JP4448975B2 - 自動ドアセンサ、および自動ドアの開閉制御方法 - Google Patents

自動ドアセンサ、および自動ドアの開閉制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、本発明は、自動ドアセンサ、および自動ドアの開閉制御方法に関し、特に、建物内部への不法侵入を防止する自動ドアセンサ、および自動ドアの開閉制御方法に関する。
従来から、高層共同住宅など建物の入口において、自動ドアの屋内外で人体を検知する屋内センサおよび屋外センサを設け、屋外にセキュリティ用入力装置を設けた自動ドア開閉装置が知られている。昼間は屋内外センサによる人体の検知により、自動ドアを開閉して、屋外および屋内からの自由な出入を可能とする。夜間には、屋内センサによる人体の検知により屋内から屋外へ出ることは自由にできるものの、屋外から屋内へ入るのに制限を設けて、居住者など特定の者によるセキュリティ用入力装置への磁気カードの挿入やIDコードの入力により、特定の者のみが自動ドアを開けて屋内に入ることができるようにして、不法侵入を防止する。
ところが、入室許可を受けていない部外者が、外部側から自動ドアの下部や周辺の隙間を通して長尺物や紙などを内部に挿入し、内部検知センサをオンさせて自動ドアを開き、内部へ不正入室するおそれのあることがわかった。一般的な自動ドア装置の多くは、ガイド溝がある床面とドアの下框との間などに隙間があり、また、ドア周辺にゴムパッキンを備えるものは、そのゴムパッキンを弾性変形させることによって、隙間を作ることができる。このほか、床面にガイド溝がない特殊なタイプの自動ドア装置では、必然的にドアの下框と床面との間に隙間が生じる。
そのような隙間を利用した不正入室を防止する方法としては、ドア周囲のすきまをなくすか、できるだけ小さくすることによって、物を内部に挿入できないようにすることが考えられる。しかし、それには、自動ドア設置時の工事をより厳密に行うことが必要となり、工事の費用を高くしたり、工事自体を難しくしたりするという難点がある。また、設置済みの自動ドアに後からこのような対策工事などを行うことは容易ではなかった。
他の対策方法としては、自動ドアが閉じているときにドアに近い検知エリアを無効にする「自動ドアの開閉装置および不正入室防止方法」が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この自動ドアの開閉装置は、外部と内部とを仕切り、それ自体が開閉可能なドアと、そのドアを開閉作動するドア開閉手段と、前記ドアを通して外部から内部へ入るとき、入室する人以外の他からの入室許可信号に基づいて前記ドア開閉手段に前記ドアを開く信号を与える入室許可手段と、前記ドアに近接した内部に位置し、内部から外部へ出る人を検知し、前記ドア開閉手段に前記ドアを開く信号を与える内部検知センサとを備え、前記内部検知センサによる検知機能、あるいはその内部検知センサの検知に基づき前記ドア開閉手段に前記ドアを開く信号を与える機能のいずれかを、前記ドアが閉じているときに無効とすることを特徴とするものである。
また、建物内部に複数の光センサを設け、それらの検出信号によって被検出物体が自動ドアに近づいていることが判別できる場合に自動ドアを開く「自動ドアの開閉制御方法」も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この自動ドアの開閉制御方法は、自動ドアの室内側上部位置から床面に光を照射し、その床面での反射光レベルにより物体の有無を検出する複数の光センサと、これら各光センサの物体検出信号に基づいて上記自動ドアの開閉を制御する制御手段とを含み、上記各光センサにより上記自動ドア近傍の室内側床面に上記自動ドアと平行に複数列の監視領域を形成し、上記制御手段は上記各光センサから出力される物体検出信号の時系列が、被検出物体が上記自動ドアに近づく方向の順序である場合に、上記自動ドアに対して開信号を与えることを特徴とするものである。
また、建物内部の自動ドア近傍とドアから離れた位置に検知センサを設け、それらの検出信号によって被検出物体が自動ドアに近づいていることが判別できる場合に自動ドアを開く「自動ドアの開閉装置」も提案されている(例えば、特許文献3参照。)。この自動ドアの開閉装置は、ドアの外部から内部へと入室する人が入室許可であるか否かを判定する入室許可判定手段と、前記ドアに近接した内部に位置し、内部から外部へと退室する人を検知する内部検知センサと、その内部検知センサよりも前記ドアから離れた内部側に位置し、前記ドアへ接近する人を検知する接近検知センサとを備え、前記入室許可判定手段が人の入室を許可したとき、あるいは、前記接近検知センサが前記ドアに接近する人を検知してから所定時間内に前記内部検知センサが人を検知したとき、前記ドアを開くことを特徴とするものである。
