JP2005203588A - 窒化物半導体レーザ装置の製造方法 - Google Patents

窒化物半導体レーザ装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、レーザ出射位置制御に関する歩留まりの良好な窒化物半導体レーザ装置の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、窒化物半導体基板と窒化物半導体積層部を備えた窒化物半導体レーザ素子と当該窒化物半導体レーザ素子が搭載されたステムとを備えた窒化物半導体レーザ装置の製造方法において、前記ステムに前記窒化物半導体レーザ素子を設置する際、前記ステムの支持基体部分に接着材料を付着させた後、前記窒化物レーザ素子を設置することを特徴とする。このような方法によると、予め、必要なだけの接着材料をステムに付着するので、過剰な量のロウ材が溶解することで窒化物半導体レーザ素子が位置ずれを起こす可能性が低い。また、前記支持基体部分に付着させる接着材料の厚さを、0.5μm以上、20μm以下に設定することで、接合強度を維持すると共に、位置レーザ出射位置に関して、高い歩留まりを得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、窒化物半導体レーザ素子が支持基体に備えられた窒化物半導体レーザ装置の製造方法に関する。
現在、青色から紫外線領域に及ぶ発光材料として窒化物半導体を用いたレーザ装置が開発、実用化が推進されている。このレーザ装置の製造を行う際、レーザダイオードチップ(以下、LDチップ)とマウント部材(ステム、又はサブマウント)を結合させる実装工程において、様々な問題が生じている。
本出願人は、従来の技術として、マウント部材をLDチップの半導体基板に用いる材料よりも熱膨張係数が大きい材料を用いることで、ジャンクションダウン方式でマウントを行っても閾値電流が大きくならない半導体発光装置を提案している(特許文献1参照)。また、本出願人は、従来の技術として、半導体発光素子チップの主表面が曲面を備えるように載置することで信頼性の向上を図った半導体発光装置を提案している(特許文献2参照)。また、本出願人は、従来の技術として、マウント部材の表面粗さを所定値以下とすることでその寿命を長くした半導体発光装置を提案している(特許文献3参照)。
これらの従来の窒化物半導体レーザ装置は、共通の構成として、図11のような構成とされる。すなわち、図11の窒化物半導体レーザ装置は、支持基体1108と、当該支持基体1108の表面に搭載されたサブマウント部材1120と、当該サブマウント部材1120の表面に搭載された導電性基板1101と半導体成長層1102とから構成される窒化物半導体LDチップ1103とを備える。このとき、当該窒化物半導体LDチップ1103の前記導電性基板1101表面にn型電極1112が形成されるとともに、前記窒化物半導体LDチップ1103の前記半導体成長層1102裏面にp型電極1111が形成される。そして、前記支持基体1108の表面と前記サブマウント部材1120の前記支持基体1108側の表面の金属膜1122との間にロウ材1105が接着材料として施されるとともに、前記サブマウント部材1120の前記窒化物半導体LDチップ1103側の表面の金属膜1121と前記n型電極1112表面に形成された金属膜1106との間に、ロウ材1123が接着材料として施される。
図11のような窒化物半導体レーザ装置では、前記窒化物半導体LDチップ1103を前記サブマウント部材1120へ搭載した後、当該窒化物半導体LDチップ1103を搭載した前記サブマウント部材1120を前記支持基体1108へ設置する。このとき、まず、図12のように、前記サブマウント部材1120を前記ロウ材1123の融点よりも若干高い200℃まで加熱し、前記ロウ材1123が溶けたところで、前記窒化物半導体LDチップ1103を前記n型電極1112を下側にして載せ、さらにコレット(図示せず)で押さえつけ、前記窒化物半導体LDチップ1103と前記サブマウント部材1120とを前記ロウ材1123によく馴染ませる。その後、当該ロウ材1123を冷却固化させ、前記窒化物半導体LDチップ1103と前記サブマウント部材1120を接着固定させる。
次に、前記支持基体1108、及び前記ロウ材1105の原形であるロウ材箔1205(図11の前記ロウ材1105の原形となる)を100℃から400℃程度の範囲で加熱する。このとき、前記窒化物半導体LDチップ1103は加熱しても、あるいは加熱しなくとも構わない。前記ロウ材箔1205を溶融させ、前記窒化物半導体LDチップ1103に圧力をかけて、前記窒化物半導体LDチップ1103と前記支持基体1108を接合させる。
特開2002−261376号公報 特開2003−31895号公報 特開2003−198038号公報
