JP2005203424A - データ作成方法、データ作成装置、スクリーン印刷検査方法、スクリーン印刷検査装置およびスクリーン印刷機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対応付け作成部78は、各検査ポイントの基本データと、印刷後の基板10に搭載されるデバイスとを対応付ける。これにより、基板10に搭載されるデバイスの種類毎に、各検査ポイントの基本データを特定することが可能になる。
【選択図】 図3
Description
なお、印刷後の印刷基板の印刷要否を検査する印刷検査も、スクリーンマスクの開口裏側へハンダが回って付着した状態で印刷すると印刷不良を起こすので、スクリーンマスクを撮像するマスク検査によっても、間接的に印刷良否を検査することができる。すなわち、印刷後の印刷基板を撮像し直接的に印刷良否を検査する印刷検査も、マスク検査も広義の印刷検査と言うことができる。
また、同様にマスク検査工程においても、印刷後のスクリーンマスクを撮像し、この撮像データから検査ポイントの状態を抽出し、この抽出したスクリーンマスクの状態と、基準となるスクリーンマスクの状態とをパターンマッチングすることで、スクリーンマスクの清掃が必要か否かを判定している。
マスク検査の場合も同様に、スクリーンマスク上に検査ポイントを設定し、この検査ポイント全ての基本データ、例えばマスクの開口形状や開口サイズ等に関するデータを、マスク検査に先行して実施するスクリーンマスクの撮像データに基づく画像処理、あるいはマスクの作成に用いたデータからのデータ変換等により取得する。続いて、その検査ポイントを撮像する際の照明設定、画像処理に関連する各種しきい値、判定をする際に用いる許容値等の条件データを、全ての検査ポイントについて設定する。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
そこで、本発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、検査データの作成を容易に行うことができるデータ作成方法、データ作成装置、スクリーン印刷検査方法、スクリーン印刷検査装置およびスクリーン印刷機を提供することを目的とする。
図1において、実装ライン1は、基板にクリームハンダを印刷するスクリーン印刷機2と、このスクリーン印刷機2によりハンダが印刷された基板上にチップやパッケージ等の各種デバイスを搭載するマウンター3,4と、このマウンター3,4によりデバイスが搭載された基板を加熱するリフロー炉5と、基板を順送りにする基板搬送コンベア6とから構成される。ここで、スクリーン印刷機2、マウンター3,4およびリフロー炉5は、それぞれネットワークにより接続されている。また、マウンター3,4の数量は適宜自由に設定することができる。
本実施の形態は、このような実装ライン1において、スクリーン印刷機2の印刷検査またはマスク検査に用いる検査データの作成方法に特徴を有するものである。
本実施の形態にかかるスクリーン印刷機2は、基板10を規正して所定の位置まで移動させるテーブル20と、基板10に印刷するハンダの印刷パターンに対応して開口部が形成されたスクリーンマスク30と、スクリーンマスク30の開口部へクリームハンダを充填するためのスキージ装置40と、テーブル20上方に配設され、印刷前の基板を撮像する基板認識カメラ50と、テーブル20上方に配設され、印刷後の基板10を撮像する印刷検査カメラ60と、スクリーン印刷機2全体の動作を制御する制御装置70とを少なくとも備える。
ここで、X方向とは、基板10の搬送に沿った方向、すなわち図2における横方向とし、図2を正面視した状態で右側を正の方向、左側を負の方向とする。また、Y方向とは、基板10の搬送方向に対向する方向、すなわち図2における奥行き方向とし、図2を正面視した状態で奥側を正の方向、手前側を負の方向とする。また、Z方向とは、鉛直方向、すなわち図2における縦方向とし、図2を正面視した状態で上側を正の方向、下側を負の方向とする。また、θ方向とは、Z軸回りに回転する方向であり、上方を見て右回りを正の方向とする。
なお、ベース22と第1中間プレート23の間、第1中間プレート23と第2中間プレート24の間、第2中間プレート24とステージ25にそれぞれ順々に配置するモータの組合せは、上記のように、Z軸モータ、X軸モータ、θ軸モータの順のみの組合せだけでなく、例えば、X軸モータ、θ軸モータ、Z軸モータの順等、自由な順番の組合せが可能である。
