JP4387814B2 - ケース - Google Patents

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Description

本発明は、透明な中空の箱体であって、人形や小物などを飾ったり、送ったりするのに使用されるケースに関するものである。具体的には、フィギュア、ミニチュア、ミニカー、ドールハウス、又はギフトボックスなどとして使用できるケースに関するものである。そして、例えばダイレクトメールにも使用可能なケースに関するものである。
例えば、商品や催し物の案内用のダイレクトメールを考えた場合、従来は、通常、封書やハガキなどが使用されてきた。そして、これを受け取った人が封書の中身やハガキの文面を確認するというものであった。このようなダイレクトメールは、企業の営業戦略として有効な手段として利用されてきている。
しかしながら、従来のダイレクトメールは、封書やハガキなどが使用されるため、趣向を凝らしたものとすることができなかった。そのため、中身を確認する前に破棄される場合も多々あった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、受け取った人が興味関心を持ち、確実に内容を確認してもらい、末永く使用してもらえるダイレクトメールにも使用可能なケースを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のケースは、矩形状の上板と、その上板の左右両辺から下方へ延出する左右板とからなる下方に開口したコ字形の上部材と、矩形状の下板と、その下板の前後両辺から上方へ延出する前後板とからなる上方に開口したコ字形の下部材とを備え、前記下部材に上部材がスライド可能にはめ込まれることで、中空の箱体が構成され、上部材の上板の一辺に、少なくとも四つの矩形状片が一列に連接されてなる紙片の一端部が固定されており、前記箱体が閉じられた状態において、上部材の上板の内面に沿うように前記紙片の第一片が配置され、その第一片に連接される第二片は、下部材の下板まで第一片に対して垂直下方に屈曲されており、この第二片に連接される第三片は、外方側へ第二片に対して折り返されており、第三片に連接される第四片は、第一片の上面と上部材の上板との間に差し込まれて配置されることを特徴とする。
また、好ましくは上記構成に加えて、上部材の左右板の下端部には、紐状のリボンの一端部がそれぞれ固定されており、これら各リボンの他端部同士は、上部材の上板の上面において結ばれていることを特徴とするケースである。
さらに、好ましくは上記各構成に加えて、上部材と下部材は、組み合わされることで中空の箱体を構成する同一形状の一対のケース構成材で構成されており、各ケース構成材は、正方形の中央板の対向する両辺から中央板に対して略垂直に側板が延出するようコ字形状に、透光性を有する樹脂により一体形成されてなり、各ケース構成材の端縁は、ケース構成材の内側へ行くに従って、45度の角度で傾斜する傾斜面とされており、一方のケース構成材に対して、他方のケース構成材をスライド可能にはめ込むことで前記箱体が構成されると共に、一方のケース構成材に対して他方のケース構成材が所望位置で保持可能に、各ケース構成材の各側板同士は、互いに近接する方向に若干傾斜して形成されていることを特徴とするケースである。
また、好ましくは上記各構成に加えて、送り先が表示されたメッセージカードが付されることを特徴とするケースである。
本発明のケースによれば、例えばダイレクトメールに使用すれば、それを受け取った人が興味関心を持ち、確実に内容を伝達することが可能で、しかも末永く使用してもらえる。
以下、本発明のケースについて、実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1は、本発明のケースの一実施例を示す図であり、(a)は分解斜視図であり、(b)は組立状態の横断面図である。
本実施例のケースは、略コ字形状の上部材10と下部材20とからなり、これら両部材10,20が組み合わされることで立方体状の中空の箱体を構成するケースである。
上部材10は、水平に配置される正方形の平板状の上板11と、その上板11の左右辺から上板11に対して略垂直下方に延出する左右板12,13(左板12,右板13)とからなり、下方に開口したコ字形状とされる。本実施例では、左右板12,13は、上板11と同様の正方形状とされている。
