JP2005207648A - エジェクタサイクル - Google Patents

エジェクタサイクル Download PDF

Info

Publication number
JP2005207648A
JP2005207648A JP2004013491A JP2004013491A JP2005207648A JP 2005207648 A JP2005207648 A JP 2005207648A JP 2004013491 A JP2004013491 A JP 2004013491A JP 2004013491 A JP2004013491 A JP 2004013491A JP 2005207648 A JP2005207648 A JP 2005207648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
ejector
nozzle
evaporator
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004013491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4273977B2 (ja
Inventor
Hiroshi Oshitani
洋 押谷
Hirotsugu Takeuchi
裕嗣 武内
Takayuki Sugiura
崇之 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2004013491A priority Critical patent/JP4273977B2/ja
Priority to DE200510001463 priority patent/DE102005001463A1/de
Priority to US11/035,334 priority patent/US7299645B2/en
Publication of JP2005207648A publication Critical patent/JP2005207648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4273977B2 publication Critical patent/JP4273977B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/001Ejectors not being used as compression device
    • F25B2341/0012Ejectors with the cooled primary flow at high pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/001Ejectors not being used as compression device
    • F25B2341/0013Ejector control arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/04Refrigeration circuit bypassing means
    • F25B2400/0409Refrigeration circuit bypassing means for the evaporator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/23Separators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B40/00Subcoolers, desuperheaters or superheaters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Abstract

【課題】 エジェクタ40への入力が低下した時にノズル412をバイパスさせて蒸発器30に充分な冷媒を流して所定の冷却能力を得る。
【解決手段】 通常時には放熱器20から流出した冷媒をノズル412に流通させ、エジェクタ40への入力が低下した時には放熱器20から流出した冷媒をバイパス流路414bに流通させるように冷媒流路を切り換える冷媒流路切換手段をエジェクタ40に一体にして備えた。
これにより、外気温度が低い場合・放熱器20の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ40への入力が低下した時にノズル412をバイパスさせて蒸発器30に充分な冷媒を流して所定の冷却能力を得ることができる。また、そのノズル412のバイパス流路414bおよび冷媒流路切換手段をエジェクタ40に一体にして設けることにより、少なくとも3方弁とそれとの配管接続などが不要となり、構成を簡素にすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷媒を減圧膨張させて低圧側で蒸発した気相冷媒を吸引すると共に、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機の吸入圧を上昇させるエジェクタを用いるエジェクタサイクルに関するものである。
図11は、従来のエジェクタサイクルの一例を示す模式図であり、10は圧縮機、20は放熱器、30は蒸発器、4はエジェクタ、50は気液分離器である。従来のエジェクタサイクルにおいて、エジェクタ4への入力が低下した時にエジェクタ4をバイパスさせる方法として、図11に示すようにバイパス流路70と3方弁などの流路切換手段91とを設けてバイパスさせる方法が一般的に知られている。
エジェクタ4をバイパスさせた時の冷媒の流れは、放熱器20から流出した高圧冷媒が3方弁91でバイパス流路70に切り換えられてエジェクタ4をバイパスし、絞り51によって減圧膨張させ、蒸発器30で冷却能力を得てから気液分離器50に流入することになる。ちなみに、図11中の52はバイパス流路70からの高圧冷媒が短絡して気液分離器50に流入するのを防ぐ逆止弁であり、60は放熱器20から流出した高圧冷媒と圧縮機10に吸入される低圧冷媒とを熱交換する内部熱交換器である。
また、図12はヒートポンプ空調装置に用いた従来のエジェクタサイクルの一例を示す模式図である。図11と異なる構成として、圧縮機10の後流に圧縮した冷媒と室内空気とを熱交換して室内空気を加熱する暖房用熱交換器80と、冷媒を減圧する減圧弁81とを設けている。また、冷房用熱交換器30とエジェクタ4との間にも3方弁92を設け、駆動流側の3方弁91と吸引流側の3方弁92との間を冷媒流路で結び、その間に絞り93を設けている。
これにより、冷房時には、暖房用熱交換器80と減圧弁81は通過するだけで室外熱交換器20で放熱し、エジェクタ4にて減圧しつつ冷房用熱交換器30からの冷媒を吸引して通常の冷房を行う。また、エジェクタ4をバイパスさせて冷房を行う時には、3方弁91から絞り93を通して減圧し、3方弁92を介して冷房用熱交換器30に冷媒を流通させて冷房を行う。また、暖房時には、暖房用熱交換器80で暖房を行った後、減圧弁81で減圧して室外熱交換器20で吸熱し、エジェクタ4は通過するだけにするものである。
また、目的はエジェクタサイクルにおける除霜運転であるが、本出願人は先に特許文献1に示す発明を出願している。これは放熱器から流出した高圧冷媒を、ノズルをバイパスさせて蒸発器に導くバイパス流路をエジェクタに設けると共に、ノズルの開口面積を調節するニードル弁を駆動するアクチュエータにてバイパス流路を開閉するバルブを駆動するものである。
特開203−90635号公報
しかしながら、上記のようにエジェクタを用いた冷凍サイクルは公知であるが、外気温度が低い場合・放熱器前面風速が大きい場合・室内温度が高い場合などでエジェクタへの入力が小さい場合には、蒸発器に充分な冷媒が流れず所定の能力を得られないという問題点がある。尚、上記特許文献1にも、エジェクタへの入力が小さい場合の能力確保についての具体的な記載およびこれを示唆する記載はない。また、ヒートポンプサイクルの空調装置などに用いた場合、エジェクタ側の圧損が大きくて暖房能力が充分に発揮されないという問題点もある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、エジェクタへの入力が低下した時にノズルをバイパスさせて蒸発器に充分な冷媒を流して所定の冷却能力を得ることを第1の目的とし、そのノズルのバイパス回路を簡素に構成することを第2の目的とし、ノズルをバイパスさせて流通させるときの圧損を小さくすることを第3の目的としたエジェクタサイクルを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項7に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、冷媒を吸入圧縮する圧縮機(10)と、圧縮機(10)から吐出した冷媒を冷却する放熱器(20)と、冷媒を蒸発させる蒸発器(30)と、放熱器(20)から流出した高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(412)、ノズル(412)から噴射する高い速度の冷媒流により蒸発器(30)にて蒸発した気相冷媒を吸引し、ノズル(412)から噴射する冷媒と蒸発器(30)から吸引した冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させる昇圧部(420b、420c)、および放熱器(20)から流出した冷媒をノズル(412)をバイパスさせて蒸発器(30)に導くバイパス流路(414b)を有するエジェクタ(40)と、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器(50)とを備え、通常運転時には放熱器(20)から流出した冷媒をノズル(412)に流通させ、エジェクタ(40)への入力が低下した時には放熱器(20)から流出した冷媒をバイパス流路(414b)に流通させるように冷媒流路を切り換える冷媒流路切換手段をエジェクタ(40)に一体にして備えたことを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、外気温度が低い場合・放熱器(20)の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ(40)への入力が低下した時にノズル(412)をバイパスさせて蒸発器(30)に充分な冷媒を流して所定の冷却能力を得ることができる。また、そのノズル(412)のバイパス流路(414b)および冷媒流路切換手段をエジェクタ(40)に一体にして設けることにより、少なくとも3方弁などの流路切換手段およびそれとの配管接続などが不要となり、構成を簡素にすることができる。
