JP2005206709A - ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】塩化メチレンを配合することなく、発泡反応時における高い発熱温度による黄変の発生を十分に抑えることができ、寝具や衣料等に好適なポリウレタンフォームを製造する。
【解決手段】ポリオールとポリイソシアネートと水を触媒の存在下反応させてポリウレタンフォームを製造する際に、ポリオール100重量部に対し、融点が100〜150℃の酸化防止剤を10〜45重量部配合し、さらに好ましくは、ポリエチレンパウダーを5〜25重量部配合する。前記酸化防止剤は、加熱によりラジカルを発生するビスフェノール系酸化防止剤又はリン系酸化防止剤、水の配合量は5重量部以上、ポリウレタンフォームの密度は14〜25kg/mである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリウレタンフォームの製造方法に関し、特には製造時に黄変を生じにくいポリウレタンフォームの製造方法に関する。
従来、ポリウレタンフォームは、そのまま、あるいは表皮材で覆われて種々の分野で用いられているが、寝具や衣料等にあっては、薄い色の表皮材でポリウレタンフォームが包まれることが多いため、ポリウレタンフォームとしては、表皮材の外面に色の透け難いものが要求される。また、所望の色に着色したポリウレタンフォームが求められる場合もある。
しかし、通常、ポリウレタンフォームは、発泡反応時の発熱温度が高く、得られるポリウレタンフォームにスコーチと称される内部焼けを生じ易く、前記スコーチに起因する黄変が発生し易い。前記黄変が発生したポリウレタンフォームは、寝具や衣料等に使用されると、ポリウレタンフォームの黄変による色が表皮材の外面に透けて美観を損ねる問題があり、また所望の色に着色する場合には求める色が得られない問題がある。
従来、黄変の発生を抑えるため、発泡剤としての水と共に、発泡助剤として塩化メチレン等の低沸点化合物を併用することが行われている。この方法によれば、ポリウレタンフォームの製造時に低沸点化合物が蒸発し、その際の蒸発潜熱により発熱温度の上昇を抑えることができ、黄変の発生低減効果が期待できる。ところが、塩化メチレン等の低沸点化合物を使用しても、黄変の発生を十分に抑えることができなかった。これは、ポリウレタンフォームの製造時、ポリウレタンフォームが酸化劣化することによっても黄変を生じるからと考えられる。また、塩化メチレンは、PRTR(環境汚染物質排出移動登録)対称物質であり、継続使用が規制され、使用されないのが望ましい物質である。
黄変の発生を抑える他の方法として、ポリオール100重量部に対し、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナイロン−12等のパウダーを3〜100重量部配合することが提案されている。しかし、この場合、衣料や寝具等に適した密度20kg/m以下の軽量なポリウレタンフォームを製造しようとすると、発熱を抑えるためにポリエチレン等の配合量が、ポリオール100重量部に対して20〜40重量部と多くなり、発泡剤としての水の配合量も5〜7重量部となって、塩化メチレンを使用した場合よりも水の配合量が多くなる。その結果、塩化メチレンを使用した場合よりも、ポリウレタンフォームの硬さが増大してソフト感が損なわれ、さらに強度が低下するようになる。しかも黄変防止効果も十分とは言い難かった。また、硬さの増大や強度の低下を防ぐため、ポリエチレン等の配合量を10重量部程度まで減らすと、発熱温度が170℃以上となって、ポリウレタンフォームの黄変が著しくなる。
特開平6−199973号公報
本発明は前記の点に鑑みなされたもので、塩化メチレンを配合することなく、製造時に黄変の発生を十分に抑えることができるポリウレタンフォームの製造方法の提供を目的とする。
請求項1の発明は、ポリオールとポリイソシアネートと水を反応させてポリウレタンフォームを製造する方法において、ポリオール100重量部に対し、融点が100〜150℃の酸化防止剤を10〜45重量部配合することを特徴とする。
請求項2の発明は、ポリオールとポリイソシアネートと水を反応させてポリウレタンフォームを製造する方法において、ポリオール100重量部に対し、ポリエチレンパウダーを5〜25重量部と、融点が100〜150℃の酸化防止剤を10〜45重量部配合することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記酸化防止剤が、加熱によりラジカルを発生するビスフェノール系酸化防止剤又はリン系酸化防止剤であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、ポリオール100重量部に対して、水の配合量を5重量部以上として、密度14〜25kg/mのポリウレタンフォームを製造することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ポリオール100重量部に対し、融点が100〜150℃の酸化防止剤を10〜45重量部配合したことにより、ポリウレタンフォームの製造時にポリウレタンフォームが酸化劣化するのを抑えることができ、前記酸化劣化による黄変を生じにくくできると共に、反応熱によりポリウレタンフォームの温度が100〜150℃に至った際には、酸化防止剤が融解して融解潜熱によりポリウレタンフォームの温度を低下させることができるため、発熱温度の低下によっても黄変を生じ難くできる。