しかしながら、図11のような窒化物半導体レーザ装置を構成する際に使用される前記ロウ材箔1205は、箔状に薄く作成されたものとしても、厚さ40μmのものしか得られない。よって、前記支持基体1108にマウントさせる際において、前記ロウ材箔1205が必要以上に溶融してしまう。そのため、前記窒化物半導体LDチップ1103へ圧力をかけたとき、当該窒化物半導体LDチップ1103が位置ずれをおこし、レーザ出射位置の制御性に問題が生じる。
また、前記支持基体1108に数μmの厚みの前記ロウ材1105を形成しようとする場合、蒸着法、スパッタ法、メッキ法などの成膜方法を用いると、成膜に非常に時間を要する。また、前記支持基体1108上にあらかじめ、蒸着法、スパッタ法、メッキ法などの手法を用い、所定の位置にロウ材を形成することは、多大の労力を要する。
このような問題を鑑みて、本発明は、レーザ出射位置制御に関する歩留まりの良好な窒化物半導体レーザ装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の窒化物半導体レーザ装置の製造方法は、窒化物半導体基板と該窒化物半導体基板の表面上に積層される複数の窒化物半導体層から成る窒化物半導体積層部を備えた窒化物半導体レーザ素子と当該窒化物半導体レーザ素子が搭載されたステムとを備えた窒化物半導体レーザ装置の製造方法において、前記ステムに前記窒化物半導体レーザ素子を設置する際、前記ステムの支持基体部分に第1接着材料を付着させた後、前記窒化物レーザ素子を設置することを特徴とする。
また、本発明の窒化物半導体レーザ装置の製造方法は、前記窒化物半導体レーザ素子が、サブマウントを介して前記ステムに搭載されるとともに、前記窒化物半導体レーザ素子が前記ステムに設置される際において、まず、前記サブマウントに第2接着材料を介して前記窒化物半導体レーザ素子を固定し、次に、前記第1接着材料が付着された前記ステムの前記支持基体部分に前記サブマウントを載置するものとしても構わない。尚、この接着材料として、ロウ材(ハンダ)や金属粉体を混入したペースト(Agペースト)などを用いても構わない。
このような方法によると、予め、必要なだけの前記第1接着材料を前記ステムに付着させるので、過剰な量の接着材料が溶解することで前記窒化物半導体LDチップが位置ずれを起こす可能性が低い。
また、本発明の窒化物半導体レーザ装置の製造方法は、前記サブマウントは、SiC系、AlN系、CuW系、ダイアモンド系のうちの少なくとも1種以上の材料より成ることを特徴とする。これら材料を用いることにより、前記窒化物半導体LDチップの寿命が向上する。
また、本発明の窒化物半導体レーザ装置の製造方法は、前記支持基体部分に付着させる前記第1接着材料の厚さが、0.5μm以上、20μm以下とすることで、接合強度を維持すると共に、位置レーザ出射位置(後述)に関して、高い歩留まりを得ることができる。
また、本発明の窒化物半導体レーザ装置の製造方法は、前記第1接着材料が、Ag系、Sn−Ag−Cu系、Sn系、Zn系のうちの少なくとも1種以上の材料より成ることを特徴とする。これら材料を用いることにより、良好な熱特性を有する前記窒化物半導体レーザ装置を得ることができる。
また、本発明の窒化物半導体レーザ装置の製造方法は、前記第1接着材料を前記ステムの前記支持基体部分に付着させる際、まず、耐熱性を備えたシート又はテープに前記第1接着材料となる材料を付着し、次に、前記第1接着材料が付着した前記シート又はテープを前記ステムの前記支持基体に貼付した後、前記シート又はテープ越しに前記第1接着材料に対して超音波振動を当てることで、前記ステムの前記支持基体に前記第1接着材料を転写するものとして構わない。このとき、前記耐熱性を備えたテープとして、テフロン(R)テープを用いても構わない。又、前記ステムの前記支持基体に前記第1接着材料を転写する際、80kHz程度の超音波振動を当てるものとしても構わない。
また、本発明の窒化物半導体レーザ装置の製造方法は、前記シート又はテープを貼付して前記ステムの前記支持基体に前記第1接着材料を転写する際、同時に前記シート又はテープを50度以上300度以下の範囲で加熱しても構わない。
また、本発明の窒化物半導体レーザ装置の製造方法は、前記シート又はテープへ前記第1接着材料を付着させる際、蒸着法、スパッタ法、CVD法(化学的気相堆積法)のいずれかが用いられることを特徴とする。
本発明によると、前記サブマウントを前記第1接着材料を介して前記ステムに搭載する際、予め、必要なだけの接着材料をステムに付着するので、過剰な量の接着材料が溶解することで窒化物半導体LDチップが位置ずれを起こす可能性が低い。
また、前記サブマウント搭載前の前記支持基体部分に付着させる接着材料の厚さを、0.5μm以上、20μm以下に設定することで、接合強度を維持すると共に、位置レーザ出射位置(後述)に関して、高い歩留まりを得ることができる。
本発明によると、前記第1接着材料は、Ag系、Sn−Ag−Cu系、Sn系、Zn系のうちの少なくとも1種以上の材料より成る接着材料に用いることにより、良好な放熱特性を有する前記窒化物半導体LDチップを得ることができる。
