JP2007088114A - 窒化物半導体レーザ装置の製造方法 - Google Patents

窒化物半導体レーザ装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 マウント時にサブマウントと窒化物半導体レーザチップとの間からはみ出したハンダが窒化物半導体レーザチップの側面に這い上がるのを抑制する窒化物半導体レーザ装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 チップ用コレット42が吸着した窒化物半導体レーザチップ20を、サブマウント15の窒化物半導体レーザチップ20を搭載する面に対して垂直に移動させる時のチップ搬送速度を、少なくとも窒化物半導体レーザチップ20とサブマウント15上のチップ接合用ハンダ17とが接触する瞬間に2000μm/秒以下とする。これにより、窒化物半導体レーザチップ20とサブマウント15との間からはみ出したチップ接合用ハンダ17が窒化物半導体レーザチップの側面に這い上がるのを抑制することができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、窒化物半導体レーザ装置の製造方法に関する。
近年、記録メディアへの記録および再生用途として、青〜紫の短い波長帯で高出力のレーザ光が得られる窒化物半導体レーザチップを用いた窒化物半導体レーザ装置の量産化が行われつつある。
この窒化物半導体レーザチップを、サブマウントなどのマウント部材またはステムのブロック部などの支持基体にマウントする際には、例えば特許文献1に提案された窒化物半導体レーザ装置のように、コレットを用いて窒化物半導体レーザチップを吸着し、マウント部材上の溶融したハンダの上に載置して押さえつける方法が用いられる。
特開2004−47675号公報(第6頁、第7頁、図3)
しかし、特許文献1に提案された窒化物半導体レーザ装置のようにハンダで窒化物半導体レーザチップをマウントする場合、窒化物半導体レーザチップを押しつけるコレットの速度、ハンダの厚さによってはハンダが窒化物半導体レーザチップとマウント部材との間からはみ出し、窒化物半導体レーザチップの側面を這い上がり、レーザ光の出射位置近傍まで達することがある。出射位置近傍のハンダの有無は目視や光学顕微鏡では確認が困難であるが、をEDX(Energy Dispersive X−ray Spectroscopy;エネルギー分散型X線分光法)や、SIMS(Secondary Ion Mass Spectroscopy;二次イオン質量分析法)などによって検出できる。窒化物半導体レーザチップから出射されるレーザ光の発振波長が405nm付近であるため、このレーザ光による光CVD(Chemical Vapour Deposition)効果によって、窒化物半導体レーザチップの側面のうち、レーザ光出射側端面を這い上がったハンダは出射位置付近に凝集し、レーザ光の発光特性が急激に低下する。
本発明は、上記の問題点に鑑み、窒化物半導体レーザチップのマウント時にはみ出したハンダの窒化物半導体レーザチップの側面への這い上がりを抑制し、レーザ光の発光特性を長期間維持可能な窒化物半導体レーザ装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、窒化物半導体レーザチップをコレットによって、接着材料を介してマウント部材または保持体に設けられた支持基体にマウントする窒化物半導体レーザ装置の製造方法において、前記窒化物半導体レーザチップを吸着したコレットが、前記マウント部材または前記支持基体の前記窒化物半導体レーザチップを搭載する面に垂直な方向に移動するチップ搬送速度が、少なくとも前記窒化物半導体レーザチップと前記マウント部材または前記支持基体とが前記接着材料を介して接触する瞬間に2000μm/秒以下であることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の窒化物半導体レーザ装置の製造方法において、前記チップ搬送速度が、少なくとも前記窒化物半導体レーザチップと前記マウント部材または前記支持基体とが前記接着材料を介して接触する瞬間に25μm/秒以上であることを特徴とする。このとき、チップ搬送速度は、コレットが静止状態から動き始めた時点からできる限り早く25μm/秒以上になることが好ましい。
