JP2005204077A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の記録領域内のフォルダの中から、撮影した画像データを記録するフォルダを撮影者が選択することが可能な撮像装置において、撮像装置の設定を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】 撮影された画像を処理し、記録媒体の記録領域内に存在するフォルダに画像データとして記録することが可能な撮像装置であって、前記画像データを記録するフォルダを選択し(ステップS104)、該選択されたフォルダに関連付けて保持された前記撮像装置に関する設定情報を読み出し(ステップS106)、該撮像装置に関する設定情報に基づいて前記撮像装置の設定を行う(ステップS111)ことが可能であることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被写界像を撮影して得られた画像データを、記録媒体の記録領域内の所定のフォルダに記録することが可能な電子カメラ等の撮像装置に関するものである。
一般に電子カメラでは、撮影により得られた画像データはカメラ内部のメモリや着脱可能なICカードなどの記録媒体に記録される。また、こうして記録された画像データは、液晶モニターなどの表示装置に表示させることができるとともに、パソコンなどの外部装置に転送して利用することができる。
ここで、従来の電子カメラでは、記録媒体に単一のフォルダを作成し、このフォルダに画像データを順次格納していた。あるいは、最初に作成した1つのフォルダがデータの記録限界(Full)に達した時点で、次のフォルダを自動生成し、以後そのフォルダに撮影した画像データを記録していた。
しかしながら、このような従来の記録方法では、撮影順に画像データが蓄積されるため、例えば、撮影場所を変えて多数の撮影を行う場合や、撮影日時・被写体を変えて撮影する場合など、記録媒体に記録された画像データを後で分類、整理するのが困難であった。
そこで、特開平6−233225号公報では、画像データのファイルを見やすく整理するため、撮影モードごとにディレクトリを作成し、その中に所定の撮影モードで撮影された画像データのファイルのみを格納することを提案している。
しかし、同公報の記載による方法では、撮影モードごとに別々のフォルダを作成しているため、ユーザが望むファイル分類ができないという問題があった。
これに対して、特開2001−169222号公報では、予め複数のフォルダを仮想的に用意しておき、撮影者がフォルダ選択手段を用いて複数のフォルダから画像データを記録するフォルダを選択することで、画像データをフォルダに記録する際に実際に記録媒体内にフォルダを作成する方法が提案されている。これにより、ユーザはフォルダを用途別に使い分けることができ、撮影後の画像データの整理や検索が便利となった。
このように撮影した電子カメラでは画像データについての様々な格納方法が提案されてきている一方で、撮影時のカメラの自動制御化についても各種機能が実現されてきている。例えば、これまでは露出制御モードとして、撮影者がシャッター速度および絞り値を決定するマニュアルモードの他に、プログラムモード、シャッター優先モード、絞り優先モードなどが一般的であったが、近年ではこれらの基本モードに加えて、各撮影用途に最適な露出を設定する特殊モードが用いられるようになってきている。
特殊モードとしては、例えば、人物撮影に適したポートレートモード、風景撮影に適した風景モード、動きのある被写体を対象としたスポーツモード、夜景をバックにした人物撮影に適したスローシンクロモードなどがあげられる。
図6は特殊モードにおけるカメラの制御方式の一例を示した図であり、同図に示す機能を有するカメラの場合、露出制御方式だけでなく、測光方式、ドライブモードについてもその状態に合ったモードが選択可能であり、ダイヤルスイッチなどの操作に応じて上記複数のモードからいずれか1つを選択して撮影モードを設定することができる。
このようなカメラの自動制御機能の多機能化は、需要者層の拡大に対応するものであり、上級者から初級者までのあらゆる層の要求に応える機能を提供しようとすることが背景にある。このため、今後、このような流れは一層強まるものと予想される。
特開平6−233225号公報 特開2001−169222号公報
しかしながら、広い需要者層の要求に応えるべく、上述のように様々な機能をカメラに搭載することとすると、特定の使用者にとってはほとんど使うことのない機能を多数備えることとなり、かえって不便になることがある。例えば、上級者にとっては、自分の好みに合わせて露出制御モードを選択したり、あるいは自動露出制御装置によって自動的に設定される露出値をずらして撮影したりすることが可能なカメラが望ましいが、初心者にとってはそのような操作は必要でないばかりか、かえって操作の複雑化を招き、誤設定による撮影失敗の原因にもなる。とくに、上述のように、複数のフォルダから画像データを記録するフォルダを選択し、画像データをフォルダに記録する際に実際に記録媒体内にフォルダが作成されるような機能を有する電子カメラにおいては、撮影の際の設定の手間がさらに増えることとなる。このため、自動制御機能の多機能化にあたっては、上級者の要求する様々な機能を備えつつ、初級者にとっても設定が容易な電子カメラが望まれている。
さらに、多機能化に伴い、撮影ごとに自分の好みに合わせて細かく撮影条件(露出制御や測光方式、オートフォーカスなど)を設定できるようになる反面、設定が一層煩雑となるため、動物や人間、乗り物、風景などの動きや変化のある被写体についてシャッターチャンスを逃してしまう危険性が増す。このため、上級者にとっても細かい撮影条件の設定を、素早く容易に行えるようなカメラが提供されることが望ましい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、記録媒体の記録領域内の複数のフォルダから、撮影した画像データを記録するフォルダを撮影者が選択することが可能な撮像装置において、撮像装置の設定を容易に行うことができるようにすることにある。
