗Aの割引クーポンなどの電子コンテンツを取得し、これをユーザ端末2間で転送する(図1の符号Cを参照)。転送を受けたユーザは、自己の端末2に電子コンテンツを表示して店舗に持参することで、割引などの所定のサービスを受けることができる。
なお、本実施例における店舗Aは、デパートなどの小売り店や、レストランなどの飲食店、さらには、理髪店などのサービスを提供する店舗であり、その業種は限定されない。そして、上述したように、営利目的の店舗であることにも限定されず、集客を図る施設であればよい。但し、以下の実施例では、店舗Aとしてレストランを例に挙げて説明する。以下、特に、店舗装置1、ユーザ端末2について詳述する。
(店舗装置)
店舗装置1は、図1に示すように、所定の店舗Aに設置される店舗端末1Aと、当該店舗端末1Aに接続された管理者端末1Bとにより構成される。店舗端末1Aは、その内部には演算装置であるCPUと、記憶装置であるメモリ、ハードディスクを備えており、一般的なサーバコンピュータと同様の構成を採っている。また、管理者端末1Bは、管理者が操作することにより、店舗端末1Aに記憶されているデータや店舗端末1A自体の設定を変更する一般的なコンピュータである。なお、店舗装置1は、上記構成に限定されず、上記2つの端末が組み合わさった一台のコンピュータにて構成されていてもよい。あるいは、単に近距離無線通信を行う機能だけを有する店舗端末1Aと、当該店舗端末1Aの動作を制御する管理者端末1Bとにより構成されていてもよい。なお、以下の説明では、店舗端末1Aの構成について詳述する。
店舗装置1は、図1に示すように、所定の店舗Aに設置される店舗端末1Aと、当該店舗端末1Aに接続された管理者端末1Bとにより構成される。店舗端末1Aは、その内部には演算装置であるCPUと、記憶装置であるメモリ、ハードディスクを備えており、一般的なサーバコンピュータと同様の構成を採っている。また、管理者端末1Bは、管理者が操作することにより、店舗端末1Aに記憶されているデータや店舗端末1A自体の設定を変更する一般的なコンピュータである。なお、店舗装置1は、上記構成に限定されず、上記2つの端末が組み合わさった一台のコンピュータにて構成されていてもよい。あるいは、単に近距離無線通信を行う機能だけを有する店舗端末1Aと、当該店舗端末1Aの動作を制御する管理者端末1Bとにより構成されていてもよい。なお、以下の説明では、店舗端末1Aの構成について詳述する。
図2に示すように、店舗端末1Aは、店舗端末1Aとユーザ端末2との通信を行うための通信部11を備えており、この通信部11は、赤外線通信を可能とする近距離無線通信機器である。これにより、後述するユーザ端末2である携帯電話やPDAとのデータの送受信を可能としている。そして、赤外線通信であるため通信料は無料であり、ユーザは気軽にアクセスすることができる。なお、通信部11は赤外線通信機器に限定されず、Bluetoothなどの、数10cm〜数mの距離で通信を行うことができる近距離無線通信機器であってもよい。但し、通信部11は、近距離無線通信を行う装置にて構成されることに限定されず、所定のケーブルが備えられていて、有線にてユーザ端末2と通信を行ってもよい。さらには、所定の通信基地局を介して通信を行う通信方式にて、ユーザ端末間で通信を行ってもよい。
そして、店舗端末1Aは、演算装置であるCPU(12)と、記憶装置であるハードディスク(HD)(13)を備えており、CPU(12)には種々の処理部が構築されている。これら処理部は、予め用意されたプログラムが組み込まれることにより、CPU(12)に構築される。そして、これに伴い、各処理部にて取り扱うデータが、HD(13)に記憶されている。以下、これを詳述する。
まず、HD(13)には、レストランである自己の店舗Aにて利用可能な電子クーポンとしての種々の電子コンテンツデータが記憶されており、コンテンツ記憶部17(コンテンツ記憶手段)が形成されている。この電子コンテンツは、これを携帯端末などに表示して店舗Aにて提示することにより、レストランの利用料金を10%割り引いたり、ドリンクを1杯無料でサービスするなど、ユーザが店舗にて所定のサービスを受けることができる内容のものであって、店舗が独自に設定したものである。そして、かかるコンテンツを表示すると、その内容が表示されるというデータ構造になっている。なお、このサービスの内容は、いかなるものであってもよい。例えば、上記電子コンテンツの内容は、サービスが受けられる内容のものに限定されず、単に店舗の宣伝となる内容の広告であってもよい。
ここで、上記電子コンテンツデータは、コンテンツそのものが店舗端末1A(コンテンツ送信装置)に記憶されていることに限定されない。例えば、当該端末1Aにネットワークを介して接続された他のコンピュータに電子コンテンツデータが記憶されていてもよい。そして、後述するように、店舗端末1Aが電子コンテンツをユーザ端末2に配信する際には、ネットワーク上の他のコンピュータから読み出して配信してもよい。また、この電子コンテンツデータに代わって、当該電子コンテンツを閲覧あるいは取得可能なネットワーク上のウェブサイトにアクセス可能なアドレスデータを記憶していてもよい。そして、後述するように、このアドレスデータをユーザ端末2に配信してもよい。
また、HD(13)には、上記電子コンテンツがユーザ端末2に配信された後に、これらユーザ端末2間にて電子コンテンツの転送が行われるが、かかる転送を制限する条件が設定された転送条件データが記憶されており、転送条件記憶部18(転送条件記憶手段)が形成されている。この転送条件データは、本実施例では、ユーザ端末2による電子コンテンツの転送回数を制限するものであり、その最大回数が記憶されている。例えば、最大転送回数は3回(Nmax=3)である。また、転送条件データは1つだけでもよいが、本実施例ではもう一つ条件があり、転送期間を制限するものであり、有効転送期間が記憶されている。例えば、最大転送時間は、「24時間(Tmax=24h)」と設定されている。なお、この転送条件データは、各電子コンテンツ毎に異なって設定されていてもよく、かかる場合には、それぞれ電子コンテンツに関連付けられて記憶されている。また、一つの電子コンテンツの転送を制限する条件は、いくつ設定されていてもよい。
また、上記転送条件データは、電子コンテンツ(あるいは、上記アドレスデータ)が転送されるごとに転送回数が加算される転送データであってもよい。そして、必ずしも電子コンテンツの転送を制限するためのデータではなく、単にユーザ間による転送回数を記憶しておくための変数からなるデータであってもよい。例えば、かかるデータ内には所定の変数が設定されており、その初期値が「0」になっている。そして、後述するように、配信されたユーザ端末2にて転送される毎にその変数値が加算されていく、という構造のデータである。そして、かかる変数値は、後述するように、ユーザ端末2のディスプレイ上に表示可能な構造のデータである。但し、かかるデータに、本願で説明する電子コンテンツの転送を制限する条件が加えられていてもよい。
次に、CPU(12)に構築されている処理部について説明する。まず、上述したコンテンツ記憶部17に記憶されている電子コンテンツと、転送条件記憶部18に記憶されている転送条件データとを編集するコンテンツ編集部16が構築されている。このコンテンツ編集部16は、管理者端末1Bから管理者にて入力された各データに基づいて、上記電子コンテンツと転送条件データとを編集するものである。
また、CPU(12)には、ユーザ端末2から近距離無線通信にて送信されるコンテンツの配信要求を受け付けるコンテンツ配信要求受付部14と、この要求に応じて電子コンテンツを転送条件データと共にユーザ端末2に配信するコンテンツ配信制御部15と、が構築されており、これら処理部14,15によりコンテンツ配信手段(図示せず)が構成されている。コンテンツ配信要求受付部14は、赤外線通信にて通信部11を介してユーザ端末2から受信したコンテンツ配信要求データを受け取り、コンテンツ配信制御部15に通知する。これを受けて、コンテンツ配信制御部15は、コンテンツ記憶部17と転送条件記憶部18内から、要求された特定の電子コンテンツと、これに関連する転送条件データが読み出され、ユーザ端末2に赤外線通信にて配信する。このとき、ユーザ端末2に対して、コンテンツデータと転送条件データとをそれぞれ単独のデータとして別々に配信してもよく、コンテンツデータと転送条件データとを一つのアーカイブとして配信してもよい。また、コンテンツデータに変えて、上記アドレスデータを送ってもよい。さらには、ユーザ端末2から要求がない場合であっても常に配信処理を行っており、近くに通りかかったユーザの端末2に配信してもよい。
(ユーザ端末)
ユーザ端末2は、一般的なユーザが所有する携帯電話であり、演算装置であるCPU(2A)と、記憶装置であるメモリ(2B)とを装備している。また、電話回線による通信部(図示せず)の他に、上述した店舗端末1の通信部11と同様に当該通信部11と相互にデータの送受信を行うことが可能な赤外線通信による通信部2Cを備えている。そして、この赤外線通信により、ユーザ端末2同士でも通信が可能である。但し、この通信部2Cは、店舗端末1のものと同様に、他の近距離無線通信装置であってもよく、その他の通信方式による通信機器であってもよい。
ユーザ端末2は、一般的なユーザが所有する携帯電話であり、演算装置であるCPU(2A)と、記憶装置であるメモリ(2B)とを装備している。また、電話回線による通信部(図示せず)の他に、上述した店舗端末1の通信部11と同様に当該通信部11と相互にデータの送受信を行うことが可能な赤外線通信による通信部2Cを備えている。そして、この赤外線通信により、ユーザ端末2同士でも通信が可能である。但し、この通信部2Cは、店舗端末1のものと同様に、他の近距離無線通信装置であってもよく、その他の通信方式による通信機器であってもよい。
また、ユーザ端末2には、一般の携帯電話に備えられている表示部2D(ディスプレイ)や、入力部2E(10キーなどの操作ボタン)が備えられているのは当然のことである。なお、ユーザ端末2は携帯電話に限定されず、PDAなど携帯型の情報処理端末であればよい。
そして、CPU(2A)には以下に説明する各処理部が構築されており、また、メモリには、各データが記憶されている。このとき、各処理部は、携帯電話に所定のプログラムが組み込まれることによりCPU(2A)に構築されるものである。このプログラムは、図1に示すインターネットN上に設置されたウェブサーバであるアプリケーション配信サーバ3から携帯電話であるユーザ端末2にダウンロードされ、当該携帯電話に組み込まれることにより、当該携帯電話のプラットフォーム上で作動する。以下に、ユーザ端末2の内部構成について詳述する。
まず、CPU(2A)には、ユーザの操作により、店舗端末1Aに店舗Aにて利用可能な電子クーポンである電子コンテンツを配信するよう要求するコンテンツ要求部21が構築されている。そして、コンテンツ要求部21は、要求に応じて店舗端末1Aから配信された電子コンテンツを受信し、メモリ2Bに形成されたコンテンツ記憶部25内に格納しておく。また、この電子コンテンツと共に配信された転送条件記憶部26も受信して、電子コンテンツと関連付けてメモリ2Bに形成された転送条件記憶部26内に格納しておく(コンテンツ受信手段)。
また、CPU(2A)には、上記受信した電子コンテンツをさらに他のユーザ端末2に転送するコンテンツ転送制御部22(コンテンツ転送手段)が構築されている。このコンテンツ転送制御部22は、ユーザから入力部2Eを介して入力された操作指令に応じて、図1の符号Cに示すように、赤外線通信にて他のユーザ端末2と通信を確立し、メモリ2B内から電子コンテンツと共に転送条件データを読み出して、他のユーザ端末2に転送する。逆に、このコンテンツ転送制御手段22は、さらに別のユーザ端末2から電子コンテンツの転送を受信する機能をも有する。この場合には、受信した電子コンテンツ及び転送条件データをメモリに格納しておく。そして、受信した電子コンテンツは、ユーザからの操作指令に応じて、CPU(2A)に構築されたコンテンツ表示制御部24(コンテンツ表示手段)にてディスプレイである表示部2Dに表示され、その状態で店舗Aにて提示することにより、表示されているコンテンツに予め対応した種々のサービスを受けることができる。なお、このとき、コンテンツ表示制御部24にて、電子コンテンツと共に、転送条件データも表示部2Dに表示される。これにより、制限されている転送回数や転送時間をユーザが容易に認識することができる。
さらに、CPU(2A)には、上記コンテンツ転送制御部22にて電子コンテンツを転送する際に、転送が可能か否かを判断する転送可否判断部23(転送制限手段)が構築されている。すなわち、コンテンツ転送制御部22にて電子コンテンツの転送を実行してよいか否かを、転送条件記憶部26に記憶されている転送条件データに基づいて判断し、転送不可能であると判断すると電子コンテンツの転送を制限して、コンテンツ転送制御部22に転送停止指令を出す。その一例をさらに詳述する。
上述したように、本実施例では、店舗端末1Aから送信される転送条件データの一つは、電子コンテンツの転送が可能な最大転送回数を設定したデータであるため、転送可否判断部23は、ユーザ端末2による転送回数をカウントして、その値が最大転送回数を超えていなければ転送を許可し、超えていれば転送を不可能とする。従って、コンテンツ転送制御部22では、電子コンテンツを他のユーザ端末2に配信する毎にコンテンツ転送回数を「1」増加(インクリメント)し、その値が最大転送回数を超えるか否かを判断する。なお、この最大転送回数は、転送を受けたユーザ端末毎に設定されてもよく、通算の転送回数であってもよい。かかる場合には、カウントした転送回数を、転送する電子コンテンツに含めて他のユーザ端末2に送信する機能が、コンテンツ転送制御部22に備わっている。但し、本実施例では、最大転送回数は電子コンテンツを受信したユーザ端末毎に設定される。
また、本実施例におけるもう一つの転送条件データは、店舗端末1Aから電子コンテンツを受信した時刻を基準とする電子コンテンツを転送することが可能な最大時間データである。このため、転送可否判断部23は、現在の時刻を端末内のシステムタイマから読み出し、電子コンテンツを初めてダウンロードしたときの時刻からの経過時間を算出し、かかる時間が最大時間データを超えているか否かを判断する。超えていなければ転送を許可し、超えていれば転送を不可能とするようコンテンツ転送制御部22に停止指令を出す。なお、この最大時間データは、電子コンテンツと共に他のユーザ端末2にも転送され、かかるユーザ端末2がさらに他のユーザ端末2に転送する際にも適用される。
(動作)
次に、本システムの動作について、主に図4乃至図8を参照して説明する。図4は、システムの全体的な動作を示すシーケンス図である。図5乃至図7は、ユーザ端末2の動作を示すフローチャートである。図8は、コンテンツの配信・転送状況を説明する図である。まず、全体的な動作の概要を説明した上で、詳細な動作を説明する。
次に、本システムの動作について、主に図4乃至図8を参照して説明する。図4は、システムの全体的な動作を示すシーケンス図である。図5乃至図7は、ユーザ端末2の動作を示すフローチャートである。図8は、コンテンツの配信・転送状況を説明する図である。まず、全体的な動作の概要を説明した上で、詳細な動作を説明する。
