JP2005206355A - ケーブルクレーン - Google Patents

ケーブルクレーン Download PDF

Info

Publication number
JP2005206355A
JP2005206355A JP2004016707A JP2004016707A JP2005206355A JP 2005206355 A JP2005206355 A JP 2005206355A JP 2004016707 A JP2004016707 A JP 2004016707A JP 2004016707 A JP2004016707 A JP 2004016707A JP 2005206355 A JP2005206355 A JP 2005206355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
girder
traveling
main rope
cable crane
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004016707A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Otsuga
進 大津賀
Toshiyuki Satou
歳幸 佐藤
Keizo Nakao
敬三 中尾
Haruo Komatsu
晴夫 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
IHI Corp
IHI Transport Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kajima Corp
IHI Corp
Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp, IHI Corp, Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2004016707A priority Critical patent/JP2005206355A/ja
Publication of JP2005206355A publication Critical patent/JP2005206355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Abstract

【課題】 ダム建設工事等のコンクリート打設等の荷役作業に用いられる両側走行式または片側走行式のケーブルクレーンにおいて、クレーン設置のための掘削部分や基礎面積を最小限とし、かつ走行台車部分の小型・軽量化を図る。
【解決手段】ダム建設現場の上方に架け渡した主索1に荷役作業用の横行トロリ2が移動可能に設けられているケーブルクレーンの主索1の少なくとも一方の側の基礎14上に、主索1と交差する方向に延びる高架式の走行用ガーダ10を架設し、このガーダ10をステイ16で法面15に固定する。主索1の端部が接続される走行台車11は水平部11aと谷側の垂下部11bとから略L字状に形成し、ガーダ10を跨いでガーダ長手方向に移動可能とし、主索1の張力による水平力を山側の走行車輪31と谷側の走行車輪32とで受ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ダム建設工事等においてコンクリート打設等の荷役作業に用いられるケーブルクレーンに関するものである。
例えばダム建設工事のコンクリート打設作業等に用いられるケーブルクレーンは、対向配置した2基の塔間に主索を張り渡し、この主索に横行トロリを移動可能に懸吊し、横行トロリに昇降可能に設けたバケットによりコンクリートの運搬・打設作業を行っている。また、広大なダム建設現場に対応できるように、谷の両岸に張り渡した主索の片側あるいは両側を川の流れ方向に移動可能とする方式が採用されている。
図7は、主索の片側を移動可能とした片側走行式ケーブルクレーンの一例を示したものであり(例えば、特許文献1の従来技術参照)、谷の両岸にそれぞれ固定塔50、移動塔51を対向して設置し、両者の間に主索1を張り渡し、この主索1に横行トロリ2を移動可能に懸吊し、固定塔50の近傍に設置した横行装置52のウインチ操作により横行索3を循環駆動させて横行トロリ2を横行させている。横行トロリ2には、バケットハンガ等を介してコンクリートバケット5が吊り下げ支持されており、横行装置52の近くに設置した巻上装置53のウインチ操作により巻上索4の巻き取り、送り出しを行ってバケット5を昇降させている。
固定塔50は、基礎上に固定され、バックステー54によって主索1の張力による水平力を支えている。移動塔51は、基礎上に川の流れ方向に沿って敷設された一対のレール55,55上を走行可能に設置され、水平力は山側の側面に配置したレール56で支えている。また、移動塔51の転倒を防止するために移動塔51の台車51aの山側には釣合重錘57が積載されている。
また、図8に示すように、ランウェイガーダ60と走行トロリ61とを用いたケーブルクレーンも提案されている(例えば、特許文献1の実施例等参照)。図8(a) に示すように、走行トロリ61は、断面形状が中空矩形型のボックス構造とされ、ランウェイガーダ60に走行輪62,63,64を介して外嵌させ、自走式あるいは走行索牽引方式で走行させている。図8(b) に示すように、ランウェイガーダ60の長手方向の両端部は、それぞれ支柱65や基礎66で支持されている。また、図8(a) に示すように、ランウェイガーダ60の山側に基礎67を設け、ランウェイガーダ60の山側の側面に接続したバックステー68を介して、主索1の張力による水平力を山側基礎67に伝えるようにしている。
