JP2005199299A - 付着物除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被溶断材に付着した付着物を、人手を要することなく、短時間で良好に除去することができる付着物除去装置を提供する。
【解決手段】 付着物Sが付着した被溶断材10を載置するテーブル3と、このテーブル3上で被溶断材10を移動させる送りローラ5と、先端側を、移動される被溶断材10に摺接するようにして、被溶断材10の移動方向に対して交わる方向に設置された弾性材からなる除去部材6,7,8とを備えており、テーブル3上を移動する被溶断材10を、除去部材6,7,8が摺接しながら付着物Sをこすり取っていく。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空調用ダクトの製作において、板材をプラズマ切断などによって溶断した際に、被溶断材に付着したすすなどの付着物を除去する方法に関する。
空気調和、換気または排煙などに用いるダクト(「空調用ダクト」という)は、その断面形状が矩形(角ダクト)または円形(丸ダクト)に形成され、所望の気流経路に合わせて、直進形、L字形(エルボ)、S字形(Sカーブ)などに形成されている。また、空調用ダクトの材料としては、亜鉛鉄板、耐食性に優れたガルバリューム(アルジンク)鋼板やステンレス鋼板、または防錆・防カビ処理を施した塩ビ被覆鋼板(亜鉛鉄板に塩化ビニルのフィルムを張り付けたもの、あるいは、塩化ビニルを溶着したもの)などが使用されている。
このような空調用ダクトの製作においては、板状の材料(板材)を用いて、たとえば角ダクトでは、概ね次のような工程を経て製作される。すなわち、板材を所定形状に板取りし(耳落しを含む)、ハゼ折りをする。このハゼとは、板と板とをつなぎ合わせるための係合部である。このハゼ折り後に、フランジ折りをして、管状(筒状)に組み立てるものである(例えば、非特許文献1参照。)。
「標準ダクトテキスト」全国ダクト工業団体連合会 編集発行、平成12年9月、p.15−41
ところで、板材を板取りする工程では、プラズマ切断やレーザ切断などによって、板材を所定形状に溶断している。この溶断とは、板材の切断位置をプラズマやレーザなどの熱源で急速加熱し、生じた溶融金属(溶融スラグまたはドロス)を高圧ガス噴流によって排出し、切断溝を作って分離切断するものである。
この溶断の際には、高熱によってすすなどが発生し、このすすなど(付着物)が被溶断材に付着してしまう。この付着物が付着した状態では、外観品質が悪いばかりでなく、次の製作工程(ハゼ折り、フランジ折りなど)での作業性が悪いなどの問題がある。このため、被溶断材に付着した付着物を、ウエス(布)やペーパータオルなどで拭き取っていた。
しかしながら、このふき取り作業は、多大の人手と時間(稼働工数)を要し、製造コストの増大や、納期への影響(納期の遅延)などを招いていた。また、人手によるため、ふき取りの良し悪しが、作業者などによってばらついていた。
そこで本発明は、被溶断材に付着した付着物を、人手を要することなく、短時間で良好に除去することができる付着物除去装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、付着物が付着した被溶断材を載置するテーブルと、このテーブル上で被溶断材を移動させる移動手段と、 先端側を、移動される被溶断材に摺接するようにして、被溶断材の移動方向に対して交わる方向に設置された弾性材からなる除去部材とを備えたことを特徴としている。
(作用)
除去部材の先端側で摺接されながら被溶断材がテーブル上を移動するため、被溶断材の表面に付着物が、被溶断材の移動にともなってこすり取られていく。このように、人手でよらず付着物が除去されるため、バラツキがなく良好な除去が行える。また、テーブル上を移動する被溶断材を、除去部材が摺接しながら付着物をこすり取っていくため、人手でふき取る場合に比べて、短時間に付着物の除去が行える。
また、請求項2に記載の発明は、除去部材を被溶断材の移動方向に対して直交方向に設置し、かつ、複数の除去部材を被溶断材の移動方向に沿って並べたことを特徴としている。
(作用)
除去部材が移動方向に沿って複数設けられているため、それぞれの除去部材によって付着物がこすり取られ(こすり取りが複数行われ)、より綿密に付着物が除去される。
本発明によれば、テーブル上を移動する被溶断材を、除去部材が摺接しながら付着物をこすり取っていくため、人手を要することなく、付着物を短時間に良好に除去することができる。
また、除去部材を移動方向に沿って複数設けることで、より綿密に付着物を除去することができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る付着物除去装置1の概略正面図、図2は、付着物除去装置1の概略平面図である。