上記の目的を達成するために本発明に係る撮像装置は以下のような構成を備える。即ち、
撮影された画像を処理し、記録媒体の記録領域内に存在するフォルダに画像データとして記録することが可能な撮像装置であって、
前記画像データを記録するフォルダを選択する選択手段と、
前記選択手段において選択されたフォルダに関連付けて保持された前記撮像装置に関する設定情報を読み出し、該撮像装置に関する設定情報に基づいて前記撮像装置の設定を行う設定手段とを備える。
本発明によれば、記録媒体の記録領域内の複数のフォルダから、撮影した画像データを記録するフォルダを撮影者が選択することが可能な撮像装置において、撮影者の好みに合った撮像装置の設定を容易に行うことができるようになる。
[第1の実施形態]
<電子カメラの構成>
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置(電子カメラ)の内部構成を示すブロック構成図である。
図1に示すように、本実施形態の電子カメラは、電子カメラ本体を構成する電子カメラ本体100と、複数の撮影レンズ310などからなる撮影光学系など(以下、単に撮影レンズ310または撮影光学系という)とこれを駆動させる駆動部および撮影レンズ310を透過する光束の入射光量を調整する光量制限部などによって構成される撮影レンズユニット300とによって構成されており、撮影レンズユニット300は電子カメラ本体100に対して着脱自在に配設されている。
電子カメラ本体100は、以下のように構成されている。12は撮像素子14への露光量を制御するためのシャッターで、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子である。撮影レンズ310に入射した光線は、一眼レフ方式によって光量制限部である絞り312、レンズマウント306および106、ミラー130、シャッター12を介して導かれ、光学像として撮像素子14上に結像する。
130、132はミラーで、撮影レンズ310に入射した光線を一眼レフ方式によって光学ファインダー104に導く。なお、ミラー130はクイックリターンミラーの構成としても、ハーフミラーの構成としても、どちらでも構わない。
16は撮像素子14からのアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22およびシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータあるいはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、必要に応じて撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50がシャッター制御部40、測距制御部42に対して制御を行うTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出制御)処理、EF(ストロボ調光)処理を行う。さらに、画像処理回路20においては、ホワイトバランス制御回路46により得られた演算結果に基づいてWB(ホワイトバランス)処理も行っている。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、あるいはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24あるいはメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT・LCDなどから成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ビューファインダー機能を実現することも可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが出来、表示をOFFにした場合には電子カメラ本体100の電力消費を大幅に低減することが可能である。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)などにより画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は測光部43からの測光情報に基づいて、絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながらシャッター12を制御するシャッター制御部である。
42はAF(オートフォーカス)処理を行うための測距部であり、レンズ310に入射した光線を一眼レフ方式によって絞り312、レンズマウント306および106、ミラー130そして測距用サブミラー(図示せず)を介して測距部42に入射させることにより、光学像として結像された画像の合焦状態を測定することが出来る。
43はAE(自動露出)処理を行うための測光部であり、撮影レンズ310に入射した光線を一眼レフ方式によって絞り312、レンズマウント306および106、ミラー130および132そして測光用レンズ(図示せず)を介して測光部43に入射させることにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定することが出来る。また、測光部43は、ストロボ48と連携することによりEF(ストロボ調光)処理機能も有する。
45はホワイトバランス算出回路で、TTL方式により撮像した画像データを用いて色温度を算出する。
46はホワイトバランス制御回路で、撮影者の光源選択や色温度入力に応じて予め設定されたホワイトバランス調整のゲインなどによって画像処理回路20がホワイトバランスの処理をするのに必要なホワイトバランス補正データを算出する。