本システムの利用を希望するユーザαは、予め自己の端末α(2)に上述した機能を実現するための専用アプリケーションを組み込む。このため、電話回線にてネットワークNに接続し、アプリケーション配信サーバ3が開設するサイトにアクセスして(図1の符号Bを参照)、専用のアプリケーションのダウンロードを要求する(ステップSA1)。これに応じてアプリケーション配信サーバ3からはアプリケーションが送信され(ステップSA2)、これを受信したユーザ端末2は、当該端末2に組み込む(ステップSA3)。なお、他のユーザβも同様に、自己の端末βに専用アプリケーションのダウンロード、組み込みを行う(ステップSA4)。ここで、店舗Aに訪れて、店舗装置1から直接コンテンツをダウンロードするユーザ及びその端末を符号αで示し、このユーザαからコンテンツの転送を受けるユーザ及びその端末を符号βで示すこととする。また、店舗Aは、レストランであることとする。
続いて、ユーザαがレストランである店舗Aに訪れて、当該店舗Aにて割引を受けられるクーポンや、ドリンク無料サービスを受けられるクーポンである電子コンテンツを得ようとする。このとき、店舗Aに設置されている店舗端末1Aに、携帯電話であるユーザ端末2に装備されている電話回線以外の近距離無線通信部である赤外線ポート2Cを、店舗端末1Aの赤外線ポート11に近づける。そして、上述したアプリケーションを起動し、上記クーポンである電子コンテンツを要求するデータを店舗端末1Aに送信する(ステップSA5)。このとき、ユーザ端末2は、自己の端末内に予め記憶されている,あるいは,外部から入力されたユーザ端末固有の識別データをも、電子コンテンツを要求するデータと共に店舗端末1Aに送信する(電子コンテンツ要求機能)。そして、店舗端末1Aは、上記電子コンテンツ要求時にユーザ端末2から送信された当該ユーザ端末の識別データを、ハードディスク13に記憶しておく(識別データ記憶部)。また、店舗端末1Aは、ユーザ端末2による電子コンテンツの要求に応じて、コンテンツ記憶部17に記憶しているコンテンツ、及び、転送条件記憶部18に記憶している転送条件データを、赤外線ポート11を通じてユーザ端末2に送信する(ステップSA6、コンテンツ配信工程)。そして、ユーザ端末2は、受信したコンテンツを記憶し、転送条件データを設定する(ステップSA7、コンテンツ受信工程)。
その後、上記取得したコンテンツを、ユーザα自身が店舗Aにて利用してもよいが、料理がおいしい、値段が安い、当該店舗の雰囲気が良い、などの理由から、この電子コンテンツ(クーポン)を友人、知人などに利用してもらいたいと希望する場合には、当該コンテンツを転送する。すなわち、ユーザ端末αがユーザ端末βに、お互いの赤外線ポート2Cを通じて転送する(ステップSA8、コンテンツ転送工程、図1の符号C参照)。但し、コンテンツの転送は、上記転送条件を転送可能なよう満たしている場合に限られる(転送制限工程)。このことについては後述する。
そして、コンテンツの転送を受けたユーザ端末βは、当該端末内にコンテンツを記憶し、転送条件を設定する(ステップSA9)。かかる動作は、ユーザ端末βに組み込まれた上記アプリケーションにより、転送条件データに応じて実行される。その後、その店舗Aに訪れたときには、コンテンツを自己の端末2上に表示して店舗の店員に提示することで(ステップSA10)、当該コンテンツに応じて予め定められた特典を受けることができる。
なお、ユーザによる店舗での電子コンテンツの提示方法は、上述したように、単に端末2上に表示して提示することに限られず、店舗端末1Aを介して提示してもよい。例えば、店舗端末1Aは店舗のキャッシュレジスターと一体化、あるいは、接続されており、ユーザが、ユーザ端末2から店舗端末1Aに対して電子コンテンツを送信し、これを受けた店舗端末1Aが電子コンテンツを認識することで、キャッシュレジスターにてそのユーザの会計から自動的に10%が割り引かれて計算されるなど、電子コンテンツによるサービスが提供されてもよい。また、電子コンテンツを受け取った旨の表示が店舗端末1Aにて出力されることで、これを認識した店員が上記サービスを提供してもよい。このとき、店舗端末1Aでは、ユーザ端末2から送信された電子コンテンツが正規のものかどうかを認識してもよい。具体的には、電子コンテンツ内に、正規のものであることを表す認証データが含まれていると共に、店舗端末1A内にも認証データが記憶されていて、これらを照合することで行ってもよい。そして、正規のものである場合にのみ、上述したようなサービスを提供してもよい。
また、上記店舗端末1Aにて、電子コンテンツを提示したユーザがどのようにして電子コンテンツを取得したか、ということを認識し、その状況に応じてサービスを区別してもよい。例えば、店舗にてサービスを受けるべく、会計時などに店舗端末1Aに対して電子コンテンツを送信したユーザ端末2が、以前に店舗に訪れた際に電子コンテンツを取得したユーザのものか、あるいは、そのようなユーザから電子コンテンツの転送を受けて取得したものであるのか、ということを認識し、かかるユーザの違いに応じたサービスを提供する。その一例としては、前者のユーザである場合には、店舗に訪れる回数が多いため、後者のユーザに対してそのサービス内容を厚くする、というサービスの区別が考えられる。そして、このことを実現するために、ユーザ端末2には、店舗端末1Aに電子コンテンツを送信する際に、自己の端末の識別データをも送信する機能(電子コンテンツ提示機能)が備えられており、また、店舗端末1Aには、電子コンテンツと共に識別データを受信し(サービス要求受付機能)、この受信した識別データが、上述したように一度店舗に訪れて電子コンテンツを要求してきたユーザ端末2の識別データが記憶されている識別データ記憶部(図示せず)に記憶されているか否かを認証する(認証手段)。そして、記憶されていない場合には、かかるユーザには会計5%割引などのサービスを行い、記憶されている場合には、そのユーザには会計10%割引などのより大きなサービスを行う。逆に、店舗側が新規の顧客を重要視する場合には、他のユーザから転送されて電子コンテンツを取得したユーザ(識別データが店舗端末1Aに記憶されていないユーザ)に対するサービスを厚くしてもよい。
なお、ユーザ端末2から電子コンテンツを店舗端末1Aに提示することによって可能な処理は上述したものに限定されない。例えば、予め店舗端末1Aにユーザ端末2の識別データをユーザ登録しておき、その登録状況に応じてサービスを区別してもよい。なお、さらなる他の例については後述する。
また、ユーザ端末2が店舗端末1Aに、必ず電子コンテンツを送信しなければならないわけではない。例えば、上述したように、ユーザ端末2間で電子コンテンツ(あるいはアドレスデータ)と共に転送される、転送回数を表す転送データのみを店舗端末1Aに送信してもよい。これに応じて、店舗端末1Aには、上記転送データを受信する転送データ受信手段が備えられている。そして、店舗端末1Aでは、受信した転送データを分析して、当該転送データが転送された回数を調べると共に、当該回数に応じていかなるサービスを提供するか、ということを決定してもよい(転送回数判別手段)。なお、このためには、転送回数に応じて施設がいかなるサービスを提供するか、あるいは、単に新規会員であることを認識するのみか、などの施設側のユーザに対する対応内容を表すデータが予め店舗端末1Aに記憶されている。なお、このようなデータが予め記憶されている場合には、自動的にユーザに提供できるサービス内容が決定されるが、かかる判断は店舗側の店員が行ってもよい。すなわち、店舗端末には、少なくとも転送データを受信する機能が備わっていて、当該端末から店員が転送回数を表すデータを取りだして判断してもよい。
また、上記店舗端末1Aにて実現される機能のうち、ユーザ端末2から店舗端末1Aに送信された転送データを分析し、その転送回数やそれに対応するユーザに対する対応(サービス)の内容の判断を行う機能は、別の装置に備えられていてもよい。例えば、ユーザが訪れた店舗(施設)内に、上記店舗装置1Aに接続された転送データ判別装置を設けて、上記機能を組み込んでもよく、あるいは、転送データ判別装置を店舗装置1Aにネットワークを介して接続して、遠隔地に設置してもよい。いずれにしても、この転送データ判別装置は、上記店舗装置1Aから転送データを受信して、当該転送データの分析を行う。
(詳細な動作)
次に、ユーザ端末α(2)の動作について、図5を参照して詳述する。まず、上述したように、アプリケーション配信サーバ3からアプリケーションをダウンロードして組み込む(ステップSB1,SB2)。その後、店舗Aに訪れた際に、店舗端末1Aからコンテンツをダウンロードし(ステップSB3)、コンテンツを記憶して転送条件を設定する(ステップSB4)。
次に、ユーザ端末α(2)の動作について、図5を参照して詳述する。まず、上述したように、アプリケーション配信サーバ3からアプリケーションをダウンロードして組み込む(ステップSB1,SB2)。その後、店舗Aに訪れた際に、店舗端末1Aからコンテンツをダウンロードし(ステップSB3)、コンテンツを記憶して転送条件を設定する(ステップSB4)。
続いて、ユーザαが友人であるユーザβに会ったときに、かかるコンテンツを渡すとする。このとき、各ユーザ端末α、βの通信部2Cである赤外線通信ポートを向き合わせた状態で、ユーザαは入力部2Eから電子コンテンツの転送指示を入力する。そして、ユーザ端末α(2)は転送指示の入力を受けると(ステップSB5にて肯定判断)、上記設定された転送条件データに対応するデータを端末内部から読み出して、当該データが転送可能な条件を見たしているか否かを調べる(ステップSB6)。すなわち、転送条件にて設定された制限を超えていないか否かを調べる。転送可能な条件を満たしている場合には(ステップSB6にて肯定判断)、電子コンテンツを赤外線通信ポートを介してユーザ端末βに転送する(ステップSB7)。一方、条件を満たしていない場合には(ステップSB7にて否定判断)、コンテンツが転送されず(ステップSB8)、その旨のデータを表示部2Dに表示する。但し、その後、ユーザ端末αでは、コンテンツを表示部2Dに表示して利用することは可能である。
ここで、上記コンテンツの転送条件を具体的に示して、その動作を図6を参照して説明する。かかる例では、転送条件として「最大転送回数」が設定されており、例えば、3回という回数が設定されている。この最大転送回数「Nmax=3」というデータが、店舗端末1Aから送信される転送条件データとなっており、これを受信したユーザ端末α内に設定される(ステップSC1)。これと同時に、コンテンツの転送回数を表す変数Nがユーザ端末α内部のメモリに設定され、「N=0」に初期化される(ステップSC2)。
その後、ユーザから転送指示があった場合には(ステップSC3にて肯定判断)、現在の「N」の値が端末内部から読み出され、「N<Nmax」であるかどうかが調べられる(ステップSC4)。このとき、「N」が「Nmax」よりも小さい値である場合には(ステップSC4にて肯定判断)、電子コンテンツの転送回数が制限されていない状態であるので、コンテンツ転送可能と判断し、電子コンテンツが転送される(ステップSC5)。その後、コンテンツ転送回数である「N」の値に、「1」が加算され(ステップSC6)、さらに別のユーザへの転送指示を待つ。あるいは、店舗にて電子コンテンツを提示して利用すべく、端末2の表示部への表示指示を待つ。
その後、さらにユーザから転送指示があり、3回目の転送を終えた時に「N=3」となる(ステップSC6)。その後に転送指示があると(ステップSC3にて肯定判断)、「N(3)<Nmax(3)」を満たさなくなるので(ステップSC4にて否定判断)、コンテンツの転送が不可となる(ステップSC7)。
このようにすることにより、コンテンツの転送回数が制限されているため、はじめに店舗端末1Aからコンテンツを取得したユーザは、相手を厳選してコンテンツを転送することが期待できる。特に、店舗Aに訪れそうなユーザに限定して転送することが期待でき、転送を受けたユーザによる店舗Aの利用促進が図られる。逆に、転送を受けた他のユーザは、転送回数に制限があるにも関わらず転送された、ということを認識することにより、このコンテンツの付加価値を高く認識することとなり、より店舗に来店する可能性が高まる。そして、転送を受けたユーザが来店して、当該店舗にて電子コンテンツを携帯電話2に表示して提示することで、金額の割引などの種々の特典を受けることができる。
さらには、ユーザ端末2による電子コンテンツの取得を赤外線通信などの近距離無線通信で行うことで、店舗に来店したユーザにてクーポンである電子コンテンツが取得されるため、店舗の状況をより理解したユーザによって電子コンテンツが転送されることとなり、来店率の高いコンテンツの伝達が促進される。また、同様に、ユーザ間によるコンテンツの転送も近距離無線通信で行うことで、実際に会ってコンテンツの転送が行われるため、その際に店舗に関する情報を転送相手に伝わることが促され、さらに転送相手であるユーザによる来店が促進される。そして、送受信するデータの通信費の削減も図ることができる。
なお、本実施例では、上記コンテンツの転送条件として転送可能時間がある。従って、たとえコンテンツ転送回数が最大転送回数に満たなくても、上述したように、コンテンツ転送時に現在の時刻を端末内のシステムタイマから読み出し、電子コンテンツを初めてダウンロードしたときの時刻からの経過時間を算出して、かかる経過時間が最大時間データを超えている場合には、電子コンテンツの転送が不可能となる。
ここで、上記「転送時間」に変えて、「転送時刻」を電子コンテンツの転送を制限する条件にしてもよい。すなわち、転送条件データとして、「最大時刻データ」を設定してもよい。このときの動作例を、図7を参照して説明する。なお、図7に示す例では、時刻による転送制限と共に、上記同様に、転送回数による制限もあるが、その制限方法は、最大転送可能回数を減算していき、かかる値が「0」になると転送が不可能となる、というものである。
まず、店舗端末1Aに予め設定されている転送条件データには、上記最大転可能回数に加えて、電子コンテンツを転送することが可能な最大時刻データも含まれている。そして、これに伴い、コンテンツ転送制御部22及び転送可否判断部23が、電子コンテンツを転送する際の時刻データをユーザ端末2内部から取得し,当該時刻データが最大時刻データを超えている場合に転送を不可能とする、という構成になっている。
具体的に動作を説明すると、まず、ユーザ端末2が、店舗端末1Aから電子コンテンツ及び転送条件データを受信すると、電子コンテンツを記憶すると共に転送条件データ中の上記最大時刻データを転送可能時刻Tmaxとして設定する(ステップSD1)。同時に、最大転送可能回数Nmaxを、変数である転送回数Nの値とする。ここでの転送回数Nは、残りの転送回数であって、「Nmax=3」である場合には初期状態では「N=3」となり、コンテンツを3回転送することができるよう設定される。すなわち、コンテンツ転送制御部22は、電子コンテンツの転送処理を行う毎に最大転送回数が設定された「N」を減算して更新記憶し、転送可否判断部23は、かかる「N」の値が「0」になると転送不可と判断するよう設定される。
