JP5012706B2 - ヒートポンプサイクル - Google Patents

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Description

本発明は、2つの蒸発器および2つの減圧器を有するヒートポンプサイクルに関するものである。
蒸発器が空気から熱をくみ上げるヒートポンプサイクルでは、蒸発器温度が0℃以下になると空気中の水分が蒸発器に付着し霜がつく。霜は蒸発器の熱交換をしにくくしてサイクル効率を下げるため、適宜のタイミングで除霜運転を行う。
特許文献1に示されたヒートポンプサイクルでは、第1減圧器にエジェクタを用いており、放熱器下流側の冷媒をエジェクタにて減圧膨張させ、その減圧膨張させた冷媒を第1蒸発器に導入する。また、エジェクタの上流側で分岐された分岐通路に第2減圧器が配置され、この第2減圧器にて減圧膨張させた冷媒を第2蒸発器に導入する。
第2減圧器は、分岐通路内の通路面積を変化させる可動板部材を電動式のアクチュエータにて駆動するようになっており、除霜運転時には分岐通路を全開にすることにより、放熱器出口の高温高圧冷媒をそのまま第2蒸発器に導入して、第2蒸発器の除霜を行うようになっている。また、その高温高圧冷媒は、第2蒸発器を通過した後に第1蒸発器に導入され、これにより第1蒸発器の除霜も行うことができる。
特許文献2に示されたヒートポンプサイクルでは、第1減圧器にエジェクタを用いており、放熱器下流側の冷媒をエジェクタにて減圧膨張させ、その減圧膨張させた冷媒を第1蒸発器に導入する。また、エジェクタの上流側で分岐された分岐通路に第2減圧器が配置され、この第2減圧器にて減圧膨張させた冷媒を第2蒸発器に導入する。
第2減圧器は、第1蒸発器から流出する冷媒の圧力と第2蒸発器へ流入する冷媒の圧力との差圧に応じて第2蒸発器へ流入する冷媒流量を調節する差圧作動型の流量調節弁が用いられている。そして、第2減圧器は、負荷変動によるエジェクタの昇圧量に応じて第2蒸発器へ流入する冷媒の流量を調節することにより、負荷変動に応じて適切な運転を可能とするものであり、第2減圧器によって除霜運転を行うことはできない。
特開2006−118849号公報 特開2007−32945号公報
特許文献1に示されたヒートポンプサイクルは、2つの蒸発器の除霜を行うことができるものの、第2減圧器が可動板部材を電動式のアクチュエータにて駆動する構成であるため、換言すると、電動式のアクチュエータを必要とするため、第2減圧器の構成が複雑になるという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、アクチュエータを備えない減圧器を用いても、2つの蒸発器の除霜を行うことができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、冷媒を吸入し圧縮する圧縮機(12)と、圧縮機(12)から吐出された高温高圧冷媒の放熱を行う放熱器(13)と、放熱器(13)の下流側の冷媒を減圧膨張させる第1減圧器(14)、第1減圧器(14)から流出した冷媒を蒸発させるとともに、冷媒流出側が圧縮機(12)の吸入側に接続される第1蒸発器(15)と、放熱器(13)と第1減圧器(14)との間から分岐されて冷媒を流通させる分岐通路(16)と、分岐通路(16)に配置されて冷媒を減圧膨張させる第2減圧器(17)と、分岐通路(16)における第2減圧器(17)よりも下流側に配置されて冷媒を蒸発させる第2蒸発器(18)と、第1蒸発器(15)および第2蒸発器(18)にて低圧冷媒が蒸発する通常運転モードと放熱器(13)を通過した高温高圧冷媒を分岐通路(16)を介して第2蒸発器(18)に導入して第2蒸発器(18)の除霜を行う除霜運転モードとを切り替える制御手段(20)とを備え、分岐通路(16)に流入した冷媒が第2蒸発器(18)を通過した後に第1蒸発器(15)に導入されるように構成されたヒートポンプサイクルにおいて、第2減圧器(17)は、分岐通路(16)内の通路面積を変化させる弁体(172)を備え、弁体(172)がこの弁体(172)の前後差圧に応じて作動して、弁体(172)の前後差圧が設定値未満のときの分岐通路(16)内の通路面積が、弁体(172)の前後差圧が設定値以上のときの分岐通路(16)内の通路面積よりも大きくなるように構成され、制御手段(20)は、通常運転モード時には弁体(172)の前後差圧が設定値以上になるとともに、除霜運転モード時には弁体(172)の前後差圧が設定値未満になるように、ヒートポンプサイクルの作動を制御することを特徴とする。