48はストロボであり、AF補助光の投光機能、ストロボ調光機能も有する。なお、撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50がシャッター制御部40、絞り制御部340、測距制御部342に対して制御を行う、ビデオTTL方式を用いて露出制御およびAF(オートフォーカス)制御をすることも可能である。さらに、測距部42による測定結果と、撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを共に用いてAF(オートフォーカス)制御を行っても構わない。そして、測光部43による測定結果と、撮像素子14によって撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果とを共に用いて露出制御を行っても構わない。
50は電子カメラ本体100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
53はカメラ本体の設定や撮影条件および撮影した画像の画像処理方法など、電子カメラに関する様々な設定情報(以下、電子カメラ設定情報)を記憶する電子カメラ設定メモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声などを用いて動作状態やメッセージを表示する液晶表示装置やスピーカーなどの表示部であり、電子カメラ本体100の操作部近辺の視認しやすい位置に1個もしくは複数個設置され、例えばLCDやLED、発音素子などの組み合わせにより構成されている。表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCDなどに表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200および210の着脱状態表示、撮影レンズユニット300の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、外部コンピュータとの接続状態を示す表示などがある。また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、合焦表示、撮影準備完了表示、手ブレ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体書き込み動作表示などがある。さらに、表示部54の表示内容のうちLEDなどに表示するものとしては、合焦表示、撮影準備完了表示、手ブレ警告表示、フラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池充電状態表示などがある。そして、表示部54の表示内容のうちランプなどに表示するものとしては、セルフタイマー通知ランプなどがある。このセルフタイマー通知ランプはAF補助光と共用して用いても良い。
表示部54の内の1つである55は電子カメラ設定表示部であり、56は電子カメラ設定表示メモリである。フォルダ選択部66により撮影者が選択したフォルダに添付されている電子カメラ設定情報ファイルの内容(以下、電子カメラ設定情報という)は、電子カメラ設定表示メモリ56に記憶され、電子カメラ設定表示部55に表示される。
58は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROMなどが用いられる。
60、62、64および66は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイヤル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置などの単数あるいは複数の組み合わせで構成される。
ここで、これらの操作部の具体的な説明を行う。60はモードダイヤルスイッチで、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モードなどの各機能撮影モードを切り替え設定することが出来る。
62はレリーズスイッチSW1で、レリーズボタン(図示せず)の操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、WB(ホワイトバランス)処理、EF(ストロボ調光)処理などの動作開始を指示する。
64はレリーズスイッチSW2で、レリーズボタン(図示せず)の操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200あるいは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
66はフォルダ選択ボタンで、撮影者が電子カメラ本体100に装着されている記録媒体200、210内の全フォルダの中から1つのフォルダを選択する際に用いる。+(プラス)ボタンと−(マイナス)ボタンがあり、+(プラス)ボタンを操作することにより現在選択しているフォルダの1つ後のフォルダを選択し、−(マイナス)ボタンを操作することにより現在選択しているフォルダの1つ前のフォルダを選択する。
72はホワイトバランス選択スイッチで、撮像素子14の出力信号から外光の色を算出し、その色温度データを用いるTTL方式によってホワイトバランスの調整を行うオートホワイトバランスと、撮影環境の光源の種類(例えば太陽光、電球、蛍光灯など)を撮影者が判断し、光源選択部(図示せず)により光源の種類を選択し、または撮影者が撮影環境の色合い(色温度)を測定し、色温度入力部により電子カメラに撮影環境の色温度を入力し、この光源の選択や色温度の入力に応じて赤信号回路の利得と青信号回路の利得とが、予め設定されている光源および色温度固有の固定ゲインに設定されるマニュアルホワイトバランスとを選択する。
74は各種ボタンやタッチパネルなどからなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモードなどの撮影および再生を実行する際に各種機能の選択および切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマモードなどの撮影および再生を実行する際に各種機能の決定および実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチ、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、あるいは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、PC接続モードなどの各機能モードを設定することが出来る再生スイッチ、レリーズスイッチSW1を押したならばオートフォーカス動作を開始し一旦合焦したならばその合焦状態を保ち続けるワンショットAFモードとレリーズスイッチSW1を押している間は連続してオートフォーカス動作を続けるサーボAFモードとを設定することが出来るAFモード設定スイッチなどがある。
また、上記プラスボタンおよびマイナスボタンの各機能は、回転ダイヤルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
76は電源スイッチで、電子カメラ本体100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することが出来る。また、電子カメラ本体100に接続された撮影レンズユニット300、外部ストロボ(図示せず)、記録媒体200、210などの各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定することが出来る。
80は電源制御部で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路などにより構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果およびシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82および84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池などの一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池などの二次電池、ACアダプターなどからなる電源部である。
90および94はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体とのインターフェースであり、92および96はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92および96に記録媒体200あるいは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェースおよびコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェースおよびコネクタは、1つもしくは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェースおよびコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インターフェースおよびコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カードなどの規格に準拠したものを用いて構成して構わない。さらに、インターフェース90および94、そしてコネクタ92および96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標)カードなどの規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHSの通信カードなど、各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタなどの周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
104は光学ファインダーであり、撮影レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306および106、ミラー130および132を介して導き、光学像として結像表示することが出来る。これにより、画像表示部28による電子ビューファインダー機能を使用することなしに光学ファインダー104のみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能(合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示など)が設置されている。
110は通信部で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信などの各種通信機能を有する。
112は通信部110により電子カメラ本体100を他の機器と接続するコネクタあるいは無線通信の場合はアンテナである。
120は、レンズマウント106内において、電子カメラ本体100を撮影レンズユニット300と接続するためのインターフェース、122は電子カメラ本体100を撮影レンズユニット300と電気的に接続するコネクタ、124はレンズマウント106およびあるいはコネクタ122に撮影レンズユニット300が装着されているか否かを検知するレンズ着脱検知部である。
コネクタ122は、電子カメラ本体100と撮影レンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給する機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信のみならず、光通信、音声通信などを伝達する構成としても良い。
200はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスクなどから構成される記録領域201、電子カメラ本体100とのインターフェース204、電子カメラ本体100と接続を行うコネクタ206を備えている。
