JP2005207078A - 喫煙ブースおよび空気清浄方法 - Google Patents

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Kuniaki Tanaka
邦明 田中
Haruhiko Sugiura
春彦 杉浦
Tatsuya Soga
達也 曽我
Nobutaka Maeno
修隆 前野
Tetsuya Kato
哲也 加藤
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Abstract

【課題】タバコの煙や臭いおよび一酸化炭素を効率的に除去することができる分煙空間を提供すること。また、タバコの煙や臭いおよび一酸化炭素を除去することができ、低コストで喫煙室と同等の分煙空間を提供すると共に、壁面や天井面の洗浄を容易にして、喫煙者にとって快適な空間を提供すること。
【解決手段】喫煙ブース100は、喫煙ブース内の空気を換気する換気手段としての換気扇101と、喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入手段としての空気取込窓102を有したドア103とを備え、図示のごとく、換気扇101と空気取込窓102とは、喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースおよびその空気清浄方法に関し、特に、喫煙ブース内のタバコの煙や臭いの除去および一酸化炭素(CO)などのガス成分の除去を効率よく行う喫煙ブースおよび空気清浄方法に関するものである。
近時、喫煙対策の徹底は社会の常識となっており、企業や公共施設、店舗などの管理者・経営者に対しては受動喫煙の防止対策を行うことが強く求められている。このため、対策の一つとして喫煙コーナーなどを設置して空間分煙を実施することが一般的になっている。
ところが、喫煙コーナーを設置しただけではタバコの煙や臭いが漏れてしまうため、空気清浄機を設置し、さらに間仕切り(パーテーション)で喫煙コーナーを囲って煙や臭いの漏れを軽減するようにしている。また、より完全に分煙するために専用の喫煙室を設けることも行われている。さらに、家庭において喫煙しながらでも同室にいる家族との分煙を図れるものとして、部屋の中に可動式の喫煙室を設置する技術が知られている(特許文献1)。
実用新案登録第3003415号
しかしながら、上記従来の技術によれば、喫煙コーナーに空気清浄機を配置することで煙や臭いの漏れを軽減できるものの、必ずしも十分ではなく、空間分煙を達成できないという問題点があった。
また、喫煙室など専用の部屋を設けた場合には、空間分煙を実現できるものの、専用の部屋を確保することが難しいという問題点や、コストが高いという問題点があった。
また、厚生労働省の分煙の新ガイドラインによれば、タバコの煙や臭いを除去するのみでなく、タバコの燃焼によって発生する一酸化炭素濃度を10ppm以下に保つことも規定されているが、喫煙コーナーを設置しただけではこれらの全てを満足することはできなかった。
さらに、タバコのヤニで喫煙コーナーや喫煙室がすぐに汚れてしまうため洗浄等を行う必要があるが、壁面や天井面などの洗浄が困難であるため、常に薄汚れた空間となり、喫煙者が快適に利用できないという問題点もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タバコの煙や臭いおよび一酸化炭素を効率的に除去することができる分煙空間を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タバコの煙や臭いおよび一酸化炭素を除去することができ、低コストで喫煙室と同等の分煙空間を提供すると共に、壁面や天井面の洗浄を容易にして、喫煙者にとって快適な空間を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の喫煙ブースは、部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースであって、前記喫煙ブース内の空気を換気する換気手段と前記喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入手段とを前記喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置したことを特徴とする。
この発明によれば、換気手段と空気流入手段とが、喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置されているので、空気の流れが常に空気流入手段から喫煙ブースの中央を経て換気手段へ流れるので、タバコの煙、臭い、一酸化炭素などが喫煙ブース内に滞留することなく換気手段から排出される。また、タバコの煙、臭い、一酸化炭素などが非喫煙空間に流れることがない。
