JP2005207323A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 伸縮に応じて変位を圧力変換する二つのピストンの間に区画された油密室を備えるものにおいて、油密室を充填させるためのチェック弁の作動の安定化を図ることを目的とする。
【解決手段】 ノズルニードル3に閉弁方向の圧力を作用させる制御室4と、制御室4とリターン通路106の間を開閉することにより制御室4の圧力を増減させる制御弁102と、制御弁を駆動する駆動力伝達部103とを備え、駆動力伝達部には、アクチュエータ51の伸縮に伴って摺動する第1ピストン52と、制御弁に当接してこれと一体に摺動する第2ピストン54と、第1ピストンと第2ピストンとの間に配置される油密室53とを有する燃料噴射装置1において、油密室53に充填する燃料を導くチェック弁7と、リーク通路から分岐し、該充填燃料をチェック弁に供給する燃料充填通路59、58、57と、燃料充填通路内のうちチェック弁7の上流側に設けた絞り59aを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料噴射装置に関し、例えば例えば変位を圧力変換するピエゾアクチュエータ等の駆動力伝達装置を備える燃料噴射装置に適用して好適なものである。
燃料噴射装置としては、例えばディーゼルエンジン用燃料噴射システムとしてのコモンレール式燃料噴射装置において、アクチュエータによってノズルニードルを駆動することにより噴孔から燃料を噴射するものが知られている。近年、応答性の良好なピエゾアクチュエータを駆動源とするものが検討されている(特許文献1参照)。この種の燃料噴射装置は、伸縮するピエゾアクチュエータと、ピエゾアクチュエータの変位を拡大する変位拡大機構と、ノズルニードルの制御室としての背圧室の油圧を制御する制御弁とを備え、ピエゾアクチュエータの伸縮に伴う変位を変位拡大機構によって拡大し、制御弁を動作させることにより噴射を制御する。
変位拡大機構は、ピエゾアクチュエータの伸縮に伴い往復移動する大径ピストンと、制御弁を動作させる小径ピストンとの間に、作動油としての燃料を充填した油密室とを備えている。油密室は、ピエゾアクチュエータが伸長して油密室の圧力を上昇させると、油密室の燃料が大径ピストン、小径ピストンの摺動部のクリアランスからリークする。
特許文献1では、油密室に開口する燃料充填通路と、燃料充填通路にチェック弁とを設けることで、リーク燃料を充填する技術が開示されている。なお、チェック弁が設けられた燃料充填通路の他端側はリターン通路に連通している。そして、リターン通路の外部の燃料タンクに接続する側には、絞りが設けられており、チェック弁の上流側の圧力を燃料タンク側の圧力より高くして燃料充填の際の吸入の安定が図られている。
なお、上記構成での燃料噴射動作の概略を以下説明する。まず、ピエゾアクチュエータが伸長すると、大径ピストンを下方に移動させて油密室の圧力が上昇する。所定の圧力に達すると、小径ピストンが制御弁を押し下げ、制御弁を弁座から離座させる。弁座から離座すると、リターン通路が開放され、背圧室の圧力が低下する。その結果、ノズルニードルが開弁して燃料噴射が開始する。一方、ピエゾアクチュエータが収縮すると、大径ピストンが上方に移動させられて油密室の圧力が低下する。油密室の低下により制御弁が弁座に着座してリターン通路が閉鎖され、背圧室の圧力が再び上昇する。その結果、ノズルニードルが閉弁して燃料噴射が終了する。
特開2001−41125号公報
しかしながら、ピエゾアクチュエータの伸長時には、小径ピストンが移動を開始すると制御弁が離座してリーク通路が開放されるため、高圧燃料がリーク通路へ流入するので、この高圧燃料の流入によりリターン通路の圧力が脈動する。このとき、上記従来技術では、リターン通路から分岐接続する燃料充填通路内の燃料も、リターン通路内に発生する圧力脈動の影響を受けて、チェック弁の作動が不安定となるおそれがある。