図中2は架台で、この架台2の上面に、テーブル3が設置されている。このテーブル3の上側には、支持フレーム4が設け、この支持フレーム4には、テーブル3上で被溶断材10を移動させる送りローラ5と、被溶断材10の表面に付着した付着物Sをこすり取る除去部材6,7,8とが取り付けられている。
送りローラ5は、テーブル3のほぼ中央で、その中心軸を水平にして回転できるように、その両端で支持されている。この送りローラ5とテーブル3との間には、被溶断材10が入り込むための隙間が設けられており、送りローラ5の軸位置(高さ)を調節することで、被溶断材10の板厚に応じた隙間が設けられるようになっている。また、この送りローラ5の外周(ローラ面)は金属製で、この送りローラ5の回転によって、被溶断材10がテーブル3上を移動するものである。その送りローラ5の回転は、架台2内に設置されたモータ9を駆動源とし、減速歯車、ベルトなどを介して、駆動される。なお、送りローラ5の外周は、ゴム製などでもよい。
除去部材6,7,8は、付着物Sをこすり取るヘラの役目をするものであり、被溶断材10の移動方向に対して送りローラ5よりも上流側(最上流側)に除去部材6を設置して、この除去部材6と送りローラ5との間に除去部材7を設置し、さらに、送りローラ5よりも下流側に除去部材8が設置されている。これらの除去部材6,7,8はゴム製で、細長い形状をしており、その長手方向が被溶断材10の移動方向に対して直交するように、設置されている。
これらの除去部材6,7,8の先端とテーブル3との隙間は、除去部材6,7,8の取り付け高さを調節することで、被溶断材10の板厚に応じて調節できるようになっている。ただし、この隙間は、被溶断材10の板厚よりも小さく設定され、除去部材6,7,8の先端側が被溶断材10を摺接するようになっている。例えば、被溶断材10が薄い場合には、この隙間がゼロ(除去部材6,7,8の先端がテーブル3に接している)でもよく、この場合、被溶断材10の介在によって、除去部材6,7,8の先端側が弾性変形し、被溶断材10の表面に摺接する。
被溶断材10は、本実施形態では、空調用ダクトの壁板(外周壁)に用いられるものであり、その素材が亜鉛鉄板で、プラズマ切断によって所定形状に溶断されたものである。そして、このプラズマ切断の際に発生したすすなどの付着物Sが、被溶断材10の表面に付着している。特に、プラズマが照射される側の面とは反対側の面(プラズマ切断機のテーブル側の面)に、付着物Sが多く付着している。この付着物Sが付着した面を上面(除去部材6,7,8側)にして、被溶断材10がテーブル3上に載せられる。
次に、このような構成の付着物除去装置1によって、被溶断材10に付着した付着物Sを除去する動作について、説明する。
まず、モータ9を始動させ、送りローラ5を回転させる。なお、このときの回転方向は、図中矢印のとおり、時計回りの方向である。次に、付着物Sが付着した面を上面にして、被溶断材10をテーブル3上に載せながら、除去部材6側から送りローラ5に送り込む。
すると、被溶断材10が、送りローラ5とテーブル3との隙間に入り込み、送りローラ5が被溶断材10を押さえながら、その回転力によって、被溶断材10を除去部材8側へと送る。
この際、除去部材6,7,8の先端側が被溶断材10の表面に摺接するように、除去部材6,7,8の高さが調節されている。よって、被溶断材10が除去部材6,7,8を通過すると、被溶断材10の表面に付着した付着物Sが、除去部材6,7,8によって、順次こすり取られていく。すなわち、まず最初の除去部材6によって付着物Sがこすり取られ、この除去部材6では除去しきれなかった付着物Sが、次の除去部材7によってこすり取られる。さらに仕上げとして、最終段の除去部材8によって、わずかに残った付着物Sや、送りローラ5に付着した付着物Sから派生した付着物Sなどがこすり取られる。
そして、被溶断材10が除去部材8を通過し終えると、除去動作は終了する。もちろん、付着物Sがもう一方の面にも付着している場合には、その面を上面にして、上記と同じように被溶断材10を送りローラ5に送り込みこめば、その面の付着物Sも除去することができる。
ところで、テーブル3には、各除去部材6,7,8の近傍で、被溶断材10の移動方向に対して上流側に、吸引スリット(図示せず)が設けられている。この吸引スリットは、除去部材6,7,8の長手方向に沿って細長く形成されている。そして、被溶断材10が各除去部材6,7,8を通過し終えた際に、各除去部材6,7,8でこすり取られ、各除去部材6,7,8の先端側にたまった付着物Sが、この吸引スリットを通じて吸塵ダクトによって吸引されようになっている。