本発明によると、前記サブマウント部材に、熱膨張係数がGaN系材料より小さいSiC系、AlN系、CuW系、ダイアモンド系のうちの少なくとも1種以上の材料を用いるので、圧縮応力がかかっているマウント前の前記窒化物半導体LDチップをマウントするとき、圧縮応力を開放する。よって、前記窒化物半導体LDチップの寿命は向上する。
本発明によると、前記シート又はテープへ前記第1接着材料を付着させる際、蒸着法、スパッタ法、CVD法(化学的気相堆積法)のいずれかが用いられる。このため、前記第1接着材料を膜厚制御性良く前記シート又はテープに付着できる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における窒化物半導体レーザ装置の構成を示す概略断面図である。
尚、以下において、「窒化物半導体」を、少なくともAlxGayInzN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成されるものとする。このとき、窒化物半導体の窒素元素のうち、約20%以下が、As、PおよびSbのいずれかの元素に置換されていても構わない。又、前記窒化物半導体中にSi、O、Cl、S、C、Ge、Zn、Cd、Mg、Beがドーピングされているものでも構わない。
また、「保持体」は、ステム、フレームもしくはパッケージに相当し、「支持基体」は、前記窒化物半導体LDチップが設置された前記サブマウントを搭載する前記保持体の一部分に相当する。
また、「ダイボンディング(マウント)」は、前記窒化物半導体LDチップを前記マウント部材に、又は、前記マウント部材を前記保持体に、ロウ材等の接着材料を用いて接合することである。尚、「接着材料」とは、ロウ材(ハンダ)、金属粉体を混入したペースト(Agペースト)等、前記窒化物半導体LDチップとマウント部材、保持体とを接合させる材料である。
また、「マウント面」は、前記窒化物半導体LDチップを前記サブマウントへマウントするときは、ロウ材を挟んで前記サブマウントと対向する前記窒化物半導体LDチップの面に相当するものとし、一方、前記サブマウントを前記ステムの前記支持基体へマウントするときは、ロウ材を挟んで、前記ステムの前記支持基体と対向する前記サブマウントの面に相当するものとする。
また、「窒化物半導体LDチップ」は、基板と半導体成長層で構成されるものとし、また、基板又は半導体成長層に電極や金属多層膜が形成されている場合は、電極及び金属多層膜も含むものとする。
また、p型電極は、窒化物半導体のp型コンタクト層に接する金属層及び当該金属層の外層の一部で構成され、p型電極上の金属膜は、マウント前の前記窒化物半導体LDチップのp型電極側の表面金属層及び当該表面金属層の内部金属層の一部で構成される。以下では、「p型電極側の金属層」とは、p型電極及びp型電極上の金属膜の両方に相当するものとする。
以下において、図1を参照して、窒化物半導体レーザ装置の構成を説明する。図1の窒化物半導体レーザ装置は、後述するステム501(図5、図7参照)に設けられた支持基体102と、支持基体102の表面に搭載されたサブマウント420と、前記サブマウント420の表面に載置された、n型GaN基板111と半導体成長層601とを備える窒化物半導体LDチップ410から構成されている。
このような窒化物半導体レーザ装置において、前記サブマウント420が、SiCサブマウント部材150と、該SiCサブマウント部材150の窒化物半導体LDチップ410側表面の金属膜151と、該SiCサブマウント部材150の支持基体102側表面の金属膜152と、前記金属膜151表面上に形成されたAu−30Snロウ材153を備えている。
また、前記窒化物半導体LDチップ410は、前記n型GaN基板111の裏面にn型電極121が形成されるとともに、該n型電極121の表面に金属多層膜122が形成される。さらに、前記n型GaN基板111の表面に積層されている前記半導体成長層601は、例えば、層厚3.0μmのn型GaN層112、層厚1.0μmのn型Al0.1Ga0.9Nクラッド層113、層厚0.1μmのn型GaNガイド層114、InGaN多重量子井戸構造活性層115、層厚0.03μmのp型Al0.2Ga0.8N蒸発防止層116、層厚0.1μmp型GaNガイド層117、層厚0.6μmのp型Al0.1Ga0.9Nクラッド層118、層厚0.1μmのp型コンタクト層119で構成され、また、当該p型コンタクト層119を挟むようにして、埋め込み領域110が形成されている。
このように構成される前記半導体成長層601の表面にp型電極131が形成されるとともに、該p型電極の表面に金属膜132が形成される。そして、前記窒化物半導体LDチップ410は、前記p型クラッド層118における前記p型コンタクト層119直下位置を凸状にした、いわゆるリッジストライプ型構造を有している。よって、レーザ出射位置141が、前記p型蒸発防止層116の前記p型コンタクト層119の直下位置に構成される。
