JP2022100257A - 自動ドア装置、自動ドア用センサ装置、自動ドア装置の制御方法、自動ドア装置の制御プログラム - Google Patents

自動ドア装置、自動ドア用センサ装置、自動ドア装置の制御方法、自動ドア装置の制御プログラム Download PDF

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良有 清政
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Abstract

【課題】本発明の目的の一つは、通常モードよりも誤検知による不必要な扉開放の発生を減らせる別のモードを有する自動ドア装置の技術を提供することにある。【解決手段】本発明のある態様の自動ドア装置1は、複数の検知スポットからなる検知エリアを有し、人または物を検知したとき検知信号D1を生成する起動センサ4と、検知信号D1に基づいて扉21の開動作を制御する制御部5と、を備える。制御部5は、通常モードと、扉21を開くための判定基準が通常モードよりも厳しく設定された一方通行モードとに切り替えできる。【選択図】図1

Description

本発明は、自動ドア装置、自動ドア用センサ装置、自動ドア装置の制御方法および自動ドア装置の制御プログラムに関する。
自動ドアセンサの検知結果に基づいて扉を開閉する自動ドアシステムが知られている。例えば、特許文献1には、自動ドアセンサを用いた自動ドアシステムが記載されている。この自動ドアシステムは、固定壁の間に設置されるドアパネルと、ドアパネルを駆動するための駆動装置と、フレームの無目に取り付けられる自動ドアセンサとを備えている。ドアセンサは、検知領域内に人体等の物体が存在すると判断すると、ドアパネルの開閉動作を行うための所定の信号を駆動装置に送信する。駆動装置は、自動ドアセンサからの信号に基づいて、ドアパネルの開閉処理を行う。
特開2015-17990号公報
本発明者は、自動ドア装置について以下の認識を得た。
通行者が比較的多い場所に設置された自動ドアは、通行者の滞留を減らすように通行性を重視した設定がなされる。一方、同じ自動ドアでも、休日や夜間など通行者が少ない期間がある。この期間には、実際には通行者がいないにもかかわらず通行者がいるものとして誤検知して、不必要な扉開放の発生を減らすことが望ましい。
しかし、特許文献1に記載の自動ドアシステムは、通行者が少ない期間に不必要な扉開放を減らすための対策が講じられているとはいえない。
本発明は、こうした課題に鑑みてなされたものであり、通常モードよりも誤検知による不必要な扉開放の発生を減らせる別のモードを有する自動ドア装置の技術を提供することを目的の一つとしている。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の、自動ドア装置は、複数の検知スポットからなる検知エリアを有し、人または物を検知したとき検知信号を生成する起動センサと、検知信号に基づいて扉の開動作を制御する制御部と、を備える。制御部は、通常モードと、扉を開くための判定基準が通常モードよりも厳しく設定された一方通行モードとに切り替えできる。
なお、以上の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、プログラム、プログラムを記録した一時的なまたは一時的でない記憶媒体、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、通常モードよりも誤検知による不必要な扉開放の発生を減らせる別のモードを有する自動ドア装置の技術を提供できる。
第1実施形態に係る自動ドア装置及び第2実施形態に係る自動ドア用センサ装置を示す図である。 図1の自動ドア装置の起動センサの検知エリアを示す鳥瞰図である。 図1の自動ドア装置の制御部の周辺を示すブロック図である。 図1の自動ドア装置の動作例を示すフローチャートである。 図1の自動ドア装置の別の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、共通点のある別々の構成要素には、名称の冒頭に「第1、第2」等と付して区別し、総称するときはこれらを省略する。また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
まず、本開示の概要を説明する。自動ドアは、自動ドアを通行しようとする人および物体(以下、単に「通行者」という)を検知するセンサ(以下、「起動センサ」という)を備える。通行者が比較的多い場所に設置された自動ドアでは、起動センサは通行者の滞留を減らすように通行性を重視した設定がなされる。この場合、例えば通行者を早めに検知して扉を開く動作(以下、「開動作」という)をして、通行者が扉の前で待つ時間を減らすことが考えられる。通行性は、自動ドアを通行するときに自動ドアの前で減速、停止することが少ないこという。
起動センサは、通行者のみを検知できることが望ましい。しかし、起動センサは、周辺に存在する物事の影響を受けて、実際には通行者がいないにもかかわらず通行者がいるものとして誤検知することがある。誤検知を生じさせる物事(以下、「ノイズ」という)としては、降雨、降雪、湯煙、排気ガス、昆虫、水たまり等が挙げられる。