また、本発明の喫煙ブースによれば、請求項1に記載の喫煙ブースにおいて、前記天井面および側面の大部分を透明な材料で形成したことを特徴とする。この発明よれば、禁煙ブース内から部屋の状況を見ることができ、喫煙者は閉塞感なく快適に喫煙できる。
また、本発明の喫煙ブースによれば、請求項2に記載の喫煙ブースにおいて、前記透明な材料は可撓性シートからなり、かつ、前記側面の一部を出入口として利用することを特徴とする。この発明によれば、シートが可撓性を有しているので、喫煙者は側面の一部の出入口から容易に出入りできる。
また、本発明の喫煙ブースは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の喫煙ブースにおいて、前記換気手段は、前記喫煙ブース内の空気を排気する排気ファンと、前記排気ファンで送り出された空気を予め設けられている前記部屋の換気口または換気ファンまで導くための可撓性を有するダクトと、から成ることを特徴とする。この発明によれば、換気手段が排気ファンと可撓性を有するダクトからなるので、喫煙ブースを部屋の内部に配置する際のレイアウトの自由度が高くなる。
また、本発明の喫煙ブースは、部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースであって、前記喫煙ブースの骨組みとなるフレームと、前記フレームに着脱自在に取り付けられて、前記天井面を形成する天井カバーと、前記フレームに着脱自在に取り付けられて、前記側面を形成する側面カバーと、前記フレームに着脱自在に取り付けられた換気扇と、前記換気扇から送り出された空気を予め設けられている前記部屋の換気口または換気ファンまで導くための可撓性を有するダクトと、を備え、前記側面カバーの一部には前記喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入口が設けられており、かつ、前記換気扇と前記空気流入口とを前記喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置したことを特徴とする。
この発明によれば、フレームで喫煙ブースの骨組みを形成し、天井カバーおよび側面カバーをフレームに着脱自在に取り付け、換気扇およびダクトを配置することで、部屋の内部に喫煙ブースを簡単かつ低コストで設置できる。また、側面カバーの一部に設けられた空気流入口から流入した空気が常に喫煙ブースの中央を経て換気扇側へ流れるので、タバコの煙、臭い、一酸化炭素などが喫煙ブース内に滞留することなく換気扇から排出される。換気扇から送り出された空気は、ダクトを介して部屋の換気口または換気ファンまで導かれ、部屋の外へ排出される。
また、本発明の喫煙ブースは、請求項5に記載の喫煙ブースにおいて、前記天井カバーおよび側面カバーが帯電防止処理が施された耐火フィルムから成ることを特徴とする。この発明によれば、天井カバーおよび側面カバーが帯電防止されているので、粉塵などの吸着が少なくなり、タバコの煙や臭いなどを効率よく排出できる。また汚れも少なくなり、火災等の防止効果が高くなる。
また、本発明の喫煙ブースは、請求項5または6に記載の喫煙ブースにおいて、前記天井カバーおよび側面カバーが、透明または半透明であることを特徴とする。この発明によれば、禁煙ブース内から部屋の状況を見ることができ、喫煙者は閉塞感なく快適に喫煙できる。
また、本発明の喫煙ブースは、請求項5〜7のいずれか一つに記載の喫煙ブースにおいて、前記天井カバーおよび側面カバーが、取り外して洗浄可能であることを特徴とする。この発明によれば、容易に洗浄できるので喫煙ブース内を快適に保つことができる。
また、本発明の喫煙ブースは、請求項5〜8のいずれか一つに記載の喫煙ブースにおいて、さらに、集塵機能を有する空気清浄機を配置したことを特徴とする。この発明によれば、空気清浄機で清浄した空気を排出することができる。
また、本発明の空気清浄方法は、部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースの空気を清浄する空気清浄方法において、前記喫煙ブース内の空気を換気する換気手段と前記喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入手段とを前記喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置し、かつ、中央付近に集塵機能を有する空気清浄機を配置し、空気清浄機で集塵した後の空気を前記換気手段で排出することを特徴とする。
この発明によれば、換気手段と空気流入手段とが、喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置されているので、空気の流れが常に空気流入手段から喫煙ブースの中央を経て換気手段へ流れるので、タバコの煙、臭い、一酸化炭素などが喫煙ブース内に滞留することなく換気手段から排出される。また、タバコの煙、臭い、一酸化炭素などが非喫煙空間に流れることがない。さらに、中央付近に配置した空気清浄機で効率よく空気を清浄し排出することができる。