また、関連する先行技術として、河川の一岸に主塔を設置し、この主塔から河川側に突出するアームを河川流れ方向に旋回可能に設け、主塔から河川流れ方向の両側にそれぞれ張り出した横梁部の先端部とアームの先端部との間に転向索を張設し、この河川流れ方向に一対の転向索の繰り出し長さを調整することにより先端に主索が接続されたアームを河川流れ方向の上流側または下流側に転向させるケーブルクレーンも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
実用新案登録第2562739号公報 特開2001−287889号公報
しかし、従来の図7の従来技術では、移動塔51が走行するための走行路すなわち基礎上に大きい構造物が必要となり、山肌を広範囲にわたって掘削してコンクリートを打設しなければならず、工事費が増大するなどの問題がある。また、移動塔51が転倒しないように積載される釣合重錘57の重量が大きく、装置が大重量となり、走行用電動機等も大型化してしまうなどの問題がある。
また、従来の図8の従来技術では、ランウェイガーダ60と、これを取り囲む中空矩形型のボックス構造の走行トロリ61とを用いるため、走行路建設のための広範囲にわたる掘削やコンクリート打設を行う必要が無く、工事費を大幅に削減することができ、また釣合重錘を必要とせず、装置を軽量化し、走行用電動機等の容量も小さいものとすることができるなどの利点がある。しかし、ガーダ60を取り囲む形状の走行トロリ61を用いるので、主索1の張力による水平力に対向するためには、ランウェイガーダ60の長手方向の両端部において山側側面に接続したバックステー68が埋設される大きな基礎67を山側に必要とする。
また、従来の主塔とアームと転向索とによるケーブルクレーンでは、クレーン設置のための土木工事の規模を縮小することができる利点があるが、装置が大型化するなどの問題がある。
本発明は、このような問題を解消すべくなされたもので、その目的は、ダム建設工事等に用いられる走行台車を備えたケーブルクレーンにおいて、クレーン設置のための掘削部分や基礎面積を最小限とすることができると共に、走行台車部分の小型・軽量化が可能なケーブルクレーンを提供することにある。
本発明の請求項1は、ダム等の施工現場の上方に架け渡した主索に荷役作業用の横行トロリが移動可能に設けられているケーブルクレーンにおいて、前記主索の少なくとも一方の側の基礎上に、主索と交差する方向に延びる高架式の走行用ガーダが架設され、前記主索の端部が接続される走行台車が前記ガーダを跨いでガーダ長手方向に移動可能に設置されていることを特徴とするケーブルクレーンである。
本発明は、例えばダム建設工事のコンクリート打設等の荷役作業に用いられるケーブルクレーンであり、主索の両側を移動可能とした両側走行式や主索の片側を移動可能とした片側走行式に適用される。横行トロリは、主索に沿って横行索により横行し、横行トロリから吊り下げられたコンクリートバケット等を巻上索により昇降させる。走行用ガーダは、直線状あるいは円弧状等であり、ダムの場合には川の流れ方向に沿って架設される。この走行用ガーダに沿って走行台車を移動させることにより、主索すなわち横行トロリを川の流れ方向等の任意の位置に配置することができる。
本発明の請求項2は、請求項1に記載のケーブルクレーンにおいて、走行用ガーダと前記基礎の上方とがステイを介して連結されていることを特徴とするケーブルクレーンである。即ち、川の流れ方向等に所定の間隔をおいて複数配置されている支柱により支えられている高架式の走行用ガーダをステイで補強する。走行用ガーダの反主索側(山側)の側面にステイの先端部を接続し、走行用ガーダの基礎の上方に位置する法面や擁壁等にステイの基部を埋設する。
本発明の請求項3は、請求項1または2に記載のケーブルクレーンにおいて、走行用ガーダの支柱の下部がガーダ幅方向に回転自在の部材を介して基礎面に固定され、走行用ガーダとステイとが上下方向に回転自在の部材により接続されていることを特徴とするケーブルクレーンである。即ち、回転自在の部材として、例えばピンヒンジを用いることにより基礎や走行用ガーダに軸力のみが伝達されるようにする。
本発明の請求項4は、請求項1、2または3に記載のケーブルクレーンにおいて、走行台車は、水平部と主索側の垂下部とから略L字状に形成され、水平部にガーダの上面と反主索側の側面とを転動可能な部材が設けられ、垂下部にガーダの主索側の側面を転動可能な部材が設けられていることを特徴とするケーブルクレーンである。即ち、走行用ガーダには、複数の支柱と複数のステイが取り付けられているため、水平部と主索側(谷側)の垂下部とから略L字状の走行台車とし、支柱とステイとを避けて走行できるようにする。転動可能な部材としては、例えば車輪を用いる。主索の端部は垂下部に接続し、主索の張力による水平力を、ガーダの反主索側(山側)の側面および主索側(谷側)の側面に当接する転動可能な部材としての走行車輪で受ける。
本発明の請求項5は、請求項1、2、3または4に記載のケーブルクレーンにおいて、横行トロリの横行索の横行装置または巻上索の巻上装置が走行台車上に搭載されていることを特徴とするケーブルクレーンである。両側走行式の場合には、各走行台車にそれぞれ横行装置、巻上装置を設置する。片側走行式の場合は、移動可能な台車の方に横行装置と巻上装置を設置する。