また、前記n型電極121の層構造は、例えば、前記n型GaN基板111側から順に層厚0.05μmのHf層と層厚0.15μmのAl層とが積層された構造であり、又、前記金属膜122は、例えば、前記n型GaN基板111基板側から順に層厚0.01μmのMo層と層厚0.10μmのPt層と層厚0.15μmのAu層とが積層されて形成される。前記n型電極121において、Hf層およびAl層は、前記n型GaN基板111とオーミックコンタクトをとるために構成される。さらに、前記金属膜122において、Mo層は、前記金属膜122のAu層と前記n型電極121のAl層のコンタミネーションを防止するブロック層として構成され、また、Au層はワイヤーを打つための層として構成される。
上述のように、電極及び金属多層膜が形成された前記窒化物半導体LDチップ410は、5×10-4Pa以下の圧力下、もしくはN2、Ar等の不活性ガスやO2のうち少なくとも1種以上のガスを使用した雰囲気中において、200℃以上、700℃以下の温度で、一定時間加熱処理を施されるものとしても構わない。尚、本実施形態では、上述の材料で作製された窒化物半導体LDチップ410を用いるものとするが、該窒化物半導体LDチップ410を構成する材料はそれらに限定されるものではない。また、前記窒化物半導体LDチップ410の成長用基板として、GaN以外の他の窒化物半導体材料による基板を用いても構わない。
また、前記半導体成長層601には、例えばp型クラッド層118にp型AlGaInN、活性層115にGaInNAs、GaInNP等、他の窒化物半導体を用いても構わない。また、クラッド層を多重量子井戸構造にしても構わない。さらに、前記n型GaN基板111と前記n型Al0.1Ga0.9Nクラッド層113の間に、クラック防止層として、InGaN層を挿入するものとしても構わない。
次に、図を参照して、前記窒化物半導体LDチップ410の製造方法を説明する。まず、MOCVD法など、窒化物半導体素子の製造に一般的に用いられている周知のプロセスを適宜適用し、前記n型GaN基板111上に、図1に示すような積層構造の前記窒化物半導体成長層601を形成する。
このように前記n型GaN基板111上に前記窒化物半導体成長層601が形成されたウエーハが得られると、前記n型GaN基板111の裏面側から、研磨もしくはエッチングにより、ウエーハの厚みを、通常40〜200μm程度までに薄く調整する。これは、後の工程で、ウエーハを分割し、個々の前記窒化物半導体LDチップ410に分割するのを容易にするための工程である。特に、レーザ共振器端面を分割により形成する場合には、25〜150μmと、薄めに調整することが好ましい。本実施形態においては、研削機を用いてウエーハの厚みを約150μmに調整し、その後、研磨機を用いて約100μmまで調整した。ウエーハの裏面は研磨機により磨かれているので平坦である。
まず、図2に示すように、この状態のウエーハをストライプ方向と垂直な方向の分割ライン210でへき開またはエッチングすることによって、バー形状にする。尚、図2は、上述のプロセスを経て得られた半導体レーザ構造が多数形成された窒化物半導体LDウエーハの模式図であり、p型金属層211が前記p型電極131と前記金属膜132を含む金属層を示し、また、n型金属層212が前記n型電極121と前記金属膜122を含む金属層を示す。このようにバー形状に劈開することで、レーザ共振器端面201が形成される。次に、このバー形状の状態において、前記レーザ共振器端面201に、光学薄膜のコーティングを蒸着法により、片方の共振器の端面にSiO2層及びTiO2層を被覆して、多層膜を形成する。このときマウント面である前記p型金属層211の表面に、コーティングの誘電体膜がかからないようにする。
このようにバー形状に分割することで形成された図3のようなLDバーを、更に、ストライプ方向と平行な方向となるとともに前記埋め込み領域110上に形成された分割ライン310に沿って分割することで、図4(a)及び図4(b)に示すような、前記窒化物半導体LDチップ410を得る。尚、図4(a)は、上述のチップ分割の方法で得られたマウント前の前記窒化物半導体LDチップ410の裏面(GaN基板側)からの外観斜視図であり、図4(b)は、前記窒化物半導体LDチップ410の表面(成長層側)からの外観斜視図である。
このとき、ウエーハの裏面側を上にしてステージ上に得られたLDバーを置き、光学顕微鏡を用いて、傷入れ位置をアライメントし、ウエーハ裏面にダイヤモンドポイントで分割ライン310に沿ったスクライブラインを入れる。そして、ウエーハに適宜力を加え、スクライブラインに沿ってウエーハを分割することで、前記窒化物半導体LDチップ410を作製する。本方法は、スクライビング法と言われるものである。
チップ分割工程は、スクライビング法による以外で、基板裏面側から傷、溝等を入れてチップを分割する方法で構わない。このチップ分割工程での他の手法として、例えば、ワイヤソーもしくは薄板ブレードを用いて傷入れもしくは切断を行うダイシング法、エキシマレーザ等のレーザ光の照射加熱とその後の急冷により照射部に生じさせたクラックをスクライブラインとするレーザスクライビング法、高エネルギー密度のレーザ光を照射し、蒸発させることで溝入れ加工を行なうレーザアブレーション法等を用いても構わない。
