JP2005205647A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉自在な前面カバーを備え且つ前方から操作される記録装置において、前面カバーの開閉構造を備えることによる利便性の低下を防止し、装置の信頼性又は操作性を向上させる。
【解決手段】 プリンタ1は、ケーシング10と、ケーシング10の前側の開口30を開閉自在に覆う前面カバー31とを備えている。プリンタ1の制御回路は、主制御回路と、前面カバー31の開閉を検知する開閉センサ71と、メモリとを備えている。主制御回路は、前面カバー31が開いた状態で記録動作が指示されると、その指示をメモリに一時的に蓄え、前面カバー31が閉じられてから記録動作を開始する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録装置に関するものである。
従来より、記録装置は、例えばパーソナルコンピュータ用のプリンタ等として用いられている。ところが、従来の記録装置の多くは、設置場所として十分な広さの空間を必要とするものであった。そのため、従来の記録装置には、パソコンラック等のように、設置面の上方に十分なスペースが確保されている場所にしか設置できないものが多かった。しかし、今後は、プリンタの利用対象はパーソナルコンピュータ等に限らず、例えばテレビやビデオなど、幅広い範囲に拡大していくと考えられている。
そこで、テレビ用ラックやオーディオラック等のように、上方に十分なスペースのない場所にも設置可能なように、薄型のプリンタが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。この種のプリンタは、オーディオ機器などに対応した形状及び寸法からなる薄型のケーシングを備え、操作ボタン、表示ランプ、給紙カセット、及び排紙トレイ等は、ユーザがケーシングの前方から操作ができるように前側に配置されている。ケーシングの前側には、比較的大きな開口が形成されている。そして、ケーシングには、この開口を開閉自在に覆う前面カバーが取り付けられている。
ケーシング内部に詰まった記録紙を除去するいわゆるジャム処理や、インクカートリッジの交換等の作業は、前面カバーを開放して行われる。すなわち、ジャムが発生した場合やインク切れが生じた場合には、ユーザは前面カバーを開くことによってケーシング内部を露出させる。そして、ケーシングの前側の開口から手を挿入し、詰まった記録紙の除去やインクカートリッジの交換を行う。このように、この種の記録装置では、ケーシングの前側に開口を設けておくことにより、前方からの操作によってジャム処理やインクカートリッジの交換が可能となっている。
特開2001−213019号公報 特開2001−219620号公報
しかしながら、前方から操作される記録装置にあっては、前面カバーが開閉することに伴って発生する新たな課題があった。
例えば、前面カバーが開いた状態のままで記録動作が行われると、記録ヘッドを搭載したキャリッジがユーザの手と接触し、装置の故障を招くおそれがあった。また、インクカートリッジの交換中に誤って記録動作が行われると、記録ヘッドに向かって空気が吸い込まれ、インク流路内に気泡が溜まるおそれがあった。
また、排紙トレイが前方に引き出された状態で前面カバーが開かれると、排紙トレイと前面カバーとが衝突し、それらの破損を招くおそれがあった。
本願出願人は、前面カバーに表示装置を設けることを考案した。ところが、前面カバーの表面に表示装置を設けた場合、前面カバーを開いた状態では表示装置を見ることができなくなり、インクカートリッジの交換等の作業効率の低下を招くおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、開閉自在な前面カバーを備え且つ前方から操作される記録装置において、前面カバーの開閉構造を備えることによる利便性の低下を防止し、装置の信頼性又は操作性を向上させることにある。
本発明に係る記録装置は、前側に開口が形成された略箱状のケーシングと、前記ケーシング内に配置され、記録媒体に記録を行う記録機構と、前記ケーシングの前側に設けられ、少なくとも前記開口を開閉自在に覆う前面カバーと、前記前面カバーの開閉状態を検知する開閉検知手段と、前記前面カバーが開いた状態で前記記録機構による記録動作を指示する記録動作指令を受けると、前記前面カバーが閉じられるまで前記記録動作指令を保持し、前記前面カバーが閉じられた後に前記記録機構に記録動作を実行させる制御手段と、を備えたものである。
上記記録装置では、前面カバーが開いた状態で記録動作指令が入力されたとしても、前面カバーが閉じられるまでは記録動作は実行されない。そのため、ユーザが開口から手を挿入したとしても、ユーザの手と記録機構との衝突等は防止される。また、前面カバーが開いた状態のまま記録動作を行うことに伴うジャムの発生も防止される。さらに、記録動作中にインクカートリッジが取り外される等のおそれもなく、インク流路に空気が吸い込まれることは防止される。一方、記録動作指令は、前面カバーが閉じられるまで保持される。そのため、ユーザは、前面カバーを閉じた後、記録動作指令を再び入力する必要がない。したがって、ユーザの手間を省くことができ、装置の利便性が向上する。