また、ステージ25上には、基板10を搭載する位置とは別の所定の位置に、スクリーンマスク30の裏面を撮像するマスク認識カメラ80が取り付けられている。このマスク認識カメラ80は、公知のCCD(Charge Coupled Device)カメラ等から構成されており、スクリーンマスク30を撮像し、この撮像データを制御装置70に送出する。
印刷検査カメラ60は、テーブル20をY方向における正の方向に移動しスクリーンマスク30下方域から外れた状態におけるステージ25上方に設けられた公知のCCDカメラ等から構成されており、クリームハンダが印刷された基板10を撮像し、この撮像データを制御装置70に送出する。
なお、基盤認識カメラ50,印刷検査カメラ60,マスク認識カメラ80には、それぞれ照明が併せて設けられており、撮像時の照明の設定については、条件データに基づいて行われる。
なお、第1Y軸モータ26、第1Z軸モータ27、X軸モータ28、θ軸モータ29、第2Y軸モータ46、第2Z軸モータ47および第3Z軸モータ48の各々にはエンコーダが組み込まれており、回転位置を制御装置70にフィードバックして、基板10や第1スキージヘッド43、第2スキージヘッド44を正確に位置決めできるようにしている。
ここで、検査データとは、印刷検査の場合、基板10の印刷パターン単位で、少なくとも検査すべきハンダが存在する基板10上の位置に関する情報である検査ポイントと、この検査ポイントに印刷すべきハンダの形状やサイズ等に関するデータである基本データと、その検査ポイントを撮像するカメラの照明の設定や2値化レベル等の画像処理に関するパラメータおよび面積許容値や位置許容値等の検査判定に関するパラメータ等からなる条件データとを検査ポイント毎に対応付けて設定したものである。また、マスク検査の場合の検査データとは、スクリーンマスク30単位で、少なくとも検査をすべき印刷孔31のスクリーンマスク30上の位置に関する情報である検査ポイントと、この検査ポイントの開口形状や開口サイズ等に関するデータである基本データと、その検査ポイントを撮像するカメラの照明の設定や2値化レベル等の画像処理に関連するパラメータおよび面積許容値や一許容値等の検査判定に関するパラメータ等からなる条件データとを、検査ポイント毎に対応付けて設定したものである。
なお、本実施の形態では、印刷検査の場合、各検査ポイントの基本データと、この検査ポイントに搭載されるデバイスとが対応付けて記憶される。マスク検査の場合は、各検査ポイントの基本データと、この検査ポイントの開口パターンに対応する基板上に搭載されるデバイスとが対応付けて記憶される。
なお、画像処理部73が抽出した認識データは、記憶部72に記憶されるようにしてもよい。
印刷検査の場合、検査判定部75は、制御部79の指示により、印刷検査カメラ60の撮像データに基づいて画像処理部73が生成した認識データと、記憶部72に記憶されている検査データとに基づいて判定動作を行う。例えば、検査判定部75は、認識データから検査ポイントに印刷されたハンダのサイズおよび平面形状等を検出し、この検出したハンダとその検査ポイントと対応付けられた基本データと比較し、この比較結果をその基本データと対応付けられた条件データと照らし合わせることにより、正常にハンダが印刷されたか否かを判定する。
マスク検査の場合、検査判定部75は、制御部79の指示により、マスク認識カメラ80の撮像データに基づいて画像処理部73が生成した認識データと、記憶部72に記憶されている検査データとに基づいて判定動作を行う。例えば、検査判定部75は、認識データから検査ポイントのスクリーンマスク30の印刷孔31のサイズおよび平面形状等の状態を検出し、この検出した印刷孔31の状態とその検査ポイントと対応付けられた基本データとを比較し、この比較結果をその基本データと対応付けられた条件データと照らし合わせることにより、スクリーンマスク30の清掃が必要か否かを判定する。
なお、搭載位置データおよび部品データについては、I/F77を介してマウンター3,4から、または、予め記憶部72に記憶しておき、この記憶部72から取得するようにすることができる。
まず、基板10にハンダを印刷する場合、スクリーン印刷機2は、第1Y軸モータ26、第1Z軸モータ27およびX軸モータ28を駆動してステージ25を所定の位置に移動させ、例えばスクリーン印刷機2の図2におけるX方向における正の方向側に設けられた図示しない搬送コンベアから、基板10をステージ25上に搬入し、固定する(ステップS401)。