続いて、入力部2Eから転送指示の入力があると(ステップSD3にて肯定判断)、端末2内部から現在の時刻データが取得され、現在時刻と転送可能時刻Tmaxとが比較される(ステップSD4)。そして、現在時刻が転送可能時刻Tmaxを超えていない場合には(ステップSD4にて肯定判断)、時間的な制限の面では転送可能であると判断し、続いて、転送回数が転送可能な範囲であるか否かを調べる。この動作例においては、初期状態で最大転送可能回数が設定された「N」の値が「0」で無いことを確認する(ステップSD5)。「0」で無ければ転送可能であると判断し(ステップSD5)、コンテンツを転送する(ステップSD6)。その後、「N」の値を「1」だけ減算して(ステップSD7)、転送する毎に「N」の値を減少させていく。
そして、店舗端末1Aからコンテンツを受信してから転送可能時刻Tmaxを超えている場合(ステップSD4にて否定判断)、あるいは、「N=0」となった場合(ステップSD5にて否定判断)には、コンテンツの転送が不可であると判断され(ステップSD8)、コンテンツ転送不能となる。なお、かかる動作例では、当初「N=3」と設定されているので、3回転送を行うと「N=0」となり、それ以降はコンテンツ転送不可能となる。
このように、時間、時刻の制限も付加することにより、さらに店舗に行くことが可能なユーザを厳選してコンテンツの転送が行われることにより、さらなるユーザの店舗への来店を促すことができる。
また、上記転送条件である最大転送回数、及び、転送可能時刻は、店舗端末1Aから直接電子コンテンツの配信を受けたユーザ端末(符号α)のみに適用されてもよいが、好ましくは、電子コンテンツが転送されたユーザ端末全て(符号βを含む)においても適用されるとよい。従って、店舗端末1Aから電子コンテンツと共に配信された転送条件データは、転送の際に電子コンテンツと共に転送対象であるユーザ端末2にも送信される。そして、これを受けたユーザ端末2では、上述同様に、転送条件に基づいて転送可否の判断が行われる。
ここで、転送可否状態の一例を図8に示して説明する。この図に示す例では、転送可能時刻はTmaxであり、最大転送回数は「Nmax=3」である。まず、店舗装置1から電子コンテンツをダウンロードしたユーザOは、ユーザP1,P2,P3にコンテンツを転送する。その後、さらにユーザP4に転送しようとすると、「N=0」になってしまっているので、転送は不可能となる。また、コンテンツの転送を受けたユーザP1がさらにユーザQ1,Q2,Q3に転送することも可能である。但し、ユーザP1がさらに4人目のユーザQ4に転送することは不可能である。そして、ユーザOが店舗装置1から電子コンテンツをダウンロードした時刻から、転送可能時刻Tmaxを超えてしまった場合には、いかなるコンテンツを持っているいかなるユーザも、たとえ転送回数が0になっていなくても転送不可能となる。
次に、本発明の第2の実施例を、図9乃至図22を参照して説明する。図9乃至図10は、本システムの構成を示す機能ブロック図である。図11乃至図22は、本システムの動作を説明するためのフローチャート、ユーザ端末に表示されるユーザインタフェース等を示す図である。
(全体構成)
まず、本実施例におけるコンテンツ配信システムの構成は、上述した実施例1のものとほぼ同様の構成である。すなわち、図1にて説明したように、所定の店舗Aに設置された店舗装置1(店舗端末1A及び管理者端末1B)と、複数のユーザが所有するユーザ端末2とにより構成されている。但し、主に電子コンテンツの転送を制限する条件が異なり、あるいは、新たに加わり、これに伴い、店舗端末1A及びユーザ端末2の構成が異なる。以下、これを詳述する。
まず、本実施例におけるコンテンツ配信システムの構成は、上述した実施例1のものとほぼ同様の構成である。すなわち、図1にて説明したように、所定の店舗Aに設置された店舗装置1(店舗端末1A及び管理者端末1B)と、複数のユーザが所有するユーザ端末2とにより構成されている。但し、主に電子コンテンツの転送を制限する条件が異なり、あるいは、新たに加わり、これに伴い、店舗端末1A及びユーザ端末2の構成が異なる。以下、これを詳述する。
(店舗装置)
店舗装置1は、上述したように、所定の店舗Aに設置される店舗端末1Aと、当該店舗端末1Aに接続された管理者端末1Bとにより構成される。そして、管理者端末1Bは上述同様に、店舗端末1Aの状態を操作する管理者が用いる端末であって、その構成に変化はほとんどない。一方、店舗端末1Aは、その内部には演算装置であるCPU(110)と、記憶装置であるメモリ、ハードディスク(120)を備えており、一般的なサーバコンピュータと同様の構成を採っている点では上記実施例1と同様であるが、記憶しているデータ及びCPUに構築される処理部が異なる。なお、店舗端末1Aには、実施例1同様に、赤外線通信ポートである通信部130が備えられている。
店舗装置1は、上述したように、所定の店舗Aに設置される店舗端末1Aと、当該店舗端末1Aに接続された管理者端末1Bとにより構成される。そして、管理者端末1Bは上述同様に、店舗端末1Aの状態を操作する管理者が用いる端末であって、その構成に変化はほとんどない。一方、店舗端末1Aは、その内部には演算装置であるCPU(110)と、記憶装置であるメモリ、ハードディスク(120)を備えており、一般的なサーバコンピュータと同様の構成を採っている点では上記実施例1と同様であるが、記憶しているデータ及びCPUに構築される処理部が異なる。なお、店舗端末1Aには、実施例1同様に、赤外線通信ポートである通信部130が備えられている。
そして、CPU(110)には、ユーザ端末2から赤外線通信にて送信される所定のデータを受け付けるデータ受付部111が構築されており、例えば、ユーザ端末2からユーザ登録に必要なデータ、ユーザ登録により発行されるIDなどの識別データ、コンテンツを要求するデータ、ポイントを照会する旨のデータ、コンテンツに付加されるユーザを識別するデータやコメントデータ、などを受け付ける。
また、CPU(110)には、ユーザ端末2にコンテンツを配信するコンテンツ配信制御部112と、管理者端末1Bを介して管理者にて入力された指示に従ってコンテンツや転送条件データを新たに登録したり編集するコンテンツ編集部113と、が構築されており、これに伴い、ハードディスク120には、コンテンツを記憶するコンテンツ記憶部121と、コンテンツの転送条件データを記憶する転送条件記憶部122と、が形成されている。なお、転送条件データはコンテンツ毎に設定されており、該当するコンテンツに関連付けられて記憶されている。そして、上記コンテンツ配信制御部112は、実施例1のものとほぼ同様の機能を有しているが、本実施例では特に、店舗端末1Aが複数のコンテンツを蓄積していることに伴い、ユーザ端末2からのコンテンツの要求に対してコンテンツ一覧データを送信したり、この一覧データ中から選択されたコンテンツデータと、このコンテンツに対応する転送条件データを送信する。なお、コンテンツデータと転送条件データとは、それぞれ関連付けられてはいるものの別個のデータとして配信されてもよく、アーカイブされ一つのデータとして配信されてもよい。
また、CPU(110)には、本システムを利用するユーザデータを登録して当該登録ユーザデータを管理する登録ユーザ管理部114が構築されており、これに伴い、ハードディスク120には登録ユーザデータを記憶する登録ユーザ記憶部123が形成されている。この登録ユーザデータには、ユーザ固有のIDや氏名、電話番号などの個人情報が記憶されている。
また、CPU(110)には、上記登録ユーザデータに関連付けて各登録ユーザ毎に与えられたポイントを管理するポイント管理部115が構築されており、当該ポイントデータ自体はハードディスクに形成されたポイント記憶部124に記憶されている。このポイントとは、例えば、店舗Aを利用した際に与えられるポイントや、コンテンツを転送して当該店舗Aを他のユーザに紹介して、当該他のユーザが来店すると与えられるポイントなどがあり、これが貯まると当該店舗Aにて種々の特典を受けることができる、というものである。
また、CPU(110)には、ユーザにてコンテンツに付加されたコメントデータを管理するコメントデータ管理部116が構築されており、これに伴い、ユーザ端末2から送信されたコメントデータが記憶されるコメント記憶部125がハードディスクに形成されている。コメントデータとは、ユーザにて自己の端末2を用いて入力された店舗を利用したときの感想などのコメントデータであって、ユーザがコンテンツを転送する際に当該コンテンツに付加されて転送されるものである。そして、このコメントデータは、当該コメントデータが付加されたコンテンツデータを、来店したユーザのユーザ端末2から送信してもらうことで、抽出したコンテンツデータを蓄積し、顧客の感想として利用することができる。
(ユーザ端末)
次に、ユーザ端末2の構成について説明する。ユーザ端末2も基本的には実施例1のものと同様の構成であり、一般的なユーザが所有する携帯電話であって、演算装置であるCPU(210)と、記憶装置であるメモリ(220)とを装備している。また、近距離無線通信手段である通信部230を備えている。そして、一般の携帯電話に備えられている表示部240や、入力部250が備えられている。
次に、ユーザ端末2の構成について説明する。ユーザ端末2も基本的には実施例1のものと同様の構成であり、一般的なユーザが所有する携帯電話であって、演算装置であるCPU(210)と、記憶装置であるメモリ(220)とを装備している。また、近距離無線通信手段である通信部230を備えている。そして、一般の携帯電話に備えられている表示部240や、入力部250が備えられている。
そして、CPU(210)には、以下に説明する各処理部が構築されており、また、メモリには、各データが記憶されている。まず、店舗端末1Aと種々のデータの送受信を行うデータ送受信部211が構築されており、ハンドル名や個人データ等のユーザ登録に必要なデータの送信、ユーザ登録後に設定されたIDの送信、コンテンツ要求データの送信、コンテンツ及び転送条件データの受信、他のユーザから転送されてきたコンテンツに付加されたIDやコメントなどの付加データの送信、ポイントの照会を依頼するデータの送信、などを行う。これに伴い、店舗端末1Aから受信したコンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶部221と、当該コンテンツの転送条件データを記憶する転送条件記憶部222と、が形成されている。
また、CPU(210)には、他のユーザにコンテンツを転送するコンテンツ転送制御部212と、ユーザ端末2の状況と転送条件データとに基づいてコンテンツ転送が可能か否かを調べる転送可否判断部213と、が構築されている。これらコンテンツ転送制御部
212と転送可否判断部213は、本実施例では転送条件が実施例1とは異なるため、その動作も異なる。これについては、後述する。
212と転送可否判断部213は、本実施例では転送条件が実施例1とは異なるため、その動作も異なる。これについては、後述する。
また、CPU(210)には、ユーザからの指令に応じて、ユーザ端末1の表示部240に電子コンテンツを表示制御するコンテンツ表示部214が構築されている。そして、このコンテンツ表示部214は、電子コンテンツと共に当該電子コンテンツの転送条件に関するデータも表示される。例えば、後述するように、(最大転送回数−これまでに転送した回数)が計算され、電子コンテンツの残りの転送可能回数、が表示される。また、これまでに経由してきたユーザ端末のユーザにて、電子コンテンツに付加されたコメントデータも表示される。そして、コンテンツの表示は、例えば、ユーザが店舗Aに来店したときに、電子コンテンツであるクーポンに応じた特典を受けるために行われたり、あるいは、ユーザにて電子コンテンツの内容を確認するために行われる。
また、CPU(210)には、店舗端末1Aにユーザデータを送信して、ユーザ登録を行うよう要求するユーザ登録部215が構築されている。すなわち、このユーザ登録部215は、入力部250からユーザにて入力されるユーザの個人情報を、データ送受信部211を介して店舗端末1Aに送信し、ユーザ登録を要求する。そして、店舗端末1Aにてユーザ登録されると会員IDが発行されるので、当該IDを取得し、ユーザデータ記憶部223に記憶しておく。また、このユーザ登録部215は、ユーザ端末固有の識別データを、店舗端末1Aに送信して上記登録ユーザデータ内に登録するよう要求したり、自己の端末内に設定するようメモリ220のユーザデータ記憶部223に記憶する。なお、識別データは、ユーザにて入力部250から入力されるハンドル名や、予め定まっている製造番号などのユーザ端末を特定するデータである。そして、ユーザ登録部215は、ユーザからユーザ登録指示があったときに、自動的に識別データを端末内から抽出して、店舗端末1Aに送信して登録してもよい。
また、CPU(210)には、ユーザからの指令にて、データ送受信部211を介して、店舗端末1Aにポイント照会を依頼するデータを赤外線通信にて送信し、これに対して返送される当該ユーザの項目ごとのポイント数を受信してメモリ220のポイント記憶部224に記憶するポイント照会部216が構築されている。なお、ポイント照会要求時には、自己の識別データであるユーザ登録IDや、ハンドル名を送信することで、相手方に自己を特定させる。
また、CPU(210)には、転送する電子コンテンツに付加されるコメントを、入力部250から入力されたデータに基づいて編集するコメント編集部217が構築されている。そして、コンテンツに付加されるコメントデータは、メモリ220のコメント記憶部225に記憶される。
ここで、本実施例におけるコンテンツの転送条件について詳述する。すなわち、店舗端末110からコンテンツと共に配信される転送条件データ、及び、ユーザ端末2のCPU(210)に構築される上記コンテンツ転送制御部212、転送可否判断部213は、以下の構成を採っている。
まず、転送条件データは、電子コンテンツを転送する際に経由することが可能な最大ユーザ端末数Umaxを設定したデータである。この最大ユーザ端末数Umaxは、ユーザ端末2にてコンテンツ共に受信されると、転送条件記憶部222に記憶される。例えば、ユーザ端末2を3台まで経由して転送可能である場合には、「Umax=3」に設定されている。
また、これに伴い、電子コンテンツには、これまでに経由してきたユーザ端末数Uを表すデータが含められており、受信したユーザ端末2にて電子コンテンツから抽出され、当該ユーザ端末2内に一時的に記憶される。なお、店舗端末1Aから初めてユーザ端末2に電子コンテンツが配信される際には、当該電子コンテンツに含まれている経由ユーザ端末数Uは「0」である。そして、この経由ユーザ端末数Uは、ユーザ端末2に配信あるいは転送されることにより「1」加算される。すなわち、店舗端末1Aからユーザ端末2に直接配信された直後の状態では「U=0」であるが、この配信により、「U=1」となるよう設定される。そして、かかる値「U」が別のユーザ端末2に転送され、転送を受けたユーザ端末2では、「1」が加算されて「U=2」となる。そして、さらに転送されると、転送先のユーザ端末2(3台目)では「U=3」となる。このように、コンテンツ転送制御部212は、電子コンテンツが他のユーザ端末に転送されることにより経由されるユーザ端末数(経由ユーザ端末数U)を加算して記憶し、電子コンテンツに含めて転送する。なお、この「U」の値の加算方法などはこれに限定されない。