例えば1燃焼行程中に複数回噴射するいわゆるマルチ噴射を実施する場合において、前噴射時に生じたチェック弁の不安定な状態が、後噴射の噴射開始のためのピエゾアクチュエータの伸長時まで継続してしまうと、脈動によるチェック弁が開弁動作が生じて油密室の燃料が燃料充填通路より流出するおそれがある。伸長中に油密室から燃料が流出すると、変位拡大機構の伝達ロスが発生するため、噴射量変動が生じて噴射特性が安定しないという問題が考えられた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、伸縮に応じて変位を圧力変換する二つのピストンの間に区画された油密室を備えるものにおいて、油密室を充填させるためのチェック弁の作動の安定化を図ることを目的とする。
また、別の目的は、伸縮に応じて変位を圧力変換する二つのピストンの間に区画された油密室を備えるものにおいて、油密室を充填させるためのチェック弁の作動の安定化を図るとともに、噴射特性の安定化が可能な燃料噴射装置を提供することにある。
本発明の請求項1によると、ノズルニードルに閉弁方向の圧力を作用させる制御室と、制御室とリターン通路の間を開閉することにより制御室の圧力を増減させる制御弁と、制御弁を駆動する駆動力伝達部とを備え、駆動力伝達部には、アクチュエータの伸縮に伴って摺動する第1ピストンと、制御弁に当接してこれと一体に摺動する第2ピストンと、第1ピストンと第2ピストンとの間に配置される油密室とを有し、アクチュエータの変位を油密室の圧力変化に変換することにより燃料噴射を行う燃料噴射装置において、油密室に充填する燃料を導くチェック弁と、リーク通路から分岐し、該充填燃料をチェック弁に供給する燃料充填通路と、燃料充填通路内のうちチェック弁の上流側に設けた絞りを有することを特徴とする。
これによると、第1ピストンおよび第2ピストンと、これら二つのピストンの間に配置される油密室を有する駆動力伝達部を備え、アクチュエータの変位を油密室の圧力変化に変換することにより燃料噴射を行う燃料噴射装置において、油密室に充填する燃料を導くチェック弁と、リーク通路から分岐し、該充填燃料をチェック弁に供給する燃料充填通路と、燃料充填通路内のうちチェック弁の上流側に設けた絞りを有する。
従来技術では、アクチュエータの伸長時つまり噴射開始から噴射中にて、高圧燃料がリターン通路へ流入するためにリターン通路の圧力が脈動し、その影響でチェック弁の作動が不安定となる問題があった。
これに対して請求項1に記載の発明では、燃料充填通路内のうちチェック弁の上流側に絞りを設けているので、リターン通路を介して燃料充填通路へ圧力脈動が伝播されるとき、チェック弁に圧力脈動が直接作用することを防止する。これにより、チェック弁を直接動作させる燃料の圧力脈動を絞りによって緩和または除去できる。したがって、油密室を充填させるためのチェック弁の作動の安定化が図れる。
本発明の請求項2によると、チェック弁には、油密室内へのみ燃料を導くための所定の開弁圧を有する付勢手段を備えているものが好ましい。
これにより、チェック弁は所定の開弁圧を有するので、絞りの効果によって脈動する圧力が所定の開弁圧以下に緩和される程度で、チェック弁作動が安定化させられる。
本発明の請求項3によると、チェック弁は、油密室を区画する第1ピストンの端面側に配置されていることを特徴とする。
これによると、チェック弁は、油密室を区画する第1ピストンの端面側に配置することができる。これにより、チェック弁は、第1ピストンの内部に一体、あるいは第1ピストンの外部に別体に配置されるものいずれでもよい。
本発明の請求項4によると、燃料充填通路は、第1ピストン内に設けられた第1燃料充填通路部と、第2ピストンの外周に設けられた第2燃料充填通路部とを備え、
絞りは、第1燃料充填通路部と第2燃料充填通路部とを連通する連通孔であることを特徴とする。
これによると、例えば第1ピストン内に形成され、チェック弁に接続する第1燃料充填通路部の開口端とは反対端つまり第1ピストンの側壁等に、第1燃料充填通路部と第2燃料充填通路部とを連通する連通孔としての絞りを設けることができる。したがって、絞りを有する第1ピストンが容易に形成することができる。
本発明の請求項5によると、絞りの孔径ФDは、Ф0.1mm≦ФD≦Ф0.5mmの範囲にあることが好ましい。
これにより、油密室の燃料充填の確保が図られるとともに、噴射量ばらつき等の噴射特性の安定化が図れる。
