JP2005200101A - 多用途容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器本体1と、この容器本体1の開口上端部に嵌合して閉蓋する蓋2とからなり、蓋2を容器本体に嵌合した際に、蓋と容器本体の外面が面一になるように構成した容器100を備え、容器本体1は上端部側に蓋を嵌合する嵌合用筒状部3を有し、筒状部3に蓋を嵌合した際に、容器100の中央部外周面を周回する隙間4を形成して閉蓋するように構成する。容器100を地球に見たて、容器の外面には隙間4により形成される周回線4aを赤道とする世界地図17を印刷等で表示し、容器を地球儀としても利用できるように構成する。
【選択図】図1
Description
従来のこの種容器(印籠式と称されている)は、一般には販売する各種商品を収容して包装する包装用容器として使用されている。これらの包装用容器は、目的の商品を包装する包装用として製造されたもので、商品を購入した後、前記容器はほとんどの場合廃棄処分されている。そのため、資源の無駄使いになると共にゴミ公害の要因にもなっている。
地球儀は地球や世界地理等の知識を得るために重要であり、購入当初は机上等に置いて利用している。しかるに、地球儀は球体の回転支持機構等を備えているため、設置スペースが大になる。また、従来の地球儀は専ら地球儀としての用途しか備えていない。そのため、押入れや物置等に仕舞い込んで置かれることが多く見受けられる。
また、前記容器の形状及び大きさは使用目的等に応じて任意に設定することができる。
前記外側容器11は前記蓋2と合致する形状及びサイズに形成されている。
実施の形態1の内側容器12は、各対向壁板19,20の各下端部をそれぞれ内側へ折り曲げた折り曲げ片21を有し、折り曲げ片21の上面に底敷板22を敷設してある。この場合、上記折り曲げ片21及び底敷板22は省略してもよい。また、前記内側容器12は外側容器11の適当部に接着剤等で接着して嵌合するように構成することもできる。
前記隙間4の巾のサイズは適当に設定するものであるが、例えば約1.5ミリ〜約5ミリ程度に設定することができる。
この場合において、所望に応じ、蓋2の内側面の全面に紙製等の裏貼り材(図示せず)を張り合わせた構成を採用することもできる。そして、前記表装材34には世界地図17の北半球の地図17bが印刷その他の手段で表示されている。
前記地図17は、表装材16,34に印刷等によりあらかじめ印刷されている。即ち、表装材16には南半球の地図17aが、また、表装材34には北半球の地図17bが表示されている。そして、表装材16は外側容器11に、また、表装材34は蓋2に貼り合わせてある。
なお、前記内側容器12は、赤色系,オレンジ系,青色系その他任意の色に着色した紙材で構成することができる。この場合、例えば、赤色系に着色した紙材を採用すると、前記周回線4aは赤色系の線で構成されるので、前記線4aが赤道であることを感覚的に表現することができる。但し、上記したように、赤色系以外の任意の色を採用できるものである。
即ち、前記周回線4aを赤道とし、蓋2に南半球の地図17aを、また、容器本体1に北半球の地図17bを表示する地図構成を採用することもできる。この構成を採用した場合においても実施の形態1と同様に使用するものであり、作用効果についても同様である。なお、上記した点については、以下に説明する各実施の形態においても同様である。
そして、実施の形態2は、前記延設筒状部41により前記蓋2Aを嵌合する前記嵌合筒状部3を構成してある。また、実施の形態2においては、蓋2Aの嵌合部は前記対向壁板32,32、33,33の全体で構成し、蓋2Aを前記筒状部3に嵌合し、前記筒状部3の上端が蓋2Aの天板31の下面に当接した状態で前記間隙4を形成して閉蓋するように構成してある。他の構成は実施の形態1と同様である。
前記紐状体60は例えば赤色系や金色その他の任意の色に着色した紐状体60を採用することができる。実施の形態4では図10に示すように、前記紐状体60を、筒状部3に周回して両端部を蝶結び状に結着61した例が開示されている。この紐状体60の取付手段は固結びで結着してもよく、或は接着その他の手段で接着する等、任意の構成を採用することができる。他の構成は実施の形態1と同様である。
前記外側蓋71は、実施の形態1の前記蓋2と同様に構成されている。
実施の形態5の内側蓋72は、各対向壁板74,75の各天板73側の端部をそれぞれ内側へ折り曲げた折り曲げ片76を有し、折り曲げ片76の内側表面(図11において下面)に内装天板77を添装して設けてある。この場合、前記折り曲げ片76及び内装天板77は省略してもよい。
内側蓋72を図11に示す姿勢で外側蓋71内に嵌合したときは、前記筒状部3の上端が内側蓋72の前記各壁板74,75の端部(開口端部)に当接した状態で前記間隙4を形成して閉蓋するように構成してある。また、内側蓋72を図12に示す姿勢で外側蓋71内に嵌合して使用するときは、前記筒状部3の上端が内側蓋72の天板73に当接した状態で前記間隙4を形成して閉蓋するように構成されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
2 蓋
3 嵌合用筒状部
4 隙間
4a 周回線
17 世界地図
100 容器
Claims (6)
- 容器本体と、この容器本体の開口上端部に嵌合して閉蓋する蓋とを有し、蓋を容器本体に嵌合した際に、蓋の外面と容器本体の外面が面一になるように構成した容器を備え、
前記容器本体は、容器本体の上端部側に形成され、前記蓋を嵌合する嵌合用筒状部を有し、前記筒状部に前記蓋を嵌合した際に、容器の中央部外周面を周回する隙間を形成して閉蓋するように構成され、
前記容器の外面には、前記隙間により形成される周回線を赤道とする世界地図が表示されていることを特徴とする、
多用途容器。 - 容器本体と、この容器本体の開口上端部に嵌合して閉蓋する蓋とを有し、蓋を容器本体に嵌合した際に、蓋の外面と容器本体の外面が面一になるように構成した容器を備え、
前記容器本体は、容器本体の上端部側に形成され、前記蓋を嵌合する嵌合用筒状部と、この筒状部の下端部に設けられ、前記筒状部の外周面を周回させて取付けた化粧紐状体とを有し、前記筒状部に前記蓋を嵌合した際に、前記蓋の下端を前記紐状体に当接して閉蓋し、容器の中央部外周面に前記紐状体で周回線を形成するように構成され、
前記容器の外面には、前記紐状体により形成される前記周回線を赤道とする世界地図が表示されていることを特徴とする、
多用途容器。 - 前記容器は多角形に形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の多用途容器。
- 前記容器は円筒形に形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の多用途容器。
- 前記容器本体は、外側容器と、この外側容器内に底部側を嵌合した内側容器とを有し、前記嵌合用筒状部は、前記内側容器の上端部側で形成されていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の多用途容器。
- 前記容器本体は、容器本体の上端部側に、前記蓋の嵌合部の厚みと対応し、かつ、前記容器本体の外周面を周回する段部を介して一体形成した延設筒状部を有し、前記嵌合用筒状部は前記延設筒状部で構成されていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の多用途容器。
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