これによると、除霜運転モード時には、分岐通路(16)内の通路面積が通常運転モード時よりも大きくなるため、高温高圧冷媒は第2減圧器(17)にて殆ど減圧されることなく高温のまま第2蒸発器(18)に導入されるとともに、その高温高圧冷媒は第2蒸発器(18)を通過した後に第1蒸発器(15)に導入され、これにより2つの蒸発器の除霜が行われる。そして、第2減圧器(17)は、弁体(172)の前後差圧に応じて作動するものであるため、換言すると、電動式のアクチュエータを備えない簡素な構成の減圧器にて、2つの蒸発器の除霜を行うことができる。
請求項2に記載の発明のように、除霜運転モード時における圧縮機(12)の冷媒吐出量が通常運転モード時における圧縮機(12)の冷媒吐出量よりも少なくなるように、圧縮機(12)の作動を制御することにより、請求項1に記載の発明のように弁体(172)の前後差圧を制御することができる。
請求項3に記載の発明のように、通常運転モード時には放熱器(13)で冷媒が放熱する状態を設定するとともに、除霜運転モード時には放熱器(13)で冷媒が放熱しない状態を設定することにより、請求項1に記載の発明のように弁体(172)の前後差圧を制御することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のヒートポンプサイクルにおいて、第2減圧器(17)は、弁体(172)によって開閉される第1通路孔(1731)および常開の第2通路孔(1732)が形成された弁座部材(173)と、第1通路孔(1731)が開かれる向きに弁体(172)を付勢するばね(174)とを備えることを特徴とする。
これによると、弁体(172)の前後差圧が設定値未満のときの分岐通路(16)内の通路面積を、弁体(172)の前後差圧が設定値以上のときの分岐通路(16)内の通路面積よりも大きくすることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1つに記載のヒートポンプサイクルにおいて、第1蒸発器(15)と第2蒸発器(18)は一体となっていることを特徴とする。
これによると、2つの蒸発器が略等しい温度になるため、2つの蒸発器に均等に霜が付き、除霜運転のインターバルを長くすることができる。
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし6のいずれか1つに記載のヒートポンプサイクルにおいて、ヒートポンプサイクルを起動するときに、第2減圧器(17)に通常運転モード時よりも多くの冷媒が流れるように、ヒートポンプサイクルの作動を制御することを特徴とする。
これによると、ヒートポンプサイクルを起動するときに、弁体(172)の前後差圧が大きくなるため、第2減圧器(17)は分岐通路(16)内の通路面積を小さくした作動状態に確実に移行する。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係るヒートポンプサイクルを用いた給湯器の構成図である。
給湯器は、給湯水を加熱するためのヒートポンプサイクル1と、給湯水を貯留し循環させる給湯部5に大別される。給湯部5は、給湯水を貯留する貯湯タンク51、貯湯タンク51とヒートポンプサイクル1の放熱器13(詳細後述)との間で給湯水を循環させる水循環通路52、この水循環通路52に配置されて水流を発生させる水ポンプ53を備えている。この水ポンプ53は、内蔵する電動機(図示せず)によって駆動される。
ヒートポンプサイクル1は、冷媒が循環する閉回路の冷媒循環通路11を備えており、この冷媒循環通路11には、圧縮機12、放熱器13、第1減圧器14、および第1蒸発器15が配置されている。
圧縮機12は、冷媒を吸入し圧縮するものであり、内蔵する電動機121によって駆動される。
圧縮機12の冷媒流れ下流側に放熱器13が配置されている。この放熱器13は、圧縮機12から吐出された高温高圧冷媒と水循環通路52の給湯水との間で熱交換を行って、給湯水を加熱するとともに高温高圧冷媒を冷却する。
