JP2005207004A - ロールのドクタリング方法、セルフクリーニング式ドクター装置および抄紙機の運転方法 - Google Patents
ロールのドクタリング方法、セルフクリーニング式ドクター装置および抄紙機の運転方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】セルフクリーニング式ドクター装置1は、ロール面長の1.5〜4倍の長さの移動式ドクターブレード31を往復移動させながらロール表面のドクタリングが行われ、同時に、移動式ドクターブレード31の表面に付着した異物がブレード用ドクター装置7、8によって掻き取られる。移動式ドクターブレード31を常にクリーニングされたきれいな状態を維持でき、一方向の移動による使い切りではないため、交換頻度を小さくして、効率的運転が可能である。また、移動式ドクターブレード31の巻出し装置、巻取り装置などが不要であるので、構造が簡単になり、操作性も改善される。
【選択図】図1
Description
図1は本発明を適用したセルフクリーニング式ドクター装置の全体構成図であり、図2はその概略断面図である。これらの図において、1はセルフクリーニング式ドクター装置であり、2は、セルフクリーニング式ドクター装置1によって表面がドクタリングされる抄紙機ロール等のロールである。例えば、抄紙機のシリンダードライヤー等に使用できる。セルフクリーニング式ドクター装置1は、ドクターブレード3と、これを保持しているブレードホルダー4と、このブレードホルダー4を支持しているドクターバック5を備えており、ドクターバック5は、その両端のジャーナルを介して、固定した位置に配置されているブラケット61、62によって旋回可能に支持されている。
このように構成したセルフクリーニング式ドクター装置1の動作例を説明する。ブレードホルダー4を旋回して、ドクターブレード3の移動式ドクターブレード31における保持用ブレード33によって保持されている中央部分31Aの刃先31aをロール表面2aに圧接させた状態にする。この状態で、モータ15、16を駆動して、移動式ドクターブレード31をローラ対11、12によって一定の速度でその長さ方向への移動を開始させる。回転しているロール2の表面2aに圧接している移動式ドクターブレード31の刃先31aによって、ロール表面2aの異物が掻き落とされる。移動式ドクターブレード31はその長さ方向に移動しながらドクタリングを行う。
2 ロール
2a ロール表面
3 ドクターブレード
4 ブレードホルダー
5 ドクターバック
7、8 ブレード用ドクター装置
11、12 ロール対
13、14 保護筒
15、16 モータ
17 制御装置
18、19 ガイドローラ対
31 移動式ドクターブレード
31a 刃先
31b 抜け止め用の突起
31A 中央部分
31B、31C 両側部分
32 移動式ドクターブレード差込溝
33 保持用ブレード
36 フィンガ
71、72、81、82 ブレード
Claims (13)
- ドクタリング対象のロールの面長の1.5〜4倍の長さの移動式ドクターブレードを、その刃先が当該ロールの表面に圧接状態に保持される保持位置を経由させて、その長さ方向に往復移動させながら、前記ロールの表面のドクタリングを行い、
前記保持位置から外れた位置において、前記移動式ドクターブレードの表面に付着している異物を掻き落とすロールのドクタリング方法。 - 請求項1において、
前記保持位置から送り出された前記移動式ドクターブレードの部分を、巻き取ることなく、少なくとも一箇所において曲線を描く移動経路に沿って移動させ、当該移動経路に沿って前記保持位置に送り込むロールのドクタリング方法。 - 請求項1または2において、
前記移動経路の少なくとも一部を保護筒によって規定し、
当該保護筒を通して前記移動式ドクターブレードの前記部分を移動させるロールのドクタリング方法。 - ドクタリング対象のロールの面長の1.5倍〜4倍の長さを備え、幅方向の一方の縁端に、ロール表面に圧接される刃先が形成されている移動式ドクターブレードと、
前記ロールに対峙する位置において、前記移動式ドクターブレードをその長さ方向に移動可能に保持すると共に、当該移動式ドクターブレードの前記刃先を前記ロール表面に圧接させるためのブレード保持手段と、
前記ブレード保持手段による保持位置を経由して、前記移動式ドクターブレードをその長さ方向に往復移動させるブレード移動手段と、
前記保持位置を経由して移動する前記移動式ドクターブレードの表面に付着している異物を掻き取るためのブレード用ドクター手段とを有しているセルフクリーニング式ドクター装置。 - 請求項4において、
前記保持位置の両側から引き出されている前記移動式ドクターブレードの両側部分は、それぞれ、渦巻き状態になることなく、少なくとも一箇所において曲線を描く移動経路に沿って往復移動するように配置されているセルフクリーニング式ドクター装置。 - 請求項4または5において、
前記保持位置の両側に配置された保護筒を有しており、
前記移動式ドクターブレードの前記両側部分は各保護筒内を往復移動するセルフクリーニング式ドクター装置。 - 請求項4ないし6のいずれかの項において、
前記移動式ドクターブレードが前記ブレード保持手段による前記保持位置から当該移動式ドクターブレードの幅方向に外れることを防止するための抜け止めが、当該移動式ドクターブレードの表面に形成されているセルフクリーニング式ドクター装置。 - 請求項4ないし7のいずれかの項において、
前記移動式ドクターブレードが幅方向に移動しないように、当該移動式ドクターブレードを幅方向の両側から挟持するガイドローラ対を有しているセルフクリーニング式ドクター装置。 - 請求項4ないし8のいずれかの項において、
前記ブレード保持手段は、前記移動式ドクターブレードを前記ロール表面に圧接するためのステンレススチール製の部材と、当該移動式ドクターブレードを摺動可能な状態で支持している銅合金製の部材と、これらの部材の間に形成された移動式ドクターブレード差込溝とを備えているセルフクリーニング式ドクター装置。 - 請求項4ないし9のいずれかの項において、
前記ブレード移動手段は、前記保持位置の両側に配置された2組のローラ対を備えているセルフクリーニング式ドクター装置。 - 請求項10において、
前記保持位置と各ローラ対との間に、前記ブレード用ドクター手段がそれぞれ配置されているセルフクリーニング式ドクター装置。 - 請求項11において、
前記の各ローラ対から前記保持位置とは反対側に引き出されている前記移動式ドクターブレードの両側部分は、少なくとも一箇所において曲線状に形成された保護筒により覆われて移動経路が規定されることにより、移動軌跡が少なくとも一箇所において曲線を描くことを特徴とするセルフクリーニング式ドクター装置。 - 請求項4ないし12のいずれかの項に記載のセルフクリーニング式ドクター装置を用いて、抄紙機のいずれかのロールをドクタリングすることを特徴とする抄紙機の運転方法。
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