前記記録装置は、前記ケーシングの前方に突出する突出状態と前記ケーシング内に収納される収納状態との間で前後に伸縮又は移動自在な排出トレイと、前記排出トレイが突出状態になると前記前面カバーの開放を禁止する開閉禁止手段と、を備えていることが好ましい。
また、本発明に係る他の記録装置は、前側に開口が形成された略箱状のケーシングと、前記ケーシング内に配置され、記録媒体に記録を行う記録機構と、前記ケーシングの前側に設けられ、少なくとも前記開口を開閉自在に覆う前面カバーと、前記ケーシングの前方に突出する突出状態と前記ケーシング内に収納される収納状態との間で前後に伸縮又は移動自在な排出トレイと、前記排出トレイが突出状態になると前記前面カバーの開放を禁止する開閉禁止手段と、を備えたものである。
上記記録装置では、排出トレイが突出状態のとき、すなわち、排出トレイが前方に突出しているときには、開閉禁止手段によって前面カバーの開放は禁止される。したがって、排出トレイが突出状態であるのに拘わらず前面カバーが開かれることは防止される。その結果、排出トレイと前面カバーとの衝突は確実に防止される。
前記開閉禁止手段は、前記排出トレイから上方に突出し、前記前面カバーと接触することによって前記前面カバーの開放を阻止するリブによって構成されていてもよい。
このことにより、簡単な構成によって前面カバーの開放が禁止される。
あるいは、前記開閉禁止手段は、前記排出トレイが収納状態になると前記ケーシング内に収納され、前記排出トレイが突出状態になると前記ケーシングから前方に突出し、前方に突出したときに前記前面カバーと接触することによって前記前面カバーの開放を阻止するロックピンによって構成されていてもよい。
このことにより、簡単な構成によって前面カバーの開放が禁止される。
前記記録装置は、前記ケーシングの前方に突出する突出状態と前記ケーシング内に収納される収納状態との間で前後に伸縮又は移動自在な排出トレイと、前記前面カバーが開いているときに前記排出トレイの収納状態から突出状態への移行を禁止するトレイ突出禁止手段と、を備えていることが好ましい。
また、本発明に係る他の記録装置は、前側に開口が形成された略箱状のケーシングと、前記ケーシング内に配置され、記録媒体に記録を行う記録機構と、前記ケーシングの前側に設けられ、少なくとも前記開口を開閉自在に覆う前面カバーと、前記ケーシングの前方に突出する突出状態と前記ケーシング内に収納される収納状態との間で前後に伸縮又は移動自在な排出トレイと、前記前面カバーが開いているときに前記排出トレイの収納状態から突出状態への移行を禁止するトレイ突出禁止手段と、を備えたものである。
上記記録装置では、前面カバーが開いているときには、トレイ突出禁止手段によって排出トレイの収納状態から突出状態への移行は禁止される。したがって、前面カバーが開いているにも拘わらず排出トレイが前方に引き出されることは防止される。その結果、排出トレイと前面カバーとの衝突は確実に防止される。
前記トレイ突出禁止手段は、前記前面カバーの裏側から上方又は後方に突出し、前記排出トレイと接触することによって前記排出トレイの前方への突出を阻止するリブによって構成されていてもよい。
このことにより、簡単な構成によって排出トレイの突出が禁止される。
前記トレイ突出禁止手段は、前記前面カバーが開くと前記排出トレイと係合して前記排出トレイの伸縮又は移動を阻止し、前記前面カバーが閉じられると前記排出トレイとの係合が解かれるロック機構によって構成されていてもよい。
このことにより、簡単な構成によって排出トレイの突出が禁止される。
前記記録装置は、前記ケーシングの前方に突出する突出状態と前記ケーシング内に収納される収納状態との間で前後に伸縮又は移動自在な排出トレイと、前記排出トレイが突出状態か収納状態かを検知する排出トレイ検知手段と、を備え、前記制御手段は、前記前面カバーが開いた状態で前記記録動作指令を受けると、前記前面カバーが閉じられた後、前記排出トレイが収納状態のときには記録動作を実行させず、前記排出トレイが突出状態のときには記録動作を実行させることが好ましい。
このことにより、前面カバーが閉じられた後であっても、排出トレイが収納状態のときには、記録動作は実行されない。そのため、装置の利便性が向上する。
前記記録機構は、前記ケーシング内において左右方向に延びるキャリッジ軸と、前記キャリッジ軸に沿って左右方向に往復移動するキャリッジと、前記キャリッジに搭載された記録ヘッドとを備え、前記キャリッジ軸の一方又は両方の端部は、非記録時に前記キャリッジが待機するホームポジションをなし、前記制御手段は、前記記録機構の記録動作中に前記前面カバーが開放されると、前記キャリッジが前記ホームポジションに移動するまで記録動作を継続させ、前記キャリッジが前記ホームポジションに到達すると記録動作を停止させることが好ましい。