また本発明は、上記構成の窒化物半導体レーザ装置の製造方法において、前記窒化物半導体レーザチップをマウントする前に、厚さが0.5μm以上2.4μm以下の前記接着材料を前記マウント部材または前記支持基体上に配置することを特徴とする。
また本発明は、上記構成の窒化物半導体レーザ装置の製造方法において、基部がSiC、AlN、ダイヤモンドまたはCuからなるマウント部材に前記窒化物半導体レーザチップをマウントすることを特徴とする。
また本発明は、上記構成の窒化物半導体レーザ装置の製造方法において、前記窒化物半導体レーザ素子の、レーザ光の出射端面および反射端面に酸化物がコーティングされていることを特徴とする。
本発明によると、コレットによって窒化物半導体レーザチップが接着材料を介してマウント部材または支持基体に接触したときの勢いで接着材料がはみ出して窒化物半導体レーザチップの側面に這い上がったり、側面に跳ね返ったりすることを抑制できるため、レーザ光の発光特性を長期間維持可能な窒化物半導体レーザ装置の製造方法を提供することができる。
また、本発明によると、窒化物半導体レーザ装置の量産性を低下させることがない。
また、本発明によると、窒化物半導体レーザチップが接着材料を介してマウント部材または支持基体に接触したときに、窒化物半導体レーザチップの側面に接着材料が這い上がるのを抑制することができる。
また、本発明によると、マウント部材の熱伝導率が良好であるため、駆動中に発熱する窒化物半導体レーザチップの寿命を向上させることができ、ひいては窒化物半導体レーザ装置の寿命および信頼性を向上させることができる。
また、本発明によると、窒化物半導体レーザ素子の、レーザ光の出射端面および反射端面に、COD(Catastrophic Optical Damage;瞬時光学損傷)などが発生することを抑制するために酸化物をコーティングした場合に、コーティングと窒化物半導体レーザ素子本体との間にできる隙間に接着材料が毛細管現象によって這い上がることを抑制することができる。
以下において、本発明の実施形態を説明するにあたり、幾つかの用語の意味を予め明らかにしておく。本明細書に記載の「窒化物半導体」は、AlxGayInzN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成されるものとする。ただし、窒化物半導体の窒素原子のうち、その約20%以下がAs、PまたはSbのいずれかの原子で置換されてもよい。また、この窒化物半導体中に、Si、O、Cl、S、C、Ge、Zn、Cd、MgまたはBeがドーピングされても構わない。
「窒化物半導体レーザチップ」は、基板と窒化物半導体成長層とで構成されているものとし、基板または窒化物半導体成長層に電極や金属多層膜が形成されている場合は、これらの電極や金属多層膜も含むものとする。
「窒化物半導体レーザ装置」とは、支持基体またはマウント部材に窒化物半導体レーザチップを搭載し、レーザ光を所望の向きに出射できるようにした装置をいうものとする。
また、「マウント部材」は、半導体レーザチップを搭載する、サブマウントなどの部材である。「保持体」は、ステム、フレームもしくはパッケージに相当し、「支持基体」は、窒化物半導体レーザチップが設置されたサブマウントまたは直接窒化物半導体レーザチップを搭載するものであり、保持体の一部分であるブロック部に相当する。
「マウント面」は、窒化物半導体レーザチップの、接着材料を介してマウント部材に対向する面に相当する。
「マウント」とは、半導体レーザチップをマウント部材または支持基体に接着材料を用いて接合することであり、「ダイボンド」とは、マウント部材を保持体はたは支持基体に接着材料を用いて接合することである。「接着材料」とは、ロウ材、ハンダ、または例えばAgペーストのように金属粉体を混入したペーストなどである。
<窒化物半導体レーザチップ>
図1は本発明の実施形態に係る窒化物半導体レーザチップの正面図、図2はその平面図である。窒化物半導体レーザチップ20は、図面下側のマウント面側から順に、n電極側金属層27、n電極26、n型GaN基板21、窒化物半導体成長層22が設けられている。窒化物半導体成長層22はリッジ形状に成形されており、リッジ部の上面にはp電極23、リッジ部の両側にはSiO2からなる絶縁体埋め込み層24が設けられている。p電極23および絶縁体埋め込み層24の上面にはp電極側金属層25が設けられている。なお、ジャンクションダウン方式でマウントする場合は、図面上側がマウント面となる。
