JP2005207691A - 地雷処理装置 - Google Patents

地雷処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005207691A
JP2005207691A JP2004016665A JP2004016665A JP2005207691A JP 2005207691 A JP2005207691 A JP 2005207691A JP 2004016665 A JP2004016665 A JP 2004016665A JP 2004016665 A JP2004016665 A JP 2004016665A JP 2005207691 A JP2005207691 A JP 2005207691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
rotary cutter
landmine
land mine
mine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004016665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3899343B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Amamiya
清 雨宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004016665A priority Critical patent/JP3899343B2/ja
Publication of JP2005207691A publication Critical patent/JP2005207691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3899343B2 publication Critical patent/JP3899343B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41HARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
    • F41H11/00Defence installations; Defence devices
    • F41H11/12Means for clearing land minefields; Systems specially adapted for detection of landmines
    • F41H11/16Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles
    • F41H11/18Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles with ground-impacting means for activating mines by the use of mechanical impulses, e.g. flails or stamping elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41HARMOUR; ARMOURED TURRETS; ARMOURED OR ARMED VEHICLES; MEANS OF ATTACK OR DEFENCE, e.g. CAMOUFLAGE, IN GENERAL
    • F41H11/00Defence installations; Defence devices
    • F41H11/12Means for clearing land minefields; Systems specially adapted for detection of landmines
    • F41H11/16Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles
    • F41H11/20Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles with ground-penetrating elements, e.g. with means for removing buried landmines from the soil