また、屋外センサと、屋内センサのドア近傍およびドア遠方エリアの検知状態に基づいて自動ドアの開閉を制御する「自動ドア開閉装置」も提案されている(例えば、特許文献4参照。)。この自動ドア開閉装置は、ドアの屋内と屋外に配置されて物体からの検知波を検知する屋内外のセンサと、前記センサの検知に基づいて、ドアの開閉を制御する開閉制御部とを備え、前記屋内センサは、ドアに近いドア近傍検知エリアと、ドアから離れたドア遠方検知エリアとを有し、前記開閉制御部は、ドア閉時に前記屋外センサが検知状態のときに、屋内センサがそのドア近傍検知エリアで物体を検知したとき、ドア閉を維持する閉維持手段と、ドア閉時に前記屋外センサが検知状態のときに、屋内センサがそのドア遠方検知エリアで物体を検知したとき、ドアを開作動させる開作動手段とを備えていることを特徴とするものである。
特開平10−196221号公報 特開平11−311060号公報 特開平11−324489号公報 特開2003−293654号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されているような従来技術では、自動ドアが閉じているかどうかをエンコーダやスイッチなどで検出する必要がある。上述の特許文献3に記載されているような従来技術では、自動ドアの近くと自動ドアから離れたところの2ヶ所に別々の検知センサを設置する必要がある。上述の特許文献4に記載されているような従来技術では、自動ドアが閉じているかどうかをスイッチなどで検出するとともに、屋外側にもセンサを設置する必要がある。
いずれの場合も、自動ドアの開閉を制御する自動ドアセンサ単体で対応できるものではなく、他の場所に専用のスイッチやセンサなどを設置するとともに、それらと自動ドアセンサとを結線する必要もあり、大がかりな工事が伴うことになる。特に、設置済みの自動ドアについては、後からこのような対策工事などを行うことは容易ではなかった。
一方、上述の特許文献2に記載されているような従来技術では、自動ドアの開閉を制御する自動ドアセンサ単体で対応できるようにも思われる。ただし、物体検出信号の時系列を高精度に得るために多数の光センサを設けると、自動ドアセンサのコストがアップしてしまうという問題点がある。そこで、最低限として2つの光センサのみを設け、これらの検出エリアの形成位置を異ならせた事例を検討する。
図5はこのような従来技術による自動ドアセンサが設置されている場合の概略説明図であり、(a)は第1検出エリアA21をドア5から離れた位置に向け、第2検出エリアA22をドア5近傍に向けて形成した場合を示し、(b)は第1検出エリアA21をドア5から離れた位置に向け、第2検出エリアA22をそれより少しだけドア5に近い位置に向けて形成した場合を示す。
図5(a)に示すように、第2検出エリアA22をドア5近傍に向けて形成すると、ドア5付近に通行人6がいることを第2光センサ22が検出できる。そのため通行人6が通り抜ける前などに誤ってドア5が閉じられることにより、通行人6がドア5に当たったり、挟まれたりすることを防止できる。ところが、ドア5が実際に開き始めるのは、通行人6が第1検出エリアA21に入ったことを第1光センサ21が検出した後に、さらに第2検出エリアA22に入ったことを第2光センサ22が検出してからになる。その時点で通行人6はドア5のすぐ近くまで達しているため、ドア5が完全に開くのが間に合わずにスムーズな通行を妨げてしまう可能性が高い。
これに対して、図5(b)に示すように、第2検出エリアA22をドア5からある程度離して形成すると、ドア5が開き始めてから通行人6がドア5に達するまでの時間には余裕ができる。ところが、ドア5付近に通行人6がいることはもはや検出できないため、通行人6が通り抜ける前などに誤ってドア5が閉じられることにより、通行人6がドア5に当たったり、挟まれたりするおそれがある。ドア5を閉じ始めるタイミングをタイマーなどで遅らせることは考えられるが、そのようなタイマーを不用意に長く設定すると、通行人6が通り過ぎて誰もいなくなったときを見計らって不審者が侵入したり、建物内の空調効果が低下したりするなどの新たな問題が発生し得ることになる。
従来技術のこのような課題に鑑み、本発明の目的は、簡単な構成で自動ドアからの不法侵入を防止するとともに、スムーズな通行および通行人の安全確保を図り、さらに新規の設置工事や既存の自動ドアセンサとの置換作業などが極めて容易で、しかも安価な自動ドアセンサ、および自動ドアの開閉制御方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の自動ドアセンサは、自動ドアを開閉するドアエンジンを制御するドアエンジンコントローラに接続されて使用されるとともに、前記自動ドアの開閉状態検出情報を外部から入力されることなく、前記自動ドアの開閉を制御するドア開放信号およびドア閉鎖信号を出力可能な自動ドアセンサであって、前記自動ドアから離れた人体または物体を検出するドア遠方検出エリアを形成する第1エリアセンサと、前記自動ドア近傍の人体または物体を検出するドア近傍検出エリアを形成する第2エリアセンサと、前記自動ドアが閉じていると判断される待機状態では前記ドア遠方検出エリアのみを有効とし、前記ドア遠方検出エリアで人体または物体が検出された時に前記ドア開放信号を出力するとともに前記