窒化物半導体レーザチップ20のレーザ光の出射側端面20aには1層のSiO2薄膜からなるAR(anti−reflection)コーティング28が形成され、出射側端面20aと対向するレーザ光の反射側端面20bにはSiO2およびTiO2層が交互に合計9層積層されたHR(high−reflection)コーティング29が形成されている。これらのコーティングを施すことにより、窒化物半導体レーザチップ20がレーザ光を出射している際に、COD(Catastrophic Optical Damage;瞬時光学損傷)などが発生することを抑制することができる。
n電極26は層構造であり、例えばn型GaN基板21側から順にHf/Alを積層することによって形成される。また、n電極側金属層27も積層構造であり、例えばn型GaN基板21側から順にMo/Pt/Auを積層することによって形成される。
同様に、p電極23およびp電極側金属層も層構造であり、それぞれn型GaN基板21側から順に、p電極23は例えばPd/Moを、p電極側金属層25は例えばPt/Auを積層することによって形成される。
また、窒化物半導体レーザチップ20の幅Wは400μm、出射側端面20aと反射側端面20bとの間隔すなわち共振器長Lは600μmである。
<窒化物半導体レーザ装置>
図3は本発明の実施形態に係る窒化物半導体レーザ装置の正面図、図4はその平面図、図5はキャップを取り付けていない状態の窒化物半導体レーザ装置の平面図、図6はサブマウントの正面図、図7はその平面図である。
窒化物半導体レーザ装置10は、ステム11のブロック部12にサブマウント15を搭載し、サブマウント15に窒化物半導体レーザチップ20をマウントした後、キャップ30をステム11に取り付けることによって、窒化物半導体レーザチップ20を封じたものである。
サブマウント15は、図6、図7に示すように、絶縁性のSiCからなる基部15aの対向する両面に、基部15a側から順にTi(100nm)/Pt(200nm)/Au(200nm)の積層構造の金属膜15bおよび金属膜15cが形成されている。サブマウント15は、窒化物半導体レーザチップ20のレーザ出射位置の調整だけでなく、窒化物半導体レーザチップ20で発生した熱を放散させる役割も有している。サブマウント15は、Au70%−30%Snのブロック部接合用ハンダ16を介してブロック部12にダイボンドされている。また、サブマウント15には窒化物半導体レーザチップ20が、Au70%−30%Snのチップ接合用ハンダ17を介してn電極26がサブマウント15に対向するようにマウントされている。
ブロック部12は、銅や鉄などの金属からなり、ステム11と一体成形されている。キャップ30には、キャップ30内の窒化物半導体レーザチップ20から出射されたレーザ光を外部に取り出すための窓31が設けられている。窓31は、レーザ光を透過することのできるガラスやプラスチックなどからなり、波長選択性のコーティングがなされる場合もある。
ステム11には、ブロック部12が設けられている面に垂直にピン13およびピン14が設けられている。ピン13およびピン14は銅や鉄などの金属からなり、その表面には金(Au)などの薄膜によるコーティングが施されている。なお、ステム11と、ピン13およびピン14とはそれぞれガラスなどの絶縁体からなる絶縁リング13aおよび絶縁リング14aによって電気的に絶縁されている。
ピン13と窒化物半導体レーザチップ20のp電極側金属層25とは金ワイヤ18によって電気的に接続されている。また、ピン14は、サブマウント15の表面の金属膜15cと金ワイヤ19で接合され、窒化物半導体レーザチップ20のn電極26と電気的に接続されている。
<製造方法>
次に、窒化物半導体レーザ装置10の製造方法について説明する。図8は、本発明の実施形態に係る同時ダイボンド装置の概略図である。同時ダイボンド装置40は、ステム11上のブロック部12にサブマウント15をダイボンドし、さらに連続してこのサブマウント15に窒化物半導体レーザチップ20をマウントするものである。
