JP2005201710A - 自動ドア用センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 或る赤外線センサで背景学習を行う際に、他のセンサでの検出結果を考慮して、背景学習を最適の時期に行う。
【解決手段】 自動ドア6の軌道に隣接して検知エリア18、20を形成するセンサ10、12が設けられている。センサ10は、赤外線センサであり、学習条件が満たされたか否かを判断し、学習条件が満たされて、かつセンサ12が人又は物体を検出していないとき、基準値を更新するために学習を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動ドア用センサに関し、特に人または物体の有無を検知する際に使用する基準値の更新に関する。
自動ドア用センサとしては、例えば特許文献1に開示されているようなものがある。この技術では、建物の屋内外の境界に位置するドア開口部に、このドア開口部を開閉するように自動ドアが設けられている。ドア開口部の上方の無目の屋内外の面にそれぞれ赤外線センサが設けられている。これらセンサがそれぞれ形成する検知エリアの一部が、自動ドアが走行する軌道の鉛直方向の上方で互いに交差している。両センサが同時に検知状態にあるときには、軌道上に人または物体が存在すると判断して、自動ドアの開放状態を維持する。
特開2002−322872号公報
上記技術によれば、ドアの軌道上に人または物体が存在する場合に、ドアを閉じることがなく、自動ドアの安全性を高めることができる。ところで、赤外線センサでは、検知エリア内の赤外線反射率の変化による誤動作を防止するため、いわゆる背景学習が行われることがある。背景学習とは、例えば赤外線センサが、赤外線投光器から投光され、何らかの物体によって反射された反射光を赤外線受光器によって受光し、その受光信号を予め定めた基準信号と比較した結果、人または物体が存在するものと判断して、検知信号を発生するものの場合、赤外線受光器が受光する赤外線反射量が、予め定めた範囲を越えた状態が予め定めた所定時間、継続し、しかも、この所定時間における変化量が予め定めた許容範囲内にあるという学習条件を満たす場合、そのときの受光器の受光信号に基づいた値に基準信号を更新するものである。この背景学習機能を上述した特許文献1の自動ドア用センサに実施した場合、2つのセンサの検知エリアのうち非交差部分を高齢者等の歩行速度が極めて遅い通行者が通行している場合には、その通行中の検知エリアを持つセンサで上記の学習条件が満たされる。また、自動ドアの軌道上に通行者が倒れている場合には、両センサにおいて上記の学習条件を満たすことがある。この場合には、学習条件を満たしたセンサで背景学習が行われ、以後、走行速度が極めて遅い通行者や軌道上に倒れている通行者を検知できなくなることがある。なお、赤外線センサとして、赤外線を投光器から投光し、その反射赤外線の位置検出装置(PSD)への入射位置から赤外線センサから反射体までの距離を測定する測距センサを使用することがある。この測距センサでは、例えば床面から予め定めた距離だけ離れた位置と測距センサまでの距離に対応する基準信号を使用し、この基準信号よりも測定距離が短い場合には、人または物体を検知したと判断して検知信号を発生している。基準信号の決定するためには、測距センサから床面までの距離を測定している。この距離がやはり赤外線の反射量等の変化によって変化することがあり、上記と同様に背景学習が行われている。従って、測距センサにおいても上述したのと同様な問題が生じる。
本発明は、1つの赤外線センサにおいて背景学習を行う際に、他のセンサでの検出結果を考慮して、背景学習を最適の時期に行えるようにする自動ドア用センサを提供することを目的とする。
