JP2005199451A - ステープル脚切断機構を備えたステープラー - Google Patents

ステープル脚切断機構を備えたステープラー Download PDF

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Abstract

【課題】ステープル脚を切断したときに形成されるバリによるステープル綴じ品質を低下させず、ステープル脚の先端が綴じ用紙の面に密着されるようにクリンチさせる。
【解決手段】綴じ用紙を貫通したステープル脚S1の間に配置された固定カッター6とステープル脚S1の外側から内側へ作動されるように配置された一対の可動カッター7とによりステープル脚切断機構5を構成し、一対の可動カッター7の各々の下面側に配置された一対の可動クリンチャ11によりクリンチャ機構10を構成して、綴じ用紙を貫通したステープル脚S1を可動クリンチャ11によって内側に向けて湾曲成型させて可動カッター7と固定カッター6の間に誘導させ、可動カッター7をステープル脚S1の外側から内側へ向けて作動させてステープル脚S1の先端部分を切断し、ステープル脚S1を前記可動クリンチャ11によって綴じ用紙に沿って屈曲させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、コ字形に成形されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出して、綴じ用紙の裏面側に貫通したステープル脚を綴じ用紙の厚さに応じて切断した後でこのステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるようにしたステープル脚切断機構を備えたステープラーに関するものである。
通常のステープラーでは、ステープラーによって綴じられる最大厚さに対応した脚長さの1種類のステープルが装填され、これによって薄手から最大厚さまでの綴じ用紙を綴じるようにしている。このため、薄い綴じ用紙を綴る場合には、ステープル脚の綴じ用紙の裏面側へ貫通される長さが長くなり、クリンチャ機構によってこのステープル脚が屈曲される際にステープル脚の先端が綴じ用紙を再貫通して表面側へ突出してしまう再貫通現象が発生する等の不具合があった。この解決手段として綴じ用紙の裏面側に貫通したステープル脚が互いに干渉することなく折り曲げられるように互いにステープル脚の側面同士を隣接させて折り曲げるようにした所謂バイパスクリンチによる綴り形態が知られている。しかしながら、この綴り形態にはステープル脚の側面同士を隣接させるようにステープル脚を誘導させるためのガイド構造をクリンチャ機構部に形成する必要があり、部品と組み付けに高い寸法精度が要求され、コストを高くしてしまうという問題があった。更に、中央部をステープル綴じした綴じ用紙を中折りして製本する場合には、ステープル脚が一直線上に配置される所謂インラインの綴り形態が要求されている。
また、複写機等に内蔵されたステープラーにおいては、上記のように薄い綴じ用紙を綴るときにステープル脚が綴じ用紙の表面側へ突出してしまうことを防止するために、綴じ用紙の裏面側に突出したステープル脚の長さがほぼ一定となるように、綴じ用紙を貫通したステープル脚の先端部分を切断するステープル脚切断機構を備えたステープラーが提案されている。このステープル脚切断機構は、綴じ用紙の裏面側に貫通したステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させる一対の可動クリンチャと、この一対の可動クリンチャの間に配置されている固定カッターとによって構成されており、綴じ用紙を貫通した後のステープル脚の先端部分を可動クリンチャに形成した可動切断縁と固定カッターの固定切断縁とによって切断するようにしたもので、ステープル脚の可動クリンチャによる折り曲げと同時にステープル脚の先端を切断させるようにしている。
特公平2−21922号公報
また、綴じ用紙を貫通したステープル脚と係合してこれを綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させる可動クリンチャの下方に、ステープル脚の貫通方向と略直交する方向に移動可能であり綴じ用紙を貫通したステープル脚と係合する第1の切断縁が形成された可動切断部材を設け、この可動切断部材の移動を案内するようにした固定切断部材に、前記可動切断部材の第1の切断縁と協働してステープル脚を切断する第2の切断縁を形成したステープル脚切断機構も提案されている。このステープル脚切断機構では、綴じ用紙を貫通したステープル脚を前記可動及び固定の各々の切断部材に形成した第1及び第2の切断縁と係合させて、可動切断部材を固定切断部材に沿って移動させることによってステープル脚の先端部分を切断し、その後に可動クリンチャ機構によってステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させるようにしている。