本発明の請求項6は、請求項1、2、3、4または5に記載のケーブルクレーンにおいて、主索・調整索の主索調整装置が走行台車上に搭載されていることを特徴とするケーブルクレーンである。調整索を巻き取り・ 繰り出しすることで、主索の垂れ下がりを調整する。
従来の移動塔が走行する方式では、基礎上に大きい構造物が必要となり、山肌を広範囲にわたって掘削してコンクリートを打設しなければならず、また、ランウェイガーダと、これを取り囲む中空矩形型のボックス構造の走行トロリとを用いる方式でも、ランウェイガーダの長手方向の両端部において山側に大きな基礎が必要となり、山肌を大きく掘削する必要がある。これに対して、本発明では、高架式の走行用ガーダとこのガーダに跨がる形状の走行台車とを用いるため、高架式の走行用ガーダを架設するだけでよく、またこのガーダをステイで支えることができ、ケーブルクレーン設置の基礎面積を最小限とすることができる。
さらに、水平部と主索側の垂下部とから略L字状に形成された走行台車を用い、主索の張力による水平力を、ガーダの反主索側(山側)の側面および主索側(谷側)の側面に当接する走行車輪で受けるようにしたため、従来の釣合重錘を無くすことができ、ケーブルクレーンの走行台車部分の小型・軽量化が可能となり、走行用電動機等の容量も小さいものとすることができる。また、横行トロリの横行索の横行装置や巻上索の巻上装置、さらに主索・調整索の主索調整装置を走行台車上に搭載することができ、ケーブルクレーン全体の構成をコンパクトなものとすることができる。
(1) 高架式の走行用ガーダとこのガーダに跨がる形状の走行台車とを用いるため、高架式の走行用ガーダを架設するだけでよく、またこのガーダをステイ(バックステイ)で支えることができ、ケーブルクレーン設置の基礎面積を最小限とすることができる。これにより、走行路建設のための広範囲にわたる掘削やコンクリート打設を行う必要が無く、工事費を大幅に削減することができる。
(2) また、ケーブルクレーン設置の基礎面積を最小限とすることができるため、地形に合わせてクレーンを容易に設置することができる。
(3) さらに、ケーブルクレーン設置の基礎面積を最小限とすることができると共に、高架式の走行用ガーダとステイ(バックステイ)の配置は自由度があり、標準品として転用することが可能となる。
(4) 水平部と主索側の垂下部とから略L字状に形成された走行台車を用い、主索の張力による水平力を、ガーダの反主索側(山側)の側面および主索側(谷側)の側面に当接する走行車輪で受けるようにしたため、従来の釣合重錘を無くすことができ、ケーブルクレーンの走行台車部分の小型・軽量化が可能となり、走行用電動機等の容量も小さいものとすることができる。
(5) また、横行トロリの横行索の横行装置や巻上索の巻上装置、さらに主索・調整索の主索調整装置を走行台車上に搭載することができ、ケーブルクレーン全体の構成をコンパクトなものとすることができる。
(6) 主索調整機能を設けることで、スパンの変更に対応できる小型・軽量のケーブルクレーンを得ることができる。
以下、本発明を図示する一実施形態に基づいて説明する。この実施形態は、ダム建設工事のコンクリート打設に用いられるケーブルクレーンであり、主索の両側を移動可能とした両側走行式の例である。図1、図2は、本発明に係るケーブルクレーンの全体を示す平面図、正面図である。図3、図4は、走行台車部分を拡大して示す正面図、側面図である。図5、図6は、本発明で用いるスパン変更分の索長調整機構を示す斜視図である。
図1、図2に示すように、谷の両岸にそれぞれ川の流れ方向に沿って所定長さで延在する高架式の走行用ガーダ10,10を架設し、これら各ガーダ10に走行台車11をガーダ10を跨いでガーダ長手方向に移動可能に設置する。谷を挟んで対向配置された走行台車11,11間に主索1を張り渡し、この主索1に横行トロリ2を移動可能に懸吊し、一方の走行台車11(図の右側)に搭載した横行装置(ウインチ)20のウインチ操作により横行索3を循環駆動させて横行トロリ2を横行させる。
横行トロリ2には、バケットハンガ等を介してコンクリートバケット5が吊り下げ支持されており(図2参照)、他方の走行台車11(図の左側)に搭載した巻上装置(ウインチ)21のウインチ操作により巻上索4の巻き取り、繰り出しを行ってバケット5を昇降させる。また、巻上装置21の搭載された走行台車11と主索1の間には主索調整機構22を配置し、これを作動させる主索調整装置(ウインチ)23を上記走行台車11に搭載する(後に詳述)。なお、図1において6は電覧索である。
高架式の走行用ガーダ10は、図3、図4に示すように、矩形断面のボックス型の鋼材からなる桁部材であり、内部に配置された四角リング状の補強材により適宜補強されている。このようなガーダ10をガーダ長手方向に間隔をおいて配設された複数の支柱12により支持する。この支柱12の下部は、ガーダ幅方向(主索1の横断方向)に回転自在の部材としてのピンヒンジ13を介して基礎14上に固定される。基礎14の幅は、ピンヒンジ13の基板13aの大きさとすることができる。
このような走行用ガーダ10の山側の側面と、基礎14の上方に位置する法面15とをステイとしてのバックステイ16を介して連結する。このバックステイ(ステイ)16は、複数の支柱12の設置位置に一致させてガーダ長手方向に間隔をおいて複数配置し、上下方向に回転自在の部材としてのピンヒンジ17を介してガーダ10の山側の側面に固定する。バックステイ16の基部は法面15の内部に埋設・定着させる。なお、基礎14の上方に位置する法面15は、擁壁等としてもよい。