本発明の一態様による自動ドア用センサは、第1及び第2のセンサを有し、これらセンサは、自動ドアの軌道に隣接して検知エリアをそれぞれが形成し、対応する検知エリアで人または物体を検知したとき検知信号を発生する。検知エリアは、自動ドアの上方の基準点から床面の所定領域までの伸びるものである。少なくとも第1のセンサが赤外線センサである。第2のセンサも赤外線センサとすることができる。赤外線センサとして、赤外線を投光する投光手段と、この投光された赤外線の反射光の受光量を表す受光信号を生成する受光手段と、この受光信号と所定の反射受光量を表す基準信号と比較し、その結果に従って検知信号を発生する判定手段とを備える反射式のものを使用することができる。或いは、赤外線センサとして、赤外線を投光する投光手段と、この投光された赤外線の反射光の入射位置に基づいて赤外線センサから赤外線を反射した反射体までの距離を表す測距信号を生成する位置検出手段と、この測距信号と、赤外センサからの予め定めた距離を表す基準信号とを比較し、その比較結果に従って検知信号を発生する判定手段とを備える測距式のものを使用することもできる。少なくとも第1のセンサは、学習条件が満たされたか否かの判断手段と、この判断手段が前記学習条件を満たしていると判断したとき、対応する検知エリアの背景を学習する学習手段とを、有している。学習条件として、例えば前記受光手段または位置検出手段からの出力値が予め定めた範囲を超えた状態が予め定めた時間、継続すると同時に、その間における出力値の変化量が、前記範囲より狭い、予め定めた許容範囲内にあるというものが使用できる。学習手段としては、例えば、上記学習条件が満たされた後、受光手段または位置検出手段の出力信号に基づいて基準信号を更新するものを使用する。更新された基準信号としては、例えば受光手段または位置検出手段の出力信号を平均したものを使用することができる。第2のセンサが検知状態になると、一時停止手段が、前記判断手段または前記学習手段を一時的に停止させる。例えば第2のセンサが検知状態になると、一時停止手段は、第2のセンサが検知状態にあると、判断手段が学習条件を満たしているか否か判断することを一時停止させる。或いは、一時停止手段は、第2のセンサが検知状態にあると、判断手段が学習条件を満たしていると判断していても、学習手段の動作を一時停止させる。これらのように学習手段は、第2のセンサが非検知状態であって、かつ学習条件が満たされているときに、学習を行う。
このように構成された自動ドア用センサでは、第1のセンサによる検知エリア内を通行者が非常に遅い速度で移動している場合、第1のセンサにおいて学習条件が満足される可能性がある。しかし、遅い通行者であっても、学習条件が満足される前に第2のセンサの検知エリア内に移動する可能性が高く、第2のセンサがこの通行者を検知する。その結果、一時停止手段が、判断手段または学習手段の作動を一時的に停止するので、学習は行われず、誤った基準信号が設定されることを防止できる。或いは、自動ドアの軌道上に通行者が倒れたままであっても、第2のセンサが検知信号を発生するので、一時停止手段が判断手段または学習手段の作動を一時的に停止する。よって、学習は行われない。このように第1のセンサにおける学習は、学習条件が満足され、かつ第2のセンサが人も物体も検知していないときのみに行われるので、誤った値に基準信号が更新されることを防止できる。
第2のセンサが非検知状態になったとき、前記一時停止手段は、前記判断手段または前記学習手段の作動を開始させることができる。このように構成すると、第2のセンサが人も物体も検出していない状態になると、直ちに判断手段または学習手段の作動が行われるので、速やかに学習を再開することができる。
第1及び第2のセンサは、前記自動ドアによって仕切られる2つの領域のうち、第1及び第2のセンサが設けられている側の領域に対応して前記検知エリアを形成することができる。即ち、第1のセンサが自動ドアによって仕切られた第1の領域側に設けられていると、第1のセンサによる検知エリアも第1の領域側に設けられ、第2のセンサが自動ドアによって仕切られた第2の領域側に設けられていると、第2のセンサにより検知エリアも第2の領域側に設けられている。
例えば第1のセンサが第1の領域側に、第2のセンサが第2の領域側に設けられ、第1及び第2のセンサの検知エリアの最下部が第1の領域の床面上にあるように設定した状態において、これら検知エリアに静止物体、例えばマットや植木鉢が配置された場合、第1のセンサにおいて学習条件が満足されたとしても、第2のセンサがこの静止物体を検知するので、学習を行えない。ところが、上述したように、第1のセンサの検知エリアは第1のセンサが設置されている側に、第2のセンサの検知エリアは第2のセンサが設置されている側に、それぞれ形成すると、たとえ第1のセンサの検知エリアに静止物体が配置されても、これを第2のセンサが検出することはなく、学習を行える。