ドア近傍検出エリアを有効とし、前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアの少なくとも一方で人体または物体が検出されている間は前記ドア開放信号を出力している状態を維持する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記ドア近傍検出エリアを有効とした後、前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアのいずれでも人体または物体が検出されなくなった時から第1所定時間が経過するまでに前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアのいずれでも人体または物体が検出されない状態が継続した場合は、前記ドア閉鎖信号を出力し、その後で前記ドア近傍検出エリアを無効とすることを特徴とする。
ここで、ドア開放信号およびドア閉鎖信号としては、自動ドアを開閉するモータなどのドアエンジンを駆動するドアエンジンコントローラに対応した信号とすればよい。例えば、市販の自動ドア用センサと同様に、ドア開放信号のみを出力するとともにこのドア開放信号の出力停止をドア閉鎖信号の出力としてもよい。しかしながら、このような信号に限るものではなく、ドアエンジンコントローラ側の仕様が異なる場合は、それに合わせて一系統の出力信号の他の出力状態変化の組み合わせ(例えば、ON/OFFやHigh/Lowなど)によってドア開放信号およびドア閉鎖信号の出力を行うようにしてもよい。あるいは、ドア開放信号およびドア閉鎖信号をそれぞれ独立の信号としてもよい。
この発明の自動ドアセンサによれば、自動ドアが閉じている時にはドア遠方検出エリアのみが有効で、ドア近傍検出エリアは無効とされている。そのため、自動ドアの反対側から不正侵入を試みようとする者などによって自動ドアの下部や周辺の隙間から何らかの物を差し込まれた場合でも、ドア近傍検出エリアでその物を検出することはない。これにより、自動ドアが誤って開かれることはなく、不正侵入を防止できる。一方、ドア遠方検出エリアで正規の通行人などが検出されるとその時点で自動ドアが開くので、スムーズに通り抜けることができるだけでなく、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアの少なくとも一方で通行人などが検出されている間は自動ドアが開いたままなので、通行人の安全も確保できる。また、この自動ドアセンサ以外には、専用のドア開閉状態検出スイッチや他の場所の外部センサも必要としないので、設置工事や既存の自動ドアセンサとの交換も容易である。さらに、エリアセンサはドア近傍とドア遠方の2方向にのみ検出エリアを形成できればよいので、自動ドアセンサを安価に製造することが可能になる。
また、自動ドア付近に通行人などがいなくなると、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアのいずれでも何も検出されなくなるので、自動ドアが自動的に閉じるとともに、その後でドア近傍検出エリアが無効になる。これにより、自動ドアの反対側からの不正侵入を防止できる。
また、自動ドア付近に通行人などがいなくなり、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアのいずれでも何も検出されなくなっても、それからさらに第1所定時間が経過するまではドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアの監視を続ける。その間に、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアの少なくとも一方で新たな通行人などが検出された場合には、自動ドアを開いたままに保持する。これにより、自動ドアの無駄な開閉動作を防止するとともに、通行人は自動ドアをスムーズに通り抜けることができる。
また、本発明の自動ドアセンサにおいて、前記制御手段は、前記ドア閉鎖信号を出力してから第2所定時間が経過するまでに前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアのいずれでも人体または物体が検出されない状態が継続した場合は、前記ドア近傍検出エリアを無効とするとともに、前記ドア閉鎖信号を出力してから第2所定時間が経過するまでに前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアの少なくとも一方で人体または物体が検出された場合は、前記ドア閉鎖信号の出力に代えて前記ドア開放信号を出力することを特徴としてもよい。
この発明の自動ドアセンサによれば、自動ドアを閉じている途中でもドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアの監視を続ける。その間に、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアの少なくとも一方で新たな通行人などが検出された場合には、自動ドアの閉じる動作が直ちに中断され、再び開き始める。これにより、通行人がしばらく途絶えた後で新たな通行人が来た場合でも、通行人の安全が確保できる。