前記半導体成長層601を前記サブマウント420と対向させてダイボンディングを行うジャンクションダウンの場合、前記窒化物半導体LDチップ410の前記p型金属層211の表面側がマウント面となる。尚、本実施の形態では、図4のように、前記窒化物半導体LDチップ410において、例えば、そのLDチップ幅402を400μmとするとともに、そのLDチップ共振器長403を600μmとする。
このような製造工程により、図1のような構成の前記窒化物半導体LDチップ410が構成されると、この図1の前記窒化物半導体LDチップ410を、ダイボンディング法により、前記サブマウント420上に搭載した後、さらに、該窒化物半導体LDチップ410を搭載した前記サブマウント420を前記支持基体102へ搭載することにより、窒化物半導体LD装置が形成される。このとき、該窒化物半導体LD装置は、前記支持基体102と前記サブマウント420間を接続する96.5wt%/Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101を備える。
次に、図面を参照し、窒化物半導体レーザ装置の製造方法を説明する。尚、図5はロウ材を前記支持基体102への転写方法を説明する説明図である。また、図6及び図7はそれぞれ、上述の方法により作製した窒化物半導体レーザ装置を設置した状態での、構成を示す概略断面図と、全体の模式図である。
まず、前記支持基体102へ前記96.5wt%/Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101を転写する。この前記96.5wt%/Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101の転写方法について、以下に説明する。
まず、長さ500mm、幅500μm、厚さ20μmのテフロン(R)テープを用意し、蒸着法により、真空度1×10-5Pa程度のチャンバー内において、当該テフロン(R)テープに厚さ8μm程度の96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材をテフロン(R)テープへ蒸着する。テフロン(R)テープが長いときは、蒸着装置内で、96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材の蒸着が終了したテフロン(R)テープ部分を巻き取りながら、未蒸着のテフロン(R)テープ部に蒸着しても構わない。又は、シートに前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材を蒸着する場合は、蒸着が終了し当該シートを装置外に取り出した後、前記支持基体102表面に前記96.5wt%/Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材を転写する転写工程が可能な適当な大きさに、当該シートをカッター等で加工する。このようにして、テフロン(R)テープに96.5wt%/Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材が付着したロウ材付着テープ531(図5参照)が形成される。尚、テフロン(R)テープへの付着方法は、膜厚の制御性が良い蒸着法、スパッタ、もしくはCVD法が好ましい。
次に、ロウ材を前記支持基体102に転写する方法について、以下に説明する。図5(a)は、ステム501を前記支持基体102側からみた図であり、前記窒化物半導体LDチップ410は前記支持基体102の片面512に設置される。前記窒化物半導体LDチップ410のp型電極と接続するステムのピン511及びn型電極と接続するステムのピン510と、転写ニードル521との間に、上述の方法で作製された前記ロウ材付着テープ531が配置される。前記ロウ材付着テープ531は、テフロン(R)テープ533に96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材532が付着して形成されており、当該ロウ材付着テープ531はリールにより巻き取られるように配置されている。
更に、図5(b)に示すように、前記転写ニードル521が、前記ロウ材付着テープ531を前記支持基体102の前記片面512に押し付け、図5(c)に示すように、150℃に加熱された前記転写ニードル521を80kHz程度の超音波により振動させて、前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材532を擦り付ける。結果、図5(d)に示すように、前記転写ニードル521を引き上げて離すと、縦500μm×横500μm×厚さ8μmの前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101が、前記支持基体102の前記片面512表面に転写される。尚、前記転写ニードル521及び前記支持基体102を前記ロウ材付着テープ531が50℃以上300℃以下となる範囲で加熱すると、前記支持基体102への前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101の付着が容易になり、好ましい。