そして、転送可否判断部213は、電子コンテンツに含まれる経由ユーザ端末数Uが最大ユーザ端末数Umaxを超えている場合に転送を不可能である判断結果を、コンテンツ転送制御部に出力する。これに応じて、コンテンツ転送制御部212は、コンテンツの転送を取りやめる。
従って、上記例では、3台目のユーザ端末2に転送された時点で、「U=3」となっているので、「U<Umax」を満たさなくなる。従って、これ以上の転送は不可能とされる。なお、この様子を図20に示し、動作説明時に詳述する。
また、上記実施例1における転送条件である転送可能回数も、本実施例における転送条件として加えられる。例えば、一つのユーザ端末2において電子コンテンツを転送できる回数は3回までと設定される。
ここで、上記コンテンツ転送制御部212の転送時の機能について、さらに詳述する。まず、コンテンツ転送制御部212は、ユーザ端末内に予め記憶されている製造番号やすでにユーザ登録していることによるIDなどの当該ユーザ端末固有の識別データや、あるいは、外部から入力されて上記ユーザデータ記憶部223も登録された当該ユーザ端末固有の識別データ(ハンドル名)を、電子コンテンツに含めて転送する、という機能を有する。さらには、コメント編集部217を介して入力されたコメントデータを電子コンテンツに含めて転送する、という機能をも有する。このとき、これまでに電子コンテンツに含められた上記ユーザ端末固有の識別データや電子コンテンツデータも、蓄積されて電子コンテンツと共に転送される。従って、これに伴い、コンテンツ表示部214では、電子コンテンツのデータ内容はもとより、当該電子コンテンツに付加された経由してきたユーザ端末、すなわち、ユーザを特定するための識別データと、これらユーザにて付加されたコメントデータとを、表示することができる。
また、ユーザ端末2のCPU(210)には、図示していないが、転送されてきた電子コンテンツに含められている、ユーザの識別データやコメントデータなどのユーザ端末2を経由するたびに電子コンテンツに蓄積された付加データを、店舗端末1Aに送信する付加データ送信部が構築されている。
また、これに伴って、店舗端末1Aには、ユーザ端末2から送信された上記付加データである識別データ、あるいは、コメントデータを、電子コンテンツから抽出して受信し、かかる識別データを管理する。識別データは、登録しているユーザの貢献度を調べるために用いられ、来店回数や紹介ユーザ数に応じて、ポイントを加算して管理するために用いられ、コメントデータは、店舗A自体が後のマーケティングの参考にするために用いられる。そして、ポイントデータは、登録ユーザデータに関連付けられてポイント記憶部124に記憶されて管理され、また、コメントデータは、コメント記憶部125に記憶されて管理される。これらポイントデータ、コメントデータは、店舗端末1Aを管理する管理者による管理者端末1Bからの要求に応じて、当該管理者端末1Bに出力されたり、ユーザ端末2の赤外線通信による要求に応じて、当該ユーザ端末2に蓄積されているポイント数などが出力される。
また、ユーザ端末2のコンテンツ転送制御部212は、転送することが不可能とされた電子コンテンツの再配信を店舗端末1Aに要求するコンテンツ再配信要求機能を有する。これに伴い、店舗端末1Aのコンテンツ配信制御部112は、ユーザ端末からの電子コンテンツの再配信要求に応じて当該コンテンツの転送制限を初期化する指令となる予め記憶された転送条件初期化指令データをユーザ端末2に送信する機能を有する。従って、これを受信したユーザ端末2では、受信した転送条件初期化指令データに基づいて、転送条件データ自体あるいはユーザ端末内に設定された転送条件データと比較されて転送が不可能とされる根拠となるデータが初期化される(転送条件初期化機能)。本実施例の場合には、電子コンテンツの転送時の経由ユーザ端末数「U=0」にリセットされ、その後、再び3台を経由するまで転送可能となる。また、転送回数「N=0」もリセットされる。
(動作)
次に、本実施例におけるシステムの動作を、図11乃至図20を参照して説明する。図11はシステム全体における動作を示すシーケンス図であり、図12乃至図16はユーザ端末におけるユーザインタフェース画面を示す図である。図17は、店舗端末1Aに蓄積されるデータ構造を模式的に示したものである。図18乃至図19はユーザ端末の詳細な動作を示すフローチャートである。図20は、電子コンテンツの転送可否状態を説明するための図である。以下、システム全体における動作を説明すると共に、その都度、特にユーザ端末のユーザインタフェース画面の様子と、詳細な動作を説明する。
次に、本実施例におけるシステムの動作を、図11乃至図20を参照して説明する。図11はシステム全体における動作を示すシーケンス図であり、図12乃至図16はユーザ端末におけるユーザインタフェース画面を示す図である。図17は、店舗端末1Aに蓄積されるデータ構造を模式的に示したものである。図18乃至図19はユーザ端末の詳細な動作を示すフローチャートである。図20は、電子コンテンツの転送可否状態を説明するための図である。以下、システム全体における動作を説明すると共に、その都度、特にユーザ端末のユーザインタフェース画面の様子と、詳細な動作を説明する。
まず、実施例1の場合と同様に、本システムの利用を希望するユーザαは、予め自己の端末α(2)に上述した機能を実現するための専用アプリケーションを組み込む。このため、電話回線にてネットワークNに接続し、アプリケーション配信サーバ3が開設するサイトにアクセスして、専用のアプリケーションのダウンロードを要求する(ステップSE1)。これに応じてアプリケーション配信サーバ3からはアプリケーションが送信され(ステップSE2)、これを受信したユーザ端末2は、当該端末2に組み込む(ステップSE3)。なお、図示していないが、他のユーザβも同様に、自己の端末βに専用アプリケーションのダウンロード、組み込みを行う。ここで、店舗Aに訪れて、店舗装置1から直接コンテンツをダウンロードするユーザ及びその端末を符号αで示し、このユーザαからコンテンツの転送を受けるユーザ及びその端末を符号βで示すこととする。また、店舗Aは、レストランであることとする。
ここで、ユーザ端末2では、アプリケーションを組み込む際、あるいは、当該アプリケーションを組み込んだ後の初回起動時に、ハンドル名の入力が要求される。そのときのユーザ端末2の画面の様子を図12に示す。図12(a)に示すように、入力欄にハンドル名(この例では「abc」)を入力し、「OK」ボタンを選択することで、ユーザ端末2である携帯電話内のメモリであるユーザデータ記憶部223に入力したハンドル名が記憶される。その後、図12(b)のように、ハンドル名が設定された旨のデータが表示される。なお、このハンドル名の登録は省略可能であり、また、後に変更も可能である。
続いて、ユーザαが特定の店舗Aに訪れ、ユーザ端末2を用いて店舗端末1Aに対して赤外線通信を行うと、ユーザ端末を特定するための識別データ、例えば、上記ハンドル名や、端末の製造番号、あるいは、すでに発行されている場合には以下に説明する会員用IDが自動的に送信されて、店舗端末1Aの登録ユーザ記憶部123に登録されているか否かが調べられる。このとき、登録されていないユーザであると判断されると、ユーザ端末には、図13(a)に示すような、会員登録を促す画面情報が送信され、表示される。これに対して、ユーザが「YES」を選択して店舗Aに対する会員登録を希望すると、ユーザの住所や電話番号、e−mailアドレス、また、すでに端末内では登録したハンドル名、さらには、個人の嗜好に関する情報など、個人情報を入力する画面が表示され、これらの入力欄にユーザが入力することで、店舗端末1Aにこれらの個人情報が送信される(ステップSE5)。また、これと共に、上述したハンドル名や端末の製造番号などが自動的に送信されてもよい。そして、これを受けた店舗端末1Aでは、ユーザ端末固有の会員用IDを発行して住所などの個人情報と共に登録ユーザデータとして登録する(ステップSE6)。そして、店舗端末1Aは、会員登録が完了した旨のデータと共に、発行した会員用IDをユーザ端末2に送信し、当該ユーザ端末2では、端末内に会員用IDを記憶する。一方、ユーザが会員登録を拒んだ場合には、店舗端末1Aから一時会員登録するか否かが問われ(図13(d))、これを受け入れると、店舗端末1Aにて一時会員IDが発行され、上記同様に、端末のハンドル名や製造番号が関連付けられてユーザ登録される。このときのユーザ端末に表示される画面も同様である(図13(e))。
このようにして、ユーザ端末2は、予め自己の端末の固有のデータ(IDなど)を登録しておくことで、後に店舗に来店したときに種々のサービスを受けることができる。そして、上述した会員IDを取得したユーザは、同一システムに加入している店舗間では、自由に電子コンテンツ(クーポン)を使用することができ、また、利用により、あるいは、コンテンツを転送した他のユーザが来店することにより、利用に対するポイントや紹介に対するポイントが与えられ、かかるポイント数に応じて予め設定された特典を受けることができる。そして、このようなことを可能とするため、登録ユーザデータは、複数の店舗端末1A間で共有されている。すなわち、登録ユーザデータベースは、複数の店舗端末1Aからアクセス自在な他のサーバにて管理されている。但し、店舗ごとに登録ユーザデータベースを構築し、各店舗端末1ごとに登録ユーザデータを管理してもよい。なお、仮登録もしていないユーザ端末は電子コンテンツすら取得することができない、というように設定してもよく、登録の有無に関わらず電子コンテンツを取得できる、という設定にしてもよい。
続いて、ユーザαがレストランである店舗Aに訪れて、当該店舗Aにて割引を受けられるクーポンや、ドリンク無料サービスを受けられるクーポンである電子コンテンツを得ようとする。このとき、店舗Aに設置されている店舗端末1Aに、携帯電話であるユーザ端末2に装備されている電話回線以外の近距離無線通信部である赤外線ポート230を、店舗端末1Aの赤外線ポート130に近づける。そして、上述したアプリケーションを起動し、図14(a)に示すように、メニューから「コンテンツ受信」ボタンを選択して、上記クーポンである電子コンテンツを要求するデータを店舗端末1Aに送信する(ステップSE7)。これに応じて、店舗端末1Aは、記憶しているコンテンツの種類(ジャンル)毎に区分け表示した一覧データを、図14(b)に示すように、ユーザ端末2に送信して表示する(ステップSE8)。このとき、一覧データはさらにジャンルごとに分かれて表示されるようにしてあってもよい。例えば、図14(b)に示す例では、A,B,C,Dという4つのジャンルにて区分けられており、各ジャンルに属する電子コンテンツの種類が数字にて示されている。
これに対して、ユーザ端末2は、コンテンツのジャンルを選択することで、図14(c)に示すように、当該ジャンルに含まれている各コンテンツの内容をユーザ端末2に表示させることができ、コンテンツの内容を確認することができる。例えば、提示すると店舗Aの利用料金が10%割引となる電子コンテンツ(クーポン)や、店舗A内でドリンクが無料となる電子コンテンツ、あるいは、商店街の店舗全てにおいて使用できる電子コンテンツもある。そして、ユーザは、希望するコンテンツを選択して、コンテンツを特定するデータを店舗端末1Aに送信することで(ステップSE9)、当該店舗端末1Aから、特定された電子コンテンツデータ、及び、転送条件データが、赤外線ポートを通じてユーザ端末2に送信される(ステップSE10)。そして、ユーザ端末2では、受信したコンテンツを記憶し、転送条件データが設定される(ステップSE11)。すると、図14(d)に示すように、ユーザ端末2にはダウンロード完了画面が表示される。以下、その後、ユーザ端末2間にてコンテンツが転送される時のユーザ端末2の詳細な動作を、図15及び図18を参照して詳述する。
まず、コンテンツがダウンロードされると(ステップSF1)、上述したように、転送条件データとして含められている、経由することが可能な最大ユーザ端末数Umaxと、最大転送可能回数Nmaxと、がユーザ端末2内に設定される(ステップSF2)。また、電子コンテンツに含まれている現在の経由ユーザ端末数Uが抽出される。なお、店舗端末1Aからダウンロードされた際は、「U=0」である。同時に、現在の転送回数Nが、N=0に初期化される(ステップSF3)。続いて、以後、転送されうる電子コンテンツに、ユーザ端末αの会員IDがユーザデータ記憶部223から読み出されて付加され(図11のステップSE12)、上記経由ユーザ端末数Uに「1」が加算され、「U=1」となる(ステップSF4)。なお、現在、店舗端末1Aから電子コンテンツが配信されて1台目のユーザ端末2なので、U=1である。
その後、ユーザαが、上記取得した電子コンテンツを自己が店舗Aにて利用する場合、あるいは、このコンテンツ(クーポン)を友人、知人などに利用してもらいたいと希望する場合には、ユーザ端末αに対象の電子コンテンツを表示する。
まず、ユーザ端末αにて、ユーザが電子コンテンツを端末画面に表示する。このとき、図15(a)に示すように、メニュー画面から「コンテンツ一覧」を選択すると、図15(b)に示すように、取得した全てあるいは一部のコンテンツのサムネイルC1,C2等が表示される。なお、このとき、電子コンテンツを利用する有効期限が設定されている場合には、当該コンテンツ自体に記憶されている有効期限データと端末内における現在の時刻データとを比較して、有効期限までの期間が予め定められた値よりも短いと縁が黄色に表示され、有効期限を過ぎている場合には赤色に表示される。これにより、ユーザは誤って利用不可能な電子コンテンツを利用、あるいは、転送することを抑制することができる。また、有効期限が切れる間近のコンテンツを容易に認識することができるため、コンテンツの利用することを忘れることを抑制することができる。
そして、この中から希望のコンテンツをユーザが選択すると、コンテンツ表示指示が入力されたこととなり(ステップSF5にて肯定判断)、図15(c)に示すように、コンテンツ画面が表示される(ステップSF6)。このとき、画面には、コンテンツ画面自体C1と共に、当該コンテンツが経由されてきたユーザ端末のID(C11)と、これらユーザにて入力されたコメントデータC21と、が表示される。なお、図15(c)の場合は、3つのユーザ端末を経由してきた場合であるが、店舗端末1Aからダウンロードされた直後では、ID及びコメントは何も付加されていない。また、コメントデータC21と共に、ハンドル名が表示されてもよい。このハンドル名により、いかなるユーザがどのようなコメントを付加したか、ということを知ることができ、現在、コンテンツを表示しているユーザが実際に店舗に行くかどうかの参考にすることができる。