上部材10の外端縁、すなわち,上板11の前後端面11a,11bと、左右板12,13の各前後端面12a,12b,13a,13b及び下端面12c,13cは、上部材10の内側へ行くに従って、45度の角度で傾斜する傾斜面とされている。つまり、上板11の前後端面11a,11bは、下方に行くに従って、互いに近接するよう上板11の上面に対して45度の角度で傾斜している。また、左板12の前後端面12a,12bは、右板13側へ行くに従って、互いに近接するよう左板12の外面に対して45度の角度で傾斜しており、左板12の下端面12cは、外面側から内面側へ行くに従って、上板11側へ外面に対して45度の角度で傾斜する傾斜面とされている。さらに、右板13の前後端面13a,13bは、左板12側へ行くに従って、互いに近接するよう右板13の外面に対して45度の角度で傾斜しており、右板13の下端面13cは、外面側から内面側へ行くに従って、上板11側へ外面に対して45度の角度で傾斜する傾斜面とされている。
そして、左右板12,13同士は、近接する方向に若干傾斜して形成されている。
下部材20は、水平に配置される正方形の平板状の下板21と、その下板21の前後辺から下板21に対して略垂直上方に延出する前後板22,23(前板22,後板23)とからなり、上方に開口したコ字形状とされる。具体的には、この下部材20は、前記上部材10と同一形状とされ、上部材10を上下に反転し、90度回転させた状態で配置される。
上部材10と下部材20は、それぞれ樹脂製であり、射出成形によりコ字形状に一体形成されている。本実施例では、強化スチロール樹脂により一体形成されており、各部材10,20は、無色透明又は有色透明とされている。樹脂による一体形成とされているので、上部材10と下部材20は充分な弾力性を有する。なお、透明である必要は必ずしもないが、内部に小物等を収納して、ディスプレイケースとして使用する場合を考慮すると、少なくとも透光性を有するのが好ましい。
このような構成の上部材10と下部材20とを組み合せることにより中空の箱体を形成することができる。
図1に示すように、上部材10の左右板12,13をそれぞれ下部材20の前後板22,23間に配置する。そして、上部材10の左右板12,13の前後端面12a,12b,13a,13bと、下部材20の前後板22,23の左右端面22a,22b,23a,23bとを当接させながら、つまり傾斜面同士を当接させながら、下部材20に対して上部材10を下方へスライドさせて、下部材20に対して上部材10をはめ込むことで立方体状の箱体が構成される。
上部材10が下部材20に完全にはめ込まれた状態では、上部材10の上板11の前後端面11a,11bと、下部材20の前後板22,23の各上端面22c,23cとが当接すると共に、下部材20の下板21の左右端面21a,21bと、上部材10の左右板12,13の各下端面12c,13cとが当接している。この際、上部材10の上板11の前後辺と、下部材20の前後板22,23の上辺とが一致し、また、下部材20の下板21の左右辺と、上部材10の左右板12,13の下辺とが一致する。
上部材10及び下部材20の各板11,12,13,21,22,23の厚さが同一とされると共に、上部材10の端縁11a,11b,12a,12b,12c,13a,13b,13c及び下部材20の端縁21a,21b,22a,22b,22c,23a,23b,23cがそれぞれ45度の傾斜面とされていることで、上部材10が下部材20に完全にはめ込まれた状態では、上部材10と下部材20との境界線、つまり、つなぎ目はほとんど見えない。よって、本実施例のケースは、一体的な中空の立方体として視認される。
また、左右板12,13及び前後板22,23は、それぞれ互いに近接する方向に傾斜して形成されているので、下部材20に対して上部材10をはめ込んだ際、左右板12,13及び前後板22,23の傾斜面同士が当接して、上部材10と下部材20とは互いに締め付け合う。よって、下部材20に対して上部材10を下方へスライドさせる際、若干だが力を付加しなければ勝手には下方へ落ちていかない。換言すれば、上部材10は、下部材20に対する上下方向の位置が、所望の位置にて保持可能とされている。
このような構成の本実施例のケースは、上部材10及び下部材20が透明とされているので、内部に小物等を収納することで、ディスプレイケースとして使用することができる。また、本実施例のケースは、内部にプレゼントを収納して、贈答用の外箱としても使用することが可能である。この際、本実施例の上部材10にリボンを付けることができる。
本実施例の上部材10にリボンを付ける方法について説明する。