通行者が多い自動ドアでも、休日や夜間など通行者が少ない期間がある。この期間には、誤検知により扉が開放(以下、「誤開放」という)された状態になると、開いてはいけない時間帯に開いてしまって、本来入ることができない側の外部から人が侵入できてしまうという問題がある。また、この時間帯は、周囲に殆ど人がいないので、誤開放に対処することは難しく、警備会社のセキュリティシステムの発報により誤開放に気づくことになる。
これらから、本発明者らは、通常モードよりも誤検知による不必要な扉開放の発生を減らせる別のモードを有する自動ドア装置の技術を開発した。この自動ドア装置は、起動センサの検知信号に基づいて扉を開くように構成された自動ドア装置について、通常モードよりも扉を開くための判定基準を厳しくした一方通行モードを備える。この技術によれば、一方通行モード時に不必要な扉開放の発生を減らすことができる。以下、実施形態を参照して詳述する。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る自動ドア装置1を説明する。図1は、第1実施形態に係る自動ドア装置1を示す図である。図2は、本発明の第1実施形態による起動センサ4の検知エリア7を示す鳥瞰図である。図1に示すように、自動ドア装置1は、起動センサ4と、制御部5と、駆動部6と、扉21とを備える。制御部5、駆動部6、および扉21は扉駆動機構10を構成する。扉駆動機構10は、自動ドアを例示する。
起動センサ4は、扉21を通行しようとする通行者を検知したとき検知信号D1を生成して送信する。一例として、検知信号D1は出力信号D2として出力部44から自動ドアの制御部5に送信される。出力信号D2は、検知信号D1が生成された場合にオンレベル(以下、単に「オン」という)で、非検知状態で検知信号D1が生成されない場合(非検知状態)にオフレベルである。制御部5は、受信した出力信号D2がオンのとき、駆動部6を制御して扉21を開動作させる。制御部5は、出力信号D2がオンからオフに変化したら、駆動部6を制御して扉21を閉動作させる。制御部5は、通常モードと一方通行モードとのモード信号E1を送信する。起動センサ4は、受信部45を介して制御部5からのモード信号E1を受信する。起動センサ4は、受信部45を介して受信したモード信号E1に応じて、通常モード用の判定条件431-Aと、一方通行モード用の判定条件431-Bとの間で判定条件を切り替える。
扉21は、開閉駆動されることにより図2に示す開閉方向d1にスライド移動する。図2の例において、2つの扉21は、引き分けタイプの引戸である。扉21の態様は図2の例に限定されず、例えば、片引きタイプの引戸、開き戸、折り戸、またはグライドドア等の様々な態様のドアが採用されてもよい。駆動部6は、扉21を移動させるモータ(不図示)を含み、制御部5の制御に基づいて扉21を開閉方向d1に開閉動作させる。
制御部5には、起動センサ4から、後述する有効検知エリア70内の通行者を検知したきに生成される検知信号D1が入力され、この検知信号D1に基づいて駆動部6を制御する。制御部5は、検知信号D1に応じて扉21を開方向に駆動する制御(以下、「開駆動制御」という。)を実行する。
本実施形態の自動ドア装置1では、扉21の正面側(図2で下側)と背面側(図2で上側)の両方にそれぞれ有効検知エリア70が設けられている。自動ドア装置1は、正面側から背面側に向かう第1方向に通行する通行者の検知と、背面側から正面側に第1方向とは反対方向に通行する通行者の検知の両方の検知に基づいて開駆動制御を実行する。この制御により、自動ドア装置1は、通行者の双方向の通行を許容する。このように、双方向の通行を許容するモードを「通常モード」という。
また、本実施形態の自動ドア装置1は、休日や夜間など通行者が少ない期間等に対応して第1方向の通行のみを許容し、反対方向の通行を制限する設定が可能である。このように、一方向の通行を許容し、逆方向の通行を制限するモードを「一方通行モード」という。例えば、一方通行モードでは、退出を許容しつつ外部からの進入を制限できる。
起動センサ4を説明する。図2に示すように、起動センサ4は、扉21の通行者を検知するために、無目24の中央、より具体的には、全閉状態の2枚の扉21の境界部の上方に設けられている。起動センサ4は、天井や無目24の下面等の無目24以外の場所に設けられていてもよい。
図1に示すように、起動センサ4は、検知部41と、処理部42と、記憶部43と、出力部44と、受信部45と、モード制御部46と、タイムテーブル47とを備える。処理部42は、検知部41、記憶部43、出力部44、受信部45、モード制御部46、およびタイムテーブル47に接続されている。処理部42は、出力部44および受信部45を介して制御部5に接続されている。処理部42は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等で構成される。処理部42の少なくとも一部をソフトウェアで構成してもよい。