このことにより、記録中に前面カバーが開かれると、キャリッジがホームポジションに移動するまで記録が行われ、ホームポジション到達後に記録動作は停止される。前面カバーが開いた状態のままキャリッジが往復移動を繰り返すことは防止され、ユーザの手がキャリッジと衝突することは回避される。
前記記録装置は、画像表示装置又は音声出力装置に対して有線又は無線により信号を少なくとも送信する信号出力回路を備え、前記制御手段は、前記前面カバーが開いた状態になると、前記信号出力回路を通じて前記画像表示装置又は前記音声出力装置に信号を送信し、前記画像表示装置又は前記音声出力装置に所定の情報を通知させることが好ましい。
このことにより、前面カバーが開いた状態にあるときに、ユーザは前面カバーを参照しなくても、画像表示装置又は音声出力装置によって、所定の情報を容易に把握することができる。したがって、装置の利便性が向上する。
前記制御手段は、前記前面カバーが開いた状態のときに前記記録動作指令を受けると、前記画像表示装置又は前記音声出力装置に、前記前面カバーが閉じられると記録動作を開始する旨の情報を通知させることが好ましい。
このことにより、ユーザは、前面カバーを閉じることによって記録動作が開始されることを容易に把握することができる。
前記記録装置は、前記ケーシング内に設置され、複数のインクカートリッジを保持するカートリッジホルダと、前記インクカートリッジのインク不足を検知するインク不足検知手段とを備え、前記制御手段は、前記インクカートリッジのいずれかにインク不足が生じているときに前記前面カバーが開かれると、前記画像表示装置又は前記音声出力装置に、どのインクカートリッジにインク不足が生じているかを通知させることが好ましい。
このことにより、ユーザは、画像表示装置又は音声出力装置によって、どのインクカートリッジにインク不足が生じているかを容易に把握することができる。
本発明によれば、前面カバーが開いた状態で記録動作指令を受けると、前面カバーが閉じられるまで記録動作指令を保持し、前面カバーが閉じられてから記録動作を実行する。そのため、ユーザがケーシング内に手を挿入したとしても、ユーザの手と記録機構との衝突を防止することができる。また、前面カバーが開いた状態のままでは記録動作が開始されないので、前面カバーが開放状態にあることに起因するジャムの発生を防止することができる。また、記録動作中にインクカートリッジが取り外されることを防止することができる。
また、本発明によれば、排出トレイが突出状態のときには、前面カバーの開放は禁止される。したがって、排出トレイと前面カバーとの衝突を防止することができる。
また、本発明によれば、前面カバーが開いているときには、排出トレイの前方への突出は禁止される。したがって、排出トレイと前面カバーとの衝突を防止することができる。
したがって、本発明によれば、開閉自在な前面カバーを備え且つ前方から操作される記録装置において、利便性、信頼性又は操作性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、実施形態に係る記録装置は、テレビ用ラック5(図2参照)等にも収容容易な薄型のプリンタ1である。本プリンタ1は、前面に操作パネル50が設けられるとともに、用紙カセット200が前方に引き出されるように構成されている。本プリンタ1は、テレビ用ラック5等に収容された状態のまま、ユーザによる前方からの操作によって容易に扱われる記録装置である。
ケーシング10はいわゆる薄型のケーシングであり、上下方向長さが左右方向長さ及び前後方向長さのいずれよりも短い略直方体形状に形成されている。ここでは、上下方向長さは、左右方向長さの1/4以下、前後方向長さの1/3以下となっている。図3に示すように、ケーシング10の左右方向中央部の前側には、ジャム処理やインクカートリッジ750の交換等のための開口30が形成されている。
ケーシング10の前板15の下側には、挿入口270が形成されている。図4に示すように、この挿入口270には、用紙カセット200が抜き差し自在に挿入されている。図5(a)及び(b)に示すように、用紙カセット200は、記録前の記録紙を収容する給紙カセット206と記録後の記録紙を支持する排紙トレイ220とを一体化したものである。排紙トレイ220は、給紙カセット206の前方に配置されている。
排紙トレイ220は、ベーストレイ204と、第1トレイ201と、第2トレイ202と、第3トレイ203とが前後に組み立てられることによって構成されている。これらベーストレイ204、第1トレイ201、第2トレイ202、及び第3トレイ203は、前後方向にスライド移動自在に組み立てられている。これにより、排紙トレイ220は、前後方向に伸縮自在に構成されている。第3トレイ203の前端には、取っ手205が設けられている。
第1トレイ201の左端には、上方に突出し且つ前後方向に細長いリブ251が設けられている。ベーストレイ204の左端には、リブ251を挿通させる溝255が形成されている。
なお、本実施形態に係る排紙トレイ220は、前後に伸縮するものである。しかし、排紙トレイ220の構成は何ら限定されず、他の構成を採用することも勿論可能である。例えば、排紙トレイ220は、その全体が前後にスライド移動するものであってもよい。