また、第1及び第2のセンサは、前記自動ドアの上方に設けられ、第1のセンサによる検知エリアは、前記自動ドアによって仕切られる2つの領域のうち、第1のセンサを設けた側の領域に形成され、第2のセンサによる検知エリアは、前記軌道上を含むエリアに、または前記軌道の鉛直上方を通り第1のセンサを設けた側の領域に亘るエリアに形成することができる。このように構成すると、自動ドアが走行する軌道上に人または物体が存在する場合には、これを第2のセンサが検知するので、第1のセンサが学習を行わないようにすることができる。従って、誤って軌道上に人や物体が存在するのに、これを検出しないように学習することを防止できる。
以上のように、本発明によれば、1つの赤外線センサにおける背景学習を行うタイミングを、他のセンサでの検出結果を考慮して決定しているので、最適のタイミングで行うことができる。
本発明の1実施形態の自動ドア用センサは、図1に示すような自動ドア装置に設けられている。この自動ドア装置は、建物2にその内外を連通するように形成された、例えば矩形のドア開口4を、ドア6によって開閉する。このドア6は、ドア開口4の長さ方向に沿う軌道上を走行してドア開口4を開閉する引戸型のもので、両引きまたは片引きのものである。このドア開口4の上部に、ドア開口4の長さ方向に沿って無目8が設けられている。この無目8の建物内側の面に第1のセンサ、例えば赤外線センサ10が設けられ、無目8の建物外側の面に第2のセンサ、例えば赤外線センサ12が設けられている。
これら赤外線センサ10、12は、同一の構成のもので、例えば図2に示すように構成されている。これら赤外線センサ10、12は、投光手段、例えば赤外線発光ダイオードからなる投光器14を有している。これら投光器14からの赤外線は、図1に示すように建物2の内側及び外側において床面に向かって投光される。これら投光された赤外線は、床面等によって反射され、受光手段、例えば受光トランジスタ等を含む受光器16で受光される。受光器16は、出力信号、例えば受光光量に応じた受光信号を発生する。
このような投光及び受光によって、図1に示すように赤外線センサ10、12から床面に向かうに従って拡大される検知エリア18、20が形成されている。これら検知エリア18は、図3に示すようにドア6によって仕切られている第1及び第2の領域のうち、第1の領域、例えばドア6の内側にドア6に接近してそれの移動方向に沿って複数設けられている。検知エリア20は、第1及び第2の領域のうち、第2の領域、例えばドア6の外側にドア6に接近してそれの移動方向に沿って複数設けられている。このように検知エリア18、20をそれぞれ複数形成するために、投光器14は複数の赤外線発光ダイオードを有し、受光器16は、赤外線発光ダイオードと同数の受光トランジスタを有している。
これら投光器14、受光器16は、制御手段、例えばCPU22によって制御される。CPU22は、記憶手段、例えばROM24に記憶されているプログラムに従って動作し、記憶手段、例えばRAM26をワーキングエリアとして使用しながら投光器14、受光器16を制御する。また、CPU22は、受光器16からの受光信号を、記憶手段、例えばEEPROM28に記憶されている基準信号、例えばしきい値と比較して、受光信号の値がしきい値よりも小さくなったとき、人又は物体を検出したと判断して、検知信号を発生する。
また、CPU22は、検知信号を出力できるように検知信号入出力部30に設けられている接点(図示せず)を切り換えることができる。出力された検知信号は、図示しない自動ドアのコントローラに送信され、ドア6が開放される。また、他のセンサに(この検知信号を出力するセンサがセンサ10であればセンサ12に、検知信号を出力するセンサがセンサ12であればセンサ10に)出力される。また、CPU22が、検知信号を入力するように検知信号入出力部30の接点を切り換えるることもできる。この場合、他のセンサから(検知信号を入力しようとするセンサがセンサ10であればセンサ12から、検知信号を入力しようとするセンサがセンサ12であればセンサ10から)検知信号がCPU22に入力される。