また、請求項2に記載の発明では、ノズル(412)は、ニードル弁(413)によりその絞り断面積を変化させることのできる可変ノズルであり、冷媒流路切換手段としてニードル弁(413)を用いてノズル(412)の開閉とバイパス流路(414b)の開閉とを行うことを特徴としている。これは、ノズル(412)の開度調節と閉鎖、およびこのノズル(412)の閉鎖と同時にバイパス流路(414b)が開通する作動をニードル弁(413)の軸方向の位置を可変することによって行うものである。この請求項2に記載の発明によっても、構成を簡素にすることができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のニードル弁(413)を第1冷媒流路切換手段として備え、エジェクタ(40)において、蒸発器(30)に接続される吸引ポート(411b)と吸引部(420a)との間の冷媒流路にバイパス流路(414b)を合流させ、その合流部に、通常運転時には吸引ポート(411b)と吸引部(420a)とを連通させ、冷媒がバイパス流路(414b)を流通する時にはバイパス流路(414b)と吸引ポート(411b)とを連通させるように冷媒流路を切り換える第2冷媒流路切換手段(417)を備えたことを特徴としている。
上記請求項2に記載の発明だけでは、バイパス流路(414b)の外部にバイパス配管路(70)を接続しておく必要があるが、この請求項3に記載の発明によれば、ノズル(412)をバイパスする時に冷媒は蒸発器(30)を逆流する経路となるためバイパス配管路は不要となり、構成を簡素にすることができる。
また、請求項4に記載の発明では、冷媒を吸入圧縮する圧縮機(10)と、圧縮した冷媒と2次流体とを熱交換して2次流体を加熱する第1放熱器(80)と、冷媒を減圧する減圧手段(81)と、冷媒と2次流体とを熱交換する第2熱交換器(20)と、冷媒と2次流体とを熱交換して2次流体を冷却する第1蒸発器(30)と、請求項3に記載した蒸発器(30)を第1蒸発器(30)とし放熱器(20)を第2熱交換器(20)としたエジェクタ(40)と、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器(50)とを備え、ヒートポンプサイクルに用いたことを特徴としている。
これは例えば、室内の熱を室外に放熱する室内冷房のときには、エジェクタ(40)にて高圧冷媒を減圧し、室外の熱を室内に放熱する室内暖房のときには、減圧手段(81)にて高圧冷媒を減圧膨張させるようにしたヒートポンプサイクルに、本発明のエジェクタ(40)を適用したものである。
この請求項4に記載の発明によれば、冷房モード時で外気温度が低い場合・第2熱交換器(20)の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ(40)への入力が低下した時にノズル(412)をバイパスさせて第1蒸発器(30)に充分な冷媒を流して所定の冷却能力を得ることができるうえ、暖房モードの場合もバイパス流路(414b)を開いて対応して、エジェクタ(40)では圧損の少ない状態で冷媒を通過させるため、第1放熱器(80)で所定の加熱能力を得ることができる。
また、請求項5に記載の発明では、冷媒を吸入圧縮する圧縮機(10)と、圧縮した冷媒と2次流体とを熱交換して2次流体を加熱する第1放熱器(80)と、冷媒を減圧する減圧手段(81)と、冷媒と2次流体とを熱交換する第2熱交換器(20)と、冷媒と2次流体とを熱交換して2次流体を冷却する第1蒸発器(30)と、請求項3に記載の第2冷媒流路切換手段(417)を備え、第1冷媒流路切換手段として、ニードル弁(413)にてノズル(412)の開閉を行い、バイパス流路(414b)を第2バイパス流路として備えてニードル弁(413)をガイドする可動ニードルガイド(414A)にてバイパス流路(414b)の開閉を行うと共に、第2熱交換器(20)に接続される主流ポート(411a)とノズル(412)との間の冷媒流路に、主流ポート(411a)から流入した冷媒をノズル(412)をバイパスさせて吸引部(420a)に導く第1バイパス流路(411e)を分岐させ、その分岐部に、通常運転時には主流ポート(411a)とノズル(412)とを連通させ、エジェクタ(40)への入力が低下した時には主流ポート(411a)と吸引部(420a)とを連通させるように冷媒流路を切り換える第3冷媒流路切換手段(419)を備えたエジェクタ(40)と、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器(50)とを備え、ヒートポンプサイクルに用いたことを特徴としている。
これも請求項4と同様に、ヒートポンプサイクルに本発明のエジェクタ(40)を適用するうえで、ノズル(412)をバイパスさせる経路として、第1冷媒流路切換手段となるニードル弁(413)・可動ニードルガイド(414A)と第2冷媒流路切換手段(417)の上流側に、第3冷媒流路切換手段(419)を加えて備えたものである。
この請求項5に記載の発明によっても、冷房モード時で外気温度が低い場合・第2熱交換器(20)の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ(40)への入力が低下した時にノズル(412)をバイパスさせて第1蒸発器(30)に充分な冷媒を流して所定の冷却能力を得ることができうえ、暖房モードの場合には第1バイパス流路(411e)と第2バイパス流路(414b)とを開いて対応して、より圧損の少ない状態で冷媒を通過させるため、第1放熱器(80)で所定の加熱能力を得ることができる。
また、請求項6に記載の発明では、第2冷媒流路切換手段(417)と第3冷媒流路切換手段(419)とは、それぞれ一方と他方とに掛かる付勢力の差で作動することを特徴としている。具体的に、一方の付勢力とは主流として流入してくる冷媒圧力であり、他方は対抗するように設けられたばね手段(418a、420)の付勢力である。この請求項6に記載の発明によれば、主流として流入してくる冷媒の圧力によって自動的に冷媒流路が切り換えられることとなり、駆動機構が不要な簡素な構成とすることができる。
ちなみに、第1冷媒流路切換手段としての可動ニードルガイド(414A)は、バイパス側へはニードル弁(413)と一緒に駆動機構(430)にて押し出されるが、通常作動側へは主流として流入してくる冷媒の圧力によって押し戻されるようになっている。
また、請求項7に記載の発明では、エジェクタ(40)は、ノズル(412)をバイパスさせて冷媒を流通させる場合、第2冷媒流路切換手段(417)が絞りの働きを成すようにしたことを特徴としている。これは、第2冷媒流路切換手段(417)を介してバイパスさせた場合、蒸発器(30)の冷媒流通方向が通常とは逆となるためであり、この請求項6に記載の発明によれば、バイパス運転時用の減圧弁などが不要となり、構成を簡素にすることができる。ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、、本実施形態は、本発明に係るエジェクタサイクルを冷房装置に適用したものであり、図1は、本発明の第1実施形態におけるエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40の構成を示す断面図であり、冷房運転状態を示す。
10は図示しない電動モータなどの駆動源から駆動力を得て、冷媒を吸入圧縮する圧縮機であり、20は圧縮機10から吐出した高温・高圧冷媒と室外空気とを熱交換して冷媒を冷却する室外熱交換器(以下、放熱器とする。)である。30は室内空気と液相冷媒とを熱交換させて液相冷媒を蒸発させることにより室内空気から熱を奪う冷房用熱交換器(以下、蒸発器とする。)であり、40は放熱器20から流出する冷媒を減圧膨張させて蒸発器30にて蒸発した気相冷媒を吸引すると共に、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機10の吸入圧を上昇させるエジェクタである。尚、エジェクタ40の詳細構造は後述する。
50はエジェクタ40から流出した冷媒が流入すると共に、その流入した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器であり、分離された気相冷媒は圧縮機10に吸引され、分離された液相冷媒は蒸発器30側に吸引される。ちなみに、気液分離器50と蒸発器30とを結ぶ冷媒通路は、蒸発器30に吸引される冷媒を減圧して蒸発器30内の圧力(蒸発圧力)を確実に低下させるために、減圧弁などの減圧手段51が設けられ、冷媒が流通することにより圧力損失が発生するようになっている。
60は放熱器20から流出した高圧冷媒と圧縮機10に吸入される低圧冷媒とを熱交換する内部熱交換器である。70は次に説明するエジェクタ40内でノズル412をバイパスさせたときに、その高圧冷媒を減圧弁51の上流に導くためのバイパス配管路であり、52はバイパス配管路70からの高圧冷媒が短絡して気液分離器50に流入するのを防ぐ逆止弁である。
次に、エジェクタ40について説明する。エジェクタ40は、機能から大別してノズルと切換部とを持つ本体部410と、配管部420と、駆動部430とから構成されている。本体部410と配管部420とは、略円筒状の本体部ボディ411を共用して本実施形態では一体に形成されており、別体に構成される駆動部430と後に適宜な締結手段によって結合される。また、本体ボディ411の軸方向略中間部位には、放熱器20から流出した高圧冷媒を流入させる主流ポート411aが形成されている。