このとき、ユーザが電子コンテンツを他のユーザに転送するに際して、コメントを付加したいと希望する場合には、コンテンツを表示した状態で、ユーザ端末2に装備された図示しないファンクションキーを押すと、コメントを入力することを選択するボタンが表示される。これに対して、「コメント入力ボタン」を選択すると、コメント入力可能状態になり、端末のキーを操作することで、コメントデータを入力することができる(ステップSF7にて肯定判断)。そして、このコメントデータは、コンテンツに付加された状態となる(ステップSF8、図11でステップSE13)。すなわち、コンテンツデータにコメントデータとハンドル名、さらには、ユーザ端末の会員IDが関連付けられて、端末内に記憶された状態となる。なお、コメント入力後には、図15(c)に示すように、コメントデータがコンテンツと共に表示された状態となる。
続いて、ユーザαが友人であるユーザβに会ったときに、電子コンテンツを渡すとする。このとき、ユーザは入力部250から電子コンテンツの転送指示を入力する。すなわち、図15(c)に示すように、コンテンツを表示した状態で、「転送」ボタンを選択すると、ユーザから転送指示がユーザ端末2に入力されたこととなる(ステップSF9にて肯定判断)。すると、ユーザ端末2は、上記設定された転送条件データ(Umax,Nmax)に対応するデータ(U,N)を端末内部から読み出して、当該データが転送可能な条件を見たしているか否かを調べる(ステップSF10)。すなわち、コンテンツが経由してきたユーザ端末数Uが最大ユーザ端末数Umaxを越えていないかどうか、転送回数Nが最大転送回数Nmaxを越えていないかどうかを調べる。ここでは、まだ、店舗端末1Aからコンテンツがユーザ端末2に配信された直後であることから、U=1,N=0であり、Umax=3,Nmax=3を越えていないため、転送可能であると判断され(ステップSF10にて肯定判断)、電子コンテンツを赤外線ポートを介してユーザ端末βに転送する(ステップSF11,図11にてステップSE14)。正常に転送処理が完了すると、図15(d)に示す「送信完了」の文字が表示される。このとき、コンテンツと共に、転送条件データ(Umax,Nmax)も共に転送されることは上述した通りであり、さらには、コンテンツには、ユーザ端末αの会員IDと、U(=1)と、コメントデータ(ハンドル名も含む)とが付加されて、ユーザ端末βに転送される。
その後、電子コンテンツを1回転送したので、N=N+1となり、この場合には、N=1となる(ステップSF12)。そして、コンテンツの表示が終了し(ステップSF13)、再び、電子コンテンツの表示指示や転送指示待ちの状態となる(ステップSF5に戻る)。
そして、このユーザα自体が店舗に行く場合には電子コンテンツが表示されることとなる。また、さらに別のユーザにコンテンツが転送される場合にはステップSF12を通過するため、Nの値が加算される。すると、いずれはNmaxと同値あるいはそれを越えることとなり、かかる場合には、転送可能条件を満たしていないこととなり(ステップSF10にて否定判断)、コンテンツ転送不可となり(ステップSF15)、その旨のデータが端末の表示部に表示される。但し、その後、ユーザ端末αでは、さらにコンテンツを表示して利用することは可能である。
次に、電子コンテンツの転送を受けたユーザ端末βの動作について、主に図19のフローチャートを参照して説明する。コンテンツの転送を受けたユーザ端末βでは(ステップSG1)、電子コンテンツと共に転送された転送条件データであるUmax,Nmaxを抽出して、端末内に設定する(ステップSG2)。また、電子コンテンツに含まれる「U」を抽出すると共に、転送回数Nを新たな設定して初期化する(ステップSG3)。さらには、電子コンテンツ自体に、当該コンテンツがユーザ端末βを経由したことを表すべく、当該ユーザ端末βの会員IDを付加し、また、「U」に「1」を加算して、「U=2」とする(ステップSG4、図11のステップSE15)。
そして、これ以降の処理は、上記ユーザ端末αの場合と同様である。すなわち、ユーザβがコンテンツ表示指示を入力すると(ステップSG5にて肯定判断)、端末上に電子コンテンツが表示される(ステップSG6)。このとき、電子コンテンツと共に、経由してきたユーザ端末αのIDと、当該ユーザαにて付加されたコメントデータとが表示される。ユーザβは、これを参考にして店舗に行くか否かを決定することができる。そして、店舗に伺ったときに、店員にコンテンツ表示画面を提示することにより(図11のステップSE16)、当該店舗にて種々のサービスを受けることができる。また、店舗の店員は、コンテンツと共に表示された経由してきたユーザのIDを見ることにより、今、来店しているユーザを紹介したコンテンツ発信元であるユーザを特定することができ、このユーザに対して次回の来店時にドリンクサービスなどのサービスを与えたり、ポイントを与えるなど、特典を付与することができる。そして、この特典を受けたユーザは、また特典を受けることを期待して、さらに別のユーザを紹介することにつとめるようになる。また、店舗の店員は、コンテンツと共に表示されているコメントを収集することができ、ユーザによる店舗の評価を得ることができる。
ここで、ユーザ端末βが店舗に訪れたときに、店舗に対して来店したことを通知する手法として、ユーザ端末から店舗端末1Aに会員IDを送信してもよい。すなわち、ユーザは店舗に訪れたときに、ユーザ端末βの通信部230(赤外線通信ポート)を店舗端末1Aの通信部130(赤外線通信ポート)に向けて、ID送信操作をすることで、会員IDが送信され、店舗端末1Aでは当該IDが一致する登録ユーザが検出され、当該ユーザが来店したことが認識される。このとき、ユーザβには、来店したことによるポイントが加算される。このポイントは、ポイント記憶部124にユーザ端末βのIDに関連付けられて記憶される。また、このとき、ユーザ端末βが、コンテンツに付加されているデータ、例えば、経由してきたユーザのIDや、コメントデータなどを店舗端末1Aに送信することも可能である(図11のステップSE17)。これにより、当該付加データを送信している来店したユーザを紹介したユーザをも店舗端末1Aが認識することができ、そのIDに関連付けて、紹介したことによるポイントが付加される。そして、これらポイント一覧がユーザ端末βに送信される(ステップSE19)。さらには、付加データであるコメントデータが店舗端末1Aに送信されるため、当該店舗端末1Aでは、これを蓄積することで、店舗の評判に関するデータベースを構築することができる。なお、店舗端末1Aに蓄積されるポイントデータ、コメントデータのデータベース例を、図17に示す。図17(a)は、ポイント記憶部124内における各ユーザのポイントデータベースの一例であり、図17(b)は、コメント記憶部125内におけるコメントデータベースの一例である。
ここで、ユーザβがさらに別のユーザにコンテンツを転送すべく、コメントを付加して(ステップSG7にて肯定判断、ステップSG8)、転送指示を入力すると(ステップSG9にて肯定判断)、U,NがそれぞれUmax,Nmaxを越えていないかどうかを調べ(ステップSG10)、越えていなければコンテンツが転送される(ステップSG11)。そして、Nが加算され、N=1となる(ステップSG12)。その後、表示が終了する(ステップSG13)。
そして、上記ユーザ端末βから転送を受けた別のユーザ端末では、図19に示す動作が上述同様に行われるため、U=3となる。従って、U<Umaxを満たさなくなるため、かかるユーザがさらにコンテンツの転送を希望したとしても、それ以上の転送はできない状態となる。この転送可否の様子を表したものを図20に示す。この図に示すように、店舗装置から転送を受けるユーザ端末OではU=1であり、3人のユーザP1,P2,P3に転送可能である。そして、4人目のユーザP4に転送する際には、N=3となっているため、N<Nmaxを満たさず、転送不可となる。続いて、ユーザP1,P2,P3ではU=2であるため、同じく3人のユーザに転送可能となる。ここは、ユーザP1がユーザQ1,Q2に、ユーザP2がユーザQ3に転送したとする。そして、ユーザQ1,Q2,Q3ではU=3となるため、U<Umaxの条件を満たさず、さらにユーザR1,R2には転送不可となる。
そして、仮に、コンテンツの転送回数Nが最大値になってしまったが、さらに転送を希望する場合(図20にてユーザOの場合)には、コンテンツを再取得することが可能である。例えば、コンテンツ表示状態にてユーザ端末上のファンクションキー(図示せず)を押すことにより、図16(a)に示すように、メニュー上に電子コンテンツの再取得をすることを選択するボタンが表示される。かかる表示状態にて、ユーザ端末2を店舗端末1Aの通信部130と通信可能な位置で、「コンテンツ再取得」を選択すると、図16(c)に示すように、特定のコンテンツをリロードするか否かが問われる。そして、「はい」を選択すると、店舗端末1Aからコンテンツが再び転送されるか、あるいは、転送条件データを初期化するデータが配信される。これを受けたユーザ端末では、再びN=0にリセットされ、図16(d)に示すように、コンテンツデータ自体には「オススメコンテンツ」との文字が入り、その後、ユーザにて表示及び転送が行われる。また経由するユーザ数が最大値になってしまったために転送不可能となっているユーザ(図20にてユーザQ1等)はもはや転送できないが、図16(b)に示すように、これまで「転送」が表示されていた箇所に、「世代リセット」ボタンが表示される。そして、このボタンを、ユーザ端末2が店舗端末1Aと通信可能な位置で選択することで、転送条件を初期化する指令が発せられ、上記同様に、新たなコンテンツが配信、あるいは、初期化データが配信される。これにより、ユーザ端末は経由するユーザ数を表す値「U=0」を受信するため、当該端末からさらにコンテンツを配信することができる。
ここで、上記実施例では、電子コンテンツがユーザ端末を経由する度に経由ユーザ端末数Uを加算して、これと最大ユーザ端末数Umaxとを比較して経由するユーザ端末数を制限する方法を説明したが、経由ユーザ端末数を制限する方法はこれに限定されない。例えば、転送条件データとして電子コンテンツと共に配信、転送される最大ユーザ端末数Umaxを、ユーザ端末2を経由する毎に減算していき、最大ユーザ端末数が零になったときに転送を不可にする、という手法にて転送数を制限してもよい。具体的には、以下に示す手法にて行う。
図21には、本実施例にて配信、転送される電子コンテンツのデータ構成の模式図を示すが、コンテンツデータ、転送条件データと共に、経由するユーザのID及びコメントデータを格納するID・コメントデータ領域が形成されている。そして、このID・コメントデータ領域の枠は、予め3つに制限されており、ユーザ端末2に転送される毎にIDの枠が埋まっていく。そして、これが満たされると転送が不可能とされるよう、ユーザ端末の転送可否判断部が判断するよう構成してもよい。すなわち、図21の例では、3つのユーザ端末2を経由すると、ID・コメントデータ領域のID枠が埋まってしまうため、これ以上の転送は不可とされる。
このようにすることにより、本実施例では、転送されるユーザ端末の経由する数が制限されるため、上記実施例1と同様に、コンテンツの付加価値が増すと共に、より身近なユーザ範囲でコンテンツの転送が行われるため、転送を受けたユーザの来店を促すことができる。また、コンテンツには、これまでに経由してきたユーザを特定するIDを見ることができるため、来店したユーザの紹介元であるユーザを認識することができ、そのような他のユーザの来店を促すようなユーザを重要視することができ、さらなる集客を図る対策を採ることができる。
さらに、電子コンテンツには、転送元であるユーザの店舗を利用したときの感想などコメントデータが付加されているため、当該コンテンツを利用できる店舗に関する情報を得ることができ、来店の参考にすることができる。特に、転送が制限された中でコメントつけて転送することにより、より有用なコメントを得ることができる。また、転送途中にて他のユーザにて付加されたコメントも閲覧できるため、さらなる有用なコメントを得ることができる。そして、特に、コメントを付加したユーザを特定することにより、コメントデータの信憑性が増し、さらなる有用データの取得を図ることができる。そして、店舗としても、このコメントデータをユーザ端末から収集して蓄積することで、以後の店舗の運営に役に立てることができる。
ここで、本発明における電子コンテンツは、図15を参照して説明したように、ユーザが端末を操作してコンテンツ表示指示を入力することで、端末上に表示される、という構成になっていることを説明したが、ある条件を満たすと、さらに特別なサービスを受けることができる電子コンテンツがユーザ端末2に表示されるよう設定されていてもよい。すなわち、電子コンテンツ自体のデータが、以下に示すようにコンテンツが表示されるよう構成されていてもよく、電子コンテンツデータとユーザ端末に構築されたコンテンツ表示部214とが協動して、以下のようにコンテンツの表示が制御されてもよい。
ここで、コンテンツが表示される条件の一例を説明する。例えば、図22(a)に示すように、クイズ形式になっており、正解の文字が入力されると、通常のサービスに加えて、さらに特別なサービスを受けることができる電子コンテンツ(図22(b)参照)が表示される。また、図22(c)に示すように、コンテンツ内のルーレットが作動して、「当たり」になると、図22(d)に示すように、当選者用のURLが表示され、かかるURLデータを選択してネットワークを介してアクセスすることで、上記同様に特別なサービスを受けることができる電子コンテンツを取得したり、ゲームを無料でダウンロードできるサイトにアクセスできるなど、種々のサービスを受けることができる。このように、単にコンテンツを表示して使用するだけでなく、さらに特別なサービスを受けることができるコンテンツを取得するためにクイズに答えさせるなどの趣向を凝らすことにより、ユーザによる電子コンテンツへの意識が高まり、当該コンテンツのさらなる利用が促進され、店舗の売り上げの向上を図ることができる。
また、別の例としては、経由したユーザ数に応じてある特定のコンテンツがユーザ端末上で作動するようになる。具体的には、ユーザを3人以上経由すると、あるゲームコンテンツを取得可能なURLがディスプレイに表示されたり、ある店舗であるレストランでの隠しメニューが表示され、これを注文できるようになる。このとき、経由するユーザ端末を所有するユーザの個人情報を、端末内から取得して、上記特別なコンテンツが現れる条件として、経由するユーザの性別や年齢を特定してもよい。これにより、電子コンテンツを発行する店舗などがターゲットとするユーザ層に有効に転送することができる。
本発明は、利用率の高い電子コンテンツを配信するシステムとして、店舗装置は所定の店舗にて、ユーザ端末はユーザにて利用されるため、産業上利用可能である。
1 店舗装置
2 ユーザ端末
3 アプリケーション配信サーバ
14 コンテンツ配信要求受付部
15 コンテンツ配信制御部
16 コンテンツ編集部
17 コンテンツ記憶部(店舗端末側)
18 転送条件記憶部(店舗端末側)
21 コンテンツ要求部
22 コンテンツ転送制御部
23 転送可否判断部
24 コンテンツ表示制御部