また、本発明の自動ドアセンサにおいて、前記制御手段は、前記自動ドアが閉じていると判断される時に前記ドア遠方検出エリアで人体または物体が検出された場合に、前記ドア遠方検出エリアの検出感度を一時的に通常感度よりも上げることを特徴としてもよい。
この発明の自動ドアセンサによれば、自動ドアが閉じている時にドア遠方検出エリアで人体または物体が検出された場合に、ドア遠方検出エリアの検出感度が一時的に通常感度よりも上げる。これにより、後続の通行人などがある場合にはその検出をしやすくする。
あるいは、上記目的を達成するため、本発明の自動ドアの開閉制御方法は、自動ドアを開閉するドアエンジンを制御するドアエンジンコントローラに接続されて使用されるとともに、前記自動ドアの開閉状態検出情報を外部から入力されない自動ドアセンサであって、前記自動ドアから離れた人体または物体を検出するドア遠方検出エリアを形成する第1エリアセンサと、前記自動ドア近傍の人体または物体を検出するドア近傍検出エリアを形成する第2エリアセンサとを備える自動ドアセンサによる自動ドアの開閉制御方法であって、前記自動ドアが閉じていると判断される待機状態では前記ドア遠方検出エリアのみを有効とする待機時設定ステップと、前記ドア遠方検出エリアで人体または物体が検出された時に、前記ドア開放信号を出力するドア開放開始ステップと、前記ドア近傍検出エリアを有効とするドア近傍検出エリア有効化ステップと、前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアの少なくとも一方で人体または物体が検出されている間は前記ドア開放信号を出力している状態を維持するドア開放状態維持ステップと、前記ドア近傍検出エリアを有効とした後、前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアのいずれでも人体または物体が検出されなくなった時から第1所定時間が経過するまでに前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアのいずれでも人体または物体が検出されない状態が継続した場合は、前記ドア閉鎖信号を出力し、その後で前記ドア近傍検出エリアを無効とするステップとを備えることを特徴とする。
この発明の自動ドアの開閉制御方法によれば、自動ドアが閉じている時にはドア遠方検出エリアのみが有効で、ドア近傍検出エリアは無効とされている。そのため、自動ドアの反対側から不正侵入を試みようとする者などによって自動ドアの下部や周辺の隙間から何らかの物を差し込まれた場合でも、ドア近傍検出エリアでその物を検出することはない。これにより、自動ドアが誤って開かれることはなく、不正侵入を防止できる。一方、ドア遠方検出エリアで正規の通行人などが検出されるとその時点で自動ドアが開くので、スムーズに通り抜けることができるだけでなく、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアの少なくとも一方で通行人などが検出されている間は自動ドアが開いたままなので、通行人の安全も確保できる。また、自動ドア付近に通行人などがいなくなると、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアのいずれでも何も検出されなくなるので、自動ドアが自動的に閉じるとともに、その後でドア近傍検出エリアが無効になる。これにより、自動ドアの反対側からの不正侵入を防止できる。また、自動ドア付近に通行人などがいなくなり、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアのいずれでも何も検出されなくなっても、それからさらに第1所定時間が経過するまではドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアの監視を続ける。その間に、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアの少なくとも一方で新たな通行人などが検出された場合には、自動ドアを開いたままに保持する。これにより、自動ドアの無駄な開閉動作を防止するとともに、通行人は自動ドアをスムーズに通り抜けることができる。
本発明の自動ドアセンサによれば、自動ドアが閉じている時にはドア遠方検出エリアのみが有効で、ドア近傍検出エリアは無効とされている。そのため、自動ドアの反対側から不正侵入を試みようとする者などによって自動ドアの下部や周辺の隙間から何らかの物を差し込まれた場合でも、ドア近傍検出エリアでその物を検出することはない。これにより、自動ドアが誤って開かれることはなく、不正侵入を防止できる。一方、ドア遠方検出エリアで正規の通行人などが検出されるとその時点で自動ドアが開くので、スムーズに通り抜けることができるだけでなく、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアの少なくとも一方で通行人などが検出されている間は自動ドアが開いたままなので、通行人の安全も確保できる。また、この自動ドアセンサ以外には、専用のドア開閉状態検出スイッチや他の場所の外部センサも必要としないので、設置工事や既存の自動ドアセンサとの交換も容易である。さらに、エリアセンサはドア近傍とドア遠方の2方向にのみ検出エリアを形成できればよいので、自動ドアセンサを安価に製造することが可能になる。