本発明の請求項6によると、第1ピストンは、第2ピストンの外径に比べて大きく形成されており、油密室は、第1ピストンの摺動方向の変位を第2ピストンの変位に拡大する変位拡大室を構成していることを特徴とする。
これによると、いわゆる大径ピストンおよび小径ピストンと、これら二つのピストンの間に配置される変位拡大室とを備えるものに適用して好適である。これにより、駆動力伝達部の伝達ロスの発生を防止できる。
例えば、1燃焼行程中に複数回噴射するマルチ噴射を実施する場合、前噴射時にチェック弁の不安定な状態が生じたとしても、絞りによってチェック弁を作動させる燃料の圧力脈動を少なくとも緩和することができるので、後噴射の噴射開始のためのピエゾアクチュエータの伸長時までチェック弁の不安定状態が継続することを防止することができる。したがって、変位拡大室を充填させるためのチェック弁の安定化を図るとともに、噴射特性の安定化を図ることができる。
以下、本発明の燃料噴射装置を、蓄圧式燃料噴射装置に適用して具体化した実施形態を図面に従って説明する。図1は、本実施形態の燃料噴射装置の構成を示す断面図である。図2は、図1中の駆動力伝達装置部の周りを示す図であって、図2(a)は部分断面図、図2(b)、図2(c)、および図2(d)はそれぞれ燃料充填通路のうちの絞り後、絞り前、およびリターン通路内の圧力脈動を示す模式図である。図3は、図1中のチェック弁を示す図であって、図3(a)は断面図、図3(b)はチェック弁直前の燃料の圧力脈動を示す模式図である。図4は、燃料噴射装置の作動を説明するための図であって、図4(a)は無噴射時の状態、図4(b)は噴射時の状態を表す断面図である。
なお、図3(b)において、上段、下段に、それぞれ従来例、本実施例における圧力脈動を比較して示している。
燃料噴射装置1は、例えばディーゼルエンジン(以下、エンジンと呼ぶ)の蓄圧式燃料噴射装置(以下、コモンレール式燃料噴射装置と呼ぶ)に適用される。燃料噴射装置1は、エンジンの各気筒に設けられ、共通のコモンレール(図示せず)から高圧燃料の供給を受けるようになっている。コモンレールには燃料タンク(図示せず)の燃料が高圧燃料供給ポンプ(以下、サプライポンプと呼ぶ)(図示せず)により圧送されて噴射圧力に相当する所定の高圧(以下、コモンレール圧)で蓄えられている。
図1に示すように、燃料噴射装置1は、ノズルニードル3を有するノズル部101と、3方弁構造を有する背圧制御部102と、ピエゾアクチュエータとしてのピエゾスタック51を有する駆動力伝達部(以下、ピエゾ駆動部と呼ぶ)103とを含んで構成されている。燃料噴射装置1は、気筒内の燃焼室壁に取り付けられるハウジング104を有し、ハウジング104内にはノズル部101、背圧制御部102、およびピエゾ駆動部103の各構成部品が収容されている。また、このハウジング104には、コモンレールに連通する高圧通路105、燃料タンクに連通するリターン通路(以下、ドレーン通路と呼ぶ)106等の燃料経路を形成する通路が形成される。なお、高圧通路105は高圧燃料が導かれる通路、ドレーン通路は、リターン燃料を外部の燃料タンクへ導く通路である。
なお、ノズル部101、背圧制御部102、およびピエゾ駆動部103は、それぞれ、燃料噴射装置1の下端側、中間、および上端側に配置され、下端部、中間部、上端部を構成する。
ノズル部101は、ハウジング104の下端部内に形成された縦穴31に、段付き略円筒状のノズルニードル3を摺動自在に保持しており、ノズルニードル3の下半小径部の外周には環状の油溜り室32が形成されている。油溜り室32は常時高圧通路105と連通しており、コモンレールからの高圧燃料が供給されている。縦穴31の下方には、これに連なってサック部33が形成されている。また、燃料噴射用の噴孔34が、サック部33を形成するハウジング104のサック部形成壁を貫通して形成されている。
ノズルニードル3は下端位置にあるときに、円錐形の先端部がサック部33と縦穴31の境界部に設けたシート35に着座し、サック部33を閉じて油溜り室32から噴孔34への燃料供給を遮断する。ノズルニードル3が上昇してシート35から離座し、サック部33を開くと燃料が噴射される。