本体部410は、主要部品としてノズル412とニ一ドル413とニードルガイド414とを有する。まず、ノズル412は、円筒状の端部に先端側に向かって径が小さくなるテーパ状のノズル部412aを形成しており、ニードル413との間に、先の主流ポート411aとノズル部412aとを連通させる円筒状の主流通路412bを形成している。
ニ一ドル413は、円柱部413aと、その端部に、先端側に向かって径が小さくなる円錐部413bを形成しており、ノズル412内で軸方向に位置を変えることにより、円錐部413bでノズル部412aの開口面積を調節したり、円柱部413aでノズル部412aを閉じたりするようになっている。ニードルガイド414は、本体ボディ411に固定され、円柱状のガイド穴414aでニ一ドル413を摺動自在に保持するようになっている。
そしてノズル412とニ一ドル413とニードルガイド414とは、耐食性に富む金属、例えばSUS316LまたはSUS304Lなどからなり、更にニ一ドル413は、滑り特性と耐摩耗性を向上させるためにDLC(ダイヤモンドライクカーボン)処理が施されている。
配管部420は、本体部ボディ411におけるノズル部412a側の端部に構成されている。配管部420は、略円筒状でありノズル部412aから噴出される冷媒を通過させる吐出通路が、軸方向に延びるように形成されている。この吐出通路の一端側にノズル部412aが挿入され、吐出通路の他端は気液分離器50に接続する吐出ポート411cとなっている。配管部420の軸方向略中間部位には、吐出通路と連通する吸引ポート411bが形成されており、吸引ポート411bには蒸発器30が接続されている。
420aはノズル412から噴射する高い速度の冷媒流(ジェット流)により蒸発器30にて蒸発した気相冷媒を吸引する吸引部であり、420bはノズル412から噴射する冷媒と蒸発器30から吸引した冷媒とを混合させる混合部であり、420cは冷媒を混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させるディフューザ部である。これら吸引部420a・混合部420bb・ディフューザ部420cは、ノズル412を収納する本体ハウジング411により形成されており、ノズル412は本体ハウジング411に圧入により固定されている。ちなみに、本体ハウジング411およびノズル412はステンレス製である。
尚、、混合部420bbにおいては、駆動流の運動量と吸引流の運動量との和が保存されるように駆動流と吸引流とが混合するので、混合部420bbにおいても冷媒の圧力(静圧)が上昇する。一方、ディフィーザ部420cにおいては、通路断面積を徐々に拡大することにより、冷媒の速度エネルギー(動圧)を圧力エネルギー(静圧)に変換するので、エジェクタ40においては、混合部420bbおよびディフィーザ部420cの両者にて冷媒圧力を昇圧する。そこで、混合部420bbとディフィーザ部420cとを総称して昇圧部と呼ぶ。
つまり、理想的なエジェクタ40においては、混合部420bbで駆動流の運動量と吸引流冷媒の運動量との和が保存されるように冷媒圧力が増大し、ディフィーザ部420cでエネルギーが保存されるように冷媒圧力が増大することが望ましい。そこで、本実施形態では、蒸発器30にて必要とされる熱負荷に応じてニードル弁413を変位させてノズル412の開口面積を可変制御している。
駆動部430は、本体部410のニ一ドル413を軸方向に駆動するもので、本体ボディ411における反ノズル部412a側の端部に配置されている。駆動部430は、具体的にはプランジャー式のアクチュエータであり、プランジャー431と、それを駆動するコイル部432とからなる。ニ一ドル413の円柱部413aの駆動部430側端部には、小径円柱部413dが突出しており、この小径円柱部413dの途中には付勢力受け部材415が固定され、この付勢力受け部材415とニードルガイド414との間にばね手段416が圧縮された状態で配設され、小径円柱部413dの端面が常にプランジャー431の端面に当接した状態でニ一ドル413が駆動されるようになっている。
次に、本発明の特徴構造について説明する。まず、ニードルガイド414のガイド穴414aから直交する外周方向にバイパス流路414bが形成されており、本体ボディ411に設けられたバイパスポート411dに連通するようになっている。また、ニ一ドル413の円柱部413aは段付き形状になっており、円柱部413aの途中に小径円柱形状の連通溝部413cが形成されている。
このニ一ドル413自体と、ニ一ドル413の連通溝部413cと、ニードルガイド414のバイパス流路414bとでもって本発明の第1冷媒流路切換手段を成している。尚、主流通路412bとバイパス流路414bとを連通させる連通溝部413cは、本実施形態では小径円柱形状で形成しているが、本発明はこれに限るものではなく、軸方向に形成した溝や軸に孔を開けて連通をとるものであっても良い。
次に、エジェクタ40およびエジェクタサイクルの概略作動を述べる。
1−1.通常の冷房運転時
圧縮機10が起動すると、図1に示すように、気液分離器50から気相冷媒が圧縮機10に吸入され、圧縮された冷媒が放熱器(室外熱交換器)20に吐出される。そして、放熱器20にて冷却された冷媒は、エジェクタ40のノズル412にて減圧膨張して蒸発器30(室内熱交換器)内の冷媒を吸引する。次に、蒸発器30から吸引された冷媒とノズル413から吹き出す冷媒とは、混合部420bにて混合しながらディフィーザ部420cにてその動圧が静圧に変換されて気液分離器50に戻る。
一方、エジェクタ40にて蒸発器30内の冷媒が吸引されるため、蒸発器30には気液分離器50から液相冷媒が流入し、その流入した冷媒は、蒸発器30で室内空気から吸熱して蒸発する。尚、通常運転時においては、ニードル弁413の連通溝部413cはニードルガイド414のガイド穴414aの中に納まっているため、主流通路412bとバイパス流路414bとを連通させることはなく、この状態で蒸発器30の熱負荷(吸引流の流量)に応じてニードル弁413の作動(ノズル413の開口面積)を制御する。
1−2.バイパス冷房運転時
図2は図1のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、バイパス冷房運転状態を示す。外気温度が低い場合・放熱器20の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ40への入力が低下した時には、所定の冷却能力を確保するためにノズル412をバイパスさせて蒸発器30に冷媒を流すバイパス冷房運転を実施する。
バイパス冷房運転時には、ノズル412の開口を閉じるようにニードル弁413を変位させる。この変位により、ニードル弁413の連通溝部413cがニードルガイド414のガイド穴414aから出て、ガイド穴414aと連通溝部413cとの隙により主流通路412bとバイパス流路414bとが連通される。これにより放熱器20からエジェクタ40に流入する高圧冷媒は、図2に示すように、エジェクタ40内でノズル412をバイパスしてバイパス流路414bに流通し、バイパス配管路70を経て蒸発器30を流通して冷房能力を発する。
次に、本実施形態の特徴と作用効果について述べる。まず、冷媒を吸入圧縮する圧縮機10と、圧縮機10から吐出した冷媒を冷却する放熱器20と、冷媒を蒸発させる蒸発器30と、放熱器20から流出した高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル412、ノズル412から噴射する高い速度の冷媒流により蒸発器30にて蒸発した気相冷媒を吸引し、ノズル412から噴射する冷媒と蒸発器30から吸引した冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させる昇圧部420b・420c、および放熱器20から流出した冷媒をノズル412をバイパスさせて蒸発器30に導くバイパス流路414bを有するエジェクタ40と、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器50とを備え、通常運転時には放熱器20から流出した冷媒をノズル412に流通させ、エジェクタ40への入力が低下した時には放熱器20から流出した冷媒をバイパス流路414bに流通させるように冷媒流路を切り換える冷媒流路切換手段をエジェクタ40に一体にして備えている。
これによれば、外気温度が低い場合・放熱器20の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ40への入力が低下した時にノズル412をバイパスさせて蒸発器30に充分な冷媒を流して所定の冷却能力を得ることができる。また、そのノズル412のバイパス流路414bおよび冷媒流路切換手段をエジェクタ40に一体にして設けることにより、少なくとも3方弁などの流路切換手段およびそれとの配管接続などが不要となり、構成を簡素にすることができる。
また、ノズル412は、ニードル弁413によりその絞り断面積を変化させることのできる可変ノズルであり、冷媒流路切換手段としてニードル弁413を用いてノズル412の開閉とバイパス流路414bの開閉とを行うようにしている。これは、ノズル412の開度調節と閉鎖、およびこのノズル412の閉鎖と同時にバイパス流路414bが開通する作動をニードル弁413の軸方向の位置を可変することによって行うものである。これによっても、構成を簡素にすることができる。
(第2実施形態)
図3の(a)は本発明の第2実施形態におけるエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40の構成を示す断面図であり、冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図である。上述した第1実施形態と異なる点は、エジェクタ40に第2流路切換手段として第2可動バルブ417を加えており、これによってサイクルではバイパス配管路70および逆止弁52を不要としている。
