JP2005206942A - プレス打ち抜き材料及びSnめっき処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料及びSnめっき処理方法を提供する。
【解決手段】 電気・電子部品等に用いられる銅合金を成形し前記銅合金の表面にSnめっきを施すプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法を、プレス打ち抜き処理と、Snめっき処理と、前記プレス打ち抜き材料のSnめっき層を加熱炉で溶融させ、その後急冷して前記Snめっき層の再結晶組織を表面に得るリフロー処理とを含み、前記Snめっき処理は、前記プレス打ち抜き材料においてめっき電流が集中する領域を非接触で覆うマスク部材を用いて実行され、前記マスク部材が、前記めっき電流が集中する領域周辺のめっき電流の集中を防止することによって積層される前記Snめっき層の厚さを小さくするように構成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、端子、コネクタ等に用いられる電気・電子部品用材料に関し、特にプレス打ち抜き加工後にSnめっきを施された電気・電子部品用材料及びその製造方法に関する。
従来、耐食性、半田付け性、低電気接触抵抗特性等を要求される端子やコネクタ等の電子部品に対して、Snめっき又は半田めっきが広く使用されている。しかし近年、環境問題に関わるPb規制の問題から、Pbを含む半田めっきの適用は減少傾向にある。一方Snめっきは、美観、耐食性、半田付け性に優れた電気光沢Snめっき技術が広く用いられている。しかしながら、電気光沢Snめっき技術では、ウィスカと呼ばれる針状のSn単結晶が発生することがあり、ウィスカは、回路中や端子間での短絡、絶縁不良又はノイズ発生の原因となっていた。
このウィスカの発生を抑制するために、例えば特許文献1に見られるように、所定の添加元素(0.1〜10重量%のZn)を含む銅合金に対して、所定の成分及び特性(めっき中のC量が0.05〜1重量%、めっきの結晶粒径が0.1〜1μm、めっき表面反射率が30%以上、めっきの(101)面の配向指数が2.0以下)の光沢Snめっきを所定の厚さ(0.5〜2μm)だけ施したことを特徴とする電子・電気部品用銅合金材料を用いることによって、電気光沢Snめっきにおけるウィスカの発生を抑制することが可能となる。
特開2002−266095号公報
特許文献1に開示された電子・電気部品用銅合金材料は、例えば図1に示すように、板厚tで所定の成分の銅合金板1に対して、所定の成分及び特性を有するSnめっき層を電気めっき処理し、その後所定の形状にプレス打ち抜き加工して最終製品形状を得るものである。
また、ウィスカ発生の問題を解決するための技術として、Snめっき処理後のリフロー処理技術が公知である。リフロー処理は、例えば図2に示すように、板厚tの銅合金板1に対してSnめっき処理を行い、Snめっきされた銅合金板1を加熱炉にて所定の温度まで加熱して表面のSnめっき層を溶融させ、その後急冷してSnの再結晶組織をめっき層表面に生じさせて、その後プレス打ち抜き加工して最終製品形状を得るものであり、この処理によってウィスカの発生を完全に抑制できることが知られている。
しかしながら、上述の2つの方法は、いずれも銅合金板1をめっきした後にプレス打ち抜き加工する方法であるため、図1及び図2に示すように、最終製品形状におけるめっき面1aには所定の厚さのめっき層が形成されているものの、プレスにより切断された側面1bには、めっき層が形成されず母材のままとなってしまい、半田付け性が悪い、耐食性が悪い、あるいは美観及び光沢を損なうという問題がある。
これに対して、銅合金板1をプレスした後にSnめっきを行う方法も考えられるが、例えば図3に示すように、最終製品形状での断面積が一様な領域(図3(a)の領域X1)では、めっき処理中に流れる電流値がほぼ一定のため、リフロー処理前後のSnめっき層2a及び酸化膜層2bをほぼ一定の所定範囲内に制御することが可能となるが、断面積が変化する領域(図3(a)の領域X2)では、母材の断面積が小さくなるにつれて電流が集中し、流れる電流密度が大きくなってしまい、結果として母材の先端部付近により厚いSnめっき層2aとこれに積層する酸化膜2bとが形成されてしまうため、最終製品全体で均一な厚さのSnめっき層を得ることが困難である。また、めっき層の厚さの差が大きい場合は表面の凹凸が大きくなり、リフロー処理時に溶融しためっき層の湯流れが酸化膜層によって阻害され、均質なめっき表面とはならず、半田付け性の劣化を招いてしまうという問題がある。