出力部44は、検知部41が人または物を検知したときに検知信号を自動ドアの制御部5に出力する。受信部45は、自動ドアの制御部5から所定の信号を受信する。モード制御部46は、検知モードを通常モードと、人または物を検知したと判断する判定基準が通常モードよりも厳しく設定された一方通行モードに切り替える。タイムテーブル47は、所定のタイムテーブルを記憶している。
検知部41は、所定の検知エリア7を有する光学センサである。図2に示すように、検知エリア7は最大検知エリアである。図1に示すように、検知部41は、投光部411と受光部412とを備える。投光部411は、投光用の光学レンズ(不図示)と、複数の投光素子(不図示)とを備える。投光部411は、複数の投光素子のそれぞれから検知エリア7に対してパルス状の近赤外光を投光(照射)する。受光部412は、受光用の光学レンズ(不図示)と、投光部411の複数の投光素子のそれぞれに光学的に対応する複数の受光素子(不図示)を有する。受光部412は、投光部411の複数の投光素子のそれぞれから検知エリア7に投光された近赤外光を複数の受光素子のそれぞれによって受光し、受光素子ごとに近赤外光の受光量Rを検出する。受光部412は、検出された受光量Rに応じた受光量信号Rdを処理部42に提供する。
投光部411および受光部412は、近赤外光以外の光を投光、および受光してもよい。また、投光部411および受光部412は、投光用、および受光用の光学レンズの代わりに別の光学系を用いてもよく、光学レンズを用いなくても構わない。
図2では記載していないが、検知エリア7は、扉21の正面側および背面側の両方に設けられている。これらの検知エリア7は概ね対称であり、ここでは、正面側の検知エリア7を説明するが、この説明は背面側の検知エリア7についても適用できる。
図2の例において、検知エリア7は、2枚の扉21の正面において扉21の開閉方向d1、およびこれに直交する前後方向d2に間隔を空けて配置された複数の検知スポット71で構成されている。具体的には、図2において、検知スポット71は、6列×12個の計72個存在する。図2の例において、各検知スポット71は、円形状を有する。この場合の検知スポット71の床面3における直径は、例えば、10cmから30cmの間の任意の値に設定可能である。検知スポット71は、楕円形状、矩形状、および多角形状等の円形状以外の形状であってもよい。
個々の検知スポット71は、投光部411の複数の投光素子のそれぞれから投光され、受光部412の複数の受光素子によってそれぞれ受光される近赤外光の照射スポットに対応している。
本実施形態では、図2に示す検知エリア7のうち、扉21の通行者の検知のために設定された少なくとも一部の範囲の領域を起動センサ4の有効検知エリア70としている。図2の例における有効検知エリア70は、複数の検知スポット71のうち少なくとも1つの検知スポット71で構成される。複数の検知スポット71のうち、有効検知エリア70として使用されるスポットの情報は、記憶部43に判定条件431として記憶されている。つまり、有効検知エリア70は、1個以上の検知スポット71で構成される。
記憶部43の判定条件431は、自動ドア装置1の使用開始前に予め設定されてもよいし、何らかの状態に応じて可変であってもよい。本実施形態は、通常モード用の判定条件431-Aと、一方通行モード用の判定条件431-Bとを含み、制御部5のモード信号E1に基づいて選択される。例えば、モード信号E1がオンの場合に一方通行モード用の判定条件431-Bが選択され、他の場合に通常モード用の判定条件431-Aが選択される。
起動センサ4は、一方通行モード時に扉21が開動作を開始したときは、判定条件を通常モード時と同じにしてもよい。本実施形態では、起動センサ4は、一方通行モード時に判定条件431-Bに基づいて開動作判定を行い、扉21が開動作を開始したときは、通常モード用の判定条件431-Aに基づいて閉動作する。
判定条件431は、有効検知エリア70に関するエリア情報Ja、閾値T1、基準数Ns、および基準維持期間Psが含まれる。エリア情報Jaは、有効検知エリア70を構成する検知スポット71を示す情報である。なお、有効検知エリア70を構成する検知スポット71を有効検知スポットということがある。起動センサ4は、有効検知エリア70を構成する検知スポット71を減らして有効検知エリア70を狭くすれば条件が厳しくなり、応答が遅くなる。ここでの応答は、通行者の接近に対しての自動ドアの応答を意味する。逆に、起動センサ4は、スポットを増してエリアを広くすれば条件が緩くなり応答が速くなる。エリア情報Jaとしては、通常モード用のエリア情報Ja-Aと、一方通行モード用のエリア情報Ja-Bとがある。
閾値T1は、有効検知エリア70を構成する検知スポット71からの反射光の受光量Rが検知状態か否かを区分けする閾値である。ここで、反射光の受光量Rとは、非検知状態の床面の反射率に基づく反射光の受光量を基準値として、通行者の服装や物体の反射率に基づく反射光の受光量との変化幅(受光量の差)である。したがって、基準値に対する受光量の変化幅である受光量Rが閾値T1を超えれば検知状態で、閾値T1以下では非検知状態である。起動センサ4は、閾値T1を上げれば条件が厳しくなり応答が遅くなる。逆に、起動センサ4は、閾値T1を下げれば条件が緩くなり応答が速くなる。閾値T1としては、通常モード用の閾値T1-Aと、一方通行モード用の閾値T1-Bとがある。