第2可動バルブ417は、蒸発器30に接続される吸引ポート411bと吸引部420aとの間の冷媒流路に、第1実施形態で説明したバイパス流路414bを合流させ、その合流部に設けてある。そして、通常運転時には吸引ポート411bと吸引部420aとを第1連通路417aで連通させ(図3(b)参照)、冷媒がバイパス流路414bを流通する時にはバイパス流路414bと吸引ポート411bとを第2連通路417bで連通させるように冷媒流路を切り換える(図4(b)参照)。418aは第2可動バルブ417を通常の第1連通路417aが開口している状態に保持・付勢するばね手段である。
次に、エジェクタ40およびエジェクタサイクルの概略作動を述べる。
2−1.通常の冷房運転時
圧縮機10が起動すると、図3に示すように、気液分離器50から気相冷媒が圧縮機10に吸入され、圧縮された冷媒が放熱器(室外熱交換器)20に吐出される。そして、放熱器20にて冷却された冷媒は、エジェクタ40のノズル412にて減圧膨張して蒸発器30(室内熱交換器)内の冷媒を吸引する。次に、蒸発器30から吸引された冷媒とノズル413から吹き出す冷媒とは、混合部420bにて混合しながらディフィーザ部420cにてその動圧が静圧に変換されて気液分離器50に戻る。
一方、エジェクタ40にて蒸発器30内の冷媒が吸引されるため、蒸発器30には気液分離器50から液相冷媒が流入し、その流入した冷媒は、蒸発器30で室内空気から吸熱して蒸発する。尚、通常運転時においては、ニードル弁413とニードルガイド414とで構成される第1冷媒流路切換手段は主流通路412bとバイパス流路414bとを連通させることはなく、この状態で蒸発器(室内熱交換器)30の熱負荷(吸引流の流量)に応じてニードル弁413の作動(ノズル413の開口面積)を制御する。また、第2冷媒流路切換手段である第2可動バルブ417は、ばね手段418aにて通常の吸引ポート411bと吸引部420aとを連通させる第1連通路417aが開口する状態に保持される。
2−2.バイパス冷房運転時
図4の(a)は図3のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、バイパス冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図である。外気温度が低い場合・放熱器20の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ40への入力が低下した時には、所定の冷却能力を確保するためにノズル412をバイパスさせて蒸発器30に冷媒を流すバイパス冷房運転を実施する。
バイパス冷房運転時には、ノズル412の開口を閉じるようにニードル弁413を変位させる。この変位により、ニードル弁413とニードルガイド414とで構成される第1冷媒流路切換手段は主流通路412bとバイパス流路414bとを連通させる。これにより放熱器20からエジェクタ40に流入する高圧冷媒は、図4に示すように、エジェクタ40内でノズル412をバイパスしてバイパス流路414bに流入する。
また、第2冷媒流路切換手段である第2可動バルブ417は、その冷媒の圧力を受けてばね手段418aを圧縮する方向に可動し、バイパス流路414bと吸引ポート411bとを連通させる第2連通路417bを開口するようになる。そして冷媒は、この第2連通路417bを経て蒸発器30を流通して冷房能力を発する。尚、通常の冷房運転時とは蒸発器30の冷媒流通方向が逆となるため、減圧弁51は全開として第2冷媒流路切換手段が絞りの働きを成すようになっている。
次に、本実施形態の特徴と作用効果について述べる。まず、第1実施形態に記述したニードル弁413を第1冷媒流路切換手段として備え、エジェクタ40において、蒸発器30に接続される吸引ポート411bと吸引部420aとの間の冷媒流路にバイパス流路414bを合流させ、その合流部に、通常運転時には吸引ポート411bと吸引部420aとを連通させ、冷媒がバイパス流路414bを流通する時にはバイパス流路414bと吸引ポート411bとを連通させるように冷媒流路を切り換える第2冷媒流路切換手段として第2可動バルブ417を備えている。
上述した第1実施形態では、バイパス流路414bの外部にバイパス配管路70を接続しておく必要があるが、本実施形態によれば、ノズル412をバイパスする時に冷媒は蒸発器30を逆流する経路となるためバイパス配管路は不要となり、構成を簡素にすることができる。
また、第2可動バルブ417は、一方と他方とに掛かる付勢力の差で作動するようになっている。具体的に、一方の付勢力とは主流として流入してくる冷媒圧力であり、他方は対抗するように設けられたばね手段418aの付勢力である。これによれば、主流として流入してくる冷媒の圧力によって自動的に冷媒流路が切り換えられることとなり、駆動機構が不要な簡素な構成とすることができる。
また、エジェクタ40は、ノズル412をバイパスさせて冷媒を流通させる場合、第2可動バルブ417が絞りの働きを成すようにしている。これは、第2可動バルブ417を介してバイパスさせた場合、蒸発器30の冷媒流通方向が通常とは逆となるためであり、これによれば、バイパス運転時用の減圧弁などが不要となり、構成を簡素にすることができる。
(第3実施形態)
図5の(a)は本発明の第3実施形態におけるエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図である。本実施形態は、上述した第2実施形態の構成のエジェクタ40をヒートポンプ空調装置に用いたものである。
次に、エジェクタ40およびエジェクタサイクルの概略作動を述べる。
3−1.通常の冷房運転時
圧縮機10が起動すると、図5に示すように、気液分離器50から気相冷媒が圧縮機10に吸入され、圧縮された冷媒が第1放熱器(暖房用熱交換器)80と減圧弁(減圧手段)81を通過して第2熱交換器(室外熱交換器)20に供給される。そして、第2熱交換器20にて冷却された冷媒は、エジェクタ40のノズル412にて減圧膨張して第1蒸発器(冷房用熱交換器)30内の冷媒を吸引する。次に、第1蒸発器30から吸引された冷媒とノズル412から吹き出す冷媒とは、混合部420bにて混合しながらディフィーザ部420cにてその動圧が静圧に変換されて気液分離器50に戻る。
一方、エジェクタ40にて第1蒸発器30内の冷媒が吸引されるため、第1蒸発器30には気液分離器50から液相冷媒が流入し、その流入した冷媒は、第1蒸発器30で室内空気から吸熱して蒸発する。尚、通常運転時においては、ニードル弁413とニードルガイド414とで構成される第1冷媒流路切換手段は主流通路412bとバイパス流路414bとを連通させることはなく、この状態で第1蒸発器30の熱負荷(吸引流の流量)に応じてニードル弁413の作動(ノズル413の開口面積)を制御する。また、第2冷媒流路切換手段である第2可動バルブ417は、ばね手段418aにて通常の吸引ポート411bと吸引部420aとを連通させる第1連通路417aが開口する状態に保持される。
3−2.バイパス冷房運転時
図6の(a)は図5のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、バイパス冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図である。外気温度が低い場合・第2熱交換器20の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ40への入力が低下した時には、所定の冷却能力を確保するためにノズル412をバイパスさせて第1蒸発器30に冷媒を流すバイパス冷房運転を実施する。
バイパス冷房運転時には、ノズル412の開口を閉じるようにニードル弁413を変位させる。この変位により、ニードル弁413とニードルガイド414とで構成される第1冷媒流路切換手段は主流通路412bとバイパス流路414bとを連通させる。これにより第2熱交換器20からエジェクタ40に流入する高圧冷媒は、図6に示すように、エジェクタ40内でノズル412をバイパスしてバイパス流路414bに流入する。
また、第2冷媒流路切換手段である第2可動バルブ417は、その冷媒の圧力を受けてばね手段418aを圧縮する方向に可動し、バイパス流路414bと吸引ポート411bとを連通させる第2連通路417bを開口するようになる。そして冷媒は、この第2連通路417bを経て第1蒸発器30を流通して冷房能力を発する。尚、通常の冷房運転時とは第1蒸発器30の冷媒流通方向が逆となるため、減圧弁51は全開として第2冷媒流路切換手段が絞りの働きを成すようになっている。
3−3.暖房運転時
図7の(a)は図5のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、暖房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図である。圧縮機10が起動すると、気液分離器50から気相冷媒が圧縮機10に吸入され、圧縮された冷媒が第1放熱器80で暖房を行った後、減圧弁81で減圧して第2熱交換器20で吸熱し、エジェクタ40側は冷媒が通過するだけとなる。
具体的には、ノズル412の開口を閉じるようにニードル弁413を変位させる。この変位により、ニードル弁413とニードルガイド414とで構成される第1冷媒流路切換手段は主流通路412bとバイパス流路414bとを連通させる。これにより、第2熱交換器20からエジェクタ40に流入する冷媒は、エジェクタ40内でノズル412をバイパスしてバイパス流路414bに流入する。
また、第2冷媒流路切換手段である第2可動バルブ417は、バイパス冷房運転時(入力低下時)と暖房運転時とで冷媒圧力が違う(バイパス時冷媒圧力>暖房時冷媒圧力)ことを利用して、図7(b)に示すように、通常の吸引ポート411bと吸引部420aとを連通させる第1連通路417aと、バイパス流路414bと吸引ポート411bとを連通させる第2連通路417bとが両方とも開口するようにばね手段418aの付勢力を設定している。
これにより、バイパス流路414bを流通する冷媒は、大半が吸引ポート411bで折り返して流通抵抗の少ないエジェクタ40内を通って気液分離器50に戻り、一部は第1蒸発器30を流通して気液分離器50に戻ることとなる。このように暖房時には、ノズル412だけをバイパスする流れを構成することができ、圧力損失を小さくすることができる。