本発明にかかる喫煙ブースは、部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースであって、喫煙ブース内の空気を換気する換気手段と喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入手段とを喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置したため、空気の流れが常に空気流入手段から喫煙ブースの中央を経て換気手段へ流れ、タバコの煙や臭いおよび一酸化炭素を効率的に除去することができるという効果を奏する。
また、本発明の喫煙ブースによれば、請求項1に記載の喫煙ブースにおいて、天井面および側面の大部分を透明な材料で形成したため、禁煙ブース内から部屋の状況を見ることができ、喫煙者は閉塞感なく快適に喫煙できる。
また、本発明の喫煙ブースによれば、請求項2に記載の喫煙ブースにおいて、透明な材料は可撓性シートからなり、かつ、側面の一部を出入口として利用するため、側面の一部の出入口から容易に出入りできる。
また、本発明の喫煙ブースは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の喫煙ブースにおいて、換気手段は、喫煙ブース内の空気を排気する排気ファンと、排気ファンで送り出された空気を予め設けられている部屋の換気口または換気ファンまで導くための可撓性を有するダクトと、から成るため、喫煙ブースを部屋の内部に配置する際のレイアウトの自由度が高くなる。
また、本発明の喫煙ブースは、部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースであって、喫煙ブースの骨組みとなるフレームと、フレームに着脱自在に取り付けられて、天井面を形成する天井カバーと、フレームに着脱自在に取り付けられて、側面を形成する側面カバーと、フレームに着脱自在に取り付けられた換気扇と、換気扇から送り出された空気を予め設けられている部屋の換気口または換気ファンまで導くための可撓性を有するダクトと、を備え、側面カバーの一部には喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入口が設けられており、かつ、換気扇と空気流入口とを喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置したため、タバコの煙や臭いおよび一酸化炭素を除去することができ、低コストで喫煙室と同等の分煙空間を提供すると共に、壁面や天井面の洗浄を容易にして、喫煙者にとって快適な空間を提供するという効果を奏する。
また、本発明の喫煙ブースは、請求項5に記載の喫煙ブースにおいて、天井カバーおよび側面カバーが帯電防止処理が施された耐火フィルムから成るため、粉塵などの吸着が少なくなり、タバコの煙や臭いなどを効率よく排出できる。また汚れも少なくなり、火災等の防止効果が高くなる。
また、本発明の喫煙ブースは、請求項5または6に記載の喫煙ブースにおいて、天井カバーおよび側面カバーが、透明または半透明であるため、禁煙ブース内から部屋の状況を見ることができ、喫煙者は閉塞感なく快適に喫煙できる。
また、本発明の喫煙ブースは、請求項5〜7のいずれか一つに記載の喫煙ブースにおいて、天井カバーおよび側面カバーが、取り外して洗浄可能であるため、容易に洗浄できるので喫煙ブース内を快適に保つことができる。
また、本発明の喫煙ブースは、請求項5〜8のいずれか一つに記載の喫煙ブースにおいて、さらに、集塵機能を有する空気清浄機を配置したため、空気清浄機で清浄した空気を排出することができ、喫煙ブースの外へ排出する空気の清浄度を高めることができる。
また、本発明の空気清浄方法は、部屋の内部に配置された喫煙ブースの空気を清浄する空気清浄方法において、喫煙ブース内の空気を換気する換気手段と喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入手段とを喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置し、かつ、中央付近に集塵機能を有する空気清浄機を配置し、空気清浄機で集塵した後の空気を換気手段で排出するため、空気の流れが常に空気流入手段から喫煙ブースの中央を経て換気手段へ流れるので、タバコの煙、臭い、一酸化炭素などが喫煙ブース内に滞留することなく換気手段から排出される。また、タバコの煙、臭い、一酸化炭素などが非喫煙空間に流れることがない。さらに、中央付近に配置した空気清浄機で効率よく空気を清浄し排出することができる。