実公平3−25930号公報
しかしながら、前述の可動クリンチャと固定カッターによって、ステープル脚を切断するようにしたステープル脚切断機構においては、一対の可動クリンチャの各々が軸止されて回動できるようにする支持されており、この2個の可動クリンチャの可動切断縁と固定カッターの固定切断縁との間でステープル脚を切断させるために、両切断縁間のクリアランス等の設定に高い寸法精度が要求されるので、部品寸法、加工、及び組立等の精度が要求され、部品コストや製品コストが高くなってしまい、また摩耗等によって切断不良やクリンチ不良等の作動障害が発生するという問題があった。また、上記両切断縁によって切断された後のステープル脚の端面に形成されるバリの方向がステープル脚の外側に形成されるため、ステープル綴じした用紙を積層した場合に、ステープル脚の側面方向に向けて形成されているバリによって重ねられている用紙に擦り痕が残ってしまう等の品質上の問題が発生する恐れがある。
また、可動クリンチャの下方に可動切断部材を設けて、この可動切断部材をステープル脚の貫通方向と略直交する方向に移動させることによって固定切断部材との間でステープル脚を切断するようにしている後者の従来技術では、可動クリンチャと可動切断部材とを同一の平面上に配置しなければならないため、可動クリンチャのステープル脚と係合する部分の長さを大きく形成することができず、従ってステープル脚のクリンチ形状を安定した形状に屈曲されることができないという問題が発生していた。また、ステープル脚の切断端部に決断時に形成されるバリの方向が、ステープルの側面方向に形成されるようになるため、ステープル綴じした用紙を積層した場合に、ステープル脚の側面方向に向けて形成されているバリによって重ねられている用紙に擦り痕が残ってしまう等の品質上の問題が発生する恐れがある。
本発明は上記従来技術での問題点を解消して、ステープル脚を切断したときに先端に形成されるバリがクリンチした状態で指に触れることがない方向に形成されるようにするとともに、綴じ用紙を貫通したステープル脚が綴じ用紙の面に向いて湾曲状に成型されて確実にクリンチさせるようにしたステープル脚切断機構を備えたステープラーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るステープル脚切断機構を備えたステープラーは、打込機構部から綴じ用紙に向けてステープルを打ち出してステープル脚を綴じ用紙に貫通させるとともに、綴じ用紙を貫通したステープル脚の長さがほぼ一定長さとなるようにステープル脚切断機構によって綴じ用紙を貫通したステープル脚の先端部を切断するとともに、先端部が切断されたステープル脚をクリンチャ機構によって綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるようにしたステープラーにおいて、前記ステープル脚切断機構を、綴じ用紙を貫通したステープル脚の間に配置された固定カッターと該固定カッターに対してステープル脚の外側から内側へ向けて作動されるように配置された一対の可動カッターとにより構成するとともに、前記クリンチャ機構を、前記一対の可動カッターの各々の下面側に配置された一対の可動クリンチャにより構成して、綴じ用紙の裏面側に貫通したステープル脚を前記可動クリンチャと係合させることによって内側に向けて湾曲成型させて可動カッターと固定カッターの間に誘導させ、前記可動カッターをステープル脚の外側から内側へ向けて作動させることによってステープル脚の先端部分を切断し、その後、先端部を切断したステープル脚を前記可動クリンチャによって綴じ用紙に沿って屈曲させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、ステープル脚切断機構を、綴じ用紙を貫通したステープル脚の間に配置された固定カッターと該固定カッターの両側に水平方向に作動されるように配置された一対の可動カッターとにより構成し、可動カッターをステープル脚の外側から内側へ向けて作動させることによってステープル脚の先端部分を切断するようにしているので、ステープル綴じした状態ではステープル脚の切断面に形成されるバリがステープル脚の内側即ち綴じ用紙面側に向けて形成され、ステープル脚の先端面のバリが綴じ用紙の裏面側に密着した状態で綴じられ、手がステープル脚に接触してもバリと接触することが無く、ステープル脚の切断によって生ずるバリによって怪我をする恐れが無い。
