JP2005207851A - 接触検出装置および開閉装置 - Google Patents

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弘之 荻野
Shigeki Ueda
茂樹 植田
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修治 伊藤
Toru Sugimori
透 杉森
Yoshio Tanimura
芳男 谷村
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Abstract

【課題】従来は物体Mがタッチセンサ3に接触してから電極5同士が接触するまでに少なくとも電極間の距離分だけスライドドア2が移動し、その分だけ挟み込みの検出が遅れ、スライドドア2が反転後退するまで物体に余計な荷重が印加されてしまうといった課題があった。
【解決手段】保持手段11には支持手段12により支持されていない変形のしやすい部位があるので、物体接触時に感圧手段10がすぐに変形しやすく、物体の接触を即座に検出することができ、挟み込みの際に余計な荷重印加がなくなる。また、保持手段11は弾性があるので、物体の接触による荷重を緩衝することができる上、保持手段11において支持手段12により支持されていない部位は物体の接触による荷重の印加により変形しやすいので、物体の接触による荷重をさらに緩衝することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、物体の接触を検出する接触検出装置および前記接触検出装置を備えた開閉装置に関するものである。
従来、この種の接触検出装置および開閉装置には、荷重が印加されると複数の電極が接触して導通するタッチセンサがある(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された従来の開閉装置である。図8において、自動車のボディーまたは前方座席側ドアの端部に設けられた開口部1を開閉する開閉部としてスライドドア2が設けられ、モータ(図示せず)により電動で開閉する。図9(a)、(b)は図8のA−A線における断面図である。図9(a)は開口部1とスライドドア2との間に物体の挟み込みがない場合、図9(b)は開口部1とスライドドア2との間に物体の挟み込みがある場合を示している。図9(a)、(b)において、タッチセンサ3は空隙部4を挟んで対抗する4つの電極5と、電極5を固定・被覆する軟質性ゴム部6および硬質性ゴム部7とを備えている。タッチセンサ3はフランジ部8に近接して配設され、取付け金具9を介してスライドドア2の側端部に固定されている。スライドドア2が全閉した時にタッチセンサ3が開口部1に接触しないようにタッチセンサ3と開口部1との間にはスペースが設けられている。
上記構成により、スライドドア2が閉動作中に図9(b)のように物体Mが挟み込まれると、挟み込みの衝撃荷重によりタッチセンサ3の先端領域がつぶれて、タッチセンサ3の電極5同士が接触し挟み込みが検出され、スライドドア2の閉動作が停止されて反転後退させられる。
特開2002−235480号公報
しかしながら、前記従来の構成では、物体Mがタッチセンサ3に接触してから電極5同士が接触するまでに少なくとも電極間の距離分だけスライドドア2が移動するので、その分だけ挟み込みの検出が遅れるので、スライドドア2が反転後退するまで物体Mがスライドドア2の側端部に押し込まれてしまい、荷重を余計に印加されてしまうといった課題があった。
また、タッチセンサ3が挟み込みを検出してからモータが反転を開始しようとしても、スライドドア2の重量により慣性力が働き、瞬時に反転はしない。すなわち、タッチセンサ3が挟み込みを検出してからも暫時、スライドドア2は閉止方向に移動してしまう。この際、タッチセンサ3は空隙部4がつぶれてしまっていて、硬質性ゴム部7や取付け金具9では荷重を吸収できない。従って、スライドドア2の慣性による移動で物体Mにはさらに急激な荷重が印加されてしまうといった課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、物体の接触を即座に検出することにより、上記のような余計な荷重印加がなく、さらに、物体の接触検出後に慣性力によるドア移動のため物体に印加される荷重を低減できる接触検出装置および開閉装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の接触検出装置および開閉装置は、変形に応じた出力信号を発生する感圧手段と、前記感圧手段を弾性保持する保持手段と、前記保持手段を支持する支持手段と、前記感圧手段の出力信号に基づき前記感圧手段または前記保持手段への物体の接触を検出する接触検出手段とを備え、前記支持手段に前記保持手段を支持しない複数の部位を設けたもので、前記保持手段が前記感圧手段を弾性保持している上、前記保持手段には前記支持手段により支持されていない変形のしやすい部位があるので、物体接触時に感圧手段がすぐに変形しやすく、物体の接触を即座に検出する。