そこで本発明は、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料及びSnめっき処理方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成する材料として、本発明は、請求項1記載のように、プレスで打ち抜いた材料の全ての表面に、リフロー処理されためっき層を有することを特徴とするプレス打ち抜き材料と表わされる。このようなプレス打ち抜き材料を用いれば、外部との接点となり得るすべての面で均一なめっき層が形成されるため、耐食性、半田付け性に優れた電気・電子部品用材料として使用することができる。
請求項1記載のプレス打ち抜き材料は、例えば請求項2記載のように、前記めっき層が1〜3μmの範囲内にあるように形成することもできる。
請求項1又は2記載のプレス打ち抜き材料は、例えば請求項3記載のように、前記材料が銅合金であり、前記メッキ層はスズ(Sn)を含むように形成することもできる。このようなプレス打ち抜き材料を用いれば、外部との接点となり得るすべての面で均一なSnめっき層が形成されておりかつウィスカの発生が抑制されるため、耐食性、半田付け性に優れた電気・電子部品用材料として使用することができる。
請求項1から3のいずれか一項記載のプレス打ち抜き材料は、例えば請求項4記載のように、前記プレス打ち抜き材料が電子部品の端子を含むように形成することもできる。
また、本発明は、請求項5記載のように、銅合金の表面にSnめっきを施すプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法であって、前記銅合金を所定の形状に打ち抜き加工するプレス打ち抜き処理と、前記プレス打ち抜き処理によって加工されたプレス打ち抜き材料の表面にSnめっき層を形成するSnめっき処理と、前記Snめっき処理によってSnめっきされた前記プレス打ち抜き材料を加熱炉で加熱して前記Snめっき層を溶融させ、その後急冷して前記Snめっき層の再結晶組織を表面に得るリフロー処理とを含み、前記Snめっき処理は、前記プレス打ち抜き材料においてめっき電流が集中する領域を非接触で覆うマスク部材を用いて実行され、前記マスク部材が、前記めっき電流が集中する領域周辺のめっき電流の集中を防止することによって積層される前記Snめっき層の厚さを小さくするように構成される。このような構成によれば、Snめっき処理工程においてめっき電流が集中すると想定される領域に合わせたマスク部材を設けてSnめっき処理が行われるため、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料とすることが可能となる。
また、本発明は、請求項6記載のように、銅合金の表面にSnめっきを施すプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法であって、前記銅合金を所定の形状に打ち抜き加工するプレス打ち抜き処理と、前記プレス打ち抜き処理によって加工されたプレス打ち抜き材料の表面全面にSnめっき層を形成する第1のSnめっき処理と、前記プレス打ち抜き材料の表面の所定部分のみにSnめっき層を積層して形成する第2のSnめっき処理と、前記第2のSnめっき処理によってSnめっきされた前記プレス打ち抜き材料を加熱炉で加熱して前記第1及び第2のSnめっき層を溶融させ、その後急冷して前記第1及び第2のSnめっき層の再結晶組織を表面に得るリフロー処理とを含み、前記第2のSnめっき処理は、前記プレス打ち抜き材料においてめっき電流が集中する領域以外の領域を前記所定部分として実行するように構成される。このような構成によれば、第1のSnめっき処理においてめっき電流が集中すると想定される領域での所望のめっき量の通電を行い、第2のSnめっき処理においてその他の領域全体を浸す位置までめっき溶液の高さを調整して浸漬しつつめっき処理が行われるため、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料とすることが可能となる。
請求項6記載のプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法は、例えば請求項7記載のように、前記第1のSnめっき処理及び前記第2のSnめっき処理が、それぞれ独立して設けられた第1のSnめっき槽と第2のSnめっき槽とで実行されるように構成することもできる。