走行台車11は、複数の支柱12と複数のバックステイ16とが取り付けられたガーダ10に沿って走行できるように、水平部11aと谷側の垂下部11bとから正面視で略L字状に形成される(図3参照)。水平部11aには、ガーダ10の上面を転動する部材としての左右一対の走行車輪30,30と、ガーダ10の山側(法面15側)の側面上部を転動する部材としての走行車輪31とを設ける。垂下部11bには、ガーダ10の谷側(主索1側) の側面下部を転動する部材としての走行車輪32を設ける。ガーダ10には、これらの車輪30〜32が転動する部材としてのレール33を敷設するのが好ましい。走行台車11には、走行用電動機等の走行駆動装置(図示省略)を搭載し、自走式とする。なお、走行索とモータ等による牽引方式等でもよい。
図3、4は、図1、2の右側の走行台車11であり、主索1は、垂下部11bの上部に接続し、主索1の張力による水平力を山側(法面15側)の走行車輪31と谷側の走行車輪32とで受ける。横行装置20は、水平部11aの山側(法面15側)に設置し、そのドラムに巻き付けられた横行索3の一方(横行トロリ2側横行索)を垂下部11bに設けた垂直滑車34に巻き掛け(図3参照)、他方(谷渡り横行索)を水平部11aに設けた水平滑車35に巻き掛ける(図1参照)。巻上索4は垂下部11bの下部に接続する。
図1、2の左側の走行台車11は、右側の走行台車11と構造は同じであり、搭載される装置等が下記の点で異なっているだけである。即ち、図1、図2に示すように、左側の走行台車11の水平部11aの上には、巻上装置21が搭載され、垂下部11bには、垂直滑車36が設けられ、それに巻上索4を巻き掛けている(図2参照)。また、主索1は、滑車群からなる主索調整機構22を介して垂下部11bに接続されている。
主索調整機構22の滑車群には、図5に示すように、左側の走行台車11上に搭載された主索調整装置23からの調整索24が巻き掛けられており、主索・調整索の主索調整装置23で、調整索24を巻き取り・繰り出しすることにより、スパン変更に伴う主索1のサグ(垂れ下がり)調整を行う。これに伴い、主索1の調整の動きに連動させて巻上装置21を電気制御し、巻上索4の巻き取り長さを調整する。また、横行索3には、横行索調整装置25が設けられており、主索調整装置23の回転を取り出し、減速機を介して横行索3の長さを自動的に調整する。
なお、このスパン変更に伴う各索長の調整は、これに限らず、図6に示すように、軌索式ケーブルクレーンに用いられているブライダルトロリー40を用いてもよい。主索1、横行索3、巻上索4をブライダルトロリー40に接続し、このブライダルトロリー40に主索調整機構22を接続する。なお、7はハンガー索である。
以上のような構成において、谷の両岸の走行台車11,11を走行用ガーダ10,10に沿って走行させることにより、主索1、横行索3、巻上索4等を川の流れ方向に移動させ、所定の位置に停止させた後、横行索3を循環駆動して横行トロリ2を横行させ、コンクリート打設場所の上方に停止させた後、巻上索4の繰り出しによりバケット5を降ろし、コンクリートを放出する。次いで、上記と逆の操作でバケット5をコンクリートプラント等の上方位置に導き、バケット5に新たなコンクリートを積み込む。以上のような工程を順次繰り返すことによりコンクリートが打設される。なお、本発明は、コンクリートの打設に限らず、その他の荷役作業にも用いられることは言うまでもない。また、ダム建設工事に限らず、その他の用途のケーブルクレーンにも本発明を適用できることは言うまでもない。
さらに、上記実施形態は、主索の両側を移動可能とした両側走行式のケーブルクレーンについて説明したが、これに限らず、片側を固定とし他側を移動可能とした片側走行式のケーブルクレーンにも本発明を適用できることは言うまでもない。片側走行式の場合には、走行用ガーダ10を固定側を中心とする円弧状あるいは直線状等とすることもできる。また、両側走行式の場合も走行用ガーダ10は直線状に限らず、曲線状のものも可能である。
本発明のケーブルクレーンの一実施形態を示す平面図である。 図1のケーブルクレーンの正面図である。 図1のケーブルクレーンの走行台車部分を拡大して示す正面図である。 図3の(山側から見た)側面図である。 本発明で用いられる索長調整機構の一例を示す斜視図である。 本発明で用いられる索長調整機構の他の例を示す斜視図である。 従来の一般的なケーブルクレーンを示す正面図である。 従来のガーダを用いたケーブルクレーンであり、(a) は正面図、(b) は側面図である。
符号の説明
1……主索
2……横行トロリ
3……横行索
4……巻上索
5……コンクリートバケット
6……電覧索
7……ハンガー索
10……走行用ガーダ
11……走行台車
11a…水平部
11b…垂下部
12……支柱
13……ピンヒンジ
13a…基板
14……基礎
15……法面
16……バックステイ(ステイ)
17……ピンヒンジ
20……横行装置(ウインチ)
21……巻上装置(ウインチ)
22……主索調整機構(滑車群)
23……主索調整装置(ウインチ)
24……調整索
25……横行索調整装置
30……走行車輪
31……走行車輪
32……走行車輪
33……レール
34……垂直滑車
35……水平滑車
36……垂直滑車
40……ブライダルトロリー