また、前記保持手段は弾性があるので、物体の接触による荷重を緩衝することができる上、前記保持手段において前記支持手段により支持されていない部位は物体の接触による荷重の印加により変形しやすいので、物体の接触による荷重をさらに緩衝することができる。
本発明の接触検出装置および開閉装置は、変形に応じた出力信号を発生する感圧手段と、前記感圧手段を弾性保持する保持手段と、前記保持手段を支持する支持手段と、前記感圧手段の出力信号に基づき前記感圧手段または前記保持手段への物体の接触を検出する接触検出手段とを備え、前記支持手段に前記保持手段を支持しない複数の部位を設けたもので、前記保持手段が前記感圧手段を弾性保持している上、前記保持手段には前記支持手段により支持されていない変形のしやすい部位があるので、物体接触時に感圧手段がすぐに変形しやすく、物体の接触を即座に検出することができ、ドア等での挟み込みの際に余計な荷重印加がなくなる。
また、前記保持手段は弾性があるので、物体の接触による荷重を緩衝することができる上、前記保持手段において前記支持手段により支持されていない部位は物体の接触による荷重の印加により変形しやすいので、物体の接触による荷重をさらに緩衝することができる。
第1の発明は、変形に応じた出力信号を発生する感圧手段と、前記感圧手段を弾性保持する保持手段と、前記保持手段を支持する支持手段と、前記感圧手段の出力信号に基づき前記感圧手段または前記保持手段への物体の接触を検出する接触検出手段とを備え、前記支持手段に前記保持手段を支持しない複数の部位を設けたもので、前記保持手段が前記感圧手段を弾性保持している上、前記保持手段には前記支持手段により支持されていない変形のしやすい部位があるので、物体接触時に感圧手段がすぐに変形しやすく、物体の接触を即座に検出することができ、ドア等での挟み込みの際に余計な荷重印加がなくなる。また、前記保持手段は弾性があるので、物体の接触による荷重を緩衝することができる上、前記保持手段において前記支持手段により支持されていない部位は物体の接触による荷重の印加により変形しやすいので、物体の接触による荷重をさらに緩衝することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の支持手段が櫛型の支持部を備えたもので、櫛型の支持部の間に前記保持手段を支持しない複数の部位を設けることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の支持手段が同一平面上で交互に突出方向の異なる支持部を備えたことにより、方向性がなく均等に荷重を緩衝することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の感圧手段が可撓性を有する圧電センサを備えたもので、物体の接触による変形の加速度に応じた出力信号を発生するので、応答性が速く、物体の接触を即座に検出することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の接触検出装置を用い、開口部と、前記開口部を開閉する開閉部と、前記開閉部を駆動する駆動手段と、前記開口部と前記開閉部の少なくとも1つに配設された前記接触検出装置と、前記開閉部が閉動作中または開動作中に前記接触検出装置で物体の接触が検出されると開閉動作を停止するか、または、反転するよう前記駆動手段を制御する制御手段とを備えたもので、前記接触検出装置により物体の接触を即座に検出して挟み込みの際に余計な荷重印加がなくなる開閉装置を実現できる。また、接触検出装置により物体の接触による荷重をさらに緩衝することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における接触検出装置および開閉装置の構成図を示すものである。尚、本実施の形態は本発明の接触検出装置および開閉装置を図8に示したような自動車の電動のスライドドアに適用したものである。図1(a)、(b)は本実施の形態における接触検出装置および開閉装置で、図8のA−A線に相当する断面図である。図1(a)はスライドドア2が完全に閉じた状態を示し、図1(b)はスライドドア2と開口部8の間に物体Mが挟み込まれた状態を示している。図1(a)、(b)では、向かって左側が自動車の前方、向かって右側が自動車の後方である。