また、本発明は、請求項8記載のように、銅合金の表面にSnめっきを施すプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法であって、前記銅合金を所定の形状に打ち抜き加工するプレス打ち抜き処理と、前記プレス打ち抜き処理によって加工されたプレス打ち抜き材料の表面にSnめっき層を形成するSnめっき処理と、前記Snめっき処理によってSnめっきされた前記プレス打ち抜き材料に対して、通電方向を逆にして前記Snめっき層を選択的に溶解させる電解処理と、前記電解処理を経た後の前記プレス打ち抜き材料を加熱炉で加熱して前記Snめっき層を溶融させ、その後急冷して前記Snめっき層の再結晶組織を表面に得るリフロー処理とを含み、前記電解処理は、前記プレス打ち抜き材料においてめっき電流が集中する領域のSnめっき層を選択的に溶解させることによって実行されるように構成される。このような構成によれば、Snめっき処理において過剰なめっき層厚さとなった領域に対して陽極電解処理を行うことによって、過剰なめっき層厚さとなった領域にめっき電流が集中するために選択的に過剰なめっき層の一部が溶解し、結果として全体が均一な所定厚さのめっき層が形成できるため、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料とすることが可能となる。
また、本発明は、請求項9記載のように、銅合金の表面にSnめっきを施すプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法であって、前記銅合金を所定の形状に打ち抜き加工するプレス打ち抜き処理と、前記プレス打ち抜き処理によって加工されたプレス打ち抜き材料の表面にSnめっき層を形成するSnめっき処理と、前記Snめっき処理によってSnめっきされた前記プレス打ち抜き材料の表面にフラックスを付着させるフラックス塗布処理と、前記フラックス塗布処理によって前記フラックスを塗布された前記プレス打ち抜き材料を加熱炉で加熱して前記Snめっき層を溶融させ、その後急冷して前記Snめっき層の再結晶組織を表面に得るリフロー処理とを含み、前記フラックス塗布処理は、前記プレス打ち抜き材料において全面に対して実行されるように構成される。このような構成によれば、Snめっき処理においてめっき層に凹凸等の厚さのバラツキが生じた場合に、Snめっき溶液と成分の近いフラックスを塗布することによって最後のリフロー処理における溶融したSnの湯流れが容易になり、他の部分よりめっき厚さが厚くなった領域を全体として均一な厚さに近づけて形成したため、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料とすることが可能となる。
請求項9記載のプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法は、例えば請求項10記載のように、前記フラックスが、前記Snめっき処理で用いられるSnめっき溶液と同種または同一であるように構成することもできる。
本発明によれば、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料及びSnめっき処理方法を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図4は、本実施例1によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造工程を示す流れ図である。板厚(例えば0.5mm)の銅合金板11(例えば黄銅板)は、まずプレス打ち抜き処理によって、最終製品形状(例えば電子部品の端子部を含む形状)の寸法に加工される。このとき、プレスによって生じたバリや変形は仕上げ成形工程を追加して所定の最終製品の形状に仕上げ加工される。続いて、プレスされた銅合金板11は、めっき槽(図示せず)においてNiやCuなどの下地めっきを施した後、Snめっき処理される。このときめっき槽には、めっき溶液としてメタンスルホン酸及びメタンスルホン酸スズを主成分とする液体(例えばSn濃度50〜70g/リットル、酸濃度1.5〜2.0N(規定))が収容されている。このSnめっき処理における銅合金板11の浸漬方法については後述する。次に、Snめっきされた銅合金板11は、リフロー処理を実行される。これは加熱炉(図示せず)中において、Snめっき層の溶融温度以上である所定温度(例えば300℃)で所定時間(例えば数秒〜数十分程度)だけ加熱し、その後50〜60℃に温度調整された水(図示せず)中にて急冷することによってSnめっき層の表面に再結晶組織を生じさせる処理である。これらの処理を経ることによって、めっき表面11a及び側面11bにそれぞれ所定の厚さ(好ましくは1〜3μm)のSnめっき層を有する銅合金板11を製造することができる。