ダイボンドする前のサブマウント15には、図6および図7に示すように金属膜15bおよび金属膜15cの表面にそれぞれAu70%−30%Snからなるブロック部接合用ハンダ16およびチップ接合用ハンダ17が蒸着されている。ブロック部12に接する側のブロック部接合用ハンダ16は厚さ5.0μmで、金属膜15bの前面に蒸着されており、窒化物半導体レーザチップ20が搭載される側のチップ接合用ハンダ17は厚さ1.5μmで窒化物半導体レーザチップ20の幅Wよりも広い幅で蒸着されている。
同時ダイボンド装置40は図8に示すように、サブマウント用コレット41およびチップ用コレット42を備え、さらにステム11を載置する不図示のヒータを備えるものである。サブマウント用コレット41はサブマウント15専用であり、チップ用コレットは窒化物半導体レーザチップ20専用である。
サブマウント用コレット41およびチップ用コレット42は中空で、サブマウント15または窒化物半導体レーザチップ20に接する部分に孔が開けられ、もう一端には中空部分の空気を抜くことができるように真空ポンプ(不図示)に接続されているため、この真空ポンプの制御によりサブマウント15または窒化物半導体レーザチップ20を吸着および解放することができる。また、サブマウント用コレット41およびチップ用コレット42はいずれも図面に対して上下方向、左右方向、紙面に対して手前、奥方向に稼働可能である。
同時ダイボンド装置40のヒータ(不図示)上にステム11を載置し、サブマウント用コレット41によってサブマウント15をブロック部12上に載置する。次にヒータによって、ブロック部12が310℃となるようにステム11を加熱し、ブロック部接合用ハンダ16およびチップ接合用ハンダ17を溶融させる。これによってサブマウント15がダイボンドされる。続いてチップ用コレット42によって窒化物半導体レーザチップ20を吸着し、チップ接合用ハンダ17が溶融した状態のサブマウント15上にマウントする。
ここで、窒化物半導体レーザチップ20をサブマウント15にマウントする際に、チップ接合用ハンダ17が、窒化物半導体レーザチップ20とサブマウント15との間に均一な厚さで全体的に広がることが、熱の放散および接合強度の観点から好ましい。
その後、窒化物半導体レーザチップ20に荷重をかけ、全体を室温まで冷却する。以上の操作により、窒化物半導体レーザチップ20をサブマウント15を介してステム11のブロック部12に接合する。
次に、p電極側金属層25とピン13との間に金ワイヤ18を接合し、サブマウント15の表面の金属膜15cとピン14との間に金ワイヤ19を接合し、窒化物半導体レーザチップ20を封じるようにステム11にキャップ30を取り付けて窒化物半導体レーザ装置10が完成する。
本発明の実施形態において、チップ用コレット42が窒化物半導体レーザチップ20を、サブマウント15の窒化物半導体レーザチップ20を搭載する面に垂直に移動させる時のチップ搬送速度を、少なくとも窒化物半導体レーザチップ20とサブマウント15上のチップ接合用ハンダ17とが接触する瞬間に2000μm/秒以下とする。これは、チップ搬送速度が2000μm/秒よりも速い場合、サブマウント15と窒化物半導体レーザチップ20との間からはみ出したチップ接合用ハンダ17が窒化物半導体レーザチップ20の側面を這い上がり、また窒化物半導体レーザチップ20の側面へ跳ね返るチップ接合用ハンダ17の量が増加するためである。窒化物半導体レーザチップ20の側面のうち、出射側端面20aに形成されたARコーティング28上に這い上がったもしくは跳ね返ったチップ接合用ハンダ17は、窒化物半導体レーザ装置10を駆動した際に、発振波長が405nm付近のレーザ光による光CVD(Chemical Vapour Deposition)効果によって、レーザ光の出射位置付近に凝集し、レーザ光の発光特性が急激に低下するため、窒化物半導体レーザチップ20の寿命を短くする原因となる。またチップ搬送速度は、少なくとも窒化物半導体レーザチップ20とサブマウント15上のチップ接合用ハンダ17とが接触する瞬間に25μm/秒以上であることが好ましく、チップ用コレット42が静止状態から動き始めた時点からできる限り早く25μm/秒以上になることがより好ましい。これは、チップ搬送速度が25μm/秒未満である場合、処理時間が増加して量産性が低下するためである。
このように構成することにより、サブマウント15と窒化物半導体レーザチップ20との間からはみ出したチップ接合用ハンダ17が窒化物半導体レーザチップ20の側面への這い上がりを抑制し、かつチップ接合用ハンダ17の窒化物半導体レーザチップ20の側面へ跳ね返りを抑制することができ、チップ接合用ハンダ17がレーザ光の出射位置に凝集することを抑制することができるため、窒化物半導体レーザチップ20の寿命を向上させ、ひいては窒化物半導体レーザ装置10の寿命、信頼性を向上させることができる。