また、本発明の自動ドアの開閉制御方法によれば、自動ドアが閉じている時にはドア遠方検出エリアのみが有効で、ドア近傍検出エリアは無効とされている。そのため、自動ドアの反対側から不正侵入を試みようとする者などによって自動ドアの下部や周辺の隙間から何らかの物を差し込まれた場合でも、ドア近傍検出エリアでその物を検出することはない。これにより、自動ドアが誤って開かれることはなく、不正侵入を防止できる。一方、ドア遠方検出エリアで正規の通行人などが検出されるとその時点で自動ドアが開くので、スムーズに通り抜けることができるだけでなく、ドア遠方検出エリアおよびドア近傍検出エリアの少なくとも一方で通行人などが検出されている間は自動ドアが開いたままなので、通行人の安全も確保できる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動ドアセンサ1のブロック図である。図2は、この自動ドアセンサ1が設置されている場合の概略説明図であり、(a)は待機状態を示し、(b)は通行人が近づいた状態を示し、(c)は不正侵入などが行われようとしている状態を示している。
図1に示すように、自動ドアセンサ1は、例えばスライド式ドアなどを開閉するモータなどのドアエンジン2を駆動するドアエンジンコントローラ3へドア開放信号を与えることにより、自動ドアの開閉制御を行うものであり、市販の自動ドア用センサなどとの互換性を有している。自動ドアセンサ1は、ドア5から屋内側へ離れている物体を検出する遠方エリアセンサ11(第1エリアセンサ)と、ドア5の屋内側近傍の物体を検出する近傍エリアセンサ12(第2エリアセンサ)と、信号処理・制御回路10(制御手段)とを備えている。
信号処理・制御回路10は、遠方エリアセンサ11および近傍エリアセンサ12のそれぞれを動作させるか非動作とするかの切り換えを制御するとともに、遠方エリアセンサ11および近傍エリアセンサ12の検出結果に基づいて、ドアエンジンコントローラ3に対して必要に応じてドアを開くように指令するドア開放信号を出力する。ドアエンジンコントローラ3は、信号処理・制御回路10から出力されるドア開放信号に応じてドアエンジン2を駆動する。具体的には、信号処理・制御回路10からドア開放信号が出力されると、ドアが開くようにドアエンジン2を駆動し、信号処理・制御回路10からドア開放信号が出力されている間は、ドアが開いている状態を維持する。信号処理・制御回路10からドア開放信号が出力されなくなると、ドアが閉じるようにドアエンジン2を駆動する。遠方エリアセンサ11および近傍エリアセンサ12は、例えば、近赤外線を投光し、物体から反射した近赤外線を受光して物体を検出するようなAIR方式のセンサであり、既存のものが利用できる。
図2(a)〜(c)に示すように、自動ドアセンサ1は、ドア5の上端部を支持する無目4の屋内側側面に取り付けられ、ドアエンジン2およびドアエンジンコントローラ3は、無目4の内部に取り付けられている。ドア5と床面7にはわずかな隙間8が存在している。自動ドアセンサ1が備えている遠方エリアセンサ11によって、ドア5から屋内側へ離れた位置の方向へドア遠方検出エリアA11が形成され、近傍エリアセンサ12によって、ドア5の屋内側近傍の方向へドア近傍検出エリアA12が形成される。信号処理・制御回路10が遠方エリアセンサ11を動作するように切り換えるとドア遠方検出エリアA11が有効化され、遠方エリアセンサ11が非動作となるように切り換えるとドア遠方検出エリアA11が無効化される。近傍エリアセンサ12についても同様である。ドア遠方検出エリアA11については、検出感度の切り換えも可能としているが、待機状態では床面7付近の極めて低い物体(通行人ではない可能性が高い)を検出しないような感度設定にしておけば、防犯上はより好ましい。なお、ドア遠方検出エリアA11およびドア近傍検出エリアA12はそれぞれ、公知の技術を用いて、ドア5の全開口幅よりは少し広い範囲にドア5と平行でほぼ等間隔に並ぶ8つの小エリアから構成されている。ただし、このような小エリアの数は8に限るものではない。
ドア5が閉じている待機状態では、図2(a)に示すように、信号処理・制御回路10によって遠方エリアセンサ11は動作させられ、近傍エリアセンサ12は非動作とされている。このため、ドア遠方検出エリアA11のみが有効化されており、ドア近傍検出エリアA12は無効化されている。