二本の紐状(帯状)のリボン30,31を用意し、図1に示すように、上部材10の左右板12,13外面の前後方向中央に上下方向に沿うように各リボン30,31を配置する。そして、その各リボン30,31の下端部30a,31aを上部材10の左右板12,13の下端部で折り返し、上部材10の左右板12,13内面の前後方向中央下部にそれぞれ貼着などにより固定する一方、各リボン30,31の上端部を上板11の上面において互いに結ぶのである。
このようにリボン30,31を上部材10にのみ取り付けるので、ケースを開封する際、リボン30,31を外す必要がない。しかも、上述したように、ケースを閉じた状態では、左右板12,13の各下辺(下側外端縁)は下板21の左右辺(左右外端縁)とそれぞれ一致する。そして、リボン30,31の下端部30a,31aを左右板12,13の下辺にかけ回していることで、外部から見た際、あたかもリボン30,31が下板21にもかけ回されて、ケース全体をたばねているように視認される。
店舗などにおいては、予めリボン30,31を上部材10に取り付けておくことで、顧客から購入物の包装の依頼があった場合に、その購入物を下部材20の下板21に配置し、上部材10をはめ込むだけで、リボン付きの外箱とすることができる。従来の箱型の贈答用外箱の場合、一本のリボンを蓋だけでなく箱本体にもかけ回して、蓋の上面でその両端部を結んでいた。従って、蓋を開けるには、一旦リボンを外す必要があった。また、品物を箱に収納してからリボンをつける必要があったので、包装に時間がかかり顧客を待たせる必要があった。リボンを花形や蝶結びにしたものだけを、蓋に付けることもあるが、見栄えに欠けるものであった。
しかし、本実施例のように、リボンを備えるケースの場合、あたかもケース全体にリボンがかけ回されているように視認され、ケースの開封時にリボンを外す必要がなく、店舗などにおいては、予めリボンをつけておくことで、包装のために顧客を待たせることがなくなる。
本実施例のケースは、小物の郵送や、ダイレクトメールなどとして使用することが可能である。この場合、単に、ケース内に、物品や紙片を入れるだけでもよいが、この他、上部材10に、各部材の各板11,12,13とほぼ同形状の四つの正方形片41,42,43,44が一列に連接されてなる紙片40を取り付けることで、次に述べるように、趣向を凝らした贈り物やダイレクトメールとすることができる。以下に、その説明をする。
図2から図4は、本発明のケースをダイレクトメールなどとして使用する状態を示す図であり、図2はケースを閉じた状態を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)は縦断面図である。図3は上部材を若干上方に引き上げた状態を示す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)は縦断面図である。また、図4は、図3の状態からさらに上部材を上方に引き上げた状態を示す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)は縦断面図である。なお、本実施例では、上述した方法により上部材にリボンが取り付けられている。
図2に示すように、下部材20に対して上部材10がはめ込まれて箱体とされた状態において、上記紙片40の第一片41を上板11の内面に沿うように配置し、その一辺41aを上部材上板11の後辺側端部にセロハンテープ1などにより貼着する。
第一片41に連接される第二片42は、第一片41に対して垂直下方に屈曲されており、下部材20の前板22の内面に沿って配置される。第二片42に連接される第三片43は、第二片42に対してケース外方側へ折り返されて、下部材前板22と第二片42との間に差し込まれる。第三片43に連接される第四片44は、第三片43に対してケース内側へ直角に屈曲されており、上部材上板11と第一片41との間に差し込まれている。
この状態では、第二片42と第三片43との折り返し部42aが、下部材20の下板21と前板22との角部に当接されており、紙片40は、L字形に屈曲された状態で箱体内に保持される。そして、上部材10及び下部材20は透明とされているので、第三片43及び第四片44に記載された内容が、それぞれ下部材20の前板22と上部材10の上板11を介して視認される。
このように紙片40が箱体内に収容された状態において、上部材10を下部材20に対して徐々に引き上げていくと、図3に示すように、紙片40は自重により下方へ落下していく。この際、紙片40は、上部材上板11との貼着部(1)、つまり上板11に固定された第一片41の一辺41aを軸として、図3(b)において右側へ回転しながら落下していく。これに伴い、第二片42と第三片43の折り返し部42aは、下部材20の下板21内面に沿って、右側へ移動して行く。