ここで、サブマウント15の金属膜15c上に蒸着されたチップ接合用ハンダ17の厚さは、0.5μm以上2.5μm以下が好ましい。これは、チップ接合用ハンダ17の厚さが0.5μm未満である場合、サブマウント15と窒化物半導体レーザチップ20との接合強度が低く、一方2.5μmよりも厚い場合、チップ用コレット42によって窒化物半導体レーザチップ20が押さえられた際に、サブマウント15と窒化物半導体レーザチップ20との間からはみ出して側面を這い上がるチップ接合用ハンダ17が多くなり、チップ接合用ハンダ17がレーザ光の出射位置で凝集する可能性が高くなるためである。
これによって、サブマウント15上にマウントした窒化物半導体レーザチップ20の接合強度を保ちつつ、窒化物半導体レーザチップ20の側面へのチップ接合用ハンダ17の這い上がりを抑制することができ、窒化物半導体レーザ装置10の寿命、信頼性を向上させることができる。さらに、窒化物半導体レーザ装置10を駆動させていると、窒化物半導体レーザチップ20の窒化物半導体成長層22とARコーティング28およびHRコーティング29とでは熱膨張係数の差が大きいため、出射側端面20aまたは反射側端面20bに隙間ができるが、この隙間にチップ接合用ハンダ17が毛細管現象によって這い上がることも抑制することができる。
<実施例1>
第1の実施形態において、サブマウント15の金属膜15c上に蒸着されたチップ接合用ハンダ17の厚さを3.0μmとし、チップ用コレット42が吸着した窒化物半導体レーザチップ20がチップ接合用ハンダ17と接する瞬間のチップ搬送速度を500μm/秒として、窒化物半導体レーザ装置10を作製した。
このようにして作製した50台の窒化物半導体レーザ装置10を、雰囲気温度70℃、パルス幅30nsec、デューティー50%の80mWのAPC(Automatic Power Control;自動出力制御)で、寿命試験にかけたところ、MTTF(Mean Time ToFailures;平均寿命)は3852時間であった。
また、寿命試験にかけたものとは別の、同様の構成の窒化物半導体レーザ装置10の窒化物半導体レーザチップ20を駆動させる前に、ARコーティング28をEDX(Energy Dispersive X−ray Spectroscopy;エネルギー分散型X線分光法)によって観察したところ、n電極26側の端部から50μmの領域ではチップ接合用ハンダ17の成分であるAu、Snはいずれも検出限界以下であった。
このように、サブマウント15と窒化物半導体レーザチップ20との間からはみ出したチップ接合用ハンダ17の出射側端面20a上への這い上がりを抑制することによって、レーザ光の光CVD効果によって出射位置付近にハンダ成分が凝集してレーザ光の発光特性が急激に低下することを抑制することができる。
<実施例2>
第1の実施形態において、サブマウント15の金属膜15c上に蒸着されたチップ接合用ハンダ17の厚さを0.8μm、チップ用コレット42が吸着した窒化物半導体レーザチップ20がチップ接合用ハンダ17と接する瞬間のチップ搬送速度を500μm/秒として、さらに窒化物半導体レーザチップ20を、窒化物半導体成長層22のリッジ形状部分がサブマウント15に対向するように、すなわちジャンクションダウン方式でマウントし、窒化物半導体レーザ装置10を作製した。このようにして作製した50台の窒化物半導体レーザ装置10について、実施例1と同様に、雰囲気温度70℃、パルス幅30nsec、デューティー50%の80mWのAPCで、寿命試験にかけたところ、MTTFは4152時間であった。
また、寿命試験にかけたものとは別の、同様に作製した窒化物半導体レーザ装置10の窒化物半導体レーザチップ20を駆動させる前に、ARコーティング28をEDXによって観察したところ、p電極23側の端部から5μmの領域ではチップ接合用ハンダ17の成分であるAu、Snはいずれも検出限界以下であった。この結果から、ジャンクションダウン方式でマウントした場合でも、本発明を適用できることがわかる。
<比較例>