ステージ25上に基板10を固定すると、スクリーン印刷機2は、第1Y軸モータ26を駆動して、ステージ25をY方向における正の方向に移動させるとともに、必要に応じてX軸モータ28を駆動させることにより、ステージ25を基板認識カメラ50下方の所定の位置、例えば基板認識カメラ50の撮像範囲に基板10全体が含まれる位置に配置する。続いて、基板認識カメラ50により基板10を撮像し、この撮像データに基づく認識データから基板10に設けられている位置決めマークの位置を認識し、基板10をステージ25上に固定する基準となる位置と、実際に基板10がステージ25上に固定された位置とのずれ(基板固定ずれ)を検出する(ステップS402)。
基板固定ずれを検出すると、スクリーン印刷機2は、第1Y軸モータ26を駆動して、ステージ25をY方向における負の方向に移動させるとともに、必要に応じて第1Z軸モータ27、あるいは、およびX軸モータ28を駆動させることにより、ステージ25上に設けられているマスク認識カメラ80を、スクリーンマスク30下方の所定の位置、例えばマスク認識カメラ80の撮像範囲にスクリーンマスク30全体が含まれる位置に配置する。続いて、マスク認識カメラ80によりスクリーンマスク30を撮像し、この撮像データに基づく認識データからスクリーンマスク30に設けられている位置決めマークの位置を認識し、スクリーンマスク30が固定されるべき基準となる位置と、実際にスクリーンマスク30が固定されている位置とのずれ(マスク固定ずれ)を検出する(ステップS403)。スクリーン印刷機2は、第1Y軸モータ26を所定量駆動するとともに、検出された基板固定ずれとマスク固定ずれに基づいて、必要に応じてX軸モータ28およびθ軸モータ29のうち少なくとも1つを駆動し、場合によっては第1Y軸モータ26をさらに駆動して、基板10の回路パターンとスクリーンマスク30の開口とが一致するスクリーンマスク30下方の所定の位置へステージ25を移動させ、第1Z軸モータ27を駆動してステージ25をZ方向における正の方向に移動させる、すなわちステージ25を上昇させることにより、基板10とスクリーンマスク30とを当接させる(ステップS404)。
基板10とスクリーンマスク30とが当接されると、スクリーン印刷機2は、図示しないハンダ供給口からスクリーンマスク30上にクリームハンダを供給し、スキージ装置40をスクリーンマスク30上面に沿って所定方向(本実施の形態ではY方向)に往復移動させて、クリームハンダをスクリーンマスク30の印刷孔31に充填する(ステップS405)。
続いて、スクリーン印刷機2は、スクリーンマスク30上の第1スキージヘッド43が当接している位置と印刷孔31が設けられている位置の間に、クリームハンダを供給する。クリームハンダが供給されると、スクリーン印刷機2は、第2Y軸モータ46を駆動して、第1スキージヘッド43下端のスキージを、スクリーンマスク30に当接させた状態で図2のY方向における正の方向に移動させる。これにより、スクリーンマスク30上に供給されたクリームハンダは、第1スキージヘッド43によりスクリーンマスク30上においてY方向における正の方向に移動させられることにより、印刷孔31に充填される。なお、このとき第2スキージヘッド44は、上方位置されているので、クリームハンダに接触しない。
続いて、スクリーン印刷機2は、第2Y軸モータ46を駆動して、第2スキージヘッド44の下端のスキージをスクリーンマスク30に当接させた状態で図2のY方向における負の方向に移動させる。これにより、第1スキージヘッド43により移動させられたクリームハンダは、第2スキージヘッド44によりスクリーンマスク30上においてY方向における負の方向に移動させられることにより、印刷孔31に充填される。なお、このとき第1スキージヘッド43は、上方に位置されているので、クリームハンダに接触しない。
印刷を終えると、スクリーン印刷機2は、第1Y軸モータ26を駆動して、ステージ25をY方向における正の方向に移動させるとともに、必要に応じて第1Z軸モータ27、X軸モータ28およびθ軸モータ29のうち少なくとも1つを駆動させることにより、ステージ25を印刷検査カメラ60下方の所定の位置、例えば印刷検査カメラ60の撮像範囲に基板10全体が含まれる位置に移動させて、印刷検査を行う(ステップS407)。本実施の形態にかかるスクリーン印刷機2は、この印刷検査に用いる検査データの作成方法に特徴を有するものである。
撮像データは、例えば図6に示すように、基板10に搭載されるデバイスや検査ポイント毎に視野11a〜11fが割り付けられる。このような撮像データと記憶部72に予め記憶された基板10を検査するための条件データに基づいて、画像処理部73は、それぞれの検査ポイントの印刷ハンダのサイズや平面形状を含む認識データを作成する。