ケーシング10の前方には、開口30を覆う開閉自在な前面カバー31が設けられている。前面カバー31の形状及び寸法は特に限定されるものではないが、本実施形態では、前面カバー31の左右方向長さは、ケーシング10の左右方向長さに等しい。前面カバー31の上下方向長さはケーシング10の上下方向長さよりも短く、ケーシング10の上下方向長さの約3/4である。前面カバー31は、ケーシング10の前面の上側を覆っている。なお、前面カバー31の開閉機構には周知の開閉機構を用いることができ、例えばヒンジ機構等を用いることができる。
図1に示すように、前面カバー31の表面には、操作パネル50が設けられている。操作パネル50には、例えばLED等からなる複数の表示灯160と、押しボタン式の操作ボタン155とが配置されている。ただし、操作パネル50の構成は何ら限定されるものではない。
ケーシング10の前板15の右下部分には、用紙カセット200用のカセット取り出しボタン54が設置されている。ユーザがカセット取り出しボタン54を押すことにより、用紙カセット200は前方に排出される。
図3に示すように、ケーシング10の前板15の右端部分、すなわち前面カバー31によって隠されている部分には、いわゆる隠しキー70が設けられている。ここでは、隠しキー70は、押しボタン式のスイッチにより構成されている。前板15の左端部分には、カード式の記録媒体を挿入するための挿入スロット77が設けられている。
また、前板15の左側部分には、前面カバー31の開閉状態を検出する開閉センサ71が設けられている。開閉センサ71は、押しボタン式のスイッチによって構成されている。前面カバー31が閉じている状態では、開閉センサ71は押し込まれた状態となる。一方、前面カバー31が開いている状態では、開閉センサ71は前方に突出した状態となる。したがって、開閉センサ71の出没状態により、前面カバー31の開閉状態を容易に検出することができる。
前面カバー31の裏側には、略円弧状のトレイロック用リブ272が固定されている。トレイロック用リブ272の後側はケーシング10内に出没自在に挿入されている。すなわち、トレイロック用リブ272は、前面カバー31が開かれると前方に突出し、前面カバー31が閉じられると後方に引き込まれる。トレイロック用リブ272は、排紙トレイ220の左側部分の上方に配置されている。トレイロック用リブ272と排紙トレイ220とは、上下方向に重なっている。したがって、前面カバー31が開いた状態では、排紙トレイ220の前方への移動はトレイロック用リブ272によって規制される。これにより、前面カバー31を開いた状態での排紙トレイ220の引き出しは禁止される。
図示は省略するが、ケーシング10の内部には、排紙トレイ220が前方に引き出されたか否かを検出するトレイ検出センサ72(図8参照)が設けられている。トレイ検出センサの構成は何ら限定されず、周知の構成を採用することができる。例えば、トレイ検出センサ72として、ケーシング10の内部に光反射型又は光透過型の光学式センサを設けておき、この光学式センサによって排紙トレイ220の引き出し状態を検出するようにしてもよい。
なお、以下の説明では、排紙トレイ220が収納されている状態(図1参照)を収納状態といい、排紙トレイ220が前方に突出している状態(図4参照)を突出状態と呼ぶこととする。
次に、プリンタ1の内部構造を簡単に説明する。図6に示すように、ケーシング10の内部には、記録機構100と、用紙カセット200と、パージユニット400と、電源基板500と、制御基板600とが設けられている。
記録機構100は、インクジェット式の記録ヘッド(図示せず)と、インクタンク104と、上記記録ヘッド及びインクタンク104を搭載するキャリッジ102と、上記記録ヘッドに対向して配置されたプラテン103とを備えている。なお、符号25は、排紙ローラである。
ケーシング10の内部の左右両側には、前後方向に延びるサイドフレーム21が設けられている(右側のサイドフレームは図示省略)。サイドフレーム21のやや前側には、左右方向に延びるキャリッジ軸23が固定されている。キャリッジ102は、図示しない駆動機構によってキャリッジ軸23に沿って左右に往復移動する。プラテン103の中央部分には窪みが形成され、この窪みの中にはスポンジ106が設けられている。
パージユニット400は、キャリッジ軸23の右側に設置されている。上記記録ヘッドによるインクの吐出動作を行わないときには、キャリッジ102はパージユニット400上において待機する。この際、上記記録ヘッドの記録面は、図示しないキャップによって覆われる。本プリンタ1では、キャリッジ軸23の右端の位置(すなわち、パージユニット400の上方の位置)は、記録ヘッド及びキャリッジ102のホームポジションとなっている。ただし、キャリッジ軸23の左端の位置をホームポジションとしてもよく、左右両端の位置をホームポジションとしてもよい。
電源基板500は、電源回路が形成されたプリント基板である。制御基板600は、プリンタ1の制御回路が設けられたプリント基板である。制御回路については、後述する。