放熱器13よりもさらに冷媒流れ下流側部位には、第1減圧器14が配置されている。この第1減圧器14は、具体的には特許文献1等にて公知のエジェクタであり、冷媒を減圧膨張させる減圧器として機能するとともに、高速で噴出する冷媒流の吸引(巻き込み)作用によって冷媒を吸引するポンプ手段としても機能する。
第1減圧器14は、放熱器13から流入する高圧冷媒の通路面積を小さく絞って、放熱器13からの高圧冷媒を等エントロピ的に減圧膨張させるノズル部141と、ノズル部141の冷媒噴出口と連通するように配置され、ノズル部141から噴出する高い速度の冷媒流により後述する第2蒸発器18からの冷媒を吸引する冷媒吸引口142を備えている。
さらに、第1減圧器14は、ノズル部141および冷媒吸引口142の冷媒流れ下流側部位に、昇圧部をなすディフューザ部143が配置されている。このディフューザ部143は、冷媒の通路面積を徐々に大きくする形状に形成されており、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させる作用、つまり、冷媒の速度エネルギーを圧力エネルギーに変換する作用を果たす。
第1減圧器14のディフューザ部143から流出した冷媒は、第1蒸発器15に流入する。第1蒸発器15は、第1減圧器14から流出した冷媒を外気(室外空気)から吸熱して蒸発させる。第1蒸発器15で蒸発した気相冷媒は圧縮機12に吸入され、再び冷媒循環通路11を循環する。なお、第1蒸発器15において冷媒が外気から吸熱することにより、圧縮機吸入冷媒温度が上昇し、ひいては圧縮機吐出冷媒温度が上昇する。
また、ヒートポンプサイクル1は、冷媒循環通路11から分岐されて冷媒を流通させる分岐通路16を備えている。この分岐通路16は、放熱器13と第1減圧器14との間から分岐され、第1減圧器14の冷媒吸引口142で冷媒循環通路11に合流されている。
この分岐通路16には、冷媒を減圧膨張させる第2減圧器17(詳細後述)および、第2減圧器17から流出した冷媒を外気から吸熱して蒸発させる第2蒸発器18が配置されている。ここで、第1蒸発器15と第2蒸発器18は、別々に製造された後に、両者を密着させた状態で一体的に結合されている。
第1蒸発器15には、第1蒸発器15の温度を検出する温度センサ19が配置されている。温度センサ19の検出信号は、制御手段としての電気制御装置(以下ECUという)20に入力される。そして、水ポンプ53および圧縮機12は、ECU20からの制御信号により電気的に制御されるようになっている。
ECU20は、温度センサ19等の検出信号に基づいて水ポンプ53や圧縮機12を制御することにより、第1蒸発器15および第2蒸発器18にて低圧冷媒が蒸発する通常運転モードと、放熱器13を通過した高温高圧冷媒を分岐通路16を介して第2蒸発器18に導入して第1蒸発器15および第2蒸発器18の除霜を行う除霜運転モードとを切り替えるようになっている。
図2は第2減圧器17の開弁状態を示す断面図、図3は第2減圧器17の閉弁状態を示す断面図である。図2、図3に示すように、第2減圧器17は、円筒状のハウジング171を備えている。このハウジング171は、分岐通路16の一部をなすものであり、冷媒が矢印Aの向きに流れるようになっている。
ハウジング171内には、冷媒流れ上流側に弁体172が配置され、弁体172よりも冷媒流れ下流側に弁座部材173が配置され、さらに、弁体172と弁座部材173とに挟持されるようにしてばね174が配置されている。
弁座部材173は、略円筒状であり、ハウジング171に固定され、その軸方向一端から他端まで貫通する第1通路孔1731によって、ばね174が配置されたばね室175と弁座部材173の下流側とを連通させている。この第1通路孔1731は、第1通路孔1731における冷媒流れ上流側端部に弁体172が当接した際に閉じられるようになっている。
弁座部材173は、径方向に貫通する第2通路孔1732によって、ばね室175と第1通路孔1731とを連通させている。換言すると、第2通路孔1732によってばね室175と弁座部材173の下流側とを常時連通させている。
第2通路孔1732の通路面積は、冷媒が第2通路孔1732を通過する際に減圧膨張されるように設定されている。第1通路孔1731の通路面積は、第2通路孔1732の通路面積よりも大きく設定されている。
弁体172は、弁体172の上流側とばね室175とを常時連通させる連通孔1721、および弁座部材173と接離して第1通路孔1731を開閉する弁部1722が形成されている。この連通孔1721の通路面積は、第1通路孔1731と第2通路孔1732の合計通路面積よりも大きく設定されており、冷媒が連通孔1721を通過する際に減圧されないようになっている。
弁体172は、ハウジング171に形成されたストッパ1711と弁座部材173との間で移動可能になっている。弁体172は、ばね174によってストッパ1711側に向かって、すなわち開弁向きに、付勢されている。
そして、弁体172は、弁体172の上流側の圧力Paと弁体172の下流側の圧力Pbとの差、すなわち、弁体172の前後差圧ΔP(但し、ΔP=Pa−Pb)に応じて作動するようになっている。
具体的には、弁体172の前後差圧が設定値未満のときには、前後差圧により弁体172に作用する力がばね174の力よりも小さいため、弁体172はばね174によって開弁向きに付勢される。これにより、弁部1722が弁座部材173から離れて第1通路孔1731が開かれた開弁状態となり(図2参照)、第1通路孔1731と第2通路孔1732の合計通路面積が分岐通路16の通路面積となる。
弁体172の前後差圧が設定値以上のときには、前後差圧により弁体172に作用する力がばね174の力よりも大きくなるため、弁体172はばね174に抗して閉弁向きに移動される。これにより、弁部1722が弁座部材173に当接して第1通路孔1731が閉じられた閉弁状態となり(図3参照)、第2通路孔1732の通路面積が分岐通路16の通路面積となる。
したがって、弁体172の前後差圧が設定値未満のときの分岐通路16内の通路面積が、弁体172の前後差圧が設定値以上のときの分岐通路16内の通路面積よりも大きくなる。
次に、本実施形態の作動を説明する。ECU20は、ヒートポンプサイクルの起動時には、ヒートポンプサイクル1の作動を制御して通常運転モードを実行する。この通常運転モードでは、まず水ポンプ53および圧縮機12の運転を開始する。なお、通常運転モード時の圧縮機12の設定回転数を通常運転時設定回転数とし、除霜運転モード時の圧縮機12の設定回転数を除霜運転時設定回転数とすると、通常運転時設定回転数は除霜運転時設定回転数よりも高く設定されている。
水ポンプ53の運転開始により、貯湯タンク51内の下部の低温給湯水が水循環通路52を介して放熱器13に流入する。また、圧縮機12の運転開始により、圧縮機12で圧縮されて高温高圧状態となった冷媒が放熱器13に流入する。
そして、放熱器13において低温給湯水と高温高圧冷媒との間で熱交換が行われ、給湯水が加熱されるとともに、高温高圧冷媒が冷却され凝縮する。加熱されて高温になった給湯水は水循環通路52を介して貯湯タンク51内の上部に流入する。放熱器13から流出した高圧冷媒は、冷媒循環径路11を流れる流れと、分岐通路16を流れる流れとに分流する。
ヒートポンプサイクル停止時に開弁状態であった第2減圧器17は、ヒートポンプサイクルの運転が開始されると閉弁状態に移行する。すなわち、圧縮機12の回転上昇に伴い、第2減圧器17を通過する冷媒の流量が増加するとともに放熱器13の下流側の圧力(=弁体172の上流側の圧力)が上昇する。また、第2減圧器17を通過する冷媒の流量が増加するのに伴い、弁体172の下流側の圧力(より詳細には、第1通路孔1731よりも下流側の圧力)が低下する。したがって、第2減圧器17を通過する冷媒の流量が増加するのに伴って、弁体172の前後差圧が大きくなる。
そして、弁体172の前後差圧が設定値に達すると、弁体172はばね174に抗して閉弁向きに移動し、弁部1722が弁座部材173に当接して第1通路孔1731を閉じて、第2減圧器17は閉弁状態となる(図3参照)。
第2減圧器17が閉弁状態になると、第2減圧器17に流入した冷媒は全て第2通路孔1732を通過することになり、冷媒は第2通路孔1732を通過する際に減圧され膨張して気液二相状態になる。第2減圧器17から流出した気液二相冷媒は、第2蒸発器18を通過する際に外気から吸熱して蒸発する。
第2蒸発器18から流出した気相冷媒は第1減圧器14の冷媒吸引口142へ吸引される。一方、冷媒循環通路11を流れる冷媒流れは第1減圧器14に流入し、ノズル部141で減圧され膨張する。従って、ノズル部141で冷媒の圧力エネルギーが速度エネルギーに変換され、冷媒は高速度となってノズル噴出口から噴出する。この際に生じるノズル噴出口付近の圧力低下により、冷媒吸引口142から第2蒸発器18にて蒸発した気相冷媒を吸引する。
ノズル部141から噴出した冷媒と冷媒吸引口142に吸引された冷媒は、ノズル部141下流側で混合してディフューザ部143に流入する。このディフューザ部143では通路面積の拡大により、冷媒の速度(膨張)エネルギーが圧力エネルギーに変換されるため、冷媒の圧力が上昇する。第1減圧器14のディフューザ部143から流出した冷媒は、第1蒸発器15に流入する。第1蒸発器15では、冷媒が外気から吸熱して蒸発する。この蒸発後の気相冷媒は、圧縮機12に吸入、圧縮され、再び冷媒循環通路11および分岐通路16を循環する。
通常運転モードを実行中には、温度センサ19の検出温度に基づいて第1蒸発器15および第2蒸発器18のフロスト有無をECU20で判定している。具体的には、温度センサ19により検出される第1蒸発器15近傍の空気温度が予め設定したフロスト判定温度以下に低下すると、ECU20は第1蒸発器15および第2蒸発器18がフロスト有りと判定する。
ECU20は、フロスト有りと判定したときには、ヒートポンプサイクル1の作動を制御して除霜運転モードを実行する。除霜運転モードでは、まず水ポンプ53および圧縮機12の運転を停止して、ヒートポンプサイクルの運転を停止する。これにより、弁体172の前後差圧が設定値未満まで低下し、弁体172はばね174によって開弁向きに付勢され、弁部1722が弁座部材173から離れて第1通路孔1731を開いて、第2減圧器17は開弁状態となる(図2参照)。このように、ヒートポンプサイクルの運転を停止して弁体172の前後差圧を十分に小さくすることにより、第2減圧器17を確実に開弁状態にすることができる。
続いて、圧縮機12の運転を再開する。前述したように、この除霜運転モード時の圧縮機12の設定回転数である除霜運転時設定回転数は、通常運転時設定回転数よりも低いため、圧縮機12の冷媒吐出量は通常運転モード時よりも少なくなり、弁体172の上流側の圧力は通常運転モード時よりも低くなり、ひいては弁体172の前後差圧は通常運転モード時よりも小さくなる。具体的には、弁体172の前後差圧が設定値未満まで低下するように、除霜運転時設定回転数が設定されている。
したがって、除霜運転モードにおいて圧縮機12の運転を再開した後は、第2減圧器17の開弁状態が維持されるため、第2減圧器17に流入した冷媒は第1通路孔1731および第2通路孔1732を通過することになり、冷媒は第2減圧器17にて殆ど減圧されることなく第2減圧器17を通過する。したがって、高温高圧冷媒は高温のまま第2蒸発器18に導入されるとともに、その高温高圧冷媒は第2蒸発器18を通過した後に第1蒸発器15に導入され、これにより2つの蒸発器15、18の除霜が行われる。
この除霜運転モードの実行により、第1蒸発器15近傍の空気温度がフロスト判定温度よりも所定温度以上高くなると、ECU20は第1蒸発器15および第2蒸発器18の除霜が完了したと判定して通常運転モードに復帰する。具体的には、水ポンプ53の運転を開始するとともに、通常運転時設定回転数にて圧縮機12を運転する。
本実施形態によると、除霜運転モード時には、高温高圧冷媒が第2蒸発器18を通過した後に第1蒸発器15に導入されて2つの蒸発器15、18の除霜が行われる。そして、第2減圧器17は、弁体172の前後差圧に応じて作動するものであるため、換言すると、電動式のアクチュエータを備えていない簡素な構成の減圧器17にて、2つの蒸発器15、18の除霜を行うことができる。
また、第1蒸発器15と第2蒸発器18は一体的に結合されているため、2つの蒸発器15、18は略等しい温度になって均等に霜が付き、除霜運転のインターバルを長くすることができる。
なお、本実施形態では、除霜運転モード時の弁体172の前後差圧を設定値未満まで低下させるために、除霜運転時設定回転数を通常運転時設定回転数よりも低くするようにしたが、除霜運転モード時に水ポンプ53の運転を停止して放熱器13で冷媒が放熱しない状態を設定することにより、弁体172の前後差圧を設定値未満まで低下させるようにしてもよい。
すなわち、放熱器13の下流側の圧力(=弁体172の上流側の圧力)は、放熱器13で放熱した低温冷媒よりも放熱しない高温冷媒の方が相対的に低くなる。また、弁体172の下流側の圧力は、放熱器13で放熱した低温冷媒よりも放熱しない高温冷媒の方が相対的に高くなる。このため、弁体172の前後差圧は、放熱器13で冷媒が放熱する場合よりも放熱しない場合の方が相対的に小さくなる。したがって、除霜運転時設定回転数を通常運転時設定回転数と同じ回転数に設定しても、水ポンプ53の運転を停止して放熱器13で冷媒が放熱しない状態を設定することにより、弁体172の前後差圧を設定値未満まで低下させることができる。
また、本実施形態においては、第1蒸発器15と第2蒸発器18を一体的に結合して用いたが、図4に示す第1実施形態の第1変型例のように、第1蒸発器15と第2蒸発器18とを分離して配置してもよい。
また、本実施形態においては、第1減圧器14としてエジェクタを用いたが、図5に示す第1実施形態の第2変型例のように、第1減圧器14として固定絞りを用いてもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図6は第2実施形態に係るヒートポンプサイクルを用いた給湯器の構成図である。
本実施形態は、ヒートポンプサイクルを起動した際に第2減圧器17を確実に閉弁状態にするための制御を付加したものである。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施形態では、冷媒循環通路11における放熱器13と第1減圧器14との間に、冷媒圧力を検出する圧力センサ21が配置されている。圧力センサ21の検出信号は、ECU20に入力される。
図7は起動モード時の作動説明に供する図であり、圧縮機12の回転数、第2減圧器17を通過する冷媒の流量、放熱器13の下流側の圧力(=弁体172の上流側の圧力)、および第2減圧器17の作動状態を示している。
ECU20は、ヒートポンプサイクルの起動時には、ヒートポンプサイクル1の作動を制御して起動時モードを実行する。起動時モードでは、まず水ポンプ53および圧縮機12の運転を開始する。圧縮機12の運転を開始したら、圧縮機12の回転数を起動時設定回転数Nsまで上昇させる。この起動時設定回転数Nsは、通常運転時設定回転数よりも高く設定されている。圧縮機12の回転上昇に伴い、第2減圧器17を通過する冷媒の流量が増加するとともに放熱器13の下流側の圧力が上昇する。また、第2減圧器17を通過する冷媒の流量が増加するのに伴い、弁体172(図2参照)の下流側の圧力が低下する。したがって、第2減圧器17を通過する冷媒の流量が増加するのに伴って、弁体172の前後差圧が大きくなる。
そして、弁体172の前後差圧が設定値に達すると、弁体172はばね174(図2参照)に抗して閉弁向きに移動し、弁部1722(図2参照)が弁座部材173(図2参照)に当接して第1通路孔1731(図2参照)を閉じて、第2減圧器17は閉弁状態となる。
このように、起動モード時に、圧縮機12の回転数を通常運転モード時の圧縮機12の回転数よりも高くして、第2減圧器17に通常運転モード時よりも多くの冷媒を流すことにより、弁体172の前後差圧を大きくして第2減圧器17を確実に閉弁状態にすることができる。
上記のように、弁体172の前後差圧が設定値に達して第1通路孔1731が閉じられると、放熱器13の下流側の圧力が急激に上昇する。ここで、ECU20は、圧力センサ21にて検出した冷媒圧力(すなわち、放熱器13の下流側の圧力)が閉弁判定値以上になったときに第1通路孔1731が閉じられたものと判定し、圧縮機12の回転数を通常運転時設定回転数まで低下させて通常運転モードに移行する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図8は第3実施形態に係るヒートポンプサイクルを用いた給湯器の構成図である。
本実施形態は、ヒートポンプサイクルを起動した際に第2減圧器17を確実に閉弁状態にするための制御を付加したものである。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図8に示すように、本実施形態の第1減圧器14は、ノズル部141内にその噴出口の開度を制御するためのニードル弁(図示せず)を備え、電動式のアクチュエータ144によりそのニードル弁を駆動するようになっている。そして、アクチュエータ144は、ECU20からの制御信号により電気的に制御される。冷媒循環通路11における放熱器13と第1減圧器14との間に、冷媒圧力を検出する圧力センサ21が配置されている。圧力センサ21の検出信号は、ECU20に入力される。なお、ノズル部141内の噴出口の通路面積が、主通路としての冷媒循環通路11の最小通路面積となる。
図9は起動モード時の作動説明に供する図であり、第1減圧器14の噴出口の開度、第1減圧器14を通過する冷媒の流量、第2減圧器17を通過する冷媒の流量、および第2減圧器17の作動状態を示している。
ECU20は、ヒートポンプサイクルの起動時には、ヒートポンプサイクル1の作動を制御して起動時モードを実行する。起動時モードでは、まず水ポンプ53および圧縮機12の運転を開始する。また、アクチュエータ144によりニードル弁を駆動して、第1減圧器14の噴出口の開度を通常運転モード時の開度よりも小さくする。
第1減圧器14の噴出口の開度を小さくすることにより、第1減圧器14側に流れる冷媒の流量が通常運転モード時よりも減少する。このため、第2減圧器17側に流れる冷媒の流量が通常運転モード時よりも増加して、弁体172(図2参照)の前後差圧が大きくなる。
そして、弁体172の前後差圧が設定値に達すると、弁体172はばね174(図2参照)に抗して閉弁向きに移動し、弁部1722(図2参照)が弁座部材173(図2参照)に当接して第1通路孔1731(図2参照)を閉じて、第2減圧器17は閉弁状態となる。
このように、起動モード時に、第1減圧器14の噴出口の開度を通常運転モード時の開度よりも小さくして、第2減圧器17に通常運転モード時よりも多くの冷媒を流すことにより、弁体172の前後差圧を大きくして第2減圧器17を確実に閉弁状態にすることができる。
上記のように、弁体172の前後差圧が設定値に達して第1通路孔1731が閉じられると、放熱器13の下流側の圧力が急激に上昇する。ここで、ECU20は、圧力センサ21にて検出した冷媒圧力(すなわち、放熱器13の下流側の圧力)が閉弁判定値以上になったときに第1通路孔1731が閉じられたものと判定し、第1減圧器14の噴出口の開度を通常運転モード時の開度まで大きくして通常運転モードに移行する。
なお、本実施形態においては、第1蒸発器15と第2蒸発器18を一体的に結合して用いたが、図10に示す第3実施形態の第1変型例のように、第1蒸発器15と第2蒸発器18とを分離して配置してもよい。
また、本実施形態においては、第1減圧器としてエジェクタを用いたが、図11に示す第3実施形態の第2変型例のように、第1減圧器14として、電動式のアクチュエータ144によりニードル弁(図示せず)を駆動して絞りの開度を制御する可変絞りを用いてもよい。
本発明の第1実施形態に係るヒートポンプサイクルを用いた給湯器の構成図である。 図1の第2減圧器17の開弁状態を示す断面図である。 図1の第2減圧器17の閉弁状態を示す断面図である。 第1実施形態の第1変型例を示す給湯器の構成図である。 第1実施形態の第2変型例を示す給湯器の構成図である。 本発明の第2実施形態に係るヒートポンプサイクルを用いた給湯器の構成図である。 第2実施形態の起動モード時の作動説明に供する図である。 本発明の第3実施形態に係るヒートポンプサイクルを用いた給湯器の構成図である。 第3実施形態の起動モード時の作動説明に供する図である。 第3実施形態の第1変型例を示す給湯器の構成図である。 第3実施形態の第2変型例を示す給湯器の構成図である。
符号の説明
12 圧縮機
13 放熱器
14 第1減圧器
15 第1蒸発器
16 分岐通路
17 第2減圧器
18 第2蒸発器
20 電気制御装置(制御手段)
172 弁体

Claims (9)

  1. 冷媒を吸入し圧縮する圧縮機(12)と、
    前記圧縮機(12)から吐出された高温高圧冷媒の放熱を行う放熱器(13)と、
    前記放熱器(13)の下流側の冷媒を減圧膨張させる第1減圧器(14)と、
    前記第1減圧器(14)から流出した冷媒を蒸発させるとともに、冷媒流出側が前記圧縮機(12)の吸入側に接続される第1蒸発器(15)と、
    前記放熱器(13)と前記第1減圧器(14)との間から分岐されて冷媒を流通させる分岐通路(16)と、
    前記分岐通路(16)に配置されて冷媒を減圧膨張させる第2減圧器(17)と、
    前記分岐通路(16)における前記第2減圧器(17)よりも下流側に配置されて冷媒を蒸発させる第2蒸発器(18)と、
    前記第1蒸発器(15)および前記第2蒸発器(18)にて低圧冷媒が蒸発する通常運転モードと前記放熱器(13)を通過した高温高圧冷媒を前記分岐通路(16)を介して前記第2蒸発器(18)に導入して前記第2蒸発器(18)の除霜を行う除霜運転モードとを切り替える制御手段(20)とを備え、
    前記分岐通路(16)に流入した冷媒が前記第2蒸発器(18)を通過した後に前記第1蒸発器(15)に導入されるように構成されたヒートポンプサイクルにおいて、
    前記第2減圧器(17)は、前記分岐通路(16)内の通路面積を変化させる弁体(172)を備え、前記弁体(172)がこの弁体(172)の前後差圧に応じて作動して、前記弁体(172)の前後差圧が設定値未満のときの前記分岐通路(16)内の通路面積が、前記弁体(172)の前後差圧が設定値以上のときの前記分岐通路(16)内の通路面積よりも大きくなるように構成され、
    前記制御手段(20)は、通常運転モード時には前記弁体(172)の前後差圧が設定値以上になるとともに、除霜運転モード時には前記弁体(172)の前後差圧が設定値未満になるように、ヒートポンプサイクルの作動を制御することを特徴とするヒートポンプサイクル。
  2. 前記制御手段(20)は、除霜運転モード時における前記圧縮機(12)の冷媒吐出量が通常運転モード時における前記圧縮機(12)の冷媒吐出量よりも少なくなるように、前記圧縮機(12)の作動を制御することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプサイクル。
  3. 前記制御手段(20)は、通常運転モード時には前記放熱器(13)で冷媒が放熱する状態を設定するとともに、除霜運転モード時には前記放熱器(13)で冷媒が放熱しない状態を設定することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプサイクル。
  4. 前記第2減圧器(17)は、前記弁体(172)によって開閉される第1通路孔(1731)および常開の第2通路孔(1732)が形成された弁座部材(173)と、前記第1通路孔(1731)が開かれる向きに前記弁体(172)を付勢するばね(174)とを備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のヒートポンプサイクル。
  5. 前記第1減圧器(14)は、前記放熱器(13)の下流側の冷媒を減圧膨張させるノズル部(141)、および前記ノズル部(141)から噴出する高い速度の冷媒流により冷媒が吸引される冷媒吸引口(142)を有するエジェクタであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のヒートポンプサイクル。
  6. 前記第1蒸発器(15)と前記第2蒸発器(18)は一体となっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のヒートポンプサイクル。
  7. 前記制御手段(20)は、ヒートポンプサイクルを起動するときに、前記第2減圧器(17)に通常運転モード時よりも多くの冷媒が流れるように、ヒートポンプサイクルの作動を制御することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のヒートポンプサイクル。
  8. 前記圧縮機(12)は、電動機(121)によって駆動されるように構成されており、
    前記制御手段(20)は、ヒートポンプサイクルを起動するときの前記圧縮機(12)の回転数を、通常運転モード時の前記圧縮機(12)の回転数よりも高く制御することを特徴とする請求項7に記載のヒートポンプサイクル。
  9. 前記第1減圧器(14)は、前記放熱器(13)から前記第1蒸発器(15)に向かって冷媒が流れる主通路(11)の通路面積を電動式のアクチュエータ(144)にて調整可能に構成され、
    前記制御手段(20)は、ヒートポンプサイクルを起動するときの前記主通路(11)の通路面積を、通常運転モード時の前記主通路(11)の通路面積よりも小さく制御することを特徴とする請求項7に記載のヒートポンプサイクル。
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