上述した印刷検査により印刷不良が発見されない、すなわち正常に印刷された場合(ステップS408:NO)、スクリーン印刷機2は、第1Y軸モータ26と、必要に応じてさらに第1Z軸モータ27、X軸モータ28およびθ軸モータ29を駆動してステージ25を所定の位置に移動させ、例えば図2におけるX方向の負の方向側に設けられたマウンター3に搬出する。搬出された基板10は、マウンター3、4およびリフロー炉5に続く工程、すなわちデバイスの搭載および焼成がなされる。
一方、印刷検査により印刷不良が発見されると(ステップS408:YES)、スクリーン印刷機2は、印刷不良が発見された基板10をスクリーン印刷機2外部に搬出し(ステップS410)、その基板の撤去を要請する旨の指示を表示装置83に表示させる(ステップS411)。ここで、スクリーン印刷機2は、印刷不良が発見された基板のみを収集する容器を備えるようにしてもよい。この場合、印刷不良が発見されると、スクリーン印刷機2は、その印刷不良が発見された基板を、自動的にその容器に搬出する。これにより、印刷不良が発見された基板を取り除くオペレータの手間を省くことができるので、とても使い勝手がよい。
図7において、基板の搬入、位置決め、印刷および基板の搬出の工程を示すステップS701〜S706は、図4を参照して説明した印刷検査と同一であるので、説明を省略する。
ハンダを印刷した基板10を次の工程に搬出すると(ステップS707)、スクリーン印刷機2は、マスク検査を行う(ステップS708)。
マスク認識カメラ80による撮像データとそのスクリーンマスク30を検査するための条件データに基づいて、画像処理部73は、例えば図6を参照して説明した基板10の場合と同様の方法で、認識データを作成する。検査判定部75は、検査ポイントのスクリーンマスク30の状態、特に印刷孔31のサイズや形状を抽出する。また、記憶部72に予め記憶されたそのスクリーンマスク30のマスク検査に用いる検査データから、基本データを抽出する。検査判定部75は、検査ポイントそれぞれについて、認識データから抽出したスクリーンマスク30の印刷孔31の形状およびサイズと、その基本データに基づく検査ポイントの印刷孔31の形状およびサイズに関する情報と比較やパターンマッチングし、この結果をその基本データと対応付けられた条件データと照らし合わせることにより、スクリーンマスク30の状態が正常か否かを判定する。この判定は、例えば、スクリーンマスク30の開口への異物やハンダの詰まり、スクリーンマスク30裏面のフラックスやハンダのにじみ等が検出された場合、検査判定部75は、スクリーンマスク30の状態が異常であると判定する。
上述したマスク検査によりスクリーンマスク30の異常が発見されると(ステップS709:YES)、スクリーン印刷機2は、スクリーンマスク30を清掃する旨の指示を表示装置83に表示させる(ステップS710)。ここで、スクリーン印刷機2は、スクリーンマスク30を自動的に清掃する機構を設けるようにしてもよい。この場合、マスクの異常が発見されると、スクリーン印刷機2は、自動的にスクリーンマスク30の清掃を行うようにしてもよい。これにより、スクリーンマスク30を清掃するオペレータの手間を省くことができるので、とても使い勝手がよい。
マスク検査によりスクリーンマスク30の異常が発見されない場合(ステップS709:YES)、スクリーン印刷機2は、ステップS701に戻り、次の基板10の印刷を行う。
課題の欄で前述したようにハンダの印刷パターンや印刷孔のパターンとデバイスとは、必ずしも1対1に関連しないが、その逆、すなわち、デバイスのリードの先端部とハンダの印刷パターンや印刷孔のパターンとは、必ず1対1に関連する。したがって、本実施の形態では、基本データと条件データとをデバイスを介して対応付けて設定することにより、デバイス単位での条件データの設定を可能にしている。
印刷検査またはマスク検査の検査データを作成する場合、まず、ユーザが基板10またはスクリーンマスク30上に検査ポイントを設定し、この検査ポイントの位置や形状に関する基本データを作成する(ステップS801)。この基本データは、スクリーンマスク30を作成する際に用いたデータからデータ変換によって取得する方法、実際にハンダが印刷された基板10を基準とし、この基板10上に印刷されたハンダパターンを画像処理することによって検出する方法、スクリーンマスク30の印刷孔31を撮像し、この撮像データを画像処理することによって検出して取得する方法等により取得することが可能である。