更に、ステープル脚切断機構の一対の可動カッターを水平方向に作動させるようにして、クリンチャ機構の一対の可動クリンチャを前記一対の可動カッターの各々の下面側に配置させているので、ステープル脚切断機構と可動クリンチャとを同一の面に配置させることができ、ステープル脚切断機構を移動させることなく可動クリンチャを回動作動させることが可能となって、機構を簡単にでき小型化や軽量化及び生産コストの低減が可能となる。更に、綴じ用紙の裏面側に貫通したステープル脚を前記可動クリンチャと係合させることによって内側に向けて湾曲成型させて可動カッターと固定カッターの間に誘導させるようにしているので、綴じ用紙を貫通したステープル脚の先端部が綴じ用紙の面に向いて湾曲状に成型されて確実にクリンチさせることができる。
本発明は、ステープル脚を切断したときに先端に形成されるバリがクリンチした状態で指に触れることがない方向に形成するという目的を、綴じ用紙を貫通したステープル脚の間に配置された固定カッターと該固定カッターに対してステープル脚の外側から内側へ向けて作動されるように配置された一対の可動カッターとによりステープル脚切断機構を構成し、クリンチャ機構の一対の可動クリンチャを前記一対の可動カッターの各々の下面側に配置して、この可動クリンチャによって綴じ用紙の裏面側に貫通したステープル脚を内側に向けて湾曲成型させて可動カッターと固定カッターの間に誘導させるようにすることによって実現させたものであり、更に具体的な実施例を以下に説明する。
以下、本発明の実施例を説明する。図1は本発明のステープル脚切断機構を備えたステープラーであり、このステープラー1の外郭を形成している機枠2内には電動モータとこの電動モータによって回転駆動される駆動機構が収容されており、更に上記機枠2の下部には前記駆動機構によって駆動されてコ字形に成形されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出す打込機構部3が形成されている。この実施例によるステープラー1の打込機構部3は、互いに連結された多数の真直状のステープル材を成形手段によってコ字形のステープルに成形すると共に、打出手段によってこの成形されたステープルを打込機構部3の上方に配置された綴じ用紙に向けて上向きに打ち出すように構成している。
更に、前記打込機構部3と対向した機枠2の上部には綴じ用紙の上方側へ貫通したステープル脚を綴じ用紙の上面に沿って折り曲げるクリンチャ機構部4が形成されている。前記クリンチャ機構部4は先端部が打込機構部3に対して近接及び離反する方向に回動可能に機枠2に対して支持されており、通常時にはクリンチャ機構部4は打込機構部3と離反した状態に配置され、打込機構部3とクリンチャ機構部4との間に綴じ用紙が配置された後、図2に示すように打込機構部3とクリンチャ機構部4との間で綴じ用紙を挟持するようにクリンチャ機構部4が回動作動される。クリンチャ機構部4が打込機構部3の方向へ回動作動された後、打込機構部3から綴じ用紙に向けてステープルが打ち出される。
前記クリンチャ機構部4には、打込機構部3から打ち出されて綴じ用紙を貫通したステープル脚を綴じ用紙の上面に沿って屈曲させるクリンチャ機構10と、綴じ用紙を貫通したステープル脚の長さを一定長さにするために綴じ用紙を貫通したステープル脚の先端部を切断するステープル脚切断機構5とが形成されている。クリンチャ機構10は、綴じ用紙を貫通した各々のステープル脚と係合して各々のステープル脚を内側に向けて屈曲させるクリンチャ片12とこのクリンチャ片12からほぼ直角方向に延びた作動片13とによってL字形に形成されるとともに、各々回動軸14によって支持プレート8に対して回動可能に設けられている一対の可動クリンチャ11により構成されている。
ステープル脚切断機構5は、綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の上面側に突出された一対のステープル脚の間に配置される固定カッター6と、この固定カッター6の上面に密着した状態で配置されステープル脚の外側から内側へ向けて作動可能に支持されている一対の可動カッター7とによって構成されており、固定カッター6の両側縁と一対の可動カッター7との間に配置されたステープル脚を、前記可動カッター7をステープル脚の外側から内側方向へ向けて作動させるように作動させることによって、固定カッター6の両側の切断縁との間でステープル脚の先端部分を所定の長さ切断するようにしている。このように可動カッター7をステープル脚の外側から内側へ向けて作動させてステープル脚の先端部分を切断させることにより、ステープル脚の切断された端面に形成されるバリの方向が両ステープル脚の内側に向けて形成されるようになり、ステープルにより綴じ用紙を綴じた状態でバリが綴じ用紙に密着する方向に配置される。