検知状態の検知スポット71の数が少ない場合や、検知状態を維持する時間が短い場合は、ノイズを検知している可能性が高い。そこで、本実施形態の起動センサ4は、検知状態の検知スポット71の数が基準数Ns以上である期間が基準維持期間Psを超えたときに検知状態と判定して検知信号D1を生成する(出力信号D2をオンにする)。起動センサ4は、基準数Nsを増やせば条件が厳しくなり応答が遅くなる。逆に、起動センサ4は、基準数Nsを減らせば条件が緩くなり応答が速くなる。起動センサ4は、基準維持期間Psを長くすれば条件が厳しくなり応答が遅くなる。逆に、起動センサ4は、基準維持期間Psを短くすれば条件が緩くなり応答が速くなる。基準数Nsとしては、通常モード用の基準数Ns-Aと、一方通行モード用の基準数Ns-Bとがある。基準維持期間Psとしては、通常モード用の基準維持期間Ps-Aと、一方通行モード用の基準維持期間Ps-Bとがある。
判定条件431-Aは、エリア情報Ja-Aと、閾値T1-Aと、基準数Ns-Aと、基準維持期間Ps-Aとを含む。判定条件431-Bは、エリア情報Ja-Bと、閾値T1-Bと、基準数Ns-Bと、基準維持期間Ps-Bとを含む。
起動センサ4は、投光部411の全ての投光素子に、それぞれに対応する全ての検知スポット71に向けて近赤外光を投光させる。また、起動センサ4は、受光部412の全ての受光素子に、各検知スポット71からの近赤外光の反射光をそれぞれ受光させる。また、処理部42は、受光部412から入力された検知スポット71ごとの受光量信号Rdを抽出する。
起動センサ4の処理部42は、有効検知エリア70を構成する各検知スポット71からの反射光の受光量Rが閾値T1を超えているスポットの数が基準数Ns以上である期間が所定の基準維持期間Psを超えたときに検知状態と判定して検知信号D1を生成する(出力信号D2をオンにする)。
通常モードでは、処理部42は、判定条件431-Aのエリア情報Ja-Aと、閾値T1-Aと、基準数Ns-Aと、基準維持期間Ps-Aとを判定条件として、検知信号D1を生成するか否かの判定を行う。
一方通行モードでは、処理部42は、判定条件431-Bのエリア情報Ja-Bと、閾値T1-Bと、基準数Ns-Bと、基準維持期間Ps-Bとを判定条件として、検知信号D1を生成するか否かの判定を行う。
本実施形態では、起動センサ4の処理部42は、一方通行モード時に、起動センサ4の検知状態の判定条件を通常モード時よりも厳しくする。判定条件を厳しくするとは検知状態と判定する範囲を狭めることである。判定条件を厳しくする構成に限定はないが、本実施形態の起動センサ4は、有効検知エリア70を狭くすること、閾値T1を上げること、基準数Nsを増やすこと、および基準維持期間Psを長くすることのうち少なくとも1つによって、判定条件を厳しくする。具体的には、エリア情報Ja-B、閾値T1-B、基準数Ns-B、および基準維持期間Ps-Bのうち少なくとも1つは、エリア情報Ja-A、閾値T1-A、基準数Ns-A、および基準維持期間Ps-Aよりも厳しく設定されている。
エリア情報Ja-A、閾値T1-A、基準数Ns-A、および基準維持期間Ps-Aは、通行者の滞留時間を短くする観点で設定されてもよい。エリア情報Ja-B、閾値T1-B、基準数Ns-B、および基準維持期間Ps-Bは、特定のノイズ(例えば、降雨、降雪、湯煙、排気ガス、昆虫、または水たまり等)の影響を軽減して、誤検知の発生を抑制する観点で設定されてもよい。
閾値T1-A、閾値T1-Bは、起動センサ4の電源投入直後の有効検知エリアの受光量Rに基づいて設定されてもよい。また、起動センサ4は、投光部411の全ての投光素子に近赤外光を投光させる代わりに、有効検知エリア70に対応する投光素子のみに投光させるようにしてもよい。
次に操作部8を説明する。例えば、操作部8は、不特定な人ではなく、オペレータ等の特定範囲の人の操作が入力されるための操作入力部であってもよい。一例として、操作部8は、扉21の周囲の壁面等にカバーを付けて目立たないように設けられる。操作部8は、通常モードと一方通行モードとを切り替えるための切替操作部81(モード切替スイッチ)と、操作時に扉21が開動作するように構成された扉操作部82(開起動スイッチ)と、扉操作部82を有効にする有効化操作部83(有効化スイッチ)とを含む。
切替操作部81は、操作された場合にオンで、他の場合にオフである切替信号S81を出力する。例えば、制御部5は、切替信号S81がオフの場合に通常モードにし、オンの場合に一方通行モードに切り替える。
扉操作部82は、操作されることにより、起動センサ4に関係なく扉21の開動作を起動できる。扉操作部82は、操作された場合にオンで、他の場合にオフである開起動信号S82を出力する。扉操作部82を有することにより、一方通行モードでも特定範囲の人は、円滑に扉21を開けられる。