ノズルニードル3の上端面および縦穴31の壁面により区画される空間は、ノズルニードル3に背圧を与える制御室4を構成する。制御室4には、制御油としての高圧燃料が導かれており、ノズルニードル3の閉弁方向に作用する背圧を発生している。なお、詳しくは、制御室4には、背圧制御部102の弁室21およびオリフィス(以下、メインオリフィスと呼ぶ)24を経由して、または、高圧通路105からオリフィス(以下、サブオリフィスと呼ぶ)41を経由して、高圧燃料が導かれる。背圧は、ノズルニードル3に下向きに作用して、制御室4内に収容されているスプリング42の付勢力とともに、ノズルニードル3を着座方向に付勢する。一方、油溜り室32の高圧燃料は、ノズルニードル3の段差面に上向きに作用して、ノズルニードル3を離座方向に付勢している。
背圧制御部102は、圧力バランス型の3方弁構造を有し、弁部材としてのバルブニードル10が弁室21の天井面に開口するドレーンポート22または底面に開口する高圧ポート23を選択的に閉鎖することにより、制御圧力を増減する。ドレーンポート22と高圧ポート23は、弁室21の天井面の略中央部と、底面の略中央部の対向位置とにそれぞれ設けられている。ドレーンポート22は通路26を介してドレーン通路106と連通している。高圧ポート23は通路25を介して高圧通路105と連通している。弁室21は、メインオリフィス24を介して、常時、制御室4と連通している。なお、詳しくは、図1に示すように、バルブニードル10は、下端部が高圧ポート23に続くシリンダ内に配設されて上下方向に摺動する摺動部12が形成されており、上端部は摺動部12より大径の弁部11となって弁室21内に位置している。弁部11と摺動部12をつなぐ細径部は、高圧ポート23内に位置し、その周囲に形成される環状空間に高圧通路105へ至る通路25が開口している。バルブニードル10が上端位置にあるときには、弁部11の上端面が、弁室21の天井面の弁座(以下、ドレーンシートと呼ぶ)に着座してドレーンポート22を閉鎖する。バルブニードル10が下端位置にあるときには、弁部11の定径部から細径部へ向けて縮径するテーパ面が、弁室21の底面の弁座(以下、高圧シートと呼ぶ)に着座して高圧ポート23を閉鎖する。バルブニードル10は、ピエゾ駆動部103により押圧駆動されることで上下動するようになっており、作動状態が切換わるのに伴い、弁室21に連通する制御室4の圧力、つまりノズルニードル3の背圧が増減する。バルブニードル10の摺動部12の下方には、バルブスプリング6を収容するスプリング室61が設けられており、バルブニードル10はバルブスプリング6によって上方に付勢されている。なお、スプリング室61は、密室となってダンパ力が生じないように、連通路を介してドレーン通路106に連通している。スプリング室61とドレーン通路106が連通しているため、バルブニードル10の下方への移動が抑制されることなく、噴射開始時に弁部11がドレーンシートから速やかに離座する。
なお、ここで、バルブニードル10とドレーンポート22およびドレーンシートと高圧ポート23および高圧シートは制御弁を構成する。
ピエゾ駆動部103は、図1に示すように、ピエゾスタック51と、第1ピストン(以下、大径ピストンと呼ぶ)52と、第2ピストン(以下、小径ピストンと呼ぶ)54と、大径ピストン52と小径ピストン54の間に配置される油密室53とを含んで構成されている。ピエゾ駆動部103は、弁室21の上方に形成された縦穴内に、上側から順にピエゾスタック51、大径ピストン52、および小径ピストン54がほぼ同軸に配置されている。大径ピストン52と小径ピストン54は、縦穴内に設けられたシリンダ内に摺動自在に保持されている。大径ピストン52は小径ピストン54に比較して外径が大きく形成されている。
ピエゾスタック51は、PZT等の圧電セラミック層と電極層とが交互に積層してコンデンサ構造を有する周知の構造で、積層方向すなわち上下方向を伸縮方向としており、図示しない駆動回路により充放電されるようになっている。ピエゾスタック51には、大径ピストン52の上端部56外周に設けられたピエズスプリング55により一定の初期荷重が印加される。これにより、大径ピストン52はピエゾスタック51の伸縮に伴って一体に上下移動する。