紙片40が右側へ回転しながら落下することで、第一片41は傾斜し、これに伴い、第一片41の上部に載せ置かれていた第四片44はすべり落ちていく。そして、さらに上部材10を下部材20に対して引き上げると、図4に示すように、第二片42と第三片43との折り返し部42aが下部材20の下板21と後板23との角部に当接し、第三片43と第四片44とが下部材20の下板21と前板22の内面にそれぞれ沿うように配置される。なお、この操作は、上部材10を下部材20に対して完全に引き上げる前に完了する。そして、図4の操作完了状態から、上部材10を下部材20に対して押し込み、箱体の状態に戻せばよい。
この状態においては、第一片41に記載された内容が上部材10の上板11を介して外部から視認することが可能となる。つまり、最初の状態では第四片44によって隠されていた文面等が見えるようになる。従って、非常にインパクトのあるメッセージを送ることができる。なお、例えば、第一片41にカレンダーが記載されている場合には、卓上において使用することが可能となる。
ところで、下部材20と上部材10とは、上述したとおり、互いに締め付けあっているので、引き上げるのに、若干引っかかりが生じ、徐々に引き上げるのに好適である。また、上部材10に取り付けられる上記紙片40は、具体的には、細長い長方形状の紙を四つ折にすることで形成することができる。
このケースを郵送したい場合は、図2に示すように、紙片40を箱体内に収納した状態で、図5に示すように、袋3に入れて郵送すればよい。この際、袋3には、送り先の住所やメッセージ等を記載した送り状5(荷札)を紐などでつけることができる。また、上部材上板11及び下部材前板22から視認される紙片40の第四片44又は第三片43の少なくとも一方に、上記操作方法についての説明を記しておくことが好ましい。
これを受け取った人は、袋3からケースを取出した際、上部材10及び下部材20が透明であるので、確実に第三片43及び第四片44に記載された内容を見ることとなる。そして、第三片43又は第四片44に記載された説明に従って、操作することで、第一片41に記載された文面を見ることとなる。本実施例のケースをダイレクトメールに使用すれば、従来無かった送付方法であるので、受け取った人の興味関心を引き立てることができる。しかも、ケースが透明であるので、確実に文面を見ることとなると共に、上述のような操作をすることとなるので、さらに、受け取った人の関心をひくことができる。そして、上述したように、例えば第四片44にカレンダーなどを記載しておくことで、各家庭においてそのまま卓上カレンダーとして使用することができ、各家庭に自社の名前が入ったものを置いておくことができる。
また、紙片40の第一片41、第二片42、第三片43および第四片44に文面等を記載しておいて、前記操作が終了後、各片41,42,43,44を上部材10の上板11、下部材20の前板22、下板21及び後板23に沿うように展開配置するようにしてもよい。なお、紙片40は、上記構成に限らず、多種多様の構成とすることができる。例えば、長方形の紙片を幅方向で二つ折りした後、長手方向に四分割するよう折りたたんだものを用いてもよい。そして、この内外面には、メッセージや写真、カレンダーなどを記載しておき、開封後には、ケース内面に沿うよう展開して使用できるようにしておくとよい。
また、本実施例のケースは、上述したように、上部材10が下部材20に対して、その上下方向の位置が所望の位置にて保持可能とされているので、例えば、ケース内に匂いの源を収納して、芳香剤として使用することも可能である。
図6は、ケース内に匂いをつけた花(プリザーブドフラワー)を収容した状態を示す斜視図である。
図6に示すように、ケース内に匂いを発生させる花7などを収納した場合、その匂いをケース外部へ放出するには、下部材20に対して上部材10を若干引き上げればよい。これにより、上部材10の上板11と下部材20の前後板22,23との隙間S1、及び下部材20の下板21と上部材10の左右板12,13との隙間S2とから匂いが放出される。