次に、前記窒化物半導体LDチップ410と前記サブマウント420とを用意する。そして、前記サブマウント420に形成された前記Au−30Snロウ材153上に、前記n型金属層212が前記サブマウント420と対面するように、前記窒化物半導体LDチップ410を配置する。次に、前記サブマウント部材420を310℃程度まで加熱し、前記Au−30Snロウ材153が融解した後、コレット(図示せず)等で荷重を適宜加えながら、前記窒化物半導体LDチップ410と前記サブマウント420とを、前期Au−30Snロウ材153によくなじませる。その後、冷却し、ロウ材を凝固させ、前記サブマウント420上に、前記窒化物半導体LDチップ410を固定化する。
次に、前記支持基体102に、最大膜厚部分が8μmの前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101が上述の転写方法で転写されたステム501(図7参照)を用意する。前記窒化物半導体LDチップ410が固定化された前記サブマウント420を250℃程度まで加熱し、前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101が溶けた時点で、前記サブマウント420に圧力をかけて、前記支持基体102と接合させる。
前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101が固化した後、p型電極用ワイヤ611が、前記p型金属層211の前記金属膜132表面から、ステムのピン511(p型電極用)へ接続され、また、n型電極用ワイヤ610が、前記LDチップ側表面の金属膜151表面からステムのピン510(n型電極用)へ電気的に接続される(図6参照)。このようにして、図7に示す窒化物半導体レーザ装置が得られた。尚、前記支持基体102に用いられる材料はCuを主体とする金属であり、その表面にPd膜/Au膜が順にメッキ形成されている。
図8は、レーザ出射位置の説明図である。前記ステム501と前記支持基体102と前記サブマウント420と前記窒化物半導体LDチップ410とによる窒化物半導体レーザ装置における、設計されたレーザの出射方向(設計レーザ出射方向)と実際のレーザ出射方向とのずれをθとする。また、設計レーザ出射位置からのX軸方向、Y軸方向のずれにおいて、図8のX軸及びY軸の矢印方向が正の方向となるように、設定する。
本実施形態で作製した窒化物半導体レーザ装置(100個)の出射位置に関して、全て基準値(θは±2°以内、X軸、Y軸方向のずれは±15μm以内)以内となり、測定を行った100個の平均値は、θは1.24、X軸方向のずれは11.9μm、Y軸方向のずれは11.3μmとなった。また、放熱性に関しては、電力を1W投入した場合の温度上昇を示す熱抵抗(℃/W)を指標としたとき、本実施形態による素子(35個平均)の熱抵抗は9.6(℃/W)となり、放熱性は良好であった。
厚さ50μmの96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材箔を使用した従来の窒化物半導体レーザ装置に関して測定した場合、作製した100個の窒化物半導体レーザ装置に対してレーザ出射位置が基準値以内となるものは63個であった。本実施形態による方法を用いることで、従来技術と比べて、レーザ出射位置の制御性に関して良好なものとなる。これは、前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101の厚みが最大膜厚でも8μmと、従来技術(50μm)と比較して薄いためであり、当該ロウ材が過剰に溶融し、ロウ材上の前記窒化物半導体LDチップ410に圧力をかけたとき、位置ずれが発生しにくいためである。
図9は、前記ステム501に転写された前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101の膜厚と、レーザ出射位置に関する歩留まりとの関係を示すグラフである。グラフに示されている通り、20μm以上であるとレーザ出射位置の制御が急激に低下することがわかる。また、0.5μm以下であると接合強度が低下する。よって、ロウ材の膜厚としては、0.5μm以上、20μm以下に設定すると、レーザ出射位置制御性の良好な窒化物半導体レーザ装置が得られる。
放熱性に関しても、比較を行ったところ、前記支持基体102に、最大膜厚部分が8μmのInロウ材が転写されているステムを用いて、窒化物半導体レーザ装置を100個製造した場合、35個の平均の熱抵抗値は、21.9(℃/W)となり、本実施形態による素子(9.6(℃/W))の方が、優れた放熱性を示した。
上述のように、本実施形態による方法により、放熱性、及びレーザ出射位置制御性の優れた窒化物半導体のレーザ装置を製造することができる。