次に、本実施例1による図4で示されたSnめっき処理の方法を説明する。図5は、本実施例1によるSnめっき処理の方法及びSnめっき処理前後の銅合金板11が経る工程を示す流れ図である。銅合金板11は、プレス打ち抜き処理によって例えば端子等の所定の形状に打ち抜き加工され、上述のように、その後Snめっき槽13に送られる。Snめっき槽13内部には、メタンスルホン酸及びメタンスルホン酸スズを主成分とし他にSnめっき用界面活性剤(例えばβ−ナフトール)等を含むめっき溶液14が例えば20〜40℃の温度に保持されて収容されている。プレス打ち抜き処理された銅合金板11は、Snめっき槽13内でめっき溶液14に全体が完全に浸るように浸漬され、電極の1つとしてめっき電流密度10A/dmを30秒〜1分間通電される。このとき、このまま電気めっき処理を実行すると、電極となる銅合金板11は、図3で示したように、断面積の変化する先端部付近で過剰なSnめっき層が積層されてしまうことになる。これを防止するために、本実施例1では、断面積が小さくなる先端部付近の領域にマスク部材15を設けつつ浸漬する。このマスク部材15は、図5に示すような位置に設けられており、めっき時のめっき電流の集中を防いで過剰なめっき層の形成を防止することができる。以上のSnめっき処理を経て、銅合金板11には所定の厚さのSnめっき層12が形成される。その後、銅合金板11は表面に付着しためっき溶液14を水洗浄され、続くリフロー処理が実行される加熱炉へと送られる。
以上のような製造工程を経ることによって、本実施例1によるプレス打ち抜き材料は、Snめっき処理工程においてめっき電流が集中すると想定される領域に合わせたマスク部材を設けてSnめっき処理が行われるため、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料とすることが可能である。
次に、本発明による実施例2について図面を用いて詳細に説明する。図6は、本実施例2によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造工程を示す流れ図である。板厚t(例えば0.5mm)の銅合金板11(例えば黄銅板)は、まずプレス打ち抜き処理によって、最終製品形状(例えば電子部品の端子部を含む形状)の寸法に加工される。このとき、プレスによって生じたバリや変形は仕上げ成形工程を追加して所定の最終製品の形状に仕上げ加工される。続いて、プレスされた銅合金板11は、めっき槽(図示せず)においてNiやCuなどの下地めっきを施した後、Snめっき処理される。このときめっき槽には、めっき溶液としてメタンスルホン酸及びメタンスルホン酸スズを主成分とする液体(例えばSn濃度50〜70g/リットル、酸濃度1.5〜2.0N(規定))が収容されている。本実施例2においては、実施例1の場合と異なり第1及び第2のめっき槽(図示せず)を設けて、第1及び第2のSnめっき処理を実行する。この第1及び第2のSnめっき処理における銅合金板11の浸漬方法については後述する。次に、Snめっきされた銅合金板11は、リフロー処理を実行される。これは加熱炉(図示せず)中において、Snめっき層の溶融温度以上である所定温度(例えば300℃)で所定時間(例えば数秒〜数十分程度)だけ加熱し、その後50〜60℃に温度調整された水(図示せず)中にて急冷することによってSnめっき層の表面に再結晶組織を生じさせる処理である。これらの処理を経ることによって、めっき表面11a及び側面11bにそれぞれ所定の厚さ(好ましくは1〜3μm)のSnめっき層を有する銅合金板11を製造することができる。
次に、本実施例2による図6で示された第1及び第2のSnめっき処理の方法を説明する。図7は、本実施例2によるSnめっき処理の方法及びSnめっき処理前後の銅合金板11が経る工程を示す流れ図である。銅合金板11は、プレス打ち抜き処理によって例えば端子等の所定の形状に打ち抜き加工され、まず第1のSnめっき槽13aに送られる。Snめっき槽13a内部には、メタンスルホン酸及びメタンスルホン酸スズを主成分とし他にSnめっき用界面活性剤(例えばβ−ナフトール)等を含むめっき溶液14が例えば20〜40℃の温度に保持されて収容されている。プレス打ち抜き処理された銅合金板11は、Snめっき槽13a内でめっき溶液14に全体が完全に浸るように浸漬され、電極の1つとしてめっき電流密度10A/dmを15秒〜30秒間通電される。このとき、このまま電気めっき処理を実行すると、電極となる銅合金板11は、図3で示したように、断面積の変化する先端部付近で過剰なSnめっき層が積層されてしまうことになる。これを防止するために、第1のSnめっき槽13aでのめっき処理では、先端部付近に所望のSnめっき層12aが形成されるような上記の所定の通電条件で処理される。