25 コンテンツ記憶部(ユーザ端末側)
26 転送条件記憶部(ユーザ端末側)
111 データ受付部
112 コンテンツ配信制御部
113 コンテンツ編集部
114 登録ユーザ管理部
115 ポイント管理部
116 コメントデータ管理部
117 出力制御部
121 コンテンツ記憶部
122 転送条件記憶部
123 登録ユーザ記憶部
124 ポイント記憶部
125 コメント記憶部
211 データ送受信部
212 コンテンツ転送制御部
213 転送可否判断部
214 コンテンツ表示部
215 ユーザ登録部
216 ポイント照会部
217 コメント編集部
221 コンテンツ記憶部
222 転送条件記憶部
223 ユーザデータ記憶部
224 ポイント記憶部
225 コメント記憶部
1A 店舗端末
1B 管理者端末
2a ユーザ
A 店舗
N ネットワーク
2 ユーザ端末
3 アプリケーション配信サーバ
14 コンテンツ配信要求受付部
15 コンテンツ配信制御部
16 コンテンツ編集部
17 コンテンツ記憶部(店舗端末側)
18 転送条件記憶部(店舗端末側)
21 コンテンツ要求部
22 コンテンツ転送制御部
23 転送可否判断部
24 コンテンツ表示制御部
25 コンテンツ記憶部(ユーザ端末側)
26 転送条件記憶部(ユーザ端末側)
111 データ受付部
112 コンテンツ配信制御部
113 コンテンツ編集部
114 登録ユーザ管理部
115 ポイント管理部
116 コメントデータ管理部
117 出力制御部
121 コンテンツ記憶部
122 転送条件記憶部
123 登録ユーザ記憶部
124 ポイント記憶部
125 コメント記憶部
211 データ送受信部
212 コンテンツ転送制御部
213 転送可否判断部
214 コンテンツ表示部
215 ユーザ登録部
216 ポイント照会部
217 コメント編集部
221 コンテンツ記憶部
222 転送条件記憶部
223 ユーザデータ記憶部
224 ポイント記憶部
225 コメント記憶部
1A 店舗端末
1B 管理者端末
2a ユーザ
A 店舗
N ネットワーク
Claims (56)
- 所定の店舗にて提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、他の端末間による前記電子コンテンツの転送を制限する条件が設定された転送条件データを記憶する転送条件記憶手段と、外部の端末からの要求に応じて前記電子コンテンツを前記転送条件データと共に当該外部の端末に配信するコンテンツ配信手段と、を備えた店舗装置と、
前記店舗装置から前記電子コンテンツと共に前記転送条件データを受信するコンテンツ受信手段と、受信した電子コンテンツを表示部に表示するコンテンツ表示手段と、前記電子コンテンツを他の端末に転送するコンテンツ転送手段と、このコンテンツ転送手段にて前記電子コンテンツを転送する際に前記転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限手段と、を備えたユーザ端末と、
から成ることを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記ユーザ端末が、
前記店舗装置に前記電子コンテンツの配信を要求するデータと共に、自己の端末内に予め記憶されている,あるいは,外部から入力されたユーザ端末固有の識別データを前記店舗装置に送信する電子コンテンツ要求手段と、
前記店舗にて所定のサービスを受けるべく前記電子コンテンツと共に、当該電子コンテンツに前記識別データを含めて前記店舗装置に送信する電子コンテンツ提示手段と、
を備えると共に、
前記店舗装置が、
前記ユーザ端末の電子コンテンツ要求手段にて送信された前記識別データを記憶する識別データ記憶手段と、
前記ユーザ端末の電子コンテンツ提示手段にて前記電子コンテンツと共に送信された前記識別データを受信するサービス要求受付手段と、
当該サービス要求受付手段にて受信した前記識別データが、前記識別データ記憶手段に記憶されているか否かを認証する認証手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ配信システム。 - 前記店舗装置と前記ユーザ端末との通信は、近距離無線通信手段を介して行う、ことを特徴とする請求項1又は2記載のコンテンツ配信システム。
- 前記ユーザ端末間における前記電子コンテンツの転送通信は、近距離無線通信手段を介して行う、ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のコンテンツ配信システム。
- 前記ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、前記転送条件データを付加して前記電子コンテンツを他のユーザ端末に転送する機能を有する、ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のコンテンツ配信システム。
- 前記転送条件データは、前記電子コンテンツの転送が可能な最大転送回数を設定したデータであると共に、
前記ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、前記電子コンテンツを転送する毎にその転送回数を加算して記憶し、
前記ユーザ端末の転送制限手段は、前記記憶した転送回数が前記最大転送回数を超えている場合に転送を不可能とする、ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のコンテンツ配信システム。 - 前記転送条件データは、前記電子コンテンツの転送が可能な最大転送回数を設定したデータであると共に、
前記ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、前記電子コンテンツの転送処理を行う毎に前記最大転送回数を減算して更新記憶し、
前記ユーザ端末の転送制限手段は、前記最大転送回数が予め定められた値以下である場合に転送を不可能とする、ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のコンテンツ配信システム。 - 前記転送条件データである最大転送回数は、前記店舗装置から直接、前記電子コンテンツの配信を受けた前記ユーザ端末において有効である、ことを特徴とする請求項6又は7記載のコンテンツ配信システム。
- 前記転送条件データである最大転送回数は、前記電子コンテンツを受信した全ての前記ユーザ端末毎において有効である、ことを特徴とする請求項6又は7記載のコンテンツ配信システム。
- 前記転送条件データは、前記電子コンテンツを転送する際に経由することが可能な最大ユーザ端末数を設定したデータであり、
前記ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、前記転送条件データを付加して前記電子コンテンツを他のユーザ端末に転送する機能を有すると共に、前記電子コンテンツが他のユーザ端末に転送されることにより当該電子コンテンツが経由されるユーザ端末の数を表す経由ユーザ端末数を加算して記憶し、この経由ユーザ端末数を前記電子コンテンツに含めて転送し、
前記ユーザ端末の転送制限手段は、前記電子コンテンツに含まれる経由ユーザ端末数が前記最大ユーザ端末数を超えている場合に転送を不可能とする、ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載のコンテンツ配信システム。 - 前記転送条件データは、前記電子コンテンツを転送する際に経由することが可能な最大ユーザ端末数を設定したデータであり、
前記ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、前記転送条件データを付加して前記電子コンテンツを他のユーザ端末に転送する機能を有すると共に、前記電子コンテンツが他のユーザ端末に転送されることにより当該電子コンテンツが経由されることが可能な残りのユーザ端末数としての前記最大ユーザ端末数を減算して記憶し、この最大ユーザ端末数を前記電子コンテンツに含めて転送し、
前記ユーザ端末の転送制限手段は、前記電子コンテンツに含まれる最大ユーザ端末数が予め定められた値以下である場合に転送を不可能とする、ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載のコンテンツ配信システム。 - 前記転送条件データは、前記電子コンテンツを転送することが可能な最大時刻データであると共に、
前記ユーザ端末の転送制限手段は、前記電子コンテンツを転送する際の時刻データをユーザ端末内部から取得し,当該時刻データが前記最大時刻データを超えている場合に転送を不可能とする、ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10又は11記載のコンテンツ配信システム。 - 前記転送条件データは、前記店舗装置から前記電子コンテンツを受信した時刻を基準とする前記電子コンテンツを転送することが可能な最大時間データであり、
前記ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、前記店舗装置から前記電子コンテンツを取得したときの時刻データを前記電子コンテンツに含めて転送対象であるユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末の転送制限手段は、前記電子コンテンツを転送する際の時刻データをユーザ端末内部から取得し,当該時刻データと前記店舗装置から前記電子コンテンツを取得したときの時刻データとの差分時間が前記最大時間データを超えている場合に転送を不可能とする、ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10又は11記載のコンテンツ配信システム。 - 前記ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、ユーザ端末内に予め記憶されている、あるいは、外部から入力された当該ユーザ端末固有の識別データを前記電子コンテンツに含めて当該電子コンテンツを転送すると共に、
前記ユーザ端末のコンテンツ表示手段は、前記電子コンテンツと共に前記識別データを表示する機能を有する、ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12又は13記載のコンテンツ配信システム。 - 前記ユーザ端末が、外部から入力されるコメントデータを受け付けて前記電子コンテンツと関連付けて記憶するコメント付加手段を備えると共に、
前記ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、前記コメントデータを前記電子コンテンツに含めて転送し、
前記ユーザ端末のコンテンツ表示手段は、前記電子コンテンツに含まれている前記コメントデータを表示部に表示する機能を有する、ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13又は14記載のコンテンツ配信システム。 - 前記ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、すでに前記電子コンテンツに含まれているコメントデータに加えて、前記コメント付加手段にて新たに受け付けたコメントデータを前記電子コンテンツに含めて転送する、ことを特徴とする請求項15記載のコンテンツ配信システム。
- 前記ユーザ端末のコンテンツ転送手段は、ユーザ端末内に予め記憶されている、あるいは、外部から入力された当該ユーザ端末固有の識別データを前記電子コンテンツに含めて転送すると共に、
前記ユーザ端末のコンテンツ表示手段は、前記電子コンテンツ及び前記コメントデータと共に前記識別データを表示部に表示する機能を有する、ことを特徴とする請求項15又は16記載のコンテンツ配信システム。 - 前記識別データは、転送元であるユーザ端末を所有するユーザを特定するデータである、ことを特徴とする請求項17記載のコンテンツ配信システム。
- 前記ユーザ端末は、前記電子コンテンツに転送する際に当該電子コンテンツに含められた前記識別データを前記店舗端末に送信する付加データ送信手段を備えると共に、
前記店舗装置は、外部から入力された前記識別データに基づいて前記ユーザ端末毎に登録ユーザデータとしてユーザ登録するユーザ登録手段と、前記ユーザ端末の付加データ送信手段にて送信される前記識別データを受信する付加データ受信手段と、この受信した識別データが前記登録ユーザデータ内に存在するか否かを認証する登録ユーザ認証手段と、を備えたことを特徴とする請求項14,17又は18記載のコンテンツ配信システム。 - 前記ユーザ端末は、前記電子コンテンツに転送する際に当該電子コンテンツに含められた前記コメントデータを前記店舗端末に送信する付加データ送信手段を備えると共に、
前記店舗装置は、前記ユーザ端末の付加データ送信手段にて送信される前記コメントデータを受信する付加データ受信手段と、この受信したコメントデータを記憶して外部からの要求に応じて出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする請求項15,16,17又は18記載のコンテンツ配信システム。 - 前記店舗装置のコンテンツ配信手段は、前記ユーザ端末からの前記電子コンテンツの再配信要求に応じて当該コンテンツの転送制限を初期化する指令となる転送条件初期化指令データを前記ユーザ端末に送信する機能を備えると共に、
前記ユーザ端末が、前記転送制限手段にて転送することが不可能とされた電子コンテンツの再配信を前記店舗端末に要求するコンテンツ再配信要求手段と、この要求に応じて前記店舗装置のコンテンツ配信手段にて配信された前記転送条件初期化指令データに基づいて,転送条件データ自体あるいはユーザ端末内に設定された転送条件データと比較されるデータを初期化する転送条件初期化手段と、を備えたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19又は20記載のコンテンツ配信システム。 - 所定の店舗にて端末に表示して提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを、外部の端末からの要求に応じて配信する店舗装置であって、
他の端末間にて転送が可能なデータである前記電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
他の端末間による前記電子コンテンツの転送を当該端末内で制限する条件が設定された転送条件データであって,前記電子コンテンツと共に前記他の端末間で転送される前記転送条件データを記憶する転送条件記憶手段と、
外部の端末からの要求に応じて前記電子コンテンツを前記転送条件データと共に当該外部端末に配信するコンテンツ配信手段と、
を備えたことを特徴とする店舗装置。 - 外部の端末から前記電子コンテンツの配信要求時に送信される当該外部端末の固有の識別データを記憶する識別データ記憶手段と、
前記店舗による所定のサービスを受けるべく外部の端末から前記電子コンテンツと共に送信される当該外部端末の固有の識別データを受信するサービス要求受付手段と、