尚、本実施形態では、前記窒化物半導体LDチップ410が載置された前記サブマウント420を前記ステム501に搭載することで窒化物半導体レーザ装置が構成されるものとしたが、前記窒化物半導体LDチップ410を前記サブマウント420を用いずに、直接、前記保持体(ステム、フレームもしくはパッケージ)に載置しても構わない。即ち、図10に示すように、前記支持基体102上に前記窒化物半導体LDチップ410を直接搭載するとともに、前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101で前記窒化物LDチップ410を保持する。このとき、まず、最大膜厚部分が8μmの前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101が上述の転写方法で前記支持基体102に転写されたステム501(図7)を用意する。そして、前記窒化物半導体LDチップ410を250℃程度まで加熱し、前記96.5wt%Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材101が溶けた時点で、前記窒化物半導体LDチップ410に圧力をかけて、前記支持基体102と接合させる。
尚、熱抵抗が良好なステム上のロウ材として、本実施形態で使用されているSn−3.0Ag−0.5Cuに限定されるものではなく、Au−Sn(Au−30Sn、Au−90Sn等)、In−Sn、In−Ag、In−Ag−Pb、Sn、Sn−Pb、Sn−Sb、Sn−Ag、Sn−Sb、Sn−Ag−Pb、Sn−Ag−Cu、Sn−Pb−Sb、Pb−Sb、Pb−Ag、Pb−Znを使用しても、構わない。
また、本実施形態では、n型電極の材料として、Hf及びAlを用いたが、Hf以外にTi、Co、Cu、Ag、Ir、Sc、Au、Cr、Mo、La、W、Al、Tl、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Pt、Ni、Pd、とその化合物を使用しても構わない。また、Al以外にAu、Ni、Ag、Ga、In、Sn、Pb、Sb、Zn、Si、Ge、とその化合物を使用しても構わない。膜厚も上述の厚さ(Hf=0.05μm、Al=0.15μm)に限定されるものではない。
また、窒化物半導体LDチップは、本実施形態の例に限定されるものではない。基板として、Si、SiC、ZrB2、GaAsや他の窒化物半導体材料を用いても構わない。また、半導体成長層の材料として、例えば、GaNα1-α(0.51≦α≦1)(XはP、As、Sb、Bi等のうち少なくとも1種類以上を含む元素)、BNβ1-β(0.51≦β≦1)、Alγ1-γ(0.51≦γ≦1)、AlδGa1-δε1-ε(0<δ<1、0.51≦ε≦1)、InNζ1-ζ(0.51≦ζ≦1)、InηGa1-ημ1-μ(0<η<1、0.51≦μ≦1)、InνGaξAl1-ν-ξτ1-τ(0<ν<1、0<ξ<1、0.51≦τ≦1)を用いても構わない。
また、本実施形態の窒化物半導体LDチップのp型電極側の前記埋め込み領域110に用いる材料は、SiO、TiO2、SiN、GaAs、GaP、GaN、InN等、他の窒化物半導体でも構わない。また、p型電極がステム側に対向するように支持基体に搭載されるジャンクションダウン構造の場合においても、本発明で同様の効果が得られる。
本発明の実施形態における窒化物半導体レーザ装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施形態における個々の窒化物半導体レーザ構造が多数形成された窒化物半導体LDウエーハの模式図である。 本発明の実施形態における窒化物半導体LDウエーハを分割したLDバーの模式図である。 本発明の実施形態におけるマウント前の窒化物半導体LDチップの外観斜視図である。 本発明の実施形態におけるロウ材の支持基体への転写方法の説明図である。 本発明の実施形態における窒化物半導体レーザ装置を設置した状態での構成を示す概略断面図である。 本発明の実施形態における窒化物半導体レーザ装置を設置した状態での構成を示す全体の模式図である。 本発明の実施形態における窒化物半導体レーザ装置のレーザ出射位置の説明図である。 本発明の実施形態において、ステムに転写された96.5wt%/Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材の膜厚と、レーザ出射位置に関する歩留まりとの関係を示すグラフである。 本発明の実施形態における窒化物半導体レーザ装置の構成を示す概略断面図である。 従来の窒化物半導体レーザ装置の構成を示す概略断面図である。 従来の窒化物半導体レーザ装置のマウント前の構成を示す概略断面図である。
符号の説明
101 96.5wt%/Sn−3.0wt%Ag−0.5wt%Cuロウ材
102 支持基体
110 埋め込み領域
111 n型GaN基板
112 n型GaN層
113 n型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