第1の実施形態において、サブマウント15の金属膜15c上に蒸着されたチップ接合用ハンダ17の厚さを1.5μmとし、チップ用コレット42が吸着した窒化物半導体レーザチップ20がチップ接合用ハンダ17と接する瞬間のチップ搬送速度を3000μm/秒として、窒化物半導体レーザ装置10を作製した。このようにして作製した50台の窒化物半導体レーザ装置10について、実施例1と同様に、雰囲気温度70℃、パルス幅30nsec、デューティー50%の80mWのAPCで、寿命試験にかけたところ、MTTFは1032時間であった。
また、寿命試験にかけたものとは別の、同様に作製した窒化物半導体レーザ装置10の窒化物半導体レーザチップ20を駆動させる前に、ARコーティング28をEDXによって観察したところ、n電極26側の端部から130μmの領域(レーザ光出射位置から3μm離れた位置)でもチップ接合用ハンダ17の成分であるAuおよびSnが原子濃度で合計9%程度検出された。この結果から、窒化物半導体レーザチップ20の側面に這い上がり、もしくは跳ね返ったチップ接合用ハンダ17が、レーザ光の光CVD効果によってレーザ光出射位置周辺に凝集したことや、ARコーティング28と出射側端面20aとの間またはHRコーティング29と反射側端面20bとの間に生じた隙間に毛細管現象でハンダが這い上がったことによって、レーザ光の発光特性が低下しているものと考えられる。
なお、本発明の実施形態において、ブロック部接合用ハンダ16、チップ接合用ハンダ17として例えばAu−Si、Au−Sn、Au−Sn−Ni、Au−Ga、Au−Ge、Au−Sb、Au−Ni、Au−InまたはAu−Ag−Snを用いることができる。これらの材料からなるハンダは接合強度が高いが、融点が高いため、これらの材料からなるハンダで窒化物半導体レーザチップ20をマウントした場合、マウント後の熱膨張係数の差から発生する歪み応力によってARコーティング28と出射側端面20aとの間またはHRコーティング29と反射側端面20bとの間に隙間が生じやすい。しかし、本発明を適用すると、チップ用コレット42が吸着した窒化物半導体レーザチップ20がチップ接合用ハンダ17と接する瞬間のチップ搬送速度が抑えられることで、ハンダへの圧力が減少するため、前記隙間へ入り込むハンダ量が減る。この結果、前記隙間に毛細管現象でハンダが這い上がることを防ぐという本発明の効果を大きく得ることができる。
また、ARコーティング28またはHRコーティング29の材質として、SiO2またはTiO2の他、Al23を用いてもよい。
また、サブマウント15の基部15aとして、上述したSiCの他に、SiCと同様に熱伝導性の良好なAlN、ダイヤモンド(C)、Cuを用いた場合、窒化物半導体レーザ装置10を駆動させた場合に窒化物半導体レーザチップ20から発生する熱を放散させやすく、窒化物半導体レーザチップ20の寿命を向上させることができる。
また、サブマウント15の表面の金属膜15bおよび金属膜15cとしては、Ti/Pt/Auの他に、例えばNi/Au、Mo/Auからなる2層膜や、Mo/Ni/Au、Ti/Ni/Au、Mo/Pt/Auからなる3層膜などの多層膜を用いてもよい。金属膜15b、金属膜15cとしては、これらの他にサブマウント15の基部15aの材料、ブロック部接合用ハンダ16およびチップ接合用ハンダ17と接着性が良好な材料を広く用いることができる。
また、p電極23の層構造としては、Pd/Mo/Pt/AuまたはNi/Auからなるものを用いてもよい。また、Pd/Mo/Pt/Auにおいて、Pdに代えてCo、Cu、Ag、Ir、Sc、Au、Cr、Mo、La、W、Al、Tl、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Pt、Niまたはこれらの化合物もしくは合金を用いてもよく、Mo/PtまたはPtに代えてCo、Cu、Ag、Ir、Sc、Au、Cr、La、W、Al、Tl、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Pt、Niまたはこれらの化合物もしくは合金を用いてもよい。また、Pd/Mo/Pt/AuまたはNi/Auにおいて、Auに代えてNi、Ag、Ga、In、Sn、Pb、Sb、Zn、Si、Ge、Alまたはこれらの化合物もしくは合金を用いてもよい。