なお、大径ピストン52と上端部56は、図1に示すように別部材を係合することで一体的な構造を有するものに限らず、一体形成されるものであってもよい。上端部56、大径ピストン52、およびハウジング104の壁面により区画される空間は、ピエゾスプリング55を収容するピエゾスプリング室58を構成する。
大径ピストン52は、図1に示すように、段付き略円筒状体に形成されている。なお、定径の略円筒状体であってもよい。
小径ピストン54は、小径の下端部がドレーンポート22を貫通し、弁室21内のバルブニードル10に当接している。ピエゾスタック51が伸長して大径ピストン52を押圧すると、その押圧力が油密室53内の燃料を介して小径ピストン54に伝えられ、小径ピストン54が下方に付勢されてバルブニードル10を押圧するようになっている。
油密室53は、燃料が充填されて形成されている。詳しくは、油密室53には、油密室53に充填する燃料を導くチェック弁7が設けられている。
チェック弁7は、大径ピストン52の下端面側に配置され、大径ピストン52内に形成された燃料充填通路(以下、第1燃料充填通路部と呼ぶ)59とピエゾスプリング室58と連通路57を経由してドレーン通路の燃料が導かれるようになっている。チェック弁7は、図1および図3(a)に示すように、大径ピストン52の下端面側に配置されたプレート状の弁体71と、この弁体71を上方に付勢して下端面に当接させる付勢手段としてのスプリング72と、カップ状の収容部材74とを含んで構成されている。カップ状の収容部材74は、弁体71とスプリング72を収容する空間73が形成されており、油密室53に連通する通路75が底壁に設けられている。これにより、ピエゾスタック51の伸長時に大径ピストン52および小径ピストン54の摺動部のクリアランスから油密室53の燃料がリークし、ピエゾスタック51の収縮時に油密室53の圧力が低下するとき、チェック弁7が開弁して、ドレーン通路106の燃料が連通路57、ピエゾスプリング室58、第1燃料通路部59を経て流入し、油密室53に燃料が補充される。
なお、ここで、ピエゾスプリング室58と連通路57は第2燃料充填通路部を構成する。第1燃料通路部59と第2燃料通路部58、57は、ドレーン通路106から分岐し、チェック弁7に燃料を供給する燃料充填通路を構成する。
第1燃料充填通路部59のチェック弁7に開口する開口端とは反対端には、絞り機能を有する連通孔(以下、絞りと呼ぶ)59aが設けられている。この絞り59aにより、ドレーン通路106に発生する圧力脈動が燃料充填通路59、58、57へ伝播されるとき、チェック弁7にその圧力脈動が直接作用することを防止する。
なお、ここで、小径ピストン54は、大径ピストン52よりも小径としてあるので、ピエゾスタック51の伸長量が拡大されて小径ピストン54の上下方向の変位に変換される。大小二つのピストン52、54と油密室53とは、油圧式の変位拡大機構として機能する。
上記構成を有する燃料噴射装置1の作動を図4に従って説明する。なお、図4(a)は、ピエゾスタック51の非通電状態で、ピエゾスタック51は放電状態で収縮している。図4(b)は、ピエゾスタック51へ通電状態で、ピエゾスタック51は伸長している。
図4(a)では、バルブニードル10は、弁室21内の燃料圧力とスプリング6の付勢力によって上方に付勢されて、弁部11の上端面がドレーンシートに着座してドレーンポート22を閉鎖しており、ドレーンシートに対向する高圧シートは開放されている。制御室4は、メインオリフィス24、弁室21、高圧ポート23を介して高圧通路105に連通する。さらに、制御室4は、サブオリフィス41を介して高圧通路105に連通し、高圧通路105から流入する燃料によって高圧になっている。この燃料圧力とスプリング6の付勢力によりノズルニードル3はシート35に着座しており、燃料噴射はなされない。