記録領域201は1つもしくは複数のフォルダ202を有し、また、フォルダのいくつかにはそれぞれのフォルダ固有の電子カメラ設定情報ファイル203が添付されている。210はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスクなどから構成される記録領域211、電子カメラ本体100とのインターフェース214、電子カメラ本体100と接続を行うコネクタ216を備えている。
記録領域211は1つもしくは複数のフォルダ212を有し、また、フォルダのいくつかにはそれぞれのフォルダ固有の電子カメラ設定情報ファイル213が添付されている。
300は交換レンズタイプの撮影レンズユニットであり、以下のように構成されている。306は、撮影レンズユニット300を電子カメラ本体100と機械的に結合するレンズマウントである。レンズマウント306内には、撮影レンズユニット300を電子カメラ本体100と電気的に接続する各種機能が含まれている。310は撮影レンズ、312は絞りである。
320は、レンズマウント306および付属品マウント324内において、撮影レンズユニット300を電子カメラ本体100と接続するためのインターフェース、322は撮影レンズユニット300を電子カメラ本体100と電気的に接続するコネクタである。コネクタ322は、電子カメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給されるあるいは供給する機能も備えている。また、コネクタ322は電気通信のみならず、光通信、音声通信などを伝達する構成としても良い。
340は測光部43からの測光情報に基づいて、シャッター12を制御するシャッター制御部40と連携しながら、絞り312を制御する絞り制御部である。
342は撮影レンズ310のフォーカシングを制御する測距制御部、344は撮影レンズ310のズーミングを制御するズーム制御部である。
350は撮影レンズユニット300全体を制御するレンズシステム制御回路である。レンズシステム制御回路350は、動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリや撮影レンズユニット300固有の番号などの識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離などの機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮発メモリの機能も備えている。
<電子カメラの設定処理の流れ>
図2は、撮影者が記録媒体200または210の記録領域内の任意のフォルダを選択し、そのフォルダ(202、212等)に電子カメラの設定に関する電子カメラ設定情報ファイル(203、213等)が添付されている場合は、前記電子カメラ設定情報ファイルに従って電子カメラの設定を行い、被写界の撮影を行う動作を示すフローチャートである。
電源スイッチ76を操作して電子カメラ本体100の電源をオンすると(ステップS101)、記録媒体着脱検知部98は、コネクタ92および96に記録媒体200および210が装着されているかを検知する(ステップS102)。記録媒体200もしくは210のどちらも装着されていない場合は(ステップS102のNO側)、少なくともどちらか一方が装着されるまで記録媒体の装着検知を繰り返す。
記録媒体200もしくは210の内、少なくともどちらか一方が装着されている場合は(ステップS102のYES側)、撮影者は電子カメラで撮影する画像の画像データをどのフォルダに記録するかを、フォルダ選択ボタン(+、−)66を用いて記録媒体200もしくは210の記録領域内にある複数のフォルダの中から1つ選択する(本実施形態ではフォルダ202を選択したと仮定して説明する)(ステップS104)。
選択したフォルダ202に電子カメラの設定に関する電子カメラ設定情報ファイルが添付されていなかった場合は(ステップS105のNO側)、撮影に関する一連の動作を行い(ステップS112)、選択したフォルダに電子カメラの設定に関する電子カメラ設定情報ファイル203が添付されていた場合は(ステップS105のYES側)、前記電子カメラ設定情報ファイル203の内容(電子カメラ設定情報)を電子カメラ設定表示メモリ56に記憶させ、電子カメラ設定表示部55に表示する(ステップS106)。
ここで、電子カメラ設定情報ファイル203の内容について図3を用いて説明する。図3は、撮影者が選択したフォルダ202に添付の電子カメラ設定情報ファイル203に設定されていた電子カメラ設定情報を電子カメラ設定表示部55に表示したものの一例である。
1は絞り値の表示であり、2はシャッター速度の表示である。モードダイヤルスイッチ60が絞り優先撮影モードであった場合、AE(自動露出)処理の際に絞り値1を固定して露出演算を行い、シャッター速度を決定する。モードダイヤルスイッチ60がシャッター速度優先撮影モードであった場合は、シャッター速度2を固定して露出演算を行い、絞り値を決定する。
3はストロボ調光補正の表示である。ストロボ調光補正は、専用ストロボの自動調光レベルの補正量で、設定できる補正量は1/3段ステップで±3段の範囲である。
4はドライブモードの表示であり、レリーズボタン(図示せず)を押すと1コマ撮影する1コマ撮影、レリーズボタンを押している間、連続撮影を行う連続撮影、レリーズボタンを押すとセルフタイマーが作動し、所定時間後に撮影を行うセルフタイマー撮影がある。
5はAFモードの表示で、止まっている被写体の撮影に適しているワンショットAFと、動いている被写体に適しているAIサーボAFの2種類がある。
6はISO感度の表示であり、撮影時の光に対する敏感度を数値化したもので、数値が大きくなるほど感度が高く、暗い場所での撮影や動きのある被写体の撮影に向いているが、撮影画像にノイズが入るなど、画像が荒くなる場合がある。逆に感度が低い場合は、暗い場所での撮影や動きのある被写体の撮影には向いていないが、きめ細やかな画像が撮影できる。