通行人6が近づいてきて、図2(b)に示すようにドア遠方検出エリアA11に入ると、通行人6が遠方エリアセンサ11で検出され、信号処理・制御回路10に伝えられる。信号処理・制御回路10はこれに応じて近傍エリアセンサ12を動作させてドア近傍検出エリアA12を有効化するともに、ドアエンジンコントローラ3に対してドア開放信号を出力する。これによってドア5が開き始める。通行人6がいる位置からドア5までにはある程度の距離があり、通行人6がドア5に達するまでにはドア5は完全に開いているので、通行人6はドア5をスムーズに通り抜けることができる。
一方、不正侵入を試みようとする者などによって、図2(c)に示すように、ドア5と床面7との隙間8に紙9などが差し込まれた場合は、近傍エリアセンサ12は非動作とされているままなので、ドア近傍検出エリアA12は無効であり、紙9などを検出することはない。したがって、ドア5が誤って開かれることはなく、不正侵入を防止できる。
図3は、本発明の一実施形態に係る自動ドアセンサ1が設置されているドア5を通行人6が通り抜ける場合の概略説明図であり、(a)は通行人6がドア5に近づきつつある状態を示し、(b)は通行人6がドア5近傍にいる状態を示し、(c)は通行人6がドア5を通り抜けた後の状態を示している。
図2(b)を参照して既に説明したように、通行人6が近づいてきてドア遠方検出エリアA11に入ると、信号処理・制御回路10によって近傍エリアセンサ12が動作させられ、ドア近傍検出エリアA12が有効化される。通行人6が少し進んでドア5に近づいても、図3(a)に示すように、通行人6はドア遠方検出エリアA11で検出され続けている。通行人6がさらに進むと、図3(b)に示すように、通行人6が近傍エリアセンサ12で検出されるようになる。したがって、ドア5は開いたままの状態を保持するので、通行人6がドア5に当たったり、挟まれたりすることを防止できる。
なお、遠方エリアセンサ11および近傍エリアセンサ12では、通行人6がドア5を通り抜けたこと自体を直接検出することはできない。そこで、遠方エリアセンサ11および近傍エリアセンサ12のいずれでも通行人6を検出しなくなったときから、その非検出状態が第1所定時間(ドア5を通り抜けるのに十分な時間で、かつ、必要以上に長すぎないことが望ましい)継続したときに、通行人6はすでにドア5を通り抜けていると判断させることにする。
非検出状態が第1所定時間継続すると、信号処理・制御回路10はドアエンジンコントローラ3に対するドア開放信号の出力を停止する。これによってドア5が閉じ始める。ドア5が完全に閉じたこと自体は自動ドアセンサ1では直接検出できないので、これについても、ドア5が閉じ始めたときから第2所定時間(ドア5が閉じるための実際の所要時間データに基づいて決定する)経過後にドア5が完全に閉じたものと判断させる。ただし、この間に遠方エリアセンサ11および近傍エリアセンサ12のいずれか、あるいは両方で別の通行人6などを検出した場合には、信号処理・制御回路10はドアエンジンコントローラ3に対して再びドア開放信号を出力する。これによって、ドア5を閉じる動作が直ちに中断されるとともにドア5が再び開き始めるので、通行人6がドア5に当たったり、挟まれたりすることを防止できる。
第2所定時間経過後まで遠方エリアセンサ11および近傍エリアセンサ12がともに非検出状態であった場合は、信号処理・制御回路10は近傍エリアセンサ12を非動作とする。これによって、図3(c)に示すように、ドア近傍検出エリアA12が無効化されるので、不正侵入を防止する待機状態に戻る。
なお、図3(a)の状態から図3(b)の状態に移行する過程において、通行人6が一時的にドア遠方検出エリアA11とドア近傍検出エリアA12のいずれにも入らない場合があり得るが、上述したように、第1所定時間以内であればドア5が閉じ始めることはない。ドア5が閉じ始めた場合でも、ドア5が完全に閉じる前であれば、通行人6がドア近傍検出エリアA12に入ることで、ドア5を閉じる動作が直ちに中断されるとともに再び開き始める。
図4は、本発明の一実施形態に係る自動ドアセンサ1による自動ドアの開閉制御方法のフローチャートである。
図4に示すように、ドア5が閉じている待機状態の設定にするための処理として、ドア遠方検出エリアA11を有効化するために遠方エリアセンサ11は動作させられ、ドア近傍検出エリアA12を無効化するために近傍エリアセンサ12は非動作とされる(ステップS401)。このように、近傍エリアセンサ12が非動作となるので、消費電力を低減することができる。
待機状態では、ドア遠方検出エリアA11のみで物体(物体には人体も含む。以下も同じ。)の有無が検出される。遠方に物体が存在すればステップS403に進み、そうでなければこのステップを繰り返す(ステップS402)。なお、このステップS402は必ずしも連続的に繰り返す必要はなく、一定時間毎に検出を行うようにしてもよい。これにより、消費電力をさらに低減することができる。
ドア遠方検出エリアA11で物体が検出された場合は、ドア近傍検出エリアA12が有効化されるとともに(ステップS403)、ドア遠方検出エリアA11の検出感度が変更される(ステップS404)。これにより、ドアを通り抜けようとしている通行人6などの安全を確保するとともに、後続の通行人6がある場合にはその検出をしやすくする。