また、CPU22は、背景学習の条件が満たされ、かつ他方のセンサ(このCPU22が属するセンサがセンサ10であるならセンサ12、CPU22が属するセンサがセンサ12であるならセンサ10)が非検知状態、例えば検知信号がオフであるとき、背景学習を行う。背景学習の条件は、移動する人または物体が実質的に存在しない状態であることを判定するためのもので、例えば受光信号の値が予め定めた背景学習用上限値以上の状態または予め定めた背景学習用下限値以下の状態を予め定めた時間継続し、かつ、この予め定めた時間中の受光信号の値の変化が予め定めた許容範囲内での変化であるときに背景学習の条件が満たされる。また、背景学習は、学習条件が満たされたとき、例えばそれ以後の所定時間における受光信号の平均値を求め、この平均値を基にしきい値を更新するものである。
図4は、建物2の外側から内側に例えば非常に遅い速度で通行者があった場合に、センサ10において背景学習が行われる場合のタイミングチャートを示している。
通行者が検知エリア20内に侵入したことにより時刻t1にはセンサ12の検知信号がオンとなり、出力される。これによってドア6が開放される。やがて、通行者が開いたドア6を通り、体の後部が検知エリア20に残りながら、前部が検知エリア18内に入り、時刻t2にはセンサ10においても検知信号がオンとなり、出力される。
通行者の体の後部のみが検知エリア18内をゆっくりと進行するので、センサ12における受光信号が大きくなり、背景学習用上限値以上となる。これが上記予め定めた時間以上継続し、かつこの時間中の受光信号の変化量が許容範囲内であると、時刻t3において学習条件が満足される。このとき、センサ12のCPU22は、他方のセンサ、即ちセンサ10の検知信号を入力し、それがオンであるか判断するが、この場合、オンであるので、学習動作を行わず、即ち、学習動作の開始を一時的に停止し、再び学習条件が満たされるのを待つ。
一方、センサ10においても通行者の通行が進行するに連れて、時刻t4において学習条件が満たされるが、このとき、センサ12の検知信号がオンであるので、学習動作の開始は一時的に停止され、再び学習条件が満たされるのを待つ。
センサ12では、時刻t5において再び学習条件が満たされるが、このときセンサ10の検知信号がオンであるので、学習動作は開始されず、次に学習条件が満たされるのを待つ。ところが、やがて、時刻t6において通行者が完全に検知エリア20を抜けるので、検知信号がオフとなり、センサ12では結局背景学習は行われない。
一方、センサ10では、時刻t7において再び学習条件が満たされ(通行者の体の後部が検知エリア18に存在しているような状態で学習条件が満たされる)る。このとき、センサ12の検知信号がオフとなっているので、学習動作が行われる。その結果、時刻t8にはセンサ10の検知信号がオフとなる。このとき、通行者の体のごく一部が検知エリア18内に残っているかもしれないが、これによるしきい値の更新への影響は殆ど無い。なお、通行者が建物の内側から外側に通行する場合、上述したのと同様にして、センサ12において学習が行われる。
このような制御を行うために、センサ10、12におけるCPU22は、図5のフローチャートで示すような動作を行う。
即ち、まず初期化が行われる(ステップS2)。例えばEEPROM28からしきい値等を読み出し、RAM26に記憶させる。次に、センサ10、12において赤外線の投光及び受光を行う(ステップS4)。受光した受光信号の値がしきい値を超えたか判断する(ステップS6)。この判断の答えがイエスであると、検知信号を出力するように検知信号入出力部30の接点を出力に切り換える(ステップS8)。次に、この接点をオンとして、検知信号を出力する(ステップS10)。ステップS6における判断の答えがノーであると、検知信号入出力部30の接点を出力に切り換え(ステップS12)、この接点をオフとして、検知信号を停止させ(ステップS14)、ステップS4から再び実行する。