Claims (6)

  1. 施工現場の上方に架け渡した主索に荷役作業用の横行トロリが移動可能に設けられているケーブルクレーンにおいて、
    前記主索の少なくとも一方の側の基礎上に、主索と交差する方向に延びる高架式の走行用ガーダが架設され、前記主索の端部が接続される走行台車が前記ガーダを跨いでガーダ長手方向に移動可能に設置されていることを特徴とするケーブルクレーン。
  2. 請求項1に記載のケーブルクレーンにおいて、走行用ガーダと前記基礎の上方とがステイを介して連結されていることを特徴とするケーブルクレーン。
  3. 請求項1または2に記載のケーブルクレーンにおいて、走行用ガーダの支柱の下部がガーダ幅方向に回転自在の部材を介して基礎面に固定され、走行用ガーダとステイとが上下方向に回転自在の部材により接続されていることを特徴とするケーブルクレーン。
  4. 請求項1、2または3に記載のケーブルクレーンにおいて、走行台車は、水平部と主索側の垂下部とから略L字状に形成され、水平部にガーダの上面と反主索側の側面とを転動可能な部材が設けられ、垂下部にガーダの主索側の側面を転動可能な部材が設けられていることを特徴とするケーブルクレーン。
  5. 請求項1、2、3または4に記載のケーブルクレーンにおいて、横行トロリの横行索の横行装置または巻上索の巻上装置が走行台車上に搭載されていることを特徴とするケーブルクレーン。
  6. 請求項1、2、3、4または5に記載のケーブルクレーンにおいて、主索・調整索の主索調整装置が走行台車上に搭載されていることを特徴とするケーブルクレーン。
JP2004016707A 2004-01-26 2004-01-26 ケーブルクレーン Pending JP2005206355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004016707A JP2005206355A (ja) 2004-01-26 2004-01-26 ケーブルクレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004016707A JP2005206355A (ja) 2004-01-26 2004-01-26 ケーブルクレーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005206355A true JP2005206355A (ja) 2005-08-04