請求項2の発明によれば、ポリオール100重量部に対し、ポリエチレンパウダーを5〜25重量部と、融点が100〜150℃の酸化防止剤を10〜45重量部配合したことにより、請求項1の発明による効果に加えて、反応熱でポリエチレンパウダーが融解してポリエチレンの融解潜熱によりポリウレタンフォームの温度を低下させることができるため、黄変の発生をより効果的に抑えることができる。
請求項3の発明によれば、酸化防止剤が加熱によりラジカルを発生するビスフェノール系酸化防止剤又はリン系酸化防止剤であるため、ポリウレタンフォーム製造時の反応熱で酸化防止剤がラジカルを発生して酸化防止作用を発揮し、ポリウレタンフォームの酸化劣化による黄変発生を抑えることができる。
請求項4の発明によれば、ポリオール100重量部に対して水の配合量を5重量部以上として密度14〜25kg/mのポリウレタンフォームを製造するため、衣料等に求められる軽量なポリウレタンフォームを、黄変の発生を抑えて製造することができる。
本発明で使用されるポリオールとしては、軟質ポリウレタンフォーム用として知られているエーテル系ポリオールまたはエステル系ポリオールを単独で、または複数混合して用いることができる。
エーテル系ポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビトール、シュークロース等の多価アルコール、またはその多価アルコールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加したポリエーテルポリオールを挙げることができる。
また、エステル系ポリオールとしては、マロン酸、コハク酸、アジピン酸等の脂肪族カルボン酸やフタル酸等の芳香族カルボン酸と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等の脂肪族グリコール等とから重縮合して得られたポリエステルポリオールを使用することもできる。その他、ポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリオール中でエチレン性不飽和化合物を重合させて得られるポリマーポリオールも使用することができる。
ポリイソシアネートとしては、イソシアネート基を2以上有する脂肪族系または芳香族系ポリイソシアネート、それらの混合物、およびそれらを変性して得られる変性ポリイソシアネートを使用することができる。
脂肪族系ポリイソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキサメタンジイソシアネート等が挙げられる。芳香族ポリイソシアネートとしては、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ポリメリックポリイソシアネート(クルードMDI)等が挙げられる。その他プレポリマーも使用することができる。
水は発泡剤として使用される。水の配合量は、ポリオール100重量部に対して5重量部以上が好ましくは、特には5〜8重量部が好ましい。なお、従来発泡助剤として使用されている塩化メチレンは、本発明においては使用されない。
触媒としては、軟質ウレタンフォーム用の公知のものが使用される。例えば、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、テトラメチルグアニジン等のアミン触媒や、ジブチルチンジラウレート、スタナスオクトエート等の錫触媒や、フェニル水銀プロピオン酸塩あるいはオクテン酸鉛等の金属触媒(有機金属触媒とも称される。)が挙げられる。
酸化防止剤としては、融点が100〜150℃のものが使用される。前記100〜150℃の温度範囲は、ポリウレタンフォームの製造時、見掛けの反応が終了する間際(ライズタイム終了間際)に、ポリウレタンフォームの内部が到達する発熱温度とほぼ等しくされている。そのため、ポリウレタンフォームの製造時に、酸化防止剤はポリウレタンフォームのセル骨格がほぼ固まるまで融解せず、前記融解によりセル骨格を破壊することがなく、ポリウレタンフォームの外観にピンホールを生じるおそれがない。また、ポリウレタンフォームが酸化防止剤の融点を超える発熱温度に至った時点で、酸化防止剤が融解し、それによって生じる融解潜熱により、ポリウレタンフォームの発熱温度を下げることができる。なお、融点が100℃未満の酸化防止剤を使用した場合、ポリウレタンフォームの発泡反応において、セル骨格が固まる前の中間段階(ライズタイムの初期〜中間)で酸化防止剤が融解して、現在形成途中のセル骨格を破壊し、その結果、ピンホールの多い、外観が悪いポリウレタンフォームを生じやすい。