続いて銅合金板11は、第2のSnめっき槽13bへと送られる。Snめっき槽13b内部には、第1のSnめっき槽13aのものと同一のめっき溶液14が同一の温度条件で収容されている。ここで、第2のSnめっき槽13b内のめっき溶液14は、図7に示すように、第1のSnめっき槽13aで1次めっきされた銅合金板11の先端部付近を浸漬しない高さすなわち断面積がほぼ等しい領域の高さhまで設けられており、銅合金板11は、Snめっき槽13b内でめっき溶液14に上述の先端部を除く部分が浸るように浸漬され、電極の1つとしてめっき電流密度10A/dmを第1のSnめっき処理のめっき時間と同じ〜1/2の時間だけ通電される。このような工程にすることによって、過剰なめっき層の形成が想定される銅合金板11の先端部付近では第2のSnめっき処理を行わないため、銅合金板11全体では所定の厚さのSnめっき層12が形成される。その後、銅合金板11は表面に付着しためっき溶液14を水洗浄され、続くリフロー処理が実行される加熱炉へと送られる。
以上のような製造工程を経ることによって、本実施例2によるプレス打ち抜き材料は、第1のSnめっき処理においてめっき電流が集中すると想定される領域での所望のめっき量の通電を行い、第2のSnめっき処理においてその他の領域全体を浸す位置までめっき溶液の高さを調整して浸漬しつつめっき処理が行われるため、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料とすることが可能である。
次に、本発明による実施例3について図面を用いて詳細に説明する。図8は、本実施例3によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造工程を示す流れ図である。板厚(例えば0.5mm)の銅合金板11(例えば黄銅板)は、まずプレス打ち抜き処理によって、最終製品形状(例えば電子部品の端子部を含む形状)の寸法に加工される。このとき、プレスによって生じたバリや変形は仕上げ成形工程を追加して所定の最終製品の形状に仕上げ加工される。続いて、プレスされた銅合金板11は、めっき槽(図示せず)においてNiやCuなどの下地めっきを施した後、Snめっき処理される。このときめっき槽には、めっき溶液としてメタンスルホン酸及びメタンスルホン酸スズを主成分とする液体(例えばSn濃度50〜70g/リットル、酸濃度1.5〜2.0N(規定))が収容されている。このSnめっき処理における銅合金板11の浸漬方法については後述する。次に、Snめっきされた銅合金板11は、陽極電解処理される。これは上記のSnめっき処理と通電方向を逆にして所定電流を所定時間だけ通電する処理であり、これによって銅合金板11に付着しためっき層の一部が溶解する。この陽極電解処理の詳細については後述する。続いて、陽極電解された銅合金板11は、リフロー処理を実行される。これは加熱炉(図示せず)中において、Snめっき層の溶融温度以上である所定温度(例えば300℃)で所定時間(例えば数秒〜数十分程度)だけ加熱し、その後50〜60℃に温度調整された水(図示せず)中にて急冷することによってSnめっき層の表面に再結晶組織を生じさせる処理である。これらの処理を経ることによって、めっき表面11a及び側面11bにそれぞれ所定の厚さ(好ましくは1〜3μm)のSnめっき層を有する銅合金板11を製造することができる。
次に、本実施例3による図8で示されたSnめっき処理の方法を説明する。図9は、本実施例3によるSnめっき処理の方法及びSnめっき処理前後の銅合金板11が経る工程を示す流れ図である。銅合金板11は、プレス打ち抜き処理によって例えば端子等の所定の形状に打ち抜き加工され、Snめっき槽13に送られる。Snめっき槽13内部には、メタンスルホン酸及びメタンスルホン酸スズを主成分とし他にSnめっき用界面活性剤(例えばβ−ナフトール)等を含むめっき溶液14が例えば20〜40℃の温度に保持されて収容されている。プレス打ち抜き処理された銅合金板11は、Snめっき槽13内でめっき溶液14に全体が完全に浸るように浸漬され、電極の1つとしてめっき電流密度10A/dmを30秒〜1分間通電されるこの処理によって、電極となる銅合金板11には、図3で示したように、断面積の変化する先端部付近(図9中の点線領域Y)で過剰なSnめっき層が積層される。
次に、銅合金板11を浸漬したままで電極すなわち電流の流れ方向を入れ替えて、陽極電解処理を行う。すなわち、通電方向を逆にして、めっき電流密度2〜5A/dmを5秒〜30秒間通電して銅合金板11の表面のめっき層を溶解させる。この陽極電解処理では、断面積の小さい銅合金板11の先端部付近すなわち図9の領域Yにめっき電流が集中するため、選択的に過剰なめっき層のSnめっきが溶解する。このような工程にすることによって、銅合金板11全体では均一な所定の厚さのSnめっき層12が形成される。ここで、本実施例3では、Snめっき処理と陽極電解処理とでめっき槽を独立して設けて、通電条件をそれぞれのめっき槽に適当なものに設定して実施する。その後、銅合金板11は表面に付着しためっき溶液14を水洗浄され、続くリフロー処理が実行される加熱炉へと送られる。