7はホワイトバランスの表示で、ホワイトバランスには、オート、太陽光、日陰、くもり、電球、蛍光灯、ストロボ、マニュアル、色温度などがある。
8は測光モードの表示で、逆光撮影を含む一般の撮影に適した評価測光、逆光などで被写体の周辺の強い光がある場合の撮影に有効な部分測光、被写体の特定の部分を測光する時に有効なスポット測光などがある。
9は露出補正の表示であり、カメラが決めた標準的な露出を意図的に変えることが可能で、1/3段ステップで±3段の範囲で補正出来る。
10は記録画質の表示である。記録画素数に関しては、全有効画素の画像を記録するLargeと少ない画素数に変換して画像を記録するSmallがあり、JPEG記録形式に関しては、低圧縮で記録するファインと高圧縮で記録するノーマルがある。また、全有効画素の画像を画像劣化のない圧縮方式で記録するRAWもある。
11はカラーマトリックスの表示で、フィルム特性に相当する色相・彩度や色域特性(色の再現領域)を選択できる。
12は現像パラメータの表示であり、撮影した画像の現像処理の内容(パラメータ:[トーンカーブ][シャープネス][JPEG画質])を、カメラで任意に設定し、複数設定した中から1つを選択する。
撮影者は図3のように電子カメラ設定表示部55に表示された電子カメラ設定情報をチェックし、表示されている設定で撮影を行う場合は(ステップS107のNO側)、電子カメラ設定表示メモリ56に記憶されている電子カメラ設定情報を電子カメラ設定情報メモリ53に記憶させ、システム制御回路50は電子カメラ設定情報メモリ53に記憶されている情報に基づいて電子カメラの設定を行う(ステップS111)。
電子カメラ設定表示部55に表示された電子カメラ設定情報を変更して撮影を行いたい場合は(ステップS107のYES側)、操作部74を用いて、電子カメラ設定表示部55に表示されている電子カメラ設定情報を変更する(ステップS108)。
電子カメラ設定表示部55に表示の電子カメラ設定情報の変更を終了した後、フォルダ202に添付されている電子カメラ設定情報ファイル203にその変更を反映させず、ステップS108で変更した設定は本撮影のみの設定である場合は(ステップS109のNO側)、ステップS111に進み、表示メモリ53に記憶されている電子カメラ設定情報を電子カメラ設定情報メモリ53に記憶させ、システム制御回路50は前記電子カメラ設定情報に基づいて電子カメラの設定を行う。
フォルダ202に添付されている電子カメラ設定情報ファイル203にステップS108で変更した電子カメラ設定情報を反映させる場合は(ステップS109のYES側)、電子カメラ設定表示部55に表示されている電子カメラ設定情報の設定内容を前記電子カメラ設定情報ファイル203に上書きし(ステップS110)、ステップS111へ進む。
次に、レリーズボタン(図示せず)の半押しによりレリーズスイッチSW1(62)がONされると、システム制御回路50は、電子カメラ設定情報メモリ53に記憶されている電子カメラ設定情報(AFモードおよび露出補正情報、ストロボ調光補正情報、ホワイトバランス情報など)に基づいて、AF(オートフォーカス)処理およびAE(自動露出)処理、WB(ホワイトバランス処理)を行う。レリーズボタン(図示せず)の全押しでレリーズスイッチSW2(64)がONされると、測光部43の測光結果と電子カメラ設定情報メモリ53に記録されている電子カメラ設定情報(測光モード情報およびシャッター速度情報、絞り値情報など)からシステム制御回路が露出演算で決定した露光時間に基づいてシャッター制御部40はシャッター12を制御駆動し、撮像素子14は装着された撮影レンズユニット310を透過した光線を受光、信号電荷を蓄積する。撮像素子14からのアナログ信号出力をA/D変換器16によってデジタル信号に変換し、デジタル信号となった画像データは電子カメラ設定情報メモリ53に記憶されている電子カメラ設定情報(ISO感度およびカラーマトリックス情報、現像パラメーター情報など)に基づいて、画像処理回路20は画素補間処理や色変換処理が施された後、メモリ制御回路22を介して、あるいはA/D変換器16の画像データが直接メモリ制御回路22を介して画像メモリ24あるいはメモリ30に書き込むという撮像に係る一連の動作を開始する(ステップS112)。
そして圧縮・伸長回路32は、電子カメラ設定情報メモリ53に記憶されている電子カメラ設定情報(記録画質など)に基づき、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込み、メモリ30に書き込まれた画像データは、ステップS104にて撮影者が選択した記録媒体内のフォルダに記録される(ステップS113)。
撮影者がさらに撮影を続ける場合において(ステップS114のNO側)、撮影した画像の画像データを記録するフォルダを変更する場合は(ステップS116のYES側)、ステップS104に戻り、画像データを記録するフォルダの選択から再び行う。撮影した画像の画像データを記録するフォルダを変更しない場合は(ステップS116のNO側)、ステップS112に戻り、被写界の撮影に係る一連の動作を行う。
なお、撮影条件に関する電子カメラの設定情報は電子カメラ設定情報メモリ53に予め細かく設定されているが、撮影動作中に操作部74を用いて更に設定を変更することが可能である。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、記録媒体の記録領域内に存在する複数のフォルダの中から撮影した画像の画像データを記録するフォルダを選択することに伴って、該選択したフォルダに添付されている電子カメラ設定情報ファイルを読み出し、電子カメラ設定情報ファイルに基づいて撮影条件や画像処理条件、メニューのカスタマイズなどを自動的に設定するので、複雑なカメラ設定も電子カメラに装着されている記録媒体内のフォルダを選択することのみで容易に行うことが可能となる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、選択したフォルダに添付されている電子カメラ設定情報ファイルに基づいて電子カメラの各種設定を行うこととしたが、本発明はこれに限られず、電子カメラ設定情報ファイルは、選択したフォルダに関連付けて、当該フォルダとは異なる格納場所に格納されていてもよい。また、上記第1の実施形態では、選択したフォルダに添付されている電子カメラ設定情報ファイルに基づいて電子カメラの各種設定を自動的に行った場合であっても、ユーザは必要に応じて操作部を介して当該設定を変更できることとしたが、本発明はこれに限られない。本実施形態では、電子カメラ設定情報ファイルに記載された情報に基づいて、ユーザが設定を変更できる対象を制限する場合について説明する。