この状態から、ピエゾスタック51に通電すると、図4(b)のようにピエゾスタック51が伸長し、大径ピストン52を押し下げて油密室53の圧力を上昇させる。この圧力が小径ピストン54を作動させてバルブニードル10を押し下げる。これによって、弁部11の上端部がドレーンシートから離座してドレーンポート22を開放する。そしてさらに下方変位すると、弁部11のテーパ面が高圧シートに着座して高圧ポート23を閉鎖する。制御室4が弁室21を介してドレーンポート22に連通するために、制御室4の圧力が降下し、ノズルニードル3の下向き付勢力が上向きの付勢力を下回ると、ノズルニードル3が離座して燃料噴射が開始される。
噴射停止時には、ピエゾスタック51を放電させることにより収縮させる。ピエゾスタック51が収縮すると、大径ピストン52がピエゾスタック51と一体になって上方へ変位し、油密室53の圧力が降下して、小径ピストン54によるバルブニードル10の押し下げ力が解除される。これによって、弁部11のテーパ面が高圧シートから離座し、次いでドレーンシートに着座してドレーンポート22を閉鎖する。制御室4にメインオリフィス24、サブオリフィス41を介して流入する高圧燃料により、速やかに制御室4の圧力が速やかに上昇して、ノズルニードル3が着座し噴射が終了する。
なお、サブオリフィス41は、噴射開始時に制御室4の圧力降下を緩和し、噴射停止時には制御室4の圧力上昇を促進して、ノズルニードル3を緩やかに開弁し、迅速に閉弁させる機能を有する。
ところで、ピエゾスタック51の伸長により、油密室が所定の圧力(例えば、本実施例では、10MPa程度)になると小径ピストンを下方へ移動開始すると、図2(a)に示すように、バルブニードル10の弁部11の上端面がドレーンシートから離座し、離座着後から通路26を介してドレーン通路106に高圧燃料が流入する。高圧燃料がドレーン通路106へ流入すると、流入する高圧燃料に起因する圧力脈動がドレーン通路内に発生する。ピエゾスタック51の伸長時に発生するドレーン通路内に発生する圧力脈動を、図2(b)、図2(c)、図2(d)に従って説明する。図2(b)は、第1燃料充填通路部59のうちチェック弁7と絞り59aの間(以下、絞り59a後と呼ぶ)の圧力脈動を示し、図2(c)は、第2燃料充填通路部58、57つまりドレーン通路106から分岐し絞り59aとドレーン通路106の間(以下、絞り59a前と呼ぶ)の圧力脈動を示し、図2(d)は、ドレーン通路106の圧力脈動を示す。本実施形態では、燃料充填通路59、58、57内のうちチェック弁7の上流側に絞り59aを設けるので、ドレーン通路106の圧力脈動(図2(d)参照)が絞り59a前に伝播されて、到達した絞り59a前の圧力脈動(図2(c)参照)がほとんど減衰していなくても、絞り機能により絞り59a後の圧力脈動(図2(c)参照)を低減することができる。したがって、チェック弁7を直接動作させる燃料の圧力脈動を絞り59aによって緩和または除去できる。
絞り59aの絞り機能は、一般的に絞り59aの孔径を小さくすることで絞り機能を増大させ、圧力脈動を小さくすることができる。本発明の発明者は、油密室53に燃料を充填させるためのチェック弁7の作動の安定化を図る(図3(b)の下段の図参照)とともに、噴射特性の安定化が図れる絞り59aの孔径ФDを実験にて検証した。なお、噴射形態として、パイロット噴射とメイン噴射の2段噴射を行うマルチ噴射を実施した。パイロット噴射の噴射量は2mm3/st、メイン噴射の噴射量は40mm3/stとし、パイロット噴射とメイン噴射との間の噴射間隔(以下、パイロットインターバルと呼ぶ)を、0.5から5msの間で変更し、それぞれの噴射状態でのチェック弁7の作動状態を確認した。
チェック弁の上流に絞り59aのない従来技術のものでは、パイロット噴射時に生じた圧力脈動が、メイン噴射の噴射開始のためのピエゾスタック51の伸長時まで継続してしまうと、脈動の圧力の大きさに応じてチェック弁7の開弁動作が生じる(図2(b)に示す上段の図参照)。チェック弁7が開弁動作すると、油密室53の燃料が燃料充填通路59、58、57より流出し、変位拡大機構の伝達ロスが発生するため、噴射量変動が生じて噴射特性が安定しない。
本実施形態では、上記実験結果に基いて、絞り59aの孔径ФDを、