従来の芳香剤では、液体や固体などの匂いの発生源を容器内に収納し、容器の蓋や容器内に差し込まれた布状部などから匂いを放出させていた。そして、容器の周囲に包装紙を巻きつけて内部を見えないようにしたり、陶器などで容器を形成したりしていた。しかし、本実施例のケースによれば、図6に示すように、匂いをしみ込ませた花7などをいれておくだけで、芳香剤としての機能を果たす一方、インテリアにもなる。また、上部材10の引き上げ量を調整することで、匂いの放出量も変えることが可能である。さらに、従来の芳香剤の場合、上下一方のみからにおいを放出させていたが、本実施例によれば上下両方からにおいを放出させることができる。
ところで、上述したように、ケース内には、カレンダーを記載した紙片を収容できる。この際、次に述べるように、立方体状の紙箱からなるカレンダーとしてもよい。
図7は、ケース内に収容される紙箱状カレンダーを構成する3つの短冊状紙片を示す展開図であり、図8および図9は、図7の3つの短冊状紙片を組み合せて一つの立方体を形成する際の状態を示す斜視図である。
このカレンダーは、図7に示すような、正方形の四つの紙片が一列に連接された三つの短冊状紙片X,Y,Zを、それぞれ四角形の筒状に折り曲げて、のり代部分で端部同士を接合したものを使用する。本実施例では、紙片Xには、図7において上から、11月、10月、5月、8月の各カレンダーが記載され、11月、10月および8月の欄は、左横向き(左側を頭にした横向き)に記載されており、5月は上下逆に記載されている。また、紙片Yには、上から、4月、9月、12月、3月の各カレンダーが記載され、4月および3月の欄は、右横向き(右側を頭にした横向き)に記載されており、12月は上下逆に記載されている。さらに、紙片Zには、上から、7月、1月、2月、6月の各カレンダーが記載され、6月の欄は、左横向きに記載されている。
このような各紙片は、それぞれ端部同士が接合された四角形の筒状に形成されるが、その際、図8、図9に示すように、紙片Yの一の側板に紙片Xが巻かれるよう配置され、紙片Yの他の側板に紙片Zが巻かれるよう配置される。具体的には、例えば図8に示すように、紙片Yで形成した筒部の左側および前方にそれぞれ、紙片Xで形成した筒部、紙片Zで形成した筒部を配置すればよい。この際、図8に示すように、紙片Yを図7に示す展開図における右側端辺を上方に向けて上下に開口する筒状に形成し、紙片Xを図7における右側端辺を後方に向けて前後に開口する筒状に形成し、紙片Zを図7における右側端辺を右側に向けて左右に開口する筒状に形成する。このような構成の場合、例えば1月から6月までの各月を表示させた箱体を作成したい場合、図8に示すように、各紙片を配置した上、紙片Yの上下面を塞ぐよう紙片Zをスライドさせた上、その紙片Zの中に紙片Xを収容するようスライドすればよい。また同様に、例えば7月から12月までの各月を表示させた箱体を作成したい場合、図9に示すように、各紙片を配置した上、紙片Yの上下面を塞ぐよう紙片Xをスライドさせた上、その紙片Xの中に紙片Zを収容するようスライドすればよい。なお、図8および図9において、図中に示された数字は、カレンダーの月を示し、その数字の方向は、記載方向を示している。
そして、図8および図9の状態から、紙片X,Zをスライドさせて、立方体状にしたものをそのまま使用できる他、ケース内に収容して使用できる。なお、この紙箱は、ケースの内寸と適合する大きさに形成されている。ケースは、透明であるので、1月から6月まで、および7月から12月までをそれぞれ外部から視認することが可能とされる。
さらに、本発明のケースにおいて、下部材20に対し上部材10を上方へスライドさせる際の動きを利用して、接点を開閉させることで、例えばケースを開くとメロディを流したり、或いはケースを開くと電球を点灯させたりするように構成してもよい。つまり、ケースが閉じられた際には回路の接点を開放しておくが、ケースが開けられた際にはその接点同士を接触するよう構成しておくことで、ケース内部に配置した小型スピーカや電球などを可動させるのである。
なお、上記各実施例では、上部材10および下部材20をそれぞれ上下に配置して上下に開くよう使用する方法について説明したが、上部材10および下部材20をそれぞれ左右に配置して左右に開くよう使用することができることは言うまでもない。
このように、本発明のケースによれば、各種小物等を入れてディスプレイケースとして使用できるほか、ダイレクトメールとしても使用することができ、この場合、受け取った人の関心を確実にひくことができる。
本発明のケースは、上記各実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