次に、本実施形態の特徴と作用効果について述べる。冷媒を吸入圧縮する圧縮機10と、圧縮した冷媒と室内空気とを熱交換して室内空気を加熱する第1放熱器80と、冷媒を減圧する減圧弁81と、冷媒と室外空気とを熱交換する第2熱交換器20と、冷媒と室内空気とを熱交換して室内空気を冷却する第1蒸発器30と、第2実施形態に記述したエジェクタ40と、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器50とを備え、ヒートポンプサイクルに用いている。
これは本例のように、室内の熱を室外に放熱する室内冷房のときには、エジェクタ40にて高圧冷媒を減圧し、室外の熱を室内に放熱する室内暖房のときには、減圧弁81にて高圧冷媒を減圧膨張させるようにしたヒートポンプサイクルに、本発明のエジェクタ40を適用したものである。
これによれば、冷房モード時で外気温度が低い場合・第2熱交換器20の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ40への入力が低下した時にノズル412をバイパスさせて第1蒸発器30に充分な冷媒を流して所定の冷却能力を得ることができるうえ、暖房モードの場合もバイパス流路414bを開いて対応して、エジェクタ40では圧損の少ない状態で冷媒を通過させるため、第1放熱器80で所定の加熱能力を得ることができる。
(第4実施形態)
図8の(a)は本発明の第4実施形態におけるエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40の構成を示す断面図であり、冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図、(c)は(a)中B部の部分拡大図である。上述の第3実施形態と異なる点は、まず、第1冷媒流路切換手段として、ニードル弁413にてノズル412の開閉を行い、バイパス流路414bを第2バイパス流路として備えてニードル弁413をガイドするニードルガイド414を可動式の可動ニードルガイド414Aとしてバイパス流路414bの開閉を行っている。また、ノズル412をバイパスさせる経路として、これまでの第1冷媒流路切換手段と第2冷媒流路切換手段417の上流側に、第3冷媒流路切換手段として第3可動バルブ419を加えて備えたものである。
第3可動バルブ419は、第2熱交換器20に接続される主流ポート411aとノズル412との間の冷媒流路に、主流ポート411aから流入した冷媒をノズル412をバイパスさせて吸引部420aに導く第1バイパス流路411eを分岐させ、その分岐部に設けてある。そして、通常運転時には高い冷媒圧力に押されて第1バイパス流路411e内に収まっていて主流ポート411aとノズル412とを連通させ(図8(c)参照)、エジェクタ40への入力される冷媒圧力が低下した時に出てきて主流ポート411aと吸引部420aとを連通路419aで連通させるようになる(図10(c)参照)。418bは第3可動バルブ419を通常の第3連通路419aが開口している状態に保持・付勢するばね手段である。
次に、エジェクタ40およびエジェクタサイクルの概略作動を述べる。
4−1.通常の冷房運転時
圧縮機10が起動すると、図8に示すように、気液分離器50から気相冷媒が圧縮機10に吸入され、圧縮された冷媒が第1放熱器(暖房用熱交換器)80と減圧弁(減圧手段)81を通過して第2熱交換器(室外熱交換器)20に供給される。そして、第2熱交換器20にて冷却された冷媒は、エジェクタ40のノズル412にて減圧膨張して第1蒸発器(冷房用熱交換器)30内の冷媒を吸引する。次に、第1蒸発器30から吸引された冷媒とノズル412から吹き出す冷媒とは、混合部420bにて混合しながらディフィーザ部420cにてその動圧が静圧に変換されて気液分離器50に戻る。
一方、エジェクタ40にて第1蒸発器30内の冷媒が吸引されるため、第1蒸発器30には気液分離器50から液相冷媒が流入し、その流入した冷媒は、第1蒸発器30で室内空気から吸熱して蒸発する。尚、通常運転時において第1冷媒流路切換手段である可動ニードルガイド414Aは、高い冷媒圧力に押されて反ノズル側に可動しており、主流通路412bとバイパス流路414bとを連通させることはなく、この状態で第1蒸発器30の熱負荷(吸引流の流量)に応じてニードル弁413の作動(ノズル413の開口面積)を制御する。
また、第2冷媒流路切換手段である第2可動バルブ417は、ばね手段418aにて通常の吸引ポート411bと吸引部420aとを連通させる第1連通路417aが開口する状態に保持され、第3冷媒流路切換手段である第3可動バルブ419は、高い冷媒圧力に押されてばね手段418bを圧縮する方向に可動しており、主流ポート411aとノズル412とを連通させる状態で保持される。
4−2.バイパス冷房運転時
図9の(a)は図8のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、バイパス冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図、(c)は(a)中B部の部分拡大図である。外気温度が低い場合・第2熱交換器20の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ40への入力が低下した時には、所定の冷却能力を確保するためにノズル412をバイパスさせて第1蒸発器30に冷媒を流すバイパス冷房運転を実施する。
バイパス冷房運転時には、ノズル412の開口を閉じるようにニードル弁413を変位させる。また、第1冷媒流路切換手段である可動ニードルガイド414Aはノズル側に可動して主流通路412bとバイパス流路414bとを連通させる。これにより第2熱交換器20からエジェクタ40に流入する高圧冷媒は、図9に示すように、エジェクタ40内でノズル412をバイパスしてバイパス流路414bに流入する。ちなみに、第3冷媒流路切換手段である第3可動バルブ419は、まだ冷媒圧力に押されてばね手段418bを圧縮する方向に可動しており、主流ポート411aとノズル412とを連通させる状態で保持されている。
また、第2冷媒流路切換手段である第2可動バルブ417は、その冷媒の圧力を受けてばね手段418aを圧縮する方向に可動し、バイパス流路414bと吸引ポート411bとを連通させる第2連通路417bを開口するようになる。そして冷媒は、この第2連通路417bを経て第1蒸発器30を流通して冷房能力を発する。尚、通常の冷房運転時とは第1蒸発器30の冷媒流通方向が逆となるため、減圧弁51は全開として第2冷媒流路切換手段が絞りの働きを成すようになっている。
4−3.暖房運転時
図10の(a)は図8のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、暖房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図、(c)は(a)中B部の部分拡大図である。圧縮機10が起動すると、気液分離器50から気相冷媒が圧縮機10に吸入され、圧縮された冷媒が第1放熱器80で暖房を行った後、減圧弁81で減圧して第2熱交換器20で吸熱し、エジェクタ40側は冷媒が通過するだけとなる。
具体的に、エジェクタ40への入力される冷媒圧力が低下することにより、第3冷媒流路切換手段である第3可動バルブ419がばね手段418aの付勢力によって主流冷媒通路内に出てきて、主流ポート411aと吸引部420aとを連通路419aで連通させるようになる(図10(c)参照)。
暖房運転時には、ノズル412の開口を閉じるようにニードル弁413を変位させる。また、第1冷媒流路切換手段である可動ニードルガイド414Aはノズル側に可動して主流通路412bとバイパス流路414bとを連通させる。これにより第2熱交換器20からエジェクタ40に流入する高圧冷媒は、図10に示すように、エジェクタ40内でノズル412をバイパスしてバイパス流路414bに流入する。
また、第2冷媒流路切換手段である第2可動バルブ417は、バイパス冷房運転時(入力低下時)と暖房運転時とで冷媒圧力が違う(バイパス時冷媒圧力>暖房時冷媒圧力)ことを利用して、図10(b)に示すように、通常の吸引ポート411bと吸引部420aとを連通させる第1連通路417aと、バイパス流路414bと吸引ポート411bとを連通させる第2連通路417bとが両方とも開口するようにばね手段418aの付勢力を設定している。
これにより、エジェクタ40流入する冷媒は、一部は第3可動バルブ419の連通路419aから流通抵抗の少ないエジェクタ40内を通って気液分離器50に戻り、また一部はバイパス流路414bを流通して吸引ポート411bで折り返して流通抵抗の少ないエジェクタ40内を通って気液分離器50に戻り、また一部は第1蒸発器30を流通して気液分離器50に戻ることとなる。このように暖房時には、ノズル412だけをバイパスする流れを構成することができ、圧力損失を小さくすることができる。
次に、本実施形態の特徴と作用効果について述べる。まず、冷媒を吸入圧縮する圧縮機10と、圧縮した冷媒と室内空気とを熱交換して室内空気を加熱する第1放熱器80と、冷媒を減圧する減圧弁81と、冷媒と室外空気とを熱交換する第2熱交換器20と、冷媒と室内空気とを熱交換して室内空気を冷却する第1蒸発器30と、第3実施形態に記述した第2可動バルブ417を備え、第1冷媒流路切換手段として、ニードル弁413にてノズル412の開閉を行い、バイパス流路414bを第2バイパス流路として備えてニードル弁413)をガイドする可動ニードルガイド414Aにてバイパス流路414bの開閉を行うと共に、第2熱交換器20に接続される主流ポート411aとノズル412との間の冷媒流路に、主流ポート411aから流入した冷媒をノズル412をバイパスさせて吸引部420aに導く第1バイパス流路411eを分岐させ、その分岐部に、通常運転時には主流ポート(411a)とノズル(412)とを連通させ、エジェクタ40への入力が低下した時には主流ポート411aと吸引部420aとを連通させるように冷媒流路を切り換える第3可動バルブ419を備えたエジェクタ40と、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器50とを備え、ヒートポンプサイクルに用いている。