図1(a)、(b)において感圧手段10が弾性体からなる保持手段11により弾性保持されている。前記弾性体としては、発泡性の熱可塑性エラストマーや、発泡性のEPDM、発泡ウレタン等が用いられ、感圧手段10よりも柔軟性を有している。物体Mの接触時に感圧手段10が変形しやすくなるよう、さらに柔軟性をもたせるために、感圧手段10と隣接して保持手段11に中空部を設けた構成としてもよい。保持手段11はその基底部11aで支持手段12により支持されている。支持手段12はスライドドア2の側端部2aに固定されている。
図2(a)、(b)に本実施の形態における接触検出装置の感圧手段10、保持手段11、支持手段12の構成図を示す。図2(a)は物体Mの接触がない状態を示し、図2(b)は物体Mの接触がある状態を示している。図2(a)、(b)において、支持手段12は、保持手段11を支持する櫛型の支持部12aと、支持部12a間に保持手段11を支持しない複数の部位12bと、支持手段12をスライドドア2の側端部に固定するための固定部12cとを備えている。
図3(a)に感圧手段10の構成図を、図3(b)に図3(a)のBB位置における断面図を示す。図3(a)において、感圧手段10は、可撓性を有する圧電センサ10aと、圧電センサ10aの先端側に配設された断線検出用の抵抗体10bとを備えている。感圧手段10は、保持手段11への物体Mの接触を検出する接触検出手段13と接続されている。接触検出手段13は、電源供給用と検出信号出力用のケーブル部14と、コネクタ部15とを介して後述する制御手段に接続されている。
図3(b)において、圧電センサ10aは、中心電極101、圧電体層102、外側電極103、被覆層104である。中心電極101は通常の金属単線導線を用いてもよいが、ここでは絶縁性高分子繊維の周囲に金属コイルを巻いた電極を用いている。前記絶縁性高分子繊維と前記金属コイルとしては、電気毛布において商業的に用いられているポリエステル繊維と銀を5wt%含む銅合金がそれぞれ好ましい。
圧電体層102は一般的にはポリフッ化ビニリデン等の樹脂系の高分子圧電体を用いればよいが、ポリエチレン系樹脂等の高分子基材中に圧電セラミックスの粉体を混合した複合圧電体を用いると高温耐久性が向上する。
外側電極103は高分子層の上に金属膜の接着された帯状電極を用い、これを圧電体層102の周囲に螺旋状に巻きつけた構成としている。そして、高分子層としてはポリエチレン・テレフタレート(PET)を用い、この上にアルミニウム膜を接着した電極は、120℃で高い熱的安定性を有するとともに商業的にも量産されているので、外側電極103として好ましい。尚、圧電センサ9を外部環境の電気的雑音からシールドするために、外側電極103は部分的に重なるようにして圧電体層102の周囲に巻きつけることが好ましい。
被覆層104としては、ウレタン、ポリエチレン、塩化ビニール、熱可塑性エラストマなどの適切な弾性の高分子材料が用いられる。
図4に本実施の形態の接触検出装置16および開閉装置17のブロック図を示す。図4において、接触検出装置16は前述したように感圧手段10の出力信号に基づき物体Mの接触を検出する接触検出手段13を備え、開閉装置17は、接触検出装置16と、開閉部としてのスライドドア2を駆動する駆動手段18と、接触検出装置16で物体Mの接触が検出されるとスライドドア2の開閉動作を停止するか、または、反転するよう駆動手段18を制御する制御手段19を備えている。駆動手段18は電動のモータでスライドドア2を駆動する公知の構成を備えている。
以上のように構成された接触検出装置および開閉装置について、以下その動作、作用を説明する。
図1(b)に示すようにスライドドア2と開口部1との間に物体Mが挟み込まれると、物体Mが保持手段11に接触し、保持手段11および感圧手段10が押圧される。保持手段11は感圧手段10よりも柔軟性を有しているため、保持手段11が圧縮され、弾性変形し、感圧手段10も変形する。
図5はこの際の感圧手段10の出力信号V、接触検出手段13の検出出力J、駆動手段18のモータへの印加電圧V、挟み込みの際に物体Mに印加される荷重Wの関係を示す特性図である。図5において縦軸は上から順にV、J、V、W、横軸は時間tである。
図5において、時刻tで駆動手段18に+Vの電圧を印加してスライドドア2を閉動作させる。スライドドア2と開口部1の間に物体Mが挟み込まれると、物体Mからの押圧により保持手段11および感圧手段10の圧電センサ10aが変形し、圧電センサ10aからは圧電効果により圧電センサ10aの変形の加速度に応じた信号(図5の基準電位Vより大きな信号成分)が出力される。変形の2次微分である加速度に応じた出力信号を発生するので、物体Mが接触した場合の圧電センサ10aによる検出の応答性が速い。
