JP2005203160A - 電磁開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】増設接点装置13が嵌め込みにより取り付けられる電磁開閉装置において、前記増設接点装置13のフレーム14に前記電磁開閉装置1から増設接点装置13を取り外そうとする動きをロックする鎖錠片23を一体に形成することにより、増設接点装置13と電磁開閉装置1との鎖錠に別部品を不要とし、増設接点装置13と電磁開閉装置1との解錠を簡単に行えるようにする。
【選択図】 図1
Description
しかしながら、銘板や封印シールでは誤って増設接点装置と開閉装置本体とを分離させてしまうことが避けられず、本体をそのまま、あるいは他の組合せで使用して動作不能などの異常を起こすという問題があった。
しかしながら、従来構造の電磁開閉装置では、増設接点装置と電磁開閉装置との間に鎖錠片を装着して増設接点装置と電磁開閉装置とが分離できないようにしたものであるために、故障や仕様の変更を行いたいときには、電磁開閉装置全体を交換しなければならず、配線工数、電磁開閉装置のコストが増設接点装置の数倍以上になってしまうという欠点があった。また、このような鎖錠片付きのものは一般的に顧客側では組立てが困難であるために、オーダー品になってしまい、緊急時に即入手することができないものである。
また、前記した従来構造の電磁開閉装置において、増設接点装置の鎖錠片側の固定接点を取り外し、ドライバーなどの先端で鎖錠片の弾性突起を変形させて鎖錠片を取り除くことにより、増設接点装置を電磁開閉装置から取り外すことは可能であるが、固定接点を取り外すなど上記鎖錠片の取り外し作業が難しく、電磁開閉装置を熟知した者でなければ装置の破損や部品を紛失してしまう可能性が高く、通常のものには困難な作業である。
そこで、本発明の課題は、増設接点装置の電磁開閉装置への鎖錠および解錠を部品点数を増やすことなく、しかも簡単な作業で行えるようにした電磁開閉装置を提供することにある。
また、前記電磁開閉装置において、前記鎖錠片を増設接点装置のフレームに薄肉部を介して折り曲げ可能に一体に形成するようにする。
その場合に、前記鎖錠片を、増設接点装置のフレームと電磁開閉装置のフレームとの間で電磁開閉装置からの増設接点装置の取り外しをロックする鎖錠位置と、電磁開閉装置からの増設接点装置の取り外しが行える解錠位置に移動可能とするようにする。
また、前記電磁開閉装置において、前記鎖錠片あるいは前記増設接点装置のフレームに鎖錠片を鎖錠位置に係止させる係合部を形成する、あるいは、前記鎖錠片に鎖錠片を鎖錠位置から解錠位置に解除させる穴部あるいは突起部を形成するようにしてもよい。
まず、図1において、電磁開閉装置である電磁接触器1の固定鉄心2は下部フレーム3に固定され、これに対向する可動鉄心4には上部フレーム5にスライド自在に案内された接点支え6が連結されている。固定鉄心2に装着された電磁コイル7と可動鉄心4との間には、バックスプリング8が介挿されている。接点支え6には可動接点9が挿入され、接触スプリング10により保持されている。可動接点9に対向して固定接点11が上部フレーム5に固定され、可動接点9と固定接点11とは接点カバー12で覆われている。
このような構成の下で、電磁コイル7が励磁されて可動鉄心4が固定鉄心2に吸着されると、接点支え6と滑動枠15とはこれに連動して図の右に移動し、可動接点9及び16は固定接点11及び18にそれぞれ接触する。電磁コイル7の励磁が解かれると、可動鉄心4はバックスプリング8の力により図示状態に復帰する。なお、図1の電磁接触器1及び増設接点装置13は共に1a接点(常開接点1個)であるが、b接点(常閉接点)を追加するなど種々の接点構成が採用できることは勿論である。
一方、増設接点装置13の滑動枠15の下端部には連結溝6aに嵌合する連結突部15aが一体に設けられ、またこれを囲むようにフレーム14にはフック19と噛み合う4個のフック20が一体に設けられている。フレーム14の図3の下側の壁にはフック19を逃げる切欠22が設けられている。更に、フレーム14には、凹部5aに係合する爪21aを有するアーム21が一体に設けられている。
その際、図3の上側のフック20の端面20aがフック19のストッパ面19aに突き当たって位置決めが行われ、また爪21aが弾性的に凹部5aに係合して矢印B方向への抜け止めが行われる。このままの状態から増設接点装置13を取り外すには、連結アーム21を弾性的に引き上げて爪21aを凹部5aから外し、増設接点装置13を矢印B方向に抜き出す。