以下に、本発明にかかる喫煙ブースおよび空気清浄方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明にかかる喫煙ブースの実施例1の構成を示す図である。実施例1の喫煙ブース100は、部屋の内部に配置されおり、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースである。なお、実施例1では、喫煙ブース100の天井面として喫煙ブース100が設置された部屋の天井を利用し、また側面の一部も部屋の壁面を利用した例を示す。
実施例1の喫煙ブース100は、喫煙ブース内の空気を換気する換気手段としての換気扇101と、喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入手段としての空気取込窓102を有したドア103と、喫煙ブース100の中央付近に配置された集塵機能を有する空気清浄機104と、壁面に配置された空気清浄機105と、喫煙ブース100の側面(壁)を構成する透明部材からなるパーテーション106と、から構成される。図示のごとく、換気扇101と空気取込窓102とは、喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置された関係である。
以上の構成において、換気扇101を作動させると、喫煙ブース100内の空気は換気扇101に吸い込まれて喫煙ブース100から排出され、同時に空気取込窓102から部屋の空気か喫煙ブース100内に流入する。なお、換気扇101の作動時に、この空気取込窓102から喫煙ブース100内への空気の流れが毎秒0.2m以上となるように換気扇101の換気性能が設定されている。換言すれば、空気の流れが毎秒0.2m以上となる性能の換気扇を使用すればよく、必要最低限の性能を有した換気扇101を選択すればよい。換気扇101の作動によって、空気取込窓102から流入した空気は喫煙ブース100を通過して喫煙ブース100内の汚れた空気を押し出すようにして流れ、換気扇101によって排出される。これにより空気が入れ代わり、喫煙ブース100内のタバコの煙や臭い、一酸化炭素などは排出される。
さらに、部屋の内部に配置された空気清浄機104、105を作動させると、喫煙ブース100内の空気は空気清浄機104、105で集塵された後、換気扇101で排出される。これによって、喫煙ブース100の外へ排出する空気の汚れ度合いを低下させ、外部環境への影響を改善することができる。
次に、図2〜図6を参照して、実施例1の具体的な効果について説明する。図2は、実施例1の構成の変形例であり、実験用に設置した喫煙ブース200のレイアウトを示したものである。図示の如く、換気扇201と空気取込窓202が設けられたドアが喫煙ブース200に対角線上に配置されている。空気は、空気取込窓202から喫煙ブース200の中央付近を経て換気扇201へと流れる。喫煙ブース200のほぼ中央に空気清浄機203を配置し、発塵場所204に置きタバコ12本を配置した。なお、喫煙ブース200内の粉塵およびCOは粉塵/CO測定場所205で測定を行った。
図3は空気清浄機/換気扇の両方とも作動なしの場合の粉塵濃度と一酸化炭素(CO)濃度を示し、図4は空気清浄機のみ作動の場合の粉塵濃度とCO濃度を示し、図5は換気扇のみ作動の場合の粉塵濃度とCO濃度を示し、図6は空気清浄機/換気扇の両方とも作動の場合の粉塵濃度とCO濃度を示している。図3に示すように両方とも作動していない場合には、1200秒経過後でも粉塵濃度、CO濃度共に低下が緩やかで喫煙ブース200内の空気の汚れが改善されていないことが分かる。また、図4に示すように空気清浄機のみの作動では粉塵濃度は急速に低下するが、CO濃度の改善は見られない。また、図5に示すように換気扇のみ作動の場合には、粉塵濃度、CO濃度共に600秒経過後をピークとして1200秒後には適正な値まで低下している。さらに図6に示すように両方を併用した場合にも、粉塵濃度、CO濃度共に600秒経過後をピークとして1200秒後には適正な値まで低下している。なお、両方を併用した場合には、粉塵濃度のピーク値およびCO濃度のピーク値が換気扇のみ作動の場合と比較して高くなっているが、これは換気扇と空気清浄機とを使用した場合に、空気の流れが変化してタバコへ供給される空気量が増えてタバコの燃焼が早くなり、タバコの燃え尽きる直前に粉塵濃度が瞬間的に高くなったためと推察される。さらに併用の場合には、粉塵濃度が急速に最低値(殆ど検出できない値)まで低下しており、併用による効果を実証している。
以上説明したように実施例1によれば、換気扇と空気取込窓とを喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置したため、空気の流れが常に空気取込窓から喫煙ブースの中央を経て換気扇へ流れ、タバコの煙や臭いおよび一酸化炭素を効率的に除去することができる。