当該サービス要求受付手段にて受信した前記識別データが、前記識別データ記憶手段に記憶されているか否かを認証する認証手段と、
を備えたことを特徴とする請求項22記載の店舗装置。 - 前記店舗装置は、前記外部端末に対して通信を行う近距離無線通信手段を備えた、ことを特徴とする請求項22又は23記載の店舗装置。
- 前記転送条件データは、前記電子コンテンツの転送が可能な最大転送回数を設定したデータである、ことを特徴とする請求項22,23又は24記載の店舗装置。
- 前記転送条件データは、前記電子コンテンツを転送する際に経由することが可能な最大の外部端末数を設定したデータである、ことを特徴とする請求項22,23,24又は25記載の店舗装置。
- 前記転送条件データは、前記電子コンテンツを転送することが可能な最大時刻データである、ことを特徴とする請求項22,23,24,25又は26記載の店舗装置。
- 前記転送条件データは、前記店舗装置から前記電子コンテンツを受信した時刻を基準とする前記電子コンテンツを転送することが可能な最大時間データである、ことを特徴とする請求項22,23,24,25又は26記載の店舗装置。
- 外部から入力される外部の端末毎に設定された識別データを登録ユーザデータとしてユーザ登録するユーザ登録手段と、
外部の端末から前記電子コンテンツと共に当該電子コンテンツに付加された外部端末の固有の識別データを受信する付加データ受信手段と、
当該付加データ受信手段にて受信した前記識別データが、前記登録ユーザデータに記憶されているか否かを認証する登録ユーザ認証手段と、
を備えたことを特徴とする請求項22,23,24,25,26,27又は28記載の店舗装置。 - 前記付加データ受信手段は、前記電子コンテンツに付加された外部の端末に入力されたコメントデータを受け付けると共に、
この受信したコメントデータを記憶して外部からの要求に応じて出力する出力手段を備えた、ことを特徴とする請求項29記載の店舗装置。 - 前記コンテンツ配信手段は、外部の端末からの前記電子コンテンツの再配信要求に応じて当該コンテンツの転送制限を初期化する指令となる転送条件初期化指令データを当該外部の端末に送信する機能を備えた、ことを特徴とする請求項22,23,24,25,26,27,28,29又は30記載の店舗装置。
- 所定の店舗にて提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを、所定の店舗装置から配信を受けて表示部に表示するコンテンツ表示手段を備えたユーザ端末であって、
前記電子コンテンツと共に,他の端末間による前記電子コンテンツの転送を当該端末内で制限する条件が設定された転送条件データを前記店舗装置から受信するコンテンツ受信手段と、
前記電子コンテンツを他の端末に転送するコンテンツ転送手段と、
このコンテンツ転送手段にて前記電子コンテンツを転送する際に前記転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限手段と、
を備えたことを特徴とするユーザ端末。 - 所定の店舗にてユーザ端末に表示して提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを、前記ユーザ端末からの要求に応じて配信する店舗装置が配信するコンテンツ配信方法であって、
前記店舗装置が、前記電子コンテンツと共に記憶している,他の端末間による前記電子コンテンツの転送を制限する条件が設定された転送条件データを、前記ユーザ端末からの要求に応じて当該ユーザ端末に配信するコンテンツ配信工程と、
前記ユーザ端末が、前記店舗装置にて配信された前記電子コンテンツと共に前記転送条件データを受信するコンテンツ受信工程と、
当該受信した電子コンテンツを表示部に表示するコンテンツ表示工程と、
このコンテンツ表示工程に前後して、前記電子コンテンツを他のユーザ端末に転送するコンテンツ転送工程と、
このコンテンツ転送工程にて前記電子コンテンツを転送する際に前記転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限工程と、
から成ることを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 所定の店舗にて端末に表示して提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを、外部の端末からの要求に応じて配信する店舗装置に、
他の端末間にて転送が可能なデータである前記電子コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段、
他の端末間による前記電子コンテンツの転送を当該端末内で制限する条件が設定された転送条件データであって,前記電子コンテンツと共に前記他の端末間で転送される前記転送条件データを記憶する転送条件記憶手段、
外部の端末からの要求に応じて前記電子コンテンツを前記転送条件データと共に当該外部端末に配信するコンテンツ配信手段、
とを実現するためのプログラム。 - 所定の店舗にて提示することにより所定のサービスの提供を受けることが可能な電子コンテンツを、所定の店舗装置から配信を受けて表示部に表示する機能を備えたユーザ端末に、
前記電子コンテンツと共に,他の端末間による前記電子コンテンツの転送を当該端末内で制限する条件が設定された転送条件データを前記店舗装置から受信するコンテンツ受信手段、
前記電子コンテンツを他の端末に転送するコンテンツ転送手段、
このコンテンツ転送手段にて前記電子コンテンツを転送する際に前記転送条件データに基づいて当該電子コンテンツの転送を制限する転送制限手段、
とを実現するためのプログラム。 - 前記請求項35記載のプログラムを前記ユーザ端末からの要求に応じて当該ユーザ端末にネットワークを介して送信するウェブサーバ。
- 所定の電子コンテンツと、当該電子コンテンツが転送されるごとに転送回数が加算される転送データと、を第一の携帯端末に送信する電子コンテンツ送信手段と、
前記第一の携帯端末から,あるいは,前記第一の携帯端末から前記電子コンテンツの転送を受けた他の携帯端末から,前記電子コンテンツ及び転送データの転送を受けた第二の携帯端末が送信する前記転送データを受信する転送データ受信手段と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ送信装置。 - 前記電子コンテンツを記憶したコンテンツ記憶手段を備えたことを特徴とする請求項37記載のコンテンツ送信装置。
- 前記転送データは、前記電子コンテンツが転送される時間を制限するデータを含むことを特徴とする請求項37又は38記載のコンテンツ送信装置。
- 所定の電子コンテンツを閲覧あるいは取得可能なネットワーク上のウェブサイトにアクセス可能なアドレスデータと、当該アドレスデータが転送されるごとに転送回数が加算される転送データと、を第一の携帯端末に送信する電子コンテンツ送信手段と、
前記第一の携帯端末から,あるいは,前記第一の携帯端末から前記アドレスデータの転送を受けた他の携帯端末から,前記アドレスデータ及び転送データの転送を受けた第二の携帯端末が送信する前記転送データを受信する転送データ受信手段と、
を備えたことを特徴とするコンテンツ送信装置。 - 前記転送データは、前記アドレスデータが転送される時間を制限するデータを含むことを特徴とする請求項40記載のコンテンツ送信装置。
- 前記電子コンテンツ送信手段は、前記第一の携帯端末からの要求に応じて送信する、ことを特徴とする請求項37,38,39,40又は41記載のコンテンツ送信装置。
- 前記転送データ受信手段にて受信した転送データに基づいて転送回数を判別する転送回数判別手段を備えたことを特徴とする請求項37,38,39,40,41又は42記載のコンテンツ送信装置。
- 転送回数に応じて予め設定された、前記転送データを送信した第二の携帯端末を所有するユーザに対するコンテンツ送信装置が設置された所定の施設の対応内容を表すデータを記憶すると共に、
このデータと前記受信した転送データによる転送回数とに基づいて、前記転送回数判別手段が、前記所定の施設の対応内容を決定する機能を有する、ことを特徴とする請求項43記載のコンテンツ送信装置。 - 電子コンテンツは、所定の店舗にて提示することで当該店舗にて所定のサービスの提供を受けることが可能なコンテンツである、ことを特徴とする請求項37,38,39,40,41,42,43又は44記載のコンテンツ送信装置。
- 前記転送データ受信手段は、前記第二の携帯端末から送信された、コンテンツ送信装置が設置されている施設のサービスを受けたい旨を表すサービス要求データを受信する、ことを特徴とする請求項37,38,39,40,41,42,43,44又は45記載のコンテンツ送信装置。
- 前記転送データは、前記携帯端末上で現在の転送回数の表示が可能な構造のデータである、ことを特徴とする請求項37,38,39,40,41,42,43,44,45又は46記載のコンテンツ送信装置。
- 前記携帯端末間における前記転送データの転送は、所定の通信基地局を介さない通信方式にて行われる、ことを特徴とする請求項37,38,39,40,41,42,43,44,45,46又は47記載のコンテンツ送信装置。
- 前記通信方式は、前記携帯端末間の赤外線通信方式にて行われる、ことを特徴とする請求項48記載のコンテンツ送信装置。
- 所定の電子コンテンツと当該電子コンテンツが転送されるごとに転送回数が加算される転送データとが、第一の携帯端末から,あるいは,前記第一の携帯端末から前記電子コンテンツの転送を受けた他の携帯端末から,前記電子コンテンツ及び転送データの転送を受けた第二の携帯端末が送信する前記転送データを受信した所定の装置から、前記転送データの転送を受け、当該受け取った転送データに基づいて転送回数を判別する転送回数判別手段を備えた、ことを特徴とする転送データ判別装置。
- 前記転送データは、前記電子コンテンツが転送される時間を制限するデータを含むことを特徴とする請求項50記載の転送データ判別装置。
- 所定の電子コンテンツを閲覧あるいは取得可能なネットワーク上のウェブサイトにアクセス可能なアドレスデータと当該アドレスデータが転送されるごとに転送回数が加算される転送データとが、第一の携帯端末から,あるいは,前記第一の携帯端末から前記アドレスデータの転送を受けた他の携帯端末から,前記アドレスデータ及び転送データの転送を受けた第二の携帯端末が送信する前記転送データを受信した所定の装置から、前記転送データの転送を受け、当該受け取った転送データに基づいて転送回数を判別する転送回数判別手段を備えた、ことを特徴とする転送データ判別装置。
- 前記転送データは、前記アドレスデータが転送される時間を制限するデータを含むことを特徴とする請求項52記載の転送データ判別装置。
- 転送回数に応じて予め設定された、前記転送データを送信した第二の携帯端末を所有するユーザに対する所定の施設の対応内容を表すデータを記憶すると共に、
このデータと前記受信した転送データによる転送回数とに基づいて、前記転送回数判別手段が、前記所定の施設の対応内容を決定する機能を有する、ことを特徴とする請求項50,51,52又は53記載の転送データ判別装置。 - 電子コンテンツは、所定の店舗にて提示することで当該店舗にて所定のサービスの提供を受けることが可能なコンテンツである、ことを特徴とする請求項50,51,52,53又は54記載の転送データ判別装置。
- 前記転送データは、前記携帯端末上で現在の転送回数の表示が可能な構造のデータである、ことを特徴とする請求項50,51,52,53,54又は55記載の転送データ判別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004017531A JP2005209114A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | コンテンツ配信システム及び方法並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004017531A JP2005209114A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | コンテンツ配信システム及び方法並びにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005209114A true JP2005209114A (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=34902326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004017531A Pending JP2005209114A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | コンテンツ配信システム及び方法並びにプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005209114A (ja) |
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007072906A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Toshiba Tec Corp | 販売促進システム、当該システムで用いられる端末、販売促進方法および販売促進プログラム |
JP2008059217A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Xing Inc | 管理方法、管理システム、管理装置及びプログラム |
JP2008225626A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Nec Corp | クーポン利用端末およびクーポン利用制御プログラム |
JP2008299674A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Yahoo Japan Corp | 対面アフェリエイトシステム |
JP2010176282A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Ipoca Inc | 電子クーポン表示システム |
JP2010531028A (ja) * | 2007-06-20 | 2010-09-16 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 動的電子クーポンの管理 |
JP2010531027A (ja) * | 2007-06-20 | 2010-09-16 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | モバイル環境のための動的電子クーポン |
JP2010257165A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Casio Computer Co Ltd | サーバ装置、プログラム及びポイントサービスシステム |