ステップS10に続いて、上述した学習条件が満たされているか判断する(ステップS16)。この判断の答えがノーであると、ステップS4から再び実行する。再度実行されたステップS4からの実行において、まだ通行者等が検知エリア18または20内に存在すると、ステップS6、S8、S10が実行され、検知信号が出力されている状態が継続する。これが時刻t1乃至t3の期間や、時刻t2乃至t4の期間である。
ステップS16の判断の答えがイエスになると、学習条件が満たされているので、検知信号入出力部30の接点を入力に切り換え(ステップS18)、他方のセンサの検知信号を入力する(ステップS20)。即ち、ステップS20を実行したCPU22がセンサ10に属していると、センサ12の検知信号を入力し、ステップS20を実行したCPU22がセンサ12に属していると、センサ10の検知信号を入力する。
入力された他方のセンサの検知信号に基づいて、他方のセンサが検知状態であるか判断する(ステップS22)。この判断の答えがイエスであると、他方のセンサの検知エリアには通行者等が存在するので、学習を実行しないで、検知信号入出力部30の接点を出力に切り換え(ステップS24)、この接点をオンとし(ステップS26)、ステップS4から再び実行する。この場合も、時刻t3、t4、t5で示すように検知信号が出力される状態が継続する。なお、時刻t5の状態後に、ステップS4、S6が実行され、ステップS6の判断の結果、ステップS12、S14が実行された場合が、時刻t6に相当する。
ステップS22の判断の答えがノーになると、学習が実行される(ステップS28)。この開始が時刻t7である。その結果、時刻t8には学習が終了して、検知信号が出力されなくなる。ステップS16が学習条件の判断手段に相当し、ステップS22が一時停止手段に相当する。
なお、ステップS22の判断の答えがイエスの場合、ステップS24、S26が実行され、ステップS4から再び実行される。
第2の実施形態のフローチャートを図6に示す。この実施形態では、構成は第1の実施の形態と同一であるが、CPU22が行う制御が若干異なる。第1の実施の形態では、学習条件が満たされた後に、他方のセンサが検知状態であるか判断したのに対し、第2の実施の形態では、他方のセンサが検知状態であるか判断し、非検知状態であると判断された後に、学習条件が満たされているかの判断を行っている。
即ち、図6に示すように、ステップS2、S4、S6、S8、S10、S12、S14は、第1の実施の形態と同様に実施される。しかし、ステップS10において接点をオンした後、予め定めた時間T1が経過したか判断し(ステップS30)、この判断の答えがイエスになるまで、ステップS10、S30のループを繰り返す。即ち、T1時間に亘って検知信号を出力する状態が継続される。その後、接点を切り換え(ステップS32)、他方のセンサの検知信号を入力し(ステップS34)、その後に接点を出力側に切り換え(ステップS36)、接点をオンとして検知信号を出力する(ステップS38)。従って、実質的に検知信号が出力されている状態が継続される。その後、他方のセンサが検知状態であるか判断し(ステップS40)、その判断の答えがイエスであるとステップS4から再び実行される。その結果、通行者が検知エリアに存在していないと、ステップS12、S14が実行され、検知信号の出力が停止されるが、通行者が検知エリアに存在すると、ステップS8、S10、S30が実行され、再びT1時間に亘って検知信号が出力される。その後、ステップS32、S34、S36、S40が実行され、他方のセンサが検知状態であるか判断される。ここで、他方のセンサが検知状態であると、判断されると、学習条件を満たすか判断される(ステップS42)。この判断の答えがノーであると、ステップS4から再び実行される。また、この判断の答えがイエスであると、学習が行われ(ステップS44)、学習終了後、ステップS4から再び実行される。