    • F41H11/26Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles with ground-penetrating elements, e.g. with means for removing buried landmines from the soil the elements being rotary ground-penetrating elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Shovels (AREA)

Abstract

【課題】1台の重機車両にロータリカッタ式地雷処理装置とチェーン式地雷処理装置との両方を設けることで、地雷原の状況に合せて2種類の処理装置の使い分けが可能で、小型地雷、大型地雷のいずれの除去も可能である。
【解決手段】 バックホー等のショベル機で使用する重機車両1の旋回体7に設けた起伏かつ屈折自在なアーム2の先端に、ショベルバケットに代えて回転ドラムの周面にカッタビット11を植設したロータリカッタ12を取り付け、前記重機車両1の旋回体7の後部には爆風防止板32を背後に傾動自在に供えたフレールハンマーによるチェーン式地雷爆破装置36を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地中に埋設された地雷を強制的に爆破して処理する地雷処理機に関するものである。
現在、地球上の各地において、しばしば大規模な紛争が発生し、戦闘手段の1つとして地雷が使用されている。そして、停戦後に安全な通行等を確保するためには、地中に埋設された地雷を処理する必要がある。従来、地中に埋設された地雷を処理する場合、一般に、作業者が地雷探知器を支持し、歩きながら手動によって地雷探知器を操作して地雷の位置を確認したのち、地雷を爆破したり掘り起こして回収するなどしている。
これに対して、発明者は先に、安全に、かつ広い範囲に渡って処理または探知でき、また、急な斜面や機械が入れないような狭い場所へも長いリーチを伸ばして広範囲に作業でき、土砂の埋まっている対人用の地雷でもこれを確実に掘り出して切削破壊でき、これに加えて草、ブッシュ、地雷、灌木、切株、高い喬木などの切削・粉砕による幅広い作業が可能で、作業量も大きく、粉砕処理したあとも地雷や灌木などの残骸を効率良く選別または、整地や溝掘りなどの作業に使用できるものとして下記公報のものを出願し、特許を取得した。
特開平11-183095 号公報(特許第3177737 号) 特開2000-130996 号公報(特許第3016018 号) 特開2001-74398 号公報(特許第3096847 号)
これらは、図22に示すように、バックホー等のショベル機で使用する重機車両1の起伏かつ屈折自在なアーム2の先端に、バケットに代えて回転ドラム13の周面にカッタビット11を植設し、深さ30cm程度以上まで切削可能で、進行方向に対して反対側に排土可能なロータリーカッタ12を取り付けたものである(総称してロータリーカッタ式地雷処理装置と称する)。
起伏かつ屈折自在なアーム2の先端のロータリーカッタ12を回転させながら旋回、ブームアームを作動させ、荒地に生えているブッシュ、草等も切削粉砕すると同時に、さらに地表面下に埋設されている対人地雷をも一気に爆破処理することができる。特に、高速で回転するロータリーカッタ12は対人地雷が土中に埋もれていてもこれを掘り出し、カッタビットが地雷に接触すると打撃された対人地雷は確実に爆破される。
なお、カッタビットは多数あり、これで対人地雷をロータリーカッタ中に巻き込んで爆破するが、爆破された地雷は、ケース、蓋、電気回路基板の残骸部品として地上に排出される。
前記ロータリーカッタ式地雷処理装置は、もっぱら対人地雷の地雷処理を行うもので、対戦車地雷等の比較的大型地雷については、回転ドラムにチェーンを設け、チェーンを回転によって地面に叩きつけ、地中に埋まる地雷を爆発させる方法が、下記特許文献等に提案されている(これらを総称してチェーン式地雷爆破装置と称する)。
特開平9-311000 号公報 特開平10-253298 号公報 特開平11-316100 号公報
例えば、特開平9-311000号公報では、図23に示すように、これらは、例えばブルドーザと同様に構成したクローラ走行体による走行体15に、地雷を処理するための作業機として、多数のチェーン16を備えたチェーン式地雷爆破装置17、チェーン式地雷爆破装置17によって爆破できなかった地雷を回収するための地雷回収手段であるレーキ回収装置18を備えたものが示される。
レーキ回収装置18は、レーキ本体19に下部先端に複数のレーキ刃21を幅方向に等間隔に取り付けた受板20を設け、受板20の上部には格子状(または網状)の窓部22を設けた。
レーキ本体19は、走行体15のトラックフレーム23に枢着してある一対の揺動アーム24の先端部に枢着し、レーキ本体19の背面上部と各揺動アーム24の中間部との間には、俯仰シリンダー25を軸着した。