これも第3実施形態と同様に、ヒートポンプサイクルに本発明のエジェクタ40を適用するうえで、ノズル412をバイパスさせる経路として、第1冷媒流路切換手段となるニードル弁413・可動ニードルガイド414Aと第2冷媒流路切換手段である第2可動バルブ417の上流側に、第3冷媒流路切換手段である第3可動バルブ419を加えて備えたものである。
これによっても、冷房モード時で外気温度が低い場合・第2熱交換器20の前面風速が速い場合・室内温度が高い場合などでエジェクタ40への入力が低下した時にノズル412をバイパスさせて第1蒸発器30に充分な冷媒を流して所定の冷却能力を得ることができうえ、暖房モードの場合には第1バイパス流路411eと第2バイパス流路414bとを開いて対応して、より圧損の少ない状態で冷媒を通過させるため、第1放熱器80で所定の加熱能力を得ることができる。
また、第2可動バルブ417と第3可動バルブ419とは、それぞれ一方と他方とに掛かる付勢力の差で作動するようにしている。具体的に、一方の付勢力とは主流として流入してくる冷媒圧力であり、他方は対抗するように設けられたばね手段418a・418bの付勢力である。これによれば、主流として流入してくる冷媒の圧力によって自動的に冷媒流路が切り換えられることとなり、駆動機構が不要な簡素な構成とすることができる。
ちなみに、第1冷媒流路切換手段としての可動ニードルガイド414Aは、バイパス側へはニードル弁413と一緒に駆動機構430にて押し出されるが、通常作動側へは主流として流入してくる冷媒の圧力によって押し戻されるようになっている。
(その他の実施形態)
上述の第2〜第4実施形態では、バイパス冷房運転時には第2冷媒流路切換手段である第2可動バルブ417で減圧するようになっているが、第1冷媒流路切換手段であるニードル弁413やニードルガイド414・414Aで減圧するようにしても良い。また、上述の第4実施形態では、可動ニードルガイド414Aにてバイパス流路414bの開閉を行っているが、第1〜第3実施形態と同様にニードル弁413の連通溝部413cでバイパス流路414bの開閉を行うようにしても良い。
また、上述の実施形態では、本発明を冷房および冷暖房を行う空調装置に適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、冷凍・冷蔵・温蔵などを行う冷凍装置や給湯装置などのその他のエジェクタサイクルを用いた熱機関にも適用することができる。また、上述の実施形態では、アクチュエータ430としてプランジャー式のものを採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばステッピングモータやリニアモータなどのその他のものであっても良い。また、上述の実施形態では、冷媒の種類について記してないが、本発明は冷媒の種類を限定するものではなく、例えば二酸化炭素・フロン・炭化水素などであっても良い。
本発明の第1実施形態におけるエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40の構成を示す断面図であり、冷房運転状態を示す。 図1のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、バイパス冷房運転状態を示す。 (a)は本発明の第2実施形態におけるエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40の構成を示す断面図であり、冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図である。 (a)は図3のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、バイパス冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図である。 (a)は本発明の第3実施形態におけるエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図である。 (a)は図5のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、バイパス冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図である。 (a)は図5のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、暖房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図である。 (a)は本発明の第4実施形態におけるエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40の構成を示す断面図であり、冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図、(c)は(a)中B部の部分拡大図である。 (a)は図8のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、バイパス冷房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図、(c)は(a)中B部の部分拡大図である。 (a)は図8のエジェクタサイクルの模式図と、エジェクタ40での状態を示す断面図であり、暖房運転状態を示し、(b)は(a)中A部の部分拡大図、(c)は(a)中B部の部分拡大図である。 従来のエジェクタサイクルの一例を示す模式図である。 ヒートポンプ空調装置に用いた従来のエジェクタサイクルの一例を示す模式図である。
符号の説明
10…圧縮機
20…室外熱交換器(放熱器、第2熱交換器)
30…冷房用熱交換器(蒸発器、第1蒸発器)
40…エジェクタ
80…暖房用熱交換器(第1放熱器)
81…減圧弁(減圧手段)
411a…主流ポート
411b…吸引ポート
411e…第1バイパス流路
412…ノズル
413…ニードル弁(第1冷媒流路切換手段)
414…ニードルガイド(第1冷媒流路切換手段)
414b…バイパス流路、第2バイパス流路
417…第2可動バルブ(第2冷媒流路切換手段)
419…第3可動バルブ(第3冷媒流路切換手段)
420a…吸引部
420b…混合部(昇圧部)
420c…ディフィーザ部(昇圧部)
50…気液分離器

Claims (7)

  1. 冷媒を吸入圧縮する圧縮機(10)と、
    前記圧縮機(10)から吐出した冷媒を冷却する放熱器(20)と、
    冷媒を蒸発させる蒸発器(30)と、
    前記放熱器(20)から流出した高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(412)、前記ノズル(412)から噴射する高い速度の冷媒流により前記蒸発器(30)にて蒸発した気相冷媒を吸引し、前記ノズル(412)から噴射する冷媒と前記蒸発器(30)から吸引した冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させる昇圧部(420b、420c)、および前記放熱器(20)から流出した冷媒を前記ノズル(412)をバイパスさせて前記蒸発器(30)に導くバイパス流路(414b)を有するエジェクタ(40)と、
    冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器(50)とを備え、
    通常運転時には前記放熱器(20)から流出した冷媒を前記ノズル(412)に流通させ、前記エジェクタ(40)への入力が低下した時には前記放熱器(20)から流出した冷媒を前記バイパス流路(414b)に流通させるように冷媒流路を切り換える冷媒流路切換手段を前記エジェクタ(40)に一体にして備えたことを特徴とするエジェクタサイクル。
  2. 前記ノズル(412)は、ニードル弁(413)によりその絞り断面積を変化させることのできる可変ノズルであり、前記冷媒流路切換手段として前記ニードル弁(413)を用いて前記ノズル(412)の開閉と前記バイパス流路(414b)の開閉とを行うことを特徴とする請求項1に記載のエジェクタサイクル。
  3. 請求項2に記載のニードル弁(413)を第1冷媒流路切換手段として備え、前記エジェクタ(40)において、前記蒸発器(30)に接続される吸引ポート(411b)と吸引部(420a)との間の冷媒流路に前記バイパス流路(414b)を合流させ、その合流部に、通常運転時には前記吸引ポート(411b)と前記吸引部(420a)とを連通させ、冷媒が前記バイパス流路(414b)を流通する時には前記バイパス流路(414b)と前記吸引ポート(411b)とを連通させるように冷媒流路を切り換える第2冷媒流路切換手段(417)を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエジェクタサイクル。
  4. 冷媒を吸入圧縮する圧縮機(10)と、
    圧縮した冷媒と2次流体とを熱交換して2次流体を加熱する第1放熱器(80)と、
    冷媒を減圧する減圧手段(81)と、
    冷媒と2次流体とを熱交換する第2熱交換器(20)と、
    冷媒と2次流体とを熱交換して2次流体を冷却する第1蒸発器(30)と、
    請求項3に記載した前記蒸発器(30)を前記第1蒸発器(30)とし前記放熱器(20)を前記第2熱交換器(20)としたエジェクタ(40)と、
    冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器(50)とを備え、
    ヒートポンプサイクルに用いたことを特徴とするエジェクタサイクル。
  5. 冷媒を吸入圧縮する圧縮機(10)と、
    圧縮した冷媒と2次流体とを熱交換して2次流体を加熱する第1放熱器(80)と、
    冷媒を減圧する減圧手段(81)と、
    冷媒と2次流体とを熱交換する第2熱交換器(20)と、
    冷媒と2次流体とを熱交換して2次流体を冷却する第1蒸発器(30)と、