そして、前記鎖錠片23は、基部23aを介して、増設接点装置13のフレーム14と電磁接触器1の上部フレーム5との間に位置して電磁接触器1からの増設接点装置13の取り外しをロックする鎖錠位置、すなわち図2(d)に点線で示す鎖錠位置と、電磁接触器1からの増設接点装置13の取り外しが行える図2(d)に実線で示す解錠位置とに移動可能である。
また、前記鎖錠片23には、ドライバー等の治具を引っ掛けて鎖錠片23を鎖錠位置から解錠位置に解除させる穴部23bと、鎖錠片23の鎖錠位置で鎖錠片23をフレーム14に係合させる係合部23c(図2(c)参照)が鎖錠片23の両側に形成されている。
また、前記鎖錠片23によりロックが必要な場合は、鎖錠片23を図2(d)の点線で示すように基部23aを基点にして折り曲げ、鎖錠片23の先端部23dを図3に示す上部フレーム5のフック19の端面19bに突き当てるようにする。
このように鎖錠片23が鎖錠位置に折り曲げられた状態では、増設接点装置13を電磁接触器1から取り外そうとする矢印B方向の動きが鎖錠片23でロックされる。また、鎖錠片の先端部23dが上部フレーム5のフック19の端面19bに当接するとともに、鎖錠片23の穴部23bが形成されている外面が上部フレーム5の上面に当接しているので、鎖錠片23が容易に解錠位置に移動することはない。よって、増設接点装置13は不用意に電磁接触器1から分離されることがない。
なお、前記鎖錠片23は、増設接点装置13を電磁接触器1に取り付ける前に折り曲げてもよいし、増設接点装置13を電磁接触器1に取り付けた後に折り曲げても良い。
また、接点の交換など必要に迫られて増設接点装置13を取り外したい場合には、鎖錠片23に設けた穴部23bにドライバー等の治具の先端を差し込み、鎖錠片23を鎖錠位置から解錠位置にこじあけることにより、鎖錠片23のロックを解除することができる。
上述した実施の形態によれば、必要に応じて鎖錠片23の鎖錠及び解除を部品点数を増やすことなく、しかも鎖錠片23の鎖錠及び解錠作業も顧客側で簡単に間違いなく行うことができるので、即入手可能な標準品として扱うこともできるようになる。
また、本実施例では、鎖錠片を鎖錠位置に係止させるために、鎖錠片に係合部23cを形成するようにしたが、係合部を増設接点装置あるいは電磁開閉装置のフレーム側のみ、あるいは鎖錠片とフレーム側の両方に形成するようにしてもよい。更に、ドライバー等の治具を引っ掛けて鎖錠片を解除する引っ掛け部として鎖錠片に穴部を設けるようにしたが、鎖錠片に突起部あるいは段差部を形成して鎖錠片を鎖錠位置から解錠位置に解除できるようにしてもよい。
13 増設接点装置
14 フレーム
23 鎖錠片
23b 穴部
23c 係合部
Claims (5)
- 増設接点装置が嵌め込みにより取り付けられる電磁開閉装置において、前記増設接点装置のフレームに前記電磁開閉装置から増設接点装置を取り外そうとする動きをロックする鎖錠片を一体に形成したことを特徴とする電磁開閉装置。
- 前記鎖錠片を、増設接点装置のフレームに薄肉部を介して折り曲げ可能に一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の電磁開閉装置。
- 前記鎖錠片を、増設接点装置のフレームと電磁開閉装置のフレームとの間で電磁開閉装置からの増設接点装置の取り外しをロックする鎖錠位置と、電磁開閉装置からの増設接点装置の取り外しが行える解錠位置に移動可能としたことを特徴とする請求項2に記載の電磁開閉装置。
- 前記鎖錠片あるいは前記増設接点装置のフレームに鎖錠片を鎖錠位置に係止させる係合部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の電磁開閉装置。
- 前記鎖錠片に鎖錠片を鎖錠位置から解錠位置に解除させる穴部あるいは突起部を形成したことを特徴とする請求項3あるいは4に記載の電磁開閉装置。
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CN106653492A (zh) * | 2015-10-29 | 2017-05-10 | 茆敦华 | 具有串阻式电路分合系统的交(直)流无弧接触器 |
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