図7、図8および図9は、本発明にかかる喫煙ブースの実施例2の構成を示す図である。実施例2の喫煙ブース300は、部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースであり、喫煙ブース300の骨組みとなるフレーム301と、フレーム301に着脱自在に取り付けられて天井面を形成する天井カバー302と、フレーム301に着脱自在に取り付けられて側面を形成する側面カバー303と、フレーム301に着脱自在に取り付けられた換気扇304と、換気扇304から送り出された空気を予め設けられている部屋の換気ファン(または換気口)400まで導くための可撓性を有するダクト305と、を備えている。
また、図9に示すように、天井カバー302および側面カバー303には天井/側面着脱用ファスナー306が設けられている。また、側面カバー303の一部には、喫煙ブース300内に空気を流入させる空気流入口303aと、換気扇304を嵌め込むための換気扇窓303bが設けられている。なお、換気扇304と空気流入口303aとは、喫煙ブース300の中央を経てほぼ対向する位置に配置されている。さらに、側面カバー303には、喫煙ブース300の出入口を形成するためのマジックテープ307とマグネット308とが配設されている。
また、実施例2では、天井カバー302および側面カバー303を帯電防止処理が施された耐火フィルムで形成し、かつ、透明(または半透明)としている。この透明な材料を可撓性シートで構成することで、図7に示すように、側面カバー303の一部を出入口として利用としている。ここでは、側面カバー303を可撓性シートで構成したため、側面カバー303の床面側に可撓性シートでも側面を形成しやすくするため、および組立時の作業性を考慮してウェイトチェーン309を設けてある。
以上の構成において、先ず、図8に示すように、フレーム301を組み立てて喫煙ブース300の骨組みを作る。実施例2では、一例として組立後のフレーム外寸を縦2m×横2m×高さ2mとする。また、フレーム301には中空アルミパイプを用いることで重量を18Kgと軽量にすることができる。
次に、天井カバー302を被せた後、側面カバー303の換気扇窓303bの位置をフレームの換気扇取付位置に併せるように側面カバー303をフレームに巻き付けて、天井/側面着脱用ファスナー306を閉じることでフレーム301の骨組みに天井カバー302および側面カバー303を取り付ける。最後に、図8に示すような配置で、換気扇304およびダクト305を取り付ける。これによって部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブース300が得られる。
側面カバー303を用いて喫煙ブース300への出入口を形成する方法は特に限定するものではないが、実施例2では、図9で示したように、側面カバー303の両端にマジックテープ307およびマグネット308を設けて置き、さらに組み立てた際に両端をオーバーラップ(ここでは、200mm)させてドアを形成している。
前述したように喫煙ブース300が簡単な構成で、かつ、組立も容易であるため、例えば、所望の部屋の一部に喫煙ブース300を簡単に設置することが可能である。また、堅牢なパーテーションなどを必要としないため、安価な喫煙ブースを提供することが可能となる。
さらに、天井カバー302および側面カバー303は、ファスナーの開閉で容易に着脱可能であり、帯電防止処理が施された耐火フィルムは水洗い可能であるため、取り外して洗浄すること可能である。これにより、ヤニなどの汚れを容易に取り除き、常時快適な空間を提供することが可能となる。
なお、実施例2では特に言及しなかったが、実施例1と同様に、喫煙ブース300内に集塵機能を有する空気清浄機を配置することで、さらに快適な分煙空間を形成することができる。また、実施例2の喫煙ブース300を設置する部屋(または建物)が存在する地域や場所によっては火災報知器の設置が義務づけられる場合もあるが、必要に応じて火災報知器を喫煙ブース300の内部または外部に取り付けることも可能である。
以上説明したように実施例2によれば、フレームで喫煙ブースの骨組みを形成し、天井カバーおよび側面カバーをフレームに着脱自在に取り付け、換気扇およびダクトを配置することで、部屋の内部に喫煙ブースを簡単かつ低コストで設置できる。また、側面カバーの一部に設けられた空気流入口から流入した空気が、常に喫煙ブースの中央を経て換気扇側へ流れるので、タバコの煙、臭い、一酸化炭素などが喫煙ブース内に滞留することなく換気扇から排出される。換気扇から送り出された空気は、ダクトを介して部屋の換気口または換気ファンまで導かれ、部屋の外へ排出される。
また、天井カバーおよび側面カバーが帯電防止されているので、粉塵などの吸着が少なくなり、タバコの煙や臭いなどを効率よく排出できる。また汚れも少なくなることに加えて、火災等の防止効果が期待できる。また、カバーが透明であるので禁煙ブース内から部屋の状況を見ることができ、喫煙者は閉塞感なく快適に喫煙できる。