JP2012108941A (ja) * | 2012-02-07 | 2012-06-07 | Fujitsu Ltd | 無線端末及びその制御方法 |
JP2013089071A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Alit Co Ltd | 商取引促進システム |
JP2013196120A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Nomura Research Institute Ltd | 評判情報システム |
JP2013200739A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Nomura Research Institute Ltd | 評判情報システム |
US8552903B2 (en) | 2006-04-18 | 2013-10-08 | Qualcomm Incorporated | Verified distance ranging |
JP2014110011A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Yahoo Japan Corp | 会員登録システム、会員登録装置および会員登録方法 |
US8837724B2 (en) | 2007-03-27 | 2014-09-16 | Qualcomm Incorporated | Synchronization test for device authentication |
US8886125B2 (en) | 2006-04-14 | 2014-11-11 | Qualcomm Incorporated | Distance-based association |
JP2014215131A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 日産自動車株式会社 | 車両用情報提示装置 |
US9141961B2 (en) | 2007-06-20 | 2015-09-22 | Qualcomm Incorporated | Management of dynamic mobile coupons |
US9215581B2 (en) | 2006-04-14 | 2015-12-15 | Qualcomm Incorported | Distance-based presence management |
WO2019181647A1 (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社AliveCast | 電子チケット処理装置、電子チケット処理システム、電子チケット処理プログラムおよび電子チケット処理方法 |
US10542372B2 (en) | 2011-03-15 | 2020-01-21 | Qualcomm Incorporated | User identification within a physical merchant location through the use of a wireless network |
RU2770436C2 (ru) * | 2016-06-27 | 2022-04-18 | ДжиЭндДжи КОММЕРС ЛТД. | Система и способ предоставления мобильной рекламы |
-
2004
- 2004-01-26 JP JP2004017531A patent/JP2005209114A/ja active Pending
Cited By (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007072906A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Toshiba Tec Corp | 販売促進システム、当該システムで用いられる端末、販売促進方法および販売促進プログラム |
US9510383B2 (en) | 2006-04-14 | 2016-11-29 | Qualcomm Incorporated | System and method of associating devices based on actuation of input devices and signal strength |
US9215581B2 (en) | 2006-04-14 | 2015-12-15 | Qualcomm Incorported | Distance-based presence management |
US8886125B2 (en) | 2006-04-14 | 2014-11-11 | Qualcomm Incorporated | Distance-based association |
US9591470B2 (en) | 2006-04-14 | 2017-03-07 | Qualcomm Incorporated | System and method for enabling operations based on distance to and motion of remote device |
US8552903B2 (en) | 2006-04-18 | 2013-10-08 | Qualcomm Incorporated | Verified distance ranging |
JP2008059217A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Xing Inc | 管理方法、管理システム、管理装置及びプログラム |
JP2008225626A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Nec Corp | クーポン利用端末およびクーポン利用制御プログラム |
US8837724B2 (en) | 2007-03-27 | 2014-09-16 | Qualcomm Incorporated | Synchronization test for device authentication |
JP2008299674A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Yahoo Japan Corp | 対面アフェリエイトシステム |
US9747613B2 (en) | 2007-06-20 | 2017-08-29 | Qualcomm Incorporated | Dynamic electronic coupon for a mobile environment |
US9524502B2 (en) | 2007-06-20 | 2016-12-20 | Qualcomm Incorporated | Management of dynamic electronic coupons |
US9141961B2 (en) | 2007-06-20 | 2015-09-22 | Qualcomm Incorporated | Management of dynamic mobile coupons |
JP2013229030A (ja) * | 2007-06-20 | 2013-11-07 | Qualcomm Inc | モバイル環境のための動的電子クーポン |
US9483769B2 (en) | 2007-06-20 | 2016-11-01 | Qualcomm Incorporated | Dynamic electronic coupon for a mobile environment |
JP2010531027A (ja) * | 2007-06-20 | 2010-09-16 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | モバイル環境のための動的電子クーポン |
JP2010531028A (ja) * | 2007-06-20 | 2010-09-16 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 動的電子クーポンの管理 |
JP2010176282A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Ipoca Inc | 電子クーポン表示システム |
JP2010257165A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Casio Computer Co Ltd | サーバ装置、プログラム及びポイントサービスシステム |
US10542372B2 (en) | 2011-03-15 | 2020-01-21 | Qualcomm Incorporated | User identification within a physical merchant location through the use of a wireless network |
JP2013089071A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Alit Co Ltd | 商取引促進システム |
JP2012108941A (ja) * | 2012-02-07 | 2012-06-07 | Fujitsu Ltd | 無線端末及びその制御方法 |
JP2013196120A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Nomura Research Institute Ltd | 評判情報システム |
JP2013200739A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Nomura Research Institute Ltd | 評判情報システム |
JP2014110011A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Yahoo Japan Corp | 会員登録システム、会員登録装置および会員登録方法 |
JP2014215131A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | 日産自動車株式会社 | 車両用情報提示装置 |
RU2770436C2 (ru) * | 2016-06-27 | 2022-04-18 | ДжиЭндДжи КОММЕРС ЛТД. | Система и способ предоставления мобильной рекламы |
WO2019181647A1 (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社AliveCast | 電子チケット処理装置、電子チケット処理システム、電子チケット処理プログラムおよび電子チケット処理方法 |
JP2019164691A (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 株式会社AliveCast | 電子チケット処理装置、電子チケット処理システム、電子チケット処理プログラムおよび電子チケット処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005209114A (ja) | コンテンツ配信システム及び方法並びにプログラム | |
JP7297326B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム | |
JP5683730B2 (ja) | 効率的な取引のためのユーザプロファイルおよび地理的位置 | |
US8170532B2 (en) | Method and system for identification using a portable wireless communication device of a person | |
US11363437B2 (en) | Patron service method utilizing near-field communication tag identifiers | |
JP2005115843A (ja) | サービス提供システム、サーバ、端末装置及びサービス提供方法 | |
EP2369546A1 (en) | System and method for providing electronic coupons | |
JP4865904B1 (ja) | アフィリエイトシステム及びアフィリエイト方法並びにサーバ | |
US20020168967A1 (en) | Establishing a local wireless intranet for retail customers | |
JP2008234422A (ja) | ラリーゲームシステム | |
KR101428969B1 (ko) | 메신저 서버와 인스턴트 메시징 서비스를 이용한 정보 검색 시스템 및 방법 | |
KR20180118392A (ko) | Sns를 이용한 쇼핑몰 상품의 광고 시스템 및 방법 | |
JP2004362045A (ja) | グループ認証システム,サーバ装置,プログラム,記録媒体及びグループ認証方法。 | |
JP6399986B2 (ja) | 情報提供システム | |
JP2013041405A (ja) | ソーシャルネットワーキングシステム | |
JP2001283024A (ja) | 仮想店舗管理装置、仮想店舗管理方法および仮想店舗管理システムならびに情報記録媒体 | |
JP2005203928A (ja) | 情報伝達システム及び方法 | |
WO2007062488A1 (en) | Personal transmitter/receiver | |
US20100030652A1 (en) | Hosting Interactive Management System | |
JP5451690B2 (ja) | 通信システム、サーバ、ポイント付与方法およびプログラム | |
JP2002154661A (ja) | 配送商品受取システム | |
KR20080096613A (ko) | 위치기반서비스를 이용한 오프라인에서의 만남 주선 시스템및 그 주선 방법 | |
JP2004240708A (ja) | 位置情報に基づく情報配信システム及び方法 | |
JP2020181397A (ja) | 注文管理システム、注文管理方法および注文管理サーバ | |
JP2020201906A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090831 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091124 |