扉操作部82は不必要に操作されないことが望ましい。そこで、本実施形態では、2段階操作用のスイッチとして有効化操作部83が設けられる。これにより、2段階操作が必要になるので、扉操作部82の誤操作を少なくできる。有効化操作部83は、操作された場合にオンで、他の場合にオフである有効化信号S83を出力する。例えば、制御部5は、有効化信号S83がオンの場合に開起動信号S82に応じて開動作を実行し、オフの場合に開起動信号S82を無効にして開動作を実行しない制御を行う。
ノイズによる誤検知の影響をさらに低減するために、扉操作部82が有効であるときは、起動センサ4による開動作を抑制することが望ましい。そこで、本実施形態では、制御部5は、一方通行モード時に扉操作部82が有効であるとき、検知信号D1を無効にする。例えば、制御部5は、有効化信号S83がオフの場合に検知信号D1に応じて開動作を実行し、オンの場合に検知信号D1を無効にして開動作を実行しない。この場合、誤検知による不必要な扉開放を減らせる。
切替操作部81、扉操作部82、および有効化操作部83は、プッシュスイッチ等の有接点スイッチであってもよいし、磁気や電磁波等で操作される無接点スイッチであってもよい。
次に制御部5を説明する。図3は、制御部5の周辺を示すブロック図である。図3に示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのプロセッサ、CPU、メモリをはじめとする素子や電子回路、機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
本実施形態の制御部5は、第1取得部51と、第2取得部52と、第3取得部53と、第4取得部54と、通信部55と、扉制御部56と、モード判定部57と、タイムテーブル58と、エラー検知部59と、記憶部60とを有する。第1取得部51は、起動センサ4から検知信号D1を取得する。第2取得部52は、切替操作部81から、切替信号S81を取得する。第3取得部53は、扉操作部82から、開起動信号S82を取得する。第4取得部54は、有効化操作部83から、有効化信号S83を取得する。
通信部55は、上位のコンピュータ等の外部の別の制御装置99と通信し、別の制御装置99から外部切替信号S99を受信する。例えば、外部切替信号S99は、一方通行モードの場合にオンで、他の場合にオフである。扉制御部56は、出力信号D2または開起動信号S82がオンのとき扉21を開くように駆動部6を制御する。この例では、扉制御部56は、有効化信号がオフの場合、扉操作部82の開起動信号S82を無視して検知信号D1に基づいて扉21を開く。また、扉制御部56は、有効化信号がオンの場合、検知信号D1を無視して扉操作部82の開起動信号S82に基づいて扉21を開く。
タイムテーブル58は、一方通行モードの期間が予め設定されたタイムテーブルであり、変更できる。タイムテーブル58は、一方通行モードの期間にオンで他の期間にオフの期間情報S58をモード判定部57に提供する。
モード判定部57は、切替信号S81、外部切替信号S99、および期間情報S58のうち少なくとも1つに基づいて通常モードと一方通行モードを決定し、一方通行モードの場合にオンで、他の場合にオフであるモード信号E1を生成して起動センサ4に出力する。
記憶部60は、第1取得部51、第2取得部52、第3取得部53、第4取得部54、および通信部55の取得結果を一時的に記憶する。記憶部60は、制御プログラムP100を記憶する。
制御部5は、モード判定部57を有することにより、オペレータからの所定の操作(切替操作部81の操作)、別の制御装置99からの所定の信号(外部切替信号S99)、および所定のタイムテーブル58に基づいて、通常モードと一方通行モードとを切り替える。
一例として、モード判定部57は、切替信号S81、外部切替信号S99、および期間情報S58のうち少なくとも1つが一方通行モードを指示する場合(オンである場合)に一方通行モードに決定してもよい。
エラー検知部59は、他機器の異常動作、通信エラー、各種センサ等のエラー(誤動作、故障)を検知する。エラーを検知した場合、制御部5は、所定のエラー時制御を実行する。
以上のように構成された本実施形態の自動ドア装置1のモード設定動作S110を説明する。図4は、自動ドア装置1のモード設定動作S110を示すフローチャートである。
動作S110が開始されると、制御部5は、モード信号に変化が有るか否かを判定する(ステップS111)。このステップで、制御部5は、切替操作部81の切替信号S81、別の制御装置99の外部切替信号S99、およびタイムテーブル58の期間情報S58のいずれか1つが変化した場合に、モード信号に変化が有りと判定する。
モード信号に変化がない場合(ステップS111のN)、制御部5は、処理をステップS111の先頭に戻し、ステップS111を繰り返す。
モード信号に変化が有る場合(ステップS111のY)、制御部5は、一方通行モードが有るか否かを判定する(ステップS112)。このステップで、制御部5は、切替信号S81、外部切替信号S99、および期間情報S58のいずれか1つがオンである場合に、一方通行モードが有ると判定する。