また、レーキ本体19の背面には、上下揺動用のレーキシリンダ27のロッドを枢着している。
チェーン式地雷爆破装置17は、レーキ本体19の両側部に支持アーム29の基端部を揺動自在に取り付け、これらの支持アーム29の先端部に、チェーン16を取り付けた回転軸30を回転自在に設けたものである。また、レーキ本体19の支持アーム29の枢着点の上方と各支持アーム29の上部との間には、揺動シリンダー31を軸着した。
そして、回転軸30の周面には、回転軸30の軸方向と周方向とに適宜の間隔をもって固定した複数のチェーン16が固定してあり、支持アーム29の一方には、回転軸30の一端に接続した油圧モータを取り付けた。
このようにして、複数のチェーンを回転させて地面に打撃を与え、爆破する。なお、地雷の埋設位置が深いために爆破できないものや不発地雷は、レーキ回収装置によって掘り起こして回収する。
前記ロータリーカッタ式地雷処理装置は対人地雷の処理には適しているが、対戦車地雷等の比較的大型地雷の処理についてはその衝撃に耐えるものでなく、適していない。一方、チェーン式地雷処理装置では対戦車地雷等の比較的大型地雷の処理については適しているものの対人地雷の処理については適していない。けだし、対人地雷は小型のものであり、移動しやすく、チェーン式地雷処理装置のチェーンの打撲では破壊しきれず、取りこぼしが生じるおそれがあるからである。
なお、ロータリーカッタ式地雷処理装置とチェーン式地雷処理装置の2種類の重機車両を使用するのでは、場所も取るし、作業性も悪い。
本発明の目的は前記従来例を解消し、1台の重機車両にロータリーカッタ式地雷処理装置とチェーン式地雷処理装置との両方を設けることで、地雷原の状況に合わせて2種類の処理装置の使い分けが可能で、小型地雷、大型地雷のいずれの除去も可能である地雷処理装置を提供することにある。
請求項1記載の本発明は前記目的を達成するため、第1に、バックホー等のショベル機で使用する重機車両の旋回体に設けた起伏かつ屈折自在な前方アームの先端に、ショベルバケットに代えて回転ドラムの周面にカッタビットを植設したロータリーカッタを取り付け、前記重機車両の旋回体の後部には爆風防止板を背後に傾動自在に供えたフレールハンマーによるチェーン式地雷爆破装置を設けたことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、1台の重機車両に、ロータリーカッタとチェーン式地雷爆破装置の双方を設けることで、ロータリーカッタで対人地雷を除去し、チェーン式地雷爆破装置で対戦車地雷等の比較的大型地雷を除去できる。
すなわち、対人地雷の処理作業は、ロータリーカッタのガイド底面を地表に接触させながら、旋回し、ロータリーカッタのカッタビットの刃先が地下30cmまで達するようにする。土地の固さや地面に凹凸に応じ、旋回速度を変化させたり、2段階作業により十分な深さを確保する。
対人地雷は、ロータリーカッタの高速回転により、爆破され、破片が地上に放出される。
対戦車地雷の処理作業は、チェーン式地雷爆破装置で、フレールハンマーを水平状態にし、破砕深さを10cm〜20cm程度に合わせて回転させ、機械本体を一定速度で走行させながら、チェーンハンマーを地面に叩きつけることにより、地中に埋まった地雷を爆破する。
本発明はこのように1台の重機車両に、ロータリーカッタとチェーン式地雷爆破装置の双方を設けることに工夫を凝らしたものであり、ロータリーカッタとチェーン式地雷爆破装置の双方はそれぞれ、重機車両の旋回体の前部と後部に設けてダブルフロントとすることで、従来、必要とされたカウンターウエイトを不要として、このカウンターウエイトを設ける場所を利用してチェーン式地雷爆破装置を設けることが出来た。
しかも、ロータリーカッタとチェーン式地雷爆破装置の双方は重機車両の旋回体の前部と後部に設けることで、重機車両の走行部の方向転換をせずに、旋回体のみの回転でこれらを使い分けて作業を続行できる。
請求項2記載の本発明は、ロータリーカッタの一側方にはレーキグラップルを設け、他側方にはマグネットを設けることを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、目視によって地表の不発弾(UXO)の確認ができた場合に、この不発弾はレーキグラップルで掴むか、マグネットで吸引して移動させ、作業地域から安全地帯に移動してから手作業その他の適宜な方法で処理できる。
また、ロータリーカッタとチェーン式地雷爆破装置で地雷除去を完了した後の地表面に散らばっている金属片はマグネットで吸引して回収できる。
さらに、ロータリーカッタは地雷原での潅木の伐採を行うことができるが、ブッシュ伐採材はレーキグラップルで掴むことで除去できる。