    請求項3に記載の第2冷媒流路切換手段(417)を備え、第1冷媒流路切換手段として、ニードル弁(413)にてノズル(412)の開閉を行い、バイパス流路(414b)を第2バイパス流路として備えて前記ニードル弁(413)をガイドする可動ニードルガイド(414A)にて前記バイパス流路(414b)の開閉を行うと共に、前記第2熱交換器(20)に接続される主流ポート(411a)と前記ノズル(412)との間の冷媒流路に、前記主流ポート(411a)から流入した冷媒を前記ノズル(412)をバイパスさせて吸引部(420a)に導く第1バイパス流路(411e)を分岐させ、その分岐部に、通常運転時には前記主流ポート(411a)と前記ノズル(412)とを連通させ、前記エジェクタ(40)への入力が低下した時には前記主流ポート(411a)と前記吸引部(420a)とを連通させるように冷媒流路を切り換える第3冷媒流路切換手段(419)を備えたエジェクタ(40)と、
    冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器(50)とを備え、
    ヒートポンプサイクルに用いたことを特徴とするエジェクタサイクル。
  6. 前記第2冷媒流路切換手段(417)と前記第3冷媒流路切換手段(419)とは、それぞれ一方と他方とに掛かる付勢力の差で作動することを特徴とする請求項3または請求項5に記載のエジェクタサイクル。
  7. 前記エジェクタ(40)は、前記ノズル(412)をバイパスさせて冷媒を流通させる場合、前記第2冷媒流路切換手段(417)が絞りの働きを成すようにしたことを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のエジェクタサイクル。
JP2004013491A 2004-01-21 2004-01-21 エジェクタサイクル Expired - Fee Related JP4273977B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004013491A JP4273977B2 (ja) 2004-01-21 2004-01-21 エジェクタサイクル
DE200510001463 DE102005001463A1 (de) 2004-01-21 2005-01-12 Ejektorpumpenkreis und Ejektorpumpenvorrichtung
US11/035,334 US7299645B2 (en) 2004-01-21 2005-01-13 Ejector cycle and ejector device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004013491A JP4273977B2 (ja) 2004-01-21 2004-01-21 エジェクタサイクル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005207648A true JP2005207648A (ja) 2005-08-04
JP4273977B2 JP4273977B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=34747366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004013491A Expired - Fee Related JP4273977B2 (ja) 2004-01-21 2004-01-21 エジェクタサイクル

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7299645B2 (ja)
JP (1) JP4273977B2 (ja)
DE (1) DE102005001463A1 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078340A (ja) * 2005-08-17 2007-03-29 Denso Corp エジェクタ式冷凍サイクル
US7956738B2 (en) 2004-06-28 2011-06-07 Rosemount Inc. Process field device with radio frequency communication
US8049361B2 (en) 2008-06-17 2011-11-01 Rosemount Inc. RF adapter for field device with loop current bypass
US8160535B2 (en) 2004-06-28 2012-04-17 Rosemount Inc. RF adapter for field device
US8452255B2 (en) 2005-06-27 2013-05-28 Rosemount Inc. Field device with dynamically adjustable power consumption radio frequency communication
US8538560B2 (en) 2004-04-29 2013-09-17 Rosemount Inc. Wireless power and communication unit for process field devices
US8626087B2 (en) 2009-06-16 2014-01-07 Rosemount Inc. Wire harness for field devices used in a hazardous locations
US8694060B2 (en) 2008-06-17 2014-04-08 Rosemount Inc. Form factor and electromagnetic interference protection for process device wireless adapters
US8787848B2 (en) 2004-06-28 2014-07-22 Rosemount Inc. RF adapter for field device with low voltage intrinsic safety clamping
US8847571B2 (en) 2008-06-17 2014-09-30 Rosemount Inc. RF adapter for field device with variable voltage drop
JP2014202430A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 株式会社デンソー エジェクタ
US8929948B2 (en) 2008-06-17 2015-01-06 Rosemount Inc. Wireless communication adapter for field devices
US9310794B2 (en) 2011-10-27 2016-04-12 Rosemount Inc. Power supply for industrial process field device
KR20170045031A (ko) * 2015-10-16 2017-04-26 삼성전자주식회사 공기조화장치, 이에 사용되는 이젝터, 및 공기조화장치의 제어방법
JP2017089963A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社デンソー エジェクタ式冷凍サイクル
JP2017089964A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社デンソー エジェクタ式冷凍サイクル
US9674976B2 (en) 2009-06-16 2017-06-06 Rosemount Inc. Wireless process communication adapter with improved encapsulation
US10761524B2 (en) 2010-08-12 2020-09-01 Rosemount Inc. Wireless adapter with process diagnostics

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4595607B2 (ja) * 2005-03-18 2010-12-08 株式会社デンソー エジェクタを使用した冷凍サイクル
JP4626531B2 (ja) * 2005-04-01 2011-02-09 株式会社デンソー エジェクタ式冷凍サイクル
JP4604909B2 (ja) * 2005-08-08 2011-01-05 株式会社デンソー エジェクタ式サイクル
JP4622960B2 (ja) * 2006-08-11 2011-02-02 株式会社デンソー エジェクタ式冷凍サイクル
JP5493769B2 (ja) * 2009-01-12 2014-05-14 株式会社デンソー 蒸発器ユニット
WO2012012490A2 (en) * 2010-07-23 2012-01-26 Carrier Corporation Ejector cycle
JP5640857B2 (ja) * 2011-03-28 2014-12-17 株式会社デンソー 減圧装置および冷凍サイクル
JP6083330B2 (ja) * 2012-11-16 2017-02-22 株式会社デンソー エジェクタ
JP6079552B2 (ja) * 2012-11-20 2017-02-15 株式会社デンソー エジェクタ
US20160327319A1 (en) * 2014-01-30 2016-11-10 Carrier Corporation Ejectors and Methods of Manufacture
CN106288477B (zh) 2015-05-27 2020-12-15 开利公司 喷射器系统及运行方法
CN106322807B (zh) * 2015-07-03 2021-05-28 开利公司 喷射器热泵
US10739052B2 (en) 2015-11-20 2020-08-11 Carrier Corporation Heat pump with ejector