一方通行モードが有る場合(ステップS112のY)、制御部5は、一方通行モードに切り替える(ステップS113)。ステップS113を実行したら、制御部5は、起動センサ4を一方通行モードに設定する(ステップS114)。このステップで、制御部5は、モード信号E1をオンにして起動センサ4に出力する。この結果、起動センサ4は、モード信号E1に応じて判定条件を一方通行モード用の判定条件431-Bに切り替える。
一方通行モードがない場合(ステップS112のN)、制御部5は、通常モードに切り替える(ステップS115)。ステップS115を実行したら、制御部5は、起動センサ4を通常モードに設定する(ステップS116)。このステップで、モード信号E1はオフになり、起動センサ4は、判定条件を通常モード用の判定条件431-Aに切り替える。
ステップS114またはステップS116を実行したら、制御部5は、動作S110を終了する。この動作の各ステップはあくまでも一例であって、種々の変形が可能である。
次に、本実施形態の自動ドア装置1のエラー処理動作S120を説明する。図5は、自動ドア装置1のエラー処理動作S120を示すフローチャートである。
動作S120が開始されると、制御部5は、エラーを検知したか否かを判定する(ステップS121)。このステップで、制御部5は、エラー検知部59の検知結果に基づいてエラーが有るか否かを判定する。
エラーを検知していない場合(ステップS121のN)、制御部5は、処理をステップS121の先頭に戻し、ステップS121を繰り返す。
エラーを検知した場合(ステップS121のY)、制御部5は、一方通行モードか否かを判定する(ステップS122)。このステップで、モード判定部57の判定結果(モード信号E1)に基づいて一方通行モードか否かを判定する。
一方通行モードの場合(ステップS122のY)、制御部5は、一方通行モード用の設定でエラー時制御をする。この場合、制御部5は、扉21の開閉制御を維持するが、例えば、制御部5は、扉21の移動速度を通常時よりも低速にしてもよい。また、例えば、制御部5は、扉21が開いていれば閉動作を行い、以後、起動センサ4の検知信号D1に基づく開動作を禁止してもよい。この場合に、制御部5は、扉操作部82を有効にして、扉操作部82の開起動信号S82に基づく開動作を許容してもよい。
一方通行モードでない場合(ステップS122のN)、制御部5は、通常モード用の設定でエラー時制御をする。この場合、制御部5は、起動センサ4の検知信号の有無に関係なく、扉21を開状態に維持する。例えば、制御部5は、扉21の移動速度を通常時よりも低速にしてもよい。また、例えば、制御部5は、扉21が閉じていれば開動作を行い、以後、開状態を維持してもよい。この場合に、制御部5は、扉操作部82を有効にして、扉操作部82の操作に基づく閉動作を許容してもよい。
以上のように構成された本実施形態の自動ドア装置1の特徴を説明する。
本実施形態の自動ドア装置1は、複数の検知スポット71からなる有効検知エリア70を有し、人または物を検知したとき検知信号D1を生成する起動センサ4と、検知信号D1に基づいて扉21の開動作を制御する制御部5と、を備える。制御部5は、通常モードと、扉21を開くための判定基準が通常モードよりも厳しく設定された一方通行モードとに切り替えできる。
この構成によれば、一方通行モード時に不必要な扉開放が減り、通常モード時に通行性を高めることができる。
本実施形態では、制御部5は、一方通行モード時に、起動センサ4が人または物を検知したと判定する条件を通常モード時よりも厳しくする。この場合、一方通行モード時に不必要な扉開放が減り、通常モード時に通行性を高めることができる。
本実施形態では、起動センサ4は、複数の検知スポット71の各スポットからの反射光の受光量Rが閾値T1を超えているスポットの数が基準数Ns以上である期間が基準維持期間Psを超えたときに検知信号D1を生成する光学式センサである。起動センサ4は、有効検知エリア70を狭くすること、閾値T1を上げること、基準数Nsを増やすこと、および基準維持期間Psを長くすることのうち少なくとも1つによって判定する条件が変更される。この場合、自動ドア装置1の設置場所の条件に応じて、判定条件を細かく適切に設定できる。
本実施形態では、制御部5は、所定のタイムテーブルおよび扉の周辺に設けられた切替操作部または外部の制御装置からの所定の信号入力の少なくとも1つに基づいて、通常モードと一方通行モードとを切り替える。この場合、自動ドア装置1の設置場所の条件に応じて、柔軟な手段でモードを切り替えできる。
本実施形態では、操作されたときに扉21を開動作させるように制御部に信号を入力する扉操作部82を備え、制御部5は、一方通行モード時に扉操作部82が有効であるとき、検知信号D1の入力を無効にする。この場合、扉操作部82の制御と起動センサ4の制御との間の競合を回避できる。
本実施形態では、制御部5は、一方通行モード時に扉21が開動作を開始したときは、起動センサ4の判定する条件を通常モードに変更する。この場合、開動作開始後は判定条件を緩めて通行性を確保できる。