請求項3記載の本発明は、爆風防止板の上部は、バネにより開閉する閉鎖板を供える爆風抜き用の窓孔を設けた起伏自在な天蓋とすることを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、爆風防止板は爆風および飛散物が重機車両に到達するのと防止するものであるが、その上部の天蓋には爆風抜き用の窓孔を設けてあり、チェーンハンマーの打撃により爆破された地雷の爆風をここから逃すことができる。また、爆風抜き用の窓孔に設けたバネにより開閉する閉鎖板はフラグメントが窓孔を通り抜けて重機車両に当たるのを防ぐ。
請求項4記載の本発明は、チェーン式地雷爆破装置は、支持アームにショックアブソーバーを介在させて爆風防止板とともに重機車両の後部に架設することを要旨とするものである。
請求項4記載の本発明によれば、爆破の際の地雷の爆発による爆風の衝撃をショックアブソーバーが吸収することにより、爆風防止板とチェーン式地雷爆破装置は衝撃を回避できるものとなる。
請求項5記載の本発明は、操縦席は前方用と後方用の双方を設けることを要旨とするものである。
請求項5記載の本発明によれば、操縦席は前方用と後方用の双方を設けることにより、ロータリーカッタとチェーン式地雷爆破装置の双方をそれぞれの操縦席で運転することで、無理なく運転することができる。
以上述べたように本発明の地雷処理装置は、1台の重機車両にロータリーカッタ式地雷処理装置とチェーン式地雷処理装置との両方を設けることで、地雷原の状況に合わせて2種類の処理装置の使い分けが可能で、小型地雷、大型地雷のいずれの除去も可能である。
さらに、大型地雷の処理として、チェーンハンマーを地面に叩きつけることにより、地中に埋まった地雷を爆破して処理する場合に、シリンダー等の伸縮機構を初めとして各部品が地雷の爆発に対して損傷を受けるおそれがないものである。
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の地雷処理装置の1実施形態を示す側面図、図2は同上平面図で、前記従来例を示す図22と同じく、本発明の地雷処理装置も現在市場で最も多用されているバックホー等のシャベル等で使用する重機車両(ベースマシン)1を使用する。
重機車両1の旋回体7の前方に設けた起伏かつ屈折自在なアーム2の先端に、シャベルバケットに代えて回転ドラム13の周面にカッタビット11を植設し、深さ30cm程度以上まで切削可能で、進行方向に対して反対側に排土可能なロータリーカッタ12を取り付けた。
図3に示すように前記起伏かつ屈折自在なアーム2はブーム2a、アーム2b、ブームシリンダ2c、アームシリンダ2d、バケットシリンダ2eで構成され、その先端にはアタッチメント側のピン6の抱持間隔を可変とするネジハンドル式のスライド機構5bを組み込んだアタッチメント着脱装置5を設けた。このアタッチメント着脱装置5はアタッチメントのピン6を抜かずに組み替えできるものでクイックヒッチと称せられ、その詳細は図4で交換動作を説明する。
スライド機構5bは可動爪5cとロックバー5dとセットスクリュー5eからなる。脱着はアタッチメント側の油圧ホースを外した状態でこのアタッチメント着脱装置5側にピンに合わせたもう片側の可動爪5cを縮めておき、もう一つのピンに合わせた後、セットスクリュー5eを工具で回して可動させロックバー5dでロックさせる。
前記ロータリーカッタ12は油圧モータ直結型として、その左右に駆動モータを回転ドラム13の回転軸に結合して設けた。
前記カッタビット11の配置は螺旋をなすようにすれば、切削の際にスクリュー効果を発揮し、ブッシュ等が絡み付かないし、また、ロータリーカッタ12を逆転(リバース)させて使用すると、横方向への排土作用が得られる。
また、ロータリーカッタ12の一方の側方には、固定櫛刃8aに対してシリンダーにより動く可動櫛刃8bを設けて挟み込み動作が可能なレーキグラップル8を突設し、また、他方の側方には電磁式のマグネット14を設けた。これらレーキグラップル8やマグネット14は後述の運転席から操作可能なものである。
図中3は通常、バックホー等のシャベル等で使用する重機車両(ベースマシン)1が有する運転席であり、窓ガラスのうちフロントガラスおよびフロアガラスにはポリカーボネイト板の防弾合わせシートによる特殊防弾ガラスを採用し、通常のガラスの約200 倍の強度を持たせた。さらに、その前面にはメッシュの鋼製網体によるガードを設ける。
この重機車両1の旋回体7には、後方に向けて鋼製の壁板である爆風防止板32を回転自在な支持アーム37を介して設け、さらに、爆風防止板32の前方にこれと一体にアーム33を2本並行して突設する。
なお、爆風防止板32を支承する支持アーム37は重機車両1の旋回体7の後部にカウンターウエイトを取り付けずに支持ブラケット9を立ち上げ、この支持ブラケット9の下部に一端を軸着するとともに、支持ブラケット9の上からはシリンダー10で吊支してリンク機構を形成する。
そして、図10、図11に示すように、シリンダー10と支持アーム37との結合部には、ショックアブソーバー41を介在させた。このショックアブソーバー41は、高タワミ用発泡ウレタン41aの円柱体を緩衝体とするものであり、この高タワミ用発泡ウレタン41aを一端を軸止した挟み装置41b内に収めてこの挟み装置41bが閉じようとするのに対するストッパー的な役割を持たせる。
また、爆風防止板32の上部は、起伏自在な円弧状の天蓋40として軸着し、図4、図5に示すように、この天蓋40には多数の矩形の窓孔42を爆風抜き用の窓孔として密に並べて形成する。そして、窓孔42はヒンジ部分のバネにより開閉する閉鎖板43で塞ぐようにした。この閉鎖板43は地雷の爆破で強い爆風を受けた際には天蓋40の後方にのみ開き(図4参照)、通常時には窓孔42を閉じる。また、天蓋40はアーム33上の伸縮可能な支え棒38を以って係止する。
前記アーム33は支持アーム37に直状に並ぶもので、その先端でチェーンハンマー(フレールハンマー)34を設けたドラム35を支承することでチェーン式地雷爆破装置36を構成する。図中39はドラム35を回動するモータで、アーム33に設けている。
チェーンハンマー34は図6〜図8に示すように、チェーン34aの先端に分銅34bを設けたもので、ドラム35の軸断面方向では放射状に、また、長さ方向では間隔を存して並列するように、ドラム35に放射簾状に取り付けた。なお、ドラム35の周面におけるチェーン34aの結合片35aも図9に示すように列同士は千鳥状の配列であり、ドラム35の軸方向に螺旋を描くようにした。からみ防止のためのである。
旋回体7には前記運転席3の他に後方用の運転席44を一段高めに形成して、ダブルキャブタイプとした。運転席44にも前記運転席3と同様な防護機構を施す。
さらに、図12〜図14に示すように旋回体7には粉塵対策として、一側方で前側に開口する吸い込みダクト45と、他側方で前側に開口する吐き出しダクト46を間にエンジン49を位置させて相互に連通させる。
これら吸い込みダクト45や吐き出しダクト46には電動ファン48が設置され、吸い込みダクト45から吸引した空気を吐き出しダクト46から強制排気してエンジン冷却用の空気を前側から取り入れ、前側に出す。これにより、後方のチェーン式地雷爆破装置36が発生させる粉塵をエンジン49になるべく被らせないようにすることができる。図中、47はプレクリーナである。
次に使用法について説明する。地雷原において、先ず、目視により、地表の不発弾50の有無を確認する。(図15参照)
不発弾50が存在する場合には、これを除去する。小型の不発弾50は図16に示すようにレーキグラップル8で挟むかマグネット14で吸引して移動可能である。大型の不発弾は人力により除去して、作業地域から安全地帯に移動後手作業により処理する。
図17に示すように、対戦車地雷はチェーン式地雷爆破装置36(フレールハンマー)を水平状態にし、破砕深さを10cm〜20cm程度に合わせて回転させ、機械本体を一定速度で走行させながら、ドラム35の回転によってチェーンハンマー34を地面に叩きつけることにより、地中に埋まった地雷を爆破する。
この場合は、運転者は運転席3から一段高めの運転席44に移り、後方を見ながら操作する。また、図示のごとく、ロータリーカッタ12を設けたアーム2はこれを折り畳んで、全体のバンランス上の安定性を保つようにする。(カウンターウエイト代わりになる。)
前記地雷爆破の際は、地雷の爆発による爆風の衝撃をショックアブソーバー41が吸収することにより、爆風防止板32とチェーン式地雷爆破装置36は衝撃を回避できるものとなる。
決められた距離を処理したならば、次は、図18、図19に示すようなロータリーカッタ12での対人地雷の除却作業に移る。再度、運転席3に作業者が移り、重機車両1を逆方向に走行させながら、起伏かつ屈折自在なアーム2によりロータリーカッタ12を操作する。ロータリーカッタ12を地表に接触させながら、旋回し、ロータリーカッタ12のカッタビット11の刃先が地下30cmまで達するようにする。土地の固さや地面に凹凸に応じ、旋回速度を変化させたり、2段階作業により十分な深さを確保する。
対人地雷は、ロータリーカッタ12の高速回転により、爆発され、破片が地上に放出される。
また、図20に示すように、斜面や水路などの対人地雷除去にはこのロータリーカッタ12の処理が有効である。
このロータリーカッタ12での作業の際には、前記チェーン式地雷爆破装置36の方は不使用状態となるが、シリンダー10で吊支して全体のバランスを取り、また、天蓋40もワイヤー等で支持ブラケット9に吊り、固定する。