第3の実施の形態を図7(a)、(b)に示す。第1の実施形態では、センサ10の検知エリア18は、ドア6の内側にあって、ドア6上にはかかっていない。これに対し、第3の実施の形態では、センサ10の検知エリア18aは、センサ10から始まり、ドア6の軌道の鉛直上方の位置を通過して、その最下端が検知エリア20の最下端とほぼ重なるように形成されている。これは、投光器14及び受光器16の設置角度を調整することによって可能である。このように検知エリア18aを形成すると、ドア6上に立ち止まっている通行者を確実にセンサ10で検出することができ、ドア6上に長期にわたって立ち止まっている人が存在する場合、センサ12が学習条件を満たしたとしても、センサ12が学習を行うことがなく、安全性が向上する。無論、センサ10では、学習条件が満たされることはないので、センサ10でも学習は行われない。なお、他の構成及び作動は、第1または第2の実施形態と同様である。
この他に、図8(a)に示すように、ドア6の軌道上に検知エリア18aの最下端が位置するが、検知エリア20の最下端とは重なっていない状態に検知エリア18aを形成したり、同図(b)に示すように、ドア6の軌道上に検知エリア18aの最下端が位置し、かつ一部が検知エリア20の最下端と重なった状態に検知エリア18aを形成したりすることができる。このように形成すると、ドア6の軌道上に通行者が倒れているような状態を確実に検出することができる。従って、通行者が長期に渡って倒れていても、誤ってセンサ10、12が学習を行うことはない。
上記の各実施の形態では、センサとしては、投光器と受光器とを用いた反射式のものを使用したが、これに限ったものではなく、投光器と位置検出器とを用いた測距式のものを使用することもできる。この場合、また、センサ10、12は無目8に設けたが、これに限ったものではなく、例えばドア開口の両側にある支柱等に取り付けることもできる。
本発明の第1の実施の形態の自動ドア用センサを実施した自動ドアの側面図である。 図1の自動ドア用センサのブロック図である。 図1に自動ドア用センサによって形成された検知エリアを示す平面図である。 図1の自動ドア用センサのタイミングチャートである。 図1の自動ドア用センサのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の自動ドア用センサのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の自動ドア用センサを実施した自動ドアの側面図と、このセンサによって形成された検知エリアを示す平面図である。 第3の実施の形態の自動ドア用センサの変形例によって形成された検知エリアを示す平面図である。
符号の説明
4 開口部
6 自動ドア
10 赤外線センサ(第1のセンサ)
12 赤外線センサ(第2のセンサ)
18 第1の検知エリア
20 第2の検知エリア
22 CPU(判定手段、一時停止手段)

Claims (4)

  1. 自動ドアの軌道に隣接して検知エリアをそれぞれが形成し、対応する検知エリアで人または物体を検知したとき検知信号を発生する第1及び第2のセンサを有し、少なくとも第1のセンサが赤外線センサであるセンサを備え、
    少なくとも第1のセンサは、
    学習条件が満たされたか否かの判断手段と、
    この判断手段が前記学習条件を満たしていると判断したとき、対応する検知エリアの背景を学習する学習手段と、
    第2のセンサが検知状態になると、前記判断手段または前記学習手段を一時的に停止させる一時停止手段とを、
    具備する自動ドア用センサ。
  2. 請求項1記載の自動ドア用センサにおいて、第2のセンサが非検知状態になったとき、前記一時停止手段は、前記判断手段または前記学習手段の作動を開始させる自動ドア用センサ。
  3. 請求項1記載の自動ドア用センサにおいて、第1及び第2のセンサは、前記自動ドアによって仕切られる2つの領域のうち、第1及び第2のセンサが設けられている側の領域に対応する前記検知エリアを形成している自動ドア用センサ。
  4. 請求項1記載の自動ドア用センサにおいて、第1及び第2のセンサは、前記自動ドアの上方に設けられ、第1のセンサによる検知エリアは、前記自動ドアによって仕切られる2つの領域のうち、第1のセンサを設けた側の領域に形成され、第2のセンサによる検知エリアは、前記軌道上を含むエリアに、または前記軌道の鉛直上方を通り第1のセンサを設けた側の領域に亘るエリアに形成されている自動ドア用センサ。
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