ここで、仮に、保持手段11が支持手段12により基底部11aの全面を支持されている構成の場合は、保持手段11がフリーな状態ではないので基底部11a側が撓んで変形することはないが、本実施の形態の場合、図2(b)に示すように、保持手段11が支持部12aにより支持されていない場所では、保持手段11がフリーな状態になっているので、図2(b)の領域P(点線で囲んだ場所)に示すように、物体Mから押圧を受ける場所では支持部12a間で保持手段11の基底部11a側も撓んで弾性変形する。すなわち、支持部12aにより支持されていない場所を設けることによって、物体Mの接触の際に感圧手段10が変形しやすくなっている。
感圧手段10、すなわち、圧電センサ10aが変形しやすいと、変形量の2次微分値である加速度も大きくなり、結果として圧電センサ10aの出力信号Vも大きくなる。圧電センサ10aの出力信号Vが大きいと接触検出手段13が物体の接触をより早く検出しやすくなる。
次に、図5に示すように、挟み込みが発生すると時刻tでWが増加し始める。そして、接触検出手段13はVのVからの振幅V−Vが予め設定された設定値D以上ならば物体の接触が生じたと判定し、時刻tで検出出力としてLo→Hi→Loのバルス信号を出力する。制御手段19ではこのパルス信号があると駆動手段18への+Vの電圧印加を停止し、−Vの電圧を時刻tまで一定時間印加してスライドドア2を一定距離開動作させ、挟み込まれた物体を開放する。
ここで、接触検出手段13が物体の接触を検出し、制御手段19に接触の検出信号が入力されてから挟み込まれた物体を開放するよう駆動手段18が反転を開始するまでには、スライドドア2の重量による慣性力のため、反応時間Δtを要するが、Δtの間に保持手段11の領域P(図2(b)参照)がさらに撓んで荷重を吸収する。
図6は挟み込みの際のWを示した特性図である。図6において縦軸はW、横軸は時間tである。仮に、保持手段11が支持手段12により基底部11aの全面を支持されている構成の場合(図中、P2)、スライドドア2の重量による慣性力が働くことにより、接触を検出してからも暫時、スライドドア2は閉止方向に移動してしまい、物体Mに不要に過大な荷重Wが印加されてしまうが、本実施の形態では(図中、P1)、保持手段11の領域P(図2(b)参照)が撓んで荷重を吸収するので、Wを低く抑えることができる。
尚、物体が接触した際、VがVより大となるか小となるかは、圧電センサ10aの屈曲方向や分極方向、電極の割付け(どちらを基準電位とするか)、圧電センサ10aの支持方向により変わるため、接触検出手段13でVのVからの振幅|V−V|に基づき物体の接触を検出する構成としてもよく、VのVに対する大小によらず物体の接触を検出することができる。
以上のように、本実施の形態における接触検出装置および開閉装置では、保持手段11が感圧手段10を弾性保持している上、保持手段11には支持手段12により支持されていない変形のしやすい部位があるので、物体接触時に感圧手段10がすぐに変形しやすく、物体の接触を即座に検出することができ、挟み込みの際に余計な荷重印加がなくなる。また、保持手段11は弾性があるので、物体の接触による荷重を緩衝することができる上、保持手段11において支持手段12により支持されていない部位は物体の接触による荷重の印加により変形しやすいので、物体の接触による荷重をさらに緩衝することができる。
また、特に、支持手段12が櫛型の支持部12aを備えたもので、櫛型の支持部12aの間に保持手段11を支持しない複数の部位12bを設けることができる。
また、感圧手段10が可撓性を有する圧電センサ10aを備えており、物体の接触による変形の加速度に応じた出力信号を発生するので、応答性が速く、物体の接触を即座に検出することができる。
(実施の形態2)
図7(a)は本発明の実施の形態2における接触検出装置の感圧手段10、保持手段11、支持手段12の構成図、図7(b)は本実施の形態2における開閉装置の図8のAA位置に相当する断面図で、スライドドア2を完全に閉じた状態である。本実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、図7(a)、(b)に示すように支持手段12が同一平面上で交互に突出方向の異なる支持部12dと、支持部12d間に保持手段11を支持しない複数の部位12eと、支持手段12をスライドドア2の側端部に固定するための固定部12fを備えたことにある。支持部12dは、例えば帯状の金属板の側端部に切れ込みを入れて交互に屈曲させて成形すればよく、生産性がよい。