以下、本発明の第2~第4実施形態を説明する。第2~第4実施形態の図面および説明では、第1実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。第1実施形態と重複する説明を適宜省略し、第1実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態は、自動ドア用センサ装置2である。自動ドア用センサ装置2は、複数の検知スポット71からなる検知エリア70を自動ドアの周辺に有し、検知エリア70内の人または物を検知する検知部41と、検知部41が人または物を検知したときに検知信号を自動ドアの制御部5に出力する出力部44と、検知部41の検知モードを制御するモード制御部46と、を備える。モード制御部46は、検知モードを通常モードと、人または物を検知したと判断する判定基準が通常モードよりも厳しく設定された一方通行モードに切り替える。自動ドア用センサ装置2は、起動センサ4を含む。
この構成によれば、一方通行モード時に不必要な扉開放が減り、通常モード時に通行性を高めることができる。
自動ドア用センサ装置2では、検知部41は、複数の検知スポット71の各スポットからの反射光の受光量が閾値T1を超えているスポットの数が基準数Ns以上である期間が基準維持期間Psを超えたとき、人または物を検知したと判断し、モード制御部46は、一方通行モードにおいて、通常モードよりも検知エリア70を狭くすること、閾値T1を上げること、基準数Nsを増やすこと、および基準維持期間Psを長くすることのうち少なくとも1つを行う。この場合、自動ドアの設置場所の条件に応じて、判定条件を細かく適切に設定できる。
自動ドア用センサ装置2では、モード制御部46は、所定のタイムテーブルおよび、自動ドアの制御部5または外部の制御装置からの所定の信号入力の少なくとも1つに基づいて、通常モードと一方通行モードとを切り替える。この場合、自動ドアの設置場所の条件に応じて、柔軟な手段でモードを切り替えできる。所定のタイムテーブルは、自動ドア用センサ装置2のタイムテーブル47に記憶されてもよいし、タイムテーブル58に記憶されてもよい。外部の制御装置からの所定の信号は、外部の別の制御装置99からの外部切替信号S99に例示される。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態は、自動ドア装置の制御方法である。この制御方法は、自動ドア装置1について、人または物を検知したとき検知信号D1を生成するステップと、検知信号D1に基づいて扉21を開くステップと、通常モードから一方通行モードに切り替えるステップ(S113)と、一方通行モード時に前記扉を開くための判定基準を通常モード時よりも厳しくするステップ(S114)と、を備える。
この制御によれば、第1実施形態と同様の作用と効果を奏する。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態は、自動ドア装置の制御プログラムP100(コンピュータプログラム)である。本発明に係る制御プログラムP100は、自動ドア装置1について、人または物を検知したとき検知信号D1を生成するステップと、検知信号D1に基づいて扉21を開くステップと、通常モードから一方通行モードに切り替えるステップ(S113)と、一方通行モード時に前記扉を開くための判定基準を通常モード時よりも厳しくするステップ(S114)と、をコンピュータに実行させる。
制御プログラムP100は、これらの機能は自動ドア装置1の機能ブロックに対応する複数のモジュールが実装されたアプリケーションプログラムとして自動ドア装置1のストレージ(例えば記憶部60)にインストールされてもよい。制御プログラムP100は自動ドア装置1の制御部5を構成するコンピュータのプロセッサ(例えばCPU)のメインメモリに読み出しされて実行されてもよい。
この制御プログラムP100によれば、第1実施形態と同様の作用と効果を奏する。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明した。上述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除などの多くの設計変更が可能である。上述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して説明しているが、そのような表記のない内容に設計変更が許容されないわけではない。
[変形例]
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、第1実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
実施形態の説明では、通常モード用の判定条件431-Aと、一方通行モード用の判定条件431-Bの2つの判定条件を備える例を示したが、これに限定されない。例えば、それぞれ条件が異なる3以上の判定条件を備えてもよい。
実施形態の説明では、判定条件431に、エリア情報Jaと、閾値T1と、基準数Nsと、基準維持期間Psとを含む例を示したが、これに限定されない。判定条件は、近づく人のみを検出するベクトル制御の条件や、複数のスポットのパターンと検知時間などを組み合わせたパターン制御の条件を含んでもよい。
