JP2005201502A - 熱交換器用フィルターユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】空気清浄性能の向上を図った熱交換器用フィルターユニットを提供する。
【解決手段】通気性ならびに透湿性のある材料で作られたフラットなライナー２と同じく通気性ならびに透湿性のある材料で作られた波板３とを接着剤を用いて接合した片面段ボール状のフィルター１を上下方向に隣り合うフィルターの段目の方向が互いに直交する方向に向くように多数枚積層してなる熱交換器用フィルターユニットであって、上下方向に隣り合うフィルター１，１同士を周辺部において接着剤で接合させてなる。
【選択図】 図３
【解決手段】通気性ならびに透湿性のある材料で作られたフラットなライナー２と同じく通気性ならびに透湿性のある材料で作られた波板３とを接着剤を用いて接合した片面段ボール状のフィルター１を上下方向に隣り合うフィルターの段目の方向が互いに直交する方向に向くように多数枚積層してなる熱交換器用フィルターユニットであって、上下方向に隣り合うフィルター１，１同士を周辺部において接着剤で接合させてなる。
【選択図】 図３
Description
本発明は、熱交換器用フィルターユニットに関するものである。
従来、特許文献１に記載のように片面段ボール状の空気清浄化フィルターが知られている。このような片面段ボール状のフィルターを多数枚積層して熱交換器用フィルターユニットを作製するに際し、上下方向に隣り合う片面段ボール状のフィルターの段目の方向が互いに直交する方向に向くように多数枚のフィルターを積層し、上下方向に隣り合う片面段ボール状のフィルター同士を接着剤で接合させてなるものが知られている。この場合、上下方向に隣り合う片面段ボール状のフィルター同士は一方のフィルターのフラットなライナーに他方のフィルターの波板とを全体に亘って接着剤で接合させているのが一般的である。
特開２００１−８７６１４号公報
上記従来例で述べた熱交換器用フィルターユニットの構成では、上下方向に隣り合う片面段ボール状のフィルター同士の一方のフィルターのフラットなライナーの裏面と他方のフィルターの波板の頂点とを全体に亘って接着剤で接合させているのであるが、一方のフィルターのフラットなライナーと他方のフィルターの波板の頂点との接合部において、接着剤が一方のフィルターのライナーに含浸するとともに他方のフィルターの波板にも含浸し、その含浸した接着剤によりライナーおよび波板の通気の目を塞ぎ、上下方向に隣り合うフィルター間での熱交換ならびに湿度交換性能が低下し、熱交換器用フィルターユニットとしての機能を低減させるという問題があった。
本発明の目的は、このような課題を解決するものであり、熱交換性能ならびに湿度交換性能の向上を図った熱交換器用フィルターユニットを提供することにある。
本発明の請求項１に記載の熱交換器用フィルターユニットは、通気性ならびに透湿性のある材料で作られたフラットなライナーと同じく通気性ならびに透湿性のある材料で作られた波板とを接着剤を用いて接合した片面段ボール状のフィルターを上下方向に隣り合うフィルターの段目の方向が互いに直交する方向に向くように多数枚積層してなる熱交換器用フィルターユニットであって、上下方向に隣り合うフィルター同士を周辺部において接着剤で接合させてなることを特徴とする。
以上のように、本発明の熱交換器用フィルターユニットは、上下方向に隣り合うフィルター同士を周辺部において接着剤で接合させているので、周辺部で囲まれる範囲内において前記従来例のように全体に亘って接合させているのに比べて接着剤による接合部分が少なくなり、熱交換性能ならびに湿度交換性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて具体的に説明する。
先ず、図１〜図４に示す第１の実施の形態について説明すると、１は通気性ならびに透湿性のある材料で作られたフラットなライナー２と同じく通気性ならびに透湿性のある材料で作られた波板３とを接着剤を用いて接合した片面段ボール状のフィルターで、このフィルター１を多数枚積層して熱交換器用フィルターユニットを作製するに際し、上下方向に隣り合うフィルター１の段目の方向が互いに直交する方向に向くように多数枚のフィルター１を積層し、上下方向に隣り合うフィルター１，１同士を周辺部において接着剤で接合させて熱交換器用フィルターユニットを作製している。なお、最上部に位置するフィルター１の波板３の上には前記ライナー２と同様の材料で作られたライナー４を接合させている。
先ず、図１〜図４に示す第１の実施の形態について説明すると、１は通気性ならびに透湿性のある材料で作られたフラットなライナー２と同じく通気性ならびに透湿性のある材料で作られた波板３とを接着剤を用いて接合した片面段ボール状のフィルターで、このフィルター１を多数枚積層して熱交換器用フィルターユニットを作製するに際し、上下方向に隣り合うフィルター１の段目の方向が互いに直交する方向に向くように多数枚のフィルター１を積層し、上下方向に隣り合うフィルター１，１同士を周辺部において接着剤で接合させて熱交換器用フィルターユニットを作製している。なお、最上部に位置するフィルター１の波板３の上には前記ライナー２と同様の材料で作られたライナー４を接合させている。
図３に作製された熱交換器用フィルターユニットを示しており、斜線部で示す５は接着剤による接合部である。
熱交換器用フィルターユニットは１つづつ作ることもできるが、例えば図４に示すように３つ分の大きさの長方形のフィルター１Ａを積層し、１つの大きさの熱交換器用フィルターユニットの周辺部に該当する箇所を接着剤により接合させ、３等分する位置（１点鎖線で示す）で切断することにより３つの熱交換器用フィルターユニットを同時に作ることができる。