このように、被溶断材10をテーブル3上に載せて送りローラ5に送り込むだけで、被溶断材10の付着物Sをこすり取り、除去するこができる。従って、従来の人手による場合と比べて、簡易でかつ短時間に除去作業が行える。また、除去部材6,7,8が付着物Sをこすり取っていくため、人手でふき取るときのようなバラツキがなく、全体にむらなく付着物が除去される。特に、複数の除去部材6,7,8によって、3回にわたって付着物Sをこすり取るため、付着物Sを残すことなく除去することができる。
また、除去部材6,7,8がゴム製であり、かつ、除去部材6,7,8の先端とテーブル3との隙間は、被溶断材10の板厚よりも小さく設定されているため、除去部材6,7,8の先端側が弾性変形しながら被溶断材10に摺接する。そしてこの弾性変形により、被溶断材10との接触面積が増大し、この接触面積の増大と押圧力(摺接力)とにより、除去し難い付着物S(被溶断材10にこびり付いた付着物S)もこすり取ることができる。さらに、ゴム製であるため、被溶断材10を傷つけることもない(かき傷などが生じない)。
なお、ゴム製の除去部材6,7,8に代えて、スポンジ製のものでも同等の効果が得られる。
本実施形態では、被溶断材10の素材が亜鉛鉄板であるが、もちろんこれに限らず、ガルバリューム鋼板やステンレス鋼板などであってもよい。また、プラズマ切断によって発生した付着物Sのみならず、その他の溶断(ガス切断、アーク切断、レーザ切断)によって発生した付着物Sも、除去することができる。
また、除去部材の数についても、本実施形態のように3つに限らず、付着物Sの付着状態(強いか弱いか)や、要求される仕上がり品質に応じて増減してよい。例えば、付着物Sが少なく、かつ付着が弱ければ、1つの除去部材であってもよい。
さらに、本実施形態では、除去部材6,7,8をテーブル3に対向させて(被溶断材10を除去部材6,7,8とテーブル3とで挟むように)設けているが、テーブル3側に設けてもよい。すなわち、テーブル3に除去部材用の長窓を設け、この長窓から除去部材の先端側がのぞくように、除去部材を配置して、被溶断材10の下面(テーブル3側の面)の付着物Sをこすり取るものである。この場合、除去部材と対向して被溶断材10を押さえる板押さえが必要である(板押さえと除去部材とで、被溶断材10を挟む)。
一方、本実施形態では、送りローラ5は一方向のみに回転するようになっているが、ギヤなどを介して正逆双方に回転できるようにしてもよい。これにより、被溶断材10を往復動させ、除去部材による付着物Sのこすり取りを複数回繰り返すことができる。従って、付着物Sをより緻密に除去することができるとともに、この場合には、除去部材の数を減らすことができる。
また、2つの送りローラ5、5を上下水平に設け、この送りローラ5,5で被溶断材10を挟んで、被溶断材10を送るようにしてもよい。
さらに、移動手段は送りローラ5に限らず、例えば、被溶断材10をテーブル3の挿入側(上流側)から押し出す、押し出し機のようなものでもよく、また、被溶断材10をテーブル3の出口側(下流側)から引き抜く(引き出す)、引き抜き機のようなものでもよい。
本発明の実施形態に係る付着物除去装置の概略正面図。 本発明の実施形態に係る付着物除去装置の概略平面図。
符号の説明
1 付着物除去装置
2 架台
3 テーブル
4 支持フレーム
5 送りローラ(移動手段)
6〜8 除去部材
9 モータ
10 被溶断材
S 付着物

Claims (2)

  1. 溶断された被溶断材の表面に、溶断にともなって付着した付着物を除去する付着物除去装置であって、
    付着物が付着した被溶断材を載置するテーブルと、
    このテーブル上で前記被溶断材を移動させる移動手段と、
    先端側を、移動される前記被溶断材に摺接するようにして、前記被溶断材の移動方向に対して交わる方向に設置された弾性材からなる除去部材、
    とを備えたことを特徴とする付着物除去装置。
  2. 前記除去部材を前記被溶断材の移動方向に対して直交方向に設置し、かつ、複数の前記除去部材を前記被溶断材の移動方向に沿って並べた、
    ことを特徴とする請求項1に記載の付着物除去装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009254989A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Key Tranding Co Ltd クリーニング装置およびクリーニング方法
CN104668217A (zh) * 2013-11-28 2015-06-03 芝浦机械电子株式会社 基板处理装置
JP2015127043A (ja) * 2013-11-28 2015-07-09 芝浦メカトロニクス株式会社 基板処理装置

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