上記構成により、実施の形態1では支持部12aが櫛型になっているため、物体が接触した際に保持手段11が櫛型の支持部12aの根元から先端の方向に向って傾斜して撓みやすくなっており、傾斜する向きに方向性があるので、物体の接触の仕方により、荷重をうまく緩衝できない場合があるが、本実施の形態2では、支持手段12が同一平面上で交互に突出方向の異なる支持部12dを備えたことにより、物体がいずれの方向から接触しても保持手段11が押圧された方向に傾斜して撓むため、方向性がなく均等に荷重を緩衝することができる。
尚、実施の形態1、2では、スライドドア2が閉め切り直前で開口部1とスライドドア2との間に物体Mが挟み込まれた場合の本発明の接触検出装置および開閉装置の動作を説明したが、スライドドア2が閉め切り直前ではなく、閉動作の途中で物体Mに接触した場合も同様な手順で物体の接触を検出し、スライドドア2を一定距離開動作させ、挟み込まれた物体を開放する。
また、実施の形態1、2では、開閉部としてのスライドドア2の閉止方向前端に感圧手段としての圧電センサを配設したが、開閉部や開口部の周囲に亘って感圧手段を配設して物体の接触を検出する構成としてもよい。
また、実施の形態1、2では、本発明の接触検出装置および開閉装置を自動車のスライドドアに適用したが、パワーウィンドウや電動サンルーフ、電動ハッチバック、コンバーチブル車の自動幌開閉装置等、自動車の他の開閉装置に適用してもよい。
また、本発明の接触検出装置および開閉装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
以上のように、本発明にかかる接触検出装置および開閉装置は、自動車以外の開閉装置、例えば、エレベータやシャッター、乗物や建物の自動ドア等にも適用できる。
(a)本発明の第1の実施の形態における接触検出装置および開閉装置の構成図(スライドドアが完全に閉じた状態)(b)本発明の第1の実施の形態における接触検出装置および開閉装置の構成図(スライドドア2と開口部8の間に物体Mが挟み込まれた状態) (a)本実施の形態における接触検出装置の感圧手段10、保持手段11、支持手段12の構成図(物体Mの接触がない状態)(b)本実施の形態における接触検出装置の感圧手段10、保持手段11、支持手段12の構成図(物体Mの接触がある状態) (a)感圧手段10の構成図(b)図3(a)のBB位置における断面図 実施の形態2の接触検出装置16および開閉装置17のブロック図 感圧手段10の出力信号V、接触検出手段13の検出出力J、駆動手段18のモータへの印加電圧V、挟み込みの際に物体Mに印加される荷重Wの関係を示す特性図 挟み込みの際に物体に印加される荷重Wを示した特性図 (a)本発明の実施の形態2における接触検出装置の感圧手段10、保持手段11、支持手段12の構成図(b)本実施の形態2における開閉装置の図8のAA位置に相当する断面図 従来の開閉装置の外観図 (a)図8のA−A線における断面図(開口部1とスライドドア2との間に物体の挟み込みがない場合)(b)図8のA−A線における断面図(開口部1とスライドドア2との間に物体の挟み込みがある場合)
符号の説明
1 開口部
2 スライドドア(開閉部)
10 感圧手段
10a 圧電センサ
11 保持手段
12 支持手段
12a、12d 支持部
13 接触検出手段
16 接触検出装置
17 開閉装置
18 駆動手段
19 制御手段

Claims (5)

  1. 変形により出力信号を発生する感圧手段と、前記感圧手段を弾性保持する保持手段と、前記保持手段を支持する支持手段と、前記感圧手段の出力信号に基づき物体の接触を検出する接触検出手段とを備え、前記支持手段に前記保持手段を支持しない複数の部位を設けた接触検出装置。
  2. 支持手段は櫛型の支持部を備えた請求項1記載の接触検出装置。
  3. 支持手段は同一平面上で交互に突出方向の異なる支持部を備えた請求項1記載の接触検出装置。
  4. 感圧手段は可撓性を有する圧電センサを備えた請求項1〜3のいずれか1項記載の接触検出装置。
  5. 開口部と、前記開口部を開閉する開閉部と、前記開閉部を駆動する駆動手段と、前記開口部と前記開閉部の少なくとも1つに配設された請求項1〜4のいずれか1項記載の接触検出装置において、前記開閉部が閉動作中または開動作中に前記接触検出装置で物体の接触が検出されると開閉動作を停止または反転するよう前記駆動手段を制御する制御手段とを備えた開閉装置。
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