ITUA20162684A1 (it) 2016-04-18 2017-10-18 Carel Ind Spa Eiettore per macchina frigorifera
KR101794757B1 (ko) 2016-06-13 2017-12-01 엘지전자 주식회사 이젝터 및 이를 구비한 냉동사이클 장치
KR101838636B1 (ko) 2016-10-27 2018-03-14 엘지전자 주식회사 이젝터 및 이를 구비한 냉동사이클 장치
US10254015B2 (en) * 2017-02-28 2019-04-09 Thermo King Corporation Multi-zone transport refrigeration system with an ejector system
JP2018178781A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 株式会社デンソー エジェクタ及びこれを用いた燃料電池システム並びに冷凍サイクルシステム
US11674722B2 (en) * 2020-05-20 2023-06-13 Proteus Industries Inc. Apparatus for delivery and retraction of fluids
CN112827688B (zh) * 2021-01-08 2021-11-23 清华大学 一种利用冷却工质冷却阀芯针的喷射器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1134517B1 (en) * 2000-03-15 2017-07-26 Denso Corporation Ejector cycle system with critical refrigerant pressure
JP4599782B2 (ja) 2001-09-19 2010-12-15 株式会社デンソー エジェクタを用いた冷凍サイクル
JP3818115B2 (ja) * 2001-10-04 2006-09-06 株式会社デンソー エジェクタサイクル
JP4075530B2 (ja) * 2002-08-29 2008-04-16 株式会社デンソー 冷凍サイクル
JP2005016747A (ja) * 2003-06-23 2005-01-20 Denso Corp 冷凍サイクル装置

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8538560B2 (en) 2004-04-29 2013-09-17 Rosemount Inc. Wireless power and communication unit for process field devices
US8787848B2 (en) 2004-06-28 2014-07-22 Rosemount Inc. RF adapter for field device with low voltage intrinsic safety clamping
US7956738B2 (en) 2004-06-28 2011-06-07 Rosemount Inc. Process field device with radio frequency communication
US8160535B2 (en) 2004-06-28 2012-04-17 Rosemount Inc. RF adapter for field device
US8452255B2 (en) 2005-06-27 2013-05-28 Rosemount Inc. Field device with dynamically adjustable power consumption radio frequency communication
JP2007078340A (ja) * 2005-08-17 2007-03-29 Denso Corp エジェクタ式冷凍サイクル
US8847571B2 (en) 2008-06-17 2014-09-30 Rosemount Inc. RF adapter for field device with variable voltage drop
US8694060B2 (en) 2008-06-17 2014-04-08 Rosemount Inc. Form factor and electromagnetic interference protection for process device wireless adapters
US8049361B2 (en) 2008-06-17 2011-11-01 Rosemount Inc. RF adapter for field device with loop current bypass
US8929948B2 (en) 2008-06-17 2015-01-06 Rosemount Inc. Wireless communication adapter for field devices
US8626087B2 (en) 2009-06-16 2014-01-07 Rosemount Inc. Wire harness for field devices used in a hazardous locations
US9674976B2 (en) 2009-06-16 2017-06-06 Rosemount Inc. Wireless process communication adapter with improved encapsulation
US10761524B2 (en) 2010-08-12 2020-09-01 Rosemount Inc. Wireless adapter with process diagnostics
US9310794B2 (en) 2011-10-27 2016-04-12 Rosemount Inc. Power supply for industrial process field device
JP2014202430A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 株式会社デンソー エジェクタ
KR20170045031A (ko) * 2015-10-16 2017-04-26 삼성전자주식회사 공기조화장치, 이에 사용되는 이젝터, 및 공기조화장치의 제어방법
KR102380053B1 (ko) * 2015-10-16 2022-03-29 삼성전자주식회사 공기조화장치, 이에 사용되는 이젝터, 및 공기조화장치의 제어방법
US11573035B2 (en) 2015-10-16 2023-02-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Air conditioning device, ejector used therein, and method for controlling air conditioning device
JP2017089964A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社デンソー エジェクタ式冷凍サイクル
JP2017089963A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社デンソー エジェクタ式冷凍サイクル

Also Published As

Publication number Publication date
JP4273977B2 (ja) 2009-06-03
US20050155374A1 (en) 2005-07-21
US7299645B2 (en) 2007-11-27
DE102005001463A1 (de) 2005-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4273977B2 (ja) エジェクタサイクル
JP4254217B2 (ja) エジェクタサイクル
KR100884804B1 (ko) 냉동사이클 장치
JP4639541B2 (ja) エジェクタを用いたサイクル
JP4463466B2 (ja) エジェクタサイクル
US7428826B2 (en) Ejector cycle device
US7367200B2 (en) Ejector cycle device
US7779647B2 (en) Ejector and ejector cycle device
US7207190B2 (en) Ejector
US6857286B2 (en) Vapor-compression refrigerant cycle system
JP4501984B2 (ja) エジェクタ式冷凍サイクル
JP5195364B2 (ja) エジェクタ式冷凍サイクル
WO2006033378A1 (ja) エジェクタ式冷凍サイクル装置
JP2004270460A (ja) エジェクタ
JP4595717B2 (ja) エジェクタを用いた蒸気圧縮式冷凍サイクル
JP2004324955A (ja) 蒸気圧縮式冷凍機
JP5359231B2 (ja) エジェクタ式冷凍サイクル
JP4078901B2 (ja) エジェクタサイクル
JP4725223B2 (ja) エジェクタ式サイクル
JP4930214B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2008008572A (ja) エジェクタを用いた蒸気圧縮式冷凍サイクル
JP2007032945A (ja) エジェクタ式サイクルおよびその流量調節弁
JP4725449B2 (ja) エジェクタ式冷凍サイクル
JP2005037114A (ja) 冷凍サイクル装置
JP5012706B2 (ja) ヒートポンプサイクル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4273977

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees