JP2002303391A - 分流器 - Google Patents

分流器

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JP2002303391A
JP2002303391A JP2001106974A JP2001106974A JP2002303391A JP 2002303391 A JP2002303391 A JP 2002303391A JP 2001106974 A JP2001106974 A JP 2001106974A JP 2001106974 A JP2001106974 A JP 2001106974A JP 2002303391 A JP2002303391 A JP 2002303391A
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branch pipes
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flow divider
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JP2001106974A
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English (en)
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Kaneo Sudo
須藤金男
Harumichi Kawamura
川村治道
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KAWAMURA SEIKAN KOGYO KK
Original Assignee
KAWAMURA SEIKAN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な分流比率と耐圧性を有する、空調機器
の冷媒流路及び、床暖房における温水循環流路の分岐部
位に好適な分流器を提供すること。 【解決手段】 上記課題を解決する分流器は、一口側で
ある本管の一方開口端側に形成された広径部に、分岐側
である複数の枝管の一方開口端側に形成された挿入部の
それぞれが、束ねられた状態で挿嵌固定されており、前
記各枝管の挿入部は、前記本管の広径部に束ねられて挿
嵌された状態において、この広径部の内周面に接する程
の円形を呈することとなる円弧面部を有し、しかも各挿
入部の端面開放口のそれぞれは、前記各枝管への所定の
分流比率に基く開口比率をもって形成されていることを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体流路の分岐部
位に介在させる分流器に係り、特に空調機器における冷
媒流路や床暖房における温水循環流路の分岐部位に好適
な分流器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分流器としては、(1)図9に示
すごとく、短管の一端側を絞り加工によって二股状など
に分岐成形して、分岐端側の境界部位をロウ付けしたも
のがあるほか、(2)特開平8−254374号公報に
掲載のごとくな冷媒の気相と液相を考慮したものがあ
り、この分流器は、流入管と、この流入管から分岐空間
を経て分岐する複数の流出管を備え、前記分岐空間の流
入方向に対向する内壁面には、この内壁面を変形、若く
は別体の部品から構成され、これにより各流出管への冷
媒の流れを規制する分岐用突出部が設けられているもの
で、流路内を気相と液相の二相流となって流動する冷媒
の偏流を防止して、均等(或いは所定の比率)な分流を
実現しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】分流器は、家屋の床暖
房における温水循環流路や給湯器における熱交流路及
び、空調機器や冷凍機器における冷媒流路などの流体流
路の分岐部に介在されるものであるが、近時の省エネル
ギー化による床暖房範囲の分割や給湯量の調整における
水量の均等或いは比率分流のほか、空調装置において
は、冷暖房を行なう熱交換器の効率向上、冷暖房共用及
び、部屋の広狭に対応するために設けられた、複数の熱
交換部への冷媒の均等或いは、比率分流や、冷媒流路管
の細管化と、熱効率を向上させるための新冷媒(代替フ
ロン)の高圧化から、正確な均等或いは所定比率に分流
ができると共に、耐圧強度を有する分流器が望まれてい
る。
【0004】しかして上記従来技術における分流器
(1)は、短管の一端側を絞り加工により分岐させたも
のであるから、流体圧により次第に膨張して分岐成形し
た部位が離反(円形を絞り成形したものであるから元の
円形に戻りやすい)することがあり耐圧性に欠ける。ま
た(2)の分流器は、冷媒の均等或いは所定比率分流を
実現するための分岐側である流出管相互の開口比率の調
整について、分流器全体の中央内部位置である分岐空間
の内壁面に固定される別体部品の固定位置調整による
か、内壁面を内側に突出変形させる態様にあっては、こ
の突出加工時の位置調整によるから、製造過程において
は開口比率精度の確認をすることができず、完成品にお
いて初めてこれが可能となるもので、これよりすると分
流比率にばらつきが出る恐れがあり品質管理が困難であ
って、精度のみならず生産性にも欠けることとなる。
【0005】本発明は前記を考慮して、正確な分流比率
と耐圧性を有する分流器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する分流
器は、一口側である本管の一方開口端側に形成された広
径部に、分岐側である複数の枝管の一方開口端側に形成
された挿入部のそれぞれが、束ねられた状態で挿嵌固定
されており、前記各枝管の挿入部は、前記本管の広径部
に束ねられて挿嵌された状態において、この広径部の内
周面に接する程の円形を呈することとなる円弧面部を有
し、しかも各挿入部の端面開放口のそれぞれは、前記各