<電子カメラの内部構成>
図4は、本発明の第2の実施形態にかかる電子カメラの内部構成を示すブロック構成図である。なお、第2の実施形態の構成については、第1の実施形態(図1)と重複する構成については、ここでの説明を省略する。
57は電子カメラ設定情報ファイルメモリで、記録媒体200もしくは210内のフォルダ(202、212)に関連付けられた電子カメラ設定情報ファイル58を1つもしくは複数記憶している。
<電子カメラの設定処理の流れ>
図5は、撮影者が記録媒体200または210の記録領域内の任意のフォルダ(202、212等)を選択し、そのフォルダに関連付けられた電子カメラ設定情報ファイル58が電子カメラ本体内の電子カメラ設定情報ファイルメモリ52に存在する場合は、前記電子カメラ設定情報ファイル58の内容に従って電子カメラの設定を行い、被写界の撮影を行う動作を示すフローチャートである。
電源スイッチ76を操作して電子カメラ本体100の電源をオンすると(ステップS201)、記録媒体着脱検知部98は、コネクタ92および96に記録媒体200および210が装着されているかを検知する(ステップS202)。
記録媒体200もしくは210のどちらも装着されていない場合は(ステップS202のNO側)、少なくともどちらか一方が装着されるまで記録媒体の装着検知を繰り返す。
記録媒体200もしくは210の内、少なくともどちらか一方が装着されている場合は(ステップS202のYES側)、撮影者は電子カメラで撮影する画像の画像データをどのフォルダに記録するかを、フォルダ選択ボタン(+、−)66を用いて記録媒体200もしくは210の記録領域内にある複数のフォルダの中から1つ選択する(本実施形態ではフォルダ212を選択したと仮定して説明する)(ステップS204)。
選択したフォルダ212に関連付けられた電子カメラ設定情報ファイルが電子カメラ設定情報ファイルメモリ57に記憶されていなかった場合は(ステップS205のNO側)、撮影に関する一連の動作を行い(ステップS212)、選択したフォルダに関連付けられた電子カメラ設定情報ファイル58が電子カメラ設定情報ファイルメモリ57に記憶されていた場合は(ステップS205のYES側)、システム制御回路50が電子カメラ設定情報ファイルメモリ57から電子カメラ設定情報ファイル58を読み出し、電子カメラ設定メモリ53に記憶させる(ステップS206)。
電子カメラ設定情報ファイル58の内容(電子カメラ設定情報)に電子カメラに搭載されている機能の制限に関する情報が含まれている場合は(ステップS207のYES側)、前記電子カメラ設定情報に合わせて電子カメラに搭載されている機能の制限を行う。例えば、電子カメラ設定情報ファイル58の電子カメラ設定情報に『初心者用』という情報が含まれていた場合は、露出補正やストロボ調光補正などの初心者には比較的難しい設定が行えないようにしたり、各種ある撮影モードの内プログラム撮影モードやシャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮影モードなど比較的細かな設定を必要とする撮影モードをモードダイヤルスイッチ60で選択不可能にする(ステップS208)。
また、電子カメラ設定情報に液晶表示装置に表示されるメニューに関する情報が含まれている場合は(ステップS209のYES側)、前記電子カメラ設定情報に基づいてメニュー表示を行う(ステップS210)。これにより、メニューのカスタマイズが可能である。
次に、レリーズボタン(図示せず)の半押しによりレリーズスイッチSW1(62)がONされると、システム制御回路50は、電子カメラ設定情報メモリ53に記憶されている電子カメラ設定情報(AFモードおよび露出補正情報、ストロボ調光補正情報、ホワイトバランス情報など)に基づいて、AF(オートフォーカス)処理およびAE(自動露出)処理、WB(ホワイトバランス処理)を行う。レリーズボタン(図示せず)の全押しでレリーズスイッチSW2(64)がONされると、測光部43の測光結果と電子カメラ設定情報メモリ53に記録されている電子カメラ設定情報(測光モード情報およびシャッター速度情報、絞り値情報など)からシステム制御回路が露出演算で決定した露光時間に基づいてシャッター制御部40はシャッター12を制御駆動し、撮像素子14は装着された撮影レンズユニット310を透過した光線を受光、信号電荷を蓄積する。撮像素子14からのアナログ信号出力をA/D変換器16によってデジタル信号に変換し、デジタル信号となった画像データは電子カメラ設定情報メモリ53に記憶されている電子カメラ設定情報(ISO感度およびカラーマトリックス情報、現像パラメーター情報など)に基づいて、画像処理回路20は画素補間処理や色変換処理が施された後、メモリ制御回路22を介して、あるいはA/D変換器16の画像データが直接メモリ制御回路22を介して画像メモリ24あるいはメモリ30に書き込むという撮像に係る一連の動作を開始する(ステップS211)。
そして圧縮・伸長回路32は、電子カメラ設定情報メモリ53に記憶されている電子カメラ設定情報(記録画質など)に基づき、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込み、メモリ30に書き込まれた画像データは、ステップS204にて撮影者が選択した記録媒体内のフォルダに記録される(ステップS212)。