前記チェーン式地雷爆破装置36(フレールハンマー)並びにロータリーカッタ12で地雷除去作業が完了したら、地表に散らばっている金属片をロータリーカッタ12に装着されているマグネット14で回収する。
なお、ロータリーカッタ12は地雷原での潅木除去を行う能力がある。ブッシュから直径25〜30cmまでの立ち木まで処理できる。さらに、備え付けのレーキグラップル8で安全に片付けが可能である。
潅木地帯での作業は、本体を停止させたまま、まず、図21に示すように、ブッシュ伐採を行い、次に、レーキグラップル8での除去作業に移る。この時、ショベル上部を180度回転させることで使用除去装置を変えることが出来、継続的な作業が行える。
本発明の地雷処理装置の1実施形態を示す側面図である。 本発明の地雷処理装置の1実施形態を示す平面図である。 本発明の地雷処理装置の起伏かつ屈折自在な前方アーム部の説明図である。 アタッチメント着脱装置の伸ばした状態、および、縮めた状態の説明図である。 爆風防止板および天蓋部分の説明図である。 チェーン式地雷処理装置の正面図である。 チェーン式地雷処理装置の側面図である。 チェーンハンマー先端の分銅の正面図である。 チェーン式地雷処理装置のドラムの説明図である。 ショックアブソーバー取り付け部分の側面図である。 ショックアブソーバーの作用時の側面図である。 粉塵対策を施した重機車両本体部の正面図である。 粉塵対策を施した重機車両本体部の側面図である。 粉塵対策を施した重機車両本体部の平面図である。 地雷原の様子を示す説明図である。 レーキグラップルまたはマグネットの使用を示す説明図である。 チェーン式地雷処理装置の使用状態を示す斜視図である。 ロータリーカッタ式地雷処理装置の使用状態を示す側面図である。 平坦部でのロータリーカッタ式地雷処理装置の使用状態を示す説明図である。 斜面や水路等でのロータリーカッタ式地雷処理装置の使用状態を示す説明図である。 潅木処理でのロータリーカッタ式地雷処理装置の使用状態を示す説明図である。 従来例を示す側面図である。 他の従来例を示す側面図である。
符号の説明
1…重機車両 2…起伏かつ屈折自在なアーム
2a…ブーム 2b…アーム
2c…ブームシリンダ 2d…アームシリンダ
2e…バケットシリンダ 3…運転席
4…履帯 5…アタッチメント着脱装置
5a…リンク機構 5b…スライド機構
5c…可動爪 5d…ロックバー
5e…セットスクリュー 6…ピン
7…旋回体 8…レーキグラップル
8a…固定櫛刃 8b…可動櫛
9…支持ブラケット 10…シリンダー
11…カッタビット 12…ロータリーカッタ
13…回転ドラム 14…マグネット
15…走行体 16…チェーン
17…チェーン式地雷爆破装置 18…レーキ回収装置
19…レーキ本体 20…受板
21…レーキ刃 22…窓部
23…トラックフレーム 24…揺動アーム
25…俯仰シリンダー 27…レーキシリンダ
28…取付ブラケット 29…支持アーム
30…回転軸 31…揺動シリンダー
32…爆風防止板 32a…窓孔
33…アーム 34…チェーンハンマー
34a…チェーン 34b…分銅
34c…シャックル 35…ドラム
35a…結合片 36…チェーン式地雷爆破装置
37…支持アーム 38…支え棒
39…モータ 40…天蓋
41…ショックアブソーバー 41a…高タワミ用発泡ウレタン
41b…挟み装置 42…窓孔
43…閉鎖板 44…運転席
45…吸い込みダクト 46…吐き出しダクト
47…プレクリーナ 48…電動ファン
49…エンジン 50…不発弾

Claims (5)

  1. バックホー等のショベル機で使用する重機車両の旋回体に設けた起伏かつ屈折自在な前方アームの先端に、ショベルバケットに代えて回転ドラムの周面にカッタビットを植設したロータリーカッタを取り付け、前記重機車両の旋回体の後部には爆風防止板を背後に傾動自在に供えたチェーン式地雷爆破装置を設けたことを特徴とする地雷処理装置。
  2. ロータリーカッタの一側方にはレーキグラップルを設け、他側方にはマグネットを設ける請求項1記載の地雷処理装置。
  3. 爆風防止板の上部は、バネにより開閉する閉鎖板を供える爆風抜き用の窓孔を設けた起伏自在な天蓋とする請求項1または請求項2記載の地雷処理装置。
  4. チェーン式地雷爆破装置は、支持アームにショックアブソーバーを介在させて爆風防止板とともに重機車両の後部に架設する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の地雷処理装置。
  5. 操縦席は前方用と後方用の双方を設ける請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の地雷処理装置。