次に、ドア5を開くように指令するため、ドアエンジンコントローラ3に対してドア開放信号が出力され(ステップS405)、これによってドア5が開き始める。
その後は、ドア遠方検出エリアA11およびドア近傍検出エリアA12で、遠方および近傍の物体の有無が検出される。いずれか一方において物体が検出されている限り、これらの処理が繰り返され、そうでなければステップS408へ進む(ステップS406、S407)。なお、ステップS406、S407の処理が繰り返されている間は、ドア5の開放状態が維持されることになる。
ドア遠方検出エリアA11およびドア近傍検出エリアA12のいずれにおいても物体が検出されなくなった場合は、ドア5を閉じる準備段階として第1所定時間のタイマーT1をスタートさせる(ステップS408)。
タイマーT1の計時中も、ドア遠方検出エリアA11およびドア近傍検出エリアA12で、遠方および近傍の物体の有無が検出される。いずれか一方において物体が検出されたときは通行人6などが近くにいることを示し、ドア5を閉じるべきではないので、ステップS406に戻り、そうでなければステップS411へ進む(ステップS409、S410)。さらに、タイマーT1の残り時間を確認し、まだ終了していなければステップS409に戻り、すでに終了していればステップS412へ進む(ステップS411)。
タイマーT1の計時が終了していれば、第1所定時間の経過中に物体が全く検出されなかったことを示すので、通行人6などはいないと判断できる。そこで、ドア5を閉じるように指令するため、ドアエンジンコントローラ3に対するドア開放信号の出力が停止され(ステップS412)、これによってドア5が閉じ始める。
ドア5が完全に閉じたこと自体は自動ドアセンサ1では直接検出できないので、ドア5が閉じたものと判断できるタイミングを知るために第2所定時間のタイマーT2をスタートさせる(ステップS413)。
タイマーT2の計時中も、ドア遠方検出エリアA11およびドア近傍検出エリアA12で、遠方および近傍の物体の有無が検出される。いずれか一方において物体が検出されたときは通行人6などが近くにいることを示し、ドア5を閉じるべきではないので、ステップS405に戻って再びドア開放信号を出力することにより、ドア5が閉じる動作を中断するとともに、ドア5が再び開き始めるようにする。そうでなければステップS416へ進む(ステップS414、S415)。さらに、タイマーT2の残り時間を確認し、まだ終了していなければステップS414に戻り、すでに終了していればステップS417へ進む(ステップS416)。
タイマーT2の計時が終了していれば、第2所定時間の経過中に物体が全く検出されなかったことを示すので、通行人6などはいないと判断できる。そこで、待機状態に戻すため、ドア近傍検出エリアA12が無効化されるとともに(ステップS417)、ドア遠方検出エリアA11の検出感度が元に戻される(ステップS418)。これにより、再び不正侵入を防止できるようになる。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明の一実施形態に係る自動ドアセンサのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動ドアセンサが設置されている場合の概略説明図であり、(a)は待機状態を示し、(b)は通行人が近づいた状態を示し、(c)は不正侵入などが行われようとしている状態を示している。 本発明の一実施形態に係る自動ドアセンサが設置されているドアを通行人が通り抜ける場合の概略説明図であり、(a)は通行人がドアに近づきつつある状態を示し、(b)は通行人がドア近傍にいる状態を示し、(c)は通行人がドアを通り抜けた後の状態を示している。 本発明の一実施形態に係る自動ドアセンサによる自動ドアの開閉制御方法のフローチャートである。 従来技術による自動ドアセンサが設置されている場合の概略説明図であり、(a)は一方の検出エリアをドアから離れた位置に向け、他方の検出エリアをドア近傍に向けて形成した場合を示し、(b)は一方の検出エリアをドアから離れた位置に向け、他方の検出エリアをそれより少しだけドアに近い位置に向けて形成した場合を示す。
符号の説明
1 自動ドアセンサ
2 ドアエンジン
3 ドアエンジンコントローラ
4 無目
5 ドア
6 通行人
7 床面
8 隙間
9 紙
10 信号処理・制御回路
11 遠方エリアセンサ
12 近傍エリアセンサ
21 第1光センサ(従来技術)
22 第2光センサ(従来技術)

Claims (8)

  1. 自動ドアを開閉するドアエンジンを制御するドアエンジンコントローラに接続されて使用されるとともに、前記自動ドアの開閉状態検出情報を外部から入力されることなく、前記自動ドアの開閉を制御するドア開放信号およびドア閉鎖信号を出力可能な自動ドアセンサであって、
    前記自動ドアから離れた人体または物体を検出するドア遠方検出エリアを形成する第1エリアセンサと、
    前記自動ドア近傍の人体または物体を検出するドア近傍検出エリアを形成する第2エリアセンサと、