前記酸化防止剤として好ましいものは、加熱によってラジカルを発生するビスフェノール系酸化防止剤又はリン系酸化防止剤である。前記ビスフェノール系酸化防止剤又はリン系酸化防止剤は、ポリウレタンフォームの製造時における発熱によってラジカルを発生し、良好な酸化防止効果が得られる。前記酸化防止剤の配合量は、ポリオール100重量部に対して10〜45重量部である。10重量部未満では、酸化防止効果及び融解潜熱による温度低下効果が小さく、それに対して45重量部を超えると、ポリウレタンフォームの圧縮残留歪が大きくなりすぎる問題がある。前記ビスフェノール系酸化防止剤としては、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−〔β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル〕2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカンや、テトラキス−〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタンを挙げることができ、また前記リン系酸化防止剤としては、ジエチル〔{3,5ビス−(1,1ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル}メチル〕ホスフェートや、ビス〔2,4−ビス(1,1−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル〕エチルエステル亜リン酸を挙げることができる。
ポリエチレンパウダーは、ポリウレタンフォームの製造時の発熱によって融解し、その際の融解潜熱によってポリウレタンフォームの発熱温度を低下させ、スコーチの発生を抑える作用をする。前記ポリエチレンパウダーは、融点が100〜150℃の範囲にあるものとされる。前記ポリエチレンパウダーの配合量は、ポリオール100重量部に対して5〜25重量部が適する。5重量部未満では融解潜熱による発熱温度低下効果が小さく、それに対して25重量部を超えると、ポリエチレンパウダーを配合した原料の粘度が増大しすぎて、ポリウレタンフォームの製造作業性が低下する。
その他、適宜の助剤を配合してもよい。助剤としては、界面活性剤、難燃剤、着色剤等を挙げることができる。
また、本発明の製造方法により製造するポリウレタンフォームは、密度が14〜25kg/mのものである。前記密度範囲のポリウレタンフォームは、衣料や寝具等に求められる軽量なポリウレタンフォームとして好適である。
ポリウレタンフォームの製造は、前記ポリオールに水、触媒、酸化防止剤、ポリエチレンパウダー、その他の助剤等を、所要量混合してポリオール成分配合液を調製し、前記ポリオール成分配合液とポリイソシアネートを、公知の発泡成形機等によって混合することによって行われる。
以下、具体的な実施例を示す。ポリオールとして株式会社三洋化成工業製、商品名:GP3000、酸化防止剤1として旭電化工業株式会社製、商品名:AO−60(高分子ヒンダードフェノール、酸化防止剤、融点114℃)、酸化防止剤2としてチバスペシャリティケミカルズ株式会社製、商品名:イルガノックス245(ヒンダードフェノール系酸化防止剤、融点78℃)、触媒1として中京油脂株式会社製、商品名:33LV(トリエチレンジアミン)、触媒2として城北化学工業株式会社製、商品名:MRH110(錫触媒)、ポリエチレンパウダーとして平均粒子径100μmのポリエチレンパウダー(融点135℃)、界面活性剤としてゴールドシュミット株式会社製、商品名:B8110、ポリイソシアネートとして日本ポリウレタン工業株式会社製、商品名T−80(トルエンジイソシアネート)、その他水及び塩化メチレンを、表1の配合にしたがって用い、実施例1〜4及び比較例1〜5のポリウレタンフォームを製造した。その際、予めポリイソシアネート以外の成分について、表1の配合合計重量部の12倍(単位:g)を3Lの撹拌容器へ投入し、プロペラ羽根のミキサーにて20秒撹拌し、その後、ポリイソシアネートを表1の配合重量部の12倍(単位:g)投入して5秒撹拌した後、500×500×500mmの発泡箱に投入し、発泡させた。また、ポリエチレンパウダー、酸化防止剤1及び酸化防止剤2の融点及び融解潜熱と、塩化メチレンの沸点及び蒸発潜熱は表2の通りである。