撮影者がさらに撮影を続ける場合において(ステップS213のNO側)、撮影した画像の画像データを記録するフォルダを変更する場合は(ステップS214のYES側)、ステップS204に戻り、画像データを記録するフォルダの選択から再び行う。撮影した画像の画像データを記録するフォルダを変更しない場合は(ステップS214のNO側)、ステップS211戻り、被写界の撮影に係る一連の動作を行う。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、フォルダに関連付けられた電子カメラ設定情報ファイルに記載された情報(例えば、「初心者用」等の記載)があった場合には、ユーザが設定変更できる対象を制限することで(例えば、初心者には設定が困難なものについて、設定変更操作ができないようにすることで)、誤設定による撮影失敗を軽減し、上級者から初心者までのそれぞれの要求に応えることが可能となる。
本発明の第1の実施形態にかかる電子カメラの内部構成を示すブロック構成図である。 撮影者が記録媒体の記録領域内の任意のフォルダを選択し、そのフォルダに電子カメラの設定に関する電子カメラ設定情報ファイルが添付されている場合は、前記電子カメラ設定情報ファイルに従って電子カメラの設定を行い、被写界の撮影を行う動作を示すフローチャートである。 撮影者が選択したフォルダに添付の電子カメラ設定情報ファイルに設定されていた電子カメラ設定情報を電子カメラ設定表示部に表示したものの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる電子カメラの内部構成を示すブロック構成図である。 撮影者が記録媒体の記録領域内の任意のフォルダを選択し、そのフォルダに関連付けられた電子カメラ設定情報ファイルが電子カメラ本体内の電子カメラ設定情報ファイルメモリに存在する場合は、前記電子カメラ設定情報ファイルの内容に従って電子カメラの設定を行い、被写界の撮影を行う動作を示すフローチャートである。 特殊モードにおけるカメラの制御方式を示す図である。
符号の説明
100:電子カメラ本体
300:撮影レンズユニット
14:撮像素子
16:A/D変換器
20:画像処理回路
24:画像表示メモリ
28:画像表示部
50:システム制御回路
53:電子カメラ設定メモリ
55:電子カメラ設定表示部
56:電子カメラ設定表示メモリ
57:電子カメラ設定情報ファイルメモリ
62:レリーズシャッタースイッチSW1
64:レリーズシャッタースイッチSW2
200、210:記録媒体
202、212:フォルダ
203、213:電子カメラ設定情報ファイル

Claims (10)

  1. 撮影された画像を処理し、記録媒体の記録領域内に存在するフォルダに画像データとして記録することが可能な撮像装置であって、
    前記画像データを記録するフォルダを選択する選択手段と、
    前記選択手段において選択されたフォルダに関連付けて保持された前記撮像装置に関する設定情報を読み出し、該撮像装置に関する設定情報に基づいて前記撮像装置の設定を行う設定手段と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像装置に関する設定情報には、少なくとも、自動焦点調節に関する設定情報、露出制御に関する設定情報、画像処理に関する設定情報のいずれか1つが含まれることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像を撮影する際の撮影条件と、該撮影条件により撮影された画像とを表示可能な表示手段を更に備え、
    前記撮像装置に関する設定情報には、前記表示手段において表示される表示内容に関する設定情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記設定手段は、前記読み出された撮像装置に関する設定情報の中から、任意の設定情報を変更して設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置に関する設定情報は、前記関連付けられたフォルダ内に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 撮影された画像を処理し、記録媒体の記録領域内に存在するフォルダに画像データとして記録することが可能な撮像装置における制御方法であって、
    前記画像データを記録するフォルダを選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択されたフォルダに関連付けて保持された前記撮像装置に関する設定情報を読み出し、該撮像装置に関する設定情報に基づいて前記撮像装置の設定を行う設定工程と
    を備えることを特徴とする制御方法。
  7. 前記撮像装置に関する設定情報には、少なくとも、自動焦点調節に関する設定情報、露出制御に関する設定情報、画像処理に関する設定情報のいずれか1つが含まれることを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
  8. 前記画像を撮影する際の撮影条件と、該撮影条件により撮影された画像とを表示可能な表示工程を更に備え、
    前記撮像装置に関する設定情報には、前記表示工程において表示される表示内容に関する設定情報が含まれることを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
  9. 前記設定工程は、前記読み出された撮像装置に関する設定情報の中から、任意の設定情報を変更して設定可能であることを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
  10. 前記撮像装置に関する設定情報は、前記関連付けられたフォルダ内に保持されていることを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
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