図3に示すように、前記可動クリンチャ11はクリンチャ機構10が非作動時に可動クリンチャ11のクリンチャ片12が、打込機構部3から綴じ用紙に向けて打ち出されるステープルと対向した位置に傾斜状態で配置されるように形成されており、打込機構部3から打ち出されて綴じ用紙を貫通したステープル脚の先端を傾斜したクリンチャ片12と係合させることによって、ステープル脚を内側方向へ湾曲させて固定カッター6の側縁と可動カッター7との間に誘導させるようにしている。ステープル脚切断機構5によってステープル脚の先端を切断した後、可動クリンチャ11を回動作動させることによってクリンチャ片12が湾曲状に成型されたステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿わせて屈曲させるように作動する。
前記支持プレート8には前記可動カッター7と可動クリンチャ11を回動作動させるための回転カム9が形成されている。該回転カム9は可動カッター7の側面と係合して可動カッター7をスライド駆動させるカッターカム15と、前記可動クリンチャ11の作動片13と係合して可動クリンチャ11を回動作動させるためのクリンチャカム16とが一体に形成されて構成されており、前記支持プレート8に回転支軸17によって回転可能に支持されて設けられている。これらのカム15、16の外周面に形成されているカム面15a、16aがそれぞれ可動カッター7と可動クリンチャ11の作動片13に対向するように配置されており、該カム15、16が回転することによって可動カッター7と可動クリンチャ11を作動させるようにしている。前記カッターカム15とクリンチャカム16とは一体で回転されるように一体に結合されて構成されており、図5に示すように、下端部がステープラー1を駆動させている駆動機構によって揺動作動されるように設けられている駆動リンク18によって回転駆動させるようにしている。
支持プレート8に形成されている開口20を介して支持プレート8の前方側に突出されている駆動リンク18の先端部18aが、前記カム15、16に形成されている開口20内に係合されており、駆動リンク18の先端部18aが上下方向へ揺動作動されることによって、クリンチャカム16とカッターカム15とが回転支軸17を中心として一体に回動されて、図6に示すように、ステープル脚切断機構5とクリンチャ機構10とがそれぞれ駆動される。前記カッターカム15とクリンチャカム16とは一体に結合されて構成されており一体的に回転されるが、カッターカム15によってスライド作動される可動カッター7とクリンチャカム16によって回動作動される可動クリンチャ11の作動タイミングはカッターカム15とクリンチャカム16とに任意の位相差を持たせることでそれぞれ独立して設定されている。
図7に示すように、駆動リンク18が作動されていない状態では、駆動リンク18の先端部18aが上方位置に配置されこれによって図中左側に配置されているカッターカム15とクリンチャカム16は時針周り方向に回転された位置に配置されている。そして、可動カッター7はステープルSのステープル脚S1の外側方向に退避した位置に配置され、可動クリンチャ11のクリンチャ片12がステープルSの打ち出し位置に対向して傾斜状に配置されている。打込機構部3から綴じ用紙に向けて打ち出されたステープルSのステープル脚S1が綴じ用紙を貫通してステープル脚S1の先端がクリンチャ片12によって誘導されて固定カッター6と可動カッター7の間へ湾曲状に成型されながら誘導されるまでカッターカム15とクリンチャカム16は回転することがない。
打込機構部3から打ち出されて綴じ用紙を貫通したステープル脚S1が固定カッター6と可動カッター7の間へ誘導された後、駆動機構によって駆動リンク18が作動されて駆動リンク18の先端部18aが下方向へ揺動作動されて図中左側に配置されているカッターカム15とクリンチャカム16を反時針周り方向へ、また、右側に配置されているカッターカム15とクリンチャカム16を時針周り方向へ回転させる。図8に示すように駆動リンク18の先端部18aが中間位置まで作動したときに、カッターカム15のカム面15aによって可動カッター7がスライド作動されて、これによって固定カッター6と可動カッター7の間に配置されたステープル脚S1の先端部分が切断される。このとき、図10に示すようにクリンチャカム16は可動クリンチャ11の作動片13と係合しておらず、従って可動クリンチャ11は未だ作動されていない。
図9に示すように、更に駆動リンク18が作動されて先端部18aが下死点位置まで作動したときには、カッターカム15の円弧状のカム面15aによって可動カッター7はステープル脚S1を切断したスライド移動位置に保持されており、これによって切断された切断屑が綴じ用紙の方向へ落ち込むことを防止している。更に、このとき図11に示すように、クリンチャカム16のカム面16aが可動クリンチャ11の作動片13と係合してこの作動片13を押圧させることにより可動クリンチャ11を時針周り方向へ回動して、可動クリンチャ11のクリンチャ片12によってステープル脚S1を綴じ用紙の裏面に圧着させるように押圧させてクリンチを行わせる。