また、n電極26の層構造としては、Ti/Al/Mo/Pt/AuまたはHf/Al/Mo/Pt/Auからなるものを用いてもよい。また、Ti/Al/Mo/Pt/AuにおけるTiに代えて、Co、Cu、Ag、Ir、Sc、Au、Cr、Mo、La、W、Al、Tl、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Pt、Ni、Pdまたはこれらの化合物もしくは合金を用いてもよい。また、Ti/Al/Mo/Pt/AuまたはHf/Al/Mo/Pt/Auにおいて、Alに代えてAu、Ni、Ag、Ga、In、Sn、Pb、Sb、Zn、Si、Geまたはこれらの化合物もしくは合金を用いてもよく、Mo/PtまたはPtに代えてCo、Cu、Ag、Ir、Sc、Au、Cr、La、W、Al、Tl、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Pt、Ni、Pdまたはこれらの化合物もしくは合金を用いてもよく、Auに代えてNi、Ag、Ga、In、Sn、Pb、Sb、Zn、Si、Ge、Alまたはこれらの化合物もしくは合金を用いてもよい。
また、窒化物半導体レーザチップ20を、マウント部材であるサブマウント15を用いず、直接支持基体であるブロック部12に接着材料によってマウントしてもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施形態に係る窒化物半導体レーザチップの正面図 本発明の実施形態に係る窒化物半導体レーザチップの平面図 本発明の実施形態に係る窒化物半導体レーザ装置の正面図 本発明の実施形態に係る窒化物半導体レーザ装置の平面図 本発明の実施形態に係るキャップを取り付けていない状態の窒化物半導体レーザ装置の平面図 本発明の実施形態に係るサブマウントの正面図 本発明の実施形態に係るサブマウントの平面図 本発明の実施形態に係る同時ダイボンド装置の概略図
符号の説明
11 ステム
12 ブロック部
15 サブマウント
15a 基部
17 チップ接合用ハンダ
20 窒化物半導体レーザチップ
28 ARコーティング
29 HRコーティング
42 チップ用コレット

Claims (6)

  1. 窒化物半導体レーザチップをコレットによって、接着材料を介してマウント部材または保持体に設けられた支持基体にマウントする窒化物半導体レーザ装置の製造方法において、
    前記窒化物半導体レーザチップを吸着したコレットが、前記マウント部材または前記支持基体の前記窒化物半導体レーザチップを搭載する面に垂直な方向に移動するチップ搬送速度が、少なくとも前記窒化物半導体レーザチップと前記マウント部材または前記支持基体とが前記接着材料を介して接触する瞬間に2000μm/秒以下であることを特徴とする、窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  2. 前記チップ搬送速度が、少なくとも前記窒化物半導体レーザチップと前記マウント部材または前記支持基体とが前記接着材料を介して接触する瞬間に25μm/秒以上であることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  3. 前記窒化物半導体レーザチップをマウントする前に、厚さが0.5μm以上2.4μm以下の前記接着材料を前記マウント部材または前記支持基体上に配置することを特徴とする請求項1または2に記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  4. 基部がSiC、AlN、ダイヤモンドまたはCuからなるマウント部材に前記窒化物半導体レーザチップをマウントすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  5. 前記接着材料が、Au−Si,Au−Sn、Au−Sn−Ni、Au−Ga、Au−Ge、Au−Sb、Au−Ni、Au−InおよびAu−Ag−Snのうち1種類以上を含む合金からなるハンダであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
  6. 前記窒化物半導体レーザ素子の、レーザ光の出射端面および反射端面に酸化物がコーティングされていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ装置の製造方法。
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