実施形態の説明では、有効検知エリア70が平面視で矩形である例を示したが、これに限定されない。例えば、有効検知エリア70は、台形や三角形等の矩形とは異なる形状であってもよい。
上述の変形例は、第1実施形態と同様の作用および効果を奏する。
上述した各実施形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
1 自動ドア装置、 2 自動ドア用センサ装置、 D1 検知信号、 T1 閾値、 4 起動センサ、 5 制御部、 7 検知エリア、 8 操作部、 21 扉、 44 出力部、 46 モード制御部、 58 タイムテーブル、 70 有効検知エリア、 71 検知スポット、 82 扉操作部、 99 別の制御装置、 431 判定条件。

Claims (11)

  1. 複数の検知スポットからなる検知エリアを有し、人または物を検知したとき検知信号を生成する起動センサと、
    前記検知信号に基づいて扉の開動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、通常モードと、前記扉を開くための判定基準が通常モードよりも厳しく設定された一方通行モードとに切り替えできる、自動ドア装置。
  2. 前記制御部は、一方通行モード時に、前記起動センサが前記人または物を検知したと判定する条件を通常モード時よりも厳しくする、請求項1に記載の自動ドア装置。
  3. 前記起動センサは、複数の前記検知スポットの各スポットからの反射光の受光量が閾値を超えているスポットの数が基準数以上である期間が基準維持期間を超えたときに前記検知信号を生成する光学式センサであり、
    前記起動センサは、前記検知エリアを狭くすること、前記閾値を上げること、前記基準数を増やすこと、および前記基準維持期間を長くすることのうち少なくとも1つによって前記判定する条件が変更される、請求項2に記載の自動ドア装置。
  4. 前記制御部は、所定のタイムテーブルおよび前記扉の周辺に設けられた切替操作部または外部の制御装置からの所定の信号入力の少なくとも1つに基づいて、通常モードと一方通行モードとを切り替える、請求項2または3に記載の自動ドア装置。
  5. 操作されたときに前記扉を開動作させるように前記制御部に信号を入力する扉操作部を備え、
    前記制御部は、一方通行モード時に前記扉操作部が有効であるとき、前記検知信号の入力を無効にする、請求項2から4のいずれか1項に記載の自動ドア装置。
  6. 前記制御部は、一方通行モード時に前記扉が開動作を開始したときは、前記起動センサの前記判定する条件を通常モードに変更する、請求項2から5のいずれか1項に記載の自動ドア装置。
  7. 複数の検知スポットからなる検知エリアを自動ドアの周辺に有し、前記検知エリア内の人または物を検知する検知部と、
    前記検知部が人または物を検知したときに検知信号を前記自動ドアの制御部に出力する出力部と、
    前記検知部の検知モードを制御するモード制御部と、を備え、
    前記モード制御部は、前記検知モードを通常モードと、前記人または物を検知したと判断する判定基準が前記通常モードよりも厳しく設定された一方通行モードに切り替える、
    自動ドア用センサ装置。
  8. 前記検知部は、複数の前記検知スポットの各スポットからの反射光の受光量が閾値を超えているスポットの数が基準数以上である期間が基準維持期間を超えたとき、人または物を検知したと判断し、
    前記モード制御部は、前記一方通行モードにおいて、前記通常モードよりも前記検知エリアを狭くすること、前記閾値を上げること、前記基準数を増やすこと、および前記基準維持期間を長くすることのうち少なくとも1つを行う、請求項7に記載の自動ドア用センサ装置。
  9. 前記モード制御部は、所定のタイムテーブルおよび、前記自動ドアの制御装置または外部の制御装置からの所定の信号入力の少なくとも1つに基づいて、通常モードと一方通行モードとを切り替える、請求項7または8に記載の自動ドア用センサ装置。
  10. 自動ドア装置について、
    人または物を検知したとき検知信号を生成するステップと、
    前記検知信号に基づいて扉を開くステップと、
    通常モードから一方通行モードに切り替えるステップと、
    一方通行モード時に前記扉を開くための判定基準を通常モード時よりも厳しくするステップと、
    を備える、自動ドア装置の制御方法。
  11. 自動ドア装置について、
    人または物を検知したとき検知信号を生成するステップと、
    前記検知信号に基づいて扉を開くステップと、
    通常モードから一方通行モードに切り替えるステップと、
    一方通行モード時に前記扉を開くための判定基準を通常モード時よりも厳しくするステップと、
    をコンピュータに実行させるための自動ドア装置の制御プログラム。
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