以上のように本発明では、ステープル脚切断機構5を、ステープル脚S1の内側に配置させた固定カッター6とステープル脚S1の外側から内側へ向けて作動させるように配置した一対の可動カッター7とにより構成して、可動カッター7をステープル脚S1の外側から内側へスライド作動させてステープル脚S1の先端部を切断するようにしている。これによりステープル脚S1の切断面に形成されるバリの方向がステープル脚S1の切断面の内側縁に形成されるようになり、バリを綴じ用紙面に向けた状態でステープル脚S1をクリンチさせることができる。従ってステープル綴じした用紙を積層した場合に、ステープル脚S1のバリによって重ねられている用紙に擦り痕が残ってしまう等の品質上の問題が発生することがない。
また、ステープルSの打ち出し位置に対応させて可動クリンチャ11のクリンチャ片12を傾斜状態で配置させ、綴じ用紙を貫通したステープル脚S1をこのクリンチャ片12に係合させることによってステープル脚S1を内側方向に向けて湾曲状にカールさせるようにして、この状態からクリンチャ片12で綴じ用紙の裏面に沿わせて屈曲させるようにしているので、ステープル脚S1の先端部分が綴じ用紙の裏面に密着した状態でクリンチされる。従って、ステープル脚S1の先端が綴じ用紙の面から浮いた状態になることがなく、ステープル綴じした用紙を積層した場合に、ステープル脚S1の先端によって重ねられている用紙に擦り痕が残ってしまう等の品質上の問題が発生することが防止できる。
更に、ステープル脚切断機構5とクリンチャ機構10とをステープル脚S1が打ち出される同一面に形成することができ、更にステープル脚切断機構5の固定カッター6と可動カッター7をこの面から退避させることなくクリンチャ機構10の可動クリンチャ11を回転作動させることができるため、機構が簡単にでき小型・軽量化及び製造コストの低減が可能となる。更に、ステープル脚S1の内側に配置した固定カッター6に対して可動カッター7を密着させるように配置させて、可動カッター7を固定カッター6上でスライド移動させることによってステープル脚S1を切断させるようにしているので、固定カッター6と可動カッター7とのクリアランスの設定と維持が容易にでき、形成されるバリを極力小さくさせることが可能となる。
本発明のステープル脚切断機構を実施したステープラーの側面図 クリンチャ機構部が作動した状態の図1と同じステープラーの側面図 クリンチャ機構部に形成されているステープル脚切断機構とクリンチャ機構を示す正面図 図3と同じステープル脚切断機構とクリンチャ機構の平面図 図3と同じステープル脚切断機構とクリンチャ機構の側面図 作動した状態のステープル脚切断機構とクリンチャ機構の斜視図 作動前の状態のステープル脚切断機構の縦断正面図 カッターカムによって可動カッターがスライド作動された状態のステープル脚切断機構の縦断正面図 カッターカムによって可動カッターがスライド作動位置に保持されている状態のステープル脚切断機構の縦断正面図 作動前の状態のクリンチャ機構の縦断正面図 クリンチャカムによって可動クリンチャが回転作動された状態のクリンチャ機構の縦断正面図
符号の説明
1 ステープラー
5 ステープル脚切断機構
6 固定カッター
7 可動カッター
10 クリンチャ機構
11 可動クリンチャ
15 カッターカム
16 クリンチャカム
18 駆動リンク

Claims (1)

  1. 打込機構部から綴じ用紙に向けてステープルを打ち出してステープル脚を綴じ用紙に貫通させるとともに、綴じ用紙を貫通したステープル脚の長さがほぼ一定長さとなるようにステープル脚切断機構によって綴じ用紙を貫通したステープル脚の先端部を切断するとともに、先端部が切断されたステープル脚をクリンチャ機構によって綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるようにしたステープラーにおいて、前記ステープル脚切断機構を、綴じ用紙を貫通したステープル脚の間に配置された固定カッターと該固定カッターに対してステープル脚の外側から内側へ向けて作動されるように配置された一対の可動カッターとにより構成するとともに、前記クリンチャ機構を、前記一対の可動カッターの各々の下面側に配置された一対の可動クリンチャにより構成して、綴じ用紙の裏面側に貫通したステープル脚を前記可動クリンチャと係合させることによって内側に向けて湾曲成型させて可動カッターと固定カッターの間に誘導させ、前記可動カッターをステープル脚の外側から内側へ向けて作動させることによってステープル脚の先端部分を切断し、その後、先端部を切断したステープル脚を前記可動クリンチャによって綴じ用紙に沿って屈曲させるようにしたことを特徴とするステープル脚切断機構を備えたステープラー。
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