熱交換器用フィルターユニットは１つづつ作ることもできるが、例えば図４に示すように３つ分の大きさの長方形のフィルター１Ａを積層し、１つの大きさの熱交換器用フィルターユニットの周辺部に該当する箇所を接着剤により接合させ、３等分する位置（１点鎖線で示す）で切断することにより３つの熱交換器用フィルターユニットを同時に作ることができる。
図５は第２の実施の形態における熱交換器用フィルターユニットの作り方を示しており、４つ分の大きさの正方形のフィルター１Ｂを積層し、１つの大きさの熱交換器用フィルターユニットの周辺部に該当する箇所を接着剤により接合させ、４等分する位置（１点鎖線で示す）で切断することにより４つの熱交換器用フィルターユニットを同時に作ることができる。
なお、上記実施の形態では熱交換器用フィルターユニットを構成するフィルター１が周辺部においてのみ接着剤で接合されているが、必要に応じて周辺部で囲まれる範囲内の適当箇所に上下方向に隣り合うフィルター１，１間の浮き上がり防止のためにスポット状あるいは線状に接着剤で接合させるようにしても良い。
１ フィルター
１Ａ フィルター
１Ｂ フィルター
２ ライナー
３ 波板
４ ライナー
５ 接合部
１Ａ フィルター
１Ｂ フィルター
２ ライナー
３ 波板
４ ライナー
５ 接合部
Claims (1)
- 通気性ならびに透湿性のある材料で作られたフラットなライナーと同じく通気性ならびに透湿性のある材料で作られた波板とを接着剤を用いて接合した片面段ボール状のフィルターを上下方向に隣り合うフィルターの段目の方向が互いに直交する方向に向くように多数枚積層してなる熱交換器用フィルターユニットであって、上下方向に隣り合うフィルター同士を周辺部において接着剤で接合させてなることを特徴とする熱交換器用フィルターユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004007414A JP2005201502A (ja) | 2004-01-15 | 2004-01-15 | 熱交換器用フィルターユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004007414A JP2005201502A (ja) | 2004-01-15 | 2004-01-15 | 熱交換器用フィルターユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005201502A true JP2005201502A (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=34821045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004007414A Pending JP2005201502A (ja) | 2004-01-15 | 2004-01-15 | 熱交換器用フィルターユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005201502A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008088159A1 (en) * | 2007-01-16 | 2008-07-24 | Chan Bong Lee | Heat conduction unit with improved laminar |
| WO2008155810A1 (ja) | 2007-06-18 | 2008-12-24 | Mitsubishi Electric Corporation | 熱交換素子およびその製造方法ならびに熱交換器および熱交換換気装置 |
| JP2015021670A (ja) * | 2013-07-19 | 2015-02-02 | 日本エクスラン工業株式会社 | 潜熱交換素子 |
-
2004
- 2004-01-15 JP JP2004007414A patent/JP2005201502A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008088159A1 (en) * | 2007-01-16 | 2008-07-24 | Chan Bong Lee | Heat conduction unit with improved laminar |
| WO2008155810A1 (ja) | 2007-06-18 | 2008-12-24 | Mitsubishi Electric Corporation | 熱交換素子およびその製造方法ならびに熱交換器および熱交換換気装置 |
| US8590606B2 (en) | 2007-06-18 | 2013-11-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchange element and manufacturing method thereof, heat exchanger, and heat exchange ventilator |
| JP2015021670A (ja) * | 2013-07-19 | 2015-02-02 | 日本エクスラン工業株式会社 | 潜熱交換素子 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060119 |
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