図3に示すように、記録機構100の上方には、カートリッジホルダ700が配置されている。カートリッジホルダ700は、複数のインクカートリッジ750を着脱自在に保持する保持部材である。本プリンタ1では、カートリッジホルダ700には、ブラック、シアン、イエロー、ライトシアン、マゼンタ、及びライトマゼンタのインクをそれぞれ収容した6つのインクカートリッジ750が取り付けられている。図示は省略するが、カートリッジホルダ700には、各インクカートリッジ750にインク不足が生じているか否かを検出するインク不足検出センサ73(図8参照)が設けられている。なお、インク不足検出センサには、周知のセンサを用いることができる。
次に、図7を参照しながら、プリンタ1の設置例について説明する。本設置例では、プリンタ1は、DVDレコーダ6と共にテレビ用ラック5に収納されている。ラック5の上には、テレビ7が設置されている。ラック5の前側には、ガラス扉8が設けられている。ラック5の後側には、電源コードや信号線9を挿通させる開口4が形成されている。プリンタ1及びDVDレコーダ6は、信号線9を介してテレビ7に接続されている。ただし、プリンタ1は、テレビ7に対する信号の送信を、無線によって実行するように構成されていてもよい。
図8に示すように、プリンタ1の制御回路は、主制御回路310と、メモリ304と、テレビ用の出力回路74とを備えている。出力回路74は、プリンタ1の状態や動作等の情報をテレビ7の画面に表示させるものである。なお、出力回路74は、テレビ7の画面表示に代えて又は画面表示と共に、プリンタ1の状態や動作等の情報を、テレビ7のスピーカを通じて音声にて通知するようにしてもよい。
開閉センサ71とトレイ検出センサ72とインク不足検出センサ73とは、主制御回路310に接続され、主制御回路310に対して検出信号を常時送信するようになっている。これにより、主制御回路310は、前面カバー31の開閉状態と、排紙トレイ220の突出状態又は収納状態と、インクカートリッジ750のインク不足の状況とを、常に把握している。
次に、プリンタ1の制御について説明する。
記録動作を開始する際には、ユーザは、操作ボタン155を操作し、又はリモコン(リモートコントローラ)を操作することにより、記録動作を指示する。記録動作の指示は記録動作指令となって主制御回路310に入力される。図9に示すように、記録動作指令を受けた主制御回路310は、ステップS1において、排紙トレイ220が突出状態(すなわち、前方に引き出された状態)か否かを判断する。
排紙トレイ220が収納状態の場合には、ステップS4に進み、操作パネル50の表示部又はテレビ画面において、所定のメッセージを表示する。例えば、「排紙トレイ220が引き出されていません。排紙トレイ220を引き出して下さい。」等のメッセージを表示する。
ステップS1において、排紙トレイ220が突出状態にあると判定されると、ステップS2に進む。ステップS2では、前面カバー31が閉じているか否かが判定される。前面カバー31が閉じられている場合には、ステップS3に進み、記録動作を開始する。一方、前面カバー31が開いている場合には、ステップS5に進む。
ステップS5では、主制御回路310によって、記録動作に関する指示又は情報がメモリ304に一時的に蓄えられる。次に、ステップS6に進み、操作パネル50又はテレビ画面に所定のメッセージを表示する。例えば、「前面カバーが開いています。前面カバーを閉じると印刷を開始します。」等のメッセージを表示する。なお、テレビ7の画面にメッセージを表示する代わりに、又はメッセージ表示とともに、テレビ7のスピーカを通じてメッセージを音声にて通知するようにしてもよい。もちろん、他のオーディオ機器を利用して、メッセージ又は音声にて通知することも可能である。なお、前記ステップS4におけるメッセージ表示についても同様である。
ステップS6においてメッセージ表示を行った後は、ステップS7に進み、前面カバー31が閉じられているか否かを判定する。前面カバー31が閉じられている場合には、ステップS3に進み、記録動作を実行する。言い換えると、前面カバー31が閉じられると、記録動作を開始する。
記録動作中に前面カバー31が開かれると、主制御回路310は、キャリッジ102がホームポジションに移動するまで記録動作を継続させる。そして、キャリッジ102がホームポジションに到達した後は、記録動作を中断する。すなわち、キャリッジ102をホームポジションで待機させる。その後、前面カバー31が再び閉じられると、記録動作を再開する。なお、前面カバー31が開かれたときに、前述のステップS6と同様のメッセージを表示させるようにしてもよい。
主制御回路310は、いずれかのインクカートリッジ750にインク不足が生じると、操作パネル50又はテレビ7の画面に、インク不足が生じたことを表示する。これにより、ユーザはインク不足が生じたことを容易に認識することができる。