Ф0.1mm≦ФD≦Ф0.5mmの範囲とした。孔径ФDがФ0.1mm未満であると、ピエゾスタック51の伸長時に大小二つのピストン52、54の摺動部のクリアランスからリークした燃料を補填するために、油密室53に燃料充填に必要な流量が確保できない。そのため、油密室53に気泡等を生じてメイン噴射の噴射時期が不安定となり、噴射特性が不安定となる。孔径ФDがФ0.5mm超えると、圧力脈動の低下効果が不十分となり、変動変位拡大機構の伝達ロスが発生する。そのため、油密室53からチェック弁7動作による流出燃料が、問題となる噴射量変動を生じる噴射特性の不安定化を招く。
なお、ここで問題となる噴射量変動とは、メイン噴射量のサイクル間のばらつきが、メイン噴射量の大きさの5%を超えることである。
なお、ここで、絞り59aの孔径ФDは、Ф0.1mm≦ФD≦Ф0.3mmの範囲にあることが好ましい。パイロットインターバル等の噴射形態の各種条件に係わらず、油密室53に燃料を充填させるためのチェック弁7の作動の安定化を図るとともに、噴射特性の安定化が図れる。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)本実施形態では、大径ピストン52および小径ピストン54と、これら二つのピストン52、54の間に配置される油密室53を有するピエゾ駆動部103を備え、ピエゾスタック51の変位を油密室53の圧力変化に変換することにより燃料噴射を行う燃料噴射装置1において、油密室53に充填する燃料を導くチェック弁7と、ドレーン通路106から分岐し、該充填燃料をチェック弁7に供給する燃料充填通路59、58、57と、燃料充填通路59、58、57内のうちチェック弁7の上流側に設けた絞り59aを有する。この絞り59aを燃料充填通路59、58、57内のうちチェック弁7の上流側に設けているので、ドレーン通路106を介して燃料充填通路59、58、57へ圧力脈動が伝播されるとき、チェック弁7に圧力脈動が直接作用することを防止する。これにより、チェック弁7を直接動作させる燃料の圧力脈動を絞り59aによって緩和または除去できる。したがって、油密室53を充填させるためのチェック弁7の作動の安定化が図れる。
(2)なお、油密室53を区画する二つのピストン52、54は、小径ピストン54が大径ピストン52より小径であるものに適用すると好適である。絞り59aを燃料充填通路59、58、57内のうちチェック弁7の上流側に設けることで、ピエゾ駆動部103いわゆる大径ピストン52と小径54ピストン54と油密室53とを有する変位拡大機構の駆動ロスを防止でき、ピエゾスタック51の伸長量が拡大されて小径ピストン54の上下方向の変位に正確に変換される。
(3)チェック弁7には、油密室53内へのみ燃料を導くための所定の開弁圧を有するスプリング72を備えているものが好ましい。これにより、チェック弁7は所定の開弁圧を有するので、絞り59aの効果によって脈動する圧力が所定の開弁圧以下に緩和される程度で、チェック弁7作動を安定化させることができる。
(4)本実施形態では、チェック弁7は、油密室53を区画する大径ピストン52の端面側に配置することができる。これにより、チェック弁7は、大径ピストン52の内部に一体、あるいは大径ピストン52の外部に別体に配置されるものいずれでもよい。
(5)絞り59aは、第1燃料充填通路部59と第2燃料充填通路部58、57とを連通する連通孔であることを特徴とする。これによると、大径ピストン52内に形成され、チェック弁7に接続する第1燃料充填通路部59の開口端とは反対端つまり第1ピストンの側壁等に、第1燃料充填通路部59と第2燃料充填通路部58、57とを連通する連通孔としての絞り59aを設けることができる。したがって、絞り59aを有する大径ピストン52が容易に形成することができる。
(6)絞りの孔径ФDは、Ф0.1mm≦ФD≦Ф0.5mmの範囲にあることが好ましい。これにより、油密室53の燃料充填の確保が図られるとともに、噴射量ばらつき等の噴射特性の安定化が図れる。
(7)なお、1燃焼行程中に複数回噴射するマルチ噴射を実施する場合、例えば前噴射としてのパイロット噴射時にチェック弁7の不安定な状態が生じたとしても、絞り59aによってチェック弁7を作動させる燃料の圧力脈動を少なくとも緩和することができるので、後噴射であるメイン噴射の開始のためのピエゾスタック51の伸長時までチェック弁7の不安定状態が継続することを防止することができる。したがって、油密室7を充填させるためのチェック弁7の安定化を図るとともに、噴射特性の安定化を図ることができる。