以上のような製造工程を経ることによって、本実施例3によるプレス打ち抜き材料は、Snめっき処理において過剰なめっき層厚さとなった領域に対して陽極電解処理を行うことによって、過剰なめっき層厚さとなった領域にめっき電流が集中するために選択的に過剰なめっき層の一部が溶解し、結果として全体が均一な所定厚さのめっき層が形成できるため、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料とすることが可能である。
次に、本発明による実施例4について図面を用いて詳細に説明する。図10は、本実施例4によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造工程を示す流れ図である。板厚(例えば0.5mm)の銅合金板11(例えば黄銅板)は、まずプレス打ち抜き処理によって、最終製品形状(例えば電子部品の端子部を含む形状)の寸法に加工される。このとき、プレスによって生じたバリや変形は仕上げ成形工程を追加して所定の最終製品の形状に仕上げ加工される。続いて、プレスされた銅合金板11は、めっき槽(図示せず)においてNiやCuなどの下地めっきを施した後、Snめっき処理される。このときめっき槽には、めっき溶液としてメタンスルホン酸及びメタンスルホン酸スズを主成分とする液体(例えばSn濃度50〜70g/リットル、酸濃度1.5〜2.0N(規定))が収容されている。このSnめっき処理における銅合金板11の浸漬方法については後述する。次に、Snめっきされた銅合金板11は、フラックス塗布処理される。これは図3で示したように、銅合金板11の断面積が異なる部分でSnめっき層に凹凸等が生じることによってリフロー処理での湯流れが阻害されるのを緩和させるために、溶融して湯流れを均一にするフラックスとしてメタンスルホン酸溶液(例えば濃度0.5〜2.0N(規定))に浸すことによって塗布及び乾燥させる工程である。このフラックス塗布処理の詳細については後述する。続いて、フラックス塗布された銅合金板11は、リフロー処理を実行される。これは加熱炉(図示せず)中において、Snめっき層の溶融温度以上である所定温度(例えば300℃)で所定時間(例えば数秒〜数十分程度)だけ加熱し、その後50〜60℃に温度調整された水(図示せず)中にて急冷することによってSnめっき層の表面に再結晶組織を生じさせる処理である。これらの処理を経ることによって、めっき表面11a及び側面11bにそれぞれ所定の厚さ(好ましくは1〜3μm)のSnめっき層を有する銅合金板11を製造することができる。
次に、本実施例4による図10で示されたSnめっき処理の方法を説明する。図11は、本実施例4によるSnめっき処理の方法及びSnめっき処理前後の銅合金板11が経る工程を示す流れ図である。銅合金板11は、プレス打ち抜き処理によって例えば端子等の所定の形状に打ち抜き加工され、Snめっき槽13aに送られる。Snめっき槽13a内部には、メタンスルホン酸及びメタンスルホン酸スズを主成分とし他にSnめっき用界面活性剤(例えばβ−ナフトール)等を含むめっき溶液14が例えば20〜40℃の温度に保持されて収容されている。プレス打ち抜き処理された銅合金板11は、Snめっき槽13a内でめっき溶液14に全体が完全に浸るように浸漬され、電極の1つとしてめっき電流密度10A/dmを30秒〜1分間通電される。この処理によって、電極となる銅合金板11には、図3で示したように、断面積の変化する先端部付近で他の部分より厚いSnめっき層12aが積層される。
次に、銅合金板11はフラックス塗布槽13cへ送られる。フラックス塗布槽13cには、上述のようにメタンスルホン酸溶液(例えば濃度0.5〜2.0N(規定))がフラックス16として収容されている。Snめっきされた銅合金板11は、全面がフラックス塗布槽13cに浸漬された後そのまま乾燥される。その後、銅合金板11は、加熱炉へと送られてリフロー処理が行われる。このリフロー処理では、加熱による表面の溶融と湯流れが容易に行われ、所定の厚さ及び所定の表面性状のSnめっき層が得られる。ここで、本実施例4では、フラックス塗布槽13cを独立して設ける工程を示したが、フラックス16はSnめっき溶液と全く同一のものでもよい。
以上のような製造工程を経ることによって、本実施例4によるプレス打ち抜き材料は、Snめっき処理においてめっき層に凹凸等の厚さのバラツキが生じた場合に、Snめっき溶液と成分の近いフラックスを塗布することによって最後のリフロー処理における溶融したSnの湯流れが容易となり、他の部分よりめっき層厚さが厚くなった領域を全体として均一な厚さに近づけて形成したため、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料とすることが可能である。