枝管への所定の分流比率に基く開口比率をもって形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の効果】本発明による分流器は、あらかじめ定め
られた各枝管への分流比率に基づき、各枝管における挿
入部の端面開放口が所定の開口比率をもって開口形成さ
れており、この各挿入部が束ねられた状態で本管の広径
部に挿嵌固定されてなるものであるから、この分流器の
製造工程における分岐側である各枝管の挿入部の加工段
階において、分流比率に基づくそれぞれの開口比率に留
意し、検査することが可能であり、均等、或いは所定比
率ともに正確な分流器が量産することができ、精度及び
生産性が向上すると共に、流体の圧力が集中することと
なる分流部位が、本管の広径部と束ねた状態の枝管の挿
入部とで二重構成となるから、堅牢で耐圧性にもすぐれ
ているものであり、空調機器や冷凍機器での冷媒流路に
おける重力による気相液相の偏流現象を考慮した正確な
比率分流にも十分対応することができると共に、床暖房
における温水循環流路や給湯器の熱交流路における分岐
部位にも好適なものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図は本発明に係る分流器の一実施
形態を示すもので、以下各図に基づき説明する。
【0009】図1〜図4に示す実施形態における分流器
は、一口側である本管1の一方開口端側に、分岐側であ
る2本の枝管2,3が束ねられた状態で挿嵌固定され、
これにより本管1から複数の枝管2,3に分岐された態
様をなすもので、本管1は円形管体であって、その一方
開口端側には、拡径された広径部1aが形成されてい
る。
【0010】前記枝管2,3のそれぞれは、折曲された
円形管体であって、一方開口端側には、縮小成形された
挿入部2a,3aが設けられており、この挿入部2a,
3a以外の他方開口端にかけては、前記本管1の内径と
略同内径を呈し、各枝管2,3における挿入部2a,3
aの外周面は、端面視においてそれぞれが直線状の接面
部2b,3bと円弧状の円弧面部2c,3cからなる中
空の半円形であって、2本の枝管2,3の各挿入部2
a,3aに形成された接面部2b,3bの相互を合せて
束ねたような集束状態で両円弧面部2c,3cが本管1
における広径部1aの内周面に接する円形を呈するもの
で、この実施形態においては中空半円形を呈する2本の
枝管2,3における挿入部2a,3aの端面開放口2
d,3dは、一方の端面開放口3dを段状に狭く形成す
るごとく、それぞれが各枝管2,3への所定の分流比率
に基づく開口比率をもって形成されており、そしてこの
2本の枝管2,3の挿入部2a,3aが、前記のごとく
束ねられた状態で本管1の広径部1aに挿嵌され、ロウ
付けBにより固定されてなるものである。
【0011】前記2本の枝管2,3における挿入部2
a,3a及びその端面開放口2d,3dは、図5に示す
ごとく互いに合さった接面部2b,3bを、一方の端面
開放口3d方向に湾曲膨出させることによりそれぞれの
開口比率に適応すべく開口形成する手段もあり、また図
6,7に示す他例分流器のごとく、2本の枝管2,3の
各挿入部2a,3aが大きさの異なる半円径を呈し、そ
の端面開放口2d,3dが所定の開口比率をもって形成
されている態様も可能であると共に、図8に示すごと
く、本管1より分岐する枝管を3本とし、その各挿入部
2a,3a,4aの端面開放口2d,3d,4dが所定
開口比率をもって開口形成されているごとくな態様も可
能であるから分岐数及び均等をも含め開口比率は多様で
あり、前記各実施形態に限定されるものでない。
【0012】前記分流器は、あらかじめ定められた各枝
管への分流比率に基づき、各枝管における挿入部の端面
開放口を所定の開口比率をもって開口形成し、しかる後
前記のごとく各挿入部を束ねた状態にして本管の広径部
に挿嵌固定してなるものであるから、この分流器の製造
工程における分岐側である各枝管の挿入部の加工段階に
おいて、分流比率に基づくそれぞれの開口比率に留意
し、検査することが可能であり、均等、或いは所定比率
ともに正確な分流器が量産することができ、精度及び生
産性が向上すると共に、流体の圧力が集中することとな
る分流部位が、本管の広径部と束ねた状態の枝管の挿入
部とで二重構成となるから、堅牢で耐圧性にもすぐれて
いるものであり、空調機器や冷凍機器での冷媒流路にお
ける重力による気相液相の偏流現象を考慮した正確な比
率分流にも十分対応することができると共に、床暖房に
おける温水循環流路や給湯器の熱交流路における分岐部
位にも好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】分流器の分解斜視図。
【図2】縦断側面図。
【図3】図2のx−x断面図。
【図4】図2のz−z断面図。
【図5】他例端面開放口を示す断面図。
【図6】他例分流器の縦断側面図。
【図7】図6のw−w断面図。
【図8】他例端面開放口を示す断面図。
【図9】従来分流器の斜視図。
【符号の説明】
1 本管 1a 広径部 2,3 枝管 2a,3a,4a 挿入部 2b,3b 接面部 2c,3c 円弧面部 2d,3d,4d 端面開放口 B ロウ付け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H019 BA15 BC00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一口側である本管の一方開口端側に形成
    された広径部に、分岐側である複数の枝管の一方開口端
    側に形成された挿入部のそれぞれが、束ねられた状態で
    挿嵌固定されており、前記各枝管の挿入部は、前記本管
    の広径部に束ねられて挿嵌された状態において、この広
    径部の内周面に接する程の円形を呈することとなる円弧
    面部を有し、しかも各挿入部の端面開放口のそれぞれ
    は、前記各枝管への所定の分流比率に基く開口比率をも
    って形成されていることを特徴とする分流器。
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