Family

ID=34901771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004016707A Pending JP2005206355A (ja) 2004-01-26 2004-01-26 ケーブルクレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005206355A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018415A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Kajima Corp ケーブルクレーン
CN108643058A (zh) * 2018-06-27 2018-10-12 中铁十八局集团第二工程有限公司 缆索吊机主索横移式后锚
CN108639968A (zh) * 2018-06-27 2018-10-12 中铁十八局集团第二工程有限公司 整体横移式缆索吊机
CN113526365A (zh) * 2021-07-27 2021-10-22 湖南省中南桥梁安装工程有限公司 一种缆索吊机起重索及牵引索塔顶自平衡系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0532381U (ja) * 1991-09-30 1993-04-27 スズキ株式会社 壁面移動クレーン
JPH08245171A (ja) * 1995-03-16 1996-09-24 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ケーブルクレーン
JP2562739Y2 (ja) * 1990-04-13 1998-02-16 建設省東北地方建設局長 ケーブルクレーン
JP2001287889A (ja) * 2000-04-05 2001-10-16 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ケーブルクレーン

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2562739Y2 (ja) * 1990-04-13 1998-02-16 建設省東北地方建設局長 ケーブルクレーン
JPH0532381U (ja) * 1991-09-30 1993-04-27 スズキ株式会社 壁面移動クレーン
JPH08245171A (ja) * 1995-03-16 1996-09-24 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ケーブルクレーン
JP2001287889A (ja) * 2000-04-05 2001-10-16 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ケーブルクレーン

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018415A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Kajima Corp ケーブルクレーン
CN108643058A (zh) * 2018-06-27 2018-10-12 中铁十八局集团第二工程有限公司 缆索吊机主索横移式后锚
CN108639968A (zh) * 2018-06-27 2018-10-12 中铁十八局集团第二工程有限公司 整体横移式缆索吊机
CN113526365A (zh) * 2021-07-27 2021-10-22 湖南省中南桥梁安装工程有限公司 一种缆索吊机起重索及牵引索塔顶自平衡系统
CN113526365B (zh) * 2021-07-27 2024-02-27 湖南省中南桥梁安装工程有限公司 一种缆索吊机起重索及牵引索塔顶自平衡系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4554491B2 (ja) ケーブル検査車
CN105565176B (zh) 一种单塔不对称缆索吊机
CN2793147Y (zh) 多跨悬索桥无索区钢箱吊梁
JP4264470B2 (ja) 橋桁部材の架設方法および架設装置
JP3849797B2 (ja) ゴンドラ装置における吊り台車移動機構
KR880000177B1 (ko) 기중 기용 지지 추진장치
CN107476195B (zh) 一种悬索桥运送加劲梁的运梁滑车系统
JP2005206355A (ja) ケーブルクレーン
CN110040638B (zh) 一种安装悬索桥劲性梁的缆载吊机装置及安装方法
JP5027015B2 (ja) ケーブル搬送装置
CN210216177U (zh) 架梁用锚机拖牵系统
CN113235460B (zh) 用于桥梁悬臂拼装的预制节段荡移法
KR102366100B1 (ko) 교량시공을 위한 가변형 삭도 시스템 및 이의 설치방법
CN212895958U (zh) 下挂移动式桥面吊机
JP4187445B2 (ja) クレーン
CN110042760B (zh) 一种可带载移动缆载吊机
CN209778102U (zh) 一种安装悬索桥劲性梁的缆载吊机装置
JP5503400B2 (ja) 揚重装置
JPS6023079B2 (ja) 走行形ケ−ブルクレ−ンの主索位置調整装置
JP2562739Y2 (ja) ケーブルクレーン
CN107245957B (zh) 一种空中无轨架设悬索桥加劲梁的方法和设备
JP2005132557A (ja) 天井クレーン
JP4558663B2 (ja) ダム用構造物の作業用設備
JP6209954B2 (ja) ニューマチックケーソン用のテルハクレーン及びニューマチックケーソンの施工方法
CN215828211U (zh) 一种建筑施工用水平吊装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051208

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20051208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20051216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

A521 Written amendment

Effective date: 20051208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A521 Written amendment

Effective date: 20051216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A621 Written request for application examination

Effective date: 20061208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100629