次に、図12に、本発明によってSnめっき処理された実際の製品の表面外観及びその拡大部の写真を示す。図12中の(a)は、本発明のSnめっき処理方法によってめっき処理されたままの製品を示している。図12(a)の製品外観写真から、本発明のSnめっき処理方法を用いることによって、プレス打ち抜き加工後であっても良好なSnめっきが形成されていることがわかる。しかし同時に、表面の拡大写真から、Snめっきのままでは製品表面に非常に細かな凹凸(写真上の細かな陰陽)が存在することも認められる。このため、Snめっき処理のままの製品外観はやや光沢のないものとなっている。これに対して、図12(b)に示すように、リフロー処理を実行すると、製品表面のSnめっき層がいったん溶融して再結晶組織となるため、表面の拡大写真は非常に滑らかで陰陽のないものとなり、結果として製品外観は優れた光沢を有するものとなる。
以上の実施例から、本発明によるプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法によれば、プレス打ち抜き加工後であっても、均一なめっき層厚さ範囲に制御されたSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造を実現できる。
また、以上の実施例に示された方法によって製造されたプレス打ち抜き材料は、プレス加工後にSnめっき処理が行われるため、外部との接点となり得るすべての面で均一なSnめっき層が形成されており、かつリフロー処理が行われているためウィスカの発生が抑制される。よって、本発明によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料は、耐食性、半田付け性に優れた電気・電子部品用材料として使用することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
従来の電気光沢Snめっき処理を含む方法によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造工程を示す流れ図である。 従来の電気光沢Snめっき処理を含む方法によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造工程を示す流れ図である。 従来のめっき方法によるプレス打ち抜き材料とめっき層との関係を示す図であり、図3(a)はプレス打ち抜き材料の一部を拡大した正面図、図3(b)は図3(a)中の点線領域X1のA−A線における断面図、図3(c)は図3(a)中の点線領域X2のA−A線における断面図である。 本実施例1によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造工程を示す流れ図である。 本実施例1によるSnめっき処理の方法及びSnめっき処理前後の銅合金板11が経る工程を示す流れ図である。 本実施例2によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造工程を示す流れ図である。 本実施例2によるSnめっき処理の方法及びSnめっき処理前後の銅合金板11が経る工程を示す流れ図である。 本実施例3によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造工程を示す流れ図である。 本実施例3によるSnめっき処理の方法及びSnめっき処理前後の銅合金板11が経る工程を示す流れ図である。 本実施例4によるSnめっきを有するプレス打ち抜き材料の製造工程を示す流れ図である。 本実施例4によるSnめっき処理の方法及びSnめっき処理前後の銅合金板11が経る工程を示す流れ図である。 本発明によってSnめっき処理された製品の表面外観及びその拡大部の写真を示している。
符号の説明
1、11 銅合金板
1a、11a プレス打ち抜き材料のめっき面
1b、11b プレス打ち抜き材料の側面
2a、12、12a Snめっき層
13、13a、13b Snめっき槽
13c フラックス塗布槽
14 Snめっき溶液
15 マスク部材
16 フラックス

Claims (10)

  1. プレスで打ち抜いた材料の全ての表面に、リフロー処理されためっき層を有することを特徴とするプレス打ち抜き材料。
  2. 前記めっき層は1〜3μmの範囲内にあることを特徴とする請求項1記載のプレス打ち抜き材料。
  3. 前記材料は銅合金であり、前記メッキ層はスズ(Sn)を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のプレス打ち抜き材料。
  4. 前記プレス打ち抜き材料は電子部品の端子を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のプレス打ち抜き材料。
  5. 銅合金の表面にSnめっきを施すプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法であって、