インクカートリッジ750の交換は、前面カバー31を開放して行われる。しかし、前面カバー31を開放すると、ユーザは操作パネル50を見ることができなくなる。そのため、複数のインクカートリッジ750のうちのいずれにインク不足が生じたかが分かりにくくなる。そこで、本プリンタ1では、インク不足が生じた場合に前面カバー31が開放されると、どのインクカートリッジ750にインク不足が生じているかを表すメッセージ等をテレビ7の画面に表示させることとした。なお、どのインクカートリッジ750にインク不足が生じているかを表すメッセージ等を、テレビ7のスピーカを通じて音声で通知するようにすることも可能である。また、テレビ7の他に、他のオーディオ機器を使って通知するようにしてもよい。
以上のように、プリンタ1によれば、前面カバー31が開いた状態で記録動作指令が入力されたとしても、そのまま直ちに記録動作を開始するのではなく、前面カバー31が閉じられてから記録動作を行う。したがって、前面カバー31が開いた状態のままキャリッジ102が往復移動することはないので、ユーザが開口30からケーシング10の内部に手を挿入したとしても、手とキャリッジ102とが衝突することはない。
また、前面カバー31が開いた状態のままで記録動作が行われると、記録紙の排出が前面カバー31によって邪魔され、ジャム(紙詰まり)を生じるおそれがある。しかし、プリンタ1によれば、そのようなジャムの発生を未然に防止することができる。
また、前面カバー31を開いてインクカートリッジ750を交換しているときに、記録動作指令が誤って入力される可能性がある。しかし、プリンタ1によれば、前面カバー31が開いているときには記録動作は開始されないので、インクカートリッジ750が取り外された状態のまま記録動作を行うおそれはなく、インク流路に空気が吸い込まれることを未然に防止することができる。
一方、プリンタ1によれば、前面カバー31が開いた状態のときに入力された記録動作指令は、いったんメモリ304に蓄積され、前面カバー31が閉じられたときに実行される。そのため、ユーザは、前面カバー31を閉じた後に記録動作指令を再度入力する必要はなく、入力の手間を省くことができる。
プリンタ1によれば、排紙トレイ220が突出状態になると前面カバー31の開放を阻止するリブ251を備えているので、排紙トレイ220が前方に引き出された状態で前面カバー31が開かれることを防止することができる。したがって、排紙トレイ220と前面カバー31との衝突を未然に回避することができ、装置の破損等を防止することができる。
また、プリンタ1によれば、前面カバー31が開いた状態になると排紙トレイ220の前方への突出(前方への引き出し)を阻止するトレイロック用リブ272を備えているので、前面カバー31が開いた状態で排紙トレイ220が引き出されることを防止することができる。したがって、排紙トレイ220と前面カバー31との衝突を未然に回避することができ、装置の破損等を防止することができる。
プリンタ1では、記録動作中に前面カバー31が開かれると、キャリッジ102がホームポジションに移動するまで記録動作は続行され、キャリッジ102がホームポジションに到達すると記録動作は中断される。ユーザがケーシング内に手を挿入したとしても、キャリッジ102がホームポジションに到達するまでの時間はユーザが前面カバー31を開いてから手を挿入するまでの時間に比べて短いので、ユーザの手とキャリッジ102との衝突は防止される。一方、前面カバー31を開くと同時に記録動作を中断する場合と異なり、キャリッジ102がホームポジションに到達するまでは記録動作を継続するので、その後の記録動作の再開を円滑に進めることができる。
プリンタ1をテレビ7との接続が自在に構成し、テレビ7の画面に所定のメッセージを適宜表示させることとしたので、プリンタ1の利便性を向上させることができる。特に、インクカートリッジ750にインク不足が生じた際には、どのインクカートリッジ750にインク不足が生じたかをテレビ7の画面に表示させることとしたので、前面カバー31が開いているにも拘わらず、ユーザはインク不足の生じたインクカートリッジ750を容易に特定することができる。
前記実施形態では、前面カバー31が開いた状態で記録動作が指示されると、前面カバー31が閉じられるまでその指示を保持し、前面カバー31が閉じられた後に記録動作を実行していた。しかし、前面カバー31が閉じられた後であっても、排紙トレイ220が引き出されたことを確認してから記録動作を開始することが好ましい。そこで、主制御回路310は、前面カバー31が開いた状態で記録動作が指示されると、前面カバー31が閉じられ且つ排紙トレイ220が前方に引き出されるまでメモリ304においてその指示を保持し、前面カバー31が閉じられ且つ排紙トレイ220が引き出されたときに、記録動作を実行することが好ましい。
前記実施形態では、排紙トレイ220が引き出されているときに前面カバー31の開放を阻止するロック機構は、排紙トレイ220に設けられたリブ251であった(図4参照)。しかし、ロック機構はリブ251に限らず、他のものを利用することも可能である。