なお、基本データを作成した後に、検査ポイントを設定するようにしてもよい。例えば、データ変換や画像処理により、図9(a)に示すような基板10上に印刷すべきハンダ11a〜11cやスクリーンマスク30の印刷孔31の形状やサイズに関する基本データを作成した後に、それぞれのハンダや印刷孔に検査ポイントを設定するようにしてもよい。
基本データを取得すると、対応付け作成部78は、各検査ポイントの基本データと、印刷後の基板10に搭載されるデバイスとを対応付ける。この対応付けの具体例について、図9を参照して以下に説明する。
なお、マスク検査の場合についても、上述した基板検査の場合と同様の方法で、スクリーンマスク上の各検査ポイントの基本データと、そのスクリーンマスクによりハンダが印刷される基板10に搭載されるデバイスとの対応付けが行われる。
次に、複数の検査ポイントを同じ撮像データで一括して検査判定するために、図6で示すように、検査ポイント毎に検査視野の割り付けを行う(ステップS803)。
検査視野の割り付けを行うと、制御部79は、条件データを設定する(ステップS804)。具体的には、検査を行う基板10に搭載するデバイス、または、検査を行うスクリーンマスク30により印刷される基板上に搭載されるデバイス毎に条件データを設定し、記憶部72に記憶させる。すると、記憶部72には各デバイス毎に全ての検査ポイントの基本データが対応付けられているので、基本データと条件データとがそれぞれ1対1に対応して、同じデバイスの各検査ポイントの基本データにはそれぞれ同じ条件データが対応付けられて記憶部72に記憶される。
このように、本実施の形態によれば、デバイス毎に条件データを設定すると、このデバイスの全ての検査ポイントの基本データに一括して条件データが対応付けられるので、検査データの作成を容易に行うことができる。
このような条件データの設定は、ユーザの手入力により行うようにしてもよい。また、記憶部72に予めデバイス毎の条件データを登録しておき、この中から基板10上に搭載されるデバイスの条件データを設定するようにしてもよい。
全ての検査ポイントの条件データの設定が終了すると、ユーザは、作成した検査データの印刷検査またはマスク検査を、連続生産中にどのような条件で実行するかを決定する(ステップS805)。この条件としては、例えば間引きして行う、スクリーンマスク30の清掃後に行う等が挙げられる。
ここまでのステップで検査データの作成は完了するが、この検査データが正しく作成されたか否かを確認するために、実際にスクリーン印刷機2で印刷を行った場合の印刷状態のばらつきを検査データに反映させて適切なデータに修正する目的で、作成した検査データによる検査の試行を行う(ステップS806)。
この試行により、検査データが正しく作成されていないことが判明した場合(ステップS807:NO)、ユーザは、その検査データを修正する(ステップS808)。ここで、条件データを修正する場合、条件データはデバイス単位で設定されているので、任意の条件データを修正すると、この任意の条件データと対応付けられているデバイスの全ての検査ポイントの条件データが一括して修正されることになる。したがって、本実施の形態によれば、検査ポイント毎ではなく、デバイス毎に条件データの修正を行うことができるので、検査データの修正を容易に行うことも可能となる。
この試行により作成した検査データが正しく作成されたことが確認されると(ステップS807:YES)、検査データの作成は終了する。
Claims (9)
- スクリーン印刷機により所定の印刷材料がスクリーンマスクに穿設された開口部を介して印刷された基板の検査に用いるデータの作成方法において、
基板上に設定された検査ポイントの印刷パターンに関する基本データを取得する第1のステップと、
前記基板上に搭載されるデバイスに関する情報を取得する第2のステップと、
前記検査ポイント毎の基本データとこの検査ポイントに搭載されるデバイスとを対応付けて記憶する第3のステップと、
検査ポイントの検査条件に関する条件データをデバイス毎に設定する第4のステップと
を備えることを特徴とするデータ作成方法。 - 所定の印刷材料をスクリーンマスクに穿設された開口部を介して基板に印刷するスクリーン印刷機の前記スクリーンマスクの検査に用いるデータの作成方法において、
スクリーンマスク上に設定された検査ポイントの開口パターンに関する基本データを取得する第1のステップと、
前記基板上に搭載されるデバイスに関する情報を取得する第2のステップと、
前記検査ポイント毎の基本データと、この検査ポイントの開口パターンに対応する前記基板上の箇所に搭載されるデバイスとを対応付ける第3のステップと、
検査ポイントの検査条件に関する条件データをデバイス毎に設定する第4のステップと