Figure 2005206709
Figure 2005206709
製造した実施例及び比較例のポリウレタンフォームに対して、発熱温度、黄変、密度、硬さ、圧縮残留歪を測定し、外観を評価した。発熱温度は、発泡直後のポリウレタンフォームの中央部分に熱電対を差し込んでポリウレタンフォームの温度を測定し、その測定温度の最高を発熱温度とした。黄変は、発泡製造後1日放置したポリウレタンフォームの中央部分と外周部分の色差(イエローインデックス)を色差計にて測定し、その色差(△YI)で判断した。色差(イエローインデックス)の値が大きいほど、黄変が大きい。密度、硬さ、圧縮残留歪は、JIS K6400に準じて測定した。また、外観は、ポリウレタンフォームの外観を目視で観察し、ピンホール(針状の穴)や亀裂等による外観不具合の有無を判断し、外観が良好な場合は○、不具合がある場合は×とした。結果は、表1の下部に示す通りである。
塩化メチレンを配合した比較例1と塩化メチレンに代えてポリエチレンパウダーを配合した比較例2を比べると、比較例1よりも比較例2が、黄変(△YI)の大きいことがわかる。これは、ポリエチレンパウダーが発熱温度の低下に対して効果があるものの、塩化メチレンのように発泡助剤として作用しないために発泡剤である水の配合量が増大し、その結果として発熱温度が却って高くなり、しかもポリエチレンパウダーは酸化防止に対して効果が無く、特に発熱温度が高くなるポリウレタンフォームの中央部分における酸化劣化を防ぐことができないことによると考察される。
比較例3は、塩化メチレン及びポリエチレンパウダーに代えて融点114℃の酸化防止剤1を50重量部配合した場合である。酸化防止剤1は、表2に示すように、ポリエチレンパウダーに比べて融解潜熱が低いため、発熱温度を低下させる効果が少なく、酸化防止剤1のみによって発熱温度を下げるには、酸化防止剤1の添加量を増加させる必要がある。しかし黄変に関してみると、酸化防止剤1には、ポリウレタンフォームの酸化防止効果があるため、比較例3は発熱温度が高い割には黄変が少ないことがわかる。また、比較例3では、酸化防止剤1の配合量が50重量部と多いため、ポリウレタンフォームの圧縮残留歪が増大している。一般的にポリウレタンフォームは、種々の用途において、圧縮残留歪が10%以下であることが必要である。また、比較例4は、比較例3における酸化防止剤1の配合量を5重量部に減少させた場合であり、黄変が比較例3よりも大きくなっている。
比較例5は、ポリエチレンパウダーを10重量部と融点78℃の酸化防止剤2を30重量部配合した場合である。この場合、ポリウレタンフォームの発泡反応の中間段階で酸化防止剤2が融解してポリウレタンフォームの形成中のセル骨格を破壊することにより、ポリウレタンフォームの外観にピンホールが多発した。
それに対し、ポリエチレンパウダーと酸化防止剤1の両方を本発明の範囲内で配合した実施例1〜4では、発熱温度の低下と酸化劣化防止の両方の効果が得られ、その結果、ポリウレタンフォームは黄変が少なく、圧縮残留歪が10%以下、密度が17.1〜18.9kg/m、硬さが107〜114Nで、ピンホールのない外観の良好なものであった。なお、塩化メチレン及びポリエチレンパウダーに代えて、酸化防止剤1のみを本発明の範囲内で配合した例については示していないが、酸化防止剤の配合量が本発明の範囲の上限から外れる比較例3と、下限から外れる比較例4により、酸化防止剤1のみを本発明の範囲内で配合した場合にも黄変防止効果が得られることが容易にわかる。

Claims (4)

  1. ポリオールとポリイソシアネートと水を触媒の存在下反応させてポリウレタンフォームを製造する方法において、
    ポリオール100重量部に対し、融点が100〜150℃の酸化防止剤を10〜45重量部配合することを特徴とするポリウレタンフォームの製造方法。
  2. ポリオールとポリイソシアネートと水を反応させてポリウレタンフォームを製造する方法において、
    ポリオール100重量部に対し、ポリエチレンパウダーを5〜25重量部と、融点が100〜150℃の酸化防止剤を10〜45重量部配合することを特徴とするポリウレタンフォームの製造方法。
  3. 前記酸化防止剤が、加熱によりラジカルを発生するビスフェノール系酸化防止剤又はリン系酸化防止剤であることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
  4. ポリオール100重量部に対して、水の配合量を5重量部以上として、密度14〜25kg/mのポリウレタンフォームを製造することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
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