例えば、図10に示すようなロック機構を用いてもよい。図10に示すロック機構は、排紙トレイ220が前方に引き出されると前方に突出するロックピン271によって構成されている。本変形例では、排紙トレイ220を後方に押し込んで収納すると、それに伴ってロックピン271も後方に向かって引き込まれる。一方、排紙トレイ220が前方に引き出されると、ロックピン271は自動的に前方に突出する。突出したロックピン271は、前面カバー31の底部と接触し、前面カバー31の回動を阻止する。これにより、前面カバー31はロックされる。
前記実施形態では、前面カバー31の裏側に固定されたロック用リブ272によって、前面カバー31が開放されているときの排紙トレイ220の引き出しを防止していた(図3参照)。しかし、排紙トレイ220の引き出しを防止するロック機構は、前記実施形態のものに限定される訳ではない。
次に、図11〜図14を参照しながら、前面カバー31の開放時における排紙トレイ220の引き出しを阻止するロック機構の変形例について説明する。図12に示すように、本ロック機構280においては、排紙トレイ220の取っ手205の左端に、ロック孔260が形成された係止片250が設けられている。図11に示すように、ケーシング10の内部には、排紙トレイ220が収納状態にあるときにロック孔260に挿入されるロックピン265が設けられている。
図13に詳細に示すように、ロックピン265は、上下に細長い棒状体からなっている。ロックピン265の中途部には、上下に細長いスリット溝266が形成されている。ケーシング10の内部には、スリット溝266に係合するロックピンガイド267が設けられている。したがって、ロックピン265は、ロックピンガイド267に案内されながら上下移動する。
ロックピン265の上側には、後方斜め下方向(図13の右斜め下方向)に傾斜した傾斜面268が形成されている。前面カバー31の裏側には、後方斜め上方向に傾斜した傾斜面を有し、ロックピン265の傾斜面268に摺接するロック解除ピン32が形成されている。ロックピン265は、図示しないバネによって下向きに付勢されている。
図14に示すように、前面カバー31が開放されると、ロック解除ピン32がロックピン265から離れ、ロックピン265はバネの付勢力によって下向きに移動する。その結果、ロックピン265の下端部は、排紙トレイ220の係止片250のロック孔260に挿入される。これにより、ロックピン265とロック孔260とが係合し、ロックピン265によって排紙トレイ220の引き出しは阻止される。
一方、図13に示すように、前面カバー31が閉鎖されると、それに伴ってロック解除ピン32がロックピン265の傾斜面268に摺接し、ロックピン265を上方に引き上げる。その結果、ロックピン265は係止片250のロック孔260から引き抜かれ、排紙トレイ220のロックは解除される。
以上説明したように、本発明は、プリンタ等の記録装置について有用である。
プリンタの斜視図である。 テレビ用ラックに収納した状態のプリンタの斜視図である。 前面カバーを開いた状態のプリンタの斜視図である。 排紙トレイを引き出した状態のプリンタの斜視図である。 (a)及び(b)は、用紙カセットの斜視図である。 プリンタの内部構成を示す斜視図である。 プリンタの設置例を示す概念図である。 制御回路のブロック図である。 プリンタの制御のフローチャートである。 変形例に係るプリンタの斜視図である。 変形例に係るプリンタの斜視図である。 変形例に係るプリンタの斜視図である。 ロック機構の変形例の断面構成図である。 ロック機構の変形例の断面構成図である。
符号の説明
1 プリンタ(記録装置)
5 テレビ用ラック
7 テレビ(画像表示装置)
10 ケーシング
30 開口
31 前面カバー
71 開閉センサ(開閉検知手段)
74 テレビ用出力回路(信号出力回路)
100 記録機構
102 キャリッジ
200 用紙カセット
206 給紙カセット
220 排紙トレイ
251 リブ(開閉禁止手段)
271 ロックピン
272 トレイロック用リブ(トレイ突出禁止手段)
280 ロック機構
301 主制御回路(制御手段)
700 カートリッジホルダ
750 インクカートリッジ

Claims (14)

  1. 前側に開口が形成された略箱状のケーシングと、
    前記ケーシング内に配置され、記録媒体に記録を行う記録機構と、
    前記ケーシングの前側に設けられ、少なくとも前記開口を開閉自在に覆う前面カバーと、
    前記前面カバーの開閉状態を検知する開閉検知手段と、
    前記前面カバーが開いた状態で前記記録機構による記録動作を指示する記録動作指令を受けると、前記前面カバーが閉じられるまで前記記録動作指令を保持し、前記前面カバーが閉じられた後に前記記録機構に記録動作を実行させる制御手段と、
    を備えた記録装置。
  2. 前記ケーシングの前方に突出する突出状態と前記ケーシング内に収納される収納状態との間で前後に伸縮又は移動自在な排出トレイと、
    前記排出トレイが突出状態になると前記前面カバーの開放を禁止する開閉禁止手段と、を備えた請求項1に記録装置。