を備えることを特徴とするデータ作成方法。 - スクリーン印刷機により所定の印刷材料をスクリーンマスクに穿設された開口部を介して印刷された基板の検査に用いるデータの作成装置において、
基板上に設定された検査ポイントの印刷パターンに関する基本データとこの検査ポイントに搭載されるデバイスとを対応付ける対応付け作成手段と、
この対応付け作成手段により対応付けられた基本データとデバイスとを記憶する記憶手段と、
検査ポイントの検査条件に関する条件データをデバイス毎に設定する設定手段と
を備えることを特徴とするデータ作成装置。 - 所定の印刷材料をスクリーンマスクに穿設された開口部を介して基板に印刷するスクリーン印刷機の前記スクリーンマスクの検査に用いるデータの作成装置おいて、
スクリーンマスク上に設定された検査ポイントの開口パターンに関する基本データと、この検査ポイントの開口パターンに対応する前記基板上の箇所に搭載されるデバイスとを対応付ける対応付け作成手段と、
この対応付け作成手段により対応付けられた基本データとデバイスとを記憶する記憶手段と、
検査ポイントの検査条件に関する条件データをデバイス毎に設定する設定手段と
を備えることを特徴とするデータ作成装置。 - スクリーン印刷機により所定の印刷材料がスクリーンマスクに穿設された開口部を介して印刷された基板を検査するスクリーン印刷検査方法において、
基板上に設定された検査ポイントの印刷パターンに関する基本データを取得する第1のステップと、
前記基板上に搭載されるデバイスに関する情報を取得する第2のステップと、
前記検査ポイント毎の基本データとこの検査ポイントに搭載されるデバイスとを対応付けて記憶する第3のステップと、
検査ポイントの検査条件に関する条件データをデバイス毎に設定する第4のステップと、
任意のデバイスと対応付けられた基本データと前記任意のデバイスに設定された前記条件データとに基づいて前記基板の印刷状態を検査する第5のステップと
を備えることを特徴とするスクリーン印刷検査方法。 - 所定の印刷材料をスクリーンマスクに穿設された開口部を介して基板に印刷するスクリーン印刷機の前記スクリーンマスクを検査するスクリーン印刷検査方法において、
スクリーンマスク上に設定された検査ポイントの開口パターンに関する基本データを取得する第1のステップと、
前記基板上に搭載されるデバイスに関する情報を取得する第2のステップと、
前記検査ポイント毎の基本データと、この検査ポイントの開口パターンに対応する前記基板上の箇所に搭載されるデバイスとを対応付ける第3のステップと、
検査ポイントの検査条件に関する条件データをデバイス毎に設定する第4のステップと、
任意のデバイスと対応付けられた基本データと前記任意のデバイスに設定された前記条件データとに基づいて前記前記スクリーンマスクの状態を検査する第5のステップと
を備えることを特徴とするスクリーン印刷検査方法。 - スクリーン印刷機により所定の印刷材料をスクリーンマスクに穿設された開口部を介して印刷された基板を検査するスクリーン印刷検査装置において、
基板上に設定された検査ポイントの印刷パターンに関する基本データとこの検査ポイントに搭載されるデバイスとを対応付ける対応付け作成手段と、
この対応付け作成手段により対応付けられた基本データとデバイスとを記憶する記憶手段と、
検査ポイントの検査条件に関する条件データをデバイス毎に設定する設定手段と、
任意のデバイスと対応付けられた基本データと前記任意のデバイスに設定された前記条件データとに基づいて前記基板の印刷状態を検査する検査判定手段と
を備えることを特徴とするスクリーン印刷検査装置。 - 所定の印刷材料をスクリーンマスクに穿設された開口部を介して基板に印刷するスクリーン印刷機の前記スクリーンマスクを検査するスクリーン印刷検査装置おいて、
スクリーンマスク上に設定された検査ポイントの開口パターンに関する基本データと、この検査ポイントの開口パターンに対応する前記基板上の箇所に搭載されるデバイスとを対応付ける対応付け作成手段と、
この対応付け作成手段により対応付けられた基本データとデバイスとを記憶する記憶手段と、
検査ポイントの検査条件に関する条件データをデバイス毎に設定する設定手段と、
任意のデバイスと対応付けられた基本データと前記任意のデバイスに設定された前記条件データとに基づいて前記スクリーンマスクの状態を検査する検査判定手段と
を備えることを特徴とするスクリーン印刷検査装置。 - 請求項7または8に記載されたスクリーン印刷検査装置を備えたことを特徴とするスクリーン印刷機。
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