上記実施例では、上部材の上板後辺に紙片の第一片の一辺を貼着したが、上板の前辺若しくは左右辺に貼着するようにしても構わない。また、上記実施例では、ケースを立方体形状としたが、直方体形状としても構わない。この際、コ字形のケース構成材(上部材、下部材)の中央片(上板、下板)を正方形としておけば、両ケース構成材を共通化して、一つの金型で製作することができる。
本発明のケースの一実施例を示す図であり、(a)は分解斜視図であり、(b)は組立状態の横断面図である。 図1のケースをダイレクトメールなどとして使用する状態を示す図であり、ケースを閉じた状態を示す図であり、(a)はその斜視図、(b)は縦断面図である。 図2の状態から上部材を若干上方に引き上げた状態を示す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)は縦断面図である。 図3の状態からさらに上部材を上方に引き上げた状態を示す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)は縦断面図である。 図2に示すケースの郵送時の状態を示す斜視図である。 図1のケース内に匂いをつけた花(プリザーブドフラワー)を収容した状態を示す斜視図である。 図1のケース内に収容される紙箱状カレンダーを構成する3つの短冊状紙片を示す展開図である。 図7の3つの短冊状紙片を組み合せて、1月から6月までのカレンダーを構成する一つの立方体を形成する際の状態を示す斜視図である。 図7の3つの短冊状紙片を組み合せて、7月から12月までのカレンダーを構成する一つの立方体を形成する際の状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 セロハンテープ
3 袋
5 送り状
7 花
10 上部材
11 上板
11a,11b 前後端面
12 左板
12a,12b 前後端面
12c 下端面
13 右板
13a,13b 前後端面
13c 下端面
20 下部材
21 下板
22 前板
23 後板
30,31 リボン
40 紙片
41 第一片
42 第二片
43 第三片
44 第四片

Claims (4)

  1. 矩形状の上板と、その上板の左右両辺から下方へ延出する左右板とからなる下方に開口したコ字形の上部材と、
    矩形状の下板と、その下板の前後両辺から上方へ延出する前後板とからなる上方に開口したコ字形の下部材とを備え、
    前記下部材に上部材がスライド可能にはめ込まれることで、中空の箱体が構成され、
    上部材の上板の一辺に、少なくとも四つの矩形状片が一列に連接されてなる紙片の一端部が固定されており、
    前記箱体が閉じられた状態において、上部材の上板の内面に沿うように前記紙片の第一片が配置され、その第一片に連接される第二片は、下部材の下板まで第一片に対して垂直下方に屈曲されており、この第二片に連接される第三片は、外方側へ第二片に対して折り返されており、第三片に連接される第四片は、第一片の上面と上部材の上板との間に差し込まれて配置される
    ことを特徴とするケース。
  2. 上部材の左右板の下端部には、紐状のリボンの一端部がそれぞれ固定されており、これら各リボンの他端部同士は、上部材の上板の上面において結ばれている
    ことを特徴とする請求項1に記載のケース。
  3. 上部材と下部材は、組み合わされることで中空の箱体を構成する同一形状の一対のケース構成材で構成されており、
    各ケース構成材は、正方形の中央板の対向する両辺から中央板に対して略垂直に側板が延出するようコ字形状に、透光性を有する樹脂により一体形成されてなり、
    各ケース構成材の端縁は、ケース構成材の内側へ行くに従って、45度の角度で傾斜する傾斜面とされており、
    一方のケース構成材に対して、他方のケース構成材をスライド可能にはめ込むことで前記箱体が構成されると共に、一方のケース構成材に対して他方のケース構成材が所望位置で保持可能に、各ケース構成材の各側板同士は、互いに近接する方向に若干傾斜して形成されている
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載のケース。
  4. 送り先が表示されたメッセージカードが付される
    ことを特徴とする請求項1から請求項までのいずれかに記載のケース。
JP2004018634A 2004-01-27 2004-01-27 ケース Expired - Lifetime JP4387814B2 (ja)

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