JP2004016665A 2004-01-26 2004-01-26 地雷処理装置 Expired - Fee Related JP3899343B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004016665A JP3899343B2 (ja) 2004-01-26 2004-01-26 地雷処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004016665A JP3899343B2 (ja) 2004-01-26 2004-01-26 地雷処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005207691A true JP2005207691A (ja) 2005-08-04
JP3899343B2 JP3899343B2 (ja) 2007-03-28

Family

ID=34901746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004016665A Expired - Fee Related JP3899343B2 (ja) 2004-01-26 2004-01-26 地雷処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3899343B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107300342A (zh) * 2017-08-29 2017-10-27 孟凡星 一种排雷机器人
CN109373822A (zh) * 2018-12-10 2019-02-22 山河智能装备股份有限公司 一种扫雷车

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102735108A (zh) * 2012-07-06 2012-10-17 山河智能装备股份有限公司 一种多自由度多功能排雷工作装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107300342A (zh) * 2017-08-29 2017-10-27 孟凡星 一种排雷机器人
CN109373822A (zh) * 2018-12-10 2019-02-22 山河智能装备股份有限公司 一种扫雷车

Also Published As

Publication number Publication date
JP3899343B2 (ja) 2007-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20120019093A (ko) 굴삭기를 이용한 로터리 타입의 초목 제거장치
EP0964221A1 (en) Land mine exploding apparatus and method
JP3899343B2 (ja) 地雷処理装置
JP3734480B2 (ja) 地雷処理装置
JP3911500B2 (ja) 地雷処理装置
JP3016018B1 (ja) 地雷処理装置および方法
JP4205728B2 (ja) チェーン式地雷爆破装置
JP3809422B2 (ja) 地雷処理装置
JP4205729B2 (ja) チェーン式地雷爆破装置
JP3177737B2 (ja) 地雷処理装置
JP3737805B2 (ja) ロータリーカッタ式地雷処理装置
JP4241750B2 (ja) 地雷処理装置
JP5377618B2 (ja) 地雷や不発弾の処理装置
JP4248559B2 (ja) チェーン式地雷爆破装置
JP6082432B2 (ja) 地雷対応の分別処理機
JP6082432B6 (ja) 地雷対応の分別処理機
KR101725732B1 (ko) 재난구호장치
KR102140832B1 (ko) 수목제거 및 지뢰 제거장치
JP5793536B2 (ja) 地雷処理装置
JP2003042698A (ja) 地雷処理兼耕耘装置
JP6767540B1 (ja) 地雷処理兼農地森林改良装置
JP2004353945A (ja) 対人地雷処理機
JP4278535B2 (ja) 地雷処理装置及び地雷処理装置用カバー
JP3096847B1 (ja) 地雷処理兼農地改良装置
JP5976888B1 (ja) 地雷処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3899343

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140105

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees