JP2005207580A - 配管分岐構造、多孔管の加工方法及び分岐管の加工方法 - Google Patents

配管分岐構造、多孔管の加工方法及び分岐管の加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 多孔管とこの多孔管の各孔にそれぞれ接続する分岐管との配管分岐構造を提供する。
【解決手段】 仕切り壁1aで仕切られた2つの孔10b、10cを有する多孔管1Aと、この多孔管1Aの各孔10b、10cにそれぞれ気密状態で接続された複数の分岐管2、2とを備え、多孔管1Aの端部10は塑性変形加工により各分岐管2、2の外形形状に一致する形状に形成され、塑性変形加工により形成された各孔10b、10cに各分岐管2が挿入され、且つ、多孔管1Aと各分岐管2、2との間がろう付けされた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の孔を有する多孔管とこの多孔管の各孔にそれぞれ接続する分岐管との配管分岐構造、多孔管の加工方法及び分岐管の加工方法に関する。
従来の配管分岐構造としては、特許文献1と特許文献2にそれぞれ開示されたものがある。
特許文献1の配管分岐構造は、図26に示すように、仕切り壁100で仕切られた2つの孔101a、101bを有する第1多孔管101と、同じく仕切り壁102で仕切られた2つの孔103a、103bを有する第2多孔管103と、仕切り壁104で分岐された2つの連結孔105a、105bを有し、90度に折曲された継ぎ手管105とから構成されている。そして、継ぎ手管105の双方の端部に第1及び第2多孔管101、103がそれぞれ挿入され、互いの接合面が接着剤で固着されている。
特許文献2の配管分岐構造は、図27に示すように、単一孔110aの単孔管110と、複数の単一管111a、111bを溶接によって束ねた多孔管111とから構成されている。そして、単孔管110の端部に多孔管111が挿入され、互いの接合面が溶接によって固着されている。
特開2002−5379号公報(図5) 実公昭64−6465号公報(図2(b))
ところで、配管の配索経路としては種々の態様があり、複数の流路を同一経路と別経路の混合した経路で配索したい場合がある。例えば、車両用暖房装置では、エンジン冷却部に対し前席用温水ヒータと後席用温水ヒータを並列に配管で接続し、エンジンで温められた冷却水を前席用ヒータと後席用温水ヒータに送るような構成とする場合がある。このような車両用暖房装置では、エンジンと後席用温水ヒータ間の供給配管と帰還配管の経路を大部分で同一経路とし、それ以外で別経路に配索することが放熱防止や配管設置スペースの観点から好ましい。
しかしながら、従来の前者の配管分岐構造は、第1多孔管101と第2多孔管103の各孔101a、101b、103a、103b同士を接続するものであり、各孔101a、101b、103a、103bの経路は同一配索経路でしか配置することができない。又、後者の配管分岐構造は、多孔管111の複数の孔と単孔管110の孔110aを接続するものであり、多孔管111の複数の孔を合流経路とするにすぎない。従って、従来では、複数の流路を同一経路と別経路の混合した経路とするような配管分岐構造が提案されていない。
そこで、本発明は、多孔管とこの多孔管の各孔にそれぞれ接続する分岐管との配管分岐構造を提供することを目的とする。又、このような配管分岐構造に使用される多孔管の加工方法及び分岐管の加工方法を提供することも目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、仕切り壁で仕切られた複数の孔を有する多孔管と、この多孔管の各孔にそれぞれ気密状態で接続された複数の分岐管とを備えたことを特徴とする配管分岐構造である。
請求項2の発明は、請求項1記載の配管分岐構造であって、前記多孔管の外形形状は、断面略円形であることを特徴とする配管分岐構造である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の配管分岐構造であって、前記多孔管の各孔にそれぞれ前記各分岐管が挿入され、前記多孔管と前記各分岐管との間がろう付けされたことを特徴とする配管分岐構造である。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3記載の配管分岐構造であって、前記多孔管の端部側を塑性変形加工し、前記各孔の形状を前記分岐管の外形形状に一致する形状に形成したことを特徴とする配管分岐構造である。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項3記載の配管分岐構造であって、前記各分岐管の端部側を塑性変形加工し、前記分岐管の外形形状を前記多孔管の前記孔の形状に一致する形状に形成したことを特徴とする配管分岐構造である。
請求項6の発明は、仕切り壁で仕切られた複数の孔を有する多孔管と、この多孔管の各孔にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管とを有する配管分岐構造を備えた多孔管の加工方法であって、前記多孔管の前記各孔に挿入し、前記各孔の内周面の形状を所定形状に規制するロッド治具と、前記多孔管の外周面に配置し、外周面の形状を所定形状に規制するプレス型とを使用して塑性変形加工することを特徴とする。
請求項7の発明は、仕切り壁で仕切られた複数の孔を有する多孔管と、この多孔管の各孔にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管とを有する配管分岐構造を備えた分岐管の加工方法であって、前記各分岐管に挿入し、前記各分岐管の内周面の形状を所定形状に規制するロッド治具と、前記各分岐管の外周面に配置し、外周面の形状を所定形状に規制するプレス型とを使用して塑性変形加工することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1記載の配管分岐構造であって、前記多孔管と前記各分岐管とは、継ぎ手アダプタを介して接続されたことを特徴とする配管分岐構造である。
請求項9の発明は、請求項1〜請求項5、及び、請求項8記載の配管分岐構造であって、前記多孔管は、長手方向の向きを可変する曲げ部を有することを特徴とする配管分岐構造である。
請求項10の発明は、請求項1〜請求項5、請求項8及び請求項9記載の配管分岐構造であって、前記多孔管は、軸芯を中心に捻られたねじり部を有することを特徴とする配管分岐構造である。
請求項11の発明は、仕切り壁で仕切られた複数の孔を有する多孔管と、この多孔管の各孔にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管とを有する配管分岐構造を備えた多孔管の加工方法であって、前記多孔管には、長手方向の向きを可変する曲げ加工を施すことを特徴とする。
請求項12の発明は、仕切り壁で仕切られた複数の孔を有する多孔管と、この多孔管の各孔にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管とを有する配管分岐構造を備えた多孔管の加工方法であって、前記多孔管には、軸芯を中心に捻るねじり加工を施すことを特徴とする。
請求項13の発明は、仕切り壁で仕切られた複数の孔を有する多孔管と、この多孔管の各孔にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管とを有する配管分岐構造を備えた多孔管の加工方法であって、前記多孔管には、長手方向の向きを可変する曲げ加工と、軸芯を中心にねじるねじり加工を施すことを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項13記載の多孔管の加工方法であって、前記多孔管には、先に曲げ加工を施し、その後にねじり加工を施すことを特徴とする多孔管の加工方法である。
請求項15の発明は、請求項13記載の多孔管の加工方法であって、前記多孔管には、先にねじり加工を施し、その後に曲げ加工を施すことを特徴とする多孔管の加工方法である。
請求項16の発明は、請求項13記載の多孔管の加工方法であって、前記多孔管には、ねじり加工と曲げ加工とを同時に施すことを特徴とする多孔管の加工方法である。
請求項1の発明によれば、多孔管の各孔が複数の分岐管に接続されるため、多孔管を分岐できる。つまり、複数の流路を同一経路と別経路の混合した経路とするような配管分岐構造を提供できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、多孔管の曲げ加工が容易である。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、多孔管と複数の分岐管とを継ぎ手アダプタを介することなく接続できるため、部品点数が少なく、安価にできる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、多孔管側のみの加工によって多孔管と複数の分岐管とを直接に接続できる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、分岐管側のみの加工によって多孔管と複数の分岐管とを直接に接続できる。
請求項6の発明によれば、多孔管の各孔が複数の分岐管に接続されるため、多孔管を分岐できる。つまり、複数の流路を同一経路と別経路の混合した経路とするような配管分岐構造を提供できる。また、多孔管側のみの加工によって多孔管と複数の分岐管とを直接に接続できる。
請求項7の発明によれば、多孔管の各孔が複数の分岐管に接続されるため、複数の流路を同一経路と別経路の混合した経路とするような配管分岐構造を提供できる。また、分岐管側のみの加工によって多孔管と複数の分岐管とを直接に接続できる。
請求項8の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、継ぎ手アダプタを介して多孔管と複数の分岐管とを接続できる。そして、多孔管及び各分岐管の端部を何ら加工する必要がない。
請求項9の発明によれば、請求項1〜請求項5、及び、請求項8の発明の効果に加え、曲がった配索経路に沿って多孔管を配索できるため、多孔管のレイアウト自由度が向上する。
請求項10の発明によれば、請求項1〜請求項5、及び、請求項8の発明の効果に加え、多孔管の端部の仕切り壁の向きや複数の孔の相対的配置を可変できるため、分岐管との接続性、及び、分岐管のレイアウト自由度が向上する。
請求項11の発明によれば、多孔管の各孔が複数の分岐管に接続されるため、複数の流路を同一経路と別経路の混合した経路とするような配管分岐構造を提供できる。また、曲がった配索経路に沿って多孔管を配索できるため、多孔管のレイアウト自由度が向上する。
請求項12の発明によれば、多孔管の各孔が複数の分岐管に接続されるため、複数の流路を同一経路と別経路の混合した経路とするような配管分岐構造を提供できる。また、多孔管の端部の仕切り壁の向きや複数の孔の相対的配置を可変できるため、分岐管との接続性、及び、分岐管のレイアウト自由度が向上する。
請求項13の発明によれば、多孔管の各孔が複数の分岐管に接続されるため、複数の流路を同一経路と別経路の混合した経路とするような配管分岐構造を提供できる。また、曲がった配索経路に沿って多孔管を配索できるため、多孔管のレイアウト自由度が向上すると共に、多孔管の端部の仕切り壁の向きや複数の孔の相対的配置を可変できるため、分岐管との接続性、及び、分岐管のレイアウト自由度が向上する。
請求項14の発明によれば、請求項13の発明の効果に加え、仕切り壁がねじられていない状態で曲げ加工を行うため、曲げ加工時における仕切り壁へのダメージを極力抑えることができる。
請求項15の発明によれば、請求項13の発明の効果に加え、仕切り壁が曲げられていない状態でねじり加工を行うため、単位長さ当たりのねじり角を極力小さく抑えつつ、全体として大きなねじり角を得ることができる。
請求項16の発明によれば、請求項13の発明の効果に加え、多孔管の曲げ加工とねじり加工を迅速に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の第1実施形態を示し、図1は配管分岐構造の断面図、図2(a)は加工前の多孔管1の正面図、図2(b)は加工前の多孔管1の断面図、図3は多孔管1の孔1b、1cにロッド治具3、3を挿入した状態を示す図、図4はロッド治具3、3によって孔1b、1cが拡径された状態を示す図、図5はプレス型4、5によってプレスした状態を示す図、図6(a)は加工後の多孔管1Aの正面図、図6(b)は、加工後の多孔管1Aの断面図である。
配管分岐構造は、図1に示すように、仕切り壁1aで仕切られた2つの孔1b、1cを有する多孔管1Aと、この多孔管1の各孔1b、1cにそれぞれ挿入された2本の分岐管2、2とから構成されている。
多孔管1Aは、長手方向に沿ってストレートに延び、その端部側を除いて外形形状が断面略円形を有している。仕切り壁1aで仕切られた2つの孔1b、1cは、左右対称位置で、同一断面の半月形状に形成されている。多孔管1Aの端部側は、塑性変形加工によって外形形状が略楕円形状で、且つ、端部10側の各孔10b、10cが分岐管2、2の外形形状に一致する断面円形状に形成されている(図6(a)参照)。
各分岐管2、2は、外形形状が断面略円形(外形直径:D1)であり、円形状の単一の孔2aを有している。そして、多孔管1Aの各孔1b、1cに各分岐管2、2が挿入され、互いの接合面間がろう付けによって気密状態で固着されている。
次に、多孔管1Aの加工手順を説明する。図2(a)、(b)に示すように、加工前の多孔管1は、垂直方向に延びる仕切り壁1aで仕切された2つの半月状の孔1b、1cを有するストレートな形状を有する。このストレート形状の多孔管1の各孔1b、1cに、図3に示すように、直径D1の円筒状で、且つ、先端が円錐状のロッド治具3、3をそれぞれ挿入して拡径する。すると、多孔管1Aの端部10側が図4に示す形状に塑性変形される。
次に、図5に示すように、ロッド治具3、3を挿入した状態の多孔管1Aの端部10を一方のプレス型4、5の凹部4a、5a内にセットし、一対のプレス型4、5管にプレス圧をかける。一対のプレス型4、5の双方の凹部4a、5aから成るスペースは、2連の分岐管2の外形形状に一致し、プレス加工によって、図6(a)、(b)に示すように、多孔管1Aの端部10の内周面がロッド治具3、3の外周形状に、外周面がプレス型4、5の凹部4a、5aの内周形状に塑性変形される。以上により、多孔管1Aの加工が終了する。
又、多孔管1Aの加工手順としては、最初に多孔管1の端部10を上方及び下方のプレス型4、5でプレスし、次に、このプレス状態の多孔管1Aの各孔1b、1cにロッド治具3、3をそれぞれ挿入するようにしても良い。
このように加工された多孔管1Aの端部10の各孔10b、10cに2本の分岐管2、2をそれぞれ挿入し、ろう付けすれば、図1に示す配管分岐構造が得られる。
以上、この配管分岐構造では、多孔管1Aの端部10の各孔10b、10cが2本の分岐管2、2に接続されるため、多孔管1Aを分岐できる。つまり、複数の流路を同一経路と別経路の混合した経路とするような配管分岐構造を提供できる。
上記第1実施形態の配管分岐構造では、多孔管1Aの端部10に対し分岐管2、2の取り付け角度が滑らかにできるため、流通抵抗の少ない流路を形成できる。
上記第1実施形態では、多孔管1Aの外形形状は、断面略円形であるので、多孔管1Aの曲げ加工が容易である。
上記第1実施形態では、多孔管1Aの端部10の各孔10b、10cにそれぞれ各分岐管2、2が挿入され、多孔管1Aと各分岐管2、2との間がろう付けされたので、多孔管1Aと2本の分岐管2、2とを継ぎ手アダプタを介することなく接続できるため、部品点数が少なく、安価にできる。
上記第1実施形態では、多孔管1Aの端部10側を塑性変形加工し、各孔1b、1cの形状を分岐管2、2の外形形状に一致する形状に形成したので、多孔管1A側のみの加工によって多孔管1Aと2本の分岐管2、2とを直接に接続できる。
図7(a)〜(c)は第1実施形態の変形例を示し、図7(a)は加工前の多孔管1の正面図、図7(b)は加工途中の多孔管1A’の正面図、図7(c)は加工後の多孔管1A’の正面図である。
上記第1実施形態の加工後の多孔管1Aはその仕切り壁1aが垂直方向に延設されているが、変形例の加工後の多孔管1A’は、その仕切り壁1aが斜め方向に延設されている。つまり、多孔管1A’の端部10の各孔10b、10cへのロッド治具3、3の挿入方向等を調整することにより仕切り壁1aに45度のひねり(破線方向)が加えられている。
このようにひねりを加えることによって、多孔管1A’の端部10の各孔10b、10cの軸方向及び位置を所望の方向及び位置に自由に設定できる。又、プレス加工の際に、仕切り壁1aに作用する圧縮力を緩和できるため、各孔10b、10cの加工が容易であるという効果もある。
図8〜図10は本発明の第2実施形態を示し、図8(a)は配管分岐構造の断面図、図8(b)は図8(a)のA−A線断面図、図9は加工前の分岐管2、2の斜視図、図10は加工後の分岐管2A、2Aの斜視図である。
配管分岐構造は、図8(a)、(b)に示すように、仕切り壁1aで仕切られた2つの孔1b、1cを有する多孔管1と、この多孔管1の各孔1b、1cにそれぞれ挿入された2本の分岐管2A、2Aとから構成されている。
多孔管1は、外形形状が断面略円形で、且つ、内部の各孔1b、1cの形状が半月状に形成されたストレート状を有している。
各分岐管2A、2Aは、その端部20側を除いて外形形状が断面略円形を有し、その端部側が塑性変形加工されている。塑性変形加工によって端部20の外形形状は半月形状で、且つ、多孔管1Aの孔1b、1cの形状に一致する寸法に形成されている。端部20内の孔20aも半月形状に形成されている。そして、多孔管1Aの各孔1b、1cに各分岐管2A、2Aの端部20が挿入され、互いの接合面間がろう付けによって気密状態で固着されている。
次に、分岐管2A、2Aの加工手順を説明する。図9に示すように、加工前の各分岐管2、2は、外形形状が断面略円形のストレートな形状を有する。このストレート形状の各分岐管2、2の各孔2aに、半円柱状で、且つ、先端が円錐状のロッド治具(図示せず)をそれぞれ挿入して拡径する。次に、ロッド治具を挿入した状態の分岐管2A、2Aの端部20を一対のプレス型(図示せず)、(図示せず)の双方の凹部内にセットし、一対のプレス型(図示せず)、(図示せず)間にプレス圧をかける。一対のプレス型の双方の凹部から成るスペースは、多孔管1Aの孔1b、1cの内周形状に一致し、プレス加工によって、図10に示すように、分岐管2A、2Aの端部20の内周面がロッド治具の外周形状に、外周面がプレス型の凹部の内周形状に塑性変形される。以上により、分岐管2A、2Aの加工が終了する。
又、分岐管2A、2Aの加工手順としては、最初に分岐管2A、2Aの端部20を一対のプレス型(図示せず)、(図示せず)でプレスし、次に、このプレス状態の分岐管2A、2Aの各孔2a、2aにロッド治具(図示せず)をそれぞれ挿入するようにしても良い。
このように加工された各分岐管2A、2Aの端部20を多孔管1の各孔1b、1cにそれぞれ挿入し、ろう付けすれば、図8(a)、(b)に示す配管分岐構造が得られる。
以上、配管分岐構造では、多孔管1の各孔1b、1cが複数の分岐管2A、2Aに接続されるため、多孔管1を分岐できる。つまり、複数の流路を同一経路と別経路の混合した経路とするような配管分岐構造を提供できる。
上記第2実施形態では、多孔管1の外形形状は、断面略円形であるので、多孔管1の曲げ加工が容易である。
上記第2実施形態では、多孔管1の各孔1b、1cにそれぞれ各分岐管2A、2Aが挿入され、多孔管1と各分岐管2A、2Aとの間がろう付けされたので、多孔管1と2本の分岐管2A、2Aとを継手アダプタを介することなく接続できるため、部品点数が少なく、安価にできる。
上記第2実施形態では、各分岐管2A、2Aの端部20側を塑性変形加工し、分岐管2A、2Aの外形形状を多孔管1の孔1b、1cの形状に一致する形状に形成したので、分岐管2A、2A側のみの加工によって多孔管1と2本の分岐管2A、2Aとを直接に接続できる。又、多孔管1が長寸法の場合には、第1実施形態のように多孔管1側を加工すると手離れが悪いために加工が面倒である。このような場合に、第2実施形態のように短寸法の分岐管2、2を加工するようにすれば、作業性が良く、好ましい。寸法関係が逆の場合には多孔管1側を加工すれば、作業性が良く、好ましい。
上記第2実施形態では、多孔管1の各孔1b、1cと分岐管2A、2Aの形状が共に半月形状であるため、双方間の取り付け方向が一義的に決まり、組み付け作業性が良いと共にろう付け治具の簡略化等になる。
また、多孔管1の端部をフレア形状に拡径すれば、ろう付け中のろう流れを防止でき、自動ろう付け化が容易になるという利点がある。
図11〜図13は本発明の第3実施形態を示し、図11は配管分岐構造の断面図、図12は継ぎ手アダプタ6の断面図、図13はパッキン7の斜視図である。
配管分岐構造は、図11に示すように、仕切り壁1aで仕切された2つの孔1b、1cを有する多孔管1と、それぞれ単一の孔2aを有する2本の分岐管2、2と、多孔管1と2つの分岐管2、2を連結する継ぎ手アダプタ6とから構成されている。そして、継ぎ手アダプタ6の一方の端部に多孔管1がそれぞれ圧入され、他方の端部に2本の分岐管2、2が圧入され、且つ、互いの接合面が接着剤で固着されている。
多孔管1及び分岐管2、2の端部側は、上記第1及び第2実施形態のような加工が施されていない。
継ぎ手アダプタ6は、仕切り壁6aで分岐され、一端側に開口する2つの分岐管用孔6b、6cと、この2つの分岐管用孔6b、6cが連通し、他端側に開口する多孔管用孔6dとを有する。この継ぎ手アダプタ6は、ダイキャスト製であり、ダイキャスト成形した後に、図12に示すように、分岐管用孔6b、6c及び多孔管用孔6dの内周面を切削具30、01で精密に切削加工することによって形成される。仕切り壁6aの端部には図13に示すようなパッキン7が装着されており、このパッキン7に多孔管1の仕切り壁1aが圧着されることによって、多孔管1の2つの孔1b、1c間が気密状態で継ぎ手アダプタ6に接続されている。
以上、この配管分岐構造では、継ぎ手アダプタ6を介して多孔管1と2本の分岐管2、2とを接続できる。そして、多孔管1及び各分岐管2、2の端部を何ら加工する必要がない。
上記第3実施形態では、継ぎ手アダプタ6がダイキャスト製であるので、切削費、材料費を安価にできる。
又、上記第3実施形態において、多孔管1及び分岐管2、2と継ぎ手アダプタ6との双方の接合面に接着剤を塗布して圧入すれば、接着剤が圧入時の潤滑剤の役割をするため、圧入作業が容易である。
又、接合面に傷がある場合には、接着剤が傷に入り込んで傷を埋めるため、圧入後にはシール材の役割をする。
図14及び図15は本発明の第4実施形態を示し、図14は配管分岐構造の斜視図、図15は曲げ部31の加工作業を示す構成図である。
図14に示すように、配管分岐構造は、前記第2実施形態と同様に、仕切り壁1aで仕切られた2つの孔1b、1cを有する多孔管1Bと、この多孔管1Bの各孔1b、1cにそれぞれ気密状態で接続された2本の分岐管2A、2Aとから構成されている。多孔管1Bと各分岐管2A、2Aとの接続構造は、前記第2実施形態と同様であるため、重複説明を回避するべく説明を省略する。
多孔管1Bは、前記第2実施形態のものと異なり、長手方向にストレート状ではなく、長手方向の向きを可変する曲げ部31を2箇所に有する。
次に、多孔管1Bの曲げ部31を作成する曲げ加工を説明する。図15に示すように、曲げ加工は、曲げ部加工装置32を使用して行われる。曲げ部加工装置32は、多孔管1の外周が押圧当接されて多孔管1に所定の曲げ半径Rの曲げ部31を形成可能な曲げ型33と、この曲げ型33へ多孔管1を押圧する圧力型34と、多孔管1の一端を移動させて曲げ型33に沿って屈曲させる把持部35と、多孔管1の孔1b、1cにそれぞれ挿入されて孔1b、1cの内壁を支持する芯金部36とから構成されている。芯金部36は、曲げ部成形時における孔1b、1cの内壁を支持する芯金本体36aと、曲げ部成形時における芯金本体36aを孔1b、1cの内壁の移動に伴って移動自在に支持する支持手段36bとで形成されている。
上記構成において、ストレート形状の多孔管1を曲げ型33の型面33aに当接させ、圧力型34によって型面33a側へ押圧する。このとき、圧力型34は、多孔管1を曲げ型33側へ押圧すると共に、曲げ始点部より後方側の多孔管1を支持し、把持部35は曲げ始点部より前方側の多孔管1を支持している。この状態から、把持部35を曲げ始点部から先端側へ移動させつつ多孔管1を曲げ型33の型面33aへ押し付ける。これと共に、圧力型34は、曲げ始点部より把持部35側へ移動させる。このとき、多孔管1が屈曲し始めて、内側では圧縮力が、外側では引っ張り力が発生し、孔1b、1cの内壁及び仕切り壁1aが変形しようとするが、芯金本体36aが孔1b、1cの内周面及び仕切り壁1aに当接することにより、孔1b、1cの内壁及び仕切り壁1aの局部的な変形が防止される。また、芯金本体36aは支持手段36bによって回転自在に支持されているので、孔1b、1cの内壁が曲げによって移動してもこれに追従することができるので、孔1b、1cの内壁を確実に支持することができ変形を確実に防止することができる。そして、把持部35が圧力型34に対して上方に位置して多孔管1が略直角に屈曲する。このようにして、曲げ部31を加工する。
この第4実施形態の多孔管1Bは、長手方向の向きを可変する曲げ部31を有するので、曲がった配索経路に沿って多孔管1Bを配索できる。従って、多孔管1Bのレイアウト自由度が向上する。
この第4実施形態の曲げ加工では、多孔管1に曲げ部31を形成する際に、孔1b、1c内に移動自在な芯金部36を挿入し、芯金本体36aが曲げ部成形時における孔1b、1cの内壁の移動に伴って移動自在に支持するので、多孔管1の曲げ部31が変形することがなく、良好な曲げ部を形成することができる。
図16及び図17は本発明の第5実施形態を示し、図16は配管分岐構造の斜視図、図17はねじり部40の加工作業を示す構成図である。
図16に示すように、配管分岐構造は、前記第2実施形態と同様に、仕切り壁1aで仕切られた2つの孔1b、1cを有する多孔管1Cと、この多孔管1Cの各孔1b、1cにそれぞれ気密状態で接続された2本の分岐管2A、2Aとから構成されている。多孔管1Cと各分岐管2A、2Aとの接続構造は、前記第2実施形態と同様であるため、重複説明を回避するべく説明を省略する。
多孔管1Cは、前記第2実施形態のものと同様に、長手方向にストレート状ではあるが、軸芯を中心に円周方向に捻られたねじり部40を有する。ねじり部40は、この第5実施形態では、多孔管1Cのほぼ全体に亘って形成されている。
次に、多孔管1Cのねじり部40を作成するねじり加工を説明する。図17に示すように、ねじり加工は、ねじり部加工装置41を使用して行われる。ねじり部加工装置41は、固定チャック部42と可動チャック部43とから構成されている。固定チャック部42は、回転不能に支持された基部42aと、この基部42aより前方に突出され、多孔管1の2つの孔1b、1cに挿入される芯金部42bを有する。可動チャック部43は、回転可能に支持された基部43aと、この基部43aより前方に突出され、多孔管1の2つの孔1b、1cに挿入される芯金部43bと、基部43a及び芯金部43bを回転させるためのハンドル43cを有する。
ストレート形状の多孔管1の両端を固定チャック部42と可動チャック部43間にセットし、可動チャック部43のハンドル43cを所望のねじり角度だけ回転操作することによって多孔管1にねじり部40を形成することができる。
この第5実施形態の多孔管1Cは、軸芯を中心に捻られたねじり部40を有するので、多孔管1Cの端部の仕切り壁1aの向きや2つの孔1b、1cの相対的配置を可変できるため、分岐管2A、2Aとの接続性、及び、分岐管2A、2Aのレイアウト自由度が向上する。
図18は、ねじり加工の変形例を示す断面図である。図18に示すように、ねじり加工は、多孔管1の端部の内周に固定チャック部42又は可動チャック部43をセットすると共に、多孔管1の端部の外周に一対の外周クランプ部44、44を装着して行う。このようにすれば、多孔管1の端部の外周側への変形を確実に防止できる。
図19は、ねじり加工の他の変形例で使用する一対の外周クランプ部45、45の断面図である。図19に示すように、各外周クランプ部45の円弧溝45aの内面が凹凸形状に形成されている。この凹凸形状によって外周クランプ部45、45と多孔管との滑りが防止されるため、この一対の外周クランプ部45のみを多孔管の両端にそれぞれセットし、多孔管にねじり力を作用させることによってねじり加工を行うことができる。
図20及び図21は本発明の第6実施形態を示し、図20は配管分岐構造の斜視図、図21は曲げ部31及びねじり部40の加工作業を示す構成図である。
図20に示すように、配管分岐構造は、前記第2実施形態と同様に、仕切り壁1aで仕切られた2つの孔1b、1cを有する多孔管1Dと、この多孔管1Dの各孔1b、1cにそれぞれ気密状態で接続された2本の分岐管2A、2Aとから構成されている。多孔管1Dと各分岐管2A、2Aとの接続構造は、前記第2実施形態と同様であるため、重複説明を回避するべく説明を省略する。
多孔管1Dは、前記第2実施形態のものと異なり、長手方向にストレート状ではなく、長手方向の向きを可変する曲げ部31を2箇所に有し、且つ、軸芯を中心に円周方向に捻られたねじり部40を有する。ねじり部40は、この第6実施形態では、多孔管1Dの全体ではなく一部に形成されている。
次に、多孔管1Dの曲げ部31及びねじり部40を作成する曲げ・ねじり加工を説明する。図21に示すように、曲げ・ねじり加工は、曲げ部加工装置32とねじり用チャック部50とを使用して行われる。曲げ部加工装置32の構成は、前記第4実施形態で説明したので、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。ねじり用チャック部50は、前記第5実施形態の他の変形例で説明した一対の外周クランプ部45、45と、この一対の外周クランプ部45、45を回転させる回転駆動部(図示せず)とから構成されている。
上記構成において、多孔管1を曲げ部加工装置32にセットすると共に、多孔管1の端部に一対の外周クランプ部45、45をセットする。そして、前記第4実施形態で説明したように曲げ部加工装置32によって曲げ加工を行い、最初の曲げ加工後に一対の外周クランプ部45、45を介して多孔管1にねじり力を作用させる。すると、多孔管1の最初の曲げ部31と端部との間がねじられ、これによってねじり部40が形成される。次に、曲げ部加工装置32の曲げ型33に押し当てる多孔管1の位置を可変し、2箇所目の曲げ部31を曲げ加工によって作成すれば完了する。
この第6実施形態では、多孔管1Dは、長手方向の向きを可変する曲げ部31と、軸芯を中心に捻られたねじり部40とを有するので、曲がった配索経路に沿って多孔管1Dを配索できるため、多孔管1Dのレイアウト自由度が向上すると共に、多孔管1Dの端部の仕切り壁1aの向きや2つの孔1b、1cの相対的配置を可変できるため、分岐管2A、2Aとの接続性、及び、分岐管2A、2Aのレイアウト自由度が向上する。
この第6実施形態では、1番目の曲げ部31の加工後に、ねじり加工を施したが、2番目の曲げ部31の加工後に、一対の外周クランプ部45、45を介して多孔管1にねじり力を作用させるねじり加工を施しても良い。又、曲げ加工と同時にねじり力を作用させ、曲げ部31とねじり部40とを同時に加工するようにしても良い。
多孔管1Dの加工手順として、先に曲げ加工を施し、その後にねじり加工を施せば、仕切り壁1aがねじられていない状態で曲げ加工を行うため、曲げ加工時における仕切り壁1aへのダメージを極力抑えることができる。
又、先にねじり加工を施し、その後に曲げ加工を施せば、仕切り壁1aが曲げられていない状態でねじり加工を行うため、ねじり寸法を大きく取ることができる。従って、単位長さ当たりのねじり角を極力小さく抑えつつ、全体としてねじり角を大きくできる。
更に、ねじり加工と曲げ加工とを同時に施せば、多孔管1Dの曲げ加工とねじり加工を迅速に行うことができる。
図22〜図25は曲げ部31とねじり部40の他の加工方法を示し、図22は加工後の多孔管1Eの斜視図、図23は曲げ加工後の多孔管1E’の斜視図、図24はねじり加工を説明する斜視図、図25は図24のB−B線断面図であある。
図22において、多孔管1Eは、長手方向の向きを可変する4箇所の曲げ部31を有し、且つ、軸芯を中心に円周方向に約180度捻られたねじり部40を中央位置に有する。
次に、この多孔管1Eの加工手順を説明する。先ず、図23に示すように、ストレート形状の多孔管に曲げ加工を施す。この際に、多孔管の他方側の曲げ部31の方向を最終的な曲げ方向とは180度逆に曲げる。次に、図24に示すように、この多孔管1E’の一方側の曲げ部31付近を一対の外周クランプ部46でクランプし、多孔管1E’の他方側を回転操作のハンドルに利用して180度回転する。この回転によって多孔管1E’の中央箇所にねじり力が作用し、このねじり力によって中央のストレート箇所にねじり部40が形成される。これで完了する。
このねじり加工によれば、簡単なねじり治具によって多孔管をねじり加工できる。
尚、前記第4〜第6実施形態において、多孔管1B〜1Dと分岐管2A、2Aとの接続構造は、前記第2実施形態と同様に構成したが、前記第1実施形態と同様に構成しても、第3実施形態のように継ぎ手アダプタ6を用いて構成しても良い。但し、前記第4〜第6実施形態のように分岐管2A、2Aの端部を加工して接続した場合には、曲げ部31やねじり部40を加工する多孔管1B〜1Dに対しその端部を更に加工する必要がないため、多孔管1B〜1Dへの加工ダメージを極力抑えることができ、好ましい。
尚、前記第1〜第6実施形態では、多孔管1A、1は2つの孔2b、2cを有するが、3つ以上の孔を有し、3本以上の分岐管2、2Aが接続されるものであっても略同様に本発明を適用できることはもちろんである。
本発明の第1実施形態を示し、配管分岐構造の断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)は加工前の多孔管の正面図、(b)は加工前の多孔管の断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、多孔管の孔にロッド治具を挿入した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態を示し、ロッド治具によって孔が拡径された状態を示す図である。 本発明の第1実施形態を示し、プレス型によってプレスした状態を示す図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)は加工後の多孔管の正面図、(b)は、加工後の多孔管の断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例を示し、(a)は加工前の多孔管の正面図、(b)は加工途中の多孔管の正面図、(c)は加工後の多孔管の正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、(a)は配管分岐構造の断面図、(b)は図8(a)のA−A線断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、加工前の分岐管の斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、加工後の分岐管の斜視図である。 本発明の第3実施形態を示し、配管分岐構造の断面図である。 本発明の第3実施形態を示し、継ぎ手アダプタの断面図である。 本発明の第3実施形態を示し、パッキンの斜視図である。 本発明の第4実施形態を示し、配管分岐構造の斜視図である。 本発明の第4実施形態を示し、曲げ部の加工作業を示す構成図である。 本発明の第5実施形態を示し、配管分岐構造の斜視図である。 本発明の第5実施形態を示し、ねじり部の加工作業を示す構成図である。 本発明の第5実施形態に係るねじり加工の変形例を示す断面図を示し、である。 本発明の第5実施形態に係るねじり加工の他の変形例で使用する一対の外周クランプ部の断面図である。 本発明の第6実施形態を示し、配管分岐構造の斜視図である。 本発明の第6実施形態を示し、曲げ部及びねじり部の加工作業を示す構成図である。 第6実施形態の異なる曲げ部とねじり部の加工方法を示し、加工後の多孔管の斜視図である。 第6実施形態の異なる曲げ部とねじり部の加工方法を示し、曲げ加工後の多孔管の斜視図である。 第6実施形態の異なる曲げ部とねじり部の加工方法を示し、ねじり加工を説明する斜視図である。 第6実施形態の異なる曲げ部とねじり部の加工方法を示し、図24のB−B線断面図である。 従来例を示し、配管分岐構造の断面図である。 他の従来例を示し、配管分岐構造の断面図である。
符号の説明
1A〜1E、1 多孔管
1a 仕切り壁
1b、1c 孔
2、2A 分岐管
2a 孔
3 ロッド治具
4、5 プレス型
6 継ぎ手アダプタ
10 多孔管の端部
10b、10c 端部の孔
20 分岐管の端部
20a 端部の孔
31 曲げ部
40 ねじり部

Claims (16)

  1. 仕切り壁(1a)で仕切られた複数の孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)を有する多孔管(1A)、(1)と、この多孔管(1A)、(1)の各孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管(2)、(2A)とを備えたことを特徴とする配管分岐構造。
  2. 請求項1記載の配管分岐構造であって、
    前記多孔管(1A)、(1)の外形形状は、断面略円形であることを特徴とする配管分岐構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の配管分岐構造であって、
    前記多孔管(1A)、(1)の各孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)にそれぞれ前記各分岐管(2)、(2A)が挿入され、前記多孔管(1A)、(1)と前記各分岐管(2)、(2A)との間がろう付けされたことを特徴とする配管分岐構造。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の配管分岐構造であって、