  3. 前側に開口が形成された略箱状のケーシングと、
    前記ケーシング内に配置され、記録媒体に記録を行う記録機構と、
    前記ケーシングの前側に設けられ、少なくとも前記開口を開閉自在に覆う前面カバーと、
    前記ケーシングの前方に突出する突出状態と前記ケーシング内に収納される収納状態との間で前後に伸縮又は移動自在な排出トレイと、
    前記排出トレイが突出状態になると前記前面カバーの開放を禁止する開閉禁止手段と、
    を備えた記録装置。
  4. 前記開閉禁止手段は、前記排出トレイから上方に突出し、前記前面カバーと接触することによって前記前面カバーの開放を阻止するリブによって構成されている請求項2又は3に記載の記録装置。
  5. 前記開閉禁止手段は、前記排出トレイが収納状態になると前記ケーシング内に収納され、前記排出トレイが突出状態になると前記ケーシングから前方に突出し、前方に突出したときに前記前面カバーと接触することによって前記前面カバーの開放を阻止するロックピンによって構成されている請求項2又は3に記載の記録装置。
  6. 前記ケーシングの前方に突出する突出状態と前記ケーシング内に収納される収納状態との間で前後に伸縮又は移動自在な排出トレイと、
    前記前面カバーが開いているときに前記排出トレイの収納状態から突出状態への移行を禁止するトレイ突出禁止手段と、
    を備えた請求項1に記録装置。
  7. 前側に開口が形成された略箱状のケーシングと、
    前記ケーシング内に配置され、記録媒体に記録を行う記録機構と、
    前記ケーシングの前側に設けられ、少なくとも前記開口を開閉自在に覆う前面カバーと、
    前記ケーシングの前方に突出する突出状態と前記ケーシング内に収納される収納状態との間で前後に伸縮又は移動自在な排出トレイと、
    前記前面カバーが開いているときに前記排出トレイの収納状態から突出状態への移行を禁止するトレイ突出禁止手段と、
    を備えた記録装置。
  8. 前記トレイ突出禁止手段は、前記前面カバーの裏側から上方又は後方に突出し、前記排出トレイと接触することによって前記排出トレイの前方への突出を阻止するリブによって構成されている請求項6又は7に記載の記録装置。
  9. 前記トレイ突出禁止手段は、前記前面カバーが開くと前記排出トレイと係合して前記排出トレイの伸縮又は移動を阻止し、前記前面カバーが閉じられると前記排出トレイとの係合が解かれるロック機構によって構成されている請求項6又は7に記載の記録装置。
  10. 前記ケーシングの前方に突出する突出状態と前記ケーシング内に収納される収納状態との間で前後に伸縮又は移動自在な排出トレイと、
    前記排出トレイが突出状態か収納状態かを検知する排出トレイ検知手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記前面カバーが開いた状態で前記記録動作指令を受けると、前記前面カバーが閉じられた後、前記排出トレイが収納状態のときには記録動作を実行させず、前記排出トレイが突出状態のときには記録動作を実行させる請求項1に記載の記録装置。
  11. 前記記録機構は、前記ケーシング内において左右方向に延びるキャリッジ軸と、前記キャリッジ軸に沿って左右方向に往復移動するキャリッジと、前記キャリッジに搭載された記録ヘッドとを備え、
    前記キャリッジ軸の一方又は両方の端部は、非記録時に前記キャリッジが待機するホームポジションをなし、
    前記制御手段は、前記記録機構の記録動作中に前記前面カバーが開放されると、前記キャリッジが前記ホームポジションに移動するまで記録動作を継続させ、前記キャリッジが前記ホームポジションに到達すると記録動作を停止させる請求項1〜10のいずれか一つに記載の記録装置。
  12. 画像表示装置又は音声出力装置に対して有線又は無線により信号を少なくとも送信する信号出力回路を備え、
    前記制御手段は、前記前面カバーが開いた状態になると、前記信号出力回路を通じて前記画像表示装置又は前記音声出力装置に信号を送信し、前記画像表示装置又は前記音声出力装置に所定の情報を通知させる請求項1〜11のいずれか一つに記載の記録装置。
  13. 前記制御手段は、前記前面カバーが開いた状態のときに前記記録動作指令を受けると、前記画像表示装置又は前記音声出力装置に、前記前面カバーが閉じられると記録動作を開始する旨の情報を通知させる請求項12に記載の記録装置。
  14. 前記ケーシング内に設置され、複数のインクカートリッジを保持するカートリッジホルダと、
    前記インクカートリッジのインク不足を検知するインク不足検知手段とを備え、
    前記制御手段は、前記インクカートリッジのいずれかにインク不足が生じているときに前記前面カバーが開かれると、前記画像表示装置又は前記音声出力装置に、どのインクカートリッジにインク不足が生じているかを通知させる請求項12又は13に記載の記録装置。
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