    前記銅合金を所定の形状に打ち抜き加工するプレス打ち抜き処理と、
    前記プレス打ち抜き処理によって加工されたプレス打ち抜き材料の表面にSnめっき層を形成するSnめっき処理と、
    前記Snめっき処理によってSnめっきされた前記プレス打ち抜き材料を加熱炉で加熱して前記Snめっき層を溶融させ、その後急冷して前記Snめっき層の再結晶組織を表面に得るリフロー処理とを含み、
    前記Snめっき処理は、前記プレス打ち抜き材料においてめっき電流が集中する領域を非接触で覆うマスク部材を用いて実行され、
    前記マスク部材は、前記めっき電流が集中する領域周辺の前記めっき電流の集中を防止することによって積層される前記Snめっき層の厚さを小さくすることを特徴とするプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法。
  6. 銅合金の表面にSnめっきを施すプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法であって、
    前記銅合金を所定の形状に打ち抜き加工するプレス打ち抜き処理と、
    前記プレス打ち抜き処理によって加工されたプレス打ち抜き材料の表面全面にSnめっき層を形成する第1のSnめっき処理と、
    前記プレス打ち抜き材料の表面の所定部分のみにSnめっき層を積層して形成する第2のSnめっき処理と、
    前記第2のSnめっき処理によってSnめっきされた前記プレス打ち抜き材料を加熱炉で加熱して前記第1及び第2のSnめっき層を溶融させ、その後急冷して前記第1及び第2のSnめっき層の再結晶組織を表面に得るリフロー処理とを含み、
    前記第2のSnめっき処理は、前記プレス打ち抜き材料においてめっき電流が集中する領域以外の領域を前記所定部分として実行することを特徴とするプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法。
  7. 前記第1のSnめっき処理及び前記第2のSnめっき処理は、それぞれ独立して設けられた第1のSnめっき槽と第2のSnめっき槽とで実行されることを特徴とする請求項6記載のプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法。
  8. 銅合金の表面にSnめっきを施すプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法であって、
    前記銅合金を所定の形状に打ち抜き加工するプレス打ち抜き処理と、
    前記プレス打ち抜き処理によって加工されたプレス打ち抜き材料の表面にSnめっき層を形成するSnめっき処理と、
    前記Snめっき処理によってSnめっきされた前記プレス打ち抜き材料に対して、通電方向を逆にして前記Snめっき層を選択的に溶解させる電解処理と、
    前記電解処理を経た後の前記プレス打ち抜き材料を加熱炉で加熱して前記Snめっき層を溶融させ、その後急冷して前記Snめっき層の再結晶組織を表面に得るリフロー処理とを含み、
    前記電解処理は、前記プレス打ち抜き材料においてめっき電流が集中する領域のSnめっき層を選択的に溶解させることによって実行されることを特徴とするプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法。
  9. 銅合金の表面にSnめっきを施すプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法であって、
    前記銅合金を所定の形状に打ち抜き加工するプレス打ち抜き処理と、
    前記プレス打ち抜き処理によって加工されたプレス打ち抜き材料の表面にSnめっき層を形成するSnめっき処理と、
    前記Snめっき処理によってSnめっきされた前記プレス打ち抜き材料の表面にフラックスを付着させるフラックス塗布処理と、
    前記フラックス塗布処理によって前記フラックスを塗布された前記プレス打ち抜き材料を加熱炉で加熱して前記Snめっき層を溶融させ、その後急冷して前記Snめっき層の再結晶組織を表面に得るリフロー処理とを含み、
    前記フラックス塗布処理は、前記プレス打ち抜き材料において全面に対して実行されることを特徴とするプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法。
  10. 前記フラックスは、前記Snめっき処理で用いられるSnめっき溶液と同種または同一であることを特徴とする請求項9記載のプレス打ち抜き材料のSnめっき処理方法。

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