    前記多孔管(1A)の端部(10)側を塑性変形加工し、前記各孔(10b)、(10c)の形状を前記分岐管(2)の外形形状に一致する形状に形成したことを特徴とする配管分岐構造。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の配管分岐構造であって、
    前記各分岐管(2A)の端部側を塑性変形加工し、前記分岐管(2A)の外形形状を前記多孔管(1)の前記孔(1b)、(1c)の形状に一致する形状に形成したことを特徴とする配管分岐構造。
  6. 仕切り壁(1a)で仕切られた複数の孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)を有する多孔管(1A)、(1)と、この多孔管(1A)、(1)の各孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管(2)、(2A)とを有する配管分岐構造を備えた多孔管の加工方法であって、
    前記多孔管(1)の前記各孔(1b)、(1c)に挿入し、前記各孔(1b)、(1c)の内周面の形状を所定形状に規制するロッド治具(3)と、前記多孔管(1A)の外周面に配置し、外周面の形状を所定形状に規制するプレス型(4)、(5)とを使用して塑性変形加工したことを特徴とする多孔管(1A)の加工方法。
  7. 仕切り壁(1a)で仕切られた複数の孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)を有する多孔管(1A)、(1)と、この多孔管(1A)、(1)の各孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管(2)、(2A)とを有する配管分岐構造を備えた分岐管の加工方法であって、
    前記各分岐管(2)に挿入し、前記各分岐管(2)の内周面の形状を所定形状に規制するロッド治具と、前記各分岐管(2A)の外周面に配置し、外周面の形状を所定形状に規制するプレス型とを使用して塑性変形加工したことを特徴とする分岐管(2A)の加工方法。
  8. 請求項1記載の配管分岐構造であって、
    前記多孔管(1)と前記各分岐管(2)とは、継ぎ手アダプタ(6)を介して接続されたことを特徴とする配管分岐構造。
  9. 請求項1〜請求項5、及び、請求項8記載の配管分岐構造であって、
    前記多孔管(1B)、(1D)、(1E)は、長手方向の向きを可変する曲げ部(31)を有することを特徴とする配管分岐構造。
  10. 請求項1〜請求項5、請求項8及び請求項9記載の配管分岐構造であって、
    前記多孔管(1C)、(1D)、(1E)は、軸芯を中心に捻られたねじり部(40)を有することを特徴とする配管分岐構造。
  11. 仕切り壁(1a)で仕切られた複数の孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)を有する多孔管(1A)、(1)と、この多孔管(1A)、(1)の各孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管(2)、(2A)とを有する配管分岐構造を備えた多孔管の加工方法であって、
    前記多孔管(1B)、(1D)、(1E)には、長手方向の向きを可変する曲げ加工を施すことを特徴とする多孔管の加工方法。
  12. 仕切り壁(1a)で仕切られた複数の孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)を有する多孔管(1A)、(1)と、この多孔管(1A)、(1)の各孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管(2)、(2A)とを有する配管分岐構造を備えた多孔管の加工方法であって、
    前記多孔管(1C)、(1D)、(1E)には、軸芯を中心に捻るねじり加工を施すことを特徴とする多孔管の加工方法。
  13. 仕切り壁(1a)で仕切られた複数の孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)を有する多孔管(1A)、(1)と、この多孔管(1A)、(1)の各孔(10b)、(10c)、(1b)、(1c)にそれぞれ液密状態で接続された複数の分岐管(2)、(2A)とを有する配管分岐構造を備えた多孔管の加工方法であって、
    前記多孔管(1D)、(1E)には、長手方向の向きを可変する曲げ加工と、軸芯を中心にねじるねじり加工を施すことを特徴とする多孔管の加工方法。
  14. 請求項13記載の多孔管の加工方法であって、
    前記多孔管(1D)、(1E)には、先に曲げ加工を施し、その後にねじり加工を施すことを特徴とする多孔管の加工方法。
  15. 請求項13記載の多孔管の加工方法であって、
    前記多孔管(1D)には、先にねじり加工を施し、その後に曲げ加工を施すことを特徴とする多孔管の加工方法。
  16. 請求項13記載の多孔管の加工方法であって、
    前記多孔管(1D)には、ねじり加工と曲げ加工とを同時に施すことを特徴とする多孔管の加工方法。
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