(その他の実施形態)
以上説明した本実施形態では、メインオリフィス24とサブオリフィス41の両方を設けているが、サブオリフィス41を設けない構成とすることもできる。
本発明の実施形態の燃料噴射装置の構成を示す断面図である。 図1中の駆動力伝達装置部の周りを示す図であって、図2(a)は部分断面図、図2(b)、図2(c)、および図2(d)はそれぞれ燃料充填通路のうちの絞り後、絞り前、およびリターン通路内の圧力脈動を示す模式図である。 図1中のチェック弁を示す図であって、図3(a)は断面図、図3(b)はチェック弁直前の燃料の圧力脈動を示す模式図である。 燃料噴射装置の作動を説明するための図であって、図4(a)は無噴射時の状態、図4(b)は噴射時の状態を表す断面図である。
符号の説明
1 燃料噴射装置
101 ノズル部
102 背圧制御部(制御弁)
103 ピエゾ駆動部(駆動力伝達部)
105 高圧通路
106 ドレーン通路(リターン通路)
10 バルブニードル
11 弁部
12 摺動部
21 弁室
22 ドレーンポート
23 高圧ポート
3 ノズルニードル
32 油溜り室
34 噴孔
4 制御室(背圧室)
51 ピエゾスタック
52 大径ピストン(第1ピストン)
53 油密室(変位拡大室)
54 小径ピストン(第2ピストン)
58 ピエゾスプリング室(第1燃料充填通路部)
57 連通路(第1燃料充填通路部)
59 第1燃料充填通路部
59a 絞り(連通孔)
7 チェック弁
71 弁体
72 スプリング(付勢手段)
74 収容部材

Claims (6)

  1. ノズルニードルに閉弁方向の圧力を作用させる制御室と、
    前記制御室とリターン通路の間を開閉することにより前記制御室の圧力を増減させる制御弁と、
    前記制御弁を駆動する駆動力伝達部とを備え、
    前記駆動力伝達部には、アクチュエータの伸縮に伴って摺動する第1ピストンと、前記制御弁に当接してこれと一体に摺動する第2ピストンと、前記第1ピストンと前記第2ピストンとの間に配置される油密室とを有し、前記アクチュエータの変位を前記油密室の圧力変化に変換することにより燃料噴射を行う燃料噴射装置において、
    前記油密室に充填する燃料を導くチェック弁と、
    前記リーク通路から分岐し、該充填燃料を前記チェック弁に供給する燃料充填通路と、
    前記燃料充填通路内のうち前記チェック弁の上流側に設けた絞りを有することを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記チェック弁には、前記油密室内へのみ燃料を導くための所定の開弁圧を有する付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 前記チェック弁は、前記油密室を区画する第1ピストンの端面側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料噴射装置。
  4. 前記燃料充填通路は、前記第1ピストン内に設けられた第1燃料充填通路部と、前記第2ピストンの外周に設けられた第2燃料充填通路部とを備え、
    前記絞りは、前記第1燃料充填通路部と前記第2燃料充填通路部とを連通する連通孔であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  5. 前記絞りの孔径ФDは、Ф0.1mm≦ФD≦Ф0.5mmの範囲にあることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  6. 前記第1ピストンは、前記第2ピストンの外径に比べて大きく形成されており、
    前記油密室は、前記第1ピストンの摺動方向の変位を前記第2ピストンの変位に拡大する変位拡大室を構成していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
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