114 n型GaNガイド層
115 InGaN多重量子井戸構造活性層
116 p型Al0.2Ga0.8N蒸発防止層
117 p型GaNガイド層
118 p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
119 p型GaNコンタクト層
121 n型電極
122 n型電極上の金属多層膜
131 p型電極
132 p型電極上の金属膜
141 レーザ出射位置
150 SiCサブマウント部材
151 SiCサブマウント部材の窒化物半導体LDチップ側表面の金属膜
152 SiCサブマウント部材の支持基体側表面の金属膜
153 Au−30Snロウ材
201 レーザ共振器端面
210 ストライプ方向と垂直な方向の分割ライン
211 p型金属層
212 n型金属層
310 ストライプ方向と平行な方向の分割ライン
402 LDチップ幅
403 LDチップ共振器長
410 窒化物半導体LDチップ
420 サブマウント
501 ステム
510 ステムのピン(n型電極用)
511 ステムのピン(p型電極用)
512 支持基体の片面
521 転写ニードル
531 ロウ材付着テープ
532 96.5wt%/Sn−3.0wt%Ag−0.5wtCuロウ材
533 テフロン(R)テープ
601 半導体成長層
610 n型電極用ワイヤ
611 p型電極用ワイヤ
1101 導電性基板
1102 半導体成長層
1103 窒化物半導体LDチップ
1105 ロウ材
1106 n型電極表面に形成された金属膜
1108 支持基体
1111 p型電極
1112 n型電極
1120 サブマウント部材
1121 サブマウント部材の窒化物半導体LDチップ側の表面の金属膜
1122 サブマウント部材の支持基体側の表面の金属膜
1123 ロウ材
1205 ロウ材箔

Claims (8)

  1. 窒化物半導体基板と該窒化物半導体基板の表面上に積層される複数の窒化物半導体層から成る窒化物半導体積層部を備えた窒化物半導体レーザ素子と当該窒化物半導体レーザ素子が搭載されたステムとを備えた窒化物半導体レーザ装置の製造方法において、
    前記ステムに前記窒化物半導体レーザ素子を設置する際、前記ステムの支持基体部分に第1接着材料を付着させた後、前記窒化物レーザ素子を設置することを特徴とする窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  2. 前記窒化物半導体レーザ素子が、サブマウントを介して前記ステムに搭載されるとともに、
    前記窒化物半導体レーザ素子が前記ステムに設置される際において、
    まず、前記サブマウントに第2接着材料を介して前記窒化物半導体レーザ素子を固定し、
    次に、前記第1接着材料が付着された前記ステムの前記支持基体部分に前記サブマウントを載置することを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  3. 前記サブマウントは、SiC系、AlN系、CuW系、ダイアモンド系のうちの少なくとも1種以上の材料より成ることを特徴とする請求項2に記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  4. 前記支持基体部分に付着させる前記第1接着材料の厚さが、0.5μm以上、20μm以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  5. 前記第1接着材料は、Ag系、Sn−Ag−Cu系、Sn系、Zn系のうちの少なくとも1種以上の材料より成ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  6. 前記第1接着材料を前記ステムの前記支持基体部分に付着させる際、
    まず、耐熱性を備えたシート又はテープに前記第1接着材料を付着し、
    次に、前記第1接着材料が付着した前記シート又はテープを前記ステムの前記支持基体に貼付した後、前記シート又はテープ越しに前記第1接着材料に対して超音波振動を当てることで、前記ステムの前記支持基体に前記第1接着材料を転写することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  7. 前記シート又はテープを貼付して前記ステムの前記支持基体に前記第1接着材料を転写する際、
    同時に前記シート又はテープを50度以上300度以下の範囲で加熱することを特徴とする請求項6に記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  8. 前記シート又はテープへ前記第1接着材料を付着させる際、蒸着法、スパッタ法、化学的気相堆積法のいずれかが用いられることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
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