さらに、天井カバーおよび側面カバーを取り外して洗浄可能であるため、喫煙ブース内を快適に保つことができる。
以上のように、本発明にかかる喫煙ブースおよび空気清浄方法は、企業や公共施設、店舗などにおける分煙空間の設置に適しており、ワンフロアーが開放された空間である場合や、大きな部屋の中に分煙空間を設置する必要がある場合に適している。
本発明にかかる喫煙ブースの実施例1の構成を示す図である。 実施例1の構成の変形例であり、実験用に設置した喫煙ブースのレイアウトを示す図である。 空気清浄機/換気扇の両方とも作動なしの場合の粉塵濃度とCO濃度を示す図である。 空気清浄機のみ作動の場合の粉塵濃度とCO濃度を示す図である。 換気扇のみ作動の場合の粉塵濃度とCO濃度を示す図である。 空気清浄機/換気扇の両方とも作動の場合の粉塵濃度とCO濃度を示す図である。 本発明にかかる喫煙ブースの実施例2の構成を示す図である。 本発明にかかる喫煙ブースの実施例2の構成を示す図である。 本発明にかかる喫煙ブースの実施例2の構成を示す図である。
符号の説明
100 喫煙ブース
101 換気扇(換気手段)
102 空気取込窓(空気流入手段)
104 空気清浄機
105 空気清浄機
106 パーテーション(側面)
300 喫煙ブース
301 フレーム
302 天井カバー
303 側面カバー
303a 空気流入口
304 換気扇
305 ダクト
306 天井/側面着脱用ファスナー

Claims (10)

  1. 部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースであって、
    前記喫煙ブース内の空気を換気する換気手段と前記喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入手段とを前記喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置したことを特徴とする喫煙ブース。
  2. 前記天井面および側面の大部分を透明な材料で形成したことを特徴とする請求項1に記載の喫煙ブース。
  3. 前記透明な材料は可撓性シートからなり、かつ、前記側面の一部を出入口として利用することを特徴とする請求項2に記載の喫煙ブース。
  4. 前記換気手段は、前記喫煙ブース内の空気を排気する排気ファンと、前記排気ファンで送り出された空気を予め設けられている前記部屋の換気口または換気ファンまで導くための可撓性を有するダクトと、から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の喫煙ブース。
  5. 部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースであって、
    前記喫煙ブースの骨組みとなるフレームと、
    前記フレームに着脱自在に取り付けられて、前記天井面を形成する天井カバーと、
    前記フレームに着脱自在に取り付けられて、前記側面を形成する側面カバーと、
    前記フレームに着脱自在に取り付けられた換気扇と、
    前記換気扇から送り出された空気を予め設けられている前記部屋の換気口または換気ファンまで導くための可撓性を有するダクトと、を備え、
    前記側面カバーの一部には前記喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入口が設けられており、かつ、前記換気扇と前記空気流入口とを前記喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置したことを特徴とする喫煙ブース。
  6. 前記天井カバーおよび側面カバーは、帯電防止処理が施された耐火フィルムから成ることを特徴とする請求項5に記載の喫煙ブース。
  7. 前記天井カバーおよび側面カバーは、透明または半透明であることを特徴とする請求項5または6に記載の喫煙ブース。
  8. 前記天井カバーおよび側面カバーは、取り外して洗浄可能であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載の喫煙ブース。
  9. さらに、集塵機能を有する空気清浄機を配置したことを特徴とする請求項5〜8のいずれか一つに記載の喫煙ブース。
  10. 部屋の内部に配置され、かつ、天井面および側面を囲ってほぼ密閉状態に設けた喫煙ブースの空気を清浄する空気清浄方法において、
    前記喫煙ブース内の空気を換気する換気手段と前記喫煙ブース内に空気を流入させる空気流入手段とを前記喫煙ブースの中央を経てほぼ対向する位置に配置し、かつ、中央付近に集塵機能を有する空気清浄機を配置し、前記空気清浄機で集塵した後の空気を前記換気手段で排出することを特徴とする空気清浄方法。
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