    前記自動ドアが閉じていると判断される待機状態では前記ドア遠方検出エリアのみを有効とし、前記ドア遠方検出エリアで人体または物体が検出された時に前記ドア開放信号を出力するとともに前記ドア近傍検出エリアを有効とし、前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアの少なくとも一方で人体または物体が検出されている間は前記ドア開放信号を出力している状態を維持する制御手段とを備え
    前記制御手段は、前記ドア近傍検出エリアを有効とした後、前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアのいずれでも人体または物体が検出されなくなった時から第1所定時間が経過するまでに前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアのいずれでも人体または物体が検出されない状態が継続した場合は、前記ドア閉鎖信号を出力し、その後で前記ドア近傍検出エリアを無効とすることを特徴とする自動ドアセンサ。
  2. 請求項に記載の自動ドアセンサにおいて、
    前記制御手段は、前記ドア閉鎖信号を出力してから第2所定時間が経過するまでに前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアのいずれでも人体または物体が検出されない状態が継続した場合は、前記ドア近傍検出エリアを無効とするとともに、
    前記ドア閉鎖信号を出力してから第2所定時間が経過するまでに前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアの少なくとも一方で人体または物体が検出された場合は、前記ドア閉鎖信号の出力に代えて前記ドア開放信号を出力することを特徴とする自動ドアセンサ。
  3. 請求項1または2に記載の自動ドアセンサにおいて、
    前記制御手段は、前記自動ドアが閉じていると判断される時に前記ドア遠方検出エリアで人体または物体が検出された場合に、前記ドア遠方検出エリアの検出感度を一時的に通常感度よりも上げることを特徴とする自動ドアセンサ。
  4. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の自動ドアセンサにおいて、
    前記ドア開放信号および前記ドア閉鎖信号の出力は、一系統の出力信号の出力状態変化によって行うことを特徴とする自動ドアセンサ。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の自動ドアセンサにおいて、
    前記ドア開放信号の出力停止を前記ドア閉鎖信号の出力とすることを特徴とする自動ドアセンサ。
  6. 自動ドアを開閉するドアエンジンを制御するドアエンジンコントローラに接続されて使用されるとともに、前記自動ドアの開閉状態検出情報を外部から入力されない自動ドアセンサであって、前記自動ドアから離れた人体または物体を検出するドア遠方検出エリアを形成する第1エリアセンサと、前記自動ドア近傍の人体または物体を検出するドア近傍検出エリアを形成する第2エリアセンサとを備え、前記自動ドアの開閉を制御するドア開放信号およびドア閉鎖信号を出力可能な自動ドアセンサによる自動ドアの開閉制御方法であって、
    前記自動ドアが閉じていると判断される待機状態では前記ドア遠方検出エリアのみを有効とする待機時設定ステップと、
    前記ドア遠方検出エリアで人体または物体が検出された時に、前記ドア開放信号を出力するドア開放開始ステップと、前記ドア近傍検出エリアを有効とするドア近傍検出エリア有効化ステップと、
    前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアの少なくとも一方で人体または物体が検出されている間は前記ドア開放信号を出力している状態を維持するドア開放状態維持ステップと
    前記ドア近傍検出エリアを有効とした後、前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアのいずれでも人体または物体が検出されなくなった時から第1所定時間が経過するまでに前記ドア遠方検出エリアおよび前記ドア近傍検出エリアのいずれでも人体または物体が検出されない状態が継続した場合は、前記ドア閉鎖信号を出力し、その後で前記ドア近傍検出エリアを無効とするステップと
    を備えることを特徴とする自動ドアの開閉制御方法。
  7. 請求項に記載の自動ドアの開閉制御方法において、
    前記ドア開放信号および前記ドア閉鎖信号の出力は、一系統の出力信号の出力状態変化によって行うことを特徴とする自動ドアの開閉制御方法。
  8. 請求項に記載の自動ドアの開閉制御方法において、
    前記ドア開放信号の出力停止を前記ドア閉鎖信号の出力とすることを特徴とする自動ドアの開閉制御方法。
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